【書評】『不器用でも愛される「自分ブランド」を磨く50の言葉』(千田琢哉)

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 お薦めの本の紹介です。
 千田琢哉さんの『不器用でも愛される「自分ブランド」を磨く50の言葉』です。

 千田琢哉(せんだ・たくや)さんは、文筆家です。
 現在は、コンサルティング会社時代に大型プロジェクトのリーダーとして陣頭指揮を執った体験をもとに、イノベーション・クリエーターとして執筆活動や研修講師としてご活躍中です。

「自分ブランド」を構築するということ


 最近、「自分ブランド」という言葉が色々なところで聞かれるようになりました。

 所属する会社や組織に依存しない、自分だけの個性をブランド化して価値を高める。
 そうすることで、起業やキャリアアップなどに活かすことを言います。
 
 千田さんは普通の人が転ばないところで、あなただけが転んでしまうのがブランドで、普通の人が転ばない場所で転べるということは、あなたの才能だと述べています。

 他の人が「出来ないこと」や「持っていないこと」は、「自分ブランド」になり得る個性です。

 千田さんは、逆に、そのような欠点や短所が多い人ほど、強烈なブランドを構築していくことできる可能性が高いと指摘します。

 なぜならば、誰かが創ったレールの上を外れないようにそつなく進む人にブランドはいないから。
 
 自分で作り出したルールやレールの上を進むことが、「自分ブランド」を構築するポイントです。 

 人生最大のリスクは模範解答コースから外れることではない。
 退屈な人生を歩んでしまったと後悔することが、人生最大のリスクなのだ。
「どうしてそんな簡単な段階で挫折できるの?」
「どうしてそんな簡単な問題を間違えられるの?」
「どうしてそんな簡単な仕事を覚えられないの?」

 と言われた経験のある人は強烈なブランドを構築していくことができる可能性が高い。

 これだけは忘れないで欲しい。
 それは短所ではなく長所だ。

  「不器用でも愛される「自分ブランド」を磨く50の言葉」 プロローグ より  千田琢哉:著  ぱる出版:刊

 価値観が多様化している世の中。
「ブランド」も、他の人の押し付けではなく、自分で創っていく時代です。

 他の人と同じことがいい時代ではなく、他と違うことが価値を生む時代です。

 本書は、自分自身の個性を磨いて「ブランド力」を高めるヒントをまとめた一冊です。
 印象に残ったものをいくつかピックアップしてご紹介します。

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欠点に、恋をする


 私たちが憧れる、自分の人生を楽しんでいる人。
 彼らは、決して欠点がない人ではありません。

 自分の欠点を自覚して、受け入れています。
 さらには、その欠点を前面に出すことで、武器にすらしています。 

 これだけは忘れないでもらいたい。
 あなたの欠点は才能だ。
 サラリーマンとしては不器用でからきし活躍できなかった人は、独立して大成功を収めることができるかもしれない。
 プレイヤーとして鳴かず飛ばずという人は、遠回りした経験を活かして監督やコーチとして一流になれるかもしれない。
(中略)
 まだ疑うのなら、今から書店や図書館に行って子供用の偉人伝を手に取ってもらいたい。
 偉人たちは揃いも揃って欠点だらけで逆境の連続の人生だったのだ。
 成功者なら誰もが知っていることだが、逆境というのは選ばれた人間の証なのだ。
 凡人は欠点を恥ずかしいことだと思い、必死で隠ぺいしながら人生を終える。
 成功者は欠点を正面から受容し、欠点をこよなく愛しながら人生を謳歌する。 

 「不器用でも愛される「自分ブランド」を磨く50の言葉」 Chapter1 より  千田琢哉:著  ぱる出版:刊

 隠そうとするから、欠点になるんです。
 隠さずに表に出し、堂々としていれば、もはや欠点ではありません。
 自分の個性であり、武器になります。

前置きや挨拶をカットすると、一目おかれる。


 メールのやりとりで前置きを一切カットすると最初は戸惑われても、必ず一目置かれる。突然の乾杯の挨拶のご指名で余計な前置きをカットしてひと言「乾杯!」と爽やかに叫べば、必ず一目置かれる。
「前置きの長い時間泥棒」と思われるより、「ドライなヤツ」と思われるほうがはるかにマシだ。
 みんな薄々必要ないとは思っていたものの、誰も口に出して言えなかったことがある。
 一種のタブーになっているような悪しき慣習をぶった切るとヒーローになれる。
(中略)
 長続きする人脈で大切なことはねっとりした関係ではなく、さっぱりした関係を築くことだ。
 ねっとりしたウェットな関係はお互いがナァナァの関係になるからいずれ仲違いする。
 さっぱりしたドライな関係はお互いに敬意をベースにしているから長続きする。
 ウェットはブランド力が低いが、ドライはブランド力が高い。 

 「不器用でも愛される「自分ブランド」を磨く50の言葉」 Chapter4 より  千田琢哉:著  ぱる出版:刊

 日本人の人間関係は、ウェットになりがちです。
 湿っぽくってネバついているので、あまり絡まり過ぎると、身動きが取れなくなります。

 人間関係も、会社の悪しき慣習も、ドライに断ち切る勇気を持つこと。
 しがらみの少ない、自由な身になってこそ、「自分ブランド」は発揮されます。

仲良し3人組でいると埋没し、1人でいると際立つ。


 仲良し3人組でネチネチ過ごすのは楽しいだろう。
 惰性で生きている人生に慣れ切ってしまう楽チンさから抜け出せない。
 人生の主人公はいつだってあなた自身だから、誰のも強制されずに我が道を進めばいい。
 だが少しでも現状に違和感を持っているのであれば、一度でいいから試してもらいたいことがある。
 休日に1人でカフェに出かけてみることだ。
 1時間も過ごしているうちにいろんな人生のドラマがあることに気づかされるはずだ。
 普段から3人で騒いでいては決して気づかない発見も多いだろう。
 カフェには大きく分けると2つのグループが存在する。
 1人で読書したり勉強したりしているグループと、3人で騒いでいるグループだ。
 大騒ぎの中身はその場にいない誰かの噂話であることが大半だ。
 10年後、前者のグループと後者のグループのどちらがカッコいい人生を歩んでいるだろうか。
 後者のグループに埋没されている限り、運命の人に出会うことは難しい。

 「不器用でも愛される「自分ブランド」を磨く50の言葉」 Chapter5 より  千田琢哉:著  ぱる出版:刊

 いつも同じグループで行動すると、不安は紛れます。
 しかし、根本的な問題の解決にはなりません。

 イザという時に、誰かが助けてくれるわけでもありません。

「一人でも大丈夫」

 その自信を身につけるには、「一人に慣れること」から始まります。
 一人の時間が自分を磨きます。

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 これからは、一人ひとりが個性を売り物にしていかなければいけない時代です。

 欠点でも短所でも表に出す。
 自分の中にある使えるものは全て使って自分をアピールする。

 それが、「自分ブランド」を高めることに繋がります。

 「今の自分」というブランドは、周りからみてイケてるか?
 一度は、真剣に振り返ってみるべきかもしれませんね。

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