【書評】『減らす技術』(レオ・バボータ)

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 お薦めの本の紹介です。
 レオ・バボータさんの『減らす技術』です。
 

 レオ・バボータさんは、米国のミニマリストでブロガーです。

人生をシンプルにする2つのステップ


 世の中便利になった反面、やらなければならないことが増え過ぎた。
 そう考えて、日々時間に追われる生活を送る人は多いでしょう。

 本書は、そんな悩み多き現代人を“時間の悪夢”から解放してくれるアイデアが詰まった一冊です。

 本書の内容を一言で表したのが、次の言葉です。

 人生をシンプルにする2つのステップ

  ステップ1 大切なことを見極める
  ステップ2 それ以外のものを取りのぞく

  本書の基本はつねに、この2つのステップだ。
「大切なこと」だけに集中して、それ以外は取り除いてシンプルにする―。これだけであなたの毎日は楽しくなる。ストレスだって減る。それに意外だと思うかもしれないが、今までよりもずっと生産的にになれる。

 「減らす技術」 はじめに より レオ・バボータ:著 有枝春:訳  ディスカヴァー社:刊

 とてもシンプルで分かりやすく、ユニークです。

 時間の余裕を持とうと思ったら、まず効率を上げて、時間当たりの仕事量を増やす努力をする。
 それが一般的です。

 しかし、バボータさんは思い切った発想を持ちました。

「不必要なことを徹底的に省き、大切なことだけに時間や労力を全てつぎ込もう」

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ポイントは「一度にひとつ」


 バボータさんも、以前は、日々の出来事に追われて、時間的にも精神的にも余裕のない生活を送っていました。
 そんな生活を変えたいと決意し、まず取り組んだのは“禁煙”でした。

 人生は複雑で、好きなことに割く時間などどこにもなかった。
 そこであるとき、「人生をシンプルにしよう」と決意したのだ。
 まずは、タバコをやめることに挑戦した。それだけに集中し、全エネルギーを注いだ。
 すると驚くべきことが起こった。それまで何度も失敗していた禁煙に成功したのだ。

 禁煙という大きな壁を突破したことで、私はがぜんやる気が出て、いろいろなゴールに挑戦してみた。ただしやり方はいつも同じ。「一度にひとつ」のゴールだけに集中するのだ。すると、壁はどんどん崩れていった。
 私はこれをワン・ゴール方式と呼んでいる。あれもこれもいっぺんに手を出さずに、いつも「一度にひとつ」のゴールだけに集中する。これがポイントだ。

 「減らす技術」 はじめに より レオ・バボータ:著 有枝春:訳  ディスカヴァー社:刊

 何でもあれこれ手広くやるよりは、“これは・・・”と決めたことを、集中して一つずつこなしていく。
 その方が、長い目で見ると、成果は出ます。

 バボータさんは、「プロジェクト・リストを作ること」を勧めています。

 あなたはプロジェクト・リストを作っているだろうか?
 まだだったら、今すぐ簡単にでも作ってほしい。仕事でも個人的なものでも、地元の活動い関するものでも、あなたの人生に関わるあらゆるプロジェクトを書き出していこう。

 大雑把な基準として、達成に1日以上かかることならプロジェクトの候補となる。 
(中略)
 次にできあがったリストの中から、トップ3だけを選んで別に書き出そう。
「難しい」と感じる人もいるかもしれないが、ぜひやってみてほしい。各分野からひとつずつ選ぶのではない。全体の上位3つだ。

 3つだけを書き出せたら、それがあなたの「シンプル・プロジェクト・リスト」だ。残りは全部、二次リスト。いわばネクスト・バッターズ・サークルで待機中の身になる。

 「減らす技術」 [パート1・原則編] より レオ・バボータ:著 有枝春:訳  ディスカヴァー社:刊

 リストを作る利点は、いろいろあります。
 一番大きなメリットは、「目標が明確になること」です。

 達成されると、項目が一つ一つ消えていく。
 それが新たなモチベーションを生み出し、ネクスト・バッターズ・サークルで待機中のリストも増えていきます。
 そして、さらにモチベーションが上がるという、好循環が生まれます。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 私たちは、“時間がない”ということを自分のしたいことを断念する理由に使いがちです。
 それは間違っているということです。
 
 足りないのは“時間”ではなく、“やる気(モチベーション)”です。
 時間がなくてできない、ということは、そのこと自体に重要性を感じていないことを公言しているようなもの。

 “時間がある人”と“時間がない人”がいるわけではありません。
 一日は誰でも平等に24時間です。
 “時間がある人”というのは、“時間管理が上手い人”という意味です。

 一年後の自分の成長した姿を想像しながら、「シンプル・プロジェクト・リスト」を書いてみる。
 想像しただけで、楽しくなってきますね。
 皆さんも、是非一読してみて、日々の生活にお役立て下さい。


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