【書評】『引き寄せの法則の本質』(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス)

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 お薦めの本の紹介です。
 エスター・ヒックスさんとジェリー・ヒックスさんの『引き寄せの法則の本質 自由と幸福を求めるエイブラハムの源流』です。

 エスター・ヒックスさんとジェリー・ヒックスさんは、見えない世界にいる教師の集合体である「エイブラハム」との対話で導かれた教えを、全米でワークショップを開催して広める活動をされています。

「引き寄せの法則」には、“マニュアル書”があった!


 人の思考は「波動」であり、似たような波動の思考を引き寄せる、という「引き寄せの法則」を中心とした、「永遠なる宇宙の法則」が存在しています。

 エイブラハムは、この「法則」の意識的、実践的知識を持つ者だけが、自分自身の人生経験の「意識的な創造者」になれると強調しています。

(もっと詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ!↓)
  『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』

 電気を使うのに、電気が発生する原理を必ずしも理解する必要はありません。
 ヒックスさんは、それと同様に、エイブラハムがもたらしてくれる御利益を受け取るのに、エイブラハムという現象が発生するメカニズムを一から十まで理解する必要はないと述べています。

 本書は、エイブラハムが教える「引き寄せの法則」をより深く理解し、実践するための“マニュアル書”ともいうべき一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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すべては「内なる存在」を知ることから始まる


 私たち人間は、物質的次元に存在しています。
 同時に、私たちの一部は「見えない次元」にも存在し、その部分を「内なる存在」と呼びます。

 エイブラハムは、何事を理解するにも、まず「内なる存在」を知ることが、基本的な出発点となると述べています。

 あなたがいる物質世界では、ほとんどの人が「すること」に心を奪われている。極端に行動を重視する世界、そんな世界にあなたは生まれてきたため、「すること」に大きな価値を置くのだ。多くの人は、時間が許す限りあちこち動き回っていろいろなことをしているが、ほとんど達成感がなく欲求不満に陥っている。
(中略)
 内なる次元によってもたらされる広い視野がなければ、地球上での経験は著しく制限される。「すること」や「行動」にのみ頼っていると、できることが必ず制限されるからだ。だが、内なる世界の広々とした視野と物質世界の視野とが合体することを許容・可能にすれば、地上での創造や達成に手を貸してくれる宇宙のパワーにアクセスすることができる。音楽や芸術や科学の世界には、あなたがたが天才とかマスターとよぶ人たちがいる。その多くは、あなたがたとまったく同じ物質的存在にすぎない。ただ単に、彼らはより広い知識にアクセスすることを自分に許容・可能にしたのだ。自分自身のより広い知識に通じる扉を開け、無限の知性に文字どおり触れ、自分の願望を引き寄せたのだ。本質的に自分と同じであるにもかかわらず、あなたがたは彼らを特別視し、並外れた人物として敬う。彼らを並の人間と分かつのは、「すべてであるもの」とのつながりを認識していることだけである。
 物質世界を観察していると、大半の人が「する」ことにかまけ、大変忙しくしているのがわかる。みんな狂ったように何かを「している」が、楽しんでいるようにはとても見えない。一部の者たちは成長するためや、報酬をもらうために、意図的に楽しみを「犠牲」にしている。実際に喜びや楽しみを得たいと思っている者もいるが、瞬間的にしかそれを味わえないようだ。
 普通、あなたがたは、未来のどこかで自分の求める満足が得られるだろうと期待する。来るべき週末、長期休暇、退職後に期待を寄せるのだ。「もっとお金があったら、幸せになれるだろう」「非の打ちどころのない伴侶が見つかれば、幸せになれるだろう」「自分にぴったりの仕事が見つかれば、幸せになれるだろう」大半の人間は楽しみや満足感を未来に期待するが、今、ほとんど喜びを感じられない。だが、何かを実感できるとすれば、今、このときしかない。
 わたしたちが今、物質的な人間と交流している理由――そして本書を執筆している理由――の核心にどうやらたどり着いたようだ。あなたがたが、自分は何者で、なぜ物質的な身体を持ってここにいるかを最も広い視野から理解し、今、喜びを見いだせるプロセスと法則を認識し、活用するのを手伝うこと。それが私たちの主要な目的なのだ。つかの間の未来の喜びではなく、永遠に消えることのない実質的な至福の成長体験を味わってもらいたいのだ。

 『引き寄せの法則の本質』  Part1 より エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス:著 菅靖彦:訳 ソフトバンク クリエイティブ:刊

 幸せは、出来事やモノではなく、「心の状態」です。
 行動することで、幸せを探しだそうとしても無駄です。

 幸せになるためには、「今、幸せである」状態になること。
「内なる存在」にアクセスすることは、そのための唯一の方法だということです。

「内なる存在」につながる手順


 エイブラハムは、「内なる存在」につながる手順について、以下のように説明しています。

 内なる世界や「内なる存在」を受け入れようとするのであれば、また、より豊かな対話や、あなたのために存在する知識、力、明晰さの宝庫を活用したいと望むのなら、次のような手順を踏まなければならない。
 まず「そうした通路を開きたい」という願望を抱くことが大切。求めなければならないのだ。次に必要なのは、特別の時間をとって、それを許容・可能にすることだ。
 毎日、15分から20分の時間をとって、心を鎮める意図を持って座ってもらいたい。毎日同じ時間である必要はないが、一日たりとも逃さず、一貫してやることがきわめて重要である。なぜなら、このプロセスは徐々に進展していくものだからだ。
 心を鎮めるとは、毎日、数分間座り、何も考えずに心が安らいで鎮まるのを許すことを意味する。あなたにとって、それは容易なことではないだろう。あなたの思考メカニズムは刺激に敏感に反応しやすいからだ。だが毎日、短い時間でも、心を鎮めることが肝心である。
「どうすれば眠らずに心を鎮めることができるでしょう?」と多くの人が尋ねる。
 それは大変いい質問であり、重要なものだ。なぜなら、眠りに落ちると、心を鎮めるプロセスは停止してしまうからだ。もし紙にグラフを書くとすれば、完全に目覚めている状態をグラフの一端で示し、眠りに落ちた状態をその対極で表すことになるだろう。あなたが目指すのは、眠りに落ちた状態を示す端にきわめて近いながらも、目覚めたままでいる、ということだ。ときに、ほとんど考える必要のない何かに集中すると助けになる。例えば、蛇口から滴り落ちる水滴の音、ちらちらと燃えるロウソクの炎など。自分自身の呼吸に注意を集中するだけでも効果がある。物質的な自分と見えない世界の自分との通路を開く最初の目標は、物質的な領域から意識的に思考を離し、静かに座って、見えないものと永遠につながることを自分に許容・可能にすることにある。物質世界を意識しなくなったときに初めて、精妙な目に見えない世界を感じられるようになるのだ。けれども、座り始めてすぐに、見えない世界を見、感じようとしても無駄である。あなたの目標はたった一つ、「わたしは心を鎮めるという意図を持って座っている」ということで十分だ。
 たとえ数秒間でも、意識的な思考のメカニズムを黙らせることに成功すれば、身体が普段と違って感じられる。しびれや重さを感じられるだろう。エスターは鼻とつま先の区別がつけられなかったと言う。身体のあらゆる部分が一つになったかのように感じられたからだ。
 このしびれや重さは、意識的な思考メカニズムを黙らせることに成功したことを示している。その瞬間、あなたはエネルギーとの同調を許容・可能にする状態にある。最初の目標が達成された今、あなたの「内なる存在」が仕事をする番だ。完全に許容・可能にする状態で座っていると、「内なる存在」があなたのエネルギーと同調するようになり、内的世界のより速い高周波エネルギーを物質世界の遅い低周波エネルギーと融合させ始める。それが起こっている間、あなたがすることは何もない。心を鎮める意図を持って座っていればいいのだ。そのプロセスに積極的に関わろうとすると、しびれの座を見失い、「内なる存在」の仕事を邪魔することになるだろう。

 『引き寄せの法則の本質』 Part1 より エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス:訳 菅靖彦:訳 ソフトバンク クリエイティブ:刊

 毎日、心を鎮めて、エネルギーの同調を許容・可能にしていると、筋肉がひきつったり、肌がむずむずしたりする身体感覚を覚えるようになります。

 これは、エネルギーの同調が進んでいる証拠ですが、この感覚にとらわれず、ひたすら心を鎮めることに専念し、静かな場所に集中していればいいとのことです。

「感情」は、願望に到達するための“ナビゲーション・システム”


「内なる存在」は、私たちを導くために、私たちの内部に感覚や感情を呼び起こします。
 ネガティブな感情は、「自分にとって価値のないものから手を引きなさい」とあなたに勧告する役割を果たすものです。

 私たちの感情は、厳密に言うと、「気分をよくしてくれる感情」「気分を悪くする感情」の2種類しか存在しません。
 それらの感情は、身体的な反応を引き起こす思考を「内なる存在」が提示することによって生み出されます。

「内なる存在」を認め、それが持っている無限の知識、力、明晰さの宝庫を頼りにすれば、あなたの人生経験は劇的に高められるだろう。あなたは今、物質世界が見えない世界と出会う、最も強力な交差点に立っている。あなたの意図的な思考や期待の組み合わせが、内部からやってくる感情、明晰さ、力と合体すれば、壮大な楽しい意図的創造が実現する。
 あなたは人生経験を通して多くのデータを集め、いろいろな結論を引き出す。どんな生き方をし、どんな物を身の回りに配したいかを決定するのだ。その間、「内なる存在」はあなたを見守り、あなたが望みの方向に向かうのを助けるために、常に待機している。「内なる存在」はどんなに洗練されたコンピュータよりも効果的な方法で、正確にあなたの願望のすべてを評価し、その優先順位を決めることができる。どんな目標が優勢で、何をほかのものより優先させるべきかを知っているのだ。さらに、物質世界での経験を考慮するだけでなく、あなたが身体に宿ったときに持っていた目標を覚えていて、それをナビゲーションシステムのなかに組み入れる。つまり、「内なる存在」は身体のなかにいるあなたをいつでも意識しており、あなたが望みの方向に向かってナビゲートしているのだ。とはいっても、あなたが「内なる存在」を自覚し、精妙な導きに耳を貸さなければ(というより感じなければ)、「内なる存在」が持つ知識や広い視野を活用することはできない。
(中略)
 最初のステップは質問を投げかけること。そうすれば、回答が得られる。すると、もっと広くて深い新たな疑問が生じる。例を挙げよう。地球について知れば知るほど、自分がまだ理解していないことに気づくようになる。宇宙の広大さや地球の複雑さがわかってくると、理解していない知識の量が減るどころか、増えていくのだ。地球を征服した、発見したと信じているのは、考えることをやめてしまった者や、新しいアイデアを受け付けない者だけである。

 『引き寄せの法則の本質』 Part1 より エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス:著 菅靖彦:訳 ソフトバンク クリエイティブ:刊

 感情は、私たちを幸せに導いてくれる“ナビゲーションシステム”。
「内なる存在」は、感情を通して、私たちが望む方向へと導いてくれます。

 私たちが従うべき行動基準や信念は、自分の外側ではなく内側にある。
 湧き上がる自然な感情に耳を傾けることが、「引き寄せの法則」を活用するポイントです。

私たちを幸せへと導く「転換のプロセス」


 エイブラハムは、感情のナビゲーションシステムで、否定的なものを引き寄せる自分から、肯定的なものを引き寄せる自分に変わるプロセスを、「転換のプロセス」と呼んでいます。

 まず、ネガティブな感情を覚えるときには常に、あなたのナビゲーションシステムが内部からきわめて大切な二つのことを告げている考えてもらいたい。第一に、あなたが欲しているものがあるということ! そうでなかったら、なんの感情も覚えないだろう。第二に、あなたは自分が欲しているものを見ているのではなく、反対方向を見ているということだ。
 そのことに気づいたら、自分にこう言ってもらいたい。「わたしは何か大切なものを求めているが、それを見ていない。わたしが求めているものはなんだろう?」そのあと、「わたしはなぜそれを求めているのだろう?」と自問してもらいたい。自分が何をなにゆえに求めているかをよく考えたら、既に望みを達成している自分を思い浮かべよう。自分のなかから肯定的な感情がわいてくるまで、既になりたいものになった自分、欲しいものを手にしている自分、やりたいことをしている自分を思い浮かべるのだ。
 必要なのは慣れだ。やればやるほど、あなたは上達していくだろう。そして、素早く転換が起こるようになり、いい気分になって、自分が転換に成功したことがわかかるようになるだろう。
 自分がどう感じているかに敏感になれば、たった一日で、100回から1000回の転換の機会を見いだすようになるかもしれない。とはいっても、その都度異なった欲求に気づく、ということではない。何度も転換を繰り返しているうちに、いくつかの鍵となる欲求に気づくだろう。普通、最も高い優先順位を与えられているのは自由で、そのあとに、成長、喜び、元気といったものが続く。
 転換は次のような働きをする。最も重要なのは、絶え間ない肯定的な感情の状態に導くということ。ということは、自分にとっていいと思えるものだけを引き寄せる状態に絶えずいられるようになることを意味する。また、自分がどう感じているかに敏感になると、ナビゲーションシステムがあなたにとって重要なものを内側から指摘するのを許すようになる。そのため、転換の機会に気づきやすくなる。つまり、あなたにとって大切なものがどんどん明らかになっていく。次に、転換をするたびに、あなたは自分が欲するものをより鮮明に自覚するようになり、どんどんそれに近づいていく。

 『引き寄せの法則の本質』 Part1 より エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス:著 菅靖彦:訳 ソフトバンク クリエイティブ:刊

 ネガティブな感情は、「内なる存在」が、自分の望みと逆方向に向かっていることを教えてくれるサインです。
 車を運転しているときに、カーナビの指示する道から逸れると警告音が鳴るのと同じですね。

 私たちを幸せに導いてくれる「感情」というナビゲーション・システム。
 大切に扱いたいですね。

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「引き寄せの法則」は、すべての人に働いている普遍的な法則です。
 他の自然科学の法則と同じく、例外はありません。
「万有引力の法則」が、地球上のあらゆる物質に働くのと同じですね。

 万有引力についての知識がなくても、人は普通に生活して生きていけます。
 ただ、飛行機やロケットを飛ばすためには、絶対に欠かすことができません。

 同様に、「引き寄せの法則」がどのように働くのか、そのメカニズムを知ることで、その恩恵をより多く受けることができます。

 人生をより豊かにする、「引き寄せの法則」。
 そのマニュアル書を手元に置き、人生という長い道のりを快適に進んでいきたいですね。


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