【書評】『「超一流」の時間術』(中谷彰宏)

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 お薦めの本の紹介です。
 中谷彰宏さんの『一流の常識を破る4「超一流」の時間術』です。
 


 中谷彰宏(なかたに・あきひろ)さんは、作家です。
 毎年コンスタントに、ビジネスや自己啓発の分野の著書を書かれています。

「魂の振動数」を上げることで、時間は生まれる。


 中谷さんは、時間とは、「魂の振動数」だと述べています。
 メトロノームのように、人はそれぞれ、違ったテンポを刻みながら生きていて、同じ1時間でも、人によってスピード感はまったく違います。

 たとえば、「2時から始まる」という「時刻」はみんな同じです。
 でも、「2時間のセミナー」「行くまでに何分かかる」「睡眠時間」「1冊の本を何分で読む」などの「時間」に関しては、1人1人みんな違うのです。
 大切なのは、魂の振動数を上げることです。
 これが人生を2倍にも3倍にも生きて、チャンスをつかんで、夢を実現することにつながるのです。
  Aさんが、「Bさんと同じように頑張っているのですが、なかなか夢が実現しません」と言います。
 でも、Aさんの「頑張った10年」とBさんの「頑張った10年」とでは、まったく別のものです。
 同じ限られた時間の中で、いかに魂の振動数を上げていくかです。
 これがエネルギーです。
 夢を実現するためのエネルギーです。

 『一流の常識を破る4「超一流」の時間術』 プロローグ より  中谷彰宏:著  ファーストプレス:刊

 時間は、「エネルギー」。
 つまり、振動数が上がれば上がるほど、エネルギーは増します。
 なので、まずは「魂の振動数」を上げることが重要です。

 眠気を誘うようなスローなバラードから、ノリノリで軽快なアップテンポのポップスへ。
 生活のリズム自体を、切り替えてしまうということが大切です。

 本書は、「魂の振動数」を上げて人生を加速させるための具体的な考え方やヒントが詰め込まれた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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お金を払って、時間を手に入れる。


 中谷さんは、お金は自由に生きるために必要な手段だと述べています。

 私はお金で時間を買っているのです。
 手元にお金がまわってきたら、それを時間に変えるにはどうしたらいいか、常に考えています。
 時間が手に入れば、モノをつくったり、考えたり、デートすることにも使えます。
 お金以上にいろいろな使い方ができるのです。
 結果として、それがまたお金になるという流れです。
 最初に「お金を払って時間を手に入れる」という感覚でいることです。
 ところが、どうしてもこの感覚に切りかえられない人もいます。
 自分は時間を買うほどお金持ちではないと思っているのです。
 実は、その人はそれ以上、お金を手に入れなくても生活できます。
 それなのに、自分の貴重な時間を渡して、人からお金をもらっているのです。

 『一流の常識を破る4「超一流」の時間術』 PART1 より  中谷彰宏:著  ファーストプレス:刊

「お金を払って時間を手に入れる」
 頭では理解できますが、実行するのは難しいです。

 お金と時間を秤にかけたとき、つい、お金の方に重きを置きがちです。
 しかし、その価値観を変えないと、いつまで経っても上手な時間の使い方が身に付きません。

片づける余裕がなくなると、時間はさらになくなる。


 忙しくなると、どうしても机の上が山盛りになって、新聞や郵便物が積み重なってしまいます。
 中谷さんは、そんな時に時間を生み出すコツは片付けをすることだとして、その理由を以下のように述べています。

 空間と時間とは連動しています。
 時間的に追いつめられると、空間が埋まり始めます。
 それを象徴するのが机です。
 机の上が山盛りになると、時間がどんどんなくなります。
 片づけは先行投資です。
 先行投資して机を片づけると、あとの仕事がよりスピードアップします。
 この原則がわかっていると、「こんな時に片付けなんかやっている場合じゃない」といううしろめたさを持たずにすみます。「忙しいから片づけられない」→「片づけられないからますます忙しくなる」という悪循環を断つことです。
「忙しいから片づける」→「片付くから時間が生まれる」というよい循環にすることです。

 『一流の常識を破る4「超一流」の時間術』 PART3 より  中谷彰宏:著  ファーストプレス:刊

 仕事のできる人の机の上がきれいなのは、このような理由からです。
「机の上の状態は、その人の頭の中の状態を表している」とも言われます。
 机の上を片づけることが、頭の中を整理することにつながります。

マナーよりも、自分の時間を優先する。


 中谷さんは、ゴルフをしません。
 その理由は、行って帰っての時間がかかりすぎるからです。

 中谷さんは、何かをする決断よりも何かをしないという決断をすることが大切だと述べています。

 私は、2次会にも行きません。
 パーティーで5分で帰る人間が、2次会に行くわけがありません。
 つまらなくなったら、途中で帰ります。
 これはマナーともかかわってきます。
 私は、マナーよりも自分の時間を優先しています。
 マナーは、嫌われないようにするためにはどうするかということです。
 私は、嫌われてもいいから自分の時間を大切にしています。
 嫌われないがためにガマンしても、ガマンした時間しか得られません。
 ガマンした時間は、生きている時間ではなく、死んだ時間です。
 死んだ時間がいくら増えても、自分の時間が増えていることにはなりません。
 ただ、苦痛が残るだけです。
 そこから回復するために、もっと時間がとられるのです。

 『一流の常識を破る4「超一流」の時間術』 PART4 より  中谷彰宏:著  ファーストプレス:刊

「ガマンした時間は、死んだ時間」
 大いに納得させられる言葉です。

 人に嫌われてでも、可能な限り「生きている時間」を過ごしたい。
 一瞬たりとも「ガマンした時間」を持つものか。

 その信念に、まったく揺るぎがないこと。
 それが中谷さんが圧倒的なアプトプットを生み出す原動力です。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 中谷さんは、最後に以下のように述べています。

「時間」イコール「行動」です。
 時間に対する考え方と行動力とは連動しています。
 より密度の濃い生き方、より豊かな生き方、よりうるおいのある生き方をするために、行動のスピードアップを図るのです。
 そのためには、取捨選択と集中が必要です。
 やることは誰でも簡単に決められます。
 時間を生み出している人の生き方は、エネルギッシュです。
(中略)
 やらないことを選択して決めると、生き方の価値観の軸が生まれます。
 自分は何を捨てて、何にこだわって、何を拾うかが決まります。
 行動がその人の思考、美学、哲学をつくるのです。

 『一流の常識を破る4「超一流」の時間術』 エピローグ より  中谷彰宏:著  ファーストプレス:刊

 時間は、1日に24時間、誰にも平等に与えられている。
 そう考えてしまいがちですが、実は違います。
 同じ1時間でも、意識によって、密度が濃くもなるし、薄くもなります。

「限りある資源」である時間を、これ以上無駄にしない。
 そのためにも、こだわりを持った時間の使い方を追求していきたいですね。

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