【書評】「絆創膏を貼るだけ整体」(山内義弘)
お薦めの本の紹介です。
山内義弘さんの『絆創膏を貼るだけ整体』です。
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山内義弘(やまうち・よしひろ)さんは、理学療法士です。
全国のセラピスト向けセミナーの登壇、講演活動、オンライン配信など、幅広くご活躍中です。
「絆創膏を貼るだけ」で、痛みがなくなる!
山内さんは、YouTubeチャンネル『腰痛・肩こり駆け込み寺』を運営し、痛みの改善についてなどの傾向情報を配信する傍ら、「山内流メソッド」と呼んでいる自分の手技法を伝えるセミナーを開催したり、整体サロンの運営などを行って
います。
「山内流メソッド」とは、山内さんがこれまでの20年間で10万症例以上の患者さんをみてきた経験と研究により独自開発したメソッド
です。
これは痛みや運動麻痺などの解剖学や運動生理学をもとに科学的に捉え、①関節の感覚認知②筋肉の働き③神経の伝達(随意運動)がスムーズに行われるようにアプローチする手技法です。これによって感覚と運動が結びつき、人間本来の機能を引き出すことができます。
自身の整体サロンでは、数え切れないほどの患者さんに山内流メソッドを提供し、どこに行っても治らず、手術宣告までされたつらい痛みの改善のお手伝いをしてきました。
しかし、2020年にコロナ禍となり緊急事態宣言が発令されたり、ステイホームが推奨されたりしたため、なかなか患者さんに直接施術ができない環境になりました。
そこで、対面でお会いしなくても何とか患者さんご自身で、私が施術するのと同様の効果が得られるセルフ施術ができないかと思い、始めたのがYouTubeチャンネル『腰痛・肩こり駆け込み寺』なのです。
このチャンネルはその名の通り、ぎっくり腰を始め、腰痛、肩こり、首こり、五十肩など、なかなか改善しないつらい症状の「最後の砦」となるセルフ整体動画の結集です。
ご自身の身体を大切に思う熱心な視聴者のお陰で、チャンネル登録者は90万人を超え(2024・11月現在)、総視聴回数は約1億回と皆に求められるチャンネルに成長させていただきました。
これまで、本当に沢山の方からこりや痛みが改善した喜びのコメントをいただきましたが、中にはやり方や触れ方がわからない、圧のかけ方が合っているのか不安、やっても改善しない、などといったコメントもいただき、まだまだ「駆け込み寺」と名乗れるほどではないと痛感していました。もっともっと私の実際のリアル施術と同じ効果を出せるセルフ整体はないだろうか?と試行錯誤を重ね、たどりついた答えが「絆創膏整体」でした。
そもそも、私のリアル施術は皮膚をわずかに伸長することにより、関節や筋肉の中にあるセンサーを刺激して正常な機能を獲得するというものです。
そこで、テーピング、サージカルテープなど、さまざまなテープを試し、ようやく私の指と全く同じ伸長感を出せるものにたどりつきました。それが「絆創膏」だったのです。長い間続いている痛みやこり、関節の変形や神経の圧迫、骨折後後遺症、加齢、どんな問題があってもあきらめないでください。
絆創膏1枚で身体の機能は確実に改善します。『絆創膏を貼るだけ整体』 はじめに より 山内義弘:著 KADOKAWA:刊
本書は、絆創膏を使って誰でも簡単にできる痛み改善の「山内流メソッド」のノウハウをわかりやすく解説した一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
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痛みやこりの原因は「神経センサー」にあった!
私たちの身体は、「関節」「筋肉」「神経」の3つの機能がうまく働く
ことで動くことができます。
肩こりや腰痛など、「関節」や「筋肉」に問題がなくても痛みが出ることがあります。
そのような場合、痛みの原因が「神経」にあることが多いです。
骨と骨のつなぎ目にある関節には、それを覆い囲っている関節砲(かんせつほう)という膜(ファシア)があります。そして、その膜の中にはセンサーが埋め込まれています(下の図1を参照)。
そのセンサーの役割は大きく3つあります。
1つ目は関節がどの位置にあるか、どれだけ曲がっているか、または伸びているかを感知する「位置センサー」。2つ目はどのぐらいのスピードで動いているかを感じる「加速度センサー」。3つ目は関節がどれほどの負荷で伸ばされているかを感じる「牽引(けんいん)センサー」です。
この3つのセンサーがあるからこそ、私たちは滑らかに関節を動かすことができるのです。例えばひざを伸ばすときは、脳から筋肉に「動きなさい」という命令を出して、それが神経を伝わって筋肉に伝達をします。
神経は、体中に網目のように張り巡らされており、脳から筋肉への命令があって、初めて筋肉を動かすことができます。
そして、そのときにひざの関節がどの位置にあって、どのスピードで動いているか、そういった情報を瞬時に受け取って命令を伝えています。ですから、そのセンサーがうまく働かないと、脳が正しい関節の位置やスピードの情報をキャッチできずに、それらを無視した筋肉の命令を出してしまいます。関節がデタラメに動かされて正しく動かされなければ痛みを引き起こされてしまうのも当然ですよね。
つまり、私たちが動いたときに生じる痛みのほとんどは、このセンサーの働き不足が原因なのです。肩がこったり、腰が痛くなったり・・・・。ひざが痛いなど、みなさんも、さまざまな痛みに悩まされていると思います。
もちろん,痛みの原因には筋肉がこり固まっていたり、神経の伝達に問題があるなど、いくつか原因が考えられますが、私がこれまで患者さんを見てきた中で、痛みの85%がいまお話ししたセンサーの不具合が原因であると言えます。例えば「首がこっている、痛い」という場合、もちろん筋肉がこり固まってはいますが、その大元をたどると、出だしは関節のセンサーの働き不足が原因です。
首が動くときは、骨(頭蓋骨)と骨(第一頚椎(けいつい))のつなぎ目である関節(環椎後頭(かんついこうとう)関節)をはじめとして、いろいろな関節を必要とします。
しかし、センサーの働きが悪いと、脳は筋肉に正しい命令を伝えられなくなり、関節は無理やり動かされてしまい、結果として痛みやこりが発生するのです。では、どうしてセンサーに不調が出てくるのでしょうか?
1つ目は「不動」です。座りっぱなし、立ちっぱなしといった状態です。何時間も動かずにずっと同じ姿勢を継続していると、センサーの働きが起きない状況が続き、センサーが働き不足になります。
2つ目は「怪我」です。怪我やちょっとした痛みで、しばらく動きを回避していた期間があると、センサーが働かなくなってきます。
3つ目は「負荷」です。重たいものを持ったり、ひねりが加わり過ぎたり、想定以上の負荷が関節にかかることで、関節の袋(関節砲)自体に傷がついたり、情報が乱れたりします。
4つ目は「使いすぎ」です。関節をずっと繰り返し動かして同じ運動をすることで、情報がうまく伝わらなくなってきます。例えば、ぎっくり腰など、なぜ「動いて痛い」痛みが起こるのでしょうか? 長時間のデスクワークなどが習慣化していると、骨盤周辺の関節のセンサーが働かなくなります。そのため、いざ立とうと思ったときに脳が筋肉に正しい命令を伝えられなくなるのです。結果、立つときに腰の関節が強引に動かされてしまい、ぎっくり腰などの動いて痛い痛みが起こるのです。
また、スマホの使用などで手首が固定された状態を長く続けている人も多いと思います。脳は手首の関節のセンサーの情報を長く続けている人も多いと思います。脳は手首の関節のセンサーの情報を頼りに筋肉に指令を出し、スマホを持ち、指を使い、首や肩で腕全体を巧みに支えているので、首や肩のこりは、首だけでなく手のセンサーが原因であることも多いのです。他にも重たいものを持つと手の重みが肋骨(ろっこつ)の付け根にかかり、センサーが乱れることもあります。足首も関節が密集してアーチを形成しているので、歩かなかったりデスクワークばかりしていると、センサーが乱れてしまいます。
『絆創膏を貼るだけ整体』 第1章 より 山内義弘:著 KADOKAWA:刊

ただ、その原因をたどっていくと、神経のセンサーの働きが悪くなっていることがほとんどだということですね。
「絆創膏」が痛みを解決する理由とは?
私たちの筋肉は、普段、闇雲に収縮しているわけではなく、あるきっかけを頼りに動いて
います。
それは、筋肉は働く前に「わずかに伸長されている」ということ
です。
山内さんは、正常な筋肉はそのきっかけを自然に作れている
が、腰椎のストレート化の原因のように筋肉がこり固まってしまうとそのきっかけが作れず、自ら働く(収縮する)ことが困難になって
しまうと指摘します。
そこで山内流メソッドの登場です。
こり固まった腰椎の筋肉に対して、わずかな伸長を与えます。するとその筋肉は収縮するきっかけをつかみ、正常に働いてくれます。結果、ストレート化していた腰椎が自然な前弯を獲得し、坐骨神経痛や腰痛、変形性関節症などを改善してくれるというわけです。では関節のセンサーを正常に働かせるためには、どうすればよいのでしょうか? これこそ私が開発した山内流メソッドによるアプローチです。
そもそも、それぞれの関節には正しく動くための動きやすい方向があります。例えば、左を向きたいときに体幹が左にひねられるわけですが、そのときに背骨に対して肋骨は下にスライドをしながら体が回ります。ところが、そこの関節のセンサーが働いていない場合は、無理やり、別の関節を使って動かすことになります。動かないのに動かされるので激痛が走るというわけです。
それが腰の場合はぎっくり腰、首なら寝違え、ひざなら関節痛といった症状として現れます。そこで先ほどの肋骨の場合は、私が手技によって骨に対して肋骨を下向きにすべらせ、センサーに下向きの情報を伝えてあげることで、止まっていたセンサーを目覚めさせて正常化することができます。
センサーにはダイレクトに触れることはできませんが、センサーは関節やその上にある皮膚と連動しているので、皮膚を動かすことで、センサーや関節にも同じ方向に刺激ができるのです(下の図2を参照)。
私のサロンでは、たった2秒の手技をしただけで、半年ぐらい車椅子で過ごしていた方が、スタスタと歩きだしたこともあります。では、なぜ絆創膏を貼るだけで痛みが改善されるのでしょうか? ここまでのお話でお気づきの方も多いと思います。じつは、センサーを正しく動かすための手技が、ご家庭にある絆創膏でも同じようにできるのです。
例えば、肋骨周りのセンサーを働かせるようにしたい場合、特定の肋骨の上の皮膚に絆創膏の片側を貼り、わずかに引っ張りながらした方向に貼ります。絆創膏のわずかな牽引力が、私の手技と同じように関節のセンサーに刺激を与え、正常な関節の運動を目覚めさせられるのです。
関節のセンサーはわずかな伸長にも反応するセンサーなので、絆創膏程度の優しく皮膚を伸長する刺激で、山内流メソッドと同等の効果を出せるのです。肋骨以外でも、各関節の動きの特性に合わせて絆創膏を貼ることで、関節のセンサーを目覚めさせ関節を正しく動かしていくことができます。また、こりや痛みは関節のセンサーが正常でも筋肉自体に働き不足やこり固まりがあると引き起こされてしまいます。ここで絆創膏の登場です。
例えば、肘を曲げるとき、筋肉はいきなり縮むのではなく、わずかに一瞬伸ばされた後の反射を使って肘を曲げています。この反射のきっかけになるのが筋肉のセンサーですが、こり固まって動きの悪い筋肉の場合、この初動が苦手なので、絆創膏で皮膚を引っ張って伸ばす情報を与えてあげます。これにより、筋肉がわずかに伸びて曲げるという動きが再現しやすくなります。しかも、絆創膏の幅が筋肉の幅と合っているので、単独で筋肉の刺激をするのにぴったりなのです。
このように、絆創膏のわずかな引っ張りがセンサーや筋肉を活性化させて体をスムーズに動かし、痛みを軽減させてくれるのです。絆創膏の選び方
どこのメーカーの製品でもOK!
大手メーカー製品でなくてもドラッグストアや100円ショップなどで販売しているPB商品でもかまいません。素材は自分の好みのもので大丈夫。蒸れやすい人、かぶれが気になる人は不織布タイプがおすすめです。NG!
テーピング用のテープは伸縮が大きく、貼りにくいのでおすすめできません。サイズにも基本こだわらなくてOK!
大判、四角形など、さまざまな形がありますが、細かいサイズの指定はありません。ただし、貼りやすいのは細長い長方形タイプです。太さは貼る場所に合わせて変えましょう。迷ったらまずは2cm×7cm程度の標準サイズを選びましょう。絆創膏の貼り方
下向きに貼る場合
実際の貼り方の説明では、矢印を記載していますので、起点と終点を意識して貼ってください。
上向きに貼る場合、始点は下からになります(下の図3を参照)。『絆創膏を貼るだけ整体』 第1章 より 山内義弘:著 KADOKAWA:刊


そのごくわずかな刺激が、筋肉センサーが動き出すトリガー(引き金)になるということ。
どこでも、誰でもいいから手に入る絆創膏。
ぜひ、効果的に使って、眠っていた筋肉を目覚めさせましょう。
「首」のトラブルを改善する
では、具体的な症状への対処法を紹介していきます。
最初は「首」です。
首こりの原因
PCやスマホの見すぎなど
デスクワークやスマホなどで同じ姿勢を取り続けていると、前腕や上腕が内ひねりされるため巻き肩に。その結果、血流が悪くなり首こりや肩こりが発生します。腕の骨にアプローチ!
関節にアプローチ
前腕をひねる起点の軸は尺骨(しゃっこつ、下図参照)の延長線上の薬指にあります。そのセンサーを再起動すると、前腕から上腕の過度な内ひねり状態が防げるようになるため、首こりが解消されます。
絆創膏の貼り方内側にひねって固定された前腕の軸である薬指を外側の方向にひねることにより薬指の関節のセンサーが起動します。
手のひらを自分のほうに向け、薬指の先端に外巻きに貼っていきます。首の両側がこっている場合は両方の薬指に巻きましょう。
★+αテク
10秒で首こりを解消するエクササイズ
左手の手の平を下にして、右手で左薬指を軽くつまみます。そのまま左手の平を上に回転させるという動きを10回行うことで薬指へのアプローチに。右手も同様に行いましょう。
首の痛み首の痛みの原因
同じ姿勢やスマホの使用
同じ姿勢でずっと過ごしていたり、スマホの見すぎなどによるストレートネックが大きな原因に。首が硬くて枕なしでは寝られない方にもおすすめです。肋椎関節関節にアプローチ!
首を上に向けたり、回旋すると、頚椎(けいつい)に対して肋骨が下がります。その動きを絆創膏を貼ることで再現させることにより、上部の肋椎(ろくつい)関節(下図参照)のセンサーが働いて首を正常に動かせるようになります。
絆創膏の貼り方軽くお辞儀をすると、頸椎の7番目の突起が現れます。そこから指2本分ぐらい外側に絆創膏の起点を貼り、真下に向かって貼ります。絆創膏は痛い側だけでOK(下の図5を参照)。
★+αテク
下を向くと痛い人は下から
下を向くと痛い人は、肋骨が上に回転できていないために痛みが生じます。そこで同じ場所を下から上に絆創膏を貼り、肋骨の動きをサポート。お役立ち情報
いびきや無呼吸症候群にも効果があります
この部位の絆創膏は、頸椎が進展してストレートネックが解消され、気道が確保されます。そのため、いびきや夜間無呼吸症候群の人にもおすすめ。
『絆創膏を貼るだけ整体』 第2章 より 山内義弘:著 KADOKAWA:刊


自覚がなくても、かなり凝っている人も多いですから、早めの対処をしたいですね。
「腰」のトラブルを改善する
次は、「腰」です。
腰痛は、①腰をひねったときと②前後に動かしたときに分かれ
ます。
歩行時などに痛い場合(腰痛①)、立つときやお辞儀のときに痛い場合(腰痛②)の2つのアプローチがあります。
腰痛①
ひねって痛い腰痛の原因
同じ姿勢や運動不足
同じ姿勢を繰り返していたり運動不足などで、腰に違和感を抱えている、寝返りをしたときや起き上がったときに腰が痛い、ぎっくり腰といった腰痛は肋骨の付け根の関節に原因があります。肋骨の下部分にアプローチ!
関節にアプローチ
腰痛の原因になっているのが胸椎と肋骨の間にある肋椎関節(下図参照)。特に腰痛は、下側の6対の関節のセンサーが乱れやすいのでそこの動きを絆創膏で活性化します。絆創膏の貼り方
体を右にひねったときに痛い場合は、背骨の中央の右3cm付近のところを起点として下向きに絆創膏を貼ります。左にひねって痛い場合は左側に(下の図6を参照)。
お役立ち情報
腰痛全般に効く!
この位置は、腰痛の大元になるセンサーを解決するので、あまりの激痛で動けないようなぎっくり腰にも効果あり。腰に違和感を覚えたら、まずここの絆創膏から貼ってみましょう!腰痛②
立ったときに痛い腰痛の原因
座りっぱなしや姿勢の悪さ
骨盤を構成する仙腸(せんちょう)関節の働きが悪いとお辞儀のような前かがみの姿勢ができなくなります。私たちは立ち上がりや座るときにお辞儀をする必要があるので、痛くなるのはそのためです。原因は座りすぎや日々の偏った姿勢の継続です。仙骨にアプローチ!
関節にアプローチ
動きの悪い仙腸(せんちょう)関節は、前屈するときに仙骨が前上方へ移動できない状態にあります。絆創膏でお尻の皮膚を引き上げることで、仙骨の動きをサポートしていきます。
絆創膏の貼り方
お尻の骨である尾骨を絆創膏の起点にし、そこから上に向かって貼ります。この皮膚を引っ張ると、立ったり座ったりするときの動きがラクになります(下の図7を参照)。
お役立ち情報
仙骨の動きがいい状態を保ちましょう!
本来、椅子から立ち上がるときは前傾姿勢になり仙骨周りがカーブを描きます。手で机や肘掛けを支えにして腰周りを直立不動のまま立ったり座ったりしている人は、絆創膏で早めの対処を! また、仙骨の動きが悪いと太ももの筋肉に負担をかけ骨盤を下に引っ張るので腰痛以外に、膝関節に痛みが生じることがあるので注意が必要です。『絆創膏を貼るだけ整体』 第3章 より 山内義弘:著 KADOKAWA:刊


腰に違和感がある人は、ぜひ上の方法を試してみましょう。
「自律神経」のトラブルを解決する
自律神経の乱れは、身体の不調を引き起こします。
そんな症状にも「山内流メソッド」は、大きな効果を発揮します。
呼吸が浅い
呼吸が浅い原因
ストレスによる首呼吸
私たちはストレスや焦りがあると呼吸を速めて、自律神経を交感神経優位(攻撃的)にします。速い呼吸は首の筋肉が主に使われるので、ストレスが続くと首の筋がガチガチになり、ストレスがないときでも浅く速い呼吸になってしまいます。胸鎖乳突筋にアプローチ!
筋肉にアプローチ
首元で呼吸するため斜角筋や胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)など首周りの筋肉がガチガチに。この2つの筋肉を緩めると胸郭全体で、大きくゆっくり息が吸えるようになります。
絆創膏の貼り方 両鎖骨の内側端からおへそに向かってV字に貼ることで、胸鎖乳突筋が緩み、呼吸が深くゆっくりになります。「腕のしびれ(P60〜61)」で紹介している斜角筋へのアプローチも、深い呼吸をするためには、おすすめの貼り方です(下の図8を参照)。
お役立ち情報
表情も穏やかに!
首の筋肉の緊張が取れるため、ストレートネックも改善。横隔膜の働きもよくなり、ゆっくりとした呼吸ができるので副交感神経も働くように。笑顔あふれる顔の表情、内臓機能、心の安定が得られます。睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群の原因
ストレートネックも
睡眠時無呼吸症候群は、自律神経の乱れはもちろんのこと、肥満やもともとの骨格、睡眠時の姿勢などさまざまな原因があります。さらに高さが合わない枕やストレートネックで気道がふさがれているケースも。頸椎にアプローチ!
関節にアプローチ
頸椎は通常、前に軽く湾曲をしていますが、合わない枕などが原因で頚椎がストレート化し気道をふさいでしまいます。ここで絆創膏で頚椎の湾曲を整え、気道を確保しています。
絆創膏の貼り方耳たぶの前側に絆創膏の起点を置き、ぐるりと後ろ側に貼ります。余った後ろ側に折ってOK。わずかに首が反ることで、気道がラクに(下の図9を参照)。
お役立ち情報
頸椎に貼ってもOK
「首の痛み(P38〜39)で紹介している肋椎関節に絆創膏を貼るのもおすすめです(上の図5を参照)。★+αテク
肩甲舌骨筋を緩めるのも効果的
のど仏の骨と肩甲骨をつなぐ肩甲舌骨筋(けんこうぜっこつきん)が緊張すると気道が閉塞しやすくなり、こちらも睡眠時無呼吸症候群の原因に。そこで肩甲骨の外側から上に向かって45°首側に貼って肩甲舌骨筋を緩めます(下図を参照)。
便秘便秘の原因
前傾姿勢ができてないことが原因に
運動不足、食物繊維不足など便秘の原因は多々ありますが、機能的な一番の原因は排便時の前傾不足の姿勢。通常の座った姿勢だと、排便ができないよう直腸の筋肉がロックをかけることに。前傾姿勢をとるようにすると、筋がゆるみ排便が促されます。足三里にアプローチ!
ツボと筋肉にアプローチ
ひざの外側にある便秘のツボとしても知られる足三里(あしさんり)には、ちょうどツボの位置に前傾をするために重要な筋肉、前脛骨筋(ぜんけいこつきん)があります。ツボと筋肉の両方を絆創膏で刺激します(下図を参照)。
絆創膏の貼り方足三里のツボが中心となるように、4枚の絆創膏を貼ります。縦、横、斜めに8方向に貼ることで、筋繊維も8方向に引っ張られ活性化されます(下の図10を参照)。
お役立ち情報
仙骨への絆創膏もおすすめ
「腰痛②(P70〜71)」で紹介した仙腸関節へのアプローチも、前傾機能を保つのに役立ちます。足三里のツボと同時に、ぜひ仙骨にも絆創膏を貼ってみてください。視力の低下
視力が悪い原因
自律神経も重要!
交感神経と副交感神経のバランスが悪いとピントを合わせづらく視力も低下。特に現代人はPC作業で交感神経が優位になりがちです。胸骨にアプローチ!
筋肉にアプローチ
深い呼吸をするときには横隔膜が働きますが、安静時の呼吸は肋間筋の前部が活躍します。ここを刺激することで、ゆっくりとした呼吸ができ、副交感神経優位になり、自律神経が整います(下図を参照)。
絆創膏の貼り方鎖骨の真下、中央の胸骨の両サイドの第2肋骨を起点に下向きに絆創膏を貼ります(下の図11を参照)。これにより肋間筋のセンサーを刺激し安静時の呼吸がしやすくなり自律神経が安定。視力もよくなります。かぶれやすいので貼る時間は1分で。
★+αテク
遠くも見るよう心がけを!
人間は本来、下を見るときはリラックスして副交感神経が優位に働きます。ところが現代人はPC作業で下を見るときも、焦って仕事をしているため交感神経が働いている状態。そこで遠くを見ながらゆっくり呼吸をして副交感神経を優位にすることが大切です。『絆創膏を貼るだけ整体』 第4章 より 山内義弘:著 KADOKAWA:刊




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☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
山内さんは、元をたどれば、ご自身の痛みのほとんどは自分自身が生み出したもの
なので、それならそれは、自分自身で解決できるはず
だとおっしゃっています。
人間には、自己治癒能力があります。
その仕組みを理解し、使いこなすことができれば、誰でも医者いらずですね。
山内流の「絆創膏整体」は、難しいテクニックは必要ありません。
絆創膏があれば、誰でも手軽に、体の不調を劇的に改善することができます。
皆さんも、その驚くべき効果を、ぜひ体験してみてください。
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【書評】「縁」(永松茂久) 【書評】「一瞬で最高の世界線に行ける!」(矢野由紗)












