【書評】『人生は攻略できる』(橘玲)

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 お薦めの本の紹介です。
 橘玲さんの『人生は攻略できる』です。

 橘玲(たちばな・あきら)さんは、作家です。

人生は「攻略」できる!

 ある意味、人生は「ゲーム」と似ています。

 人生に、ゲームのような“必勝法”はありません。
 しかし、ゲームと同じように、「こうした方がいいこと」と「やってはいけないこと」があります。

 橘さんは、人生ゲームの鉄則はものすごくシンプルなものばかりだが、それを知っているかどうかで大きな格差が生じると指摘します。

 最初にいっておかなければならないのは、いま人生ゲームの約束事が大きく変わりつつあることだ。これは日本だけでなく世界的な現象で、「一生懸命勉強していい大学に入り、大きな会社に就職して定年までこつこつ働く」とか、「そういう男性と結婚して専業主婦になる」という、お父さんやお母さんの世代の必勝法はまったく役に立たなくなってしまった。そればかりか、古いやり方にこだわっているとどんどんヒドいことになる。
 むかしの攻略法が使えなくなった理由は、テクノロジーがとんでもない勢いで進歩しているからだ。20年前はインターネットは生まれたばかりだったし、15年前はフェイスブックやツイッター、10年前はLINEやビットコインはなかった。AI(人工知能)が将棋や以後のトッププロに勝つようになったのはこの5年だ。これからもみんなが驚くような発明(イノベーション)が次々と出てきて、そのたびにゲームのルールは大きく書き換えられていくだろう。いましか使えない知識をどれだけ覚えても、あまり役に立たないのだ。
 しかしそれでも、基本的なことはどんな時代になっても変わらないし、そればかりかますます重要になっていく。だからここでは、「1+1=2」のようなほんとうに大事なことだけを説明している。
 こう書くと、「1と1を足せば2になるなんて当たり前じゃないか」と思うかもしれないが、世の中には「1+1」が3だとか、場合によっては100になると信じているひとが(ものすごく)たくさんいる。そしてほとんどの場合、こういうひとは失敗してヒドい目にあうことになる。

 人生というゲームのゴールは幸福になることだ。でも、なにが幸福かは人によってちがう。君の夢はアイドルやサッカー選手になることかもしれないし、億万長者になることかもしれないし、好きなひととあたたかい家庭を持つことかもしれない。なにが幸福かは一人ひとりが決めることだから、そこに優劣はない。
 それでも、ほとんどのひとが同意する幸福の定義はあるだろう。それをここでは2つにまとめよう。

①好きなことを夢中でやって、いまが楽しい
②あとから振り返って「幸福だった」と思える

 そしてこの2つはつながっている。好きなことに夢中になるのが「やりがい」で、それが積み重なると「生きがい」になり、それをあとから振り返って「幸福な人生」だと思うのだ。

 家を建てるならちゃんとした土台が必要だ。どんなに立派に見えても土台がいい加減だと、大きな地震がくれば傾いたり倒れたりしてしまう。
 それと同じく幸福な人生にも土台が必要で、それは次の3つだ。

①お金(金融資本)
②仕事(人的資本)
③愛情・友情(社会資本)

 幸福は、この3つの「資本」の上につくられる。もちろん、その組み合わせ方はひとによって異なるだろう。
 貧しくても家族や友人に囲まれて幸福なひとはいるし、ひとり暮らしでもバリバリ働いて充実しているひともいる。仕事も愛情・友情もないけど、大金を持ってるからそれでじゅうぶん、というひとだっているかもしれない。でも、お金も、仕事も、愛情や友情も、どんな資本もないなら幸福になりようがない。これが「不幸」だ。

『人生は攻略できる』 はじめに より 橘玲:著 ポプラ社:刊

 本書は、「幸福になる方法」ではなく、「幸福のための土台のつくり方」をわかりやすく解説した一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「大富豪の子ども」は不幸になる?

 あるアメリカの研究によると、生まれたときから貧しくて、ずっと貧しいままのひとの幸福度が最低で、次に幸福度が低いのは、生まれたときからお金持ちで、そのあともずっとお金持ちのひとだったそうです。

 その一方、幸福度が高かったのは、裕福でない家に生まれ、自分のちからで成功したひとだったとのこと。

 意外な結果だと思うだろうけど、考えてみると、これはそんなに不思議なことではない。
 人生をロールプレイングだとすると、最初がレベル1で、どんなに頑張ってもレベル1から変わらなければぜんぜん面白くないだろう。でも最初からレベル100で、おまけにモンスターも出てこなくて、どんどん進んでいったらクリアできるゲームはどうだろう。同じくらいつまらないのではないだろうか。
 じつは、みんなが憧(あこが)れる大富豪の子どもの人生はこれにものすごく近いらしい(体験したことがないのでわからないが)。それに対して、レベル1からだんだん強くなっていくような人生ゲームは面白いし、幸福度も高いのだ。
 これを見える化すると、図2になる(下の図2を参照)。点線が不幸な人生、太い線が幸福な人生だ。
 ①は、最初からマイナスでずっとマイナスの人生だ。これはものすごくつらいだろうし、残念なことに、世界にはこういう人たちがまだたくさんいる。それに対して②は、最初からプラスで、そのあともずっとプラスの人生だ。
 ①と②の境遇はぜんぜんちがうけど、よく見ると共通点があることがわかる。どちらも「変化がない」のだ。それに対して③は、変化はあるものの、プラスからマイナスにどんどん落ちていく。これが不幸なのは誰でもわかるだろう。
 一方、幸福な人生はというと、④は最初のマイナスからどんどんプラスに駆け上がっていくロールプレイングゲーム型で、⑤はプラスからいったんマイナスに落ちたあとに挽回(ばんかい)する「再起・復活型」だ。この2つに共通するのは、「マイナスからプラスに変化すること」と、「最後がプラスで終わっていること」だ。
 ここから、幸福な人生の重要な条件がわかる。
 ひとつは、いろんな障害を乗り越えながら、よい方に「変化」していくこと。それに比べて、なんの変化もない人生や、マイナス方向に変化する人生は幸福度は低い。
 もうひとつ重要なのは、最後がプラスになること。これをピークエンド効果といって、日本語では「終わりよければすべてよし」のことだ。

 なぜ最後が大事かというと、僕たちの脳は、むかしのことよりいまのことにずっと強く影響されるからだ。10年前にとても幸福で、いまがとても不幸だとすると、それを足して2で割って「まあまあかな」なんてぜったいに思わない。朝はおなかがいっぱいで、夜はものすごくおなかがすいているとして、それを足して2で割らないのと同じことだ。「いまどうなっているか」は、「むかしどうだったか」より何百倍、何千倍も重要なのだ。
 波乱万丈の末にハッピーエンドというのは、物語の定番だ。それが「幸福の法則」と似ているのは偶然ではない。なぜなら人生は「物語」だから。
 ロールプレイングゲームでもライトノベル(ラノベ)でも、面白さのポイントはわくわく、どきどきするストーリー展開だ。「彼女に好きだと告白したら、彼女もぼくのことを好きだといった。それから2人は仲よく暮らしました」ではそもそも話にならない。
 友達同士の会話でも、9回裏2アウトからの逆転サヨナラ満塁ホームランとか、後半ロスタイムでの劇的決勝ゴールとか、そういうドラマティックな出来事が繰り返し語られるだろう(申し訳ないけど、女の子の盛り上がる話題はよく知らない)。「朝起きて、顔を洗って学校に来た」みたいなことをえんえんと話すことはない。みんなが求めているのは、「物語=ドラマ」なのだ。

『人生は攻略できる』 世界編1 人生はロールプレイングゲーム より 橘玲:著 ポプラ社:刊

図2 幸福な人生と不幸な人生 人生は攻略できる 世界編1
(『人生は攻略できる』 世界編1 人生はロールプレイングゲーム より抜粋)

 価値観は、すべて相対的なもの。
「幸福」も、もちろん例外ではありません。

「谷」がなければ、「山」もありません。

 始まりの位置が高ければ、そこから落ちるリスクが高いし、それ以上の高さまで上がるのに、より高いエネルギーが必要です。

 逆に、最初の位置が低ければ、それより落ちるリスクは少ないですし、より小さい力で上がることができます。

 人生は、「物語」であり、「ゲーム」である。
 必ず「ハッピーエンド」で終わる。

 そう信じていれば、どんな試練があっても、乗り越えられそうですね。

「生涯共働き」は、最強の人生設計

 お金持ちになる方法は、以下のたった1行の数式で表すことができます。

 お金持ち=(収入ー支出)+(資産×運用利回り)

 橘さんは、収入を増やす方法は2つあると述べています。それは、

  ①金融資本を金融市場に投資する
  ②人的資本を労働市場に投資する

 です。

 金融資本とは、かんたんにいうとお金のことです。
 金融市場は、株式や債券、不動産、最近だとビットコインなど仮想通貨を取引するところです。

 人的資本とは、働いてお金を稼ぐちからのことです。
 つまり、大きな人的資本を持っているひとはそれを労働市場に投資してたくさんのお金を稼ぐことができます。

 金融資本と人的資本の割合が、年齢とともに、どう変化するかを見える化したのが下の図8です。

図8 金融資本と人的資本 人生は攻略できる 攻略編1
(『人生は攻略できる』 攻略編1 お金 より抜粋)

 金融資本の投資には、リスクが伴います。
 一方、人的資本の活用には、マイナスはありません。

 橘さんは、働けば必ず収入を得られるのだから、これは「損をしない投資」みたいなものだと、そのメリットを指摘します。

 収入を増やすには3つの方法がある。

①人的資本を大きくする
②人的資本を長く運用する
③世帯内の人的資本の数を増やす

 人的資本を大きくするというのは「もっと稼げる自分になる」ことで、これは一般に「自己啓発」と呼ばれる。1億円だった人的資本を2億円、3億円へと大きくすることができれば、それにともなって収入も増えていくだろう。これはものすごく達成感があるのでとても人気があり、書店に行くと自己啓発関係の本がたくさん並んでいる。
 それに比べて②と③はほとんど指摘されていないけど、①と同じくらいか、あるいはそれ以上の効果がある。いちばんのちがいは、自己啓発はうまくいくこともいかないこともあるけど、こちらは確実に収入が増えて失敗がないことだ。
 日本をはじめ先進国はどこも「人生100年時代」になって、60歳で仕事を辞めたら余生は40年もある。20代から60代まで40年働いて稼いだお金で、マイホームを買い、子どもを大学まで行かせ、なおかつ定年後の40年間を夫婦で安心して暮らせるなんて魔法があるわけがない。1000兆円もの天文学的な借金を抱える日本国が、すべての高齢者にじゅうぶんな年金を払いつづけられるとも思えない。
 こうしてみんなが不安になるのだけど、60歳の定年後も仕事をつづけて、年収300万円得られるとしよう。70歳まで10年働けば3000万円、80歳まで20年間なら6000万円だ。
「安心して老後を過ごすには、年金に加えて5000万円の金融資産が必要」といわれて途方に暮れているひとがたくさんいるけど、その不安は長く働くことでかんたんに解決できる。老後問題というのは「老後が長すぎる」という問題なのだから、老後を短くすれば問題そのものがなくなってしまう。105歳まで現役だった医師の日野原重明さんには「老後」などなかった(若い君にはまだ関係ないかもしれないけど)。
「世帯内の人的資本を増やす」というのは、ようするに共働きのことだ。
 子育てが一段落した40歳から20年間、妻がパートか非正規の仕事で年200万円の収入があれば、60歳までの20年間で4000万円だ。夫といっしょに80歳まで40年間働けば8000万円になる。
 この単純な計算からわかるように、夫1人が定年まで働いて、60歳で退職して年金生活する家計と比べて、「生涯共働き」は(夫の6000万円と妻の8000万円で)80歳までに計1億4000万円の「超過収入」を得ることができる。ゼロと1億4000万円では、人生最後の20年間の「格差」は天と地ほどになるだろう。「生涯共働き」は最強の人生設計なのだ。

『人生は攻略できる』 攻略編1 お金 より 橘玲:著 ポプラ社:刊

 橘さんは、これからの時代は、「長く働く」「いっしょに働く」が、お金持ちになるためのキーワードだと述べています。

 かつて当たり前だった「専業主婦」。
 今では、その言葉は、すでに死語となりつつあります。

「生涯共働き」が、これからの時代の常識になっていくのは、間違いありません。

「会社に属するひと」と「会社に属しないひと」

 働き方には、大きく次の3つに区分できます。

  1. クリエイター
  2. スペシャリスト
  3. バックオフィス

 クリエイターは、「クリエイティブ(創造的)」な仕事をするひとです。
 マンガ家、ミュージシャン、プロスポーツ選手、ベンチャー起業家などが含まれます。

 スペシャリストは、「スペシャル(専門)」を持っているひとです。
 医師、弁護士、会計士・税理士、プログラマー、コンサルタント、トレーダーなどが含まれます。

 バックオフィスは、いわゆる「事務系」の仕事のことです。

 組織に属していないクリエイターとスペシャリストは、「フリーエージェント」とか「インディペンダント・ワーカー」と呼ばれる。要するに自営業者のことだ。ここまでは世界共通だけど、スペシャリストとバックオフィスの扱いでは、日本と世界は大きく異なる。
 いまでは欧米だけでなく中国なども含め、「外資系」の会社では、組織のなかでスペシャリストとバックオフィスがはっきり分かれている。投資銀行でいえば、スペシャリストは株式や債券を売買したり、顧客(機関投資家)に営業したりするひとで、バックオフィスはその取引を記帳するのが仕事だ。この2つはまったくちがう世界で、彼らは相手のことを「同僚」だなんてぜったい思わない。
 それに対して日本では、バックオフィスの仕事は主に非正規という「身分」の労働者が行なっているが、正規の「身分」の労働者、すなわち正社員のなかにもバックオフィスの仕事をしているひとがいて、混然一体となっている。そのうえ正社員のなかで、誰がスペシャリストで誰がバックオフィスなのかもよくわからない。
「同一労働同一賃金」とは、正社員と非正規社員の身分差別をなくし、雇用形態にかかわらず同じ仕事なら同じ待遇にすることだ。こんなことは当然だから、「差別をなくそう」と思うならこうした改革に真っ先に賛成しなくてはならない。
 ところが日本には、「正社員の身分をどんなことをしてでも守れ!」と主張するひとがものすごくたくさんいて、彼らが「リベラル」を自称している。日本の労働組合は正社員の既得権を守るための団体で、ついこのあいだまで「同一価値労働同一賃金」を唱えていた。正社員と非正規では同じ仕事をしても労働の「価値」、すなわち人間としての価値がちがうのだから、格差は当然だというのだ。さすがに最近はこんなグロテスクなことはいわなくなったが、こういうひとはけっきょく差別を容認しているのだ。――これは大事なことだから書いておく。

『人生は攻略できる』 攻略編2 仕事 より 橘玲:著 ポプラ社:刊

図12 世界と日本では働き方がちがう 人生は攻略できる 攻略編2
(『人生は攻略できる』 攻略編2 仕事 より抜粋)

 労働組合の力が強い日本では、正社員の地位は強固に守られています。
 よほどのことがなければ、解雇されることはありませんね。

 しかし、世の中が変わり、働き方が多様になってきた現在、旧来の枠組みのままでは、行き詰まるのは目に見えています。

 官民を挙げて取り組んでいる「働き方改革」が、成功するかしないか。
 それは、正社員と非正規の間にある「壁」を取り除けるかどうかにかかっているといえます。

「愛情・友情空間」と「貨幣空間」

 今の世界は、「貨幣経済社会」です。
 お金という共通の媒体を通して、世界が一つにつながり、様々なモノやサービスが動いています。

 その一方、お金で買えない“プライスレス”なものも存在します。
 例えば、「愛」「友情」のようなものですね。

 愛というのは特定の1人との関係だ。恋人が複数いると、ほとんどの場合ものすごく大変なことになる。
 友情も同じで、親友は1人か2人で仲間はせいぜい5〜7人、お互いに「友だち」と呼び合う関係も20人を超えることはないだろう。顔と名前が一致する「知り合い」を加えても150〜200人くらいだ。
 このように、愛や友情の対象になる人数はとても少ない。これを経済学では「希少財」といって、数が少ないものほど価値が高い。ピカソの絵が何十億円もするのは、数に限りがあるからだ。愛や友情はそれよりずっと希少なので、値段がつけられなくて「プライスレス」になる。――このように、経済学でも愛をちゃんと説明できる。
 プライスレスな世界を「愛情空間」「友情空間」と呼ぶならば、その外側には広大な「他人」の世界が広がっている。日本には1億人、世界には70億人ものひとが暮らしているが、ぼくたちはその大半(99.999999%)とは出会うことすらない。これを「貨幣空間」と名づけよう。なぜなら、知らないひとともお金によってつながっているから。
 アマゾンで商品をクリックするとき、その先に誰がいるかなんて考えもしないだろう。でもそこには、商品を梱包(こんぽう)し発送する見知らぬひとがいる。その商品は日本ではなく、アメリカやヨーロッパ、中国やアフリカから送られてくるかもしれない。これが貨幣空間の特徴で、お金を介して世界じゅうのひととつながることができる。
 人数だけで考えれば愛情空間や友情空間はすごく小さく、貨幣空間はものすごく大きい。ところが人生における価値はこれが逆転し、愛情空間や友情空間はものすごく大切で、貨幣空間はどうでもいい。マンガ、アニメ、ドラマ、ラノベなど、あらゆる物語が愛と友情をテーマにしているのはこれが理由だ。「ネットでパソコンを買ったら安くてうれしかった」なんて貨幣空間の出来事はまったく物語にならないのだ。
 愛や友情はかけがえのないものだけど、みんなが知っているように、失恋とか裏切りとか、人生の苦しみや悲しみのすべても愛情・友情空間からやってくる。それに対して、昼におにぎりを買ったコンビニの店員のことなんて思い出しもしないだろう。愛や友情はものすごく熱いものだけど、貨幣空間はフラット(冷淡)なのだ。
 愛情空間の価値が人生の80%、友情空間が19%を占めるとすれば、貨幣空間は1%程度の重さしかない。このように愛情空間、友情空間、貨幣空間は、その大きさと価値が主観と客観でかんぜんに逆転している(下の図14を参照)。
 愛情や友情はとても大切なものなので、お金(金融資本)や仕事(人的資本)と同様に、人生に大きな影響を与える。それをここでは「社会資本」と呼ぼう。幸福の土台は、金融資本、人的資本、社会資本でできている(下の図15を参照)。
「人生を攻略する」というのは、この3つの「幸福の資本」を君自身の価値観(こんなふうに生きたい)にもとづいて最適化することなのだ。

『人生は攻略できる』 攻略編3 愛情・友情 より 橘玲:著 ポプラ社:刊

図14 愛情空間 友情空間 貨幣空間 人生は攻略できる 攻略編3
図15 幸福の土台 人生は攻略できる 攻略編3
(『人生は攻略できる』 攻略編3 愛情・友情 より抜粋)


 幸福は、お金(金融資本)と仕事(社会資本)だけでは成り立ちません。
 この2つに愛・友情(社会資本)を加えた3つの柱で支えることが重要です。

「人生を攻略する」とは、この3つの「幸福の資本」を、自分の価値観において最適化すること。

 しっかり頭に叩き込んでおきたいですね。

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「幸福の土台」を手に入れる、つまり、幸せで充実した人生を生きる。
 それは、私たちが感じているより、簡単かもしれません。

 それは、私たちがすでに「人類史上もっともゆたかないまの日本に生まれた」という大きな幸運を手にしているからです。

 橘さんは、そのために必要なのはちょっとした勇気だと強調されています。

 私たちは、世の中の仕組み、価値観などが変わる過渡期の真っただ中を生きています。
 ほとんどの人が、変化の大きさに不安を感じ、立ちすくんでいます。

 多くの人が、未来に対して悲観的になっている。
 だからこそ、大きなチャンスがあるともいえます。

 人生は、「ロールプレイングゲーム」。
 ゲームには必ず「ルール」があり、それを理解することが、クリアの第一歩です。
 うまくやれば、必ず成功するのも、ゲームをいいところですね。

 本書は、まさに世の中を支配する法則を解き明かし、次のステージへの道を切り開くヒントを与えてくれる“希望の書”ともいうべき一冊です。

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