【書評】『100%』(ジェームス・スキナー)

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 お薦めの本の紹介です。
 ジェームス・スキナーさんの『100%』です。

 ジェームス・スキナーさんは、米国出身の経営コンサルタント、セミナー講師、作家です。
 現在は、シンガポールに在住し、世界を旅しながらの生活を送られています。

幸せになる秘訣は、人生を「100%」で生きること


 スキナーさんは、ほとんどの人は、真剣に自分の人生を変えようとすることもないし、現状に甘んじて、失敗を恐れると同時に成功も恐れて、行き詰まってしまっていると指摘します。

 人は誰でも、幸せになり、成功するために生まれてきています。
 そのためには、「100%」で人生を生きる必要があります。

 本書は、「100%でありたい」と願う人に、100%で生きるきっかけを与える方法やアイデアをまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「自由意志」・・・唯一変えられるもの


 スキナーさんは、「100%の人生」を現実化する、「たったひとつの原則」があると述べています。
 たったひとつの原則は、「世界を動かすふたつの力」から成り立っています。

 一つめの力は、「原因と結果の法則」
 つまり、原因のない結果はないし、結果のない原因もないというものです。

 この法則はこの世界のすべてを支配して、例外なく働いています。
 変えることができない、絶対的なものです。

 二つめの力は、「人間の自由意志」です。
 スキナーさんは、これこそが僕らが唯一変えることができるものだと述べています。

 変わるものはひとつしかないが、その「たったひとつ」の中に、あなたの運命が秘められている。
 唯一変わり得るものは何だろうか?
 それは、あなた自身の選択なのだ!

 選択以外に変えられるものはない。

 この偉大な力は、自由意志といって、神様が人間に与えてくださった最も貴重な賜物(たまもの)と言える。
 あなたは、選べる。

 自由に選択できる。
 自分は、どのような人間になるのか。
 自分の人生を、どのように生きるのか。
 自分は、どのような原因をつくり、それによってどのような結果を自分の生活に呼び寄せるのか。

 人間は自由に生まれ、自由に生きる。
 すべてが選択の結果であるのだ。
(中略)
 あなたは、自由であり、自分の幸福を追求し、それを選択できる。

 世界を動かすふたつの力がある。

      「原因と結果の法則」と「人間の自由意志」。

 すべてがこれで決まる。
 ほかにない。

 『100%』 第1部 より ジェームス・スキナー:著 サンマーク出版:刊

 自分の身に起こったことは、すべて自分自身が選択した結果です。

 100%の人生を生きるための最初のステップ。

 それは、どんなことが起ころうとも、言い訳(スキナーさんは、言い訳のことを「ストーリー」と呼んでいます)をしないこと。
 そして、自分の責任として認めることです。

幸せになるためには「愛と冒険」が必要


 スキナーさんは、幸せを得る人は、愛と冒険をしている人だと述べています。

 冒険はワクワクするものだ。
 変化をもたらしてくれる。
 冒険と言うからには、自分のギリギリの線なのだろう。
 チャレンジなのだ。
 だから、成長させてくれる。

 しかし、冒険だけでも、不十分である。
 それを一緒に楽しむ相手がいないと、けっきょくは寂しい。
 友人や伴侶がいないと、人間は最高の幸せに到達することはない。
 だから、愛も必要である。
 愛と冒険だよ!

 現代人の抱える病気は、退屈と寂しさである。
 そして、愛と冒険は、その処方箋(しょほうせん)なのだ!!!

 このふたつのキーワードを心がけるだけで、社会のつまらないレールから解放される。そして、あなたの人生は限りなく豊かなものになっていくに違いない。

 『100%』 第2部 より ジェームス・スキナー:著 サンマーク出版:刊

 スキナーさんは、「愛」はとにかく与えること、「冒険」は様々なことについて自分の安心領域から抜け出し、ギリギリの線で走ることだと述べています。

 100%の「愛」と「冒険」を目指したいですね。

スケジュールの戦術をもっているのか?


 愛と冒険に満ちた人生を生きるためには、時間が必要です。
 しかし、現代人には、その肝心な時間が与えられていません。

 スキナーさんは、スケジュールを立てる戦術の重要性を強調します。

 必要な時間を確保する方法として、「時間のブロッキング」を提案します。

 そのアポイントメントを、月曜日の朝一にスケジューリングしておこう。
 もし、それがダメなら、仕事のアポだとして、そして、月曜日から金曜日まで仕事をしているとすれば、金曜日の最後にしておこう。
 なぜそうするのだろうか?
 その答えは、最も重要なスケジューリングの秘訣である。

 月曜日の朝一にスケジューリングできたとしよう。
 そして、次のアポの要望が入った。
 それはどこに入れればいいのか?
 前のアポの直後に入れておこう。
 そして、それがダメなら、金曜日の最後か、月曜日の最後か。
 なぜそうするのだろうか?

 答えは、そうすることによって、何もスケジュールが入っていない時間のブロックをできる限り長く残すようにしているということだ。
 月曜日の朝一に、このふたつをスケジューリングできれば、月曜日の午後から金曜日の最後まで、何も入っていないということになる。
 これは、自分の最も大切なプロジェクトに働きかける、まとまった時間になる。
 そして、まとまった時間のブロックは、最も貴重なものなのだ!

 予定をまとめれば、自由に使える時間が増える!

 『100%』 第3部 より ジェームス・スキナー:著 サンマーク出版:刊

 細切れの時間の寄せ集めは、思考や作業が中断されるので、効率的ではありません。
 大きなことにチャレンジするためには、まとまった時間をとる必要があります。

 貴重な時間という資源を100%活用する。
 そのためにも、普段の生活から心掛けたいですね。

特殊部隊の訓練で学んだこと


 スキナーさんは、以前、ロシアで軍の特殊部隊の訓練を受けた経験があります。
 触れると手足が切断されてしまうレーザー線や実弾入りの機関銃を使用するなど、実戦と何の違いもないものでした。

 スキナーさんは、そこでふたつの大事なことを学びます。

 特殊部隊の世界では、しくじる隊員がいると、死者が出る。そして、たいていの場合、死ぬのはしくじった本人ではなく、仲間のほうである。
だから、「しくじるぐらいの奴だったら、訓練で死んでもらったほうがまし」と言うのだ。

そして、もうひとつの教えはこうだった。

練習と実戦が違っていれば、けっきょく実戦のとき、練習のようにやってしまう。
これもまた死者が出る。
だから練習であっても、本番であっても、いつでも100%でなければならない。
80%で8時間練習するくらいだったら、100%で10分間練習したほうが良い。

昔から、「練習によって完璧になる」という格言がある。
しかし、これは間違いだ。
「完璧な練習によって完璧になる」のだ。

 『100%』 第4部 より ジェームス・スキナー:著 サンマーク出版:刊

 実力が発揮できない人は、本番で、自分の力以上のものを出そうと力んでしまいます。
 それを防ぐには、いつも「これが本番だ」という意識をもって練習するしかありません。

 「完璧な練習によって完璧になる」

 何ごとも、練習も本番も関係なく、つねに100%の力で臨むこと。
 それが上達の秘訣です。

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 スキナーさんは、たいていの人は、25%程度でしか、人生を生きていないとおっしゃっています。

「100%」と言葉で言うのは簡単です。
 しかし、それがどんな生き方なのかは、経験しないとわかりません。

 私たちの頭にかかってしまっているリミッターを外してくれる。
 本書を読むと、そんな刺激とエネルギーが、自然と溢(あふ)れてきます。

 一度限りの人生。
 100%仕事をし、100%遊び、100%勉強し、100%愛する。

 そんな「100%の人生」を過ごしたいものです。


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