【書評】『わたしが神さまから教わった「お金の流れ」が変わる話』(井内由佳)

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 お薦めの本の紹介です。
 井内由佳さんの『わたしが神さまから教わった「お金の流れ」が変わる話』です。

 井内由佳(いうち・ゆか)さんは、カウンセラー、著述家、経営者です。
 25歳のときに神さまからの“お告げ”が降りるようになり、以後、さまざまな人々の人生相談に応じられています。

神さまが教えてくれた「お金の流れ」を自分に向けるための方法


 大好きな人たちと素敵な時間と空間を共有する。
 そんな本当の豊かさを手に入れるには、どうすればいいのでしょうか。

 井内さんは、自由と選択肢をたくさん持っていないと自分の望むようにはできないと述べています。

 自由と選択肢をたくさん持つには、やはりお金の力は絶大です。そんなことはないという意見の方もいらっしゃるでしょうが、お金があることで、あきらめずにいられること、迷わずにできること、自分の時間を確保できることはぐっと増えるのです。
 生きていくうえで、やりたくないこと、興味のないことをせずに済む機会を与えてくれるのもまた、お金なのです。

 人のしあわせは、愛をたっぷり受けていること、そうありたいと願う自分であること、希望があること、そして感謝の気持ちが溢れているさまだと思うのです。そうであるということは、孤独ではないし、不安も少なく、やりたいことができているからです。

 お金。
 それは、いろんな顔を持っています。
 そして、いろんな流れをつくります。

 この本は、お金の笑顔に出会えて、その流れを自分のほうに向けるために神さまから教わった教え方と、わたしが長年にわたり神さまのお告げで相談に乗ってきた経験をふまえて書きました。
 神さまからの教えと、22年にわたって相談に乗った統計という実態とを絡み合わせて、お金のこころをつかむために、他にはない本になったのではないかと思っています。

 『わたしが神さまから教わった「お金の流れ」が変わる話』 はじめに より 井内由佳:著 大和書房:刊

 豊かでしあわせな人生を送るために、「お金」は不可欠です。

 お金に好かれる生き方とお金に嫌われる生き方。
 両者の違いは、どこにあるのでしょうか。

 本書は、「お金のこころ」をつかみ、お金の流れを呼び込む考え方をまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「お金が好き」と言っても、バチは当たらない


 神さまは学校の先生のような存在で、いたずらや羽目を外したりすれば叱られる。
 多くの人はそう思っているのではないでしょうか。

 しかし、実際はそうではなく、神さまはお茶目で、正しいか正しくないかといったことはあまり気にしないとのこと。

 井内さんは、神さまは、その人が相手にどんな思いをさせているかを気にしていると述べています。

 たとえば、真面目で勉強もできる優等生がいるとします。一方で、勉強はできず、生活態度も決していいとは言えないやんちゃな生徒がいるとします。
 もうこれだけで、一般的には学校の先生の評価は優等生のほうが高いですよね。でも、神さまが学校の先生と違うのは、神さまは表層なんて見ていないということ。これだけで、人の評価をすることはありません。
 では、授業中に先生が黒板に向かっている間に、やんちゃな生徒がちょっとしたいたずらをしたとします。そのことを優等生が先生に言いつけました。さて、神さまはどう思われるでしょうか。
 神さまはいたずらをする生徒が、誰かを傷つけたのでなければ、笑って大目に見てくださいますが、言いつけた優等生のことは大目に見てくださいません。なぜなら、言いつけることで誰かを裁こうとする気持ちが大嫌いだからです。
 神さまはいつも、正しさとかではなく人が誰にどんな思いをさせているかしか見ていらっしゃらないのです。これがわたしに話しかけてくださる神さまの実態です。

 そして、神さまは人のこころを隅々までよくご存じです。
 嘘や言い訳や隠し事で人をごまかすように、神様をごまかすことはできません。その代わり、と言ってはなんですが、人の本心をよくおわかりでいらっしゃいます。人は皆、お金が好きだということも。
 それを素直に認めるか認めないかの違いはあっても、人は皆、お金が好きなはずです。そうならば、素直に認めて、好きなお金に囲まれて人生を送りたいと望む人には、神さまがそうなれる考え方を詳しく教えてくださるのです。
 なぜなら、お金が好きと言えるということは、素直だし、こころも前向きで明るいということでもあるから。お金なんていらない、お金の話をするのはお行儀が悪いと言う人よりも、神様はよっぽどお好きなんです。
 私たちが思っている以上に、神さまは人間の本質と望みをご存じで、そのうえで人の願いを取り上げたり、またいけないことにはサインを送って注意を促すのです。だから、素直にお金と向き合って仲良くなりましょう。

 『わたしが神さまから教わった「お金の流れ」が変わる話』 Chapter 1 より 井内由佳:著 大和書房:刊

「自分はお金が好き」
 そう素直に認めることが、「お金の流れ」を呼び込むポイントだということです。

 神さまに、隠し事や嘘は通じません。
 いつでも自分に正直に、堂々と生きていたいものです。

未来は、あなたの生き方によってつくられる


 神さまは、人は、その人が生きている通りの人生になるとおっしゃっています。
 どういう意味でしょうか。

 ん? 「思っている通りの人生じゃないの? と思った人もいるかもしれません。でも、「思っている」というのは、自分が「思っている」だけで、本当にそう「思っている」とは限らないのです。
 たとえば、自分のことを「頑張っている」と思っている人が頑張っているとは限りません。逆に「頑張りが足りない」と思っている人の頑張りが足りていないとも限りません。
 でも、どう生きているかということは、ひとつの事実しかありません。だから頑張っている人は頑張っているなりに、怠けている人は怠けているなりの人生になるのです。
 いつも嬉しがっている人は、総じて嬉しい人生が、いつもくよくよしている人は、総じてくよくよしてしまいがちな人生をつくってしまいます。
 実は、神さまは、その人が他人にしていることを、その人が望んでいることと見なすのです。
 だから、人を喜ばせる人は、自分が喜びたい人なんだと神さまが受け取って、喜ばせてくれます。
 人に嫌な思いをさせる人は、自分も嫌な思いをしたい人なんだと神さまが受け取って、嫌な思いを味わわせるんです。
 お金の使い方なんて、まさに相手にしていることがそのまま自分に返ってきます。人を喜ばせるためにお金を使う人は、お金が自分を喜ばせてくれます。
 どういうことかというと、お金は持っているだけでは価値がないのと、使い方によっては、楽しくも嬉しくもないことがあるわけです。
 たとえば、交通事故を起こした賠償金にお金を使うのと、行きたかった憧れの場所に旅するためにお金を使うのでは、同じ金額でも気持ちが全然違います。
 お金を使うときに嬉しいお金か、つまらないお金か。これは人生を大きく違えてしまいます。
 何がこの違いを生むのでしょうか。それは、人のためにお金を使うときの気持ちなのです。誰かを喜ばせたくてお金を使う人と、人にお金を使うのが惜しくて、気持ちよく出せない人との違いなのです。
 いつもお金を惜しみながら使うと、本当に惜しみたくなるようなことにお金が出ていくのです。
 反対に、喜んでお金を使う人は、人も喜ばせながら、また喜んで使えるイベントが人生に待っているのです。
 お金は嬉しがって、喜んで使う。それが楽しい人生を送るためのコツのひとつでもあるのです。

 『わたしが神さまから教わった「お金の流れ」が変わる話』 Chapter 2 より 井内由佳:著 大和書房:刊

 同じ「お金を使う」という行為も、どういう気持ちでするかで、大きな違いがあるということ。
 他人に対して喜んで使ったお金は、巡り巡って、自分自身に返ってきます。

「その人が他人にしていることを、その人が望んでいることと見なす」

 この神さまの教えは、知っておいて損はありませんね。

お金が寄ってくる人は、ワクワクしながら貯金する


 お金にも、「こころ」があります。

 井内さんは、お金は自分を取り巻く人たちの気持ちや状況をしっかりと見ていて、それでお金の好き嫌いがつくられていくと述べています。

 お金も人と好みが似ています。
 わたしたちも、明るくて、優しくて、誠実で、お金にケチじゃなくて、嘘をつかず、素直な人が好きですよね。お金も同じなのです。暗い人、嫉妬(しっと)しなくてもいいところで嫉妬する人、ケチな人、嘘をつく人。こんな人はお金も大っ嫌いです。
 困ったときに備えて貯金をするのは、大人のたしなみ。だけど、それだけの気持ちで貯金をしていると、お金は「自分の行き先は、困ったことが起きているところ」と思うから、気分が乗らなくて、そこにじっとしていられずに、出ていこうとウズウズし始めるのです。
 ところが、自分の行き場所が夢のあるワクワクする場所だと思うと、自分も早くそこに行きたくて、早く実現できるように仲間に声をかけるのです。
 未来へ心を広げて豊かさに向かって貯金するのと、未来に不安を感じて、おびえながら貯金をするのでは、違う結果が出ます。

 そして、人の人生もその人が生きている通りに運ばれていきます。
 愚痴(ぐち)をこぼしてばかりだと、愚痴をこぼしたくなる出来事を、嬉しい気持ちでいると、嬉しい気持ちになる出来事を呼び込みます。
 だから、自分がなりたいように思い、考えるとちゃんとそのようになります。「お金がない」と思ったり、言ったりしていると、どんどんそう思いたくなるような状況になります。「どうにかなるさ」と思うと、本当にどうにかなるのです。
 ただ、「どうにかなるさ」には落とし穴があって、自分のためだけに大きなお金を使っておきながらの「どうにかなるさ」は、どうにもなりません。本当にお金は無くなります。
 反対に、本当はお財布の中身が心許(こころもと)なくて、大丈夫かなと思うときに、人のために「ここは思い切って出そう」と思って気持ちよくお金を出したときの「どうにかなるさ」は本当にどうにかなるのです。
 お金が無くなることを不安に感じて、びくびくするよりも、人としてお金を出すべきところをきちんとわかって気持ちよく出すほうが、将来の不安要素はぐっと減ってくるのです。
 こころとお金は繋(つな)がっているのです。

 『わたしが神さまから教わった「お金の流れ」が変わる話』 Chapter 3 より 井内由佳:著 大和書房:刊

 よく、「お金はお金のあるところに吸い寄せられる」といわれます。
 それは、その場所がお金にとって「居心地のいい場所」だからです。

 お金持ちは、お金に好かれる考え方を習慣にしています。
 つまり、お金の持つエネルギーと同じような波動を発しているということです。
 私たちも、ぜひ、身につけたいですね。

損した気持ちになったときの大切な心がけ


 井内さんによると、「神さま銀行」というものがあるそうです。
 これは、自分が積んだ「徳」を預けて、困ったときに引き出せる神さまが頭取の銀行のことです。

「徳」は、お金よりもずっと価値があって、お金で買えないものを買える兌換券(だかんけん)です。

 愛する人たちに愛されて、豊かでしあわせな人生を歩きたいのなら、お金を貯めるより、「徳」を貯めたほうが、早く、深くしあわせになれるのです。
 じゃあ、「徳」ってどんなものなのでしょう。神さまはこのように教えてくださいました。

 ざっくりと2つのパターンがあります。
 ひとつは、物事を自分の都合のいいように運んで、ちゃっかりと自分が「得」をして、その代わりに相手に「損」をさせようとします。この相手に与えた「損」は、実は相手にとっての「徳」になるのです。
 たとえば、高齢の親を持つきょうだいが3人いるとします。長男、次男、長女としましょう。誰が親の面倒をみるのかについて話し合いました。主に、金銭的な援助と、自分の時間と身体を使う援助の2つについてです。
 長男は遠くで暮らしていて、親と一緒に住むこともできないし、大学生の子どもを2人抱えて経済的な援助もできないと主張。
 次男は近くに住んでいるけれど、親と嫁の折り合いが悪く、一緒に暮らすことも、面倒をみることもできない。でも、金銭的な援助は毎月2万円ならできると主張。
 嫁いだ長女は、実家から車で1時間のところに住んでいて、これから教育費のかかる子どももいるけれど、親の面倒をみるのは自分しかいないと、夫に気を使いながらも親の世話をしに週に3回通い、月々の援助も3万円を申し出ました。
 このとき、神さま銀行に預ける「徳」を一番稼いだのは、長女の夫なのです。それから長女、次男と続くのです。
 何か困ったことがあり、もう自分の力ではどうしようもできないから、「神さま! お願い!」と言いたくなったときに、その願いと兌換できる券をたくさん稼いだのが、長女の夫なのです。
 お金で買えないものを買えるのが神さま銀行の兌換券なのです。
 そして、もうひとつは、誰かのためにその人が喜ぶこと、助かること、ありがたいことをしたけれど、そのことを相手があまり評価してくれなかったり、お礼さえ言ってもらえなかったとき。これも神さま貯金となり、その人に代わって神さまがお礼をしてくれるんです。
 それも、人がしてくれるお礼は高が知れていますが、神さまが「あなたはあんなにしてあげたのに、大したお礼もしてもらってないのね。そのぶん神がしてあげますよ」と、神さまにしかできないようなこと、たとえば、「人の気持ちを変える」「体調をととのえる」「天気を変える」「お金の流れを変える」、そんなことをしてくださるのです。
 だからこそ、お金より徳を貯めるのが一番大切なのです。

 『わたしが神さまから教わった「お金の流れ」が変わる話』 Chapter 4 より 井内由佳:著 大和書房:刊

 困ったとき、神さまが助けてくれるかどうかは、それまでに自分が積んだ「徳」の量で決まります。
 まさに、「情けは人のためならず」ですね。
 周りの人に行なった思いやりや親切は、必ず自分自身に戻ってきます。

 相手が評価するかしないかは、関係ありません。
 もしものときのためにも、「神さま銀行」の残高を増やすよう、心掛けたいですね。

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 井内さんは、お金について書くということは、しあわせについて書くということ、そして豊かさについて書くということだとおっしゃっています。

 お金は、それ自体が目的ではなく、しあわせになるための手段であり、道具です。
 しあわせになるための生き方は、お金に好かれる生き方です。

 お金だけを追い求めても、しあわせにはなれません。
 しあわせになれないどころか、お金からも逃げられてしまいます。

 自分も周りもハッピーになれることに、お金を惜しみなく使うこと。
 それが「お金の流れ」をつくり出す秘訣です。

 私たちも、神さまの教えを実践し、しあわせなお金持ちを目指したいですね。


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