【書評】『人類史上最大の波動上昇が訪れた!』(吉濱ツトム)
お薦めの本の紹介です。
吉濱ツトムさんの『人類史上最大の波動上昇が訪れた!』です。
人類史上最大の波動上昇が訪れた! | ||||
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吉濱ツトム(よしはま・つとむ)さんは、発達障害カウンセラー、経営・投資アドバイザーです。
人類史上最大の「波動上昇」が訪れる!
2019年5月1日に新天皇が即位し、元号が「平成」から「令和」に切り替わりました。
そのことは、霊的な意味においても私たちにきわめて大きな変化をもたら
しています。
吉濱さんは、地球自身の高次元への波動上昇と相まって、人類史上最大の波動上昇が訪れつつある
と述べています。
平成から令和に元号が切り替わったことによって起こった急激な波動の上昇。
それには3つの要因が挙げられます。
1つ目が、単純に日本人の心理状態が大きく変わったということ。元号に元々興味がなかったとしても、いざ元号が変わると、元旦になったときと同じように節目の心理が働きます。そして日本人全体が、過去に対しての認識が大きく変わり、未来に対してより前を向いていこうというふうに意識を切り替えました。
心理状態が変わり、それと相互作用のある意識も変わって前向きになった結果、エネルギー体やエネルギー体を構成する波動の内容が変わるわけです。
そうした節目の心理が働くのに加えて、昭和天皇のときは崩御という悲しい形で平成に切り替わりましたが、今回は生前退位なので、「年号が変わるのはめでたいことだ」というきわめて異例な心理状態になりました。それが波動に反映され、日本人全体が肯定的な方向に進んで、大きな波動の上昇が起こっています。2つ目としては、今私たちが言う「天皇」とは個人のことを指すのではなく、八百万(やおよろず)の神や天照大御神といった日本特有の神の象徴そのものであるということ。そして天皇と元号は、ほぼ一体と言ってもよいものです。したがって、新元号を肯定的に迎えられるということは、その最も根幹的な象徴、あるいは存在であるアマテラスといった高次の存在と非常につながりやすくなるということです。
それを信じていようといまいと、霊的な方面に大きな関心があろうとなかろうと、意識や波動が肯定的に切り替わる結果としてそうなるのです。波動を上昇させるための1つの要点としては、高次の存在とつながることがきわめて重要になります。だから、今回の改元というのは、霊的にも波動上昇としても、とんでもなく重要な儀式だったということです。
こうして日本全体の波動上昇が行われていきます。
3つ目として、「日本が今までも世界の中心であったし、これからもその力は増して中心であり続ける」という特有の思想はスピリチュアルの世界でよく言われてきたことですが、そこに由来する変化もあります。
今回の元号改変によって日本の波動上昇が起き、高次領域の存在との結びつきが強くなり、結果として日本全体の波動上昇が起きる。ということは、日本は世界の中核なのだから、世界全体の波動上昇がやってくる、ということになるわけです。『人類史上最大の波動上昇が訪れた!』 第1章 より 吉濱ツトム:著 徳間書店:刊
急激な波動上昇という大きな変化が私たちにもたらす影響は、必ずしも手放しで喜べるものではありません。
吉濱さんは、高次領域からの恩恵を受けてうまくいく人と、そうでない人の差が顕著に表れて
くると指摘します。
本書は、この未曽有の大変化の時代に適応していくためのエネルギー対策について解説
した一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
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よいエネルギーが届かない、この世界の「根源的構造」
波動上昇が私たちの心身に及ぼすしくみやその危険性を理解する。
それには、まず、世界の基本的な構造を認識しておく必要があります(下の図1を参照)。
図1.この世界の根源的構造
(『人類史上最大の波動上昇が訪れた!』 第1章 より抜粋)
私たちが住んでいる世界、それは物質が幅を利かせている世界です。
その上が幽界です。恨み、悲しみ、憎しみ、さらには現世利益に執着し過ぎた人たちがいる世界です。次は冥界。これも不成仏霊(ふじょうぶつれい)の世界ですが、幽界よりは多少ましで、凝り固まった使命や信念、価値観に固執し、なおかつ、それが果たせなかったと思い込んでいる人たちが行く世界です。
その次がいわゆる「あの世」で、人が死んだら魂となって帰っていく、あるいは次に輪廻(りんね)転生するまで待っている間の一時滞在場所です。
その上が高次元。ここは、よいものだけで構成されている極楽のような世界です。もう生まれ変わる必要のない聖人や悟った人たちが、ここに集まります。
理論物理学者の間では、異次元の存在はほぼ認められています。異次元はオカルトの話ではなくなってきているのですが、それはあくまでも理論であって実証されたわけではありません。おそらくこれからも、100年ぐらいは実証されることはないでしょう。私たちが住むこの物質次元は、ホログラフィー構造によって形成されています。
高次領域からエネルギー情報が投影されて、物質次元、あるいは自分たちの体、心がつくられているのです。
ホログラフィーについては、映画館にたとえるとわかりやすいでしょう。
映画館には映写機があり、そこから光情報が発信されてスクリーン上に映し出されます。この映写機にあたるのが高次元で、高次元から投影されるエネルギーが映写機の光情報、物質次元がスクリーンにあたります。
宗教や哲学ではよく「この世は幻」と言われますが、それはこのホログラフィー構造のことを表現しているのでしょう。全ては投影であって、投影がなければこの現実世界はありません。つまり、この世界は実体のない世界なのです。
よいものだけで構成されている高次元領域からエネルギーが投影されているのだとしたら、この物質次元は極楽浄土の世界になるはずですよね。でも、現実を見たらこの有り様です。戦争があり、災害が起こり、事件や事故はひっきりなし。なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。
それは、高次領域からのエネルギー情報投影が、冥界もしくは幽界のエネルギーに歪曲(わいきょく)されてしまっているからです。
先ほどの映画館のたとえに戻りましょう。
僕が子どものころ、夏休みになると子ども向けのアニメ上映会が開催されていました。そこに行くと、必ず何人か映写機から投影された光に手をかざす子がいたものです。実は僕もその1人でしたが、このいたずらっ子と同じことをしているのが、冥界、幽界です。
冥界、幽界のせいで、高次領域のエネルギーが複雑に変換されてしまいます。
こうして、この世界に病気や紛争、否定的な感情が発生してしまうのです。『人類史上最大の波動上昇が訪れた!』 第1章 より 吉濱ツトム:著 徳間書店:刊
図2.この世で苦しみが発生する理由
(『人類史上最大の波動上昇が訪れた!』 第1章 より抜粋)
幽界や冥界は、1987年以降、急速な勢いで縮小し、消滅しつつあるそうです。
幽界や冥界のエネルギーは、消える前に一度、邪気(悪いエネルギー)として、物質次元に降りてきます。
そのため、一時的に、物質次元に否定的なエネルギーが増えた状態にあるということです。
そういったものの悪影響を防ぐためにも、エネルギー対策は、必要不可欠です。
「肉体」が全てを決める!
効果的なエネルギー対策は、否定的なエネルギーを受けない体づくり、受けづらくするための方法、受けたときの排出方法の3つ全てをしっかりと積み上げることによって、初めて可能
になります。
エネルギー体だけを活性化するのは、危険です。
「エネルギー体を直接活性化させれば浄化できる」という考え方は誤解です。
肉体が全てを決めるのです。
ホログラフィーの仕組みとしては、ホログラフィーが肉体を決めるのですが、現実には、肉体という結果がエネルギー体を決めるという逆転した現象が出てくるのです。
肉体を鍛えなければどうにもなりません。
例えば、姿勢がよくない人のエネルギー体を活性化させたところで、姿勢がよくなるわけではありません。姿勢が悪いままだと、内臓は圧迫されたままです。内臓が圧迫され続けることで、その人の体調は悪くなり、しだいにエネルギー体にも影響を与えるようになります。
大量に気を入力したからといって、その人のO脚は治りません。噛(か)み合わせの悪さも治りません。
肉体を強化しなければ、否定的なエネルギーをそのままもらってしまいます。エネルギー体だけを活性化させると、肉体からはみ出てしまうからです。エネルギー体が肉体からはみ出すと、否定的なエネルギーを吸着してしまうことになります。
例えば、放射線を防ぐ鉛のエプロンよりも体が太ってしまったら、放射線をモロに受けてしまいますよね。消防士がやたらに太って消防服から腹が出てしまったら、消防活動のとき大やけどをしてしまうでしょう。エネルギー体が肉体からはみ出すというのは、それと同じことです。
エネルギー体だけ活性化するのは、とても危険な作業なのです。エネルギー体の波動を上げていけばいくほど、否定的なエネルギーは受けづらくなると思っている人が多いようですが、これは大きな誤解です。エネルギー体の波動を上げていけば、もちろん感度は高くなりますが、だからといって、別に出力が上がるわけではありません。
アストラル体、メンタル体、コーザル体を活性化すると、同時に、幽体やエーテル体というエネルギー体も活性化されてしまうので、よくないエネルギーを吸着してしまうことになるのです。
そのとき、アストラル体、メンタル体、コーザル体から肯定的なエネルギーが出ていれば、吸着したよくないエネルギーを消去することが可能ですが、残念ながら、エネルギー体を活性化しても出力がふえるわけではないので、邪気をより一層受けやすくなってしまうだけなのです。一番高い波動は白光とされています。白という色は、とても染まりやすいですよね。エネルギー体においても、それは同じです。きれいなエネルギーの人ほど、邪気にやられやすいということです。
スピリチュアルのことを全く知らず、自己中心的にイケイケドンドンで活動している人のほうが、かえって元気があったりします。現実次元においては、単にエネルギーが高ければいいと言うわけにはいかないのです。『人類史上最大の波動上昇が訪れた!』 第2章 より 吉濱ツトム:著 徳間書店:刊
エネルギー対策というと、存在の本質であるエネルギー体に関心がいってしまいがちです。
しかし、私たちが生きている世界では、さまざまなエネルギー体を束ねる肉体がもっとも大切だということです。
いわば、魂の“乗り物”である肉体をケアすること。
それが何よりのエネルギー対策だというのは、意外ですね。
否定的なエネルギーを受けなくするためには?
邪気や否定的なエネルギーを受けなくなるためには、体づくりが欠かせません。
大切なのは、次の3つです。
- 骨格を正す
- 基礎代謝を上げる
- 血糖値を安定させる
「骨格を正す」について、吉濱さんは、まずは肩凝り、首凝り、腰痛を解消して肩、肩甲骨、股関節の自由度を広げることに狙いを定め
るようアドバイスします。
まず、肩凝りを改善する簡単な方法です。
人は、大体左右の腕の長さが違います。これは肩甲骨が寄っているからです。それを緩めるにはどうしたらいいでしょうか。
左右の腕の長さを比べて、短いほうからやると効果がわかりやすいでしょう。ここでは右から説明していきます。
まず、左手の親指で右肘のポコッとしたところの外側をグッとつかみます。そうしたら4本の指で、爪を立てないように、指の腹で骨を押さえつけます。
その状態でなるべく腕を真っすぐ下におろして、肩を上げずに、肘から下だけを絞るようにゆっくりと内側にひねっていきます。これ以上いけないところまでひねりきったら、4〜5秒キープ。次に外側にひねって4〜5秒。内ひねり、外ひねり、と2〜3回繰り返したら、最後にダラーンと脱力します。以上を3〜5回繰り返します。
今度は右肩の前面に軽く手を置きます。添えるだけで押さえ込む必要はありません。
肩を上げずに、腕を真っすぐ下におろして、ゆっくり内ひねり。ひねりきったところで4〜5秒キープ。外ひねりも同様に。そして、内ひねり、外ひねり、と2〜3回繰り返したら、最後にダラーンと脱力します。以上を3〜5回繰り返します。腕の長さの違いを比べてみてください。同じになっているか、場合によっては逆にひねりを入れた腕のほうが長くなっているかもしれません。
今度は反対側の腕を同じ要領で行います。これで腕の長さの違いが治ります。
腕の短かったほうは、肩甲骨が閉じていました。肩が外旋していたのです。
今の動きで肩の筋肉に内旋を覚えさせました。そうすると、肩甲骨が前に滑ります。それで、腕が伸びたのです。ほかにもやることはありますが、とりあえず、これで脊柱起立筋はだいぶやわらかくなります。『人類史上最大の波動上昇が訪れた!』 第4章 より 吉濱ツトム:著 徳間書店:刊
図3.肩の左右ひねり
(『人類史上最大の波動上昇が訪れた!』 第4章 より抜粋)
誰でも簡単にできる肩凝り解消法「肩の左右ひねり」。
皆さんも試してみて、その効果を実感してください。
「エネルギーの柱」による結界
邪気を受けないための対策をいくらやっても、ある程度は否定的なエネルギーを受けてしまいます。
ただ、邪気を受けても、それをしっかり排出できれば問題ありません。
ここでは、イメージを使った邪気を排出するためのテクニックを紹介します。
◆エネルギーの柱による結界
まず青白い空間を何となくイメージします。
このとき、目はあけたままでかまいません。
次に、黄金の自分をイメージします。波動の高さでいうと白光のほうがよいのですが、白光は邪気をとてももらいやすいので、黄金をイメージしましょう。
黄金のほうが白光より波動は若干低いのですが、邪気をもらいづらいという利点があります。
自分を中心に、1メートル四方の4つの角をとります。その4つが黄金色に発光します。集中できなくても、不鮮明でもかまいません。鮮明にイメージするのは、最初は難しいと思います。
4つの角から、タケノコのように、太さ20センチほどの4本の黄金の柱が、垂直に2メートルほどの高さまで伸びるところを想像します。
それが音叉のように共鳴し合って、壁と天井をつくります。これも、何となくのイメージで大丈夫。意識するだけでいいのです。
そして「結界覚醒」と心の中で3回思います。
そうすると、2時間はもつはずです。
これを1日3〜4回やれば、否定的なエネルギーはかなり受けにくくなります。◆意識のエネルギーの柱による結界
「イメージによる結界」がやりにくいという人は、「意識のエネルギーの柱による結界」という方法もあります。
自分を中心に、1メートル四方の4つの角を決めて意識します。大体でかまいません。意識の世界はいいかげんでいいのです。
その4つ角に、空気のような無色透明な柱が立っていることを意識します。
その前後に空気のような壁がつくられ、上から天井がつけられるところを軽く意識します。なんとなくでかまいません。
その箱の中で、「結界覚醒」と3回、口にします。心の中で思っても結構です。
それだけでも否定的なエネルギーは大幅に軽減します。エネルギーを扱うときには、イメージは必須です。そのとき、「イメージは鮮明にしなければいけない」と思っている人がいるようですが、それは違います。別に鮮明でなくても、なんとなく意識できていれば大丈夫です。
鮮明なイメージを描くことができる人は、ほとんどいません。中にはイメージを鮮明に描ける人もいますが、それは自閉症やサヴァン症候群といった特殊な人たちです。
鮮明なイメージを描けばいい瞑想ができたり、いい気を発せられたりしそうですが、実際にはあまり関係ありません。鮮明なイメージにとらわれていると、なかなか上手に描けずに挫折してしまいます。
よく「右脳開発すればイメージが鮮明に描けるようになる」と言いますが、これも間違いです。右脳開発は関係ありません。僕は極めて鮮明なイメージを描けます。写真記憶もできます。ちょっとした霊能力も持っています。でも血流をはかると、僕の右脳の血流は悪いのです。これらは、僕が自閉症だからできているにすぎません。
右脳開発には何の論拠もありません。左脳もイメージをつかさどるし、右脳も言語をつかさどります。右脳、左脳というのは、大ざっぱな定義です。右脳開発を教えている人に、イメージ力がないなんていうのは、よくあることです。『人類史上最大の波動上昇が訪れた!』 第5章 より 吉濱ツトム:著 徳間書店:刊
イメージといっても、鮮明な映像でなくてもかまわない。
吉濱さんにそう言ってもらうと、安心感がありますね。
あまり余計なことを考えずに、チャレンジしてみましょう。
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☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
最後に、吉濱さんは、以下のようにおっしゃっています。
あと50年もすれば、世界はバラ色に変わっていくと思います。
とくにこの20〜30年で明らかに世界はよい方向に向かっていくでしょう。地球全体がすさまじく科学技術を発達させ、犯罪や不正が大幅に減り、かつ「霊的な理解があって当然」というマインドセットになっていくでしょう。
これからは超物質と超非物質が混在する不可思議な時代になります。
イメージとしてはアトランティスやレムリアなどの超古代文明がより洗練され、スマートになったような世界が訪れるでしょう。そして地球は最短で100年、通常で200年ぐらいかけて次元上昇していきます。『人類史上最大の波動上昇が訪れた!』 おわりに より 吉濱ツトム:著 徳間書店:刊
そんな大変化を迎えている地球上で、私たちはどう生きていけばいいか。
吉濱さんは、まずは、現実を生きる土台となる自分の生命力を高め
ることを勧められています。
地球全体の波動が高まっている今。
何よりも、否定的なエネルギーの悪影響を受けないことが大事です。
そのためには、心身の健康が何よりも重要になるということですね。
これからの時代、誰もが避けて通れない正しい「エネルギー対策」。
本書は、そのイントロダクションとして最適の一冊です。
人類史上最大の波動上昇が訪れた! | ||||
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