【書評】『「運のいい日」がわかる本』(柳川隆洸)

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 お薦めの本の紹介です。
 柳川隆洸さんの『願いがかなう・目標が実現する「運のいい日」がわかる本』です。

 柳川隆洸(やながわ・りゅうこう)さんは、タイムディレクター、コンサルタントです。

「タイムディレクション」で時間を味方にする!


「運がいい」状態をキープし、運をさらに良くしたい。
「運が悪い」状態を断ち切り、「運のいい人」になりたい。

 この2つの希望の、どちらも叶える技法が、「タイムディレクション」です。
 タイムディレクションは、古くから「帝王学」の1つとして重宝されており、4000年以上の歴史をもつ「占星術」がベースになっています。

 占星術は、宇宙に浮かぶ水星や金星といった10個の天体の動きから人生を占う西洋占星術や、一白・二黒・三碧・四緑・五黄・六白・七赤・八白・九紫といった九星をもとに運勢を読む九星気学などの東洋占星術が有名です。
 最も馴染みがある占星術としては、12星座占いが最初に思い浮かぶと思います。
 ですが、「占星術」と「12星座占い」は、じつはまったく別物です。
 占星術は4000年という長い年月で蓄積されたビッグデータから統計をとり、多くの研究者の知性と努力で体系化されたアカデミックな学問になります(残念ながら、現代では占いというオカルト的な存在に分類されてしまうのも事実でが・・・・・)。
 ただ、「な〜んだ。オカルトの内容か・・・・・」と本書を閉じてしまうのは、とてももったいない行為です。
 なせなら、最初にお伝えした、「時間」を味方にして未来をコントロールすることができる「効果的なツール」を得るチャンスを捨ててしまうことになるからです。
(中略)

 紀元前300年頃に活躍した中国の儒学者である孟子は、大事を成すには、「天・地・人」という3つの成功パーツを揃える必要があると説いています。
「天・地・人」という言葉は聞いたことがあるという人は多いかもしれませんが、これは、「天の時」「地の利」「人の和」の略です。
「地の利」は土地の優位性。「人の和」は自分自身や仲間の存在。「天の時」は「宇宙のタイミング」を指します。
「地の利」や「人の和」は目に見えるので、ある程度イメージがわきますが、「天の時」は目に見えない、「宇宙のタイミング」を理解しないとうまくつかむことができません。
 この難題を解決してくれるのが「タイムディレクション」です。

『「運のいい日」がわかる本』 はじめに より 柳川隆洸:著 日本実業出版社:刊

 本書は、時間を味方にして未来をコントロールする「タイムディレクション」のノウハウをわかりやすく解説した一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「生まれた日」には、たくさんの情報がつまっている!


 占星術で最も大切な情報は、「生まれた日」です。

 人が生まれた瞬間の天体(月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星など)の配置から、

  • 才能や能力
  • 人生の傾向
  • 行動を起こす時のクセ
 など、その人が持って生まれた様々な情報が詰め込まれた「人生の設計図」を読み取ることができます。
 これが、いわゆるホロスコープと呼ばれる円形の図形です(下の図1を参照)。
 誕生日から導き出す設計図は、人間だけでなく、あらゆる物事の「生まれた日」においても導き出すことができます。

 会社やお店、もっと壮大なものだと国家なども、生まれた日(法人登記日や独立記念日など)がわかれば、設計図であるホロスコープをつくり、それをリーディングすることによって、様々な情報を知ることができます。

 たとえば、お店がオープンしたその瞬間のホロスコープを見ることで、そのお店がどのような傾向で今後発展しやすいのか、はたまた当初想像していたほどの売上にはならないのではないか・・・・・というようなことも、ある程度は予測できます。

 それほど物事の「生まれた日」には、たくさんの情報が含まれているのです。
(中略)
 人生にはたくさんの「生まれた日=スタート日」があります。
 引っ越し(転居日)や結婚(入籍日)といった日も大切なスタート日になりますし、大口の契約を交わした日(契約日)や高額のビジネススクールの入学を決めた日(申込日)もスタート日になります。

 スタートした時のホロスコープの状況が良好なら、その先の結果も良好なものになりやすくなります。
 しかし、あまり良好ではない状況だとしたら、その先の結果も少々ネガティブになる傾向があります。
(中略)
 では、私を含め、「時の力」を活用する能力に恵まれなかった(間の悪い)人たちは、どうすればいいのか? もう諦めるしかないのでしょうか・・・・・。

 もちろん諦める必要はありません。
 そうした「ごく普通の人たち」のために、本書でご紹介しているタイムディレクションという手法があるのです。

 解決策も、これまた簡単です。
 運のいい人が直感で理解している「最良のスタート日」を、私たちは「知識」として身につけてしまえばいいだけのこと!
 使う能力が、「直感」か「知識」かの違いだけ。
 むしろ、直感を使った判断は、体調の変化など、その日のコンディションでブレることがありますが、知識に基づいた判断は、その日のコンディションによって変化しない再現性のある判断なので、安定的にあなたに「最良のスタート日」を提供します。

『「運のいい日」がわかる本』 chapter 1 より 柳川隆洸:著 日本実業出版社:刊

図1 ホロスコープは 人生の設計図 運のいい日 chp1
図1.ホロスコープは「人生の設計図」
(『「運のいい日」がわかる本』 chapter 1 より抜粋)

「終わりよければすべてよし」という言葉もあります。
 しかし、占星術においては、「始まりよければすべてよし」です。

 結婚、転職、引っ越し・・・・・。

 人生の節目のイベントは、「最良のスタート日」から始めたいですね。

1ヶ月のスタートは、1日ではなく「新月」


 1か月単位で見て、「始めるのにふさわしい」タイミングはいつでしょうか。
 それは、「新月の日」です。

 新月は、太陽の前に月がちょうど重なって、地球から月が見えなくなる天体現象のことです。

 西洋占星術は太陽系の惑星と月を含めた10個の天体の配置を見ることで、様々な情報を知ることができる便利なツールです。
 占星術の観点から見た時、太陽は「人生の目的や目標」を、月は「心や感情」を表します。
 新月の時というのは、西洋占星術では、「太陽が抱えている人生の目標を、心である月に書き込んでいる状態」と考えられます。
 つまり、1か月で成し遂げたい目標が「太陽」だとした場合、あなた自身といえる感情は「月」ですから、新月は、「1か月の目標を心にインプットして、その目標に向けてやる気を発揮します!」という意味合いになるのです。
 ですから、新月は1か月のスタートとして目標を掲げ、心機一転でスタートするのに最適な時期なのです。

 日本も、明治5年まではグレゴリオ暦ではなく、「太陰太陽暦」という月の満ち欠けを利用した暦を使っていたので、1か月の始まりは新月の日でした。
「新月の日=月の始まり」とした当時の人たちのほうが、自然の流れに乗った、素直な1か月のスタートを切っていたといえるでしょう。

 そして、新月からおよそ14日後、満月になります。
 これは、太陽と月がちょうど地球をはさんで向かい合っている状態で、月がきれいに丸く見える天体現象です。
 西洋占星術の観点では、満月の時は、「新月の時に掲げた目標に対する結果が出る時期」とされています。
 春分と秋分が種まきと刈り取りの関係だったのと同様に、新月と満月にもそうした意味合いがあるのです。
(中略)
「新月」を、西洋占星術の観点からより深く見つめてみましょう。

 地球は太陽の周りを回っていますが、およそ1年で1周します。
 その太陽が1周する間を12等分し、それぞれに星座を当てはめたのが12星座です。
 ですから、「1か月ごとに星座が切り替わる」ということになります。

「新月」は太陽と月との天体現象で、およそ1か月に1回発生します。ですから、牡羊座の時に新月になったら、翌月はだいたい牡牛座で新月になります。
 このように、地球から見ると毎月同じ新月のように見えますが、じつは宇宙から見ると新月になっている位置が毎月ずれていて、占星術的には「毎月違う星座で新月になっている」ということになります。
 たとえば乙女座で新月になった場合、太陽が表わす「人生目標」や月が表わす「心や感情」に対して、乙女座の意味合いが含まれた新月になるといえるのです。
 目標を設定する時、新月が乙女座で起きるとしたら、「乙女座っぽい目標内容」に設定することで、より宇宙のリズムにあった目標設定ができることになります。
 新月で目標を設定する時は、できることなら「新月の星座」も活用して目標設定することをオススメします。

『「運のいい日」がわかる本』 chapter 2 より 柳川隆洸:著 日本実業出版社:刊

図2 新月 満月のタイミングで月間計画を立てる 運のいい日 chp2
図2.新月・満月のタイミングで月間計画を立てる
(『「運のいい日」がわかる本』 chapter 2 より抜粋)

 占星術的に、1か月の始まりは「新月」です。
 同様に、1年の始まりは「春分の日」となります。

 目標は、通常のカレンダーではなく、月や太陽の動きに合わせて立てる。
 覚えておきたいですね。

スタートに良い日は「月の満ち欠け」で導き出せる!


 タイムディレクションによる良い日探しで最もキーになるのは「月」です。

 太陽は、その人の「性格や能力を示す天体」ではなく、「目標をつくる天体」です。
 月は、占星術の解釈では「感情」を表わします。

 月と太陽が重なるタイミングである「新月」は、「感情」という土壌に「人生の目標」を植えつけた瞬間といえます。

 太陽から渡された目的に対し、月は満月になるまでの間、できる限りの成長と発展を繰り返し、満月までに結果を出そうと元気いっぱい頑張ります。
 そして、満月で何らかの結果が出て、それを受け取ります。
 満月を過ぎた以降の月は、新月で手に入れた太陽のエネルギーが段々と減っていますから、満月以降は大きな発展はあまり望めません。
 満月で得た結果に対し、改善案を実行したり、整理・整とんをしたりしながら、次の新月での新たな目標の受け入れ体制を整えるのです。
(中略)
 このように月は新月から満月、そして次の新月まで、一連のストーリーを刻みながら進行しています。
 タイムディレクションの最も基礎的な方法が、この月のサイクルの流れに私たちのスタート日を合わせることです。

 たとえば、あなたの目標が、「ある特定の人との関係を深めたい!」だとします。
 その人との「関係を深める」ということは「発展させようとしている」わけですから、現在の月の満ち欠けを確認して、新月から満月の間の「発展力の高い」期間中にその特定の人と会えるスケジュールを組みます。
 そうすることで、月が満月に向かって大きな発展力を持っているタイミングで月のエネルギーに便乗することができるので、あなたの目標も実現しやすくなるのです。

 逆に、あなたが実現したい目標が、「部屋をきれいに掃除したい!」だとしたら、その目標は、発展させるというより、「減らして整える」という要素が強い目標です。
 であれば、天空の月がどのような状態の時に掃除をスタートすればよいでしょうか? もうわかりますね。
 そう、月が満月から新月に向かっている間の、物事の整理・整とんに気持ちが向いている時に合わせて掃除をスタートすればよいのです。まとめるとこうなります。

  • 実現したい目標の結果が「発展・拡大」を求めるなら
    「新月から満月」の間にスタートする
  • 実現したい目標の結果が「整理・縮小」を求めるなら
    「満月から新月」の間にスタートする


『「運のいい日」がわかる本』 chapter 3 より 柳川隆洸:著 日本実業出版社:刊

 たいていの場合、何かをスタートする時は、発展や拡大を求めます。
 なので、新月から満月を狙うケースが多くなります。

 整理・縮小でのスタートは、掃除以外に以下のようなケースがあります。

  • 契約解消
  • リストラ
  • 離婚
  • 借金の返済
  • 不要物の処分
  • 退職
 ぜひ、参考にしたいですね。

「ビジネス」のスタートにふさわしい日を探す


 ビジネスにおける「スタートに良い日探し」の具体的な手順は、以下のとおりです。

 ステップ1 月の満ち欠けから最適なタイミングを探す
 ステップ2 スタートにふさわしくない月の状態をはずす
 ステップ3 水星と金星が逆行している時をはずす
 ステップ4 ビジネスの内容に合った月の星座のタイミングを選ぶ

 では順番に見ていきましょう。

 ステップ1 月の満ち欠けから最適なタイミングを探す
 ほとんどのビジネスは「発展させたい」と思ってスタートしますから、基本的には新月から満月の間でスタート日を決めることになります。
 ただし、人員整理や解雇、業務縮小、会社の大掃除、クレーム処理、データ整理、金銭管理の見直しなど、「縮小や整理」にまつわるスタートも少なくないでしょう。その場合は、「縮小・整理」にふさわしい満月から新月の期間でスタート日を選びます。

 ステップ2 スタートにふさわしくない月の状態をはずす
 チャプター3や①結婚でお伝えしたとおり、日食・月食の前後1週間と新月の前後12時間、月のボイドタイムを避けます。(中略)

 ステップ3 水星と金星が逆行している時をはずす
 ビジネスでは、対人関係・契約・金銭の問題が基本的についてまわります。できれば両方避けたいのですが、特に契約関係や対人関係にまつわることであれば水星の逆行、金銭にまつわる事であれば金星の逆行は避けるようにしてください。

 ステップ4 ビジネスの内容に合った月の星座のタイミングを選ぶ
 最適な月の星座は、どのようなビジネスを始めようとするかで変わります。各星座の特徴的ビジネスを記載するので、該当する星座の月のタイミングを選んでください。

 牡羊座・・・・・指導力や大胆さを必要とするジャンル(営業・新規開拓・起業関係など)

 牡牛座・・・・・五感の活用や安定さを必要とするジャンル(芸術関係・経理・職人など)

 双子座・・・・・文章や言葉・旅行にまつわるジャンル(広告・出版・旅行など)

 蟹座・・・・・育成や日常生活、暮らしに関するジャンル(食料品・ホテル・保育士など)

 獅子座・・・・・企画やイベント、ベンチャー関係のジャンル(起業・芸能・企画関係など)

 乙女座・・・・・ルーティンワークや事務作業(秘書・サポートする仕事・事務など)

 天秤座・・・・・対人関係や美に関するジャンル(接客業・モデル・デザイン関係など)

 蠍座・・・・・研究や専門性、心にまつわるジャンル(研究者・調査員・カウンセリング・葬儀関連など)

 射手座・・・・・販売能力や観光関係、野心的なジャンル(営業・起業・観光業・ジャーナリストなど)

 山羊座・・・・・公的関連や大組織、マネジメントのジャンル(公務員・会社員・マネジャー業など)

 水瓶座・・・・・電気関係や最先端、IT関係のジャンル(コンピュータ関連・先端技術産業・電気産業など)

 魚座・・・・・共感や精神性、福祉関係のジャンル(福祉・宗教・芸術・ボランティアなど)


『願いがかなう・目標が実現する「運のいい日」がわかる本』 chapter 4 より 柳川隆洸:著 日本実業出版社:刊

 同じ新月でも、月がどの星座にいるかで、特徴が大きく変わってくるのですね。

「どれに該当するのかが、よくわからない」
「近いものがない」

 柳川さんは、そのような場合には、蟹座か牡牛座を選ぶようにしてくださいと述べています。
 月の能力が活発化しやすいのが蟹座と牡牛座だからです。

 各星座の特徴をしっかり把握して、使いこなしたいですね。

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 柳川さんは、どんな方法であれ「時」を理解するということは、それだけで人生を楽しくし、生産性を高めてくれる知識になるとおっしゃっています。

 4000年の歴史をもつ占星術が、今日まで脈々と受け継がれてきた。
 その事実は、多くの権力者、為政者が「役に立つ」と信じてきたことを物語っています。

 科学的なエビデンス(証拠)がないと信じない。
 技術至高主義的な現代には、そんな人が多いです。

 一方で、理屈では理解できない、目に見えない力が存在することに、気づき始めている人も数多く存在します。

 西洋占星術をベースにした「タイムディレクション」。
 誰でも理解でき、実行することができるノウハウばかりです。
 ぜひ、皆さんも活用してみてください。


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