【書評】『あなたが幸せになれば、世界が幸せになる』(石井貴士)

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 お薦めの本の紹介です。
 石井貴士さんの『あなたが幸せになれば、世界が幸せになる 「引き寄せの法則」が起きる人、起きない人。その違いとは何か?』です。

 石井貴士(いしい・たかし)さんは、名古屋出身の起業家・作家です。

「幸せの磁石」になろう!


 石井さんは、あなたが本当に心の底から求めているものは「幸せ」であり、ほかのほしいと思っているものはすべて、幸せのオプションにしか過ぎないと指摘します。

 幸せになるために頑張るのではなく、まず最初に、「幸せ」のみを追求することが重要です。
 つねに幸せを感じるようになると、欲しいものを次々と吸い寄せるようになります。

 あなたが「幸せの磁石」になった状態を想像してみてください。
 あなたを幸せにしてくれる人が、どんどん引き寄せられてきます。
 あなたが笑顔でいれば、笑顔が好きな人が引き寄せられます。
 胸に手を当てて考えてみてください。
 あなたは今、「不幸の磁石」になっていませんか。
「私は借金まみれなんです。お金がないんです。恋人もいないんです。結婚もできないんです。いいことがないんです」と口に出していないでしょうか。
 そういう人は、自分自身が不幸の磁石になってしまっています。
 だから、不幸ばかりを引き寄せてしまっているわけです。
「でも、そんなこと言われても、現実問題として借金があるんだから、仕方がないじゃないか」という方もいるでしょう。
 はい。「現実問題として借金がある」と口に出してしまっているから、どんどん借金が増えていってしまっているというのが現実です。
 借金がある人の中でも
 1、借金はあるが、一切そのことは口に出さずに、笑顔でいる人。
 2、借金があって、いつも文句を言って、仏頂面(ぶっちょうづら)の人。
 の2通りの人がいます。
 1の人は、借金があることさえ忘れているので、いつのまにか借金を返しています。
 2の人は、借金があることばかりにフォーカスしているので、どんどん借金が増えていきます。
 あなただったら、どちらの人と仲良くなりたいでしょうか。
 間違いなく1の人のはずです。
 ということは、1の人は、多くの素敵な人を引き寄せているということです。
 逆に、2の人は、文句ばかりを言うしかめっつらの人を引き寄せているということです。
「借金があって、返せません」という方の多くは、文句を言っています。
 だから、借金が返せないわけです。
「不幸の磁石」になるか、「幸せの磁石」になるか。
 あなたは、「幸せの磁石」になることで、人生において成功するのです。

 『あなたが幸せになれば、世界が幸せになる』 まえがき より 石井貴士:著 ヒカルランド:刊

 本書は、自分が「幸せの磁石」となることで、望む人や物を吸い寄せる方法をまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「意識体空間」とは、何か?


 私たちが「幸せの磁石」になるうえで、最初に理解すべきことが、「意識体空間」という考え方です。

「意識体空間」というのは、意識体の空間によって、世界が構成されているという考え方です。
 人の周りにオーラがあり、そこに多くの人から意識の念が飛ばされて、意識体が作られている考えてみてください。
 人は、相手を見るときに、その人の本質を見ているわけではありません。
 その人がまとっている「意識体空間」を読み取っています。
 たとえば、新宿の歌舞伎町で、髪を盛っていて、黒のスーツを着ている男性がいたとしましょう。
 そうすると、すれ違った人の多くが「この人はホストだな」と思うわけです。
 これが、意識体空間の考え方です。
 その人は本当にホストかどうかにかかわらず、多くの人の「念」を自分のオーラにくっつけているのです。
「貧乏な人」というのは、多くの人から「貧乏そうだな」と思われています。
 そうすると、その人は、意識体空間において「貧乏な人」になるので、現実社会でも、「貧乏な人」になっていってしまいます。
 モテモテの人は本当にモテているかどうかは別にして、最初の時点で、多くの人から「モテている」と思われています。
 だから、あとから現実として、本当にモテているということが訪れます。
「中学時代は、学年で一番モテたのに、同窓会で会ったら、たいしたことがない男性になっていた」というケースがあります。
 これは、中学時代は「この人が学年で一番モテる」と、学年中の人が思っていたから、その人の意識体空間に「モテている」という念が宿り、それを全員が読み込んでいたというだけです。
 それがなくなった途端に、普通の人になってしまったわけです。
(中略)
 あなたは、周囲の人、直接知っている人からも、知らない人からも、どんな人だと思われていますか?
 もし、あなたがお金持ちだと思われているならば、いつかお金持ちになります。
 もし、あなたがモテないと思われているならば、モテない人になっていくはずです。

 この「周りの人からどう思われているか?」というのが、意識体空間の考え方です。
 自分の意識体空間に、「モテている」「お金持ちだ」「成功者だ」という念をつけていくことができれば、あなたの人生は、うまくいくのです。

 『あなたが幸せになれば、世界が幸せになる』 1章 より 石井貴士:著 ヒカルランド:刊

 お金持ちになるためには、「自分はお金持ちだ」と思い込むこと。
 それと同時に、周囲から「あの人はお金持ちだ」と思われるようになること。

 引き寄せの法則は、まず、意識体空間で起こり、いずれ現実社会にも反映されます。

 すでに「なりたい自分」であるかのように振る舞うこと。
 周囲に、すでに「なりたい自分」であることを、認知させること。

 それが、「幸せの磁石」になるための秘訣ですね。

目標には「数値」を入れて具体化する


 夢がかなわない人は、目標があいまいなことが多いです。
 石井さんは、幸せになるためには、あなたにとって、何が幸せなのかを明確にする必要があると述べています。

 目標を具体的にするためには、「数値」を入れるのが、おすすめです。
 お金持ちになりたいというのであれば、年収1000万円なのか、年収1億円なのかで、その後の行動が変わってきます。
 年収1000万円が目標ならば、今の会社を辞めずに、部長、局長を目指していくのが現実的です。
 年収1億円が目標なのであれば、今の会社の社長の給料を超えてしまうので、会社に居続けたとしても、一生目標は達成できない人が大多数でしょう。
 私は会社員時代、「年収1億円になる」という目標を掲げました。
 テレビ局のアナウンサーのまま、年収1億円になっている先輩はいるのだろうか? と周りを見渡しましたが、当然のことながら、誰一人いませんでした。
 どれだけ上手なアナウンサーでも、ほかの正社員と同じ給料でした。
 社長、局長クラスでも、年収1億円の人はいませんでした。
 だから、会社を辞めて、会社をつくるしかなかったわけです。

「自由な時間がほしい」というのも、あいまいです。
 電車の通勤時間は、自由な時間だと思っている人もいますし、通勤時間が長いから自由時間がないと思っている人もいます。
「毎週月曜、火曜の18時から20時は、自由な時間として使う」というのであれば、具体的な目標になります。
「月曜日と火曜日だけは、定時に仕事を終わらせるぞ」と、行動レベルに移せばいいわけです。

「今月のノルマを達成したい」というのは、数値が入っていません。
「今月は100万円の売り上げを達成する」というのは、数値が入っているからOKです。
「10万円の商品を10人に売っても、50万円の商品を2人に売っても、達成することができるな」と、頭の中で、具体的に落としこむことができます。

「大勢のお客さんに会います」というのは、大勢が何人なのかが明確になっていません。
「3人のお客さんに会います」のほうが、具体化されています。
「田中さんと鈴木さんと山田さんに会います」のほうが、より具体化されるので、よい目標です。
 多くの人は、大それた目標を掲げているから達成できないのではありません。
 目標を具体的にしていないから、達成できないというだけです。
 具体的にすれば、あとは、「どうやって達成する?」と脳に問いかければ、脳が答えを出してくれます。
 あいまいな目標であれば、いつまでたっても達成されることはありません。
「雲をつかめ!」と言われているようなものです。
 具体的な目標であれば、いつかは達成できます。
「ブロックをつかめ!」と言われたら、あなたもつかめるようになるのです。

 『あなたが幸せになれば、世界が幸せになる』 2章 より 石井貴士:著 ヒカルランド:刊

 目標が達成できるかできないか。
 そのポイントは、具体的であるかどうかです。

 具体的な数字が見えると、脳がその目標を達成する方法を導き出してくれます。

 自分はどうなりたいのか。何をしたいのか。
 それを具体的な数字のもとに明確にすることが重要です。

夢を叶える人は、夢が大きい!


 石井さんは、「夢は大きければ大きいほど、叶いやすい」と述べています。
 夢が小さいと、人間の器も小さくなりますし、入ってくるお金も少なくなるからです。

 100の目標を掲げて初めて、80の目標を達成できるのです。
 これを私は、「東大を目指せば慶應に受かる理論」と呼んでいます。
 東大を第一志望にしていると、慶應は合格しやすいです。
 東大を目指しているので、それだけの努力をしているからです。
 慶應を第一志望しにしていると、慶應には合格できずに、第2志望の大学にしか受からない可能性があります。
 年収1000万円が目標ですという人は、年収800万円になりやすいです。
 年収600万円が目標ですという人は、年収480万円になりやすいのです。

 目標は、高いところにおいていないと、ダメです。
 目標の80%が達成できると思えば、夢は大きければ大きいほどいいことになります。
 今まで、「家族さえ幸せなら、それでいいです」という人に、100人以上は会ってきました。
 5年経過しても、9割近い方が、年収が低いままでした。
 脳が、月に50万円もあれば十分だなと認識するので、それ以下の年収にしかならないわけです。

 お金持ちになる人は、大きなビジョンを掲げる人です。
 自分だけが収入が上がればいい、ではなく、お客さん全員を幸せにしたいと願い、自分の会社で働いてくれている社員全員を幸せにしたいと願っています。
 自分さえよければ、という考えから、周りにいる多くの人の役に立ちたいと思ってはじめて、自分がお金持ちになれるというのが正解です。
 ビジョンが小さいということは、自分さえよければ、自分の家族さえよければ、という発想しかできなくなっているということです。
 それでは、あなたの幸せも、家族の幸せも、最終的に小さいものになってしまいます。
 ひとりでも多くの人を笑顔にした人が、その対価として、お金を受け取れます。
 予備校講師でも、40人クラスで授業をする先生より、400人クラスで授業をする先生のほうが、収入は上がります。
 400人クラスで授業をする先生よりも、衛生授業で1万人、2万人に向けて授業をする先生のほうが、収入は上になります。
 より多くの人に貢献する人が、お金持ちになることができるわけです。

 プロ野球でも、観客動員数が1万人よりも、3万人のほうが、多くの人を楽しませていることになります。
 さらには、テレビ中継がされれば、それだけ多くの人を感動させることができます。
 大きな夢を持てば、多くの人を幸せにできます。
 小さな夢しか持っていないと、少しの人しか幸せにしなくてもいいと脳が勘違いしてしまいます。

 それだと、ずっと貧乏のまま、人生が終わってしまいます。
 ビジョンが大きい人が、夢をかなえることができる人なのです。

 『あなたが幸せになれば、世界が幸せになる』 2章 より 石井貴士:著 ヒカルランド:刊

 世の中を見渡しても、小さな志のまま、大きなことを成し遂げた偉人や成功者はいません。
 自分の成し遂げたこと以上に大きなビジョンを掲げ、それに向かって邁進した人ばかりです。

 目標の高さを決めることは、到達できる高さの限界を決めます。
「大きな夢をもつ」ことが、いかに大切かということですね

手段ではなく、人間ごと引き寄せる


 石井さんは、「引き寄せの法則」とは、物や出来事を直接引き寄せるのではなく、「人間ごと」引き寄せるものだと述べています。

 引き寄せの法則は、「どうしたらいいか」という「手段」を引き寄せるのではありません。
「どうしたらいいかを知っている人」という「人間ごと」引き寄せます。

 お金を引き寄せたいという人は、現金を引き寄せるものだと勘違いしています。
 だから、いつまでたっても、お金を引き寄せることができていません。
「お金持ちになる方法を教えてくれる人間ごと」引き寄せればいいだけです。
 そうすれば、あなたもお金持ちになれます。

「本を出すのが夢なんです」という人がいます。
 ほとんどの人が「どうしたら本を出せるだろう」と一人で悩んでいます。
 そうではなく、「本の出し方を知っている人ごと」引き寄せればいいだけです。

「結婚するのが夢なんです。どうしたら結婚相手を引き寄せられますか?」と言うのではなく、「私の結婚相手を知っている人間は誰なのか?」と考えて、その人間ごと引き寄せればいいわけです。

 手段の引き寄せは、できません。
「1億円必要だ」という場合は、突然ビジネスが当たるかもしれませんし、両親の隠し財産が1億円あったことが判明するかもしれません。
「どうしたら?」という手段の部分は、神様に任せたほうが、うまくいきます。

 私も、「2000万円を返すには、何かビジネスを興すしか方法はない」という考えに凝り固まっていもよかったはずです。
 しかし、すべての可能性を閉ざさずに、「誰か、2000万円を返す方法ごと知っている人はいないだろうか?」と思っていた矢先に、飯沼さん(担当の編集者)から連絡が来たわけです
 自分の考えを手放して、人間ごと引き寄せることができれば、マイナスを一気にプラスに持っていくことができるのです。

 『あなたが幸せになれば、世界が幸せになる』 4章 より 石井貴士:著 ヒカルランド:刊

 引き寄せの法則に必要なのは、最終的な夢のビジョンだけです。
 そこに至るまでの過程まで、自分で考える必要はないということ。

 夢の実現を疑わない人には、適切なタイミングで夢への扉を開くカギを持った人が現れます。
 チャンスが訪れたときにしっかりものにできるように、準備を怠らないようにしたいですね。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 石井さんは、人を助けた瞬間こそ、あなたが助かる瞬間だとおっしゃっています。
 目の前の困っている人を助けるだけで、幸せになれるということ。

「情けは人の為ならず」という言葉があります。
 周りの人を助けることは、巡り巡って、自分を助けることになる。
 まさに、世の中の心理をついた言葉ですね。

 夢や幸せを考えるとき、自分や自分の家族だけではなく、もっと広い枠の中で考えること。
 それが、夢や幸せを引き寄せるためのポイントです。

 私たちも、本書の内容を実践し、幸せな世界を吸い寄せる、「幸せの磁石」を目指したいですね。

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