【書評】『君がオヤジになる前に』(堀江貴文)

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 お薦めの本の紹介です。
 堀江貴文さんの「君がオヤジになる前に」です。

「面倒臭い」から、オヤジ化が始まる


 堀江さんの興味は、「どうしたらもっと楽しいことをたくさん出来るか」です。

 目標も、どうしたら自分の殻を破って、もっと高いところまで上れるのか、それだけです。

 それ以外のことは、堀江さんにとっては、まったく些細なことです。
 ある意味、ストイックで、とても純粋な方です。

 同じような考えを持っている人は多いです。
 しかし、ここまで、合理的に徹底して実践している人は、稀です。

 堀江さんは、現状に不満があるなら、そこにしがみつかず、自ら行動してそこから抜け出す努力をすべきと強調します。
 今の時代、一つの会社に勤め続けても、幸せな人生を送れる訳ではない、安定は幻想でしかないとのこと。

 安定を求めようとする努力の中のプロセスの中で、人は不安定になっていく。そのことに多くの人は気付いていない。むしろ不安定であるという真理を悟った上で、その不安定さの中でうまく生きていくスタイルを取るべきなのだ。だからこそ、思考停止に陥ってはならない。

  「君がオヤジになる前に」 まえがき より 堀江貴文:著 徳間書店:刊

 真面目に働いても、いつリストラに遭ったり、クビを切られるか分からない。
 そんな時代です。

 この会社でしか、この仕事しか出来ない。
 そんな状況は、やはり、リスクは高いです。
 精神衛生上も、よくありませんね。

 今の時代、一番のリスクは、リスクを取れないこと。
 仕事でも、会社に依存し過ぎるのは、危険です。

 堀江さんは、そういう状況を打破するには、まず、自ら考えて行動せよと述べています。

 普通に生活していれば、常識や習慣に従って行動するだけです。
 それを変えていくには、つねに自分自身の判断で行動するよう、癖をつけることです。

 最初は面倒ですが、避けてはいけません。

「面倒臭い」は、思考を停止した人間の、自覚のない敗北宣言だ。
 面倒臭がり屋に、アドバイスできることは何もない。
 金がないとか、モテたいんですとか、そういう悩みには親身になれるけれど。思考を止めた人に、僕の興味もないし、関わりたくもない。
 思考停止した人へのケア方法は、残念ながら皆無だからだ。

 「君がオヤジになる前に」 25歳の君へ の章 より 堀江貴文:著 徳間書店:刊

 言い方が厳しいですが、おっしゃる通りです。

 面倒臭がった瞬間から、オヤジ化が始まる。
 肝に銘じたいですね。

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「行動に移す力」が大事


 堀江さんは、とにかく、行動に移す力が大事だ、しかも、素早く、躊躇せずやることがとにかく重要だと述べています。

 本当の意味で斬新なアイディアは、もう出てこない。「これは誰も考えたことないアイディアだ!」と思い込んでも、ちょっと調べれば、絶対誰かが先に手を付けている。新規のビジネスでは、アイディアが最も大事だと思われているようだが、それは違う。先人たちが苦労してやってきたことを、組み合わせて形にまとめることしかできないと、まず気づいてほしい。
 アイディアよりも圧倒的に大事なのは実行力だ。
 思いつきより、考えたことを努力して、形にした人が本当に評価されるのだ。
 この国では、最初の一歩を踏み出した人が賞賛される向きがあるけど、本当の未来を切り拓くのは、アイディアを体系化できる能力を持った人だろう。
 いいアイディアが思いつかないから、次の一歩を躊躇する。
 これが一番、ダメだ。スピードが落ちる。
(中略)
 適切な言い方ではないかもしれないが、起業はスピーディーなバカほど成功するのだ。バカは頭が良くないから躊躇しない、というか躊躇という概念がきっぱりない。

 「君がオヤジになる前に」 32歳の君へ の章 より 堀江貴文:著 徳間書店:刊

 アイデアを出すより、実行力の方が大事。
 本当に斬新なアイデアはもう出ない。

 たしかに、そのとおりです。
 必要な情報は、何でも、ネットなどを通じて手に入れられる世の中です。
 そういう意味では、本当にいい時代といえます。

 問題なのは、情報がないことではなく、情報があまりにも多過ぎることです。

 膨大な情報の海から、必要な情報を取り出す。
 それには、自分なりの価値観を身に付ける必要があります。

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 堀江さんは、テレビは観られないそうです。
 その理由は、テレビは時間当たりの情報量が希薄なので、時間の無駄です。

 堀江さんらしいお考えですね。

 堀江さんは、最近の番組はますます、情報量が希薄化しているとおっしゃっています。

 ネットや携帯などの端末の進化で、情報のやり取りのスピードが格段に速くなりました。
 一方、テレビから得られる情報は、量も質も変わっていないから、そう感じるのでしょう。

 私たちも、時代に取り残されて「オヤジ化」しないよう、日々精進していきたいですね。

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