【書評】『結果がついてくる人の法則58』(中谷彰宏)

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 お薦めの本の紹介です。
 中谷彰宏さんの『結果がついてくる人の法則58』です。

会社の寿命より、自分の寿命を長くする


 変化が激しく、先が見えない今の世の中。
 私たちは、まさに「一寸先は闇」という、不安定な時代を生きています。

「まさか、この会社が・・・」という会社でも、倒産することはあります。
 頼りにすべきは、会社の寿命ではなく、「仕事をする人間としての自分自身の寿命」です。

「自分自身の寿命力をいかに延ばしていくか」がポイントです。

 自分の寿命は、自分でしか延ばせません。
 社会人・仕事人としての寿命を延ばすのに、会社の寿命は一切関係ありません。
 ある日突然、出社したら会社の入口に「倒産のお知らせ」の貼り紙があった。
 その時、そこで驚いてぼう然としている人は、自分自身の寿命を延ばせない人です。
 一番あたふたするのは、会社の寿命が自分の寿命より長いと思い込んでいる人です。
 会社が明日突然倒産して驚いている人は、とっくにその人自身の寿命が終わっていたということです。
(中略)
 会社の寿命と自分の仕事人としての寿命は一致しないのです。会社の寿命より、自分の寿命のほうを長くすれば

 自分の仕事寿命を延ばしておけば、どんな状況になっても、生き延びることができるのです。

 『結果がついてくる人の法則58』  プロローグ より  中谷彰宏:著  大和書房:刊

 寿命を延ばすためには、日々の習慣や心掛けがもっとも大事。

 本書は、会社が潰れてもビクともしないしぶとい生命力を得るため、つまり、どんな状況でも仕事で結果を出し続けるための方法をまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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好きなことを、長く続ける。


 人間が持っているエネルギーは、誰でも「100」あります。

 このエネルギーを、どこにどれくらい使うか。
 それが大事です。

 ほとんどの人は、エネルギーを分散して使ってしまいます。

 ここで重要なのは、「捨てる力」です。
 1つのことに集中するには、残りは捨てる必要があります。

 人間は、
 ①何かを犠牲にして、1ヵ所に集めている人
 ②分散している人
 の2通りに分かれるのです。
「習いごとをいっぱいやっているんですよ。語学もやり、ダンスもやり、習いごとを10個、毎年1個ずつやっているんです」という人と、「ダンスを10年続けているんです」という人では、全然違うレベルです。
 長くエネルギーを注ぎ続けることが大切です。
 捨てる力があることによって、長く続ける力がつきます。
 これは人生における持久力です。
 長く続けるものをどれだけ持てるかです。
 最低10年です。
 根本的に好きなことでなければ続きません。
 好きなことでなくても、一時の興奮だけで1年はできます。
 でも、10年やろうと思うと、その場の興奮では続きません。
 1年習って見える世界と、10年習って見える世界とでは全然違うのです。

 『結果がついてくる人の法則58』  第1章 より  中谷彰宏:著  大和書房:刊

 本当に好きなことを10年続ければ、相当な実力がつくはずです。

 直接仕事につながらなくても、色々な意味で、自分をアピールする武器になります。
 もしものとき、心の拠り所にもなりますね。

 まさに、「芸は身を助ける」です。

夜より、朝に強い。


「早起きは3文の得」といいます。
 その言葉どおり、中谷さんは、市場価値は、朝力で差がつくと述べています。

 朝力とは、始業時間の前にその人がどれだけ仕事ができているかです。

 市場価値は、始業前に何時間分の仕事ができているかで勝負がつきます。
 こういう人は残業もできます。
 当たり前にそういうことが起こっている世界があります。
「私のまわりにそういう人がいない」というのは、そういう人と出会う機会がないだけです。
「私、夜は強いんですけど、朝弱いんです」と言う人は市場価値ゼロです。
 会社で夜明けを迎える人たちが世の中にはたくさんいます。
 始発で通うのは家が遠いからではありません。
 始業の瞬間において差がついているのは当たり前です。
 3時間も前から来て仕事をしている人と、「私、遅刻は一度もしたことがない」と自慢しているけれども、始業時間ギリギリに来ている人とでは圧倒的な差がつきます。

 『結果がついてくる人の法則58』  第2章 より  中谷彰宏:著  大和書房:刊

 実際に、仕事をバリバリこなす精力的な人ほど、朝早く起きて活動していることが傾向があります。

才能のある人より、一緒に仕事をしたい人になる。


 中谷さんは、仕事で必要なのは才能ではないと言い切っています。

 仕事にめぐり合うチャンスを得る人。
 つまり、面接やオーディションに通る人は、一緒に仕事をしたいと思ってもらえる人です。

 才能があるから、雇ったりパートナーにするということはありません。
「才能はないけど、この人と一緒に仕事したい」「仕事は全然できないけど、こいつと一緒に仕事したい」と思われる人が通るのです。
 落ちた時に「自分は英語ができなかったから落ちた」と思う人は、いつまでたっても就職できません。
 チームで仕事することも、プロジェクトに入れてもらうこともできません。
「英語ができないから」というのはまだいいです。
「私はブスだから落ちた」と言う人は、感じが悪いのです。
 そんなことを言っているから、「一緒に仕事をしたくない」と思われ、誘われないし、出会えないのです。
 今、あなた自身が相手に一緒に何かをしたいと思われるような人間になれているかどうかです。
 努力の方向を間違ってはいけないのです。

 『結果がついてくる人の法則58』  第4章 より  中谷彰宏:著  大和書房:刊

 自分の周りにいる人のことを考えると、よくわかります。
 面接官も人の子です。

「仕事はできそうだけれど、何となく鼻につく」
 そんな人は、採用されないでしょう。

 プラスの雰囲気を持っている人は、運にも恵まれる。
 それには、そういう理由もありますね。

「緊張」を、言い訳にしない。


 結果を出すには、「ここ一番でどれくらい自分の実力を出し切れるか」が勝負です。

 緊張の壁を乗り越えるには、場数を踏むしかないです。
 ビジネスの世界では、「緊張したからできない」は、言い訳にしかなりません。

 緊張を言いわけにしている人は行動しなくなります。
 緊張するのは、場数が少ないからです。
 場数が少ないのは、「今から」を拒否して、すっぴんで出かけないからです。
 常に「今度」「あとで」と言う人は、場数の踏み方が圧倒的に少ないのです。
 そういう人は、笑顔をつくろうと思っても、ナチュラルな笑顔になりません。
 せっかく好意を持っているのに、引きつったような笑顔になります。
 相手にもストーカーと思われて、怖がられるのです。
 それでチャンスをなくします。

 『結果がついてくる人の法則58』  第4章 より  中谷彰宏:著  大和書房:刊

 どんなに歌の上手い人でも、初めて大勢の人の前で歌うときには、足がすくむほどの緊張します。
 でも、人前で100%自分の実力を出し切れるようになるためには、そうした場面で歌う機会を多く経験するしかありません。

 いつもと違う状態だから緊張するのであって、それが普通になれば、緊張することもなくなります。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 世界的な不景気で、会社の倒産やリストラで仕事を失うリスクは誰にもあります。

 そういった過酷な状況で「生き抜く力」。
 それが、今ほど必要とされている時代はないですし、今後、ますます必要となるでしょう。

 一方で、会社に依存せず、どんな状況でも、結果を出し続ける人。
 彼ら彼女らの目には、大きな可能性が広がっている世界に映るはずです。

「不安で生きにくい社会」ととらえるか。
「変化に富んで可能性にあふれている社会」ととらえるか。

  会社名や肩書などの外部の要因に頼らず、自分の中に実力を蓄えること。
 それがビジネスパーソンとしての、自らの寿命を延ばすことです。

 せっかく今、この時代に授かった命です。
 大切にして、自分らしい人生を生き抜きたいですね


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