【書評】『こうして宇宙銀行から「幸せなお金」がやってくる』(山富浩司)
お薦めの本の紹介です。 山富浩司さんの『こうして宇宙銀行から「幸せなお金」がやってくる』です。
山富浩司(やまとみ・こうじ)さんは、引き寄せを加速させる専門家です。 「心のブレーキを外すと、人生は加速してよくなる!」をテーマにしたセミナー、講演を年に300回以上行われるなど、精力的にご活躍中です。
宇宙銀行から「幸せなお金」をどんどん引き出そう!
山富さんが、本書で伝えたいこと。
それは、「『幸せなお金』を自在に手に入れる方法」です。
一度「その方法」を知ると、後は自動的に、そして無限に「幸せなお金」が入ってくる
ようになります。
さらには、「幸せなお金」以外でも引き寄せが自在に起こせる
ようになります。
「えっ? お金を稼ぐのと、幸せを手に入れることは、どう違うの?」 そんなお金が聞こえてきました(笑)。 「幸せなお金」とは、それが手に入ったときに、自分はもとより、まわりの人も幸せになっていく。そんな素敵なお金です。自分だけではなく、まわりの人にも幸せと笑顔が広がっていく。私はそんなお金のことを「幸せなお金」と呼んでいます。
さらにはその「幸せなお金」を汗水たらして稼がなくても、「自動的に入ってくる禁断の方法」を、あなたにお伝えしていきます。「どうやって手に入れるか」ということさえ、あなたは考える必要はありません。「そんなうまい話なんてないよ〜」 そんなお声も聞こえてきました(笑)。 でも、もし本当にそんな方法があるとすればどうでしょうか? あなたが無限の富や「幸せなお金」を得て、同時にあなたのまわりにいる大切な方も、さらに幸せになっている。そんな世界を、あなた自身が自在に創れるとしたら。 さらには「幸せなお金」以外にも、「人間関係」「恋愛」「結婚」「家庭」「仕事」「趣味」「健康」「ビューティー」「夢」。それらを思い通りに自在に叶える方法を手にされたら、あなたの人生はどう変わるでしょうか? (中略) 私は「宇宙銀行」という最高の預け先を知っています。 「幸せなお金が自動的に入ってくる禁断の方法」の鍵はこの宇宙銀行にあります。本書ではそこへの預け方と引き出し方を公開させていただきます。
「お金は愛のエネルギー」です。決して悪いものではありません。私が提唱する「幸せなお金」を手に入れられることで幸せの輪が広がっていきます。あなたやあなたの大切な家族や仲間、さらにはより多くの方が笑顔になっていかれることと思います。 さあ、一緒に「幸せなお金」を引き出しに、「宇宙銀行」にまいりましょう!
『こうして宇宙銀行から「幸せなお金」がやってくる』 はじめに より 山富浩司:著 大和出版:刊
本書は、山富さんが30年かけて築き上げた「幸せなお金を無限に得る方法」と「人生を眩しく輝くものに変える方法」のノウハウをまとめた一冊です。 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
こうすれば「預金」は一気に増える!
引き寄せには、どんな場合もの当てはまる「公式」があります。
山富さんが提唱する「引き寄せの公式」は、以下のとおりです。
D=E+H−B2
「D」とは、「ドリーム(Dream)」の頭文字の「D」です。 「E」とは、「エネルギー(Energy)」の頭文字の「E」です。 「H」とは、「HOW」の頭文字の「H」です。 「B2」は、Bの2乗、「心のブレーキ」を2種類外すという意味です。
この公式にある「E」、エネルギーには、2種類あります。 「身体のエネルギー」と「心のエネルギー」です。
身体のエネルギーの高い状態とは、文字通り身体が健康で力がみなぎっている状態
です。
心のエネルギーが高い状態とは、心の中がワクワク幸せで満たされている状態
です。
山富さんは、「心と身体のふたつのエネルギー」は、宇宙銀行から「幸せなお金」を得るための基盤
となると述べています。
通常の銀行同様、宇宙銀行にも「まずは預ける」ことが重要です。
宇宙銀行に預けるものは、「愛と感謝」です。
山富さんは、宇宙銀行への、あなたの愛と感謝の総量が一定量を超えたとき、「幸せなお金」が、あなたに自動的に流れて
くると述べています。
宇宙銀行の預金を増やすため、「感謝預金」をスタートさせましょう。 ありふれた日常は、実は奇跡の集まりです。 家族がいること、友達がいること、健康でいられること、食べるものがあること、家があること、お水や電気が使えること、自由な仕事に就けること。 私はそんな「あたりまえ」を一瞬ですべて失った経験があります。 そのとき初めて思いました。
「日常は奇跡の集まり」
そう、「あたりまえ」は、「大当たり!」が「目の前」にあるから「当たり前」と書くのです。 そんな日常の中の「大当たり〜」に感謝する癖をつけていくことで、宇宙銀行の預金は一気に増えていくのです。 宇宙銀行への「感謝預金」を楽しく増やしていける方法があります。 それが「ありがとうノート」です。 「ありがとうノート」の書き方はとっても簡単です。 お気に入りのノートを用意します。あとは「その日に感じた嬉しかったこと」を書いていくだけです。 他の人に見せるノートではありませんので、あなた自身が嬉しかったことを箇条書きで書くだけで大丈夫です。 「ありがとうノート」は、毎日書きます。気がついたときに書くようにすると楽に書けます。一日わずか数分の「ありがとうノートの習慣」。気がつけば、あなたの「宇宙預金残高」は大きく増えていくことでしょう。
『こうして宇宙銀行から「幸せなお金」がやってくる』 Chapter1 より 山富浩司:著 大和出版:刊
かけがえのない大事なものほど、私たちの身近に「あたりまえ」に存在します。
そういうものほど、普段はその大切さに気づきません。 そして、なくしたときに、ようやく気づかされるものです。
「ありがとうノート」を書くことは、そんな「大事なこと」に気づくこと。
自分がすでに「幸せな環境にある」ことがわかれれば、自然と感謝の気持ちも湧いてきますね。
「お金がほしい」と強く願うと逆効果
「お金のブロック」の正体。
それは、潜在意識の中に入っている「幼少期からの、お金へのマイナス感情を伴った記憶」
です。
つまり、「お金へのマイナス感情」をいかになくすかが重要となります。
山富さんは、お金に対する「行き過ぎたネガティブな感情」をコントロールできる具体的手法を身につけているかどうかが「幸せなお金」をどれだけ手に入れられるかの鍵
だと述べています。
「お金がほしい」。そんな状態にあるときは、お金を得ることを強く願っている場合がほとんどです。 経営者や会社員でも同じです。「売り上げを上げなければ!」そう強く思えば思うほど、実際には売り上げは下がっていくのです。 なぜなら強く願っていること自体が、「できなかったらどうしよう」という「お金のブレーキ」が掛かっている状態だからです。 「できて当然」と思っていることならば強く願うことはありません。「お昼ご飯はカレーにしよう」と、さらりと思われるはずです。 「カレーライス〜!! 絶対食べてやる〜!! ウォ〜!!」などという人はいないはずです。そんな人がいたら怖いです(笑)。 お茶やデザートもそうですよね。歩いたり、服を着替えたりも同じです。どれも強く「絶対にやってやる! ウォ〜!!」なんて人はいません。 お金も同じです。「これくらいなら大丈夫」というお金がほしいときには、人は強く願うことはありません。「ガリガリ君を買うためのお金がほしい〜!! ウォ〜!!」ということにはなりません(笑)。「絶対大丈夫」と思っているからです。 それがある一定量を超えたお金になると、急に強く願ってしまう場合があります。 「今年中に収入倍増〜!」「業績120%アップ!」「〇〇資金を絶対に半年以内に貯めるぞ〜!」などがそうです。私なら「ガリガリ君を大人買いするぞ〜!」でしょうか。 そんなふうに「強く願っている」状態では、潜在意識では「できるかな」「できなかったらどうしよう」といった「不安」でいっぱいです。「お金への不安」がある状態で計画を立てたりアクションを取ったとしても、うまくいくことはありません。
「引き寄せの正体と求心力は感情」だからです。
このことは前にも書きましたが、最新の素粒子物理学で明らかにされているように、感情は特定の周波数を出します。そして同じ周波数を持ったもの同士は共振し引き寄せ合います。これが「引き寄せ」の科学的根拠であり仕組みです。 「できなかったらどうしよう」という「不安」や「怖れ」があれば、それらと同じ感情を伴う現象を引き寄せるのです。 逆を言えば、それらの「不安」や「怖れ」を手放す方法を身につけておけば、あとは「自動的に」幸せなお金は流れてきます。
『こうして宇宙銀行から「幸せなお金」がやってくる』 Chapter2 より 山富浩司:著 大和出版:刊
強く願うことは、「できなかったら」という不安の感情の裏返し。
不安になればなるほど、体中に力が入ります。 逆に、安心してリラックスすればするほど、余計な力が抜けます。
「引き寄せの正体と求心力は感情」
ぜひ、覚えておきたいですね。
「余分な出費」は、引き寄せの大チャンス!
お金に対するネガティブな感情をなくし、ブロックを外す。
そのためには、お金を支払うときに「出ていく」のではなく「入ってきた」と思うようにする
ことがコツです。
山富さんは、その金額を喜んで出すことで、自身の潜在意識には、「私には幸せなお金が十分に流れてくる」と刻み込まれて
いくと述べています。
余分な出費があったときには、どうすればいいのでしょうか? 答えはとってもカンタンです。喜ぶだけでいいんです。 「やったぁ〜、300円の差で、こんなに香り高いコーヒーが飲める〜」 「スタバのコーヒーは、やっぱりおいしいなぁ〜」 「私はセレブ!」(笑) こんな感じであれば、なんでもかまいません。 お店にお金が「入っていく」ことを喜ぶことも、さらに有効です。 お店に「入った」お金は、多ければ多いほど、いずれあなたに返ってくるからです。 下流にたくさんお水を流すと、上流から綺麗な水がたくさん流れてくるのと同じです。 「下流に綺麗な水を流すのは、もったいない」 そう思って川の流れをせきとめると、川は濁ってしまいます。
ちなみに、この「引き寄せの公式」は、金額の大小に差はありません。 大きな額の出費であっても、同様に考えることで、その後の「引き寄せ」が変わってきます。 お金を払うときに「うわ〜、入ってきた!」と考え方を変えることで、私自身、5年前にリストラされ、全財産がわずか2万円だったのが、今では総理大臣の年収を超えるほど大幅に増えています。 貯めることより、使うときの感情を大切にしてきたからです。
お金を支払うときに「出ていく」のではなく「入ってきた」と思うようにする。 この方法は、とても強力です。あなたも、ぜひ試してくださいね。
『こうして宇宙銀行から「幸せなお金」がやってくる』 Chapter3 より 山富浩司:著 大和出版:刊
お金の正体は、「エネルギー」です。 上手に循環する仕組みをつくることが、何よりも重要です。
入ってくること以上に、出ていくことが大切。 お金についても、目先の利益にとらわれず、より高い視点から捉えたいですね。
「お金への不安」を外す方法
せっかく宇宙銀行から「幸せなお金」を引き出そうとしても、「できるかな」と不安な気持ちがあれば、引き出すことはできません。
それは、顕在意識より潜在意識の中にある「感情」が引き寄せの求心力であり鍵
だからです。
逆を言えば、お金への不安や心配を外すことができれば、「幸せなお金」は自動的に流れてきます。 「お金への不安や心配を外す手法。それこそが「究極の引き寄せのマスターキー」です。
かつての私は「幸せなお金を引き寄せるぞ〜」そう強く思いながら「できるかな」と不安でいっぱいでした。「収入を上げよう」そう思いながら「上がらなかったらどうしよう」と心配していました。結果はご想像通り、「幸せなお金」を得ることはできませんでした。 そんな私が「不安・心配を外すミラクルタッピング」と「引き寄せの公式」を使ってからは、引き寄せに次ぐ引き寄せのオンパレードです。 さあ、次頁からのやり方を早速試してみましょう!(下の図1を参照) (中略) いかがでしたか? 「お金にまつわる不安や心配」の感情が出たら、すぐにこのミラクルタッピングを行ってみてくださいね。 「できなかったらどうしよう」「できるわけがない」といった「マイナスの思い込み」も、この「心配・不安を外すミラクルタッピング」で外すことができます。 タッピングの手順は同じですので、試してみてくださいね。 このタッピングは「お金にまつわる不安や心配」以外の「心配」「不安」も解消することができます。 「ここ一番での緊張」「苦手な人」「苦手な虫や動物」「高所恐怖」「大勢の人前でのスピーチやプレゼン」「オリンピックなどの大きな大会での本番前の緊張」「試験会場での緊張」などにも大きな効果を発揮します。 しかも不安を外す一度のミラクルタッピングで、継続して効果を実感できるケースがほとんどです。 お金もまったくかからず、誰にでも簡単にできて効果抜群の方法です。
『こうして宇宙銀行から「幸せなお金」がやってくる』 Chapter4 より 山富浩司:著 大和出版:刊
図1.ミラクルタッピング
(『こうして宇宙銀行から「幸せなお金」がやってくる』 Chapter4 より抜粋)
潜在意識にある不安や心配を消す「ミラクルタッピング」。 ぜひ、覚えておきたいですね。
「幸せなお金」を引き寄せる最短の方法。
山富さんは、それは「なんのために」そのお金が必要かを知っておくこと
だとおっしゃっています。
さらには、「なんのため」が、「自分のため」でなく「他の人のため」であれば、より多くの「幸せなお金」が自動的に流れて
くると強調されています。
「幸せなお金」は、「幸せな感情」によって引き寄せられます。
多く人を幸せにし、「ありがとう」と感謝される。
それが「幸せなお金」に好かれる秘訣です。
自分だけでなく、周囲の人も幸せにする。 日本人による、日本人のための「引き寄せの法則」。
従来の引き寄せの効果を感じなかった人も、ぜひ試してほしいです。
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