【書評】『人生の9割は自信があればうまくいく』(Atsushi)

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 お薦めの本の紹介です。
 Atsushiさんの『人生の9割は自信があればうまくいく』です。

 Atsushi(あつし)さんは、PRコンサルタント、ファッション&ライフスタイルプロデューサーです。
 21歳のときに、単身オーストラリアに渡り、プラダの販売員を3年半勤められて日本に帰国。
 25歳でディーゼルのPRに採用され、D&GやヴェルサーチのPRのトップを次々と経験されます。
 33歳でフリーランスのPRコンサルタントとして独立し、ご活躍の場を広げられています。 

あなたも簡単に人生を逆転できる!


 今でこそ、ファッション業界において不動の地位を獲得しているAtsushiさんですが、21歳までは十代の頃にあった兄のDVから逃れ、それ以降自分の現実からも逃げてばかりのダメダメなアルバイターだったと告白しています。

 Atsushiさんは、あることをきっかけに「たったひとつの自分の好きなことを仕事にしたい」と強く願うようになります。
 それが「ファッション」でした。

 もともとは、何の取り柄もないけれどファッションだけは好きだった、コンプレックスだらけのアルバイターだったAtsushiさんが、短期間で、世界のトップクラスのラグジュアリーファッションブランドに次々ヘッドハンティングされるようになったのには、もちろん理由があります。
 失敗と前進を繰り返しながら、いつしか「人生がうまいくための秘訣」をつかんだからです。

 Atsushiさんは、成功に必要な考え方を知って行動を起こし、それを継続することができれば、あなたの人生は好転し、どんな状況からでも必ずステップアップしていくことができると強調しています。

 本書は、Atsushiさんが、無我夢中で走り続けて身につけた、成功に不可欠な行動とマインドをまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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人生に「棚からぼたもち」はない


 Atsushiさんは、成功の主軸を支える大前提にして最大限の要素として、明確にわかったことがあると述べています。
 それは、仕事が充実して輝いている人は、例外なく努力をしているということです。

 単純すぎですか? 「そんなことわかってるよ!」とツッコまれるかもしれません。
 ではあなたは、「努力」がもたらす実りについて、真剣に考えたことはありますか?

 仕事でもプライベートでも、充実を目指すなら、まずは1〜3年後に達成したいと思う身近な目標設定が必要です。目標が決まったら、次にそれを達成させるには何が必要で、自分がどう動くべきかを考えて具体的な行動に移ります。
 行動には失敗がつきものなので、失敗から学ぶのも成長のうち。実は、失敗からしか学べないことのほうが断然、多いのです。
 その積み重ねによる経験値が自信となって自分を支え、最初の目標がクリアされる頃には自然と新たな世界が開け、次なる目標が見つかります。
 この地道で単純なステップこそが、充実=成功のもと。
「目標設定→努力の積み重ね→目標達成」を粘り強く繰り返すほど、最初は思ってもいなかったような場所にたどり着くことができるんです。
 そう、努力は決して自分を裏切らない。

 『人生の9割は自信があればうまくいく』 第1章 より Atsushi:著 角川学芸出版:刊

 まずは、「目標ありき」。
 目標さえ決まれば、あとはその達成に向けて突き進むだけです。

 余計のことを考えず、ひたすら目標達成に向けて努力すること。
 ひとつの方法でダメでも、そこで諦めずに、次の方法を・・・・。
 そんな試行錯誤を繰り返すことが大事なことですね。

斬新なアイデアは「ミーハー」


 Atsushiさんは、プライベートでも仕事でも、行動を起こしたり何か決断をしなければならないときは事前のリサーチを徹底的に行います。

 もともとリサーチが大好きということもありますが、物事をジャッジするときに比べる対象がなければ的確なジャッジはできないし、普段からより多くのものを見ていないと、いざというときいいものの目利きはできません。その比べる対象をつくるために、たくさんのリサーチをしているのです。
 それは経験も同じで、成功体験も失敗も数多く経験するほど、自然と「これはいける」とか「これではなんとなく足りないな」ということがわかってきます。

 そんな私のリサーチ好きの原点は、「ミーハー心」です。
 ミーハーだからこそ、探究心がある。今も、雑誌は月に30冊前後購読し、ファッション誌はメンズ誌、レディース誌のほとんどを読んでいます。
 1日の仕事が終わると、夜、お風呂で半身浴をしながらiPadで情報収集。
 iPadも、移動中のながら時間や隙間時間をトータルすると、1日5時間近く触っていると思います。家でテレビをつけているときも、気になる情報があればすぐにiPadでチェック。そんなふうにして、今何が注目されているかなど、常に世の中の動向をリサーチしています。
 
 たくさんの情報を得ていると、自分のなかで何かを決める際にジャッジの材料になるだけでなく、あらゆる場面でコミュニケーションに役立ちます。何しろ話題が豊富になるので、料理好きな人や映画に詳しい人など、どんなタイプの人とも話が盛り上がりやすいんです。

 あなたが会社員なら、取引先の方と接するとき、仕事以外に共通の話題が見つかるとグッと親密になれるはずです。
 すると仕事上の距離も少し縮まって、信頼関係が生まれやすくなります。話題は豊富のほうがいいし、リサーチはしないよりしたほうが自分のためになるんです。

 『人生の9割は自信があればうまくいく』 第3章 より Atsushi:著 角川学芸出版:刊

 旬な情報は、仕事に直接役立つだけでなく、周囲とのコミュニケーションにも活用できます。
 話題は豊富にもっているに越したことはありません。
 つねにアンテナの感度を鋭く、いろいろなことに好奇心を持っていたいですね。

「自分から心を開く」「相手の話は親身に」


 時間は限られた資源です。
 同じ時間を使うなら、より実りの多い人間関係やコミュニケーションに時間を費やしたいですね。

 Atsushiさんは、自分の人生や仕事におけるキーパーソンは誰なのか? ということを、今一度真剣に考えてみてほしいと述べています。

 人間関係って、相手といくら親しくなりたいと思っても、計算でどうにかなるものではないですからね。でも、だからこそ面白い。

 私はプライベートでは友だちに隠し事をされるのが苦手なので、自分も隠し事をしないようにしています。モデルさんたちとも今はみんな仲の良い友達同士ですが、初めは「この人、どんな人なんだろう?」という、お互いを探りあう空気もあったと思います。
 そんなとき、自分が隠し事をして自分をよりよく見せようと取り繕っていると、相手も身構えてしまいます。だからファーストステップとして、私はまず自分から心を開いていろんな話をするようにしていました。

 すると相手の警戒心が弱まり「私も話してみようかな」という窓口が開けます。
 かかる時間は相手によってそれぞれですが、気の合う人は次第に構えを解いてくれて心が通じてきます。次に相手が話してくれたら、その話を親身になって聞くことです。

 私は彼女たちと過ごす時間の中で、「やっぱり自分が心を開かないと、相手も本音で応じてくれない。自分が心を開けば、相手も心を開いてくれるんだな」ということを実感しました。
 信用される自分でいるには「表裏がない」「常に本音でいる(=嘘をつかない)」ことが大事です。正直な人が信用されるのは当たり前ですよね。だから私はプライベートでは常に本音で相手に接しています。
「あなたと話していると落ち着く」
 そんなふうに言われたら、それは相手があなたに心を許してくれている証拠です。

 『人生の9割は自信があればうまくいく』 第4章 より Atsushi:著 角川学芸出版:刊

 やはりどんなコミュニケーションも、信頼関係が第一だということです。

 自分から心を開くこと。
 表裏がないこと。
 嘘をつかないこと。

 充実した人間関係を築くために、心がけていきたいですね。

コンビニ弁当はやめる


「自分磨き」は、どんな人でもやればやったぶんだけ目に見えて結果が表れる、もっとも明確な自分への先行投資です。

 Atsushiさんは、「自信をつけるための習慣」の具体的な実践方法を25項目挙げています。
 その中のひとつが、「コンビニ弁当をやめる」です。

 結局、自分磨きというのは“相手にいい印象を与えること”につながっています。人間関係を広げて仕事で出世したいなら、人に不快感を与えず、相手にも、「この人なら仲良くなりたい」と思ってもらえるような魅力的な自分づくりが必要。その基本ともいうべき健康的な顔色や肌のツヤをつくってくれるのが日々の食事です。
 私はディーゼルに入った頃はとても忙しく、朝食は食べられず、昼と夜はデスクでコンビニ弁当やお弁当チェーン店の弁当を食べていました。食生活による影響をまったく考えず、毎日揚げ物中心のお弁当と深夜残業で顔はパンパンにむくみ、吹き出物だらけでした。料理は好きでしたが料理をする時間がなかったんです。
 ある日、吹き出物をどうにかしたくてデパートの化粧品カウンターに相談に行くと、キメが乱れて毛穴の開いた私の肌を見た美容部員さんとこんな話になりました。
「たばこを吸っていますか?」
「吸っています」(今はやめていますが当時は吸っていました)
「食事はどんなものを食べていますか?」
「コンビニでパンとかお弁当を買ってます」
「・・・・・スキンケアももちろん大事なんですけど、体の中からってすごい大事ですよ」
「そうか・・・・・やっぱり食べ物は大事なんだな」
 そう思って周りのモデルさんやヘアメイクの友人たちに聞いてみると、みんな「食事は大事」と声を揃えます。それがきっかけでコンビニ弁当をやめてなるべく自炊をし、できる日はお昼に食べるお弁当をつくって持っていくようになりました。
 お弁当は日曜日に玄米をまとめて炊いて一膳ずつ小分け冷凍し、おかずはサラダか野菜炒め。野菜炒めはキャベツやたまねぎ、にんじんを炒めるだけでサラダもブロッコリーを茹(ゆ)でたりレタスやプチトマトを入れる程度。手の込んだものではありません。
 夜は会食も多かったのでお弁当には肉を入れず、会食がない夜も、自炊か会社の近くの定食屋さんでバランスのいいものを食べるようにしました。
 そして、もうひとつ心がけたのが、1日1.5リットル以上の水を飲むことでした。
 すると、まず吹き出物がスゥーッと消え、顔のむくみが徐々にとれていきました。1か月もすると、大げさでなく、今より1.5倍はあっただろう顔の大きさが小さくなってスッキリしたんです。独身のビジネスマンで自炊しない人も、試しにコンビニ弁当をやめて、水をたくさん飲み、意識的に野菜を食べてみるのをオススメします。体調と見た目の変化を2週間で実感できるはずです。

 『人生の9割は自信があればうまくいく』 第5章 より Atsushi:著 角川学芸出版:刊

 お肌のケアに人一倍気を使うモデルさん達と一緒に仕事をしているAtsushiさんの言葉だからこそ、説得力がありますね。

 良い習慣を取り入れることよりも大事なことは、悪い習慣を取り除くこと。
 もちろん健康に関しても、それはいえることですね。

 できるところから、少しずつ改善していきたいものです。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 Atsushiさんは、最初は簡単なことをひとつずつやり、たくさんの失敗といくつかの成功経験を重ねながら、少しずつ目標をバージョンアップさせていくことが、成功の秘訣だとおっしゃっています。

 まず、行動を起こすことが重要。
 自分が動かなければ、何も始まりません。

 行動して成功すれば、それが自信の源になります。
 失敗しても過ぎてしまえば、貴重な経験になり、自信につながります。
 自信をつけるには、成功率を上げるのではなく、数をこなすことが重要だということです。

 失敗を恐れす、とにかく前進あるのみ。
 とにかく一歩、前に踏み出す勇気をもつこと。そこに、新しい道が開けます。

 私たちも、自分の好きなことに一直線に進んでいく覚悟と自信を身につけたいですね。

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