本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『『フォースの法則』(ちかみつ)

お薦めの本の紹介です。
ちかみつさんの『フォースの法則』です。

あなたのオーラを強くするフォースの法則

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ちかみつさんは、鑑定士です。
カイロプラクティックで受けた施術がきっかけで、空間に光の粒が見えるようになり、そこから現実世界に複数の別世界が同時展開している事実に気がつかれたそうです。

スピリチュアルを数値化したら・・・・

スピリチュアルに明確な判断基準があったら、もう少しわかりやすく取り組めるのでは。

そう考えて、ちかみつさんが取り組んだのが「スピリチュアルの数値化」です。

 はじめまして。私は、ちかみつと申します。訳あって、謎の能力者ということで容赦ください。
普段は、自然豊かな地域で、ごく普通に会社で働き、家族と暮らしています。工学部の大学院で博士課程もおさめた、根っからの理系です。あるとき、突然不思議な能力が開花し、見えないものが近くできるようになりました。この能力を活用して、さまざまなお悩みを抱える方々のお手伝いをしていたところ、作家の山口敏太郎氏に見出(みいだ)されたのです。現在、敏太郎氏のYouTubeに出演するほか、テレビやラジオ、雑誌などて、スピリチュアルなお話をすることもあります。また、ちかみつ名義でYouTubeなどのSNSを運営するほか、個人セッションや、関西を中心にイベント出演やセミナー開催などをしています。現在、本業のかたわら、約3年間でのべ1000人近くの相談にのってきました。すべては他者のために。そのような新年で活動しています。
本書は、私がいつもセッションで使っているフォースという概念をご紹介するために書かせていただきました。
簡単にいうとフォースとは、物事の価値を測る指標です。

人は、自分なりの善悪や正誤の判断基準を持ちます。しかしそれは、生まれ育った文化や環境、親や教師に教えられた価値観、社会で正しいとされるルールや常識、マスコミやメディアから受け取った情報、悲喜交交(こもごも)の体験、こういったものが混在した、自分だけの指標です。いくら客観的だ思っていても、実はその人固有のものであり、必ずしも「宇宙の法則」と合致しているものとは限りません。
しかしフォースは、より客観的な指標です。「空間」の反応をチェックして数値化しています。常識では良い、あるいは悪いと思われている概念が、フォースからすると違っていることもよくあります。

フォースを理解していくことで、生きていく方向性が明確になり、自然に「宇宙の法則」に沿って生きていくことができるようになります。そして、人生がスムーズに進むようになり、今直面している問題を解決するヒントも容易に得られるようになります。

『フォースの法則』 はじめに より ちかみつ:著 フォレスト出版:刊

本書は、フォースと、フォースによって導き出された生き方を紹介した一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「フォース」とは、どのようなものでしょうか。

ちかみつさんは、全ての生きるものや物質がフォースを放っており、私たちの身の回りから宇宙の果てまで、空間を隈(くま)なくつないでいると述べています。

 フォースには、3つの定義があります。

①フォースは、生命エネルギーの活性化の指数
②フォースは、環境を取り巻く空間磁場と、個体の生命システムとの、化学反応の指数
③フォースは、個々人の悟りの力

この3点を総合的に考慮したものを、私が瞬時に評価し、フォース数値で表現しています。
まずは私が測定した具体的なフォース一覧表をお見せしましょう(下の資料1−1を参照)。

人物のフォースは、現在生きている個々人はもちろん、亡くなった人も測定することができます。故人に関しては、かなり古い時代でも測定できます。亡くなった後もその人の魂が進化を続けることで、フォースが高まることはしばしばあります。フォースを測定することで、その人物が実在したかどうかもわかりますし、生存確認もできます。表向き亡くなったと報道されていても、生存反応を感じることは珍しくありません。
また、人物だけでなく、絵画や楽曲など、作品のフォースも測定できます。たとえ有名な作品であっても、そのときにマイナスの気持ちで創作されたものは、やはりマイナスのフォースを放っており、複製であっても個人の家に飾ることはおすすめできません。

フォースを簡単に説明すると、肉体と魂のエネルギーの総量です。
わかりやすくいうと、その人がどれだけ心身ともにイキイキとして生きているか、考え方や価値観がいかに健全であるか、という数値なのです。

私たちは誰でも、フォースを持って生まれてきます。だいたい、生まれた直後は数千フォース、平均してプラス3000前後はあります。先日、とある赤ちゃんを鑑定しましたが、プラス3230ありました。つまり、人生をフォース値ゼロから始める人はいないのです。
そのように、生まれたときはフォースの貯金がたくさんあるのですが、大抵の場合、さまざまな理由でどんどん減っていきます。私個人の見解ですが、フォースが減少する理由として、幼少期からのトラウマが3割、過去生から持ち越した課題が5割、先祖から続く課題が2割です(下の図1を参照)。
人によってフォースの値には差があります。なぜなら、親の遺伝子、遺伝的に受け継いできた心の傷、そして過去生が獲得した心の美徳や悪徳などのトラウマが影響するからです。
まずトラウマの原因として最も多いのは、幼少期における親との関係性です。虐待は大きなトラウマになりますが、虐待されていなくても、両親からあれをしなさい、これをしなさいとうるさく言われ、言動を制限されることで、フォースはだんだんと減っていく傾向にあります。幼少時に親から何百回もダメ出しされ続けると、成長するにつれて本能的に身構える傾向が強くなります。これがフォースを下げる定番のパターンです。
また、遺伝的に受け継いできた心の傷というのは、親だけでなく、先祖からの課題もあります。生まれてくるとき、だいたい5〜10代前の先祖の課題を引き継ぐことが少なくありません。先祖たちの心の傷は霊となった今も保持しており、そのトラウマの集合体が、子孫の遺伝子にしっかりと刻まれるのです。それらも含めて、今世で向かうべき課題となります。
そして過去世も、自然に感知できる領域ではありませんが、大きな影響があります。ほとんどの人は過去世で、良いことだけでなく消化不良なこともしているものです。そのときに解決しきれなかった課題を今世で解消するために、宿題として持ち越して生まれてくることがほとんどです。
このように人は、目標を掲げ、意気込んで生まれてくるがゆえに、本来は高いフォースを持っているはずなのです。
ところが大人をスキャンすると、オーラが数百だったりマイナスだったりして、生まれたときのプラス3000前後を維持している人は、あまりお見受けしない状況です。ほとんどの人は、トラウマや課題を解消するノウハウに気づきません。そのため問題は複雑化し、フォースをすり減らしていくことになります。

社会的に成功を収めている人はフォースの値が高い傾向があります。しかし、必ずしもプラスの値とは限りません。某国の大統領は、マイナス7000前後でした。マイナスのフォースでも一国のトップになれるのはなぜかというと、悪徳によって魑魅魍魎(ちみもうりょう)がたくさん憑(つ)き、それによってパワーが駆使されてしまうことがあるからです。たとえフォースがマイナス値でも、現世でうまくやれば問題ないのではないかと思うかもしれません。ただ、あまりに低すぎるフォースでは、亡くなった後、低い階層に居続けたり、なかなか生まれ変われなかったりと、差し障りが多くなる傾向にあります。

一般的に、健康的で元気な人はフォース値が高く、具合が悪いとフォース値が低く出る傾向にあります。
ただ、フォースの数値は、さまざまな要素が絡んだ多重構造であり、ひとつの総合力として出るため、強い要素が他の弱い要素を引き上げてしまうこともあります。たとえば身体的に脆弱な状態であったとしても、それを凌駕(りょうが)する精神性を持つなら、フォースが非常に高く出る場合があります。単純に元気だからフォースが強いわけでも、病気だからフォースが弱いわけでもありません。フォースの数値と健康状態は、絶対的な相関関係ではないのです。
フォースの観点から見ると、身体には上限がありますが、精神には上限がなく、無制限に高めていくことができます。なぜなら、根源意識に近づけば近づくほど、無限のパワーが出力されてしまうためです。
個人にとっての大切な指標は、自分自身の生命エネルギーが活性化する方向に向かっているのか、不活性化する方向に向かっているのかということです。生命エネルギーが活性化する方向性は、他者に尽くす方向性と合致します。一方、生命エネルギーが不活性化する方向性は、自分をかばう方向性と合致します。
さらに重要なことは、日々自分自身が抱く構想や判断が、環境や空間を活性化させる方向にあるかどうかです。空間が活性化する美徳や気づきを、古来より「悟り」と表現したのかもしれません。

『フォースの法則』 第1章 より ちかみつ:著 フォレスト出版:刊

資料1−1 ちかみつ式フォース一覧 フォースの法則 第1章
資料1−1 ちかみつ式フォース一覧2 フォースの法則 第1章
資料1−1.ちかみつ式フォース一覧
(『フォースの法則』 第1章 より抜粋)

図1 フォースの数値が下がる要因 フォースの法則 第1章
図1.フォースの数値が下がる要因
(『フォースの法則』 第1章 より抜粋)

私たちは、誰でも生まれたときには、とても高いフォースを持っています。
しかし、過去生やご先祖から繰越した課題、さらには幼少期のトラウマなどがフォースを下げてしまいます。

フォースを高めるには、それらを取り除くこと。
さらに生命エネルギーが活性化する方向の考え方や概念を取り入れることが重要になります。

「オーラ」と「チャクラ」について

「あの人はオーラがある」
「あの人はオーラが強い」

私たちは、日常的にそんな会話をしますね。
では、「オーラ」とは、一体どんなものなのでしょうか。

ちかみつさんは、生体エネルギーフィールドを総称してわかりやすく「オーラ」と呼び、以下のように説明しています。

 フォースの数値はその人そのものというより、肉体、オーラ(生命エネルギーフィールド)、意識的な精神、この3つが混在したものです。そしてオーラも、コアスターレベル、ハラレベル、チャクラレベルの3層構造になっています。
バーバラは、コアスターレベル、ハラレベル、チャクラレベルについて、まとめると次のように説明しています。

まずコアスターレベルとは、「私たちの存在の最も深い次元」であり、私たちの内側に輝くコアスターがあるといいます。コアスターとは、真の自己であり、生命の根源です。すべてのレベルの基礎となるものです。
コアスターレベルの次の次元にあるのが、ハラレベルです。ざっくりいうと、ハラは身体の垂直の中心線を貫く光のチューブでできています。このチューブの先端は、頭上の約1メートルほどのところにあり、そこから身体の中央に並ぶ7つのチャクラを通って、地球の深いところまで降りていったところにつながります。
ハラレベルの次にあるのが、チャクラレベルです。エネルギーの周波数帯域によっていくつかの階層があり、なかでも第1から第7までのチャクラは有名で、固有の色を持った光で構成されています。ただ、7つのレベルがあるといっても、玉ねぎの皮のように一層ずつくっきりと分かれているわけではありません。チャクラはそれぞれ肉体の接合部分があり、肉体から伸びて、円錐(えんすい)形をしており、重なり合っています。また、円錐の中に複数の渦が巻いてあり、それぞれのレベルの渦の数は違っています。

第1チャクラ 底部 レッド  渦の数4
第2チャクラ 仙骨 オレンジ 渦の数6
第3チャクラ 太陽神経叢(そう)イエロー 渦の数10
第4チャクラ ハート(心臓) グリーン 渦の数12
第5チャクラ 喉 ブルー  渦の数16
第6チャクラ 頭 インディゴ  渦の数96
第7チャクラ 頭頂部 バイオレット〜白 渦の数972
(前出『コアライトヒーリング 究極の光の手(上)P 47より)

オーラとチャクラは魂の構造のひとつです。コアスターという次元は、お腹の中からほとばしる核です。そしてハラレベルは丹田です。コアスターレベル、ハラレベル、チャクラレベルという三次元構造になっているオーラ、そして肉体をミックスして、「あなたのフォースはこうですよ」と伝えています。このフォース理論は私が独自に定義しているものです。
人のオーラはその都度変わります。たとえば、今目の前にいる人のオーラが黄色だったとします。それはいろいろな構想やテーマについて集中して考えたとき、第3チャクラの回転が活発になって全体に黄色くなり、幾何学的な花のようなものが周りを囲んでいるからです。このようにオーラを見ると、今取り組んでいるテーマとの関連が出てきます。また、場所や、周囲の人や環境、時間帯、月の位置などでも変化します。
一方、オーラの量が減ることもあります。たとえば周りに非常に疲れた人がいると、自分のオーラ(生体エネルギーフィールド)がその人に流れ出てしまうことがあります。また、エネルギー的に枯渇している場所に行くと、その場所にオーラを吸われるケースもあります。オーラの量が減るのは、必ずしも本人の不摂生や不養生が原因とはいえないのです。
また、オーラが減ることでフォースが弱るわけでもありません。フォースは睡眠や食べ物で補給されます。そのためにも、充分な睡眠と、生体エネルギー(=オーラ)が豊富な、フォースの高い食べ物を取るのもポイントです。食べ物については、第6章で触れています。
私たちはオーラにサポートされています。オーラは何重にも重なり合ってひとつの活動体になっています。また、オーラはそれぞれ動き方が違うので、鑑定では、パーツごとに細分化して、それぞれのオーラの層が順調に動いているか、チャクラが順調に回転しているかなど、より細かな話をすることもあります。
わかりやすいのは基本の7層です。オーラの第1層が身体のメカニズム、第2層は感情的なもの、第3層は知的な領域を司り、第4層は人間関係、第5層は聞く・語る力、第6層は頭脳関係、第7層は到達した理性、宇宙構造への理解といった役割があります。特にオーラ第1層は、青写真のように肉体の細胞のプログラミングをしています。身体の構造の設計図が、オーラ第1層にあるからです(下の図2を参照)。
バーバラのオーラ理論は、構造的にかなり正しいと思います。そして私自身は、バーバラが著書の中であまり触れていない3〜4種類のオーラや、第8チャクラ、膝と膝の間にある第0チャクラも認識しています。肉体と3つの構造のオーラを超感覚的にスキャンしながら、彼女の理論でも確認して、悩みを訴える方々のフォースを測定します。
このように、オーラはフォースの中に含まれ、それぞれのオーラの健全な動き方や活動量を全部まとめて「あなたのフォース」になるのです。

『フォースの法則』 第2章 より ちかみつ:著 フォレスト出版:刊

図2 7つのチャクラと人体をとりまくオーラ フォースの法則 第2章
図2.7つのチャクラと人体をとりまくオーラ
(『フォースの法則』 第2章 より抜粋)

人間の身体は、肉体だけでなく、オーラやチャクラなど目に見えない部分も含んでいます。
私たちが想像しているより、相当大きな存在だということですね。

フォースの値の高い・低いも、当然、オーラやチャクラの働きによって決まってきます。

空間はいつも「フォース」を評価している

フォースは、環境を取り巻く空間磁場と、個体生命システムとの、化学反応の指数でもあります。

つまり、空間が喜ぶ(フォースを高める)言葉を思考したり、口に出したりすれば、自分自身のフォースを高めることにつながるということです。

ちかみつさんは、私たちが想起できるさまざまな概念のフォースをスキャンし、「ちかみつ式フォース美徳表」としてまとめました(下の資料3-1を参照)。

資料3 1 ちかみつ式フォース美徳表 フォースの法則 第3章

資料3 1 ちかみつ式フォース美徳表2 フォースの法則 第3章
資料3-1.ちかみつ式フォース美徳表
(『フォースの法則』第3章 より抜粋)

 美徳とは、「その人の持っている性質とその人のした行いの中で、ほめられるべき点」(新明解国語辞典第七版)の意。美徳の反意語は悪徳です。美徳表は、フォースの値がプラスもマイナスも両方あります。本来マイナスであれば悪徳となるのでしょうが、それらすべてをまとめて「美徳表」としました。
美徳表の言葉をつぶやいたり意識したりするだけで、自分のフォースが、その言葉が持つ本来の数値に引っ張られます。マイナスの言葉であればマイナスに、プラスの言葉であればプラスにと、即座に変動します。数値が大きい美徳ほど、空間がその概念を求める度合いが高いことを意味します。空間が生命体として活性化するための必須栄養素となるからです。

美徳表で最も高い数値はプラス7330の「ワンネス」です。
次に高かったのはプラス3220の「共鳴」でした。
この結果は少し意外な気がしました。普通なら、悟りや愛のほうが数値は高いと思うでしょう。しかし、空間が評価するのは、そうした個人のあり方ではなく、もう一段踏み込んだ、存在同士のつながりだったのです。宇宙の法則を考えてみると、これは当然の結果だと納得できました。なぜなら、私たち人間を含め、この世に存在するすべての生物、物質、非物質は、空間とつながっており、常に共鳴し合っているからです。
共鳴というと抽象的かもしれませんが、わかりやすくいうと、友愛的である、信頼度が高い、コンセプトが似ている、わかり合える、ということでしょう。「私たちは共鳴し合っている」というのは、「同じ周波数で理解し合っている」という感覚に近いのです。
「共感」は「共鳴」に似ていますが、共感はプラス730であり、フォースの数値は明らかに違います。
共鳴は自動的におこなわれます。たくらまず、ありのままの状態で、意識は全方向に放たれ、似たもの同士が響き合うのです。
一方、共感は、特定の対照に焦点を当てて感じることです。相手に寄り添う意図があり、対象があります。
共鳴は、GPSのように衛生から車の場所を検知するレーダーだとしたら、共感は、障害物を検知し警告するバックセンサーだといえます。それほど、共鳴と共感は方向性が違うのです。

美徳表で理解すべきは、「共鳴」や「生生流転(しょうじょうるてん)」(万物は限りなく変化を続けること、生まれては死に、を繰り返す)といったシステム、法則を理解していくことです。物事は、宇宙、他の人の細胞などと共鳴し合い、電気的な反応を起こしているのです。
こうした理解の上で、慈愛や喜び、信頼などを意識します。人類は諍(いさか)いばかりで、宇宙のエネルギーとして新しい価値観の創造、寛容などが不足しています。新しい価値観を創造し、もっと寛容になることが、空間からの高い要求事項として求められているのです。

空間=宇宙が認めている感情や概念は、美徳表ではプラスの数値が出ています。宇宙が認めていない感情や概念は、マイナスの数値になります。
たとえばマイナスに思える「悲しみ」はプラス730と、けっして低い数値ではありません。意外ですが、それが美徳であるという空間の評価です。空間内には、お互いに今も殺し合っている進化途上の生命体も存在します。「悲しみ」がプラスに出るのは、空間が「生命はと互いに殺し合うべきものではない」と意図しているため、「生命が争い殺し合うのは悲しい」と感じているからです。「悲しみ」という感情が存在しているために、プラスに出ているのです。
もし「悲しみ」がマイナスの数値だったら、即座に宇宙自体が崩壊してしまいます。

マイナスの数値が出ている概念は、宇宙にとってはウイルスと同然です。もともと宇宙には存在しないのです。マイナスの概念が宇宙のプログラムに入ると、世界を支えられなくなります。ウイルスとして宇宙を崩壊させてしまうので、マイナスとして強く反発するのです。たとえば「悲しみ」ならプラスですが、それが「絶望」に変わると、マイナス940になり、ガクンとフォースは下がります。
復讐心や殺意を持っている人は、宇宙から見たらウイルスに感染しているタンパク質のようなものです。そこで、宇宙は彼らに事故や病気を起こさせて、排除しようとします。
空間がマイナスの感情を感じると、適切に評価します。だから私たちは、自分の感情にも責任を持つ必要があるのです。

美徳表は、一見すると意味不明かもしれませんが、自分が共鳴する言葉をしばらく考察していくと、人生のあり方を深めていけるツールになり得ます。
気になる言葉や概念は人によって違いますが、だいたい自分が傷ついている原因に引き寄せられます。「嫉妬」という言葉が気になるなら、自分がどれだけ嫉妬を抱えているのか、心の傷や消化しきれていない思いがあるのではないかと、自分自身を振り返るきっかけになります。
美徳表は、自分自身を観察するアプリケーションのようなものです。個々のキーワードが、プログラミングのアルファベットのように、考察する材料になると思うのです。

あるいは美徳表は、元素記号のようなものだともいえます。有機物の分子構造を、元素記号を見て考察、分析するように、本気で取り組むと、物事をかなり深く推察することができます。たとえば「正義」と「遠慮」はどちらもプラス730ですが、これは何を意味しているのか。たとえば、正義にはいつも遠慮が付随することでバランスが取れるのだととらえることもできます。正解はありません。考察を深めることに意義があるのです。

『フォースの法則』 第3章 より ちかみつ:著 フォレスト出版:刊

言葉には霊がある。
日本では、昔から言われています。
いわゆる「言霊」です。

どうせ使うなら、フォースの高い言葉を使いたいですね。
「ちかみつ式フォース美徳表」をぜひ、活用しましょう。

フォースを上げる「願い事メソッド」とは?

ちかみつさんが、フォースを上げるメソッドとして紹介しているのが「願い事メソッド」です。

「願い事メソッド」は、「シンプルな願い事」を現実化する表現に変えてアファメーション化する、潜在意識に働きかける方法です。

 では実際にやってみましょう。ペンとノートなどを用意します。そこにあなたの願い事をひとつ書いてください。

たとえば「健康になりたい」と書いたとします。この願い事には、「私は健康ではない」という前提があるため、健康ではない状態が実現します。
そこで、表現の角度を少し変えます。「私は極めて健康だ」など、願いが叶った状態にしてしまうのです。実際は、これでも不充分です。より具体的に表現する必要があります。そこで、「私は健康的な食事をとっている」「小麦や糖分を減らして、適度な運動をしている」などの一文も付け加えます。
最後に、完成した文章を繰り返し読みます。気づいたときに気の済むまで読んでかまいません。特に効果的なのは、健在意識と潜在意識が切り替わるタイミング。起床直前と就寝前に3回ほど読んでみてください。
「願いごとメソッド」は、「自分は不健康だ」「自分には稼ぐ力がない」「自分はモテない」などの信念をいかに崩していくかが核になります。そのため、具体的な表現であればあるほど効果的です。
それでは、具体的な事例を、フォース値とともに見ていきましょう。

◎健康


-330 病気・ケガが早く治りますように。

この願い文は、言霊的に「病気・ケガを維持しております」という宣誓になっているので、状況に変動を起こす力は発生していません。健康であることの具体的な表現が必要です。

改善例
+330 私は健康優良児としてライフスタイルを日々、改善しています。

-680 交通安全、頼みます。

この願い文は、自分では交通安全対策ができないと表明しています。この宣誓を繰り返すと、依存心を増大させ、日常的な安全管理をおろそかにする心の隙間を強化してしまいます。その結果、ヒューマンエラーを招きやすくなり、フォースエネルギーも低下させます。自分軸でどう行動するのかという表現が必要です。

改善例
+930 自分自身や家族、他人の交通安全に積極的に貢献できるよう、
日々、具体的に注意を払い、気をつけます。

-730 〇〇(家族の名前)が無病息災・健康長寿でありますように。

この願い文は、病や災いのキーワードをいつも心の内に抱えているために、病や災いへの意識を完全に切り離す願い方に変える必要があります。

改善例
+830 〇〇(華族の名前)の健康幸福を感謝いたします。
また私は、家族のさらなる健康向上のため、食の重要性を認識し、食べる物への研究や探究、発見を率先して深めます。

◎恋愛
-730 いいご縁に恵まれますように。

この願い文は、「いいご縁なんかに恵まれていません」と自ら言い聞かせる形になっており、いいご縁との距離はますます遠のいていきます。そこで、理想の状態が叶っている表現に書き換えます。

改善例
+830 たくさんの良いご縁ばかりに恵まれています!

-270 結婚できますように。
この願い文は、「自分が結婚できない」という現実への設定を強化します。
そこで、夢は叶いつつあるという表現に変えます。

改善例
+1330 自分はすでに生涯のパートナーとの出会いがあり
幸せの途上にあることに感謝します!

-730 〇〇さんと結ばれますように。
この願い文は、「〇〇さんとは結ばれない」という現状を強化してしまいます。結ばれることへの執着をいったん手放し、出会えたことへの感謝を表現します。

改善例
+730 〇〇さんとの素敵なご縁に感謝しています!

-330 〇〇さんと復縁できますように。

この願い文は、「〇〇さんと復縁できない」という現状を強化してしまいます。復縁したいという執着を手放し、現実的な表現にすることが大切です。

改善例
+830 自分は適切な距離感で〇〇さんとご縁があります。

-1170 〇〇さんは××さんと別れて、私を選んでくれますように。

この願い文は、実質〇〇さんと××の恋愛を応援し、自分が選ばれない状況を強化しています。また、〇〇さん以外の人からも選ばれなくなる雰囲気を醸し出します。ここは素直に2人の関係を認め、自分はどうなりたいのかを表明する必要があります。

改善例
+930 〇〇さんと××との素敵な恋愛関係を祝福しています。
私も××さんの良いところを見習い、
〇〇さんが魅力的に思ってくれるような自分作りを目指します。

◎仕事
-330 仕事で活躍(昇進)できますように。

仕事で活躍(昇進)できない自分が前提になっているため、思考も行動も感情表現も、ますます活躍(昇進)できない展開に結びつく、呪縛の効果があります。どういう状態になりたいか、具体化することが大切です。

改善例
+830 私は仕事で大活躍しており、高い評価を得ています。
特に取引先、また上司からの信頼も大変篤いです。

-180 希望の会社に就職できますように

この願い文は、希望の会社には就職ができない、という前提になっています。
そして、希望していない会社に就職する可能性が残っています。具体的な希望がすでに叶ったという表現に変える必要があります。

改善例
+870 希望の会社から内定が来ました!
自分のスキルならどの会社でも採用されるので両親も安心しています。

-730 天職に巡り合えますように。

この願い文は、いつも天職に巡り合えていない自分を心の中で設定しています。そのため、どんな素晴らしい職業についても、「これは天職ではない!」と思い込み、決めつけてしまうようになります。
そもそも「天職に巡り合えますように」という願い事が問題なのです。というのも、自分の性質に合った仕事が現れて、自分に歩み寄ってほしいと思っているからです。
しかし本来、仕事というものは、相手先があり顧客があります。成果を出すには、日々工夫を重ね、奉仕する姿勢が必要です。このように、仕事とは尽くすことである以上、「天職に巡り合いたい」という発想には、妄想と怠惰の心が付け入る隙があります。ますは自分が仕事とどう取り組むのかを表明することが大切です。

改善例
+930 「坊主は万能」といわれるように、
自分はどの職場でも最高のパフォーマンスで成果を出すため
顧客も非常に満足しています。

◎勉強
-280 成績が上がりますように、頭がよくなりますように。

この願い文は、成績が芳しくない不安や、自分が知的ではないというセルフイメージを心に描くことになります。すると普段から、冴えない自分として振る舞うようになり、成績が向上する機会や知性を磨くチャンスが訪れても、見過ごすことが多くなります。そこで、成績を上げるための具体案を表現した願い文に変える必要があります。

改善例
*830 これまで以上に勉強時間を増やします。
記録をとりながら自己管理を徹底し、勉強の効率化を図ります。
知的なスタイルへと改善を続けながら、学習します。

-330 志望校(試験)に合格しますように。

この願い文は、合格しにくい自分をイメージしてしまうため、日常生活で不合格の結果につながる選択をしがちです。それが思わぬ逆風となり、リカバリーに時間と手間が取られて、試験どころではなくなってしまいます。漠然と「合格したい」ではなく、合格に向けての具体的なロードマップを描き、どのように取り組むのかを宣言する必要があります。

改善例
+1730 私は、志望校(試験)に上位から5番以内で合格できる状態を、毎日の勉強スタイルにより維持しています。

◎人間関係
-730 みんなと仲良くなれますように。

この願い文は、「私はみんなと仲良くなれない」という確信を抱くことになります。しかし、本当はそのような根拠はありません。そして友達や家族が優しさの手を差し伸べてきても、「その優しさ自体が信じられない」と反発し、勝手に不信感に陥ります。具体的にどんな関係性を得たいのか、明確にすることが大切です。

改善例
+840 親、兄弟、友人、同僚など、私は誰とも仲が良く、
強い信頼で結ばれています。人間関係のトラブルがあれば、
私がいの一番に調整役を頼まれるほどの信頼を得ています。

-840 〇〇と仲直りできますように。

この願い文は、今後も、〇〇と仲直りができない思考と感情を選択するようになります。「みんなと仲良くなれますように」はマイナス730、「〇〇と仲直りできますように」よりも、「できますように」のほうが、より事態を悪化させてしまうことがわかります。どのような関係性になりたいかを設定する必要があります。

改善例
+830 〇〇とは、普段以上に仲の良い関係で、
今日も一緒にたくさん語り合いました。

-30 苦手な〇〇がいなくなりますように。

この願い文は、苦手な〇〇が近くにいることを確信し、さらに〇〇を引き寄せることになります。苦手だと思っているにもかかわらず、実質上はいつも相手を気にかけ、心から愛している状況です。であれば、相手を認める表現をしたほうが、状況は良くなります。

改善例
+720 〇〇さんは一緒にいると心地よい人なので、いつも身近にいてほしい。


改善例
*830 苦手な〇〇とは他部署になったが、彼も思えばいいやつだった!

◎お金
-820 金運が上がりますように。

この願い文は、自分の金運が低くなることを望んでいるか、もしくは日々金運が低いと思い込んでいる状態にあり、そのことに自分でも気づいていません。つまり強い思い込みにとらわれているのです。自分は貧乏なのだという信念を保持していると、幸運の出来事が怒っても受け止めきれず、思考と感情で一気に否定してしまいます。貧乏神モードに突入している、もったいない状況です。この場合は、金運が高いことに感謝する表現に変えると、効果的です。

改善例
+930 私は金運が高いため、いつも、出ていくお金より、
舞い込んでくるお金のほうが、はるかに大きい!

-330 宝くじが当たりますように。

この願い文は、「自分には宝くじが当たらない」という前提になっており、それが信念となっています。そもそも発想自体が貧相であるため、宝くじが当たらないばかりか、それ以外の貧相な現実も引き寄せてしまいます。まずは宝くじに当たってどういう行動をとっているのかを具体化すると良くなります。

改善例
+830 最近は定期的に高確率で宝くじが当たっているので、
すべて貯金に回しています。

-730 お金に困らなくなりますように。

この願い文は、最初に、お金に困っている設定をしています。そのため、現実がどうあれ、お金に困っている切迫感を四六時中抱くことになり、その前提で思考や感情表現をするようになるため、お金に困る現実が展開していきます。お金はたくさんある前提で、日々楽しいのだと、具体的な表現に変える必要があります。

改善例
+330 お金があまりにもたくさんありすぎて、
残された人生での使い方に少し悩みますが、
今後の上手なやりくりを考えるのはとても楽しいです。

『フォースの法則』 第4章 より ちかみつ:著 フォレスト出版:刊

人間にとって同じような意味の文章でも、すべてを創り出す「空間」に正反対に届いてしまうこともあるのですね。

上の改善例を参考にして、より効果的な願い文を作って、毎日、読み上げるようにしましょう。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

フォースとは、この宇宙の、すべての可視・不可視の存在が放つエネルギーのようなものです。
フォースの値とは、空間が反応する結果であり、定量的な評価です。

ちかみつさんは、フォースが高まるメリットは、オーラが増強され、健康に寄与し、心地よく生きられ、見えない生命たちから祝福が得られ、人生がスムーズになることだとおっしゃっています。

では、フォースを高める生き方、つまり、空間に評価される生き方とは、どのようなものでしょうか。

ちかみつさんは、それは自分軸を整え、望ましい暮らしと生き方を実践しながら、本当に他者のためを思い、他者のために貢献することだと指摘されています。

自分のためになり、他者のためになる生き方。
その指針となるのが、ちかみつさんの「フォース美徳表」です。

私たちも、本書を手に自分も他者も空間も喜ぶ、とびっきりの人生を手に入れたいですね。

あなたのオーラを強くするフォースの法則

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