【書評】『科学的 潜在意識の書きかえ方』(小森圭太)

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 お薦めの本の紹介です。
 小森圭太さんの『科学的 潜在意識の書きかえ方』です。

 小森圭太(こもり・けいた)さんは、ビジネスコーチ・メンタルコーチです。
 量子論と脳科学の解釈を加えた引き寄せ実践体験を元に、独自の「量子論的引き寄せ理論」を構築、セッションや講座、セミナーなどを開催されるなど、ご活躍中です。

「内側」を変えると、「外側」が変わる!


 小森さんは、あなたの目の前に展開している現実は、あなたが意識していること、氣にしていることだと述べています。

 ここでいう「意識」は、私たちが自覚する意識(顕在意識)ではありません。
 自覚できない部分の意識(潜在意識)のことです。

 自分の思い通りに、現実が展開しない。
 それは、本当の自分の氣持ちや感覚を押さえ込んだ意識が邪魔しているからです。

 多くの人は自分の外側、つまり、環境を変えることで自分の内側である感情を変えようとします。
 つまり、人、モノ、金を望ましい状態に変えることで、感情的な満足を得ようとするんです。
 でも、多くの場合、その試みが上手くいかず、悩み苦しみます。

 案外、あなたもそのパターンを繰り返していませんか?
 実は逆なんですよ。
 あなたの内側、つまり、潜在意識(無意識)を本来のあなたが望んでいる方向に変えると、外側である環境が変わるんです。
 そして、その事実に多くの幸せな成功者や富裕層は氣付いています。
 実際にそのような成功者、富裕層の方々が、「なぜそうなるのか科学的な裏付けや理屈を知りたい」と、私の講座やセッションにお越しになる場合が結構あるからです。

 で、ちょっと手前味噌になりますが、そういう方々から、「小森さんの説明が一番わかりやすいし、腑(ふ)に落ちる」と言われています。
 講座やセッションには普通の会社員の方もいらっしゃれば、経営者、個人事業主など様々な方か来られます。
 そして、多くの方が自分の内側、つまり潜在意識(無意識)を本来の自分が望んでいる方向に変えることで環境という外側が変わる経験をされています。

 いくつか例を挙げると、

 “退職を決意していた会社で、唯一「やってみたい」と思える新設の部署に異動が決まり、今はワクワクすることと仕事が完全に結びついている状態です”(東京都、会社員)

 “講座受講を開始した7月から4ヶ月連続で副業の収入がアップし、その後も安定して収入をキープできるようになりました。また、家族や両親からも応援してもらえる機会が増えて、会社員からの独立という目標も実現することができました”(神奈川県、個人事業主)

 “美容の仕事をしておりますが、今までよりたくさんの仕事をいただき、また仕事内容も、充実してワクワクするような内容の仕事しかしなくていい状態になりました”(東京都、美容関係経営)

 などなど、挙げればキリがありません。

 私は、このような変化は誰にでも起こせると確信しています。
 なぜなら、意識の現象は物理法則ですから。
 意識の現象化を実感できないのは、意識のほとんどが潜在意識(無意識)だからなんです。
 私自身、根が理屈っぽい方なので、できるだけ科学的な視点で意識の現象化、つまり「引き寄せ」を考え、自分なりに試行錯誤を繰り返しながら実践してきました。
 そして、今や、講座やセッションを受けていただいた多くのお客様にも実践いただき、その効果を実感していただいております。

 その変化は、この本を手にとったあなたにもきっと起こるはずです。

『科学的 潜在意識の書きかえ方』 はじめに より 小森圭太:著 光文社:刊

 本書は、「意識の現象化」である引き寄せの法則を、量子論や脳科学のアプローチからわかりやすく解説した一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「量子」は、エネルギーでもあり、物質でもある


 この世界にあるあらゆるモノは、究極まで分解すると「素粒子」というこれ以上分解できない粒に行き着きます。

 素粒子を扱う分野が「量子論(量子力学)」です。
 量子とは、原子核以下のミクロ領域の物質を総称した呼び名です。

 量子力学の根幹をなすのが「量子は波であり、粒でもある」という現象です。

 つまり、量子は物質になっている時と、非物質になっている時があることが確認されているのです。
 しかも、人間の意識が介在すると物質化し、人間が意識していないと非物質の状態になっていることがわかっています。

 子供の頃に「だるまさんが転んだ」という遊びをしたことはありますか?
 この遊びに例えると、あなたが目をつむって壁側を向いて「だるまさんが〜」と言っている時には、他の子供たちはエネルギーの状態。
 で、「転んだ!!」と振り返った時に肉体として物質化している。
 ・・・・・なんてことになります。

 信じがたいことですが、量子のレベルではこの現象はきちんと確認されているんです。
 これを物理学の世界では「観測問題」と呼んでいます。
 なぜ「問題」かというと、量子を観測していると「粒」になっていますが、観測していない時は「波」になっているということがわかっているのですが、なぜそうなるのかは全くわからない。
 だから「問題」とされているんですね。
(中略)
 そういう現象を考えると、そもそも量子は、人間による観測という行為、つまり意識が介入しない状態では実在しない、となります。
 これを量子力学の世界で「非実在性」と呼びます。
 かたや古典物理学の世界では、「観測の有無によらず対象は存在する」と考えるのが当たり前であり、これを「実在性」と言います。

 量子力学が台頭してきた当初、この「非実在性」という考え方に多くの物理学者は「そんなわけないだろ〜」と異を唱えます。
 あの20世紀を代表する天才物理学者であるアインシュタイン博士も、「私が月を見ていない時、月は存在しないのか?」と言い、暗に量子力学を批判したほどです。
 でも、量子力学の正確さはのちの実証実験などで次々に証明され、量子力学の現象を懐疑的に捉える物理学者はもはやほとんどいません。

 今や量子力学は、私たちの生活になくてはならないほど身近な存在となっており、例えば私たちが日々使っているスマホなどの電子機器に搭載されている半導体は、量子力学の理論なしでは作れません。
 さらに言えば、量子という超ミクロで確認されていた「非実在性」という現象は、実証実験の技術が進むにつれて私達に身近なマクロ的世界でも確認されるようになってきています。
 つまり、私たちの住むこの世界が「意識なしでは実在しない」とするのは、もはや現実的な話なのです。

『科学的 潜在意識の書きかえ方』 第1章 より 小森圭太:著 光文社:刊

 ポイントは、私たちの肉体や、あらゆる物質の元となっている量子はそもそもエネルギー状態で、人間の意識が介入すると物質化するということ。

 私たちが見たり、触ったりするまでは、量子は波のまま。
 つまり、「エネルギー」の状態で存在しています。

 私たちが見たり、触ったりした瞬間、量子は粒になる。
 つまり、「物質」という形で存在するわけですね。

 にわかには、信じがたい話ですが、最新の科学では常識となっているのですね。

真実・現実の大半は「思い込み」


 目の前の現実を思い通りにするためには、無意識(潜在意識)をコントロールすることがカギとなります。

まず押さえておくべき脳の機能が、「脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)」です。
「RAS」と呼ばれ、脳内にあるフィルターのような役割をする器官です。

 人間は、目で「見える」ものを、そのまま見ているわけではありません。
 脳幹網様体賦活系というフィルターを通して、「見たい」ものを見ています。

 小森さんは、意識した時点で量子(素粒子)の状態が確定し、意識しているので脳が認識する範囲も決まり、その範囲をどう解釈するかでその人の現実が決まると述べています。

 実は、あなたが何を意識し、それをどう解釈するかは、「無意識領域で固定化された思考パターン」がそのほとんどを担っているんです。
 脳は人体エネルギーの20%を消費する「大飯食らい」なので、なるべく省力化してエネルギー消費を減らそうとします。なので、すぐに思考をパターン化して、余計な思考を減らそうとするんです。
 そして、この固定化された思考パターンが「思い込み(観念)」と言われるもので、もっと簡単に言うと、「あなたが信じていること」です。

 そして、その信じていることがあなたの目の前で「現実」として現象化します。
 これは第1章で説明させていただいた通り、あなたが意識することで、あなたの肉体を含め、現実を作っている波(エネルギー)の状態の量子が、粒(物質)となるからです。
 つまり、現実として現象化するということです。

 あなたはその現象化した「現実」を見て、さらに「そういうものだ」と確信します。
 確信しているので、ますますあなたの前でそれが現象化します。
 つまり、

 思い込み → 現象化 → 確信 → 思い込み → 現象化 → 確信

 という無限ループとなり、あなたの無意識に「それが現実だ」という確信とともに蓄積していく
のです。

 そして、人には基本的に「信じていることを信じたい」という欲求があります。
 信じていることを信じたいので、信じられないことが起きても、「ウソ〜、信じられない」なんて言って容易には信じません。
 あなたが今まで信じてきたことを、あなた自身で否定したくないからです。
 たとえそれが、あなたに望ましくない状況を引き寄せることだとしても、深層心理は「それを信じたい」と思っているんです。
 だから、信じていることをなかなか変えようとしないんです。
 ここがある意味厄介なんですよね。

『科学的 潜在意識の書きかえ方』 第2章 より 小森圭太:著 光文社:刊

 小森さんは、あなたが信じていることのほとんどは真実ではなく、あなたが勝手に、「それが真実だ、現実だ」と解釈(認識)したことだと述べています。

 私たちは、現実を自分で創り出し、その現実を自分の信念に従って解釈している。
 つまり、人間の数だけ「世界」があり、「真実」があるということですね。

 逆にいえば、現実を変えたいのなら、外側の世界を変える必要はないということ。
 自分の内側、潜在意識に潜む「信念」の部分を変えるだけでいいということです。

一流の人が使う「言葉」


 潜在意識をコントロールして、現実を変える。
 そのための具体的な方法のひとつが「言葉」です。

 小森さんは、自分が無意識に発している言葉を自覚し、意図的に良い言葉に変換しようと心がけるとよいと述べています。

 頭の中でつぶやく言葉は思考であり、物理的に言えば思考は脳内の電氣信号です。電氣信号ということは、そこに必ず電波、電磁波などの「波」が生じています。
 そして、私たちの筋肉も基本的には電氣で動いていますので、同様に「波」を出しています。
 そう考えると、波でも共振・共鳴してさらに大きく増幅する波もあれば、逆にその波を打ち消す波もあるはずなんです。
 つまり、あなたのエネルギーを強める思考(言葉)もあれば、エネルギーを弱める思考(言葉)もあるということです。
(中略)
 日本にも昔から「言霊(ことだま)」という言葉があるように、その言葉自体にパワーがあります。これは経験してみたらわかりますが厳然たる事実です。
 そして実は、一流の人と普通の人との違いは、「単に使う言葉が違うだけ」とも言われています。
 簡単に言えば、「一流と言われる人は意識して良い言葉を使い、普通の人は無意識に悪い言葉を使っている」ということです。
 実は、大きな違いはこれだけらしいのです。
 つまり、一流の人は、

 ありがとう
 嬉しい
 楽しい
 すごい
 素晴らしい
 幸せ
 えらい
 豊かだ
 ついてる


 などの言葉を意識して使っている。
 かたや普通の人は、

 ダメだ
 最悪
 ついてない
 ムカつく
 バカじゃないの
 死ね
 くそっ
 金がない


 などなど、書いていてもなんか氣分が悪くなりますが(笑)、こんな言葉を無意識に使っている。
 そして、この言葉の積み重ねが実は大きな違いを生んでいるんです。
 つまり、これが一流と普通を分ける些細だけど大きな違い、ということなんです。

『科学的 潜在意識の書きかえ方』 第3章 より 小森圭太:著 光文社:刊

「人は言葉でできている」

 そう言われるくらい、その人自身を表す大事なものです。

 自分の発する言葉は、当然、自分自身も聴いています。
 耳を介して、脳(潜在意識)に刷り込まれるわけです。

 どうせ使うなら、エネルギーを高める言葉を使いたいですね。

「丹田」を意識する


「身体の状態」を良好に保つことも、潜在意識をコントロールするためには欠かせません。
 そのために大切になるのが「呼吸」です。

 小森さんは、呼吸により副交感神経を意図的に働かせることが重要だと述べています。

 人は、副交感神経が優位になっている状態の方がパフォーマンスも上がり、直感やインスピレーションも冴えるからです。

 では具体的な呼吸法をお教えしますね。
 丹田(たんでん)の位置はおわかりになりますか?
 おへそから指3〜4本ぐらい下に位置した部位で、チャクラで言えば「第2」にあたります。
 日本でも昔から「肚が据(す)わってる」とか、「腹をすえる」とか言いますが、これはいずれも意識が丹田あたりにあることを指しています。
 その丹田を意識しながらまずは息をなるべくゆっくり吐き出します。
 丹田がわからなくても大丈夫です。下腹部を意識し、そこを凹(へこ)ませる感じで息を吐き出せばいいんです。
 下腹部を手で押さえながらでも結構です。
 だいたい5秒ぐらいを目安に息を吐き出せば良いです。
 吐ききったらあとは自然に息を鼻から吸い込みます。
 これを繰り返すだけなのですが、これをやっていると自然と呼吸が深くなり、息を吐き出す時間も長くなっていきます。
 そうすると副交感神経が自然と優位に働くようになるのです。

 このような呼吸を習慣化すればストレスへの耐性も上がり、落ち着いた良い身体の状態が持続するようになります。
 そして、その良い身体の状態に意識が引っ張られます。
 つまり、意識も良い状態になり、それに合わせて現実も変わっていくというわけです。
 なので、まずはこのような呼吸をなるべく意図的に行ってみてください。
 しばらくやっていればやがて習慣となり、無意識にそのような呼吸をしているようになりますから。

『科学的 潜在意識の書きかえ方』 第5章 より 小森圭太:著 光文社:刊

 呼吸は、生きている間は、誰もが繰り返し行っている作業です。

 無意識にやっている呼吸を、あえて意識的にやってみる。
 その作業だけで、潜在意識に与えるインパクトは相当あります。

 脳にも、体にも、精神にも好影響を与える呼吸法。
 ぜひ、習慣にしたいですね。

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「意識が現実を作っている」

 それを証明する数々の研究結果が世に出ている現在でも、賛否両論があります。

 もしそれが事実だとすれば、人生で起こるすべては、自分自身で創り出したことになります。
 つまり、自分の人生に100%の責任を負うことになります。

 人生には、偶然も、たまたまもない。
 すべては、自分の(潜在)意識次第。

 その厳然たる事実から目を背けずに、敢然と立ち向かう。
 その覚悟ができて、はじめて現実が変わり始めます。

 信じる、信じないは、あなた次第。
 でも、試してみる価値はあります。

 これまで説明困難だった「引き寄せの法則」を、科学的に解説した驚異の一冊。
 ぜひ、皆さんもご一読ください。

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