【書評】「巡りの法則」(渡邉有優美)
お薦めの本の紹介です。
渡邉有優美さんの『1分で幸福に満たされる 巡りの法則 「宇宙の呼吸」で自分をととのえる』です。
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渡邉有優美(わたなべ・あゆみ)さんは、ギネス認定ヨガ講師で、ヨガウェアブランド「Aon Jasmine」代表を務められています。
すべては「巡らせる」ことから始まる!
血が巡る、季節が巡る、ご縁が巡る・・・・・・。
世の中には、いろいろな「巡り」があります。
一般的に、「巡り」は、何かが動いて変化し続けることを指します。
しかし、渡邉さんが伝えたい「巡り」とは、もっと深いところで、命の本質に触れていくような、静かで力強い動きを意味
します。
流れ、巡り、巡ってまた還ってくる。それは自然の摂理であり、宇宙の呼吸ともいえるようなものです。
あなたの体も、心も、言葉も、すべて「巡っている」とき、あなたは本来の力を発揮して、あなたの運もお金も人生も、すべてが軽やかに動き出します。
あれこれ悩んで考えたり、無理して頑張ったりしなくても、直感にゆだねるように自然と自分の行く道がわかる。そして、その先は豊かな幸福に満ちあふれている。
それが、「巡っている」状態です。
私は普段、ヨガ教師として活動しながら、コーチングや企業のコンサルティング、アパレルや飲食の事業経営などを行い、日本・タイ・マレーシアの3つを拠点にして暮らしています。開脚前屈タートルポーズのギネス世界最長記録保持者でもあります。
今でこそ、好きな仕事と大切な人に囲まれ、あくせくと時間を切り売りしなくても、自然とその先の道が拓けていくような働き方ができるようになりましたが、ここまでの道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。
「なぜ私だけうまくできないんだろう」「変わりたいのに変われない」と、自己否定に陥り、会社に行けなくなってしまった時期もありました。どうすれば頑張って生きられるのか・・・・・・と悩むうち、自分の本当の気持ちに気づきました。「評価されるため、誰かの期待に応えるため、自分に欠けているものを埋めるために頑張りたいわけじゃない。ただ、心が嬉しくなる生き方をしたい」
自由を求めて日本を旅立ち、最後に訪れたインドでヨガに出会いました。初めて出会うヨガは、私に大きな感銘を与えてくれました。そして、「人生をうまくいかせるには、頑張るのではなく、巡らせること」だと気づかせてくれたのです。
心が詰まると、体が重くなります。言葉が濁ると、関係がギクシャクします。お金が止まると、不安が膨らみます。つながりが切れると、未来が見えなくなります。
逆に、すべてが軽やかに巡っているとき、身体は温かく、言葉はやわらかく、人とのつながりも優しくなります。
「巡りの法則」は、すべての流れをととのえ、人生を動かす法則。
これを理解して、実践すると、たった1分の巡りから、お金もご縁も運も人生も、全てが軽やかに動き出し、あなたの人生は自然にゆだねるようにみるみる好転していきます。
私はもっと多くの人に、「頑張らなくても幸せになれる生き方」「無理をしなくても人生が輝きだす生き方」を手にしてほしいと心から願っています。
それは、特別な人だけに許された道でも、努力し続けた人にだけ与えられるご褒美でもありません。自分を大切にしようと決めた瞬間から、誰の人生にも平等に拓かれるものです。
そして、今、この本を手に取ってくれたあなたは、すでにその生き方を手にする「巡り」の中にいるのです。『巡りの法則』 はじめに より 渡邉有優美:著 徳間書店:刊
渡邉さんは、人生は、努力の量ではなく、巡りの量
で決まると述べています。
本書は、私たちを本来の「巡る状態」へ戻し、人生そのものを「巡らせる」ための一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
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巡りの第一歩を「体」から!
私たちの周りにある、さまざまな「巡り」の中で、最も取り組みやすいこと。
それは「体を巡らせる」ことです。
体は、嘘をつきません。でも私たちは、体のサインを見ないふりするのがとても上手です。
・朝、起きた瞬間にだるい
・肩や首がずっと固まっている
・呼吸が浅い
・冷え、むくみ、頭痛、目の疲れを感じる
・「疲れた」が口癖になっている本当は体はずっと助けを求めているのに、私たちはこう思い込んでしまいます。
「仕事で忙しいから仕方がない」
「年齢のせい」
「休めばそのうちよくなる」
ーー心当たりがある人も多いのではないでしょうか?
体の不調はほとんどは、“巡りが止まっていること”が原因です。
血液、リンパ、呼吸、体温、神経、背骨の動きーー本来はすべてが循環していて、それが止まったとき、疲れ・痛み・だるさが生まれます。
重要なのは「巡りを起こすのに時間はいらない」という事実です。
1分で呼吸をととのえれば、副交感神経が優位になり、血液が巡る。
1分で背骨を動かせば、自律神経がととのい始める。
1分でストレッチすれば、固まった筋肉がほぐれ、体温が上がる。
大事なのは、長さではありません。小さく、短く、気持ちよく、そのほうが結果的に早く変わります。
今日から1分の小さなアクションで、体は軽く、あたたかく、やわらかく戻っていきます。頑張る必要はありません。ただ、体が巡ればいいのです。ものすごく容姿端麗というわけではないけれど、なぜかすごく美しく見える、目を惹かれる・・・・・・そんな人に出会ったことはありませんか?
特別に若いというわけでも、際立って美人というわけでもないのに、なぜかいつもエネルギーにあふれたように輝いて見える人。その人が部屋に入ってくるだけで、空気が明るくなり、話しているだけで「もっと頑張ろう」と思えてくる人。それが、「体が巡っている人」です。
体が巡っている人が持つ光のようなエネルギーは、ヨガやアーユルヴェーダで「オージャス(Ojas)」と呼ばれるもの。
ヨガの教えでは、私たちの体には「プラーナ」と呼ばれる生命エネルギーが流れていると考えられています。このプラーナこそが、私たちの心身を動かし、健康と活力を与える源です。そして、このプラーナは、一呼吸で宿ると言われています。
プラーナの流れがととのった状態を、ヨガやアーユルヴェーダでは「オージャス」が満ちた状態と呼びます。海外では「オージャスが高いですね」というように褒め言葉として使われたりします。
オージャスは、単なる体力や活力ではありません。「内側からあふれ出る輝き」「揺るぎない心の安定」「自然と人を惹きつける魅力」を意味します。
生命を根底から支える精妙なエネルギーで、食べ物や呼吸、睡眠や心の状態など、日々の営みの中で少しずつ育まれます。そして血液やリンパ、代謝や体温調整といった、体中の「巡り」が滞りなく調和したときに、最も良質な形で生み出されるのです。
つまり、いつも輝いて見える人は、オージャスが常に豊かで、「活力、免疫力、精神的な安定」が同時に満たされている状態です。
体中の巡りがよいと、体調がよく、心も体も軽くなりますよね。そうなると、背筋も伸び、肌のつや、目の輝きなどが生き生きと内側から光るように見えるのも納得しませんか?
自然とそうなれている人はいないので、特別輝いて見えるのです。
(中略)
オージャスの元となるのが、先ほど説明した“プラーナ(Prana)”です。プラーナとオージャスは、巡りをつなぐ二つのエネルギーと考えてもよいでしょう。
プラーナは、生命を支える根源的なエネルギーです。呼吸や食べ物、自然の光や大地の力といった、あらゆるものから取り入れられる“生命の燃料”です。
エネルギーがただ大量にあっても、荒々しく不安定であれば人を疲れさせてしまいます。けれども、そのプラーナが体内で正しく巡り、余分なものが削ぎ落とされると、やがて静かな安定感となって輝き出します。それこそがオージャスです。
オージャスを育てるには、良質なプラーナを取り入れ、1分の呼吸や体操でプラーナを巡らせること。体に良いのはなるべく自然に近い、プラーナの多い食べ物です。やさしく消化できる食べ物はオージャスを増やし、負担になる食べ物はオージャスを減らすと覚えておくとよいでしょう。
オージャスを増やす食べ物、減らす食べ物は次のとおりです。オージャスを増やす食べ物
・温かいスープやお粥・・・・・・胃腸にやさしく、体を内側から温める
・熟した果物・・・・・・自然の甘みがそのままエネルギーに
・蜂蜜・・・・・・小さな太陽のしずくのように、体と心を潤す
・ナッツやごま、豆類・・・・・・栄養が凝縮された“生命のカプセル”
・白湯やハーブティー・・・・・・体の泉を洗い流し、巡りをととのえるオージャスを減らす食べ物
・冷たい飲み物やアイス・・・・・・体を冷やす
・夜遅い時間の重たい食事・・・・・・消化のサイクルを乱す
・食べすぎ・早食い・・・・・・・胃腸に負担をかける
・ファストフードや加工食品・・・・・・・刺激を与える
・カフェインやアルコールの過剰摂取・・・・・・刺激を与え、休息に影響する呼吸は、体の内側から巡りを呼び覚ます最もシンプルな方法です。
吸うことで血液に酸素をのせ、吐くことで熱や不要なものを手放す。つまり、呼吸は「水の流れ(血流)」と「熱の流れ(体温・代謝)」を同時にととのえ、活性化してくれる、生命のリズムそのものです。
たった1分でも積み重ねることで、あなたのオージャスを満たし、見た目も内面も輝く、本当の美しさを引き出す行為につながります。
逆に、オージャスが不足し、疲れているとき、焦っているとき、イライラしているとき、呼吸は決まって「浅く」「速く」「固く」なり、次のようなサインを出します。・ため息ばかり出る ・胸が詰まったように苦しい
・息を吸っても吸いきれない ・肩で呼吸してしまう ・寝る前なのに呼吸が荒いストレスや緊張、不安が続くと体は「危険」は判断し、交感神経が優位になります。すると、呼吸は自動的に浅くなって体と心の巡りが止まり、疲れ・焦り・怒り・不安・眠れない・だるいといった、“つらさの連鎖”が始まります。
自律神経は、呼吸によって直接コントロールできる唯一の機能なので、呼吸を変えると、心と体の状況が一気に変わります。呼吸と体の関係
浅い呼吸→交感神経オン(緊張・不安・疲労)
深い呼吸→副交感神経オン(リラックス・回復・安心)呼吸の巡りが止まっているな、と感じるときは、1分、ゆっくりと意識を集中させて呼吸をしましょう。そのときのポイントはただ一つ。吐くときに力を抜くこと。
たった1分でも、体が温かくなり、肩の力が抜け、頭の中のざわざわが静まります。
「大変な日だったけど、大丈夫」そんな実感が戻ってきます。
この章では、1分でできる巡りの呼吸法(下の図1〜図6を参照)を紹介しています。どの呼吸法でもよいので、あなたが好ましいと感じたものを1分、毎日気づいたときに取り入れてみてください。
その1分が、本来のあなたに戻る巡りのスイッチを押してくれます。『巡りの法則』 第1章 より 渡邉有優美:著 徳間書店:刊






1日の中の1分を、上で紹介した巡りの呼吸法を試してみる。
まずはそんなところから始めたいですね。
心が巡ると「直感」でわかる!
本当の自分らしく生きる。
そのために大切なのが「心を巡らせる」ことです。
心が巡っている状態とは、頑張ったり無理をしなくても、まるで流れに身をゆだねるように自分のするべきことがわか
り、考えなくても、直感で自分の行く道が自然と思い出せる
状態です。
自分に向き合い、自分の心の声を聴くこと。「正しいか」「正しくないか」ではなく、「心地よいか」「心地よくないか」を感じること。
それが、“巡らせる”ことだったのです。私の提唱する「1分で巡りをととのえる」という考えは、日本の禅の思想と、インドのヨガ哲学に深く根ざしています。
禅の考え方で、「一日一生(いちにちいっしょう)」という言葉があります。
これは、「今日一日を、ひとつの命のように、たった一度の人生のように、大切に生きる」という意味です。
私たちはついつい、過去の後悔や、未来への不安にとらわれがちです。しかし、過去はすでに存在せず、未来はまだ来ていない。私たちが生きているのは、常に「今この瞬間」だけです。
「巡り」を止めているものの正体は、この「“今”に集中できていない状態」です。
なので、たった1分でもよいので、スマホを置き、目を閉じて呼吸に意識を向け、ただ「今ここにある自分」を感じましょう。これは、ヨガでもよく行うことです。
「『今ここ』って、何?」
と、難しく考える必要はありません。風が心地よい、少し肌寒く感じる、唇が乾燥しているようだ、肩が少し凝っている、指先が温かい、空気が湿っている、風の音が聞こえる・・・・・・。
そんなふうに、感覚を研ぎ澄まして「今」「ここにいる自分」の状態を感じるのです。
この行為は、迷いや雑念を払い、自分の中心に静かに「還る」ことを可能にします。座禅や瞑想といった大きな時間を必要とするものではなく、日常生活の中の小さな1分でも実践できるマインドフルネスです。
心を巡らせる「1分」は、「今ここ」に意識を向けることから始まります。
過去と未来からあなたを解放し、人生の羅針盤の針を「今」という瞬間に戻すための、静かな儀式なのです。私たちが幸せになるために大切な巡りの一つに、「感謝の巡り」があります。
「恩送り」や「ペイフォワード(Pay it forward)」という言葉にもあるように、受けた善意や感謝の気持ちを、周りの人に巡らせていくことができたら素敵ですよね。
ですが、「感謝をしているのに幸せになれない」と嘆く人がいます。
「ありがとうを100回唱えています」
「感謝ノートを毎日書いています」
「アファメーションを続けているのに、現実が変わりません」セミナーやコーチングなどのレッスンを行う中で、こうした声を、これまで多くの方から何度も聞いてきました。
真面目で努力家の人ほど、「感謝こそ幸せの入り口」と信じて、一生懸命に取り組んでいることが多いです。けれども実際には、続ければ続けるほど苦しくなり、「私は感謝できていない」という思い込みにとらわれてしまう人が少なくありません。
なぜそんなことが起こるのでしょうか? 答えはとてもシンプルです。
感謝と幸せの順番を、逆にしてしまっているからです。
多くの人が信じているのは、「感謝すれば幸せになる」という考え方です。
けれども、本当の流れは逆です。
「幸せを感じるから、感謝が自然に生まれる」のです。朝の光が差し込んできれいだと感じたとき。
コーヒーの香りにほっとしたとき。
子どもの寝顔を見て「かわいいな」と思えたとき。
美容室に行きいつもより髪がサラサラになったとき・・・・・・。
その瞬間、頭で考えるよりも早く「ありがたい」という感情が湧いてきます。
感謝は頑張って「する」ものではなく、幸せを感じた結果として「巡ってくる」ものなのです。
(中略)
心理学で「認知的不協和」と呼ばれる現象があります。
自分自身の思考(=認知)と、実際の自分の感情や行動に矛盾が生じると、大きなストレスを感じてしまうのです。
これは、脳科学的にも説明できます。人は幸せを感じると、脳内でセロトニンやオキシトシンといったホルモンが分泌され、安心やつながりの感覚が高まります。
けれども「感謝しなきゃ」というように義務感を覚えてしまうと、ストレスホルモンのコルチゾールが増えてしまい、感謝の事実に幸せな感情が伴わず、むしろストレスになってしまいます。感謝をすると幸せになれるではなく、幸せを感じられる穏やかな心が、感謝を呼ぶのです。◯幸せを感じる → 感謝が生まれる → 感謝が新しい幸せを呼ぶ
これが「心が巡る」という流れです。感謝を「装う」と、波動は不自然に乱れてしまいますが、小さな幸せを素直に味わったとき、その波動は自然にととのい、感謝のエネルギーが周囲に広がっていきます。
実は私も、昔「ありがとう100回ノート」に取り組んで、うまくいかなかったことがあります。
声に出して「ありがとう」を繰り返すワークも試しました。
けれども、ノートを埋めても現実は変わらず、逆に「これだけ努力しているのに」と焦り、苦しくなってしまったのです。それこそ、「感謝しなきゃ」という義務感が生じ、それが自分を責める材料になっていました。
そこで、方向を変えて、ノートに書き残すのはやめ、感謝しようと無理に心がけるのではなく「小さな幸せを感じる」ことから始めました。朝の光を浴びる。
一杯のお茶をゆっくり味わう。
ゆっくりスワイショウする。
朝のライブでみんなとやり取りをする。そのとき自然に湧いてきた「ありがたい」という気持ちは、ノートに書き連ねた言葉よりもずっと力強く、私の人生を巡らせてくれました。
そして、本の執筆に追われていたある朝。カーテンを開けて部屋いっぱいに広がった花を1分間浴びていたら、涙があふれました。「こうして光を浴びられるだけで幸せだ」と心から思え、自然と「ありがとう」と言葉が出ていたのです。不安でいっぱいだった心がほどけ、「一歩ずつやれば大丈夫」という勇気が生まれました。
これが、私が体験した「心が巡る瞬間」です。幸せは、日常のささいな出来事の中にこそ宿っています。「感謝しなきゃ」と意気込むのはやめましょう。ついでに、感謝以外にも「やらなきゃ」と思うことを、今この瞬間いったん手放してみましょう。
目を閉じて、1分間呼吸をしてください。そしてリラックスして、落ち着いた状態で、次のような場面を想像してみてください。・朝の澄んだ空気を、胸いっぱいに吸い込んだとき
・好きな音楽を聴いて、心がふわっと軽くなったとき
・街で赤ちゃんがこちらに手を振ってくれたとき
・誰かが「ありがとう」と返してくれたときの笑顔
・スーパーで買ったみかんを口に入れ、思った以上の甘さが広がったとき
・湯船にゆっくりと浸かったときの、体がほどけていく感覚こうした瞬間に、私たちの心は自然に「ありがたい」とつぶやいているのです。
光、風、味、香り、体の感覚、人の笑顔。
自然と心がゆるみ、無意識に頬がほころぶような瞬間。
そんな瞬間、そうした小さなたくさんの幸せを、胸の奥深くまでいっぱい吸い込むように大切に味わいましょう。たった1分でも丁寧に味わえば、心は巡り、感謝が泉のように湧き出し、人生に新しい流れを呼び込んでくれます。『巡りの法則』 第2章 より 渡邉有優美:著 徳間書店:刊
「小さな幸せを感じること」
心を巡らせるための最初の一歩です。
これができないと、感謝することもできず、“幸せのループ”が回りません。
以下に「小さな幸せを感じる」ためのワークを紹介します(下の図7〜図9を参照)。
皆さんも、参考にしてください。



言葉が巡ると「現実」が動く!
私たちは、無意識のうちにネガティブな思考、つまりネガティブな「言葉の毒」に晒されています。
渡邉さんは、その毒を解き、内側からエネルギーを巡らせる「解毒する力」もまた、あなた自身の言葉の中に
あるとし、それが「言葉を巡らせる」ことだ指摘します。
言葉は、生きています。
そして、あなたの細胞の一つひとつは、その生きた言葉を聴いているのです。
昔から「言霊(ことだま)」と言われてきたように、私たちの言葉には、単なる音ではなく、人や想いを動かす力があるとされてきました。
ポジティブな言葉はポジティブなエネルギーや行動を生み出しますし、ネガティブな言葉は想いや行動の妨げになり、物事の停滞を招きます。良い言葉を巡らせることで、あなたの周りの現実が、良い方向へと動いていきます(下の図10を参照)。私は幼いころ、アニメ『愛少女ポリアンナ物語』が大好きで、主人公ポリアンナの、どんなときも幸せを探す姿に憧れていました。
ポリアンナは、父親を亡くし、孤児として遠い町にすむ叔母の元へ引き取られます。幼い子どもにはつらい状況の中でも、彼女は悲しむのではなく、代わりに「グラッド・ゲーム」と称して「よかった探し」を続けていき、周りの人々をも幸せにしていきます。
「悲しいけれど、涙が出るって、生きている証拠ね」
「寂しいけど、会いたいと思える人がいるのは幸せね」
そんなふうに、どんな出来事にも小さな光を見つけていく少女。
私はその姿に、子どもながら強い衝撃を受けました。「悲しいことも、よかったで包めれば痛くなくなる」
そう信じて、いつの間にか私も真似をしていたのです。
父に叱られて泣いた夜、転んで膝をすりむいた日、待ちに待った遠足なのに雨が降った朝、友達とケンカした日・・・・・・・。
私はどんな出来事にも“光の理由”を見つけ、「でも、よかった」と言葉を添えました。
その瞬間は、心の痛みがふっと軽くなり、まるで体の奥から温かい何かが流れ出すように私は包み込みます。私は、大丈夫。
私は、まだ大丈夫。あの頃の私はまるで知らなかったけれど、それは「言葉がエネルギーの流れを変える」瞬間だったのです。
やがて私は、現実の世界でも“言葉の力”を実感する出来事に出会いました。
オーストラリアへのワーキングホリデー資金を貯めるために、斎藤一人さんの会社「銀座まるかん」で働いていた頃のことです。
当時、会社では、その日の営業成績が良かった人には、翌日赤い封筒に入った「大入り(5万円)」が手渡されるという習慣がありました。
“同じ時間働くなら、絶対にこの封筒を手に入れたい!”
そう思った私は、「どうすればお客様が心から喜んでくれるか」だけを考えました。
そしてある日、ひらめきました。
「お1人のお客様に、半年分の商品をまとめて提案してみよう」
単なる販売ではなく、
「これで半年、毎日笑顔で過ごせますよ」
「ご家族にも分けてあげてくださいね」
そんなふうに“未来の幸せ”をイメージして伝えたのです。
すると、商品は驚くほどスムーズに売れていきました。
数日後から、成績はうなぎ上り。赤い封筒をもらえるようになりました。
「大入り」と墨で書かれたその文字を見た瞬間、全身が震えました。
そのときに確信しました。言葉は祈りであり、行動は祈りの形。
「ありがとう」「ついてる」「できる」そんな言葉を唱え、心をととのえ、行動した結果、見えない力が確かに現実を動かしていきました。
斎藤一人さんの会社では、言葉の力を感じたエピソードがもう一つあります。
「銀座まるかん」では、電話の第一声も、社員同士のあいさつも「はい! 感謝してます!」でした。
最初は驚きました。毎日繰り返すうちに、社員一人ひとりの心が軽くなり、職場の雰囲気も明るくなるのを実感しました。結果的に、人間関係も、仕事の流れも良くなっていくのです。
これは単なる習慣ではなく、会社全体の空気を感謝で満たす仕組みなのだと気づきました。
感謝の言葉は、組織全体の巡りをも変えてしまうのです。それはまさに、言霊です。ポリアンナの「よかった」から始まり、「ありがとう」で世界が少しずつ明るくなっていきました。そして、大人になった今、お守りのように大切にしている言葉があります。
それが「なら」「しか」。
「私なら」「私しか」というように、自分を鼓舞するときに使う言葉です。この言葉で現実が動き人生が巡っていくことを、私は「ならしか理論」と呼んでいます。ノートを開いて自分の心を書き出していたある日、「〜しなきゃ」「〜すべき」という言葉ばかりが並び、ふと手が止まりました。
その瞬間、心の奥から声が響きました。「私ならできる」
「私しかできない」私ならできる、私しかできないーー。
それは、思考よりも早く魂が放った声でした。「なら」は可能性を信じる音。
「しか」は唯一無二の自分を思い出す音。
「なら」で心が開き、「しか」で軸が立つ。この二つの言葉を唱えると、まるでミトコンドリアが光を放つように、自分の細胞の中から“信頼のエネルギー”が生まれていくのを感じます。
「なら」と「しか」は呼吸のように巡ります。
ヨガの呼吸法と同じように、「なら」で内側のエネルギーを満たし、「しか」で外に表現していきます。それが“生きている言葉”の呼吸なのです。
ヨガの呼吸法でいうと、吸う息は「自己肯定感」、吐く息は「自己信頼感」です。
これをならしか理論に当てはめると、吸う息=「私なら」→可能性を取り込む
吐く息=「私しか」→光を世界に放つならしか理論は、「自己肯定感」と「自己信頼感」をつなぐ橋。
自己肯定感は、今この瞬間の自分を優しく受け入れる、静のエネルギー。
自己信頼感は、これからの自分を信じて進む、動のエネルギー。
「私なら」で内側がととのい、「私しか」で外側へ光が広がります。この循環が、生きる力そのものを回復させてくれます(下の図11を参照)。先日、奈良に行ったときも、心の中でずっと「ならしか、ならしか・・・・・・・」と唱えていました。マントラのようです。
偶然入ったお店の店頭に、「奈良の鹿は神の使いとされていて、『神鹿』と書いて『しか』と読む」というようなことが書いてあるのを見つけました。
それを見て、神様は私たちに「あなたなら」「あなたしか」「私なら」「私しか」を伝えてくれているのだと確信しました。ヨガの教えでは「サットヤ(真実)」という言葉があります。
「ならしか理論」は、まさにこのサットヤの現代日本語版。
“誰かのようになる”のではなく、”自分そのものを生きる”こと。「私なら」ーー可能性を開く。
「私しか」ーー使命を貫く。この二つの言葉が巡るとき、魂は中心に戻り、心身の波動がととのっていくのです(下の図12を参照)。
もし「私なら」「私しか」という言葉が少し重たく感じる日があったら、無理に唱えなくても大丈夫。
ただ「今日も生きてる、よかった」と心の中でつぶやきましょう。
この言葉は“頑張るため”のものではなく、自分の中に光を戻すための言葉だから。『巡りの法則』 第3章 より 渡邉有優美:著 徳間書店:刊



「ご縁」と「運」は準備ができた人から巡ってくる!
体をととのえ、心をととのえ、言葉をととのえる。
渡邉さんは、その先に動き出す流れのようなものが、確実に存在
し、それが「ご縁」と「運」
だと指摘します。
運というのは「運ぶ」と書きます。つまり、何かを運ぶ力。
目に見えないけれど、私たちの毎日の中に流れています。その流れを感じ取るセンサーを磨いていくこと。それこそが、この章のテーマです。ご縁は、波動の鏡。
ご縁は、努力ではつかめないけれど、波動では引き寄せられます。
あなたが放つ言葉、表情、呼吸のトーンーーそれらすべてが「あなたという周波数」。同じ周波数同士の人や出来事が、まるで磁石のように出会っていくのです。
だから、「いいご縁が欲しい」と思ったら、「いい出会いを探す前に、自分の波をととのえること」から始めましょう。
反対に、心が穏やかで満たされているときは、なぜか優しい人、タイミングの合う人、そしてチャンスが巡ってくることが多いです。
波動がととのうと、出会う人も、出てくる話題も、タイミングもすべて変わります。「偶然」という名の必然が連鎖し始めるのです。
ご縁とは、外側で起こる偶然のように見えて、実は内側の状態が呼び寄せているもの。運がいい人は、波動が高く、タイミングのズレが少ない人です。
自分の内側がととのった状態にあると、ミラーニューロンは共鳴を、テロメアは寿命を、ミトコンドリアはエネルギーを教えてくれます。
結果として、まるで直感に身をゆだねるかのように、自然と自分の行くべき道を導いてくれるのです。私がよく講座で話しているのは、運を動かす5つの「チ」のお話。
それが、「チャンス(Chance)」「タイミング(Timing)」「チャレンジ(Challenge)」「チョイス(Choice)」「チューニング(Tuning)」です。
この五つの音(チ)は、古来の五大要素「地・水・火・風・空」に対応しています。運を動かす五つの「チ」
◯チャンス=地(Ground):現実に現れる機会。
◯タイミング=水(Flow):流れの中で訪れる瞬間。
◯チャレンジ=火(Fire):自分を燃やす行動の炎
◯チョイス=風(Wind):自由に選び取る意志の動き。
◯チューニング=空(Sky):それらすべてを包み、調和させる静けさ。「運がいい」というのは、細胞がご機嫌である状態。今、「私はあんまり運がよくないな」と思っても大丈夫。運がよくなる簡単なコツを教えます。
それは「ありがとう」「大丈夫」「うまくいく」ーーこの三つの言葉を意識して使うこと。
細胞は、プラスの声かけで良い働きをするようになります。この三つの言葉でチューニングを続けていくことで、現実の波は確実に変わります。
「準備ができた人から、奇跡が起こる」
この準備とは、心の姿勢のことです。そして、その姿勢をつくるのに必要なのは、たった1分の意識なのです。
大切なのはタイミングを味方につけること。焦りの波動で動くと、宇宙の流れとズレてしまいます。ですが、「今だ」と直感で感じる瞬間には、まるで時空が開くように、物事がスムーズに進んでいきます。
私自身も、人生の大きな転換はいつも、マインドの準備がととのった瞬間にサッと訪れました。たとえばギネス世界記録への挑戦も、ただの偶然ではありません。体も心も、そして「やりきる覚悟」もととのっていたからこそ、世界一という奇跡がやってきたのです。
焦らず、でも止まらずにいきましょう。私たちの心と体は、ひとつの楽器のようなものです。
思考はメロディー、感情はリズム、そして呼吸はテンポ。
そのすべてが調和したとき、あなたは「宇宙の音楽」と共鳴します。
この状態こそか、科学が証明する「ととのう=波長が合う」瞬間なのです。
人が深呼吸をしたり、瞑想をするとき、脳波は「β(ベータ)波(緊張)」から「α(アルファ)波」へ、さらに深い「θ(シータ)波(ひらめき・直感)」へと変化します。
α波の状態では、脳内の前頭前野が静まり、潜在意識と顕在意識の間に“扉”が開きます。このとき、情報処理のスピードは速くなり、シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)が起こりやすくなります。
科学的にも、α波やθ波が優位のときに、「デフォルトモードネットワーク(DMN)」と呼ばれる脳内ネットワークが活性化すると言われています。
このネットワークは思考の休息地とも呼ばれ、過去と未来をつなぐ創造的なひらめきを生み出します。
つまり、脳がチューニングされた状態では、宇宙の“情報の流れ”とあなたの意識が一致し、直感やタイミングの精度が格段に上がるのです。
それは「呼吸が深い」こと。
呼吸のリズムで動く人は、奇跡の波に乗れる人です。
呼吸の深さと安定は、心臓のリズム=心拍数(Heart Rate Variability:HRV)に表れます。このHRVが大きいほど、体はストレスに柔軟に反応でき、幸運をキャッチする余白を持つと言われています。
1分の深い呼吸で副交感神経が優位になると、心拍がゆるやかに変化し、リズムが自然界の波(およそ1分間0.1Hz(ヘルツ))と一致します。
これはまさに、運を受け取るチューニングです。
呼吸の1分で、体のリズムと地球のリズムがひとつに溶け合うとき。
それは、目に見えないけれど、誰もが感じられる奇跡の一瞬です。『巡りの法則』 第4章 より 渡邉有優美:著 徳間書店:刊
「ご縁」も「運」も巡り巡ってもたらされるもの。
いい流れをつくることで、良縁や幸運がやってきます。
いい流れは、自分の内側を整えることでつくることができます。
私たちの心と体はひとつの“楽器”のようなもの。
思考はメロディー、感情はリズム、そして呼吸はテンポ。
私たちも、これらを整えて「宇宙の音楽」と同調しましょう。
お金は「ありがとう」の巡り
渡邉さんは、お金とは、けっして「苦労の対価」ではなく、私たちが誰かに与えた価値、そして誰かから受け取った感謝のエネルギーが形になったもの
だと述べています。
つまり、「ありがとう」の気持ちが巡り巡って、私たちの元へ戻ってくるーその流れそのものが「お金」
だということです。
行動経済学や歴史、投資の視点から見ても、そのことは証明されています。
1.行動経済学(科学)から見たお金の巡り
お金にまつわる判断は必ずしも合理的ではありません。それどころか、「まず感情が動く」とされています。
1分「感謝」を意識するだけで思考の回路が切り替わり、投資や挑戦に踏み出しやすくなるーーそのようにも示唆されています。2.歴史・文化(人類の叡智)から見たお金の巡り
古代の貨幣は「祈りの象徴」でもありました。
神殿に捧げられたコインや、神社のお賽銭など・・・・・・。
お金は「取引する物」以上に「祈り」や「ご縁」を媒介するものでした。3.大富豪の教え(未来の知恵)から見たお金の巡り
著名な大富豪たちは、次のように述べています。
「富は社会に還元してこそ」ーーデール・カーネギー(作家)
「利他の心」ーー稲盛和夫(実業家)
「お金は世の中を良くする血液だ」ーー松下幸之助(パナソニック創業者)
「雪だるまは転がすほど大きくなる」ーーウォーレン・バフェット(投資家)
いずれも「巡らせること」の重要性を語っています。心理学・神経科学の知見でも、人は「お金への不安」を覚えた瞬間に危険察知の回路が働き、心身が硬直しやすくなります。
一方、たった1分「感謝」を意識するだけで、思考の柔軟さを担う前頭前野の働きが戻り、恐れや制限がほどけ、ものの見え方が変わるーーそう示唆されています。
小さな1分の意識が、大きな豊かさの扉を開き、内側と外側の世界を同時に変えていくのです。そのことを私に教えてくれた、幼い娘との会話があります。タイに住み始めて数年。娘は現地のインターナショナルスクールに通っていました。お迎えのスクーバスは毎朝高級レジデンスを循環して学校へ向かいます。その光景を見るたび、私は少し肩身が狭い思いをしていました。自分たちとの隔たりを突きつけられているようで、胸の奥がきゅっと縮むのです。
ある朝、バスから窓の外を眺めていた娘が、小さな声でつぶやきました。
「ママ、私はあそこに住みたいな」
反射的に私は言ってしまいました。
「あそこはお金持ちや芸能人が住むところよ。あなたは違うからね」
その瞬間、胸の奥で音を立てて何かが崩れ落ち、涙が止まらなくなりました。
子どもの頃、自分の親から繰り返し言われてきた「制限の言葉」を、私は無自覚に娘へコピーしていたのです。
「女の子だから」「うちはそういう家じゃない」「あなたには無理」ーー。
もうやめようーー私ははっきりと決めました。今、変わろう。現実否定の連鎖は、私の手で終わらせる。未来の私にふさわしい場所に、まずは身を置こうーー。
娘を見送った後、すぐにそのコンドミニアムの内覧へ。手が届いたのは一番狭い低層界の小さな部屋でしたが、迷わず契約しました。
この場所で、この場所にふさわしい価値のあるものを提供しよう。
思い切って決断し、仕事の仕方も見直すことに。そこから毎年の契約更新のたびに階数を上げ、15階、25階、33階・・・・・・と住み替えていきました。部屋が広がるたびに心も大きくなり、見える景色が変わるたびに未来の可能性も広がっていきました。
やがて最上階近くに住む頃、私はふと、自分がかつて「無理」と思っていた世界の中で、自然に呼吸し、笑い、暮らしていることに気づきました。
この経験は行動経済学でいう「ナッジ理論」にも重なります。大きな決断よりも、小さな環境の変化や日々の微差の選択が、未来の軌道を大きく変えるというものです。私にとっては「まず小さな部屋を契約する」という1分の行動が、心の奥で眠っていた「豊かさの芽」を芽ぶかせ、その後の未来を変えたのです。豊かになることを恐れていた心の鎖を解き放ち、自分や家族のためにお金を稼ぐ私になろうと決めると、自然と働き方も変わっていきました。それまでしていた対面でのヨガのレッスンだけではなく、ヨガの指導者の養成講座やオンラインでのレッスン、ヨガのインストラクターになりたい方への個別支援など、さまざまな方法でお金を巡らせるようになると、また別の想いが生まれてきました。
きっかけは、タイで出会った山岳民族の人たちです。都心のバンコクから離れ、大自然の豊かなチェンライへ。人々はバンコクとは全く異なる暮らし方で、決して豊かとはいえない生活の中で、懸命に生きている姿に胸を打たれました。
そこで見せてもらったのが、山岳民族の伝統的な刺繍です。手織りのヘンプ布と、ひと針ひと針の手仕事。糸1本1本に祈りが宿っているようで、触れるだけで胸が震えました。
「私もこの人たちのために何かをしたいーー」
自分が豊かになりたいという気持ちから、今度は人に与えたいという気持ちが出てきたのです。
私はその刺繍と布でオリジナルのバッグを作り、収益の一部を山岳民族の子どもたちの支援に充てることにしました。SNSで呼びかけると、あっという間にサイズアウトした衣服や靴、文房具などがバンコク中から集まり、約100kgの支援物資を仲間と一緒に山間の村へ運びました。
ジャンパーを抱えて跳ねる少年、ノートに夢中で字を書く少女ーーその笑顔を見たとき、胸の奥から熱いものが込み上げました。
豊かさは、分かち合った瞬間に何倍にも広がる。
そう確信し、この支援を続けるために試行錯誤してアパレルブランド「Aon Jasmine」が生まれました。ブランド名の「Aon Jasmine」は、Aで始まりNで終わる、間のOは“循環(ゼロ)”を表しています。これは「ひとつに巡る」という意味を込めています。宇宙の始まりと終わりの間にある「巡り」への想いを込めたブランドは、創業から9年が経ちました。これも巡りの賜物です。次に運命の巡りが導いてくれたのは、バリ島のウブド。
美しい自然と芸術や伝統文化、神聖さを感じられる場所で、吸い寄せられるように辿り着きました。
ウブドの地に降り立つと、湿り気を帯びた空気、ライステラスの緑、祈りの花、夕暮れのガムランーー
「ここに根を下ろしなさい」
と告げられたようでした。ウブドには知り合いも言葉の知識もゼロ。毎日ハヌマーン通りを歩き、スタジオや工房を回り、片言と笑顔と感謝でたくさんの人とのつながりを広げました。
ある日、いつも素通りしていた雑貨店に吸い寄せられるように入り、「このお店を引き継いでくれる人を探しているの」と声をかけられます。
偶然のようでいて、必然。
お店の人と対話を重ね、最終的にそのお店を新たに買い取り、そこが「Aon Jusmine」バリ店に。新たな挑戦が始まったのです。
白い壁に自らペンキを塗り、羽の壁画を描きました。「ここで写真を撮れば、天使のように写る」
ーー直感は当たり、SNSの投稿が話題を呼び、ご縁がつながり、巡っていきました。世界中の旅人に「Aon Jasmine」ブランドが広がっていたのです。
ご縁は1分の対話から生まれ、周りの人への心配りが思いがけない未来を連れてきてくれます。
この巡りは、私と関わってくれた人たちの人生にも、同じように起こっていきました。『巡りの法則』 第5章 より 渡邉有優美:著 徳間書店:刊
「ありがとう」や感謝を周りの人と分かち合う。
それがお金の巡りをよくするということ。
お金もエネルギーですから、循環させてこそ、その真価を発揮します。
お金の循環を妨げているのは、私たち自身の心の中にある「制限の言葉」です。
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渡邉さんは、巡りとは、遠い場所で起こる奇跡ではなく、わたしたちの日常の中で起こすことができる奇跡
だとおっしゃっています。
それは、たった1分の深呼吸、笑顔、感謝。その小さな1分が、心を巡らせ、体を巡らせ、やがて人生そのものを巡らせて
いくからです。
呼吸がととのうと思考がととのい、思考がととのうと現実が動く
。
小さなさざなみが、引いて寄せてを繰り返すことで大波になる。
そんな思いもよらない大きな効果を発揮する「巡りの法則」。
ぜひ、皆さんも、本書を手に試してみてください。
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