【書評】『人生が一瞬で“リッチ・モード”に変わる本』(高橋ナナ)

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 お薦めの本の紹介です。
 高橋ナナさんの『愛・お金・仕事 人生が一瞬で“リッチ・モード”に変わる本』です。

 高橋ナナ(たかはし・なな)さんは、心理カウンセラー・コーチ・セミナー講師です。
 人気ブログ『美女養成講座』の執筆者でもあります。

「本当のリッチ」って、何?


「もっと豊かな生活を送りたい」
「手に入れた豊かさを維持したい」

 多くの人々は、そう願いつつ、日々努力を重ねています。

 ただ、物質的な豊かさを手に入れたその先に、「幸せ」があるとは、限りません。

 高橋さんは、そのような人たちは、物質的、経済的豊かさを手に入れるために、今、目の前にある幸せをどんどんすり減らしているようにも見えると述べています。

「リッチ」という言葉を調べると、
 裕福で贅沢(ぜいたく)なさま。
 豊かで味わい深いさま。

 と出てきます。

 多くの人は「リッチ」という言葉を、物質的、経済的なものだととらえると思いますが、私はどうしても、それだけが「リッチ」だとは思えないのです。

 どこにでも行けるお金があるけれど、心や体が疲れ果てている。
 高級で美味しいものを食べることができるけれど、それを分かち合う、心から安心できる仲間がいない。
 今あるものや財産、地位や名誉を失いやしないかと、いつも恐れがある・・・・・もしこれがリッチなのだとしたら、それを手に入れたいという人はいないでしょう。

 お金は豊かさだけど、豊かさとはお金ではない。

 お金は豊かさのほんの一部ではあるけれど、豊かさそのものではないと思うのです。

「リッチ」とは、物質的、経済的なことだけではなく、心の状態のことを示す言葉だと、私は思います。
 何かをたくさん所有していることだけが豊かさではなく、何かを与えることやシェアすることも大切だということを知っている心が豊かさだと思います。
 お金を死ぬほど持っているのに、他人にビタ一文おごらないお金持ちを、私は豊かな人だとは思いません。
 そして何よりも、今ないものではなく、今あるものに豊かさを感じることができる心や感性のことだと思うのです。
 そして、そういう豊かな心を持ち、満たされている人は結局、豊かで満たされた現実を体験し続けるのです。

『人生が一瞬で”リッチ・モード”に変わる本』 プロローグ より 高橋ナナ:著 大和出版:刊

 本当にリッチな生活をするのに、必要なのは「お金」ではありません。
 まずは、心の感受性や体の感覚を取り戻して、豊かさを感じられる感性を育てることです。

 豊かさを感じられる心を手に入れれば、お金は自然と巡ってきます。

 本書は、「本当のリッチ」とは何かを解説し、それを手に入れるための具体的なノウハウをまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「愛されるための努力」よりも、大事なことがある


 人が「愛されたい」と思うのは、自分の中の愛が枯渇していると感じるときです。

 高橋さんは、本当は外側の何かから愛されたいのではなく、自分自身に愛されたいとき、自分が自分をちゃんと見てほしいと思っているときに、「愛されたい」という感情が湧くものだと指摘します。

「愛されたい」という感情は、自分の中に愛が満ちているか、それとも枯渇しているかを教えてくれる、一種の大切なバロメーターだと思ってください。

 だから、「愛されたい」と感じるときは、自分以外のものから愛されることに躍起になって、外側に意識やエネルギーを飛ばすのをやめましょう。
 そんなときこそ、自分自身をしっかり見つめて、愛されたいと願っている自分を認めて、愛されたい自分を否定しないでいてほしいと思います。

 では、「自分を愛する」とは具体的にどういうことを言うのでしょう?

 それは、寝たかったら寝る、食べたかったら食べる、言いたかったら言うこと。
 自分の中から湧いてくる感情や欲求に蓋をしたり、無視してなかったことにしたりせず、きちんと受け止めてあげることです。
 自分をしっかり見つめ、自分の願い(欲求)を叶えてあげることです。

 どんな自分であっても、ありとあらゆる自分を無条件にOKして、頭ではなく、本能、直感、本音に従って、素直に生きる。
 世間的に言う真面目ではなく、自分の欲求に真面目に生きるということでもあります。


 そうやって自分の内側が愛で満タンになれば、「ほしい、ほしい」と外に求めて空回りしては寂しい思いをし続けることもなくなり、その結果、愛で溢れた自分にふさわしい現実、例えば「人に愛される」とか、「お金に愛される」という現実が次々に起こってくるのです。
 だから、まずは「自分」なのです。

『人生が一瞬で”リッチ・モード”に変わる本』 第1章 より 高橋ナナ:著 大和出版:刊

 探し求めれば求めるほど、どんどん遠ざかっていく。
 逆に、与えれば与えるほど、どんどん近づいてくる。

 それが、「愛」あり、「お金」であり、「豊かさ」です。

 愛を与えるには、自分の内側が愛で溢れている必要があります。

「自分の欲求に、真面目に生きる」

 まずは「自分」を愛することが、結局は「愛される自分」をつくるということです。

パワーグッズやお守りは、こんなふうに使おう


 最近、パワーストーンを身につける人が増えています。

 ローズクォーツは、「恋愛」。
 タイガーズアイは、「金運」。

 パワーストーンは、種類ごとに、さまざまな効果を持っています。

 ただ、こういうパワーグッズは、その石をつけることで、「私にはそれ(お金や幸せな恋愛関係)がありません」ということを、自分に刷り込み続けることになるので、注意が必要です。

「私にはそれがない」と無意識に、潜在意識に刷り込まれてしまうと、やっぱり「それがない」現実をあなたは体験することになるからです。

 そして、石からパワーをもらおうとすればするほど、あなた自身はパワーダウンするということを知っていてほしいのです。
 前述した通り、何かをもらおうとすればするほど、「もらおうとしているその力」が自分にはないのだと潜在意識が認識するので、これまたその力がない自分を体験し続けることになるのです。

 だから、これらのパワーグッズは、
「その力がすでに、自分の中にあるんだよ!」というのを思い出す「目印」としてつけるのが一番です。

 実際に、すでにあるけど使えてないから、その分野がうまくいっていないのですね。
 金銭面で豊かになる力も、恋愛をうまくいかせる力も、本当はもうすでに全部持っています。
 命はすでに、すべてを持っているのでしたよね!
 まずはそれを認識し、自覚してください。
 そして、石からパワーを「もらおう」とするのではなく、その石やパワーグッズが持っているエネルギーと共振させて、自分の中のその力を発動していくという「スイッチ」として、その石やパワーグッズを持ってほしいのです。

 パワーグッズを持っていて全然現実が変わらないという人は、たぶん使い方が間違っています。
 これらを売っている人は、しっかり使い方も提供してほしいし、買う人はそれをちゃんとわかっていて、教えてくれる人から買ってほしいと思います。

『人生が一瞬で”リッチ・モード”に変わる本』 第2章 より 高橋ナナ:著 大和出版:刊

 パワーストーンだけでなく、神社でもらう、お守りなども同じです。
 それにすがろうとすることは、「その力が自分にはない」のを認めることです。

 大事なのは、「自分にはその力がある」と信じること。
 パワーストーンやお守りは、その力を強めてくれる「スイッチ」に過ぎません。

 やはり、「他力本願」では願いは叶わないということですね。

豊かさは、「預金の残高」でははかれない


 銀行の預金残高の額の多さ。
 所有している、モノの多さ。
 住んでいる家の素晴らしさ。

 多くの人は、それらが「豊かさのバロメーター」だと信じています。

 しかし、このような誰かと比べた、相対的な尺度には、限度がありませんね。

 私の友達で、2千万円もの貯金があるのに、いつも「お金がない」と言っている人がいました。
 謙遜して言っているわけではなく、本当に不安そうなのです。
 私にとっては2千万円って、ものすごい大金です。
 だから、「そんな大金持っているのに、『お金がない』ってどういうこと?」とびっくりしたのです。
 それで確信しました。
「銀行の預金残高と豊かさって関係ないんだな」と。
 そしてたぶん彼女は、一生食べていけるだけのお金を手にしても、「お金がない」って言うんだろうなーと思ったのです。

 そこで、たとえ少しまとまったお金が銀行口座にあっても、まったく不安が消えなかった自分を思い出し、気づいたのです。

 リッチかどうかって、目の前の現実は関係ない。
 貯金残高の数字も、持っているものも、住んでいる家も関係ない。


 ということに。

 大切なことなので何度でもしつこく繰り返します。

 豊かさを感じていないなら、豊かな現実なんて現れないんです。
 自分をリッチだと思っていなければ、リッチな現実なんて起こるわけがないんです。
 お金のことを言うなら、お金があるから豊かになるんじゃなくて、豊かだからお金が現れるんです。
 そして、豊かさを感じる感性が乏しければ、彼女のようにたまたま大金を手にしたところで、「豊かだな」と幸せを感じることもできないし、不安だって消えないのです。


 これは自分自身が体験して、本当に身にしみてわかったことですが、「貧乏」とか、「豊かじゃない」というセルフイメージや波動からは、「貧乏」な現実、または「豊かじゃない」現実しか創られないんです。

 この世の中、本当に、自分が普通に感じている感覚、自覚している感覚が現実となります。

 自分がリッチだと思っていれば、リッチな自分にふさわしい現実が起きます。
 自分が貧乏だと思っていれば、貧乏な自分にふさわしい現実が起きてしまうのです。

『人生が一瞬で”リッチ・モード”に変わる本』 第3章 より 高橋ナナ:著 大和出版:刊

 お金があるから、豊かさを感じるのではありません。
 豊かさを感じるから、お金がやってくるということです。

 今ないもの、不足しているものにフォーカスしない。
 今あるもの、持っているものに感謝し、「自分は豊かである」と実感する。

 それがリッチな自分を引き寄せる秘訣ですね。

他人に期待して何かをすることをやめてみる


「豊かさ」とは、あなたそのものでもある『命』のことです。
 つまり、私たちは生まれた時点で、すでに「豊かさ」を持っているということです。

 高橋さんは、とにかく『もらおうとすること』をやめれば、勝手に豊かになっていくと述べています。

 リッチな人間関係とは、これもやはり、「相手から何かをもらおうとしていない」という関係です。
 愛やお金だけではなく、優しさや気配り、そして「絆」や「つながり」さえも求めていない人間関係です。

 分かりやすい例えを出すと、電車の中で誰かに席を譲ろうとしたら、「結構です!」と言われるという場合。
 そう言われるのが怖くて、席を譲るかどうかを迷って、ためらってしまう、と聞くことがあります。

 自分の親切な申し出を断られて、少しショックを受けるのは、自分の中に少なからず「自分の親切な心を受け取ってくれるはずだという期待」、また、「『ありがとう』という言葉をもらえるだろうという期待」があり、もっと怖いことを言えば、「譲ったんだから座ってよ」という相手に対するコントロールがあるからなのです。

 ありがとうの見返りを求めることなく、本当に純粋に席を譲っていたら、「結構です!」って断られてもショックじゃないし、恥ずかしくもないのです。
「あ、そうですか。失礼しました!」で終わります。

 自分が純粋に「譲りたい」と思うなら、それを申し出る。
 そのあとのことは、個人の自由。
「あとは、お好きにどうぞ!」なわけですよね? 本当は。
 たったそれだけのことなのですが、たったそれだけのことにすら、見返りを期待してしまうのも、悲しいかな、人間の性(さが)なのかもしれません。

 他人への何かの発言、行動、その動機が純粋であればあるほど、人は見返りなんかどうでもよくなります。
 そしてその純粋な動機から、発言したり、行動するからこそ、それと同じくらい純粋なものが返ってくるのです。

『人生が一瞬で”リッチ・モード”に変わる本』 第4章 より 高橋ナナ:著 大和出版:刊

 自分がしてあげたことに対する、相手の反応が気になる。
 それは、見返りを求めている、ということです。

 自分が良かれと思ってやっても、相手が望んでいないことも多いです。
 受け入れられなかったとしても、それは、単に相手に必要がなかったというだけです。

 大事なのは、自分の気持ちです。

 自分が「したい」と感じたことは、躊躇せず相手にやってあげる。
 それがリッチな人間関係を築くポイントです。

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 自然の流れに乗って、リッチな人生を送る。
 そのために必要なのは、サレンダーすることです。

 サレンダーとは、頭で思考するのをやめて、命からのメッセージである「感覚」を大切にすることです。
 サレンダーした状態とは、思考ではなく、「命」が全力であなたをコントロールするということ。

 思考(エゴ)から解放され、「命」そのものに、自分を委ねる。
 最初は、少し怖いかもしれません。

 ただ、高橋さんは、そうすれば、無限の力としっかりつながることができ、無限に栄えていく、本当に豊かな、「リッチな人生」を送ることになるとおっしゃっています。

「足りない」
「不足している」

 そう思うのは、エゴのせいで、本当の自分は、すでに豊かな状態です。
 それに気づくか気づかないかで、人生の幸せ度が、大きく変わります。

 人生で抱えている悩みや不安の解決のヒントが、ぎっしり詰まった一冊。
 皆さんも、ぜひ、ご一読ください。

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