本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『人は腎臓から老いていく』(高取優二)

お薦めの本の紹介です。
髙取優二さんの『人は腎臓から老いていく』です。

人は腎臓から老いていく

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髙取優二(たかとり・ゆうじ)さんは、医学博士、腎臓専門医です。

「おしっこ」は健康のバロメーター!

腎臓で作られる「おしっこ」。

髙取さんは、おしっこの状態を見れば あなたが、長生きできる人か そうでないかが、すぐにわかると述べています。

 あなたのおしっこはどんな状態でしょうか。

・おしっこの色が赤くにごっている。
・おしっこの泡立ちがすごい
・夜中に何度もトイレに行く

どれか一つでも当てはまる人は、長生きできないかもしれません。
なぜなら、腎臓になんらかの異常を抱えている可能性があるからです。
なぜ、腎臓が悪いとこうした症状が発生するのかについては、本文に詳しく書いているので、ぜひ、ご一読ください。
しかし、なぜ腎臓が長生きと関係するのでしょうか。

あなたは
「おしっこが丸一日出ないと、命のキケンにさらされる」
という話をご存じでしょうか。

「なぜ、おしっこが出ないと生きられないの?」

そう疑問に思う人も多いことでしょう。
主に2つの理由があります。
1つは、腎臓が血液をきれいにするという役割と関わります。

腎臓で血液中の老廃物(体のゴミ)や毒素をろ過し、おしっこを通じて体外に排出するのです。
もし、腎臓が衰えておしっこがうまく作られなければ、「汚い血液」が体中を回り続けてしまいます。

2つ目は、腎臓が体内の水分をコントロールするという役割と関わります。
意外と知られていませんが、人体の6〜7割を占める「水」をコントロールしているのが腎臓なのです。

体内の水の量は、おしっこの量を調整することで一定に保たれます。また、体内の水(体液)は、ただの水ではなく、ミネラルが含まれており細胞の活動を助けています。そのバランスが保たれていないと、体中の細胞が正常に働くことができません。おしっこを作る際に、体内の水の量と、そのミネラルバランスを適正な状態にするのも、腎臓の大事な役割です。

「血液」と「水」。
生命を維持するために重要なこの2つがダメになれば、命が脅かされることはおわかりかと思います。

「けど、おしっこが全く出ないなんてことはないから大丈夫」

確かにやや極端なたとえだったかもしれません。
しかし、おしっこが毎日出ている人でも、腎臓が衰えていれば、「血液」と「水」に異常をきたします。
その結果、体中のあらゆる臓器が本来の役割を果たせなくなり、さまざまな病気や体調不良に見舞われるようになります。

実は、それこそが「老化」の正体です。

老化とは単なる経年劣化ではなく、全身の臓器が恒常性(ホメオスタシス)を保てなくなることなのです。

また、腎臓の役割は多岐にわたり、血液のろ過と体液のバランス以外にも

・血圧を一定に保つ
・血液(赤血球)を作るよう指示を出す
・ビタミンDを活性化する

といった健康長寿にとって重要な役割を果たしています。
近年、慢性腎臓病(CKD)の危険性が広く周知されるようになりました。成人の5人に1人がかかっているともされており、年齢が高くなればなるほど、患者の割合は増えます。決して他人事ではないのです。

『人は腎臓から老いていく』 はじめに より 髙取優二:著 アスコム:刊

本書は、腎臓の重要な働きを解説し、元気な腎臓を保つための習慣をまとめた一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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全身の老廃物を排泄するのは「尿」!

腎臓は、背骨を挟んで左右に1個ずつある、握りこぶし程度の大きさの臓器です。
形はソラマメに似ていて、1個の重さは150g程度です(下の図1を参照)。

図1 腎臓の位置と構造 人は腎臓から老いていく 第1章
図1.腎臓の位置と構造
(『人は腎臓から老いていく』 第1章 より抜粋)

髙取さんは、腎臓から尿として排泄されるのは、全身の臓器を巡った血液に含まれる細胞のゴミで、体内の毒素も腎臓から排泄されていると述べています。

 体の中で、たんぱく質が合成と分解を繰り返している状態を動的平衡(どうてきへいこう)といいます。一見同じ状態に見えても常に変化し続け、人体の恒常性を保っています。古くなったたんぱく質は分解され、尿素窒素といった物質になって腎臓から排泄されています。
尿が出なくなれば、ゴミが滞って、毒性を持つようになった物質が血液の中にたまっていきます。こうして引き起こされるのが、「尿毒症」です。

尿毒症になると、次のような症状が現れる恐れがあります。
・体が疲れやすく、すぐにだるくなる
・食欲が低下する
・全身がむくむ
・皮膚が黒ずむ
・骨がもろくなる
・目が見えにくくなる
・思考力が低下する

尿素が体中を回るということは、これだけ全身の機能が落ちてしまうのです。

便通については2〜3日ぐらいなくても不快な程度で、特に問題なく過ごせるでしょう。しかし、もしも尿が1滴も出ない時間が1日以上続いたら、命の危機に陥る可能性があります。

尿が出ることがあまりにも当たり前の現象なので、軽く考えられがちですが、私たちの体にとって重要なことです。
体のゴミの排泄と解毒の本質は、実は腎臓にあるのです。

腎臓は、血液中のゴミをろ過するフィルターとして働いています。
フィルターの役割を果たしているのが、「糸球体(しきゅうたい)」です。細い毛細血管が毛糸玉のように丸まってできていることが、この名前と関係しています。直径が0.1〜0.2mmという小さな組織で、1つの腎臓に約100万個もあります。

通常の毛細血管は、栄養と酸素を細胞に供給しています。それとは働きが異なり、糸球体の毛細血管はひたすら血管をろ過して、きれいにしています。
そして、ろ過をするために、血管の内部の圧力が高くなっています。ほかの部位の毛細血管の血圧は約15mmHgですが、糸球体は約50mmHgと3倍以上なのです。

糸球体の壁には、無数の小さな穴が開いています。この穴からは、血液の小さなゴミなどがふるい落とされて尿の元である原尿(げんにょう)が作られ、赤血球や大きなたんぱく質は残されます。いわば、小さな穴に血液をぶつけてふるい落とすために、ほかの血管よりも血圧が高くなっています。こうして、必要なものとゴミが仕分けられています。

通常の場合、1日におよそ150l(家庭の浴槽1杯分)もの原尿が作られています。ただ、最終的に尿として排泄されるのは1.5l程度です。
原尿の時点では、ゴミだけでなく、アミノ酸やブドウ糖、ビタミン、ミネラルといった有用な成分もたくさん含まれています。糸球体でふるいにかけられる段階では、穴を通過したすべての物質が含まれているからです。そのため、原尿の99%は、尿の通り道である「尿細管(にょうさいかん)」で再吸収されます。尿細管については、第3章で解説します。
糸球体は「ボウマン囊(のう)」という袋に包まれ、ボウマン囊は原尿を受け止めます。
糸球体とボウマン囊、尿細管を合わせて、「ネフロン(腎単位)」といいます(下の図2を参照)。

腎臓の重さも大きさも、30代をピークに、加齢とともに減っていきます。その理由は、糸球体が壊れて、消えていくからです。

糸球体の毛細血管は血液のろ過のために、ほかの部位よりもはるかに血圧が高くなっています。これは、肌を痛くなるほど水圧が強いシャワーを、ずっと浴び続けているような状態です。年齢を重ねるほど、糸球体の血管壁に負担がかかる時間が長くなるので、糸球体の毛細血管は壊れてしまうのです。
同時に、尿細管と栄養を運ぶ血液が流れなくなり、尿細管も縮んで、ネフロンの数が減っていきます。血液中のゴミをろ過する働きが衰えます。
そして、強い圧力を受け続けた糸球体の血管壁の穴が大きくなり、体に必要なたんぱく質や、血液の成分などが尿として排出されてしまいます。こうした症状が、たんぱく尿と血尿です。

糸球体の血管壁をコーヒーのペーパーフィルターにたとえると、破れた状態で使っているようなものです。
大きな穴が開いたペーパーフィルターに粉を入れてお湯を注ぐと、せっかくのコーヒーに粉が混ざって台無しになります。
それと同じことが、腎臓でも起こっているのです。

一部の糸球体がなくなると、残った正常な糸球体がその能力を超えて処理をしようとします。このオーバーワークの状態を「糸球体過剰ろ過」といいます。
糸球体過剰ろ過は、長くは続きません。残った糸球体への負担がいっそう重くなり、正常だった機能が衰えて、脱落していくからです。
加齢による腎臓の変化は、避けられません。老化とともに腎臓は機能が低下していき、一度失った昨日は取り戻せないのです。
では、高齢者は全員が腎臓病なのかといえば、そうではありません。年を取っても正常な腎機能を保っている人もいます。一般的に、腎機能が10%を下回れば、透析が必要といわれます。生涯、そのラインを下回らないように気をつけることが重要です。

『人は腎臓から老いていく』 第2章 より 髙取優二:著 アスコム:刊

図2 ネフロンの構造 人は腎臓から老いていく 第2章
図2.ネフロンの構造
(『人は腎臓から老いていく』 第2章 より抜粋)

腎臓は「糸球体」というフィルターの集合体なのですね。
糸球体は消耗品であり、使えば使うだけなくなっていきます。

血液中のゴミが増えれば増えるほど、糸球体がろ過しなければならない量が増えます。
腎臓の寿命を延ばすには、血液中のゴミをいかに減らすかが重要だということです。

気をつけるべきは「脂質」より「糖質」!

髙取さんは、体の中で血管のトラブルがいち早く現れるのが、腎臓だと指摘します。
腎臓は細い血管の塊なので、腎臓病の大部分は血管が壊れていく病気とのこと。

血管の健康を考える上で、最も重要なのが動脈硬化への対策です。

動脈硬化の原因として、以前から指摘されているのが「脂質」です。
しかし、今では、脂質よりもブドウ糖(グルコース)などの糖質のほうが問題視されています。

 食べ物に含まれる糖質が小腸から吸収されると、血液中のブドウ糖が増えます。その量が多い「高血糖」になると、ブドウ糖が血管の壁にある内皮細胞に入り込んで傷つけます。すると、活性酸素が発生します。
活性酸素は、攻撃力が強く、体内で細菌やウイルスを撃退しています。しかし、増え過ぎると、正常な細胞を攻撃したり、物質を劣化させたりするのです。これが「酸化」と呼ばれる現象です。鉄が酸化されるとサビますが、同様に、体内でもサビが発生しています。

さらに、内皮細胞に入り込んだブドウ糖は、細胞の中のたんぱく質と結合します。そして体温で熱せられると、糖化が起こります。
糖化は、トーストにたとえることができます。食パンをトーストすると、褐色のコゲができて、サクッとした食感に変化します。これはパンのたんぱく質と糖質が、熱によって糖化されたためです。トーストしたパンのコゲはおいしいのですが、体内で起こるとデメリットをもたらします。

タンパク質とブドウ糖が結びついてできたAGE(終末糖化産物)は、体の中の正常な組織にくっついて、炎症を起こします。
炎症からはたくさんの活性酸素が発生します。そのため、血管の内部にAGEがくっつくと、その周りも酸化されて、ダメージを負うのです。

ダメージを受けた血管は、厚く、硬く、もろくなっていきます。つまり、動脈硬化が起こるのです。

血糖値が高い状態が続くと、やがて糖尿病を発症する恐れがあります。糖尿病の原因は、膵臓(すいぞう)で作られるインスリンというホルモンの分泌量が減ったり、その効きが悪くなったりすることで、血液中のブドウ糖の濃度である血糖値が高い状態が続くことにあります。
糖尿病の3大合併症が「糖尿病性腎症」「糖尿病網膜(もうまく)症」「糖尿病性神経障害」です。体内の細い高血糖でダメージを受けることで、手足のしびれや痛み、むくみ、視力低下などが現れます。
糖尿病腎症は、慢性腎臓病の一つで、老廃物も取り除いて血液を浄化する透析(とうせき)の原因となる病気の第1位になっています(詳しくは、161ページ参照)。

たとえ糖尿病と診断されていなくても、食後に強い眠気やだるさを覚える人は、糖尿病の取り方に気をつける必要があります。食後1〜2時間のうちに血糖値が急激に上昇し、ガクンと急降下する血糖値スパイクの可能性が高いからです。
眠気やダルさは血糖値が急激に下がるときに起こる現象で、ひどい場合には気を失ってしまいます。
それから、血糖値スパイクで活性酸素が大量に発生し、血管が傷つけられます。                                                                                                                                     食事のたびに血糖値スパイクが繰り返されたら、動脈硬化に直結するのです。
腎臓の血管を守るために、血糖値の上昇を抑えるように心がけることが大切です。

『人は腎臓から老いていく』 第2章 より 髙取優二:著 アスコム:刊

糖質の摂りすぎは、活性酸素やAGEを大量に生み出します。
それらにより血管内壁に傷や炎症を起こし、動脈硬化の原因になります。

毛細血管の塊のような腎臓は、動脈硬化の影響を真っ先に受けることになります。
日頃から糖質を抑えた食生活を心がけることが、健康にいかに重要かということですね。

腎臓は「ホメオスターシス」を維持する役割かある

心臓の細胞が心臓としての、脳の細胞が脳としての役割を果たすには、体液の成分や濃度など、体内の状態が一定に保たれている必要があります。
腎臓は、この「ホメオスターシス(生体恒常性)」を維持しています。

 心臓から腎臓に送られてきた血液は、糸球体(しきゅうたい)でろ過されて、水分や老廃物などが原尿(げんにょう)という尿の元の液体になります。糸球体から出てきた原尿は、ボウマン囊(のう)という袋で受け止められて、尿細管(にょうさいかん)に流れていきます。
1日当たりの原尿は約150lも作られています。その原尿の99%が、尿細管で再吸収されて、血液に戻されます(下の図3を参照)。

原尿の時点では、尿素窒素やクレアチニンなどのゴミ(老廃物)だけでなく、アミノ酸やブドウ糖、ビタミンなど有用な成分もたくさん含まれています。有用な成分は、水分と一緒に尿細管で再吸収されるのです。いわば、尿細管は原尿の水分量や、含まれている成分を感知するセンサーのような役割を果たしています。
例えば、食事をして水分を取ったり、運動をして汗をかいたりすると、体から水分や塩分などが出入りします。
水分を取り過ぎたときには、体が水分を必要としていないため尿細管で再吸収される原尿の量が減ります。その量が少ないほど、体外に排出される尿の量は増えて濃度が低くなります。

逆に水分が不足したら、再吸収される原尿が増え、体外に排出される尿の量が減って濃度が高くなります。朝、起きたばかりの尿が濃いのは、寝ている間に水分補給ができないため、原尿の水分が再吸収され、その分濃くなるためです。

また、体液のpHが弱アルカリ性だと細胞は正常に働くので、酸性に傾いているときには尿細管で電解質の量が調節されて、バランスが保たれるようになっています。
腎臓は体液を一定に保つために、24時間休むことなく働き続けて、全身の細胞が活動するのに最適な状態を維持しているのです。

脳や心臓、腸などと比べると腎臓は地味で、注目されることはほとんどありません。しかし、総合的な役割を果たしています。

その役割は、舞台監督にたとえることができます。
舞台では演技をしている俳優が目立ちますが、全体を把握して俳優をサポートし、実質的に管理・運営しているのは監督です。観客からは見えないものの、舞台には欠かせない仕事をしています。

腎臓も同様に、私たちの気づかないところで、臓器の働きを下支えしている必要不可欠な存在なのです。

『人は腎臓から老いていく』 第3章 より 髙取優二:著 アスコム:刊

図3 原尿の99 を再吸収している尿細管 人は腎臓から老いていく 第3章
図3.原尿の99%を再吸収している尿細管
(『人は腎臓から老いていく』 第3章 より抜粋)

私たちの知らないところで、体液の成分や濃度を調整してくれているのが腎臓です。
まさに「縁の下の力持ち」ですね。

「腎臓のおそうじスープ」を習慣に!

腎臓は、100万個を超える糸球体で構成されており「血管の塊」です。
糸球体は、血液中のゴミや毒素をろ過するフィルターの役割を果たしています。

髙取さんは、血管のサビ(酸化)により、糸球体の毛細血管が動脈硬化を起こすと、腎臓のフィルター機能が十分に働かないと指摘します。

 そこでご紹介するのが「腎臓のおそうじスープ」(下の図4を参照)。
例えば、ご家庭の空気清浄器のフィルターが汚れていたら、空気はきれいにならないですよね。皆さんも、フィルターは定期的に洗っていると思います。
それと同じく、腎臓のフィルターがボロボロだと血液のろ過がうまくいきません。
このスープは、酸化物質やリンなどの、糸球体の血管を傷める物質を除去し腎臓のフィルター機能を正常に保つものです。
スープを飲むことで腎臓のフィルターを定期的に「おそうじ」していると思ってください。

主な材料(栄養成分)と効果は、次のとおりです。
・タマネギのケルセチン・・・・・抗酸化作用と、老化細胞を除去する「セノリティクス」という作用を持つ(老化細胞とは、遺伝子損傷などで細胞分裂を停止した細胞。近年の研究で、がんや動脈硬化の原因となることがわかっている)
・緑色野菜のマグネシウム・・・・・リンの害を除去する
・豆乳・豆腐などの大豆製品の亜鉛・鉄・・・・・エネルギーを生み出すミトコンドリアを活性化する
・だし、スパイス・・・・・うま味で塩分をセーブできる
・みそやキムチ、塩麹といった発酵食品の乳酸菌・・・・・腸内環境を改善する
・野菜の食物繊維・・・・・腸内環境を改善する

朝、昼、晩、いずれかの食事の前に、腎臓のおそうじスープを1日カップ1杯(約200ml)食べることをお勧めします。時間のないときは、このスープを食事代わりにしてもいいでしょう。
食物繊維と水分がたっぷりのスープを最初に食べると、その後で糖質が含まれる食品を食べても、血糖値の上昇がかなり抑えられます。
加えて、ケルセチン・マグネシウム・亜鉛・鉄には、血管を若返らせる効果が期待できます。乳酸菌と食物繊維については、便通をよくして腸内環境を改善します。すると、腎臓の負担が大きく軽減されます。

腎臓のおそうじスープに、材料以外の野菜を加えてアレンジしても楽しいでしょう。

『人は腎臓から老いていく』 第5章 より 髙取優二:著 アスコム:刊

図4 腎臓のおそうじスープ① 人は腎臓から老いていく 第5章
図4 腎臓のおそうじスープ② 人は腎臓から老いていく 第5章
(『人は腎臓から老いていく』 第5章 より抜粋)

手軽にできて栄養満点、しかも腎臓の働きを助けてくれる「腎臓のおそうじスープ」。
ぜひ、皆さんも試してみてください。

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「人間は血管から老いる」

そんな言葉もあるくらい、アンチエイジングにおいて血管の果たす役割は大きいです。
腎臓は、細い血管の塊なので、老化の最前線にいるといえます。

髙取さんは、腎臓の機能を守る生活を送ることは、そのまま全身の老化防止にもつながるとおっしゃっています。

フィルターの役割を果たす糸球体を含めた器官であるネフロンは、消耗品です。
できるだけ大事に使う必要があります。

気づいたときには遅過ぎた。
そんなことにならないように、日頃からケアすることが大事になります。

「転ばぬ先の杖」です。
皆さんも、本書を手に、腎臓にやさしい生活を手に入れましょう。

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