【書評】『夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣』(井上裕之)

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 お薦めの本の紹介です。
 井上裕之先生の『夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣』です。

 井上裕之先生(@inouehiroyuki)は、歯科医であり、経営コンサルタントです。
 歯科医師として患者の治療を続けられるかたわら、自己啓発、経営プログラムなどを学ばれ、現在はセミナー講師として全国を飛び回られるなどご活躍中です。

「夢もお金も手に入る人生」を手に入れるために


 井上先生は、歯科医として、コンサルタントとして、コーチとして、6万人以上の人と対話をしてきました。
 そのなかで気づいたことは、「夢もお金も手に入れる人」と「夢もお金も遠ざける人」と、両者を分ける分岐点は、ほんのわずかなものだということです。

 多くの人は、夢もお金も手に入れる、というと、難しそうに感じることでしょう。
 しかし、実際に、夢もお金も手に入れる人がやっていることは、難しいことではなく、驚くほどシンプルなことなのです。
 欲しいものがあれば欲しいと言う。
 かなえたい夢があれば、素直にその夢を口にする。
 お金が欲しいのであれば、いくら欲しいのかはっきり言う。
 それが6万人以上の人と対話してきてわかった、夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣の一つです。

 一方、夢もお金も遠ざける人は、物事を難しく考え、素直ではありません。
 欲しいものを欲しいと言えず、やりたいことをやりたいとも言えず、自分の心にふたをしています。また、仕事を通じて、しっかりとした価値を提供できているのにもかかわらず、欲しい金額を欲しいと言えず、お金が遠ざかるように自分の行動にブレーキをかけているのです。

『夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣』 はじめに より 井上裕之:著 すばる舎:刊

 本書は、私たちを縛り付けている”夢の封印“を解き放ち、夢もお金も手に入れる方法をまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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夢が持てない「2つの理由」を知る


 夢を持ちたくても持てない。
 そんな悩みを抱えている人は多いです。

 夢を持てないという状況には、以下の2つのケースか考えられます。

 ひとつは、自分の夢が見つかっていないケース。夢を持ちたいのになかなか見つからない。心が焦りますね。でも大丈夫です。あなただけの夢はきっとあります。
 もうひとつは、夢は見つかっているが「いまはそのときではない」とあえて夢を持たないようにしているケースです。
 たとえば、就学前の小さなお子さんがいると、仕事に出るのも容易ではありません。また「自分の仕事よりも、いまは子育てを優先に考えたい。だから自分の夢は後回し」という方もいらっしゃるでしょう。
 やりたいことの優先順位は、年齢や環境などで変化します。「子どもが小さいうちは、子育てを最優先に考えたい」ならばそれもいいではないですか。私は大賛成です。それに見方を変えれば「子どもをしっかり育てること」が今のあなたの夢といるのではないでしょうか。そのときどきであなたが「一番大事」と思えることを一所懸命にやっていれば、努力した分だけ、将来、夢と向き合ったときに力となります。
 ひとつ気をつけてほしいのは、「何かを手に入れるために、何かをあきらめなければいけない」と決めつけてしまうことです。
 夢を持つために一番大切なことは、自分の欲求をすべて満たそうと願うことです。すべての欲求を満たすことが理想であり、「何かをやるために何かをあきらめる」を繰り返しているとだんだんと夢が持てなくなります。やりたいことが出てきても「〇〇がないから××できない」とすぐにあきらめるクセがついてしまいます。
 そうは言ってもすぐにはできないかもしれません。なぜなら私たちは「何かを手に入れるために、何かをあきらめなければいけない」と教えられてきたからです。
 夢を見つけるためには、そうした周囲から植えつけられた価値観をいったん解体して、自分なりの価値観を作りなおす必要があります。実際にどのようにすればよいかはこのあと詳しくお話していきますので、ここでは「夢が持てない自分を責めない」ことと、「夢は誰でも見つけることができ、見つけた夢を追いかけることもできる」ことを心にとめておいてください。

 『夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣』 1章 より 井上裕之:著 すばる舎:刊

 夢を持つために一番大切なことは、「自分の欲求をすべて満たそうと願うこと」。
「現時点で、自分の夢は実現しそうにない」からと、夢を持つこと自体をあきらめないことです。

 状況は刻々と変化します。
 夢は夢として持ち続け、日々のやるべきことを取り組むことで、より活動的になれるでしょう。
「夢を実現したい」という強い思いが、現実を引き寄せるということもありますね。

夢はあなたをあきらめない


 井上先生は、夢は、私たちにとって「親友」に似た存在だと述べています。

 私と私の夢。あなたとあなたの夢。
 夢は、私たちにとって「親友」に似た存在だと私は思います。5年、10年としばらく会っていなかったとしても、会えばすぐに打ち解け、かつてのように楽しい時間を共有できる友人の中の友人。
 長い間会っていなかったからといって親友が親友でなくなるわけではありません。ずっと仲のよい友だちであり続けられるかこそ親友と呼べるのです。
 あなたとあなたの夢は、ずっと親友の関係にあります。
 だから、あなたがあきらめない限り、夢は夢であり続けます。夢はあなたがかなえてくれる日をずっと待っています。
 夢の途中で、ほかに優先すべきことが現れることだってあるでしょう。就職、結婚、出産、経済的理由、家族の問題、健康など。それでもです。
 目標には期限が必要ですが、夢に締め切りは必要ありません。
 夢は、あなたが戻ってくる日をずっと待ってくれています。
 以前お話したように、夢は持ち続けるだけで十分に価値があります。
 なぜなら夢はあなたの人生を豊かなものにしてくれるからです。
 いつかなうかわからない。もしかしたら一生かなうことはないかもしれない。
「それでもいい」と私は思います。
「かなわぬ夢ならいっそ忘れてしまったほうがいい」
 そう考える時期もあるかもしれません。でもそれは、将来あなたが夢をかなえるために必要な試練なのです。
 私は物事がうまく進まないとき、自分にこう言い聞かせることにしています。
「自分の周りに起こるすべての出来事は、自分を成長させるために必要な出来事。だから今はじっと我慢しよう。我慢は自分の器を広げてくれるありがたいもの。将来、自分の価値となって必ず戻ってくる。自分の人生にムダなことは一切ない」
 すると少しだけ気持ちが楽になります。
 夢はあなたをあきらめません。あなたが夢をかなえてくれるのをいつまでも待っているのです。

 『夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣』 2章 より 井上裕之:著 すばる舎:刊

 夢は、「親友」のような存在。

 こちらから語りかければ、それに応えてくれます。
 見捨てなければ、いつまでも待っていてくれます。

 夢とは、生涯にわたって、良好な関係を保っていたいですね。

「ドリームキラー」とは付き合わない


 私たちの夢の実現を否定したり、邪魔したりする人のことを「ドリームキラー」と呼びます。
 井上先生は、彼らへの対応について以下のように説明しています。

「あなたにはできっこないよ」
「今のままでいいじゃない」
「何を言ってるんだよ。夢では食べていけないよ」
 あなたの夢を邪魔するドリームキラーはいろいろな場所に潜んでいます。親、友人、上司、先生、恋人、あるいはパートナー。
 ドリームキラーから否定的な言葉を浴びせかけられたとき、私たちはどのように対応すればよいのでしょうか。正面きって戦ったほうがよいのでしょうか。
 いえいえ、一番いいのはやりすごすことです。
 ドリームキラーには悪意を持ってあなたを攻撃してくるタイプと、あなたを思う「愛情」から止めにかかるタイプがいます。後者にはドリームキラーとしての自覚はありません。「あなたのため」を思って止めてくれているのです。
 人の価値観はそれぞれです。今のままが一番。変わらなくていい。夢を追いかけて失敗したら残るのは悔いだけ。だったら何もしないで平穏無事に暮らしたほうが幸せ。このような価値観で生きている人だって多くいます。
 相手の価値観と自分の価値観をぶつけあっても火花が飛び散るだけで、得られるものはゼロかマイナス。「たしかにそういう見方もあるね。今後の参考にするよ」と胸に収めておくのが賢明です。
 それでは、自分の親から理解が得られない場合はどうするか?
 ある年齢を境に誰もが気がつきます。「結局最後は、自分の人生は自分で責任を取っていくしかないんだ。親にも誰にも責任は取れない」と。今はまだそう思えないとしても必ずその時がやってきます。たとえば結婚し、その後、離婚しても親は責任を取れません。自分たち夫婦の間で話し合って将来を決めていくしか策はないのです。
 あなたの人生の責任を取るのはあなた自身。最後まで自分の意志を貫いてみたらどうでしょう。少し突き放した言い方に聞こえるかもしれませんが、あなたの人生はあなたが決めるしかない。他人の価値観ではなく、あなたの価値観で生きていきましょう。

 『夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣』 3章 より 井上裕之:著 すばる舎:刊

 自分の夢の実現にネガティブな人の意見については、やりすごすのが一番です。
 結局、自分の人生は、自分が責任を負うことになります。

 自分とは違う考え方を真に受けないこと。
 反論しないこと。

 自分の価値観に従い、自分を信じて生きることが最も大切だということですね。

夢をお金に変える方法を知る


「夢」と「お金」は、両方手にすることができます。
 井上さんは、夢とお金、両方追い求めることで私たちの人生の質はもっともっと高めていけると信じています。

 夢とお金を両立させるには、夢をお金に変える方法を見つけることです。
 私の本業は歯科医です。いま私が置かれているすべての環境は、本業である歯科医によって支えられています。そこで私はこう考えました。
 歯科医以外のすべての行動は、本業にとってどのような価値と意味を持つのか、それらはやるだけの価値と意味があるのかどうか。
 私は、すべての物事を歯科医という軸に立ち返って決めています。出版、講演、学び、買い物、仕事もプライベートも問わずすべてにおいてです。
 言い方を換えれば、それを考えずにやることは何ひとつありません。
 これが私の「夢をお金に変える」方法です。
 夢をお金に変えるためにやってほしいこと、ひとつめは「いまのあなたの収入源(職業)と、あなたの夢が持つ価値や意味を結けつけられないかどうか」を考えてみることです。
 私の場合は、出版や講演活動で得た成果が、医療業界へのメッセージ、病院への信頼というカタチで還元されます。また買い物や趣味・教養は出版や講演の内容、あるいは患者さんやスタッフとのコミュニケーションで活かすことができます。
 夢をお金に変えるためにやってほしいことの二つめは、お金が取れるぐらいに詳しくなることです。たとえば、あなたがマクロビオティック(マクロビ)が好きで、将来、マクロビのお店を開きたいとします。
 このときやるべきことは、マクロビに使う素材やレシピについて徹底的に勉強し、圧倒的な知識を持つことでしょう。
 実際にいくつものお店を食べ歩きして、使われている食材やメニューについて学ぶことはもちろん、お店作りや客層など、あらゆることに関心を持ち、人気店とそうでないお店の違いをもたらしているものは何かを知っておくことも大事です。
 本業とは別のところでゼロから始める場合は、まずその分野に圧倒的に詳しくなることです。趣味の範疇を超えて、プロの領域にまで踏み込んでいかねばなりません。「好き」レベルでは、夢をお金に変えることは難しいでしょう。

 『夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣』 4章 より 井上裕之:著 すばる舎:刊

 自分の本業に、やりたいことや夢をどう結びつけていくか。
 夢の在り方を自分の本業に役立つ方向へとアレンジし、伸ばしていく発想は重要です。

 それを踏まえた上で、「この分野なら、誰にも負けない!」という知識を身につけること。
 そうすれば、夢が現実になるのが格段に早まるのは間違いありませんね。

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 多くの人は、『「夢」は、かなわないから「夢」』と考えます。
 一方、『「夢」はかなうから「夢」』。そう考える人たちもいます。
 実現までの道のりが長いことがわかっていても、日々、その夢に向かって歩き続けている人です。

 一歩一歩は小さくても、続けていれば、自分が思うよりはるか彼方まで進むことができるもの。
 どちらが夢をかなえる可能性が高いかは、いうまでもないですね。

 また、夢を実現しようと情熱をもって生きることが、人生を輝かしいものにしてくれます。
 それに比べれば、夢が本当に実現するかしないかということは、小さな問題なのかもしれません。
 
 大事なのは「今」。

 一度限りの人生です。
 自分のやりたいことを目いっぱいやれる、そんな「夢」のような人生を手に入れたいですね。


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