本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『いいことだけを引き寄せる結界のはり方』(碇のりこ)

 お薦めの本の紹介です。
 碇のりこさんの『いいことだけを引き寄せる結界のはり方』です。

 碇のりこ(いかり・のりこ)さんは、スピリチュアルセラピスト、心のブロック専門家、ビジネスコンサルタントです。

「引き寄せられない」人ほど、引き寄せ上手!

「引き寄せの法則を実践したけれど、うまくいかない」

 そんな悩みを抱えている人は、多いです。

 碇さんは、実は「引き寄せられない」「ネガティブなことばかり起こる」という方も、引き寄せはうまくいっていると述べています。

 うまくいかない理由は、ネガティブなことばかりを上手に引き寄せているからです。

 引き寄せの法則は、数ある宇宙の法則の一つで、「すべての人だけでなく、あらゆる物事が自然と行われている法則」です。
 ですから、みなさんが「望む・望まない」にかかわらず、また「難しい・難しくない」「できる・できない」という次元でもなく、自然と「起こっている」ことなのです。
 つまり、多くの人が「引き寄せられない」「うまくいかない」と感じているのは正しくありません。
 問題はそこではないのです。
 引き寄せられないと悩んでいる人の本当の願いは、

「イヤなことを引き寄せずに、いいことだけ引き寄せたい」

 ということだと思います。
 あなたが起こしたい引き寄せは、「いいことだけ」ですよね。

 運のいいことばかりを引き寄せたい
 お金を引き寄せたい
 運命のパートナーと出逢いたい
 もっと愛されるようになりたい
 ビジネスのチャンスを手に入れたい
 自分のやりたいことで、成功を手に入れたい

 本書では「ネガティブなもの、望んでいないことは引き寄せないで、いいことだけを引き寄せるメソッド」をご紹介します。
 そのキーワードが「結界」です。

『いいことだけを引き寄せる結界のはり方』 はじめに より 碇のりこ:著 フォレスト出版:刊

 本書は、さまざまな「結界のはり方」を紹介し、いいことだけを引き寄せる具体的なノウハウをまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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いらないものを「引き寄せない力」

 ネガティブなことが起こるのは、潜在意識がネガティブになっているからです。

 人は、ポジティブなものごとよりも、ネガティブなものごとにフォーカスしやすいです。

 気持ちの落ち込むような出来事。
 仕事上のトラブルや人間関係のトラブル。

 こんなネガティブなものを引き寄せないようにする。
 そのための方法が「結界をはること」です。

 結界とは、目に見えないバリアのようなものです。キレイなところとキレイじゃないところ、自分のスペースと他人のスペースのように、目に見えない空間にある区切りを指しています。
 結界というと、おどろおどろしい印象があるかもしれません。宗教的なものだったり、儀式的なものだったりをイメージする方もいらっしゃるかと思います。
 でも私たちが結界と意識していないだけで、実は身近にあるものです。
 いちばんわかりやすいのが神社の鳥居ですね。
 鳥居をくぐると背筋が伸びるような感じ、空気が変わる感覚を覚える人も多いでしょう。鳥居は、神様の領域と私たち人間の世界との区切りそのものです。
 また、茶道の世界でも、関守石(せきもりいし)や留め石と呼ばれる縄で結わえた石を置き、結界をつくるとされています。
 ほかにもいろいろありますが、結界というのは、人間が昔から意識的に行ってきた「空間や領域を守る方法」なのです。

 私がこの本でお伝えする結界は、よりパーソナルで、一人ひとりが日常的に使えるものをご紹介していきます。
 お札などを使う方法だけではなく、浄化のやり方、波動(エネルギー)、言葉の使い方、潜在意識のあり方、モノの選び方など、広い意味での結界のはり方があります。
「結界をはる」というと、ちょっとオカルト寄りの印象になってしまうのが残念です。私だって、おどろおどろしいのは苦手です(笑)。
(中略)
 結界をはることのメリットは、
「自分の外側にあるネガティブなエネルギーを自分の領域内に入れなくする」

 ことです。
 結界をはることで、いらないもの、望んでいないもの、邪気、苦手な人など、ネガティブなものから心と体を守り、すべてを引き寄せないようにすることができるのです。

『いいことだけを引き寄せる結界のはり方』 第1章 より 碇のりこ:著 フォレスト出版:刊

 潜在意識には、「良い」「悪い」の判断はできません。
 取り入れたエネルギー(波動)をすべて、現実化させようと働きます。

 ネガティブな低い波動が入ってこないよう、結界でシャットアウトする。
 そうすれば、自然とポジティブな高い波動で満たされるようになる。

 なるほど、理にかなった願望実現法です。

「言葉」で結界をはる

 結界をはるために、重要なのが「エネルギー(波動)」です。

 私たちの体、部屋にあるテーブルやイス、木や花。
 それらも含めて、すべてのモノは分解すると、同じ「素粒子」でできています。

 素粒子は、つねに揺れて振動しています。
 その振動がエネルギーであり、波動です。

 波動のエネルギーには、以下のようなルールがあります。

  • 人やモノ、空間などあらゆるものには波動のエネルギーがある
  • 波動には、「高い波動」と「低い波動」がある
  • 低い波動は、同じように低い波動のものを引き寄せる
  • 高い波動は、同じように高い波動のものを引き寄せる
  • 波動のまわりのエネルギーに影響を受け、高くなったり、低くなったりする

 結界は、ネガティブな低い波動は入ってこないようにして、高い波動だけが入ってくるようにするものです。

 私たちがいつも口にする「言葉」でも、結界をつくることができます。

 碇さんは、日頃からポジティブな言葉をよく口にする人は、言葉による結界ができていますし、その言葉のパワーに守られていると述べています。

 あなたが意識して良い言葉だけを選んで話すようになると、その言葉と同じ波動を持つポジティブなエネルギーやパワー、人がどんどん引き寄せられます。
 いつも、
「あの人のせい」
「あの人ずるい」
「ムカつく」
「私なんてどうせ・・・・・」
「ついてない」
「やってらんない」
 といった波動の低い言葉を口にしていると、必ず同じような波動のネガティブな人や出来事を引き寄せてしまうんですね。
 ですから、

「きっと大丈夫!」
「ラッキー!」
「やればできるかも」

 といったポジティブな言葉を意識して口に出してみてください。意識的に口に出すことをくり返していると、それが潜在意識にも定着していきます。
 そうすると、本当にラッキーな出来事を引き寄せるようになっていきます。
 無意識のうちに口にしている言葉は潜在意識にある言葉なので、もし「口ぐせ」がネガティブな言葉になっているなら、今すぐ意識してみてくださいね。
(中略)
 それでは、効果抜群の「運を上げてしまう方法」をお伝えします。
 いつでもポジティブでいられればいいのですが、どうしてもネガティブな気持ちが出てきてしまうときもありますよね。
「どうせ私なんて・・・・・」と思ってしまうようなときには、ネガティブをポジティブに変換してしまう言葉を使いましょう。
「どうせ私なんて、運が上がっちゃう」

 と口にしてみてください。そのほかにも、

「どうせ私なんて、お金が入ってきちゃう」
「どうせ私なんて、幸せになっちゃう」
「どうせ私なんて、うまくいっちゃう」

『いいことだけを引き寄せる結界のはり方』 第2章 より 碇のりこ:著 フォレスト出版:刊

「言霊」という言葉もあるように、言葉もエネルギーです。

 発した言葉を、最も聞いているのは自分です。
 つまり、そのエネルギーの影響を最も受けるのは、自分自身です。

 ポジティブな言葉を使いまくって、強力な「言葉の結界」を張り巡らしましょう。

身のまわりに「トキメクもの」を置く

 日常生活では、身のまわりを浄化することで、結界を強めることができます。

 碇さんが心がけているのは、「身のまわりのモノは自分が本当に好きなモノだけを選ぶ」ことです。

 自分の大好きなものだけに囲まれる生活をイメージしてみてください。
 なんだかワクワクしたり、ときめいてきたりしませんか?
 この、ときめく気持ちがとても大切で、それが自分の波動を上げることにつながるのです。
 部屋の中は、あなたが長く過ごす空間です。
 自分が本当に好きで欲しくて買ったものは高い波動を持っていますから、空間を浄化してくれますし、自分の気持ちも高めてくれることにつながります。

 また、外出するときの持ち物も、自分に強い影響を与えています。
 例えば、お財布などは毎日手に持って使っていますよね。こうしたモノも、自分が本当に好きなモノを選んでください。
 見るたびに、使うたびに嬉しくてワクワクするものを持つことで、とっても心が豊かになるのです。
 そして潜在意識にもその豊かさが伝わり、どんどん「好きなものを買うことができる私」になっていきます。
(中略)
 モノにも波動があります。
 欠けてしまった食器や、こわれたモノ、落ちない汚れのついた敷物などは、波動が低く、そのまわりの波動も引き下げてしまいます。すると、さらに波動の低いものを引き寄せてしまうのです。
 ですから、「もったいない」からといって使うことはやめましょう。
 塩や炭などで部屋を浄化しようとしても、そうした波動の低いモノがたくさんあると、その効果も出にくくなってしまいます。
 欠けたり、こわれたり、洗っても落ちないほど汚れてしまうということは、そのモノの寿命が来たということです。
 これまでのそのモノとの思い出に「ありがとう」と感謝をして、気持ちよく処分しましょう。

『いいことだけを引き寄せる結界のはり方』 第3章 より 碇のりこ:著 フォレスト出版:刊

 自分の身のまわりが、高い波動のモノで囲まれている。

 すると、高い波動になり、自分の心も満たされ、「好きなものを買える私」と潜在意識は認識して、お金も引き寄せることができるようになります。

 ぜひ、試してみたいですね。

人間関係の結界をつくる「卵オーラ法」

 人間関係において、碇さんがオススメする結界のはり方。
 それが「卵オーラ法」です(下図を参照)。

 苦手な人を引き寄せないという効果もありますし、どうしても苦手な人と接する必要があるときにも役立ちます。私も、目の前の人のネガティブなものを受け取りたくないときなどにはこのワークを行って結界をはっています。
 その効果は抜群で、相手のネガティブな言葉はただ自分のオーラの卵のまわりを素どおりしていきます。だから、ネガティブな影響を受けることがなくなります。
 人ごみのネガティブなエネルギーや邪気から守ってくれますので、朝行うことをオススメします。

『いいことだけを引き寄せる結界のはり方』 第5章 より 碇のりこ:著 フォレスト出版:刊

図 人間関係の結界をつくる 卵オーラ法 結界のはり方 第5章
図.人間関係の結界をつくる「卵オーラ法」
(『いいことだけを引き寄せる結界のはり方』 第5章 より抜粋)

 どうしても近づきたくない人がいる。
 周囲の人間に影響されやすい。

 そんな人は、とくに、毎朝の習慣にしてみてください。

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 結界をはるときのポイント。
 それは、あなたが「好き」「楽しい」「ワクワクする」と思うものを実行することです。

 碇さんは、あなたが楽しいと思いながら結界をはることが、イヤなことを引き寄せずに望むものだけを引き寄せることにつながるとおっしゃっています。

 願望実現にもっとも大切なのは、自分の「心の持ちよう」。
 結界は、それをサポートしてくれる手段だということですね。

 低い波動のエネルギーを寄せつけないことで、高い波動のエネルギーを保つ。
 そのための方法として、「結界をはる」ことはうってつけです。

 皆さんも、本書を片手に、気に入った「結界」を試してみてください。

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