【書評】『死ぬまで悔いのない生き方をする45の言葉』(千田琢哉)

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 お薦めの本の紹介です。
 千田琢哉さんの『死ぬまで悔いのない生き方をする45の言葉』です。

 千田琢哉(せんだ・たくや)さんは、文筆家です。
 大学卒業後、大手損保会社に入社、その後大手経営コンサルティングを経て独立されます。
 現在は、コンサルティング会社時代に大型プロジェクトのリーダーとして陣頭指揮を執った体験をもとにイノベーション・クリエーターとして執筆活動や研修講師としてご活躍中です。

「未来」は遠くにではなく、ここにある。


「10代の頃はよかった」

 そう嘆いている20代は、たくさんいます。

 一方、90代でも「今、この瞬間が楽しい」とイキイキしている人も少なからずいます。

 その違いは今、この瞬間を生きているかどうかです。

 あなたの未来というのはどこか遠くにあるわけではない。
 未来はいつも足元にある。
 今、ここであなたがやっていることが未来そのものだ。
 今、あなたがつい継続してしまっていることが未来に直結している。
 時間が解決してくれるというのは嘘だ。
 時間はあなたの情熱を麻痺させて夢を忘れさせるだけだ。
 時間はあなたの勇気を削いで言い訳を上手にさせるだけだ。
「所詮、人生なんてこんなものだよ」
「人生なんて甘くないよ」
 とお決まりの言葉を吐いて人生の幕を閉じる。
 あなたはもう10年前に戻ることはできない。
 10年後に振り返ったら、今、この瞬間がまさにあなたの10年前だ。
(中略)
 時間というのはあなたの命の断片である。
 時間を無駄にしないということは命を大切にするということだ。
 命を大切にするということは、今、この瞬間を大切に生きるということだ。
「あの頃に戻りたい」という生き方は命の無駄遣いだ。
 今、この瞬間を生き抜いて、今をあなたの未来そのものにしてしまおう。

 『死ぬまで悔いのない生き方をする45の言葉』 はじめに より  千田琢哉:著   宝島社:刊

「いつかはオレだって」

 そう思いつつも、行動を先延ばしにする若者。
 彼らは、歳をとると、「もう一度10年前に戻りたい」と過去を懐かしむようになります。

 そして、そのままうだつの上がらない人生を終えていくことになります。

 本書は、千田さんが「今、この瞬間」を楽しみ、悔いのない生き方をするために頭に刻み込んでおきたいことをまとめた一冊です。
 ここでいくつかピックアップしてご紹介します。

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がんばり過ぎると付いてくるもの。


「よし!やってやろう」。

 そう直感したことがあったら、迷わずやってみることです。
 検討する人は、一生検討中で終えることになります。

 ただ、やり過ぎて目立つようになると、漏れなくついてくるものもあります。

 今、が人生のすべてであり、あなたに明日がやってくる保証はどこにもない。
 どうせ同じ人生を歩むのであれば、ニコリと笑ってこんな遺言を残したい思わないだろうか。
「ちょっとやり過ぎたかな」

「ピン!」ときた映画をすぐに観る。
「ピン!」ときた本をすぐに読む。
「ピン!」ときた人にすぐ愛を告白する。
 すべて今、この瞬間にやっておかなければ、今この瞬間は二度とやってこない。
「そんなにやり過ぎたら批判されるのではないか」
 多くの人たちは異口同音に口を揃えるだろう。
 その通り。
 過剰にやり過ぎると放っておいても世間が批判してくれる。
 人の背中に隠れながら顔も名前も知らないどこかの野次馬たちがバッシングしてくれる。
 これはパブロフの犬の条件反射と同じだ。
 あなたが自分で「やり過ぎたかな」と感じたなら、その時初めてアクセルを緩めればいい。
 ブレーキをかけて停車する必要はない。
 軌道修正するにしても、アクセルを緩めながらほんの少しだけハンドルを切るのだ。

 批判してくれた人のおかげで、より早く目的地に到着する可能性が高まる。

 『死ぬまで悔いのない生き方をする45の言葉』 #01 より  千田琢哉:著   宝島社:刊

 大事なのは、「今」始めること。
 そして、何があっても止まらないことです。

 周りから何も言われない程度なら、まだまだ。
 バッシングされはじめたら、一人前。

 それ位に考えておきましょう。

あなたの「本当に好きなこと」とは?


「成功するためには好きなことをやりなさい」

 そう唱える本は多いです。
 でも、その「好きなこと」が見つからずに悩んでいる人が多いのも事実です。

「好きなこと」とは、どんなことなのか。
 千田さんは、以下のように述べています。

 好きなことを新しく始めようとがんばる人もいる。
 でも今から新しく始めることは好きなことではない。
 なぜなら好きなことはもうすでにやってしまっていることだからである。
 好きなことは今から見つけたり始めたりすることではなく、思い出したり気づくことである。
 つまりもうすでにやってしまっていることが、あなたの本当の好きなことなのだ。
 本当はこれをやらなくてはいけないのに、がまんできずにやってしまったことを思い出してみよう。
(中略)
「本当はこんなことをやっている場合じゃない」と頭では理解しているのにどうしてもやめられないことは誰にだってある。
 世間体が悪いのについやってしまていることがあなたの本当に好きなことだ。
 人生すべてを好きなことで人生を埋め尽くしている人は、毎日が感謝の連続だ。
「こんなに好きなことばかりやらせてもらってありがとうございます」とお礼ばかり言っている。
 だからますます人もお金も集まってくる。

 『死ぬまで悔いのない生き方をする45の言葉」 #03 より  千田琢哉:著  宝島社:刊

 今の時代、とことんまで極めれば、大抵のことは職業として成り立ちます。

 もちろん、どんなことでも、一流と言われるようになるためには、それ相応の努力が必要です。
 しかし、本当に好きなことならば、その努力も苦にならないでしょう。

 たとえ、それがすぐに職業やお金にならなくても、好きなことに熱中する。
 それによって生きるエネルギーが湧いてきます。

運のいい、悪いは、コントロールできる。


 過去にすがって生きている。
 そんな人ほど、「自分は運が悪いから」と、今の自分に見切りをつけて諦めてしまいます。

 しかし、千田さんは、運は自分でコントロールすることが可能だと述べています。

 運がよくなるためには運は自分でコントロールできることにまず気づくことだ。
 運をコントロールするためには、まず実力をつけておくことだ。
 どんなに幸運に巡り合ったとしても、あなたの実力がお粗末であればすれ違いのままだ。
 つまり幸運を活かせない人生で終わってしまう。
 もっと言えば、幸運に気づかない人生で終わってしまう。
 幸運に気づかない人生とは「自分は運が悪い」と言い続けて死んでいく人生のことだ。
 それは運が悪いのではなく、そもそも巡ってきた幸運に気づく感性がなかったに過ぎない。
 幸運に気づくためには勉強して実力を蓄えておく必要がある。
 実力があれば出逢った幸運に対して深く感謝できる。
 深い感謝こそが幸運をつかむ握力になる。
 感謝がなければ幸運をつかむ握力が弱いからするりと掌を抜けて飛んでいってしまう。
 ほとんどの人はこれで人生を終えていくのだ。
 実力をつけた後はスピードだ。
 どんなに高い実力を持っていても、スピードがなかったら、幸運はつかめない。
 あなたの次に実力が高い人のスピードがあなたより速かったらその幸運はお持ち帰りされる。実力があってもモタモタしている人は運をつかむことができないのだ。
(中略)
 実力とは継続力、スピードとは瞬発力。
 相矛盾するするものが一体化された時、あなたの人生における幸運をつかみ続けていけるのだ。

 『死ぬまで悔いのない生き方をする45の言葉』 #34 より  千田琢哉:著  宝島社:刊

 運がいい人には、やはり、運を引き寄せる理由があります。

「継続力」と「瞬発力」が必要。

 42kmを走りきれる「スタミナ」。
 最後のトラック勝負で負けない、「精神力」と「スプリント力」。

 目指すべきは、その両方を合わせ持つマラソンランナーです。

変化できる人は、100歳超えても20代。


 千田さんは、「20代」という言葉を、実際の年齢は一切意識せずに使っています。

 私自身が20代を使っているときの定義は、「変化できる覚悟がある人」ということだ。
 変化できる人であれば、100歳超えても20代だ。
 変化できない人であれば、10代でも立派なお年寄りだ。
 本気でそう思っている。
 さらに変化についてもう少し具体的に解説したい。
 私の考える変化というのは「悪いと理解したものは今すぐやめて、よいと理解したものは死ぬまで続けること」である。
 周囲を幸せにしないとか健康に悪いと思ったらパッとやめる。
 周囲を幸せにするとか健康にいいと感じたらずっと続ける。
 いずれにしても昨日までの自分と別れを告げて、変化する覚悟があるということだ。
 本質とは何か。
 変幻自在に対応できる柔軟さに他ならない。
 柔軟になるために読書をして人の話を聞いてよくする必要があるのであって、その逆ではないのだ。
 いくら読書が好きでも頑固者ではダメだ。
 いくら頭がよくても頭が固くてはダメだ。
 柔軟さがなければ長期的に成功することはできないのだ。
 頭が柔軟な人は外見も若々しくて健康的に見える人が多い。
 頭が固い人は外見も老け込んで不健康に見えることが多い。

 『死ぬまで悔いのない生き方をする45の言葉』 #44 より  千田琢哉;著  宝島社:刊

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 若いか若くないかは、やはり本人の気持ち次第です。
 いくつになっても新しいことを受け入れる柔軟さを持って生きていきたいですね。

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