【書評】『自分を知る本』(橙花)

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 お薦めの本の紹介です。
 橙花さんの『自分を知る本 橙花の数秘占い』です。

 橙花(とうか)さんは、カバラ数秘術研究家・タロット占術家・カバラ数秘術講師です。

あなたの人生を読み解く「3つの数字」


 これまで5000人以上の鑑定をしてきた橙花さんが、強く感じていること。
 それは、ほとんどの人が「自分を知らない」ということです。

 橙花さんは、自分が何者であるか、それに気づかないことには、どう生きていいのか、どうしたら幸せになれるのかがわからないと指摘します。

 橙花さん自身も、悩みを抱えながら、さまざまな学びや試行錯誤を繰り返して、独自に生み出したのが「橙花式カバラ数秘術」です。

 橙花式カバラ数秘術では、人は生まれながらに「3つの数字」を持つと考えます。これらはすべて「誕生日」によって決まります。あなたは「偶然」その日に生まれたのではなく、その日を自分で選んで生まれてきているのです。3つの数字を橙花式では、①鍵(かぎ)の数、②魂(たましい)の数、③使命数と呼びます。

①「鍵の数」は、あなたの人生のメインストーリーをあらわします。
②「魂の数」は、0歳〜12歳くらいまでの性質をあらわす数字です。
③「使命数」は、人生のミッションとされる数字です。

 この3つの数字が絡み合い、交じり合うことによって、その人の本質、性格が形成されていきます。
 ①は文字通り、人生の「鍵を握る数字」。あなたの考え方や性質の大きなところをあらわすため、本書でも多くのページを割いて説明しています。
 ②の「魂の数」は、「(直近の)前世をあらわす数字」とされます。前世の感覚は今生(こんじょう)にも残っていて、それが幼少期にあらわれるのです。
 ③は、人生の「宿題」をあらわす数字。「この宿題だけは、今生でなんとか終わらせていきましょうね」という意味があります。

「鍵の数」がその人の人生の70%、「魂の数」が30%くらいを占め、中年以降に「使命数」が徐々に出現してくるといわれていますが、私の鑑定経験によれば、この割合は人によってかなり差があります。成人しても「魂の数」が非常に色濃く出ている方もいますし、幼いころにパキッと「鍵の数」に切り替わる方もいます。
 3つの数字要素のブレンド具合が、その人がもつ個性であり、人間性といえます。
 ですので、あなたの数字が関係している項目については、「鍵の数」「魂の数」両方を読んでみてください。たとえばあなたの「鍵の数」が「4」、「魂の数」が「1」でしたら、「鍵の数」の「1」、「魂の数」の「4」もあわせて目を通していただければ、きっとピンとくる部分があり、「自分は魂の数が濃く出ているかも・・・・・」といった読みとりができるはずです。
(中略)
 橙花式カバラ数秘術では人を12の数字に分類します。9通りあるいは11通りに分類する流派もありますが、長年の鑑定を通して、橙花式では、「鍵の数」を1、2、3、4、5、6、7、8、9、11、22、33の12通り、「魂の数」、「使命数」は10通りに分類しています。
 まずは次のページの計算方法で、ご自身の数字を出してみてください(下の図1を参照)。

『自分を知る本』 第1章 より 橙花:著 文響社:刊

図1 1 自分の数字を出してみよう① 自分を知る本 第1章
図1 2 自分の数字を出してみよう② 自分を知る本 第1章
図1.自分の数字を出してみよう
(『自分を知る本』 第1章 より抜粋)

 本書は、橙花さんが長年の鑑定経験から編み出した「自分自身を知る」方法を、わかりやすく解説した一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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[1の人]の特長は、ブレない意欲と精神力


「鍵の数」を知ることで、

  • 自分はどんな性格で、どんな考え方をするのか。
  • 何が好きで何がイヤなのか。
  • どんな仕事が合うのか。
  • どんな人が好きで、どんな恋愛・結婚をするのか。
 などがすべてわかります。

 例えば、鍵の数が[1の人]の性格・特長は以下のとおりです。

[1の人]は、数秘術のなかではもっともシンプルでわかりやすい存在といえます。
 数字があらわす意味そのままに、なんでも「いちばん」が好きです。好きなだけでなく「いちばん」を取る能力と精神力があります。
 一本気でまっすぐ、喜怒哀楽が激しく、正義感が強く、純真。「これ」と思ったことに熱く燃え、わき目もふらず、一直線に走ります。ディフェンスよりオフェンスの人です。
(中略)
 嘘がつけません。思っていることが顔に出てしまいます。
 ほかの数字では「言っていることとやっていること、考えていることが全部違う」ということがありえますが、[1の人]に限っては「言っていること=やっていること=考えていること」です。
(中略)
 いるだけでパッと派手で目立つ存在。[1の人]がいると場が華やぎます。
 先に立って組織を引っ張っていくリーダーでもあります。面倒見がよくて、行動力があるので、人がついてきます。
 声が大きくてハッキリとした物言いをするので、そんなところも「親分」向き。また、正義感が強く、悪意に立ち向かう勇気がありますから、人から頼りにされます。
[1の人]がリーダーになるときは、冷静で、人の裏を読むことのできる側近や部下が必要です。数字でいえば[7の人][9の人]あたりが適役。特に[9の人]は、[1の人]が苦手とする「まわりの状況を把握し、総合的に判断する」ことに長けています。
(中略)
「物語の主人公」です。ストーリーをつくり出す人。場は[1の人]を中心に回り、周囲の人は[1の人]の物語の登場人物です。
 いつも「主役」たりうるわけですから、人を惹きつける魅力やオーラ、カリスマ性があります。自己中心的ということでは決してなく、気づくと「自然に主役になっている」のです。
 そんなあなたをうらやましいと思っている人、あなたの人生を生きてみたいと思っている人がまわりにたくさんいるはずです。
(中略)
 何もない荒れ地に先陣を切って乗り込み、切り開いていくフロントランナーです。
 新しい分野を見つけ、いちばんに動きだすことができます。
 多くの人は「最初の一歩を踏み出せない」ことで悩んでいます。
 周囲の人は、[1の人]がまず一歩を踏み出すことで勇気をもらい、安心して動き出すことができます。

『自分を知る本』 第2章 より 橙花:著 文響社:刊

「鍵の数」は、数字が小さいほうが、性質がわかりやすくて明快です。

[1の人]は、表裏のない人、嘘のつけない人。
 そんな“竹を割ったような”性格の持ち主といえます。

 まさに行動力や公平性が求められるリーダーに、ぴったりな人物です。

[1の人]が、言ってほしい言葉


 では、[1の人]が口にすべきは、どのような言葉でしょうか。

『自分に対して掛けるべき言葉』は、以下のようなものです。

「いまのままで、ほとんどパーフェクト」
 どうしてもがんばってしまう[1の人]。それは焦りにつながります。ゆったりするのが上手な人を見て「うらやましいな」とは思いませんか?
 焦りの感情が薄まり、「ゆったり感」を手に入れたとき、[1の人]は最大級輝きます。いまのままでじゅうぶんOKなのですから、まずは認めてあげてください。

「つらいって言っていいんだよ」
 あなたは自分が強くなければいけないと思っていますね。全然そんなことないですよ。あなたの魅力は実はあなたの弱さのなかにあるんです。あなたの失敗や落ち込む姿は、みんなの心に安心感や仲間意識を生みます。あなたのいちばん大切にしている仲間は、強さも弱さも共有してこそなんですよ。

「みんな違う考えなのは当たり前なんだよ」
 誠実なあなたには表裏がありません。それはたくさんの人間のなかで生きていく上では無防備だということです。みんなが同じ価値観を持っていていいものはだれでもいいと感じるというのは幻想です。違っていて当たり前。違っていていいんですよ。それは裏切りなんかじゃないです。

『』 第2章 より :著 :刊

 真っ正直で、曲がったことが嫌いな性格。
 そのぶん、つい、自分にも他人にも、厳しく接してしまいがち。

[1の人]は、曖昧さを許す寛容さが必要です。

 一方、『他人に対して掛けるべき言葉』は、以下のようなものです。

「あなたの〇〇なところが好きです」
 あなたが思っているより、まわりの人はあなたのことを怖がっているかもしれません。すごく照れ屋な一面を持つあなたは、ストレートに好意を示すのが苦手ではありませんか? いつもの快活な調子で「〇〇さんが好きだからさ」なんて言ってみてください。苦手な相手でも、いいなと思う部分があったら、「〇〇さんのそういうところ好き」と伝えてください。相手はびっくりするほど喜ぶはずです。
「あ、私が悪かった。ごめんなさい」
 照れ屋なあなたは自分が悪いとわかっているときでも素直に謝れません。「そんなこと言わなくたってわかってくれよ」と思ってしまうのはあなたの甘えです。思いきって謝ってみましょう。物事が思いのほかスムーズに動き出すことに気づくはずです。

笑顔
[1の人]に言葉なんていらないんです。目を合わせてにっこり笑いかけてください。ストレートなあなたの笑顔はみんなを幸せにするでしょう。

『自分を知る本』 第2章 より 橙花:著 文響社:刊

[1の人]らしく率直に、飾らない言葉でほめてあげましょう。

[11の人]は、人を助け、導く役割を持って生まれてきた


「鍵の数」が、11、22、33の「ゾロ目」の人は、特別な役目を持って生まれています。
 それは、「救済、人助け」です。

 例えば、鍵の数が[11の人]の性格や特長は、以下のとおりです。

[11の人]には本質的に「人を助けたい!」という強い思いが内在しています。
 人のために生き、人を助けることで存在意義を発揮する人です。人助けをしていないと生きている感じがしないくらい、いつも誰かの役に立ちたいと考えています。
 カバラでは[11の人]は「神様から人を助け、導くことを役目として託された人」とされています。
 だれに言われたのでもない、教育でもない、まるでかの聖人「モーゼ」のように、生まれながらに「人助け」というカードが備わっている人です。
 どの場所にいても、とっさのことが起こったときも[11の人]は不思議と体が動いて人を助けているはずです。
 たとえば自分の子どもと人の子どもが同時にピンチを迎えていたら、自分の子どもより人の子どもを優先して助けてしまうようなところがあります。
 そのぐらい「救済」の精神が刷り込まれているのです。
 そして人を助けているときの[11の人]は輝いています。
(中略)
[11の人]は[2の人]と「人を助ける」という部分では同じですが、ある大きな違いがあります。
 それは「見ている世界」が違うのです。
[2の人]が「目の前の人」「自分の所属する組織」を見て、そこを救おうとするのに対して、[11の人]はもっと広い世界を見ています。
 神がかり的な愛、人類愛ともいえるものです。
 また[2の人]は繊細で、どこか自分の不安から人にやさしくするところがあるのに対し、[11の人]はもっと強くポジティブなのです。
 もちろん「いい、悪い」とか、どちらが「格上・格下」とかいう話ではありません。[2の人]と[11の人]では生まれ持ったミッションが違うだけのことです。
 だから表面に出ている性格も違います。
[2の人]はどちらかというと奥ゆかしくて、おとなしい人が多いのに対し、[11の人]はグイグイいきます。突っ込んでいく感じ。行動力があって、親分肌、姉御肌といった人が多いのも特徴です。
[2の人]が女性的だとしたら、[11の人]は男性的でドライであるともいえます。
(中略)
[11の人]には本質を見抜く力、物事を俯瞰して見通す力があります。直観力も鋭いです。時に神がかり的でさえあります。
 不正もズバッと見抜きます。
 そして[11の人]の言っていることはたいていの場合、「正しい」です。
 なぜ正しい判断ができるかというと、それは[11の人]の言うことが「無私」の精神からきているからです。
 それから[11の子ども]のなかには「霊感」がある子がいます。目に見えないお友だちとお話しています。
 大人になるとそうしたセンサーは子どもほど敏感ではなくなりますが、大人も[11の人]はほかの数字より「感じる人」は多いです。
 だれに言われなくても「見えている」「わかっている」[11の人]。
 私があなたに言えることなんて何もないような気がします。
 ただ、いままでの努力にねぎらいたいと思います。
 もし、あなたが消耗して疲れてしまっているとしたら、[11の人]の使命と勇気と能力について、いっしょに思い出していく役目を、本書が果たせるかもしれません。

『自分を知る本』 第2章 より 橙花:著 文響社:刊

 11、22、33の「ゾロ目」は、人助けの使命を背負って生まれてきた人生です。
 逆にいえば、人を助けることのできるだけの「能力と運」に恵まれた人生だということ。

 橙花さんは、その力をまっとうすることが、今生の「お勤め」だと指摘します。

[11の人]が言ってほしい言葉


[11の人]は、「言霊(ことだま)」を持っていて、言葉に力があるとのこと。
 橙花さんは、ポジティブなことをどんどん口に出したほうがいいとアドバイスします。

 そんな[11の人]が口にすべき言葉は、どのようなものでしょうか。

『自分に対して掛けるべき言葉』は、以下のようなものです。

「今回は時間が解決してくれるやつだ」
 あなたは間違っていません。いつだってあなたは正しいです。でもうまくいかないことはありますね。そういうときには「時が満ちていない」と考えるべきなんです。時間差であなたの正しさが証明されます。急いで解決を求めない。これはあなたが生きていくうえでのコツなんですよ。

「ほかの人はまだ気づいてないな」
 あなたはだれよりも早く異変に気づくでしょう。そして対策を練るでしょう。このスピード感はほかの人にはわかりません。「何を大げさに言ってるんだ」という反応をされてイライラするかもしれません。わかってもらえなかったとしても、しょうがないのです。あなたは導くことが仕事なのですから、あなたの指導力を発揮すればいいのです。

「自分がこの人生を選んできた」
 うすうす感じていると思いますが、あなたの人生は平坦な道ではありません。多かれ少なかれ苦労があるでしょう。たまにはへこむこともあるでしょう。しかし思い出してください。
 あなたは「人を助けるためにあえてこの人生を選んできたのだ」ということです。決して運が悪いわけでも流されているわけでもありませんよ。

『自分を知る本』 第2章 より 橙花:著 文響社:刊

 自分を信じて、行動すること。
[11の人]にとって、それは、何にも増して重要なことだというですね。

 一方、『他人に対して掛けるべき言葉』は、以下のようなものです。

「私がいるから大丈夫」
 あなたのそばにいる人は臆病な人かもしれません。あなたがいると安心できるから近くいたがるのでしょう。あなたが「大丈夫」と言ってあげれば心から安心できます。どうしても頼られてしまう人なんですね。あなたは。
「あなたが好きだから言うの」
 あなたは厳しい人だと思われているかもしれません。あなたの考えには一本筋が通っていて反論ができないし、いつも正しいし。言い方も率直なはずです。あなたがこう言ってあげれば、相手は嫌われていたわけではないのだなとすごく安心すると思います。あなたの言うことも素直に聞いてくれるでしょう。

「いいんだよ。自分が好きでやってるんだから」
 人がだれでも無償の愛を与えるわけではありません。なんか裏があるのでは? と思う人も多いでしょう。あなたが何かの見返りを期待しているわけではないことをわかってもらいましょう。だれしもあなたのように損得勘定がないわけではありませんものね。

『自分を知る本』 第2章 より 橙花:著 文響社:刊

 打算や下心があると胡散臭く聞こえる言葉も、無私の精神を持つ[11の人]が口にすると、すっと心に入ってきます。

「人助け」という今生のお勤めを果たすためにも、積極的に使いたい言葉ですね。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 自分を知ることの難しさ。
 それは、誰もが、自分なりの価値観や考え方のくせを持っていることに起因します。

 自分自身を、完全に客観的に捉えることは、不可能に近いです。
 せめて、自分と他人を相対的に比較できるものがあれば、自分を理解する手がかりになりますね。

 橙花式カバラ数秘術は、そんな「モノサシ」になり得る、便利な道具です。

「自分は、何のために生まれてきたのか」
「自分は、本当は何がしたいのか」

 そんな人生の悩みに苦しむ人こそ、一度は読んで頂きたい一冊です。

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