本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『誰でもできる透視リーディング術』(まさよ)

お薦めの本の紹介です。
まさよさんの『誰でもできる透視リーディング術 ― 光の記憶 魂の記憶を思い出す ―』です。

誰でもできる透視リーディング術 ― 光の記憶 魂の記憶を思い出す ―

まさよさんは、霊能カウンセラーです。

私たちは「神さま」そのもの!

私たちの魂には、あなたが忘れてしまった源の記憶や能力があります。
それは、誰の中にもあったことで、誰にでも不思議な能力が備わっていることです

まさよさんは、その能力は大人になるにつれて私たちは忘れてしまいますが、それを再び思い出していただきたいと述べています。

 私たちが思う神さまは、神社やどこかの国に、または宇宙の高次元のどこか神々しい場所に存在すると思ってしまいますが、実は神さまとは自分の身体に入りきれなかった存在だということに気づいてくださっている方は、どれ位いらっしゃるでしょうか。
それは何人という形あるものではなく、あなたから大きくはみ出している叡智の愛であり、あなたそのものなのです。
今こうしているときも、私たちの身体から大きくはみ出した存在の中に、私たちは包まれております。それはとても大きくてきれいな球体の中にあり、誰もが守られ、許され、育まれてきております。
身体に入った瞬間から死ぬまで、いいえ、死んでからも一緒なのです。
死んであなたは大きな魂というエネルギーになり、そして源の大きなエネルギーと融合されていきます。
自分の胸から大きな光が溢れ出て、一瞬であなたが源に還ったとき初めて思い出します。
自分たちの纏っているエネルギーは、すでに光に包まれ、そして光となって源に融合されて初めて、魂の神への帰還なのだということを・・・・・。
私たちは身体だけだと思うかもしれませんが、すでに神さまと一緒にいて、それを守護霊とか、天使とか呼んでも構いませんが、その不思議フィールドは生まれてくるときに約束してきましたので、これから起こることも、自分で人生を選んだことも、すべて覚えているのです。
みなさんは、本当は自分も神さまと一緒だということ、神さまそのものだということを忘れてしまっていますので、他のものが凄いとか、神社の神様が上だとか、仏さまが上だとか思ってしまいます。
ですから神さまの声が聞こえるとか、霊が視えるとか、目に映らぬものが、耳に聞こえぬ声が、視える聞こえるという人が、自分よりも優れていると人は思うのかもしれません。
でも、本当はみな平等の能力者なのです。どこで気づくか、どこで思い出すかだけなのです。
この世に霊能者はいなくて、いうなれば誰もが生まれながらの霊能者なのです。けれども、私たちは忘れてしまっているので、自分はわからない、聞こえないから自分にはない能力だと思い込んでいます。
それは視えない、聞こえないと思っている大きな間違った思い込みなのです。ですから「視えます」「聞こえます」という人を、すごい人だと勘違いしてしまいますね。
でも、スピリチュアルは何か能力を、あるいは技術を身につけるのではなく、自分の中にすでにある不思議能力を思い出すことなのです。
私たちは、すでに包まれている不思議フィールドの中心に、「戻って来なさい」と常に諭されております。
不思議フィールドは球体でもありますが、その中心には安堵しかありません。自分の意識もその中心に、安堵の中にいることは、不思議能力がすでに身についていることを知ることになるのです。
人は、自分には何かが足りないと思うでしょうし、実際に探し求める人もたくさんいらっしゃいます。
けれども不思議フィールドの中心にいると気づくことは、すでに足りていること、すべてを持っていることに自ずと気づくことになるのです。
人は自分の魂を安心させなければ、この能力を思い出すことも使いこなすことも難しいのです。

『誰でもできる透視リーディング術』 第1章 より まさよ:著 ナチュラルスピリット:刊

本書は、自分の中の神さま=魂とつながることで、透視を含めた不思議能力に目覚めるためのノウハウをわかりやすくまとめた一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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第六感は「不思議な存在」からのサイン

実は、「自分」という存在は、身体から大きくはみ出しているエネルギー体です。

まさよさんは、身体に納まりきれずにいるエネルギーは、あなた自身でもありますが、あなたを守る不思議な存在であり、いつもどんなときでもあなたの側で優しく愛しみ、守ってくれる、あなたの味方であり、あなただけの最高の応援団だと述べています。

 透視は、身体に納まっている部分で視るのではなく、第三の目といわれる額の目で視るのでもなく、“大きくはみ出している部分”で視ることになります。
ですから、まず視るには、一緒にいる存在に気づき、意識してあげることが最大の近道となるのです。

チャネリングと透視の違いは何だろうと思うかもしれません。
実は、透視をしながらチャネリングをしておりますので、私は透視とチャネリングを分けては考えておりません。もちろん霊視と霊聴というのも、呼び方が違うだけで同じものと考えております。
透視は脳裏で映像を映して視ていて、チャネリングは文字や記号が降りてきたり、ヒラメキに近いものです。
チャネリングは第六感が働くときとよく似ていて、わかりやすく言うと、外出先で「あっ、忘れ物をした」と気づく瞬間です。「鍵を閉めただろうか」とか「火の元は止めただろうか」と突然、思い出した瞬間が誰にでもあると思いますが、そんな感じによく似ています。
実は、この第六感やチャネリングも、大きくはみ出した不思議な存在が教えて気づかせてくれているのです。
その存在を信じて整えていくと、どこかに行くときも大きな天候の崩れを避けることができたり、事故などを無意識に自分で回避することができるようになります。
そうなるには、まず不思議な存在を信じて、すべてをお任せすることで、それは次第に整えられていきます。
この「整える」というのは、磨くこととは少し違っていて、わずかな能力を磨いて鍛えて上達するのではなく、もともと備わっている完全な能力を一つひとつ思い出しながら使うことになりますので、私は「整える」と表現いたします。
目には映らぬあなたを包み込み、愛しんでいる存在に、まずはご自分も愛の言葉を口にしてお返ししてあげてください。

大人になると、自分のことを名前で呼ぶことがなくなってしまいますね。
大人になって第一人称を「〇〇ちゃんね」と、呼ぶ人はいないでしょう。でも、幼い頃は、誰でも可愛らしい〇〇ちゃんでした。
私たちは生まれてくるとき、自分の人生も名前すらも、不思議な存在と一緒に決めてきています。
不思議な存在から見たあなたは、大人になった今でも何ら変わらない、美しい魂の「〇〇ちゃん」なのです。
大人であるあなたは、自分で自分の名前を呼んで「愛している」というのはとても恥ずかしくて言えないと思います。ましてや自分を嫌いだと、なおさら言い難いことでしょう。
人は生きていく中で、ときには他人を恨み、憎み、羨むこともあります。そんなとき、自分の魂が穢れてしまったとか、汚れてしまったと思うかもしれませんが、魂は決して穢れたり汚れたりはしないのです。
あなたの魂には、汚れなど一つもありません。
どうぞご自分にではなく、一緒にいる不思議な存在に恩返しのつもりで言ってあげてください。
どうぞ勇気を出して、あなたの名前を声に出して言ってあげてください。あなたが生まれる前に決めてきたお名前なのですから。
「〇〇ちゃん愛しています」
「今まで忘れていてごめんなさい」
「偉かったですね」
「辛かったですね」
「頑張って生きてきて立派です」
「〇〇ちゃんが、今も昔も変わらぬ大切な存在」
「愛しています〇〇ちゃん、愛されていることを忘れないで」
そんなふうに自分自身の耳に、愛の言葉を聞かせてあげることは、あなたと共にいる不思議な存在に対しての気づきであり、愛のお返しでもあるのです。
これを、私は「自分の御魂の神さま孝行」と呼んでおります。
その言葉をご自分に、不思議な存在に聞かせてあげるだけで、忘れてしまった不思議能力のスイッチが入って再び作動するようになります。
「そんなことで?」と思うかもしれませんが、そんなことすら私たちは忘れてしまっているのです。
生まれてきたときから一緒に側にいる存在に、まずは改めてご挨拶をいたしましょう。
「忘れていてごめんなさいね。いつもありがとう、大好きです。愛しています」
あなたがどんなに自分を嫌いでも、たとえあなたがどんなに人に嫌われていたとしても、共にいる不思議な存在は、あなたが愛おしいのです。あなたを、ただただ愛したくて、守りたいのです。
この世に生まれてくるのは、とてもつらい経験をすることです。
それを選んだ果敢なあなたが、健気で愛おしくて仕方なくてね。ですから必死で愛したいのです。
どうか、その愛に応えてあげてくださいませ。

『誰でもできる透視リーディング術』 第1章 より まさよ:著 ナチュラルスピリット:刊

身体など自覚できる部分は、「自分」のほんの一部分でしかありません。
誰にでも、身体を包み込んでいる“大きくはみ出した不思議な存在”があります。

その不思議な存在から受け取ったメッセージが、いわゆる「ヒラメキ」とか「第六感」とかいわれるもの。
しかし、私たちは、それらを「気のせい」にして、注意を払わないことがほとんどです。

私たちの一部でもある不思議な存在を気づき、感謝して愛しんであげること。
それが眠れる能力を引き出す最初の一歩だということですね。

「見える」と「視える」の違いは?

まさよさんは、実は透視リーディングやチャネリングは、あなたが空想だと思っているその延長線上にあるものだと述べています。

では、その仕組みは、どのようなものなのでしょうか。

 私たちは、なぜこの世に生まれてきたのでしょうか?
もしかしたら本当は生まれてきたくなかったかもしれませんし、あえて勇気を振り絞り自ら望んで生まれてきたかもしれません。
その理由は、きっと一人ひとり違うのでしょう。
この世へは修行のために生まれてきたのだから、辛い経験を乗り越えることで魂が磨かれると信じているく方もたくさんいらっしゃることでしょう。
もしかしたら、そのように思うことで乗り越えられる辛さもあるのかもしれませんし、生まれてきた目的を見出すことで、生きやすくなるのかもしれませんし、生まれてきた目的を見出すことで、生きやすくなるのかもしれませんね。

人は、どこかに生きる糧や魂の目的を見出そうとしますが、それは自分で自分を納得させて、辛い自分の人生を受け入れるためなのかもしれません。
ても、生まれてくることに理由はなく、ただ溢れ出づるようにして生まれてきたとしたならば、人はどこに生きる糧を求めたら良いのでしょう。
あの世、魂の源は温泉の源泉のようなもので、常に溢れ出る源泉から押し出されるようにして命が生まれてきます。厳選に還る魂があれば、溢れ出づる魂もあり、溢れ出た魂は身体というカップで受け取り、それをまた源泉に戻すことをただ繰り返しております。
私たちは誰もが、自分が生まれてきた目的や使命を知りたいと願いますね。
けれども、本当はそこに大きな理由はなく、自分が生まれてきた使命や目的は、自分が自分に決めてあげるものなのかもしれません。
源泉から押し出されたものは、カップという身体を持つものと、カップに入りきれなかったものとが共存しております。
身体を持っているのがあなたならば、それを守り仕えるために、一緒に意識を共有している存在が、大きくはみ出した不思議な存在です。
お茶碗に入ったご飯で例えるなら、テンコ盛りの状態なのです。それは、目には映らないかもしれませんが、体から大きくはみ出しているエネルギーとして、人の身体と一心同体で共におります。
その身体に納まりきれなかった部分こそが、魂の源の記憶であり、神であり、高次元であり、アカシックといわれる部分なのです。
押し出されたカップに入る者は、記憶を消されてしまいますが、カップに納まりきれなかったエネルギーは、魂の記憶や仕組みを忘れることなく覚えていて、いずれはみなそこに還っていくことも知っています。身体を持つものがこれから辿っていく人生を、一緒に経験していく運命共同体の存在なのです。
それを「守護霊」と呼ぶ人もいるかもしれませんが、私は「神の記憶を持つ不思議な存在」と言っております。
そこにはすべての情報があり、またそれはあなた自身でもあるのです。
あなたの身体には魂の記憶が、源の記憶が、神の記憶が、一体となって備わっています。その呼び方は、神でも宇宙でも創造主でも何でも良く、ご自身がしっくりくる呼び方で構いません。
呼び方よりもそこに気づいて、信じてくださることのほうが、透視やチャネリングをするうえではとても大切なのです。
チャネリングをすることは、危険を伴うとか悪いもの、低級なものと繋がったりすると言う方も多いかもしれません。
けれども、低級とか高級という言い方をすれば、それもあなた自身だったりするのです。あなたの中には冷たいあなたも、暖かい人柄のあなたも必ず存在するはずです。そのときのあなたは、どのあなたでしたか?
神の脳になるには、高次元とか低次元とかを気になさるよりも、あなたは一体誰なのか、あなたは何者なのかに気づいてください。
あなたが神の脳であるならば、そこに低次も高次もないのです。すでに私たちは神の意識の中、高次の存在の中にいるのですから。
(中略)
私たちには、肉眼で見る目と脳裏で見る目と二つがあります。
私は「あちらの目」と「こちらの目」と言っておりますが、子どもの頃は「あちらの目」と「こちらの目」、「視る」と「見る」を誰もが同時に行っておりました。
「見る」と「視る」がとても近くにあり、常に一緒にみえていましたので、「みえているもの」が現実か空想なのかと、あえて考えたりはしませんでした。
でも、大人になるにしたがって「こちらの目」に映るものがすべてと思うようになり、視える部分の「あちらの目」を全く意識しなくなっていきます。
そうすると、「視る」部分を使うことがどんどん減っていきますので、「あちらの目」はいつしか空想へと退化していきます。
「あちら」と「こちら」が遠くなることで、ますます現実のみを「見る」ことになります。つまり、「あちらの目」は忘れて置き去りにしてしまった透視能力なのです。
子どもの頃、大人たちの会話を聞いていて、耳で聞いていてもその内容までは理解していなかったことを憶えていますか? そしてある日、ある時を境に、大人が会話している内容がすっと明確に理解できたときが誰にもあるはずです。そのときが、あちらの目とこちらの目が離れ出し、あちらの目を忘れていく瞬間なのです。
大人の会話を理解できないときは、あちらの目をフルに使い、意識の半分が空想や妄想の世界にいます。これを「半混沌とした神の世界」と私は呼んでおります。
でも、大人の会話がはっきりと理解できたとき、意識は現実の世界に100パーセント浸かるようになります。
そうすると、次第に不思議能力は使えなくなってしまいます。
肉体の目で「見る」ことと、不思議な部分で「視る」ことの距離が、次第に離れて遠くなっていくのです。
再び「視える」能力を思い出そうとしても、長い時間放置して使っていなかったこともあって、「あちらの目」を正確に使うことが難しくなっています。ですから、ますます自分の視えていることが、信じられなくなるという悪循環に陥るのかもしれませんね。
せっかく誰もが平等に頂戴してきた能力なのに、それはなんてもったいないことでしょう。
視えたことを信じて、気づきのスイッチを入れてあげることで、視える能力は再び息を吹き返したように稼働し始めます。
大人になって魂とは何なのか、スピリチュアルなことに興味を持つ方が多くなります。
それは、いにしえの記憶を持つ、あなたの不思議なエネルギーフィールドが、忘れてしまった魂の仕組みをあなたに思い出して欲しいと願っている証拠でもあるのかもしれません。
どうぞ上手にあなたを思い出してあげてください。
そして、どうか安心を選んでください。

『誰でもできる透視リーディング術』 第1章 より まさよ:著 ナチュラルスピリット:刊

子どもの頃は、誰でも現実の世界と空想の世界を自由に行き来することができました。
それは「あちらの目」と「こちらの目」、「視る」と「見る」を自由に使い分けることができていたということです。

年齢を重ねるにつれて「見る」ことばかりを求められ、「視る」ことを忘れてしまった。
それが大多数の私たち大人なのですね。

「脳裏に映るもの」を視る

透視は、瞼ではなく脳裏に映るものです。

透視をする場合は、脳裏の目から意識を外さないようにすることが、上手に使いこなせるコツです。

まさよさんは、「視える」能力を高めるためのエクササイズとして紹介しています。

 目を瞑ると瞼の裏に意識が向いてしまいますので、目を開けたままで行ってください。
今、あなたの目には何が見えていますか?
文字から目を離して、顔を上げてみてください。
あなたの目の前にあるものが見えているかと思います。
では、目を開けたままで「りんご」を思い浮かべてください。
真っ赤な美味しそうなりんごです。そうすると、目に映る部分ではなく、脳裏に赤いりんごが映っていることでしょう。
頭の中にあるりんごを真上から視てください。
ヘタが視えますか?
では、下から視てください。
りんごのお尻が視えますか?

透視は、このような感じで、目は目の前のものや文字など今を映し出し、脳裏では別なものを視ている状態です。
りんごのヘタと言うと、ヘタを視ようと、より脳裏に映るりんごに意識を集中して視ているはずです。
あちらの目とこちらの目、私はその状態を「両方の目」と呼んでいますが、そのときの肉体の目はどこかに視点を固定していて実際には目に意識はなく、脳裏に意識が向いている状態です。
「こちらの目」に意識を向けると「あちらの目」は休んでいる状態で、「あちらの目」に意識を向けると「こちらの目」は休憩していて、「見る」と「視る」を同時に行うことはほんのわずかな意識の切り替えだけなのです。
私がいつも講座で行うときは、「風にそよめく緑色の草原を思い浮かべてください」言います。
そう、赤毛のアンの舞台のような草原です。
ここで、少しだけイメージしてみましょう。

緑色の草がサラサラと風に揺れている草原が広がっています。
上手に草原がイメージできたら、次はその草原の真中にあなたが立っている映像を映し出してみてください。
そして、大空に浮かんで、あなたは自分の姿を見下ろしてみてください。
航空撮影のように、どんどん引いて上から視てください。
広い草原の真ん中に、小さく立っているあなたの姿が視えます。
では、草原に立っているあなたの身体の中に意識を戻し、あなたの目から視てください。
さぁ、私が「はい」と言うと、一瞬で意識が身体に入ります。
「はい!」
草原をゆっくりと見渡してみてください。
どれくらいの広さの草原なのかを、ご自分で確認してみてください。
その草原には、何がありますか?
青い空と、可愛らしい花が咲いていて、白いチョウチョが目の前を飛んでいきました。風がそよそよと吹いているかもしれませんね。
そのまま左の方向を視てください。
遠くのほうに林が視えてきました。
さぁ、その林まで行ってみましょう。
(この時点では、誰もが同じような草原を視ています)

では、場面を変えてみましょう。
一瞬で林の前に、今あなたは立っています。(林の前にイメージを切り替えてください)
林の前に立っているあなたは、そっと林の中に入ってみましょう。そして、そのまま林を抜けてみてください。
林を抜けると、どのような景色が視えてきましたか?
林を抜けた先に、今あなたは何を視ていますか?
よーく視てくださいね。
何が視えているのか、自分が視ているものをそのまま言葉にしてみてください。紙に書き出しても構いません。
この時点では、ご自分が創り出した妄想だと思われても良いので、視えたものをただ確認してください。
それぞれが、いろいろな景色を視ています。

これは一体どういうことかというと、私がイメージしている世界に、皆さんを誘導して、皆さんの不思議フィールド(魂)が身体を抜けて、私のフィールドにアクセスして視ている状態なのです。
草原までは、ほぼ完全に同じ景色を誰もが視ていますが、林を抜けた先だけは、皆さんがご自分のエネルギーフィールドを使って自分の脳裏で視たことなので、それぞれに違っています。
この方法をもっと整えられたら、住所などから視ることができる「場所の透視」の技法になります。
これを練習することで、とても具体的に場所を映し出すことができてきます。
それでは、もう少し練習していきましょう。脳裏に視えてくる映像から、意識を外さないようにしてくださいね。

ゆっくりと呼吸をしてください。
そっと目を閉じて、瞼の裏を見てください。電気の明かりや太陽の光はわかっても、真っ暗だと思います。
今、意識は瞼の裏に向いています。
それでは目を開けて、どこか一点を見つめて、目をどこかに固定してください。
上手に意識を「見る」から「視る」に替えていきましょう。
私が大好きな景色に、青森の夏泊があります。夏泊は、小高い急な山道を越えて降り立った先にあります。
小さな細いクネクネした道を、車を走らせて山を上り、頂上から下る頃には視界がひらけて左側の下界に海が見えてきます。東北の海には珍しい、きれいな薄いエメラルドグリーンの海です。
この夏泊の海は、砂浜ではなく白い岩場が遠浅に100メートルくらいまで続いていて、沖に進むと小魚や貝、ウニが見える透明なきれいな海です。
今、私がそのように言うと、私が見た夏泊の海と同じシチュエーションで、同じ映像を皆さんが視ています。
では、夏泊の海の先には何が視えてきますか?
自由にその場所で何が視えるか、よく視てください。
あなたは今、夏泊に降り立っています。ぐるりと周りを見回して何が視えていますか?
もっと広く視たいと思うときは、身体を引いて空に浮かんで見下ろしてみてください。
遠くに水平線を視ている方もいるかもしれませんし、そこに人や建物を視ている方もいるでしょう。
今あなたが行っているのは、夏泊の場所を透視しています。
あなたの不思議フィールドが夏泊に行って視ているのです。

練習方法としては、誰かに自分の知らない住所を言ってもらって、視えてくる映像を待つことです。
そして、何か一つでも視えたら、必ず言葉にしてください。視えたことは、何か一つでも当たっていることがあるはずです。屋根が緑だったとか、こういう樹があったとか、土地の形など、何かしら当たっていることがあります。
それが、最初は10のうちの一つか二つかもしれません。それでも何かしら合っていることがあれば、ご自分の自信になっていきます。「あーこれで良いのだ」と、だんだん自分を信じてあげることになります。
行っているうちに視えてくる物が二つ、三つと増えていくことで、次第に確実に視える能力が復活してきますので、視えたことを疑わなくなっていきます。
透視は一人で練習していても、そこに答えはありませんし、上達いたしません。視えていることが合っているのかどうか、答え合わせができないからです。
透視は、相手があって初めて上達していきます。
お友達とお茶を飲んだときもそうです。何気ない会話を交わしているときこそが、透視やチャネリングの絶好の練習場となります。
会話の中で、お友だちがあなたの知らない同僚や上司の話などをしたときも、すでにご自分の脳裏に映っている人物がいるはずです。そういうときは、脳裏に映っている姿や特徴を口に出して確認してみてください。
「会社の上司は、こういう人?」と伝えると、意外に近い人物を視ていたりするものです。

『誰でもできる透視リーディング術』 第1章 より まさよ:著 ナチュラルスピリット:刊

長い間、使わずに放っておいた「あちらの目」。
ですから、錆びついて使えない状態になっていて当然です。

筋トレと同様、少しずつ慣らしながら、負荷を上げていきましょう。
まずは、りんごを脳裏に思い浮かべることからですね。

「チャネリング」も、透視と同じ!

まさよさんは、透視とチャネリングを切り離して考えがちですが、同じもので同時に行っていると述べています。

 どういうときにチャネリングをしているかというと、例えば家を出て忘れ物に気づいたときや、鍵をかけただろうかと、ふっと思い出すことがありますが、そのとき気づくというより、どこからか降りてきた感覚があるはずです。
「忘れ物したよ」と耳には聴こえませんが、言葉ではないものが降りてきて、鍵や忘れ物の映像が出てきたと同時に、一瞬で思い出したりします。
そのとき、体の耳にではありませんが、音としてよりも言葉という感じで届きます。

やってみよう! チャネリング

まずは、頭の中に大きな数字の「1」を描いてください。大きな1です。
次に、大きな「2」を頭いっぱいに描いてみてください。
次は「3」です。
「3の次の数字は?」と聞かれたら、大きな「4」が頭の中に浮かんでくるはずで。
次は、目の前の空間に、腕で大きく「1」と書いてみてください。
空間にゆっくりと大きく「1+1」と書いた途端に、「2」という数字が大きく浮かんでくるでしょう。
このように、チャネリングの受け取り方は、頭に記号や言葉が浮かんだり、ヒラメキのような感じで受け取ることになります。
私たちは、これを普段から何気なく行っているのです。

では、今度はラクな姿勢になってください。あぐらをかいても、椅子に座っても構いません。
そのと目を瞑って手の平を上に向け、膝の上に置いてください。
右手の上に乗っているのは、あなたの大好きな部分。
さぁ、何色をしていますか?
どんな形をしていますか?
左手の上に乗っているのは、自分の嫌な部分。
さぁ、何色をしていますか?
どんな形をしていますか?
よく視てくださいね。
両手の重さ、感じが全く違うことでしょう。右手と左手は、あなたになんて囁くでしょう?
そっと両手を耳に当ててください。
あなたの耳に、何という言葉が届いてきますか?
よく意識を向けて言葉に耳を傾けてください。
実際には、両手の上には何も乗っていないはずです。けれども、確かに色がわかり、形もわかったことでしょう。これは、脳裏に映るあちらの目が、色と形を感じ取り、メッセージを受け取っているからです。
透視をしながらチャネリングをしているとは、こういうことなのです。

あなたも不思議な存在なのですから、目の前にいる人も同じように不思議な存在になります。
自分の不思議フィールドを使って、相手の納まりきれないでいる不思議フィールドにアクセスすることで、その人の未来や過去などがわかるようになるだけではなく、不思議な皆さんやご先祖さま、またご縁のある神さまから必要なことを教えていただけたりいたします。
その方法を私は、「相手の意識にロックオンする」という言い方をしております。
それはとても簡単な方法で、しばらく相手に意識を向けながら、同時に自分の脳裏に意識を向けていると、知らないお顔、知らない場所や何かキーワードが視えてきます。
私は相手のお名前から視えますが、写真を使ってもよろしいかと思います。
誰かを視ることは、何か使って視るわけではなく、視る方法を自分が決めているだけなので、自分が「この方法なら視られるかもしれない」という方法を決めてください。
意識をロックオンしている時点で視えてきたことは、まだ何を言いたいのか、何を伝えたいのかわからなかったりする場合が多くあります。
視えたこと、受け取ったことを相手に伝えると、自分はわからなくても相手がどういう意味かわかっていたりします。
「それは誰それです」とか「どこそこです」というようなことを教えてくださいます。
このようにして不思議フィールドを使って行うことが、スピリチュアルリーディングとか、霊視、霊聴といわれることになります。
ここで注意しなければならないのは、幻覚や幻聴と見分けることです。
幻覚とは、とてもリアルに目に映ることであり、実際には目の前に誰もいないのに、人や物を実像として見えることです。
テレビの前に立ってみてください。実際にテレビは目の前にあるから見えていますね。でも、幻覚はテレビがないのに、リアルにテレビがあるように見えるのです。誰かとお茶を飲んだとき、目の前の人は実態としてありますので、実像として脳裏に映っています。それは虚像になります。
虚像は、どこか色あせて見えているので鮮明ではありませんが、幻覚は虚像が実像のようにリアルに見えてしまうので、脳が混乱しているのだと思います。
そして幻聴は、私たちの体は音を拾うとき、一般的には耳の中というよりも外で音を感じています。幻聴の聴こえ方は、耳の中に虫が入っている感じで、それもうるさいくらいに音がしているのだそうです。
幻聴のほとんどが自分の悪口や笑い声、陰口が聞こえてきますので、そういった場合はお医者さまにご相談をされることをお勧めいたします。
普段、生活していて一瞬視えたような気がする、一瞬聴こえたような気がすることがあったりしますが、それは幻覚や幻聴ではなく、不思議フィールドが何かをキャッチしたことなのです。
後ろから、誰かが自分をじっと見つめていると、何となく気配で振り返ったりすることがありますね。
それは、身体に納まりきれなかった不思議フィールドが、気配をキャッチすることで何となく気づいたりします。
この視え方や聴こえ方は、霊能者というプロの方も、まだご自分の能力に気づかずにいる方も同じように視えたり聴こえたりいたします。
いくら一人で練習していても、相手があって初めて自分の自信に繋がっていくことですので、もし練習をされる場合は必ずどなたかを練習相手にして視せていただいてください。ご自分の視えていることが正しいのだという自信は、人さまがくださるものなのですから。

『誰でもできる透視リーディング術』 第3章 より まさよ:著 ナチュラルスピリット:刊

日常で、ふっと湧いたアイデアや思考、いわゆる「ひらめき」はチャネリングの一種なのですね。
これも「あちらの目」の能力の一種なので、使えば使うほど、高めることができます。

目に映るもの、耳に聴こえるもの、ふと浮かんだ思考や感情。
そこに「偶然」や「たまたま」はありません。

すべては「不思議な存在」「より大きな自分」からのメッセージ。
その意識を持つことが、チャネラーへの第一歩です。

願いを叶えるには、“不思議な皆さん”とつながるのが近道

願いを叶えるには、自分と一緒にいる不思議フィールド、不思議な皆さんにお願いするのが一番早い近道です。

まさよさんは、自分を愛してあげることは、不思議な皆さんを愛することであり、自分を信じることは、不思議な皆さんを信じることだと述べています。

 それには、まず心を「無」にすることから始まります。
でも、人は「無」になることが難しいのだと、不思議な皆さんが言われます。無になるためには、どこかに意識を向けて固定する必要があるそうです。
そこで教えていただいたのが、図形(ロクボウセイ)を使った簡単な瞑想法です。この方法を使って、無になる練習をしてみましょう。

まず、両手で空間に大きく三角を作ってください。
次に、その三角に被せるようにして逆さまの三角を書いて、その三角の周りをぐるりと丸で囲んでください。
こうすると、ロクボウセイ(六芒星)が出来上がります。
そのロクボウセイをイメージして頭の上10センチくらい離したところに、そっと乗せてみてください。
実際には何もないかもしれませんが、確実に何か頭の上にエネルギーを感じます。では、次にロクボウセイが鉛筆のように、先が尖って伸びていきました。
そして、身体も鉛筆の芯になったように、周りをロクボウセイで囲まれているイメージを視覚化してください。
あなたを包んだロクボウセイは、上も下も先が尖っていて、その頭の部分の尖りにそっと意識を向けてください。あぐらをかいても、椅子に座っても構いません。
そして、静かに尖りに意識を向けたまま、なりたい自分をイメージしてください。
無理難題と思えるご自分の希望で構いませんので、言葉にしてイメージしてください。
次は、そっと仰向けに寝てください。そのとき、尖った先はあなたの頭と足とお腹と腰に出ていて、トゲトゲの金平糖のような中に、あなたは今、包まれています。
これが、ロクボウセイを使った瞑想法と、無理難題なりたい自分になるための瞑想法ワークです。ぜひやってみてくださいね。

また、私が“マスターブッダ”から頂戴した光の繭を使った瞑想法もありますので、ご紹介いたします。これを「エンジェル瞑想」と呼んでおります。

まず、体育座りをしてください。
膝を抱えて、お休みのポーズをとってください。または、体育座りをしているイメージで横になっても構いません。
すると、肩甲骨のあたりから、とても大きな羽が出てきて、あなたを優しくすっぽりと包み込んで静かな眠りへと誘います。
肉体は休んでいますが、意識の身体は大きな大きな羽を左右にピンと張り、大きく前後に揺らし始めました。
そして、一瞬で身体から飛び出し、暗い宇宙に浮かんでいます。
肉体という着ぐるみの、背中のファスナーを開けて出るイメージです。
下を見るときれいな地球が視えています。地球の海と陸の割れ目からは、眩い光がこぼれ、下からあなたを照らしています。
今度は見上げてみると、ただ眩い光が帯となってあなたに降り注ぎます。
そして、左からも眩い光のシャワーが出て、右からも同じように光のシャワーが溢れてきます。その光のシャワーは上下左右とあなたを覆い、光の繭となってあなたを安心で包み込んでいます。
宇宙に浮かぶ光の繭の中で、しばらく安堵に包まれてみてください。
瞑想を途中で止めるときは、静かに目を開けて、「起きなさい」と声に出して、おでこを手の平で軽く叩いてください。これで、元の状態に戻ります。

『誰でもできる透視リーディング術』 第4章 より まさよ:著 ナチュラルスピリット:刊

無になるとは、頭の中に溢れている「自我の声」を静めることです。
そのための手段として、瞑想はとても優れています。

自我の声が静まると、それに反比例して、魂(不思議な皆さん)の声が大きくなります。

不思議な皆さんは、その存在に気づいてあげて、信じてあげるほど、嬉しくなります。
そして、私たちがなりたい自分になるのを強力にサポートしてくれます。

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まさよさんは、スピリチュアルは何かを身につけるものではなく、ご自分を中心に戻して、魂を安堵させてあげることだとおっしゃっています。

私たちは、自分を中心に戻すことで、すべての能力が開花していき、気がついたら、すべて持っていたことを人は知ることになります。

「視る力」も、自分の本当の力に目覚める過程で、自然と身についていくものなのでしょう。

私たちは、身体という小さな枠に閉じ込められた、非力な存在ではありません。
もっともっと大きくて偉大な能力を持った存在、それこそ神さまのような存在です。

“不思議な存在”は、私たちに気づかれるのを、今か今かと待ち望んでいます。
皆さんも、本書を手にとって、“可能性の扉”を開いてみてはいかがでしょうか。

誰でもできる透視リーディング術 ― 光の記憶 魂の記憶を思い出す ―


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