【書評】『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』(望月俊孝)

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 お薦めの本の紹介です。
 望月俊孝さんの『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』です。

 望月俊孝(もちづき・としたか)さんは、【宝地図】提唱者、レイキ・ティーチャー、エネルギー・マスター、フォトリーディング・インストラクターです。

人は誰でも「すぐやる人」だった!


 望月さんは、30年間で1億5000万円の自己投資をし、世界中のマスターから幸せや豊かさの叡智を、直接学んできました。

 その経験から確信したのは、以下の2つのことです。

  1. 人間は生まれながらに人生を楽しむ力を持っている
  2. その力を身につけるのはカンタン。思い出すだけでいい。
 私たちが「人生を楽しむ力」を引き出すために必要なスキル。
 それが、「すぐやる技術」です。

「すぐやる」人は、意志が強い人ではありません。
「すぐにやらなければ!」と急いでいる人でもありません。
「やらなければならないのに・・・・・」と焦っている人でもありません。

 もっと自然な人です。
 もっと悠々自適な人です。
 しかし、驚くほどアクティブです。
 周囲を巻き込んで、どんどん世界を面白くしてくれます。
「気づいたら、いつのまにかしていた」
「気づいたら、またしていた」
「楽しいから思わずやってしまった」
 これがすぐやる人の口癖です。
 この本では、あなたにこんなすてきな「すぐやる人」になってもらうために書きました。
 でも、それは難しいことではありません。
 子供の頃はみんな「すぐやる人」でした。
 朝起きてから寝るまで、動き回り、遊び回っていました。
 今でもディズニーランドや楽しいイベントや行楽地に行けば、みんな「すぐやる人」に戻ることができます。誰だってアクティブになります。
 大好きなことなら誰でもすぐやる人になります。
 ある条件さえ整えば・・・・・。
 でもそれがないと、「やりたいこと」を先送りしてしまうことになります。
 人間は本質的には「すぐやる人」です。
 その力を日常でも思い出してもらえばいいだけです。

 では、その力とは何でしょう?
 それは、「今の自分と未来の理想の自分がつながっている」という確信力です。

「こんなことして何になるんだろう?」
「この先自分はどうなるんだろう?」
「もしかしたら間違ったことをしているんじゃないか?」
「誰かに迷惑をかけているんじゃないか?」

 こう思った瞬間、足がすくみ、動けなくなります。
「やりたいこと」を先送りしてしまうのです。
 でも、今していることと理想の未来をつなげることができる人は、ためらわずに行動することができます。
 それを見て、まわりの人は言うでしょう。
「あなたは、『すぐやる』人だね」と。

『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』 第2章 より 望月俊孝:著 フォレスト出版:刊

 本書は、「人生を楽しむ力」を思い出し、「すぐやる人」になるための方法をわかりやすくまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「すぐやる人」は、人生の「守備範囲」を持っている


「すぐやる」人は、人生の「守備範囲」を持っています。
 つまり、

  1. そこを大切にしたいと思えるところ。
  2. そこに責任を背負うことのできるところ。
  3. そこを育て、成長させたいと思えるところ。
 その「守備範囲」に来たものは、真っ先に気づき、情熱をもって取り組める。
 それが、「すぐやる」人の特徴です。

 では、人生の「守備範囲」は、どのように探せばいいのでしょうか。

 鍵は、あなたの「ワクワク」という感情にあります。
「ワクワク」とは、何でしょうか?
 僕はこう思っています。
「ワクワク」とは、あなたの魂が本来この世界でやるべきことを思い出した瞬間に起きる感情です。
 人はワクワクすると、次のような現象が起こってきます。

【ステップ1】ワクワクは、自分の中の可能性と本来のエネルギーを思い出せてくれます。
           ↓
【ステップ2】すると、人間は自分の中の可能性と未来を信じることができるようになります。
           ↓
【ステップ3】たとえ、目の前に問題があっても、「チョロい! 簡単だ!」「挑戦するっておもしろい」と思えます。
           ↓
【ステップ4】さらに「楽しんで生きる」道を選べるようになります。
           ↓
【ステップ5】ここまでくれば、自然と無意識に行動してしまっています。「すぐやる」と意識しなくても、「気がついたら、していた」という状態になっているのです。


 たとえば、スポーツ選手やコンサート鑑賞をすると、あなたはとても元気になるとしましょう。
 これは、スポーツ選手、歌手がエネルギーを与えてくれているだけではありません。
 実は、それを通して、自分の中にある本当のエネルギーを思い出しているからです。
 子供の中には、このワクワクの種がたくさんあります。そのため、いつも好奇心にあふれています。子供たちは、そして「すぐやる」人は、この世界に「限界」ではあなく「可能性」を見ています。目の前にあることに「不安」を感じているのではなく、「希望」を見ています。
 しかし、大人になると、多くの人はいつのまにか、自分にも周囲の環境にも限界や不安を感じ始め、このワクワクや希望を失ってしまいます。
 そんな感情をもう一度思い出せたらいいと思いませんか?
「もう体験したことがあるよ」と言う方も、さらにすごいワクワク感を体験したいとは思いませんか?

『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』 第2章 より 望月俊孝:著 フォレスト出版:刊

 大切なことほど、その答えは「自分の中」にある。

 人生の「守備範囲」についても、それは当てはまります。

「ワクワク」は、自分の中の可能性と、本来のエネルギーを思い出させてくれる。

 自分の素直な気持ちを認め、それに従って行動すること。
 それが、「すぐやる」人になるための最初のステップです。

「感情」が使命を教えてくれる


 本物の「夢」は、どうすれば見つかるのでしょうか。

 望月さんは、それは自分自身で見つけ、受け取るしかないと述べています。

「あのとき、夢が、降りてきた」
「あのとき、夢が、降ってきた」
 こんな言葉を耳にすると、
「そんなことが自分にも起きるのだろうか?」
「やはり特別な人しか、夢なんて実現できないのだろうな〜」
 と思うかもしれません。
 でも、どうか安心してください。
 あなたにもそうした瞬間が必ず来ます。そのための鍵を、1人の日本人が残してくれました。

①僕らは、「天からの封書」を持って生まれてきている
 国民教育家であり、「全一学」の提唱者、森信三(1896−1992)という方がいます。
 先生は、次のように言います。
「われわれ人間は、お互いに『天の封書』をいただいてこの世に生まれております。
 そこにはそれぞれ自分がこの世に派遣せられた使命の内容が書きこまれております。少なくとも40歳までに、天から拝載した封書をみずから開封し、しっかり読み取らねばなりません。
 与えられた天からの使命を読み取るか田舎が、その後の人生の生き方において雲泥の差が生ずることは、言うまでもありません。
 思えばなんと天の封書を読まずに人生を終わる人の多きことよ」

 さて、ここで質問です。
 あなたは、次のどちらを選びますか?

(A)与えられた天からの使命を読み取ることができます。
(B)そんなことを一度も考えないで、「天からの封書」にある人生の真の使命を試みることなく、一生を終えることができます。


 当然、(A)ですよね。
 そんなあなたに、「天からの封書」が届けられるタイミングをお伝えします。

②感情のうねりが使命を知らせてくれる
 あなたに「天からの封書」が届けられるタイミングは、「感情が大きく動いた」ときです。
 そう、あなたが自分の中で湧き上がってくる「感情」のうねりを感じたとき。
 それが、あなたがこの世に生を享(う)けた意味を天が思い起こさせてくれるときなのです。そして、それはあなたがこの世界でするべきことである使命を鮮明に見せてくれます。
 そのとき、あなたの体中に自信がみなぎり、意識しなくとも自然と「やる気」が心の奥底から湧き上がってくることでしょう。そして、いつのまにか夢中になって行動し、大きなことを成し遂げているでしょう。
 この状態をつくるのが、本質的な「すぐやる」技術です。

③「感情」のマスターになろう
 ここからは、あなたに「感情」をマスターしてほしいと思います。
 未来の理想のあなたは、感情を通して、今のあなたに語りかけてきてくれます。
 それに対して、いかして耳を傾け、そのうねりを感じるかが大事です。
 一歩一歩進んでいきましょう。

『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』 第3章 より 望月俊孝:著 フォレスト出版:刊

「感情のうねり」は、ポジティブなものだけではありません。
 ネガティブな感情でも、「天からの封書」は届けられます。

 むしろ、怒りや絶望、不安などの感情がきっかけで、生き方を変える人の方が、圧倒的に多いのではないでしょうか。

 いずれにしろ、感情は、天からの大事なメッセージです。
 大切に、注意深く扱いたいものですね。

「宝地図作成」の8ステップ


 望月さんは、未来の感情を先取りして今を楽しむ人には、それ以上の明るく楽しい未来が待っていると述べています。

 ワクワクの感情を先取りするための秘密兵器。
 それが「宝地図」です。

 望月さんは、「宝地図」を「成功法則・夢実現方法のメインディッシュ」と呼んでいます。

 実は古今東西のあらゆる成功法則・夢の実現方法は、結局1つのことを言っているからです。
 それは、「夢が叶ったときの様子をありありとイメージして、すでに達成したかのように味わえば、夢は叶う」ということです。
 今存在する教材や書籍、研修は、さまざまな角度からこの1つのポイントを表現しているに過ぎません。
 14歳のときからこの研究を始めた後は、実にたくさんのプログラムを学んできました。そして、こう思うようになりました。

 ①すべての要素が入ったオールインワンの手法をつくろう。
 ②それでいて、世界中の誰もが楽しんで実践できるものにしよう。

 40年の研究の末、完成したのがこの「宝地図」なのです。それでは早速つくり方を見てみましょう。

【ステップ1】
 模造紙もしくはA1程度の大きい白紙か、コルクボードなどを用意し、一番上にあなたの名前かニックネームを入れて「◯◯の宝地図」と書きます。
 文字は、できるだけカラフルに視覚に訴えるようにしてください。

【ステップ2】
 紙の中央か目立つところに、あなたがニッコリと幸せそうに笑っている写真を飾ります。
 あるいは、家族や友人など、歓びや楽しみを共有したい人たちが笑顔で写っている写真でもいいでしょう。
 彼らの表情がしっかりとわかる程度の大きさがおすすめです。自分の写真だけでなく、喜びを共有してくれる人の写真などを入れておくほうが効果的です。

【ステップ3】
 手に入れたいものや目標を具体的に示す写真やイラストなどを数点、雑誌やカタログなどから抜き出して、写真のまわりに配置します。
 どのように配置するかは、あなたのフィーリングで自由に決めて問題ありません。

【ステップ4】
 明確な目標を設定するため、写真やイラストでは補いきれない部分は文字で記入します。
 たとえば、期限や条件などについてです。
 そして実現を確信している言葉(アファメーション)を書き込みます。
「この宝地図が、そのとおりに、もしくはもっと楽しい(すばらしい、ありがたい)調和した状態で実現しました。ありがとうございます」など。

【ステップ5】
 この目標が、あなたや他の人々のより高い利益に貢献するよう、アイデアを膨らませ、その理由を書き出します。

【ステップ6】
 目標を達成することが、あなたの人生の目的や価値観に沿ったものかどうかについて考えてください。

【ステップ7】
 具体的な一歩として行動リスト「今週(今月・今日)の実践」を記入しましょう。
 ちなみに、ステップ4、ステップ5、ステップ7では、大きめの付箋を使うと、書き直しや貼り直しが自由にできて便利です

【ステップ8】
 以上のプロセスを経て宝地図が完成したら(もちろん完成前でも)、日常的に頻繁に目にするところに飾り、眺めます。
 また、できたら宝地図自体をカメラで撮り、プリントして、手帳の中、定期入れ、トイレなど、目につくところに貼っておきます。
 見れば見るだけ、それだけ効果が上がりやすくなります。

『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』 第4章 より 望月俊孝:著 フォレスト出版:刊

図1 宝地図づくり7つのポイント やりたいこと を先送り 第4章
図1.宝地図づくり7つのポイント
(『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』 第4章 より抜粋)

「自己投資」に勝る投資がない理由


「すぐやる」能力を開発するには、自分の力だけでは、限界があります。

 そこで必要となってくるのが、「他力」です。

「他力」を活用するための資源は、次の3つです。

  • お金
  • 時間
  • 人脈
 望月さんは、この資源をどこに集中するかによって、あなたの人生の質や得られる成果がまったく異なると述べています。

 会社や組織であればわかりやすいかもしれません。
 会社は、「お金」を「人材」や「仕組み」に集中させます。それにより、24時間という「時間」で最大限収益を上げられる体制を作っています。
 では、僕ら人間はどうすればいいでしょうか?
 ここで必要なのが「自己投資」の考え方です。

①あなたの未来を今この場で知る方法
 突然ですが、あなたの未来をこの場で知る方法があります。超能力ではありませんよ。
 それは、「今現在のあなたの『お金』『時間』『人脈』の使い方を見る」ことです。
 たとえば、一日中会社内で過ごし、給料も生活費や娯楽で消えてしまう人はどうでしょうか?
 おそらく未来は現状維持が精一杯でしょう。なにしろ成長・発展する要素がないのですから。
 逆に、この本を読んでいるあなたのように、あえて自分の未来のために「学び」に投資している方はどうでしょうか?
 おそらく新しい未来が待っていることでしょう。
 この世界は常に成長・発展しています。だからこそ、変化・成長する種だけが生き延びてきたのです。
 川の流れは止められません。ただその流れにうまく乗ることはできます。
 その方法が「自己投資」なのです。

②自己投資は、未来の理想の自分への貯金
「そんなこと言ったって、お金も時間もないし」
「この先、老後の貯金もしておきたい」
「勉強は学生時代で十分だよ」
 そう思われる方もいるかもしれません。しかし、こう考えてみてください。
「自己投資は、未来の理想の自分への貯金である」
 人は、あなたの生み出す価値に対価を支払います。その価値は、あなたのその時点までの自己投資で決まります。
 まずは小さいところから始めていきましょう。
 未来の理想の自分になるための自己投資の第一歩は、こんな感じです。

◎お金・・・・・未来の理想の自分が受け取る報酬の10%を、自己投資用の費用として確保してしまう。
◎時間・・・・・1日1440分の約1%である15分間を未来の理想の自分に近づくために確保してしまう。

 さらに成長意欲のある人には、より高い成果が手に入る秘密の方法があります。

③「お金にならなくても好きなこと」を生活の一部にしてみる
 ライフワークの悩みは、結局次の2つだけです。
「それで生活していけますか?」
「将来は大丈夫ですか?」
 人間は、「お金」の損得が絡むときが、一番動けなくなります。
 しかし、僕はあえて、ある一定期間は「お金にならなくても大好きなこと」を生活の一部にすることをおすすめしています。
 僕自身もそうでした。
 ある能力開発会社の社長の著書に心酔し、それまでの自動車販売の仕事を辞め、転職を決意しました。
 面接の終了後も興奮が収まらず、万年筆で自分の思いを手紙にし、翌朝直接届けたことを今でも覚えています。
 この時代の僕の年収は額面120万円。これが3年間続きました。20代で独身だったとはいえ、大変でした。
 しかし、自分の「時間」は、すべて能力開発にかかわることに使うことができました。さらには、そこに集まる人々とも深くつながることができました。
 結果として、その会社では営業の芽が出なかったものの、「講師」という役割を任され、自分の才能に気づいたのです。

『「やりたいこと」を先送りしてしまう自分が変わる本』 第5章 より 望月俊孝:著 フォレスト出版:刊

 今までと同じことを、同じように繰り返している。
 それでは、何も変わらないです。

 ますます、変化を恐れ、やりたいことを先送りする。
 そんな自分から逃れるのが、難しくなるでしょう。

 1日15分、将来の報酬の10%。
 まずは小さな一歩から始めたいですね。

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「想像力」と「創造力」。

 望月さんは、自分の中にこの2つの力があることを知り、活用できる人こそが、「すぐやる」人だとおっしゃっています。

 何をするにも、失敗はつきものです。
 失敗を乗り越えて、夢を実現するには、

  • 成すべきことを成した自分を明確にイメージする「想像力」
  • 頭に描いている未来図を現実に生み出す「創造力」
 この2つの力は、不可欠だということです。

 行動することなしに、成功を収めた人はいません。
 逆に、成功したのは皆、行動をやめなかった人たちだということです。

 夢を叶えるための最初のステップであり、最も重要なこと。
「すぐやる」技術を身につけるためのノウハウがぎっしり詰まった一冊。

 考え過ぎで、動けなくなる。
 そんな悩みを抱える、すべての人にお勧めです。

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