【書評】『頭蓋骨マッサージで体の不調が消える本』(武富ゆうすけ)

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 お薦めの本の紹介です。
 武富ゆうすけ先生の『頭蓋骨マッサージで体の不調が消える本』です。

 武富ゆうすけ(たけとみ・ゆうすけ)先生は、鍼灸整体師、フィジカルコンディショナーです。
 海外大物ミュージシャンをはじめ、オリンピックメダリストや格闘技世界チャンピオンからも称賛されるほどの腕前を持つ方です。

あなたの「頭蓋骨」はゆがんでいませんか?


 顔や頭の形を作り、脳を保護する重要な骨である頭蓋骨(ずがいこつ)。

 多くの人は、頭蓋骨という「ひとつの骨」が存在していると考えていますが、それは違います。
 実際には、頭蓋骨は20以上の骨がつなぎ合わさってできていて、その骨と骨の連結を「縫合(ほうごう)」といいます。

 武富先生によると、この縫合が、頭や顔の筋肉、筋肉や帽状腱膜(頭蓋骨を包む組織)などの重みによってゆがんでくるとのこと。
 縫合にゆがみがあると、首や肩への負担が増して肩こりや首こりになったり、あるいは鼻の通りが悪くなって鼻づまりになるなど、さまざまな不調が現われます。

 頭蓋骨の縫合がゆがむ原因は、日常生活でのクセ、たとえば歯ぎしりなど、さまざまです。

 頭痛や肩こりと大きな因果関係がある「頭蓋骨の縫合箇所のゆがみ」
 それを解消するのに最も効果的な方法が、「頭蓋骨マッサージ」です。

 頭蓋骨マッサージ(頭蓋骨矯正施術)は、頭蓋骨の縫合箇所のゆがみを矯正する施術です。

 本書は、誰でも、手軽にどこでもできる「頭蓋骨マッサージ」の具体的な方法を解説した一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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頭蓋骨の「縫合」の場所は?


 頭蓋骨にあるおもな縫合の場所は、以下のとおりです。

●冠状縫合・矢状縫合
「冠状(かんじょう)縫合」は、前髪の生えぎわから指の幅3本上くらいの★①の位置(下図1の左上参照)から、両こめかみのほうに向かって伸びています。
 生えぎわが上がってわかりにくいという方は、耳と耳をつないだ線の最上部にある「百会」というツボから、およそ指の幅4本くらい前にあります。頭の丸みがあるので、真横ではなく、ゆるやかに前に向かう感じになります。
「矢状(しじょう)縫合」は、★①から真後ろへ向かって伸びています。

●ラムダ縫合
「ラムダ縫合」をみつける場合は、まず後頭部の出っぱりを探し、そこからからおよそ指の幅3本分くらい上にある「強間(きょうかん)」と呼ばれるツボを目安にします。
 そこから、耳の斜め後ろにつながる縫合が、ラムダ縫合です(下図1の左下参照)。

●鱗状縫合  まずは、下図1の右上にある☆②の場所をみつけましょう。耳のつけ根に人差し指をあてて、上にズラしていくと、出っぱりがあります。
 ここは、前頭骨(ぜんとうこつ)、頭頂骨(とうちょうこつ)、蝶形骨(ちょうけいこつ)、側頭骨(そくとうこつ)が集結する場所で、ゆがみが出やすい箇所です。そこから、ほぼ水平に後頭部へ向かう縫合が「鱗状(りんじょう)縫合」です(下図1の右上参照)。この縫合にゆがみがあると、指で押したときに表面的ではなく、奥までズズンとくるような痛みを感じます。

●顔の縫合
「前頭鼻骨(ぜんとうびこつ)縫合」は、左右の眉を結んだラインのやや下にあります。鼻柱からたどると、へこんだ部分を通り、ほんの少し上がった箇所にあります(下図1の右下参照)。 「頬骨上顎(きょうこつじょうがく)縫合」は、左右の目から、指の幅3本くらい下の少し外側にあります(下図1の右下参照)。ここはゆがみが出やすく、ゆがみがあれば、押すとかなりきつめの痛みを感じます。

 『頭蓋骨マッサージで体の不調が消える本』 第2章 より 武富ゆうすけ:著 中経出版:刊

頭蓋骨にあるおもな縫合① 頭蓋骨にあるおもな縫合② 第2章
図1.頭蓋骨にあるおもな縫合
(『頭蓋骨マッサージで体の不調が消える本』 第2章 より抜粋)

 頭蓋骨の縫合は目に見えないので、少しわかりにくいですが、注意深く触ればわかるはずです。
 正確な位置を把握しましょう。

「首」と「肩」のこりをとるマッサージ


 頭蓋骨マッサージの具体的な方法についてです。
 ここでは、「首」と「肩」のこりをとるマッサージを紹介します。

 親指で首と頭のつけ根を中心にマッサージをして、こりをほぐします。

 首と頭のつけ根には肩、背中、腰までつらなる筋肉が付着しています。ここに張りがあると、首や肩のこりの原因になります。
 そこで、後頭骨の上項線、下項線を、親指、または手のひらのつけ根(手根部)で引き上げるマッサージをします。指を動かしながら全体におこないます。
 ほかと同じように下がっている側を、3倍多めにマッサージします。

 『頭蓋骨マッサージで体の不調が消える本』 第4章 より 武富ゆうすけ:著 中経出版:刊

首 肩のマッサージ 第4章
図2.頭蓋骨にあるおもな縫合
(『頭蓋骨マッサージで体の不調が消える本』 第4章 より抜粋)

 後頭部の上項線の位置は、「外後頭隆起(がいこうとうりゅうき:後頭部の真ん中にある出っぱり)の下の線」のこと。
 同じく下項線の位置は、「上項線の約2センチ下の線」のこと。

 下がっている側を念入りにマッサージしましょう。

「目力」をアップさせるマッサージ法


 頭蓋骨マッサージは、美容にも大きな効果を発揮します。
 ここでは、目力(めぢから)アップのマッサージ法を紹介します。

 目力をつけたい、アップさせたい場合は、目尻と眉間の2箇所をマッサージします。

〈目尻〉 目尻にある前頭頬骨縫合を2本の指で、やや外側に向かう意識で、押し上げます。
〈眉間〉 目の上部のくぼみを親指か手根部で押し上げます。

 『頭蓋骨マッサージで体の不調が消える本』 第5章 より 武富ゆうすけ:著 中経出版:刊

目力アップ 第5章
図3.頭蓋骨にあるおもな縫合
(『頭蓋骨マッサージで体の不調が消える本』 第5章 より抜粋)

 マッサージをする際に気をつけることは、ゆがみのあるほうを3倍強く、回数も多くマッサージすることです。
 同じ程度の強さ・回数で行うと逆にゆがみが大きくなり、左右の目の大きさの違いがよりはっきりしてしまうとのことです。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 生まれつきだと思っていた、頭の形のアンバランスは、実は蓄積された頭蓋骨のゆがみなのかもしれません。

 原因がわからないけれど、元気が出ない、頭がいたい、目が疲れる。
 そのような症状にお悩みの方は、頭蓋骨の縫合にずれがある可能性が大きいです。

 実際、武富先生の治療院に来るクライアントのほとんどは、頭蓋骨にゆがみがありました。

 症状に応じてさまざまなセルフケアが、どこでも手軽にできる「頭蓋骨マッサージ」。
 皆さんも、ぜひ、一度お試し下さい。


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