【書評】『病気の秘密』(ダリル・アンカ、おのころ心平)

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 お薦めの本の紹介です。
 ダリル・アンカさんとおのころ心平さんの『病気の秘密』です。

 おのころ心平(おのころ・しんぺい)さんは、カウンセラーです。
 一般社団法人自然治癒力学校の理事長を務められ、これまで、2万4000件、約5万時間のカウセリング経験をお持ちです。

「300年後の地球には、病気がなくなる」の真意


 地球外生命体・バシャールは、ある時に言いました。

300年後の地球には、もう病気はなくなっているでしょうと。
 
 おのころさんは、それをバシャールに直接確かめずにはいられなくなり、米国のロサンゼルスへと飛び立ちました。

 地球外生命体、バシャール(BASHAR)・・・・・。
 バシャールのメッセージを、自らのカラダと脳を中継システム(いわゆるチャネラー)として、人生の半分を捧げてこられたのがダリル・アンカです。ダリルもすごくアーティスティックな人で、ハリウッド映画にも関わる創造的な仕事をしているせいも会ってか、今年67歳とは思えないほど、若くてはつらつとしています。

 そして、バシャールが、地球にメッセージを発信しはじめてから、もう34年も経つそうですが、それをいち早く日本に紹介してくれたのが、本書の出版元であるヴォイスグループの喜多見龍一代表です。バシャールシリーズを手がけて累計200万部ものベストセラーにされ、シリーズ30年の節目の出版となる前作、『BASHAR(バシャール)2017〜世界は見えた通りでは、ない〜』(ヴォイス刊)では、喜多見氏自らがインタビュアーとなり、30年の記念碑を飾るにふさわしい濃密な内容の対談本を上梓(じょうし)されました。

 ・・・・・で、

 本作は、喜多見氏が30年の思いを込めて、心血を注いだ節目の一冊につづく、新しいステージのバシャール本となります。

 き、緊張です。プレッシャーです。
 なので、僕が対談本で心かけたのは、これまでの作品ではないメッセージをバシャールからいかに引き出すかということ。
 そして、本書の構成を、バシャールの【病気解説編】に仕上げるべく、テーマを健康・病気にしぼってお話を聞くこと、でした。

 おかげさまで対談は、たくさんのシンクロに満ちた、新しい発見、深い洞察が満載の、すごく充実したものになりました。

 とくに先ほど掲げた、未来への4つのステップの第1ステップにある、「どんな観念が、どんな疾患をつくっているのか?」については、縦横無尽に語り合っています。

 そう、このプロローグで押さえていただきたいのはここです。
 病気は、その人の「観念」がつくり出す!

 目(視覚)、鼻(嗅覚)、耳(聴覚)、皮膚(触覚)といった五感にあらわれる症状からはじまり、アレルギー、痛み全般、女性器疾患、生活習慣病、甲状腺疾患、骨粗鬆(しょう)症、自己免疫疾患、そして、がんに至るまで。疾患別に、その裏にある「観念」について、バシャールとともに考察しました。
 だから、本書はいわば、「未来への4つのステップ」への序章といえるかもしれません。

『病気の秘密』 Prologue より ダリル・アンカ、おのころ心平:著 ヴォイス:刊

 本書は、おのころさんとバシャールが語る、病気のメカニズムと健康に生きるための秘訣を対談形式でまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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老眼は、「見方を変えたい」という信念


 年齢を重ねていくと、悩む人が多くなる疾患のひとつが「老眼」です。

 老眼は、眼のピント調節の機能が衰え、焦点が合わなくなる現象です。

バシャール はい、時に老眼になることもありますね。

おのころ 僕はそれを「年取ったなぁ」で終わらせるのではなく、人間が40代を超えると視力が衰えてくる理由として、物の見方を変えよう、つまり、“リフレイミング・アイ”のような感じで考えているんです。そういうふうに解釈するのはどうでしょう?

バシャール そうですね、もちろんそういうこともあるでしょうけれども、そもそも人はそれぞれ違っているので、同じような症状を体験したとしても、その理由はさまざまです。意識化できている理由、意識化できていない理由、いろいろいあります。

おのころ はい。

バシャール もちろん、ある社会に所属していることでその社会に共通している観念があるので、ざっくりと見たときにほとんどの人に当てはまる観念はあります。しかし、それでもなぜそのような体験をする(症状をつくる)かの理由は、個々に違います。
 たとえば、あなたがおっしゃったように、「ものの見方を変えたいからこういう目の症状にしました」という人と、「みるのが怖(こわ)いからみるのをやめます」と怖(おそ)れから視力を落とす人、そのふたつの理由の間にたくさん理由があります。
 ただ大事なポイントとしては、それらの症状のうちどれかひとつとして起きる必要があたったということです。

おのころ 起きる必要はなかった・・・・・。

バシャール それは、それぞれの人がそういう観念をもっていたから起きたのであって、決して起きる必要があったということではないのです。
 そして「こんなことが起きたらいやだな」と怖れていることは、本人が起きるに違いないと信じていることなので、一番起きやすいのです。
 しかし、自分が求めているものを別の方法で手に入れられることが理解できれば、それを病気によって手に入れようとする必要がなくなりますね。

『病気の秘密』 Session1 より ダリル・アンカ、おのころ心平:著 ヴォイス:刊

 身体の機能の低下を、単純に年齢のせいするのは、間違いだということですね。
 考え方の偏りや間違った考え方を知らせてくれる「サイン」として捉えるべきです。

 年齢を重ねるほど、身体の機能が衰える。
 そのような人が多いのは、外部からのネガティブな常識に、より深く染まってしまうから。

 身体の不具合から解放されるには、病気という「現象」ではなく、その病気を創り出した「意識」に目を向ける必要があります。

病気になったら「3つのテーマ」を自問自答せよ


「病気を治す」ということは、どういう意味なのでしょうか。

 バシャールは、病気を悪いものとしてみるのではなく、自分が病気よりも、よりポジティブになるということだと述べています。

 そして、病気にかかってしまったとき、以下の3つのテーマを自分に問いかけることを勧めています。

バシャール はい。では、ベーシックなところから始めます。
 まず、第1に、その病気を自分で引き寄せてしまった理由を知るために、病気を活用しましょう。
 第2に、「この病気になったことで自分自身についてどんなことを学んでいるだろうか?」。「この病気になっていなければ学べない学びがあるとしたらそれはなんだろうか?」と自分に問いかけてください。
 第3に、「この病気は私の人生の生き方、あるいはどこかを変えたほうが、人生が良くなると教えてくれているのだろうか?」と聞きましょう。
 たとえば、「私の本当の情熱、本当の真実に沿っていないことをしているために、ストレスを増やしているのだろうか」。とか、「私は自分の本心に正直でいるだろうか」。こうした質問をすることで、人生において自分が真実だと思いこんでしまっているものの内容を病気が教えてくれていることに気づけます。

おのころ はい。ありがとう。そこが基本ですね。

バシャール そこまでが病気全般に共通しているステップで、そこから先は個々の疾患別、病状別に次のように質問できます。
「この症状は、私にとって何を象徴しているのか」、「この症状があることで、何ができなくなっているのか」、あるいは「この症状があることで、できていることはなんだろう」。

おのころ では、たとえば腰痛はどうでしょうか? なにができて、なにができていないのかなど、一般的な例でよいので、教えてください。

バシャール もちろんお答えはしていきますが、一人ひとり少しずつ違っていることを理解しておいてください。今は一般的な話になります。

おのころ はい、OKです。

バシャール みなさんの星で腰が痛い人は、人生において本来はもっと楽にできることを無理してやっている、がんばりすぎています。過緊張です。もしくは、人生における柔軟性が欠けているのかもしれません。身体が硬いという意味だけではなく、何かをするときにとても凝り固まったやり方をしているために自分に緊張を課し、身体を適切に支えられなくなっているのです。今は腰痛についてのエネルギー的な側面、感情的側面、観念的側面の話をしましたが、もちろん、たとえば事故にあって腰をケガしたら腰痛になります。

おのころ 確かに。

バシャール しかし、しかし、しかし!(差し込むように)
 ケガのときもやはり、その怪我を引き寄せたメリットをみる必要があります。病気だけでなく、ケガも同じように見ていく必要があります。

おのころ はい、はい、はい!

バシャール 腰痛は、なんらかの形で、比喩的であろうが、文字とおりであろうが、自分にとって重すぎる荷物を抱えていることを意味します。
 つまり、より柔軟になり、負担を減らし、自分が快適に扱える範囲のことをする。人生で無理にがんばって自分に緊張を強いないようにする、ということが大切です。

『病気の秘密』 Session2 より ダリル・アンカ、おのころ心平:著 ヴォイス:刊

 病気は、自分の外から、突然やってくるのではありません。
 すべて、自分の心の中からやってきます。

「その考え方は、改めたほうがいいよ」

 そんな魂からの警告サインだと受け止めるべきだということですね。

小腸は、「自分がどうしたいのかという意図」とつながる臓器


 東洋医学の「陰陽」の考え方において、心臓とバランスを保っている重要な臓器。
 それが、「小腸」です。

おのころ 心臓と同じくらいに小腸って大事な臓器なのだと思います。

バシャール 全体的なシステムとしてとらえると、臓器は全部が大事であり、各々が特定の役割を果たしているという考えです。

おのころ 心臓と小腸とが陰陽のバランスを保っているということなどを鑑(かんが)みると、日本には「肚(はら)」という言葉があって、ここが丹田の中心なんですね。それが小腸であって、神聖なる領域、栄養のほとんどを吸収する場所なので、そこはがんにはなれない。その代わり、周辺臓器ががんになるのだろうと想像しているのですが。

バシャール 心臓はハイヤーマインドの周波数とつながっていますが、小腸もハイヤーマインドの特定の周波数をプロセスします。つまり小腸からもハイヤーマインドのエネルギーが放出されています。そして、小腸は太陽神経叢(そう)とつながっていて、太陽神経叢は、インテンション(intension:意図)のチャクラです。

おのころ なるほど。第3チャクラですね。僕はこれだけ情報洪水の現代で、情報過多の一方で、自分の人生の目的がわからないという人が増えていますが、それが肚(はら)が座らないという意味で小腸に影響を与えているというもある気がします。

バシャール 人生の目的がわからないのは情熱を生きていないからです。だからこそすべてのバランスを回復するフォーミュラ(公式)を私たちは強く勧めているのです。もっもと情熱を感じていることを能力の最大限に行ない、そして結果にはまったく執着しないのが、バランス回復のためのフォーミュラ(公式)です。
 そうすると、道がクリアーになって、自分のインテンションの焦点が見えてきます。

おのころ 僕はかつてのバシャールの本を読ませてもらって、情熱が一番のがんの予防になるということをよく理解しています。

バシャール YES!

おのころ なぜなら、がんは熱に弱いんです。そして、熱の根源的なものはお腹です。

バシャール 本当は一番熱があるのは心臓ですが、その熱を感じているのが腹です。ハートはつくった熱をハートに蓄えずに次のところに流していくので、別の場所で熱を感じます。

おのころ お腹が冷えている人に免疫低下が多いといわれるのもその理由でしょうか。

バシャール 一般的にいえばそうですね。

おのころ ワクワクする情熱は、身体の内側、お腹から湧いてきて、喜びや目的が生まれ、「私、こうなりたい!」という希望に満ちていきますよね。それで身体にも温もりが生じてきます。でも、今の世界の状況では、多くの人が頭で考えてしまっています。頭で考えるというのは、冷静に頭を冷やして考えるということですから脳にはいいかもしれませんが、冷静さが身体まで浸透してしまうのは問題ですよね。僕は情報が多ければ多いほど、身体がどんどん冷えていくんじゃないかと思うのです。

バシャール そうです。身体にあるエネルギーのとおり道を凍らせているのです。エネルギーがスムーズに通らなくなっています。それによって、たくさん抵抗をつくっているのです。

『病気の秘密』 Session2 より ダリル・アンカ、おのころ心平:著 ヴォイス:刊

 情熱は、まさに「感情が発する熱」のこと。
 心で発生した情熱は、心臓という臓器を介して、体全体に伝わります。

 感情表現の豊かな人のことを、「心臓(ハート)が熱い人」と言います。
 それは、単なる比喩表現ではないということですね。

「冷えは万病の元」といわれます。
 ワクワクに従って生きることが、健康にとっていかに重要かわかります。

免疫システムが人を攻撃してしまう理由


 花粉症など、最近、とくにかかる人が増えてきた「自己免疫疾患」
 その理由は、どこにあるのでしょうか。

 バシャールは、自分の中に抵抗がたくさんあるほど、病気に対する抵抗が減ると指摘します。

バシャール 自分の内側では自分自身に対する抵抗があるために、ウイルスやバクテリアという日和見的な病原体に抵抗するエネルギーが不足するのです。

 自分が真実であると思いこんでいる観念を維持するためにエネルギーをたくさん使うので、自分の免疫系に回せるエネルギーの量が減り、その結果、免疫系が弱くなり、外の病原菌に対して弱くなるのです。

 免疫系がエネルギーに飢えている、枯渇している状態ですね。
 いろいろな病原菌に対して闘うためのエネルギーがないのです。

おのころ あ、ちょっと整理させてもらいたいのですが、リウマチや自己免疫疾患というのは、免疫が枯渇した状態をいうのですか? 僕は、本来、対外的に使われるべきものが自分に向かっていると解釈しているのですが。

バシャール では、こんなふうにいいましょう。
 免疫系に必要なものをずっと与えないでいると、免疫系としては必要なものを与えてもらうために自分自身を攻撃する以外に選択肢がなくなるのです。

 つまり、免疫系は、免疫系にエネルギーを送ってくれない“あなた”を攻撃して、“わたし(=免疫系)”に必要なエネルギーが流れてくるようにしようとしているのです。

 別のいい方をすると、”あなた”がものすごく調和に欠けた状態なので、“あなた”自身が病原体のようになってしまっているのです。しかも、どの病原体よりももっとも優先度が高い病原体と認識され、免疫系に攻撃されるのです。
 わかりますか。

おのころ へぇ。そんなことを僕らの身体はしてしまうものなのかな。免疫システムは常に僕たちの味方というわけではないんですか?

バシャール 免疫系はいつでも私たちの味方です。
 ただ、起きていることを反映してくれているだけです。
 あなた自身が、あなたにとっての最も危険な病気になってしまった、ということです。免疫系があなたを攻撃しているとき、免疫系が伝えているメッセージは、「問題はあなただ」ということです。
「原因は外にあるのではなく、あなたの内側にある。変わるためには、内側を見なさい」と伝えてくれているのです。つまり、どこに注意を向ければよいのか教えてくれている免疫系は、ちゃんと仕事をしてくれています。

おのころ ・・・・・。

バシャール もちろん、そこでさらに「そんなこといやだ」と抵抗して死んでしまうこともあります。
 つまり、自己免疫疾患では、その疾患が自分に何を伝えようとしてくれているのか、そこに注意を向ける必要があります。

おのころ その説明を聞いていて、とても切ない気持ちになりました。僕のクライアントさんの中にも自己免疫疾患の方が多いのですが、あなた自身が病原体だなんてとてもいえません。もっと、希望をもってもらえるようなほかの説明のしかたはありませんか?

バシャール 以前お伝えしたように、まず「自分自身に関する思い込みにどんなものがあるのか見てごらん。そして、それを手放していくととてもいいことになるよ」という伝え方ができます。

 さらに先ほどお伝えしたとおり、「こういうことを伝えるのはいいづらい」と信じる必要はありません。なぜなら、これは観念のひとつだからです。
 本人が病気とイコールになってしまっているところを、非常にクリエイティブに、創造力を使って、相手が受け入れられるような形で伝える、その工夫はご自分でしてみてください。

おのころ なるほど、工夫ですね。わかりました。

『病気の秘密』 Session3 より ダリル・アンカ、おのころ心平:著 ヴォイス:刊

 杉などの花粉は、花粉症を引き起こす“きっかけ”に過ぎません。
 真の原因は、やはり、自分自身にあるということ。

 心の中にある「自分自身に対する抵抗」。
 今まで目を背けていた部分に光を当てる。

 アレルギーを根本的に治療するには、それ以外に方法はありません。

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 おのころさんは、あなたの答えは、あなたが選んだ瞬間、あなたの答えとなるとおっしゃっています。

 起こった現象は同じでも、その解釈は人それぞれです。

 ポジティブに受け止めるのか、ネガティブに受け止めるか。
 それにより、その後の人生において、天と地ほどの差がつきます。

 おのころさんは、自在に解釈できる力こそ、僕は神様が人類に与えてくれた最高のギフトだともおっしゃっています。

 病気が、「考え方を改めるべき」という魂からのサイン。
 だとすると、病気は、その“最高のギフト”を使う、またとない機会だといえます。

 300年後に訪れる「病気のない世界」。
 本書は、その先駆けのような一冊。

 病気に対するこれまでの常識をひっくり返す衝撃を、皆さんも味わってみてください。

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