【書評】『マニャーナの法則』(マーク・フォスター)

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 お薦めの本をの紹介です。
 マーク・フォースターさんの『マニャーナの法則』です。

 マーク・フォースターさんは、英国のビジネス・コーチです。
 タイム・マネジメントや仕事の能率に関する独自のコーチングをされています。

「マニャーナの法則」とは?


「マニャーナ」とは、スペイン語で「明日」という意味です。

「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」

 この基本的なスタンスを徹底し、マネジメントする方法。
 それが、「マニャーナの法則」です。

 限られた時間の中で、必要な仕事をしっかりこなせるようになりたい。
 そういう人に、うってつけの方法です。

 残業規制の厳しい、現代のサラリーマンの頼もしい味方ですね。

 フォスターさんは、便宜的に、人間の脳を「理性の脳」「衝動の脳」の2種類に分けています。

「理性の脳」が、「衝動の脳」を、上手くコントロールすること。
 それが大切になります。

 そこで、「仕事をしよう」と思ったら、まずは「理性の脳」に、「衝動の脳」にある恐怖感を取り除いてもらうことです。一番簡単な方法は、「この仕事は怖くない!」と自分自身を欺いてもらうこと。「衝動の脳」はそれほど賢くはないので、「理性の脳」のたくらみには気づきません。
(中略)
 大切なのは、2つの脳を葛藤させるのではなくて協力させること。これで、計画を実現しやすくなるはずです。

 「マニャーナの法則」 第1章より  マーク・フォースター:著 青木高夫:訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン:刊

「衝動の脳」をコントロールするシステムには、以下のような原則があります。

 このシステムをつくるためには、次の7つの原則があります。
 
 原則1 明確なビジョンをもつ
 原則2 一事に集中する
 原則3 少しずつ頻繁に行う
 原則4 リミットを設ける
 原則5 「クローズ・リスト」を使う
 原則6 突発の仕事を減らす
 原則7 コミットメントと興味を区別する

 「マニャーナの法則」 第1章より  マーク・フォースター:著 青木高夫:訳 ディスカヴァー出版:刊

「クローズリスト」とは、何か?


「クローズ・リスト」とは、何でしょうか?

「クローズ・リスト」とは、あまり聞いたことのない言葉かもしれませんが、簡単に言うと「ここまで!」というラインが引かれた仕事のリストです。ラインの下には何も追加できません。
 その反対は「オープン・リスト」。リミットを示すラインがないので、仕事はいくらでも追加できます。
 ここで注目したいのは、「オープン・リスト」より「クローズ・リスト」を使う方が仕事がしやすいという点です。その理由は、まず、①仕事のリストを閉じる(クローズする)ので、そこにある仕事が、追加分によって妨げられないこと。次に、②リストが大きくらない、つまり仕事さえしていれば、リストは必ず小さくなること。そして、③仕事をすべて終える前提なら、順番にこだわる必要がないことです。
「オープン・リスト」の典型が「TO DOリスト」こちらは、いくらでも仕事の追加ができます。「クローズ・リスト」の典型が「チェック・リスト」。

 「マニャーナの法則」 第2章より  マーク・フォースター:著 青木高夫:訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン:刊

 その日の予定について、今日はここまで! という線を予め引いて閉めておく(クローズしておく)ためのリストです。

 当然、突発的で急な仕事も入ってくると思います。
 それも、すぐに手を付けるのではなく、しっかり「緊急の度合い」を考えて対処しなさいと述べています。

つねに「バッファー・ゾーン」をつくっておく


 つねに「バッファー・ゾーン」(緊急の仕事が入っても対処できるような時間的な余裕)を作っておく。
 それも大事です。

「バッファー・ゾーン」をつくるかつくらないかは、緊急の度合いをどう認識するかによりますが、ここを間違える人が非常に多いのです。
(中略)
 本当に必要な仕事は何か?
 それでは、この「緊急の度合い」を3つに分けて考えてみましょう。

 ①今すぐ
 ②今日中に
 ③明日やる
 
 この3つのうち、「③明日やる」を基準としてください。相手から「遅い」と言われることもなく、翌日なら計画も立てやすいはずです。しかし、本当に緊急な仕事はすぐにやらざるを得ません。それを「①今すぐ」か「②今日中に」に分類することにします。 

 「マニャーナの法則」 第6章より  マーク・フォースター:著 青木高夫:訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン:刊

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 興味のある方は、本書に詳しい方法が述べられていますから、手に取ってみてくださいね。

 最初は戸惑いもありますが、慣れてくると効果的です。
 習慣となってしまえば、こっちのもの。
 ぜひ、一度、お試しを。

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