【書評】『誰も教えてくれなかった引き寄せの秘密』(清水美ゆき)

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 お薦めの本の紹介です。
 清水美ゆきさんの『どんなに引き寄せをしてもうまくいかなかったあなたへ 誰も教えてくれなかった引き寄せの秘密』です。

 清水美ゆき(しみず・みゆき)さんは、NLPマスタープラクティショナー、薬膳マイスターです。
 10年以上にわたり、本当に自分に必要な法則を独自に研究し、成果を出されています。

“自分にピッタリの法則”を自分自身で創り上げよう!


 成功するため法則、幸せになるための方法は、世の中にいろいろあります。
 しかし、その通りやってみても、うまくいかない人は多いです。
 清水さんも、かつては、その中の一人でした。

 私の場合、やればやるほど苦しいことも増えていました。
 そして、いつまでこれを続ければいいのかわからず、出口が見えない中で、とにかく「やり続けなければ」だけで、実践していました。
「おもしろいからやめたくない」ではなく、「うまくいかなくなってしまう」という不安から、立ち止まることができず、「やめられない」、という感覚に追い込まれていったのです。

 実際、法則の中でも、うまくいくものもあります。だからなんとなく、やめられなかったのかもしれません。でも、一部だけだったのです。だいたいはうまくいかないことが出てくる。そして、だんだんうまくいかない方が増えてきたりする。
 なぜでしょうか。言われていることを忠実に実践しているのに、こちらはうまくできて、こちらはうまくできない・・・・・。

 そこにはトラップ(ワナ)がいくつも隠されていることに気づいたのです。

 取り組むときにいちばん重要なことや、本当に必要なことがあまり書かれていなかったり、さらっと読み飛ばされてしまうようなところに簡単に書かれていたりするので、大事なポイントに気づかない、知らないということが起きていたのです。“そもそも”の部分をすっ飛ばして、取り組んでいたのです。わかっていたつもりでした。でも、本当にちゃんとわかってはいなかったのです。

 大事なことは「法則は一つではない」ということ。
 みなさんも、知っているよ、わかっているよと思っているかもしれません。私もそうでした。でも、もしかしたら、捉(とら)え方がちょっと違うのかもしれません。もし、本当にそのことがわかっていたら、「今、すべてはうまくいっている」と言えるはずなのですから。
「これをやればうまくいく!」というマニュアルのようなものは残念ながらありません。得た情報や内容を、自分なりに組み立てて“自分の法則を自分で創り上げていく”ということが必要です。だから実践してみないと、それが自分にとって必要なのか必要でないのかはわからないというわけです。

 『誰も教えてくれなかった引き寄せの秘密』 はじめに より 清水美ゆき:著 ヒカルランド:刊

 うまくいく法則だからといって、すべてを実践する必要はないということ。
 清水さんは、やってみたいと思う、続けられそうだと感じることだけを続ければよいと述べています。

 本書は、「やること」「やらないこと」を選択して“自分だけの法則”を創り、人生をスムーズに動かす方法についてまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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今の状態に合った法則を適切なタイミングで使っていく


 ある人が書いた成功法則。
 それは、その人にとって真実であり、本当の法則です。
 しかし、それが他の人にもそのまま当てはまるわけではありません。

 清水さんは、「これさえやれば必ずうまくいく!」はないと強調します。

 これをすればうまくいく、という方法を知りたくて得たのに、やってみて嫌だったらやめるって、じゃあ何をすればいいんだ! という感じだと思いますが、そもそも、今の私に必要なものは全部であり、そのすべてに取り組まなければうまくいかないというのが、思い込みなのです。もしかしたら、そこから得られた学びからは、今の私には一つでいいかもしれない。

 書籍を書いたり、セミナーで講演されたりしている方から得られる感覚は、どちらかというとエネルギーが高く、これならうまくいく! これがいい! 間違いない! というパワーのある方が多いとは思いませんか? その方々も、以前までは同じように迷っていたかもしれません。聴講している私たちのように、うまくいかなくて、ちょっと自信がないなあという状態のときもあったはずです。
 ただし、そこから、一つずつ実践をして、なんとなくこれかもしれないという状態となり、とても充実している感覚を手にし出した。だから、このことを他の人にも伝えたいという思いで、聴講する側から、発信する側になっているのだと思います。
 昨日、聴講側だったのに、今日、発信側になっているわけでは間違いなくありません。そこには、実践し続けてきたという経過があります。状態が変わるたびに、取り入れる法則を変えていたかもしれません。使うものを少しずつ増やしていったのかもしれません。順番を変えたのかもしれません。どのように使っていたのかはその人しかわからないのです。

 でも、伝える側になったときには、そこまでの経過で使ったすべてを同時にお伝えしています。そしてその人が使った順番で伝えているかもしれません。ここが、ポイントです。その人のその状態に合ったもの、適切なタイミングで使ったツール。どんな状態のときに、どんなタイミングで何を使うかは、人それぞれ違います。それは同じ人が一人としていないからです。

 ある人が言っている法則。その人にとってはその順序、その法則が自分をより良くするための取り組みの真実です。何に興味を持ち、どんなことを楽しいと思うのか、簡単だと思うのかはその人の感覚です。でも、私にとっては違うと感じるものがあるのは当たり前だとは思いませんか? 聞いたとおり、学んだとおりにやらなくては! と思う必要はないのです。

 『誰も教えてくれなかった引き寄せの秘密』 第1章 より 清水美ゆき:著 ヒカルランド:刊

「言われた通りにやらないといけない」
 真面目な人ほど、そのように考えがちです。
 そして、効果がほとんどなくてもそのまま続けてしまいます。

 苦痛だったり、苦手だったりすることは、自分に向かない方法なのかもしれません。
 一つの方法にこだわらず、他の方法を試す勇気を持っていたいものです。

「ポジティブシンキング」の逆効果に注意!


 もともと日本人には、不安を感じやすい遺伝子の型を持つ人が多いとのこと。
 その日本人が、つねに欧米的な「ポジティブシンキング」をするのは少々無理があります。

 まずは自分がどちらの傾向がどれくらいの割合で強いのか、だいたいでもいいので、把握したうえで取り組むのが大切なのです。私の場合は自分の解釈ではありますが、ポジティブ:ネガティブの割合は4:6くらいです。もともとは2:8くらいだったと思います。
 普段の思考はどちらかというと、リスクを考えて行動しているタイプでした。もしもダメだったらというシミュレーションをよくしていたように思います。不思議なことに、プラスのシミュレーションはあまりしないのに、マイナスだったときの対応はいくつも考えていました。

 ポジティブな状態でいることは、必要なことです。物事のマイナスの面を見るよりも、プラスの面を見たほうが気分はいいし、自信も出てきます。それは、ポジティブと聞いて、連想される感情を見てもわかります。見ていて気分がいいのは、間違いなくプラスの感情にひもづけられる、ポジティブの方です。
 だからといって、絶対ポジティブです。その思考しか、してはダメです。と極端にポジティブシンキングだけを、取り入れようとするから、リバウンドが起きてしまうのです。
 健康的な身体をつくるために、ダイエットで食生活を改善しようと、今までお肉や甘いもののやごはんなど好きなものを好きなだけ食べていたのに、明日からは野菜だけしか食べない! と極端な食事制限をしてしまうと、リバウンドがきたりしますよね?
 いきなり変えようと、今までのものをすべてダメとすると、かえって「食べたい!」が増したりしませんか?

 今までの思考に自分が慣れているのですから、そこに修正をかけようと思うのであれば、徐々にスライドしていく必要があるのです。そして、少し戻ったとしても、今日はまあいいでしょうと、許容してあげることも必要です。そもそも、それも自分なのですから。

 『誰も教えてくれなかった引き寄せの秘密』 第2章 より 清水美ゆき:著 ヒカルランド:刊

 考え方やものの捉え方は、人それぞれです。
 ポジティブかネガティブかも、ある程度は生まれつきの性格で決まってきます。

 ポジティプが正しく、ネガティブが悪い。
 そんな単純なものでもないですね。
 自分自身の考え方の特徴を知り、それを認め、生かすような方法で取り組みたいですね。

「内側の声」を軸に動くこと


 自分がどうしたいのかという“内側からの声”はとても大切です。
 外側からの声だけで過ごしてしまうと、その声に反応する自分になってしまうからです。

 自分の内側の軸ですべてを動かしている人たちは、周りから見てどんな結果であったとしても、本人は十分満足していたりします。何を言われても、「私はこれでいいから」と突き進んでいく力を持っています。良い意味で、周りの声や反応は後回し。むしろあってもなくてもどちらでもいい、と思っているのかもしれません。そして、ときどき、その通信手段をシャットアウトしていたりします。それは周りの声、つながり過ぎている感覚を一時的に断って、自分自身の声にきちんと耳を傾けている時間を持っています。

 逆に、外側の軸ですべてを決めてしまう人は関わる人によって、ブレてしまいふらふらしている状態になってしまいます。人の声や情報が気になって仕方ありません。あの人がこう言っているから、やっぱりこっち。私はこうした方がいいらしいから、そのとおりにしてみよう。みんなが、あれをしているから、やった方がいいのかも。これを続けるとどうなるかもうおわかりですよね。うまくいかなかったりすると、他人のせい、環境のせいにし、およそ、自分で人生を創っているというところからはかけ離れてしまいます。

 だから自分の声が大事であり、自分の意志や思いが大切だというわけです。このあたりは、すでになんとなくみなさんもおわかりだと思います。

 法則と呼ばれるものを習得していくときも同じことがいえます。

 成功法則や引き寄せの法則など、法則と呼ばれるものはすべて自分以外の人が創っているものです。初めのうちは真似してみるのもいいと思いますが、真似していく中で次第に自分だけの法則を創り上げていくことが必要なのです。なぜならば、誰かが創ったその法則は、その人が創ったもの、自分用のものではありません。自分の外側にあるものです。
 取り入れて自分の内側のものとして定めていくことが必要であり、大切なことなのです。だから読んだだけでなく、実験する必要がある。自分にとって、その取り組みは効果があるのかどうか、自分が使うとどんな感じがして、どんな印象を持つのか。同じ方法をとっても感じ方を人それぞれ、受け取り方も人それぞれ、だからこそ、自分で実験して自分だけの法則を創り上げることが大事なのです。

 『誰も教えてくれなかった引き寄せの秘密』 第3章 より 清水美ゆき:著 ヒカルランド:刊

 本の通りやってみたけれど、なぜかしっくりこない、続けたくない。
 それは自分のやり方が間違っていたのではないかもしれません。
 もともと、そのやり方が自分に向いていなかった可能性も高いです。

 “外の声”に惑わされず、自分の感覚や意志を信じること。
 幸せを引き寄せる大きな秘訣ですね。

先取り体験でリアルな感情を呼び覚ます方法!


 願望を実現する手段として、「なりたい姿や欲しいものをイメージする」方法があります。
 しかし、まだ実現していないことやものをリアルに想像するのは、なかなか難しいものです。
 イメージすることが苦手な人は、なおさらですね。

 では、どうすればいいのでしょう。
 先に体験してしまうのです。そのイメージどおりでなくても構いません。ちょっとイメージできそうな、近いこと、似たようなことでいいのです。それでも、体験をすればそのことに感じることや印象、見えるものや聞こえること、身体の感覚が感じ取れます。
 そうすれば、再現するのも比較的簡単になります。

 例えば、「こんなところに住みたい」という願望があったとします。はじめはなんとなくでも構いません。こんな土地に住みたい、と思うのであればその場所へ行ってみます。そしてその街を歩いてみるのです。この街に住んでいるかのように、自分が住んだら歩く街ですから、歩いてみて感じることを体感してみます。通勤、通学の道はどんな感じなのか、どんな音が聞こえて、どんな人たちが行きたがっているのか。

 そして、こんなマンションに住んでみたいな、という場所があるのであれば、内覧に行ってしまいましょう。物件を探しているといえば、引っ越す予定がなくてもちゃんと案内してくれます。ベランダから見える風景、玄関から入る感じ、そこに住んでいる人たちの雰囲気、体験してみると、はっきりと感じ取れるものもあります。逆に、想像と違う部分が出てきたりして、違和感が発見できたりもします。

 そのときに感じる「こんな感じか」という感覚がまさに『リアル』なのです。体感してみて、「この街に住みたい!」「こんな家で生活したい!」と強く思ったら、それだけで、十分発信完了です。その後、具体的にイメージしなくても、すでに実現に向けておそらく動き出しています。

 『誰も教えてくれなかった引き寄せの秘密』 第4章 より 清水美ゆき:著 ヒカルランド:刊

「0」から「1」を創り出すのはとても難しいものです。
 イメージを膨らます素材になるものがあれば、同じイメージするにも楽になりますね。
 すでに具体的な願望を持っている人は、ぜひ試してみてほしい方法です。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 一口に「引き寄せの法則」といっても、それを利用する方法は、星の数ほどあります。
 どれが本当に効果があるのか、迷ってしまいますね。

 その真実は、「どれも正解で、どれも不正解」です。
 著者自身が成功した方法であることは間違いありません。
 しかし、だからといって、それが誰にでも当てはまるわけでないです。

 幸せの価値観は人それぞれ。
 幸せにいたる経路もまた、人それぞれです。
 皆さんも、本書を片手に、自分にとっての正解を探す旅に出てみてはいかがでしょうか。


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