本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『「私」を生きる教科書』(みちよ)

お薦めの本の紹介です。
みちよさんの『「私」を生きる教科書』です。

「私」を生きる教科書

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(2023/4/22 10:26時点)

みちよさんは、スピリチュアルカウンセラー・ヒーラーです。
目に見えない存在、エネルギーと繋がり、その人の意識や魂の世界を視るリーディングを得意とし、“魂のお医者さん”としてご活躍されています。

「風の時代」は“個”を活かす時代!

今、世の中は「風の時代」に入ったと言われています。

みちよさんは、風の時代、それは“個”の時代だと指摘します。

 これまでは社会や団体、グループに帰属していた意識が、個というシンプルな単位に置き換わっていく感じです。
もちろん、個を活かしながら、社会や団体、グループに関わっていくことも可能ですが、それだけではなく、“個”を最大限に発揮する生き方も可能なのです。

そんな個の時代に最も重要なのが「自分」という存在です。

自分という個を活かすので、自分という存在をぞんざいに扱っていたり、ダメ出ししていたり、厳しく使っていたら、そのような生き方はできませんよね。

風の時代は情報や自分に良いものを自分の選択で受け取りながら、自分を活かしていく時代です。

自分で何かしたい、と思っているけど、怖い、できない気がする、自分ではダメなんじゃないかと思ってしまう人は、これまで【他者の情報】で生きていたのだと知ってほしいと思います。

他者の情報とは、【他人の価値観】。
「こうするのが正解だよ」、「こうしないと常識外れだよ」、「世間にどう思われるか」
という自分自身の情報を受け入れて生きていたのです。

風の時代を有効に生きるには、そういった他者の価値観を少しずつ外していくことが大事なのですね。

他者(親、世間)にとって大事なものは何か
他者(親、世間)にとって外せないものは何か

といった意識を外しながら、その代わりに、

自分にとって大事なものは何か
自分にとって外せないものは何か

を思い出していく必要があります。

魂は自分を行きたがっています!

魂は自分という存在を通じて、展開したがっているんです。
むしろ、それが、わたしたちがこの世に生まれた意味なんですね。

だから、「風の時代を生きるために何をしたらいい?」の前に、「自分」に戻ることが何よりも大切なんです。

ちなみに「変化」とはどのように起こるか知っていますか?
物事の変わる時には、このようなプロセスをたどります。

意識(エネルギーレベル)→思い(感情レベル)→→肉体(物理レベル)

目に見える形、現実レベルで物事を動かすには、意識から変えていく必要があります。
このプロジェクトでは、そのような変化を起こせるよう組み立てられています。

時にはキツイ・・・・・・・と感じる部分もあるかもしれませんが、一緒に頑張りましょう!

****

わたし自身、子供の頃に親からの精神的・肉体的な虐待に苦しんできた人間です。

親からは口癖のように「お前は何もできない価値のない人間だ」と言われ、実際にわたしも「そうなんだ」と思い込んできました。

自分が嫌いで、人も嫌い。
学歴も、職歴も、誇れる特技や能力もない。

「自分なんて・・・・・」と、人と比べては、自分がみじめだと思っていました。

こんな生き方をしていたので、人生がうまくいくわけがなく、生きるのも面倒になって、実際、人生を諦めかけたことも・・・・・。

でも、ここで死んでしまっては勿体ないのでは・・・・・・と思い直して、シンプルに、自分を生きよう、自分を活かそう、としたところから人生が変わっていきました。

自分を活かそうとしたことが、すべての起点になりました。

しかし、頑張って自分を作ったわけでも、無理に自信をつけたわけでもありません。

自分という人間を、そのまま使っていく中で、人生がうまくいき始めたのです。

風の時代が来るずっと前から、「もう自分を生きよう」とスイッチを入れたことで、今の自分が出来上がりました。

なので、今、自分を行きたくても、どうしていいかわからない人や、何か自分の持っているものを使って、人生を輝かせたい、と願っている人の気持ちは、すごくよくわかります。

風の時代・・・・・・というのは、言い換えたら、”自分軸の時代”とも言えるでしょう。

自分に軸が戻ることで、あれよあれよという間に目の前の世界も変わっていった・・・・・・という経験をしたわたしたちだからこそ、ここでお伝えできることがあると思っています。

是非ここから、わたしと一緒に変わっていきましょう!
「風の時代」を共に喜びで生きる仲間として応援しています。

『「私」を生きる教科書』 第1フェーズ Lesson 01 より みちよ:著 Clover出版:刊

本書は、【好きなことをしながら楽しく生きたい!】と願う人たちに向けた「理想の自分になるための教科書」です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「好きに生きられる人」と「そうでない人」の差は?

クリエイティブな生き方をしたいけど、できない。

そんな悩みを抱えている人は多いですが、その理由はどこにあるのでしょう。

みちよさんは、問題は「何をしたら」ではなく〈自分がなくなっていること〉にあると指摘します。

 わたしたちは子供の頃、絵が好きでした。自分でもよく絵を描いていました。
絵本を買ってもらった時は、隅々まで読んで、色を見て、その「味」をイメージしていました。食べることが好きだったからでしょう。色を見るとつい「美味しそう」と感じていたのです。

そしてまた、気づくと、歌を歌ったり、踊っていたり、いつも、何か楽しいことを探し回っていました。少しでも、日常を自分なりに充実させようとしていたのです。
ちょうど小学校中学年くらいだったかもしれません。
親から、よくこんな話を聞かされていました。

「好きなことで生きていくなんて、考えるだけ無駄だ。長嶋茂雄と美空ひばりはいい。あいつらは天才だ。それ以外の凡人、才能のないやつは嫌な仕事をして、一生稼いで生きなければならないんだぞ」と。

わたしの親世代には、「長嶋茂雄」と「美空ひばり」は絶大でした(笑)。

わたしは、何もわからず、親が言ったことをそのまま受け取っていました。
本当にそういった“一部の天才”しか好きに生きられないと言われ、小学生ですでに将来を生きる希望をなくした気がしました。

その頃から、あまり絵を描かなくなりました。
しかし、親が言ったことをそのまま受け入れていた反面、何か自分でも、できることをしながら生きていきたいとも感じていました。

洋楽に完全に目覚めた中学生時代。
将来は、洋楽の音楽ライターになりたくて、高校生になってアルバイトができるようになってからは、輸入レコード店をはしごして、手持ちのお金をギリギリまで遣い、音楽をむさぼるようにして聴いていました。

当然ながら、親からは大目玉をくらいます。
何やってるんだ! そんなものばかり買って! 貯金しろ! などと言われました。自分で稼いだお金なのに、自由に遣って怒られるのです。

高校の仲間と始めたバンド活動も、親戚(伯父)まで出てきて「やめろ!」と言われる始末。とにかく、反対、反対、反対の連続でした。
今思えば、よくもまあ、あれだけ反対されてめげなかったな、と思います。
いや、実際めげてはいたし、心も苦しかったけど、やっぱり何かしたい! という気持ちのほうが勝っていたんだな、と思います。

そして、今わたしは好きなことをして暮らしています。
もちろん、最初からうまくいったわけではありません。

たくさんの試行錯誤、そして「できない」絶望感を持ちながら、「できない」、「無理」の時間のほうが長かったのですが、結果、今このように表現をする生き方が仕事にもなっています。親が言っていたことを〈ひっくり返した〉わたしがいます。

別にだからといって「勝った!」とか「どうだ、思い知ったか!」、というような意識はないんですが、実際、今になって思うのは、「『好きなこと』ができるのは、長嶋茂雄や美空ひばりだけだ」と言っていた親も、本当は、好きなことができる人たちが羨ましかったのではないか、と思うのです。

親はまたその親から、
「自由になれる人間とそうではない人間」、
「好きに生きられる人間とそうではない人間」、

と分けられていたのだ、と思うのです。
そんな意識が、全国民にあったと思います。

そんなことしていたら、袋叩きに合う時代。
世間体が今よりも絶大なパワーを誇っていた時代だったから、やりたくてもできなかったのでしょう。

でも、だからといって、子供もそれに従わなければならないというのは、おかしな話なのですが、「自分も犠牲になったのだから、お前も犠牲になれ!」という風にしか、子育てできなかった世代なのだと思うのです。

そして、ある意味同じように“犠牲”になってきたわたしたちの世代。

でも今わたしのように、長嶋茂雄や美空ひばりのような天才ではないけれども、好きなことをして生きている人たちが増えています。
むしろ、わたしのように〈ひっくり返す〉ことをしています。

・・・実は、私のバンド活動を頭ごなしに否定した伯父さんは、それから何十年か経ち、リタイアした後、先代から受け継いだ潤沢な遺産を遣って、一部屋をまるごと「オーディオ・ルーム」に改築し、好きな洋楽のミュージシャンのレコードを世界中から買い集めるような人間に変わりました。ホントは伯父さんこそ「音楽に関わりたい人」だったのです。
子供には「ダメ」と言っていた世代。みんな、本当は好きなことをしたかった。
でも、目の前で好きに生きている人を見ると苦しくなるので、「ダメ」と言っていたんですね。

親が「ダメ」と言ったり、子供が好きなことをしたりすると困った顔をすることも、“悪いこと”だからそうしていたのでなく、単に“嫉妬”だった、ということなんです。

だから「好きなことをするとダメなんだ」と思い込まされている人は、ここで「親の嫉妬」と「自分が好きに生きること」を切り分けてほしいと思います。
そうではないと、この呪縛から逃れられないのです。

本当は、自分でやりたいのなら、やっていけばいい。
一度きりの人生。怒ったり、嫉妬したり、誰かの足を引っ張る生き方じゃなく、堂々と〈自分で〉やればいい。

わたしたちは、一度は親の影響で諦めて「できない」「無理」を経験してきましたが、やっぱり本音は「好きなことをやりたい」のだと気づき、自分で「実証」していく世代なのだと思います。

ワーク
嫉妬と自分の価値は違うことを知る

前述の通り、親世代は「自分たちが不自由だった」ので、子供世代であるわたしたちに厳しかった、ということは言えるとお思います。

しかし、意味もわからず「ダメ」、「やめなさい」、「はしたない」、「そんなことやってどうする」、「みっともない」と怒られたり、困られたりしたことで、
 「ああ、自分が悪いのだ」
「これを選択することは間違っているんだ」
「好きなことをしてはいけないんだ」
「好きなことをしたら◎◎を悲しませる」

と思い込んでしまったのですね。
このことがどれだけ、〈子供の表現する心〉に制限をかけてしまってきたか・・・・・。

わたし自身、このことに気づき、自分で払拭するまで、何年もかかりました。でもそのおかげで、いろんな心の葛藤、人間の苦しみ、怒りを経験し、今このようにそれらを全部、カウンセラーとしての基礎に変えて使っていますし、表現の原動力にもしています。

こんな風に、表現を制限されたのは「親の嫉妬」だった、「親の問題」だった、と知りましょう。

元々、あなたの価値や創造性とは関係なかったのです。

(ここでひとつ注意点があります。「ああ、親も可哀そうだったんだ・・・・・」と、視点を“親”にセットしないでください。それをやっているとエネルギーが自分に戻らないので、表現できないままになります。誰々が可哀そう・・・・・ではなく、ご自身が自分らしく生きられないことのほうが「可哀そう」だと知ってください。このプロジェクトは「自分を助ける」ためにあります)

そんな風に相手の問題を切り分けた時にどう感じるか。

ここで思うこと、感じることを、ノートに書いてみてください。

『「私」を生きる教科書』 第1フェーズ Lessson 13 より みちよ:著 Clover出版:刊

好きなことをやって生きられるのは、ほんの一握りの天才だけ。
そんな考えは、単なる思い込みであり、親から刷り込まれた偏見に過ぎません。

私たちを縛っている古い時代の価値観から抜け出す。
それがクリエイティブな生き方の第一歩となります。

一瞬の“閃き”を逃さないこと!

クリエイティブに生きる。
そのために重要となるのが、“閃き”です。

 閃きって一瞬なんです。
雲の形が一瞬一瞬変わっていって消えていくように、閃きもその瞬間に捕まえることが大事なんです。

「いいこと閃いた!」と思っても、次の瞬間、別のものに意識を奪われると、閃きは消えていたりすることがあります。

これもクリエイティブな人の特徴ですが、いつも浮かんでは消え、の創造を繰り返しているので、また浮かんでくるからいいやと、スルーしてしまうのですね。そうすると、せっかく閃いたアイデアは消えてしまうのです。
思い出そうとして戻ってくることもありますが、“雲”と一緒なので、完全に同じではないこともあります。

また、ふと思い浮かんだことも、きっと気のせい・・・・・とか、大したことはないとして、やり過ごしてしまう。さらに目の前の忙しさにかまけて、閃きに重きを置いていないと、あっという間に消え去ります。

そんな風に、閃きを大事にしていないと、クリエイティブな感性は湧いてこなくなります。
長いこと創造をしていないから、感性が鈍った・・・・・と思うことはありませんか?
それは、実際に何かを創造していないだけではなく、「閃き」を疎かにしているからだったりします。

このような閃きは、魂からの「投げるから受け取ってね〜」という、エネルギーのキャッチボール。いくら魂が何度も何度もボールを投げてくれていても、受け取り手がいないと、魂も投げるのをやめてしまうのです。

このような“閃き”に敏感になってください。
魂からボールが投げられているのだと思って、しっかりキャッチしてください。

メモを持ち歩いたり、スマホのノート機能など、思いついたアイデアや形を残す作業をしてみましょう。
今まで閃きがなかったのは、あなたがクリエイティブじゃないから、ではなく、こんな魂からのキャッチボールを「大したことない」と受け取らなかったからなんです。

最初は、意味不明なことでもOKなんです。
とにかく浮かんだこと、思いついたことを残していきましょう。

少しでも「ピン」ときたことを、言葉や形で残すようにすると、もっともっと、閃きが湧くようになります。

思考で「う〜ん」と絞り出すようにしなくても、アイデアやプランがポンポン湧くようになります。

普段から、このように“閃き”をキャッチしていきましょう!

ワーク
閃きを大事にする

今回のワークです! 「閃き」をなおざりにしないようにしてみましょう!

閃きは、“流しそうめん”みたいにお箸ですくわないと、流れていってしまいます(そして二度と帰ってこなかったりします)。

言葉やアイデアが浮かんだら、書き留めておく。
書くものがなければ、スマホの録音機能に声で吹き込んでおく。

そんな風に、普段スルーしてしまいがちな“閃き”をきちんと残しましょう。
この閃き自体がいいアイデアになることもあれば、閃きを何かの形に留めておくことで、もっともアイデアが湧いてきて、ピンとくるようにもなります。そんな日常の変化などにも気づいたら、それも書き留めてくださいね。

思うこと、感じることを、ご自身のノートに書いてみてください。

「私」を生きる教科書』 第2フェーズ Lessson 14 より みちよ:著 Clover出版:刊

閃きは、魂からのメッセージ。
受け取れば受け取るほど、もっと多くのアドバイスを投げてくれるようになります。

流しそうめんをすくうように、その場でしっかりキャッチしましょう。

失敗は〈魂の大成功〉のもと!

きっと人よりも「失敗」と言われるようなことをたくさん経験しているというみちよさん。
ただ、それをどう活かすかは、その人次第だと指摘します。

 自分の中では、今は「失敗」とカウントはされていないのですが、世間から見たら、きっと多くの人は、わたしがこれまでやってきた(やらかしてきた)ことを「失敗」と呼ぶと思います。

勉強、就職もうまくいかなければ、最初の結婚もそう。
離婚してからの恋愛だって、付き合うのは「ダメダメさん」ばかり。
ホント、何をやってもうまくいかなかった・・・・・。

そもそも、生まれ育ちが“失敗家庭”。〈成功〉という文字とは程遠い半生。
だから、自己卑下してきましたし、自分を嫌ってもきました。

ですが、この〈失敗〉をひっくり返すと、今のカウンセラー業にそっくりそのまま役立っているんです!

仕事も、ひとつがうまくいかないから、あらゆることをやってきた。
その経験が、いろんな業界の、いろんな種類の人を見ることに役立ったし、どこへ行っても、大概散々な目に遭ってきたことから、心の経験値も上がった。
恋愛でボロボロになったからこそ、本当にこれじゃダメだ、自分を立て直そう、と思い立ちました。
パートナーシップでもたくさん経験したからこそ、それがすべて役に立ち、再婚もしました。

それが今、そのままそっくり使えているのです。

逆に言えば、愛情深い家に生まれ、子供の頃から素直に育ち、勉強ができ、就職も普通企業とかに入り、そして、親が気に入る相手と結婚したりしていたら、「スピリチュアルカウンセラーみちよ」は、この世に存在していないのですね。

わたしがもし、正しい道、世間一般の価値観での「成功」の方向で生きていたら、ここでこのような本を書くような人間にはならなかった、ということです(笑)。
この真逆をしてきたからこそ、こんな人になった。

カウンセラーになる前までは、それこそ自分の人生は「失敗作」だと思って疑わなかったのですが、今となっては、この失敗人生で今のわたしが生まれたのだから、これでよかったのだ、と心から言えます。

こんな風に、経験をただ失敗、とすることもできるけど、「失敗は成功のもと」にすることもできます。

要するに、「失敗」とするのは他者目線の価値観であって、それをどう使うかは、自分次第だということです。

他者から見て「失敗」と思われたとしても、それはその人の価値観で、あなたとは関係ありません。ところが多くの人は、他者から見られることを信じてしまいます。
そして、そんな見方が「正しい」と思っています。

ですが、そうではないんです。逆に、他者目線であなたの経験を「失敗」と見続ければ続けるほど、きっと人生は展開しません。

自分は“失敗した”、という自責の念で固めてしまうからです。
すべてを、自分目線で反転させてみましょう。

“失敗”と言っているのは世間体に合わせた意識で、先のわたしの例のように、ただ「経験」をしてきただけです。
もっと言えば、魂のあなたは、人間として生きている間、なるべくたくさんの経験をするためにこの地球に来たのです。

三次元的には“失敗”と思える経験も、魂にとってはごちそう、栄養なんですね!
長く続くことが良い、ひとつのことを続けることが良い、何かをしたら、結果出すまでやらなければならない、というのは、“昭和の時代”の感性。わたしたちは、意識をこんな“足枷”から外さなけばなりません。

あなたの経験をジャッジせず紐解いてみてください。
必ず、「あの経験をしていてよかった」と思えるような要素があるはずです。

今回はそんな、(本当は失敗ではない)「失敗だと思い続けてきたもの」を見直してみてください。

経験を失敗にしてゴミ箱に捨てるか、経験をしたことを喜んで、魂の栄養にするか・・・・・。

あなたはどちらを選びますか?

ワーク
『失敗だと思い続けてきたもの』を見直してみる

今回のワークです!

(本当は失敗ではない)「失敗だと思い続けてきたもの」を見直してみるです。

本当は、魂には失敗はないのですが、人間の常識的な価値観が「失敗」の感覚を作ります。

でもこの失敗を抱えたままで生きると、何をするのも怖くなって、本当に何もできない人になってしまうのです。
今回のワークで、これまで自分で「失敗」と思い込んで責めていたことに気づいて、それを手放してみてください。

そして、それは「失敗ではなかった」と知りましょう!

一つひとつの“経験”がミルフィーユとなって、今日のあなたを作っています(アタマで思い込むのではなく、心から感じてみましょう)。

ここで、気づいたこと、思うこと、感じることを、ご自身のノートに書いてみてくださいね。

『「私」を生きる教科書』 第2フェーズ Lessson 22 より みちよ:著 Clover出版:刊

経験はただ「起こったこと」でしかなく、それ以上でも以下でもありません。
無色透明な経験に色をつけるのは、私たち自身だということ。

経験は、それ自体が「宝物」です。
それを「失敗」と決めつけて、心の奥底にしまい込むのは、もったいないです。

経験が私たちを作っている。
失敗こそが、私たちの個性であり、長所。

そう考えれば、行動するのが、簡単になりますね。

ネガティブは「クリエイティブ」!

ネガティブな思考がなかなか手放せず、自分を責めたり、悩んだりしている人は多いです。

「ポジティブ」は正、「ネガティブ」は悪。
そんな世の中の風潮は、本当に間違っていないのでしょうか。

しかし、みちよさんは、ネガティブな人は、非常にクリエイティブだと指摘します。

 イメージで“やじろべえ”を思い出してください(たとえが昭和ですね)。
やじろべえは、ゆらゆら揺れます。真ん中でなんとかバランスを取っています。わたしたち、人間のエネルギーもこんな感じです。

普段、正常なエネルギーの位置にいる時には、このようなやじろべえみたいにポジティブ・ネガティブ両方の間で揺れるけれども、“気持ちポジティブ寄りの真ん中”を保っているのですね。

本当はどっちもあることでバランスを取っているのですが、たとえば身体がしんどい、心に無理をさせているような時は、人はエネルギーを、ネガティブなほうにガッツリ向けてしまうのです(真ん中ではない状態です。倒れます)。

さらに言えば、創造性のエネルギーが多い人ほど、このネガティブに向けるエネルギーの量も半端ないのです。簡単に悪いほうに考えたり、最悪な結末まで想像したりします。現実にはまだ何も悪いことが起きていないのに、です。
創造性をたくさん持っている人が、それを使えていない状態では、エネルギーを自分の周りに“キープ”している状態になります。
余ってしまう分を、「想念」に突っ込んで空想を繰り広げます。それがネガティブな妄想。

イメージで言えば、フェラーリを持っているのに公道を走らせず、自宅のガレージの中で閉め切ったまま、エンジンを噴かせているような状態。
アタマの中も、排気ガスでモワモワ〜っとなっている・・・・・そんな感じの状態であるのですね。

本当は、このような人は絵を描いたり、歌を歌ったり、楽器を演奏したり、お料理、文章を書くなど、クリエイティブなことにエネルギーを使えるのですが、自分では「できない」と思い込んでしまったりしています。
親などに人生のどこかでそれを止められてしまったり、自分で「うまくないからやってはいけない」と、ストップをかけてしまったりする人が〈エネルギーの余った人〉なのです。

逆に、このようなネガティブに使える創造性をふんだんに持っているのに、それを「悪いこと」と戒めていると、自分のエネルギーを落とします。

エネルギーが落ちることで、さらにさらに、ネガティブな方向に偏って、もっと最悪なことを考えてしまうようになるのですね。
そしてこんな、「わたしはネガティブ」な負のループの中に落ちていきます。

エネルギーを正しく解釈できるようになると、ネガティブに使っているエネルギーを、もれなくポジティブな方向に転換させることができるようになります。

しかしそれは、アタマでやるような「にわかポジティブ」とも違います。
にわかポジティブは、ネガティブな自分を抹殺して、悪いことを考えることを禁じ、アタマで無理やり「良いこと」を考えるようにコントロールするもの。だから全然ポジティブじゃないんです。

本当のポジティブになると、「わたしは物事をこれほどまでに最悪な感じで、ネガティブに想像できてしまうほどクリエイティブなのだな!」と理解できるので、ネガティブな自分に理解を持てるのです。

まだまだ世間では、「ネガティブに考えてしまう人は、ダメ」とか、スピリチュアル業界? でさえも、「ネガティブに考えないように」と言われています。こんな間違った「お利口さん」の価値観の弊害がホント、半端ないです。

なので、ここから皆さんで、ネガティブの意味をひっくり返しましょう。

たくさんネガティブな想像ができる自分、めちゃめちゃクリエイティブ!

ネガティブにもできるけれども、せっかくの創造性エネルギー。今度は「楽しい方向」で、表現したり、創造性を使えたりするように自分を導いていきましょう。

せっかくフェラーリを持っているのだから、楽しく走らさせましょうね!

ワーク
ネガティブはクリエイティブ

今回のワークは「ネガティブな感性をひっくり返す!」です。
前回のワーク「右脳・左脳」でもありましたけど、クリエイティブな感性で、自分に“監視カメラ”つけちゃうことがあるのです。

「きっと周りからこう思われているだろう」とか「こんなわたしじゃだめだ」とか、誰からも何も言われていないのに、自分の中で、あたかもそんな想念が「当然」と思い込ませてしまうのです。

しかし、本当はそんなネガティブな想念を持ててしまうほどの〈クリエイティブな感性〉でもあるんです。

ネガティブだと思っていることを、ここでひっくり返してしまいましょう。

ここで、気づいたこと、思うこと、感じることを、ご自身のノートに書いてみてくださいね。

『「私」を生きる教科書』 第3フェーズ Lessson 26 より みちよ:著 Clover出版:刊

ネガティブなエネルギーは、クリエイティブなエネルギーと等価。
ただ、そのエネルギーを向けている方向が違うだけです。

想像力は、創造力です。
どうせ創造するなら、よりポジティブで楽しい方向にシフトしましょう。

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自分をクリエイトに活かしていきたい。
そのために大切なのは、人生を自分で動かしていく人になることです。

みちよさんは、人生がうまくいっていないような時には、それは「他人軸の人生」を歩んでしまっているのかもしれないと指摘され、もしも人生が”車”だとしたら、あなたが〈運転手〉、もしも“船”だとしたら、〈船長〉にならなければならないとおっしゃっています。

人生は、私たちが思っているほど長くはありません。
どうせ生きるなら、他人のためではなく、自分自身が本当にやりたいことをやる人生にしたいですよね。

「風の時代」に入った今、誰もがクリエイティビティを発揮し、自分らしく生きる環境は整ってきています。
あとは私たち一人一人が、その方法を学べばいいだけです。

本書は、「自分軸の人生」を生きるためのノウハウが満載で、まさに“教科書”といえる一冊です。

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