本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『もっと「自分のため」に生きていい!』(ジェン・シンセロ)

 お薦めの本の紹介です。
 ジェン・シンセロさんの『YOU ARE A BADASS もっと「自分のため」に生きていい!: すると、才能、自信、お金……必要なものが必要なときにやってくる』です。

 ジェン・シンセロ(Jen Sincero)さんは、コーチ・ベストセラー作家です。

“たった一歩”踏み出すと、見えてくる世界が変わる!

 いちばん輝いていて、いちばん幸せで、いちばん大胆不敵にな自分になる。

 シンセロさんは、これらを成し遂げるには、たった一つ、あることをちょっと変えるだけでいいと述べています。

 必要なのは、人生を変えたいと“願う心”から、変えようと“決める心”に移ることです。

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「願う」なんていうことは、ソファに座ってなにも考えずに、雑誌を見ているあいだにだってできる。
 しかし、「決める」ということは、自分の身を投じ、どんなことがあっても物事をやり遂げ、粘り強く夢を追いかける意志をもつことなのだ。
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 おそらく、今までに想像もしなかったことをする必要があるだろう。
 それに、目に見えないものや、動かぬ証拠をもって「絶対にできない」と思っていたことも、可能だと信じなければならない。
 過去の恐れをぬぐい去り、何度も失敗を繰り返し、心地の悪いことをやってのける習慣をつけなければならない。
 視野の狭い考えを捨て、思いどおりの人生を築くのだと決めた自分の心に、命がけでしがみつかなければならない。
 なぜって? あなたの人生がそれにかかっているからだ。
 なにか本当に最悪な出来事に遭って、はじめて人生が変わった人の話を耳にしたことがあるかもしれない。例えば、ガンにかかったり、電気を止められたりして、転機を迎える人たちのことだ。
 しかし、そんなドン底人生におちいるまで待たなくても、穴から抜け出すことはできる。覚悟を決めさえすればいいのだ。今からはじめればいい。
 私もこれまでいろいろと試してみた。友人たちや心理カウンセラーを相手にいくどとなく嘆いてみたり、必死に働いてみたり、ビールを飲みにいったりしたけれど、なんの成果も得られなかった。
 私が自分の変革に手をつけたときの大きな目的は、お金を稼ぐことだった。
 しかし、やがて気づいたのだ。お金を稼ぐことだけに焦点を当てていてはいけない。お金に対する嫌悪感と恐怖を乗り越えなくては、入るものも入ってこないのだと。そして自己啓発書が家にあふれかえり、手当たりしだいにセミナーを受講し続ける時期が訪れた。
 さらにクレジットカードを使いこんでまで、最初のコーチを雇った。
 しかし驚くべきことに、それからたったの6ヶ月後には、今度は自分が作家を対象にしたオンラインのコーチングビジネスを立ち上げ、収入を3倍にした。今ではその先を行き、世界中を自由に旅して回るくらいのぜいたくができる収入を手に入れ、その合間に執筆をし、講演をし、演奏もし、たくさんの人々に対してさまざまな分野におけるコーチングをしている。
 みなさんが目指す到達点にたどり着くお手伝いをするにあたり、まずはお願いしたいことがある。この本にはとんでもないと思われることが多々書かれているかもしれないが、とにかく受け入れてほしい。そして、心を開くことをおすすめする。そして、自分に向かって叫んでいただきたい。
「心を開け! さもないとつぶれるぞ!」
 私は本気だ。それほど大事なことなのだ。今の自分に満足していないのであれば、そのなにかを変えなくてはいけないからだ。

『もっと「自分のため」に生きていい!』 はじめに より ジェン・シンセロ:著 山川紘矢・山川亜希子:訳 三笠書房:刊

 本書は、「願う」を「決める」に変えることで、思い通りの人生を送るための方法をまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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人生の主導権を握っているのは「潜在意識」

 シンセロさんは、ほとんどの人は、他人の信念にもとづいてつくられた幻想の中で生きていると指摘します。

 私たちは、ふだん自分が把握しているレベルの思考をつかさどる「表層意識」と、心の奥深くに知らずしらず息づいている「潜在意識」の二つをもっています。

 表層意識は、粘り強いがんばり屋さんのようなものだ。思考から思考へとひっきりなしにくるくる回り続け、寝ているあいだだけ停止する。そして目が開くと同時にまたその活動を開始するのだ。私たちの表層意識は、脳の中にある「前頭葉(ぜんとうよう)」という部分がかかわっており、思春期前後でやっと完全に成熟する。
 一方、潜在意識は脳の中でも分析力をもたない部分で、ヒトはこの部分が成熟した状態で生まれてくる。感情だとか本能、スーパーマーケットのド真ん中で耳をつんざくような叫び声を上げてかんしゃくを起こす、といった物事をつかさどる部分だ。そして、乳幼児期に外からくる情報をしまい込む場所でもある。

 潜在意識はなんでも信じてしまう。フィルターがないからだ。真実かそうでないかという違いがわからない。家族の中で金儲けの才能がある人と一人もいないと両親にいわれれば、それをうのみにする。
 結婚生活とは、お互いの顔を殴り合い、傷つけ合うものだと示されれば、素直にそういうものだと信じてしまう。
 赤い服を着た太っちょのおじいさんが煙突から降りてきて、プレゼントをくれるのだとわれれば、もちろん信じてしまう。
 だから大人がそのほかにもいろいろな情報を吹き込んだら、信じるのが当然なのだ。
 潜在意識は分別のつかない小さな子どもと同じだ。私たちは文字どおり、幼くてまだ分別がつかないころ、つまり、表層意識をつかさどる前頭葉が未発達なころに、潜在意識がため込む情報の大部分を受けとる。
 そうした情報は周囲の人々の言葉であったり、笑顔、しかめ面、重いため息、片方だけが上がった眉、涙、笑い声といったものを介して、フィルタリングする能力もないままにとり込まれ、小さくてやわらかい潜在意識の中に真実(信念とも呼ばれる)として食い込む。
 人は知らずしらず、その信念をずっと引きずり続けている。つまり、そのことを理解するのが、とても重要なポイントになる。まとめると次のようになる。

 1 潜在意識には、人生の未来図(シナリオ)が入っている。幼児期にフィルタリングなしで集められた情報、つまり「信念」といわれるものをもとにして動いている
 2 たいていの人は、人生をつかさどる潜在意識の信念にまったく気がついていない
 3 表層意識はやがて成熟し、働きはじめる。しかし、どんなに大きく、かしこく、偉くなった表層意識でも結局は、潜在意識の中にある信念にコントロールされてしまう。
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 表層意識は、すべてをコントロールしていると思っている。けれどじつはそうではない。
 潜在意識は「考える」ことをいっさいしないが、主導権を握っているのはこちらだ。
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『もっと「自分のため」に生きていい!』 PART 1 より ジェン・シンセロ:著 山川紘矢・山川亜希子:訳 三笠書房:刊

 願ったことが、現実にならない。

 その原因はすべて、潜在意識の中の信念が、表層意識や心が望んでいる事柄や体験と大きくずれていることにあります。

 つまり、片ほうの足はアクセルを、もう片ほうの足はブレーキを踏みながら車を運転するようなものです。

 心の奥底に眠っている、潜在意識を変えること。
 それが、願望実現のカギだということですね。

「私」と「あなた」の問題に線を引く

 自分が望む職業に就き、才能を最大限に活かしたい。

 シンセロさんは、そう考えるのであれば、他人の目にどう映るかなんてくだらないことを考えて、自分の貴重な時間をムダにしてはならないと強調します。

 これができれば、どんなに解放された気分になれるだろうか。
 10代、20代のころは、他人の意見が自分の行動のすべてに影響する。正しい方向に進む人であれば、歳を重ねるごとに他人に惑わされることが少なくなってはくるのだが、完全にこういった無意味な束縛から逃れられる人は非常にまれだ。
 一方、人生についての決め事をするときに自分に問いかけなければならないのは、じつをいうと次の事柄ぐらいのものだ。

 1 これは自分が「なりたい/したい/もちたい」と思うものだろうか
 2 自分が進みたい方向に向かえるだろうか(義務感にかられて進むのではなく)
 3 これをする過程で誰かを犠牲にしないだろうか※

※「誰かを犠牲にする」の定義は、誰かのお金を奪いながら程度の低い仕事をすること、資源を破壊すること、ある集団から搾取(さくしゅ)することなどであり、母親をがっかりさせるとか父親に認めてもらえない、友だちをひどく怒らせる、といったことは誰かを犠牲にすることとはみなされない。

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 他人の目を恐れて生きていると、自分がとるに足らないものだという考えによって人生をつまらなくしてしまう。本当は、ありのままの自分を祝福するべきなのだ。
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 たしかに、他人の意見を気にすることは私たちに備わっている生存本能だ。部族から追いやられようものなら、凍え死ぬか餓死するか、オオカミに食われるかしかなかったのだから。
 けれど、もう一つのシナリオも考えられる。部族を追い払われたら、自分にもっと合った部族を立ち上げるか、よそで見つければいい。そうすれば、あなたが大好きな、気の合う人たちに囲まれて本当にやりたいことができるだけでなく、ひょっとするとある日、以前の仲間の名前すら忘れ去っている自分にふと気づくかもしれない。
 これまでに何か大きなことや新しいことを成し遂げた人で、安全地帯の中にとどまったまま成功した人は一人もいない。彼らはあざ笑われる、失敗する、ときには、死ぬかもしれないといった危険を冒したのだ。
 ひとたび群れから外れ、本来の自分の輝きを見出したあかつきには、銃殺隊のごとくあなたの目の前に、あれこれ意見し、攻撃する人たちが現れるだろう(とくにみんなの安全地帯からはみ出て、なにか大きなことをしようものなら、なおさらだ)。
 だから多くの人たちは怖(お)じ気づき、本当に望む人生から大声を上げて逃げ出してしまう。

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 自分の言動の責任はあなた自身にある。
 一方、まわりの人がとやかくいおうがいうまいが、それはあなたの責任ではない。
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『もっと「自分のため」に生きていい!』 PART 2 より ジェン・シンセロ:著 山川紘矢・山川亜希子:訳 三笠書房:刊

 自分がやりたいことをする。
 そのためには、何ごとにも負けない、強い信念が必要です。

 本当にやりたいのならば、どんな状況にあっても諦めないでしょう。
 できないことを、周りの人や環境のせいにするのは、言い訳にすぎません。

 自分の「内なる声」に耳を傾け、最高の人生を生きるか。
 周囲の目を恐れ、自分を殺して生きるか。

 まさに、運命の分かれ目といえますね。

「与える」ことが、強運を引き寄せる!

 シンセロさんは、与えることは私たちの最大の喜びであり、それはもっとも恐れを知らない、最強の振る舞いだと述べています。

 豊穣は宇宙にあって、好きなだけ与えることができると信じていれば、私たちは波動を高め、信念を強め、いい気分になれる。
 恐れがあるとき、私たちは十分にあるということが信じられずに、今もっているものにしがみつこうとしてしまう。エネルギーを遮断して、分かち合うことを恐れ、いちばん避けたいものに集中して、それをつくり出してしまっている。
 そのいちばん避けたいものとは、「不足する」ということだ。
 私たちは「与えて受けとる宇宙」に住んでいる。吸っては吐き、生きては死に、ののしっては称賛して。物事はお互いに関係し合っている。すべての行動は、同等の反発の作用がある。なので、与えれば与えるほど、受けとるものが増える。逆もまた真なり。
 それは事実ではない、と思うかもしれない。「人から奪う以外なにもしないし、なにも与えない人、知っているよ」と。しかし、「奪う」ことと「受けとる」ことは、エネルギー的にまったく別物である。押しつけと収奪は、恐怖にもとづいているが、与えることと受けとることは感謝と、フローの受容である。
 多発性硬化症という難病にかかった人で、治療の一環として29日間にわたって、29のものを人に与えるようにいわれた人を知っている。最初は「バカげている」とほったらかしにしていたが、病状が悪化して、とうとう試さざるを得なくなった。
 最初は病気の友だちに電話して、お見舞いをいった。それから毎日、人になにかを与え続けたら、すぐに自分が楽しく、ワクワクしていることに気がついた。
 14日目には、体調もよくなり、仕事も順調にいくようになった。さらには、この活動を広げるブログをはじめて、1万人以上のフォロワーとともに、毎日なにか与える活動をはじめた。彼女のブログは最終的に書籍として出版され、アメリカでベストセラーになった。
 もし「いいこと」や感情を引き寄せたいのなら、こんな方法がいいだろう。

 1 賛同できる社会活動を1つか2つ見つけて、毎月支援をしよう。かけられる時間やお金はどれだけでもいいが、習慣になるくらい恒常的に、自分の一部になるように、続けること。月5ドル(約500円)でも意味がある。
 2 自分が世界一好きと思うものをなにか一つ、本当に喜んでくれる人にあげよう。できれば、それがどこからその人のところにやってきたのかわからないようにするとよい。
 3 チップを置くときはいつもより1ドル余分に置いてみよう。
 4 誰かに意地悪されたら、しっぺ返しをしてその人のレベルまで落ちてしまうよりも、愛を与えて相手を引き上げてあげよう。
 5 笑顔。できるときはいつでも人を笑わせよう。
 6 いつもなら「相手の迷惑になるかも」と思って受けてない招待を受けてみよう。相手に「与えるチャンス」を与えよう。
 7 立ち止まって、与えて受け取ったときの素晴らしい感情を体全体で味わってみよう。
  波動を高めて、よりよいことが自分に向かってやってくるのを期待しよう。
 8 自分を大好きになろう。
  そうすると、まわりのみんなも恩恵を受ける。

『もっと「自分のため」に生きていい!』 PART 3 より ジェン・シンセロ:著 山川紘矢・山川亜希子:訳 三笠書房:刊

 何かを「与える」という行為は、その「与えるもの」を、すでに持っていることを意味します。
 与えることは、自分が、すでに豊かであることを教えてくれます。

 手放すときに、不安を感じるのか、感謝を感じるのか。
 潜在意識に刻み込まれる信念は、まったく真逆のものになりますね。

 与えることで、エネルギーの流れは、循環し始めます。
 まずは、感謝を込めて与えることから始めましょう。

「恐怖」の向こう側に自由がある

 自分が望む生き方に一歩踏み出すのに、最も大きな足かせとなるのが、「恐怖」です。

 未知の物事を始めるときに感じる恐怖から抜け出す。

 シンセロさんは、そのためのヒントとして今のチャレンジを未来から眺めてみて、成功を収めた自分を想定してこの事を思い返してみることを勧めています。

 私は、なにかに怖じ気づいたときはいつも、はじめてインドへ旅に出たときのことを思い出すようにしている。一人で海外に行きはじめたころのことだった。
 インド行きのチケットを買ったのだが、途端にドキリと考え直した。自分はいったい何を証明しようとしているんだろう。何のためにこんなことをしているんだろう。
 それまで、たった一人でそんなに遠くまで行ったことなど一度もなかった。知っている人いなければ、言葉も通じない。何が起こるかもわからない。
 私ひとりでだだっ広い土地をさまよい歩き、忽然(こつぜん)と姿を消すようなことになったらどうしよう。そうなっても私の愛する人たちは、私に何が起こったのか知るよしもないのだ。
 妄想はふくらみ続け、大けがをして行けなくなればいいとか、もしくは親友が死んでしまえば、旅に出なくてもすむんじゃないかとさえ思いはじめていた(なぜかわからないが、単にチケットをキャンセルしてしまえばすむ、という発想はまったくなかった)。
 しかし、運よく誰ひとり死ぬことはなかったのだが、私は葬式にでも出るような心持ちで空港へ向かった。飛行機に搭乗すると、隣りに座ったのはとてもきれいなインド人の女性だった。ピンクのサリーと大きな金のイヤリングを身につけたその人は、私のほうを向いてにっこりとほほ笑み、「チョコレートいかが?」と差し出してくれた。そのとき私はやっと実感できた。
 おバカさんね、私は独りぼっちなんかじゃないじゃない。たくさんの人々に囲まれているのよ。人間のもっとも基本的なニーズは、つながることなんだ。
 そうして私はその後の2ヶ月間、インドを旅しして回り、この国は地球上のどこよりも抜群に好きな場所になった。しかも旅行好きに火がついて、私の人生は完全に変わったのだった。
 この出来事や、自身のほかの経験を通じて、何度も次のことを確信した。
「恐怖は最大限の時間のムダである」
 恐怖は人の心の中だけのもので、実際のあなた自身を前にすれば力を失う。

『もっと「自分のため」に生きていい!』 PART 4 より ジェン・シンセロ:著 山川紘矢・山川亜希子:訳 三笠書房:刊

 初めてのことをするときは、誰でも不安でいっぱいになるものです。
 どうしても、ネガティブな方向に妄想がふくらみがちになります。

 ただ、実際にやってみると、「たいしたことがなかった」と拍子抜けすることの方が多いですね。
 まさに、「案ずるより産むがやすし」です。

 チャレンジすることは、結果にかかわらず、大きな経験となります。
 不安に負けずに、行動に移したいですね。

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 シンセロさんは、みなさんには、なんでもかなうという信念をもって、夢を追いかけ続けてほしいと強調されています。

 人間関係、お金、会社、家族・・・・・。
 夢を阻む外的な要因は、たくさん存在します。

 ただ、最も大きな問題は「心の中」にあります。

「自分には、能力がない」
「自分は、そういう人間にはなれない」

 そんなネガティブな思いが、強力なブレーキとなって、夢の実現を遅らせます。

 本書は、「なりたい自分」になる扉を開くための勇気を与えてくれます。
 挫けそうになる自分を、後ろから優しく支えてくれる、そんな言葉にあふれた一冊です。

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