本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『宇宙人が教える ポジティブな地球の過ごし方』(the Planet from Nebula)

お薦めの本の紹介です。
the Planet from Nebulaさんの『宇宙人が教える ポジティブな地球の過ごし方』です。

the Planet from Nebula(ザ プラネット フロム ネブラ)さんは、米国在住の精神世界の探検家です。

「針の目」を抜けた先に待つ世界

新型コロナウィルスの流行などによって、短期間に私たちの生活は一変しました。
その影響によって、不満やストレスを抱えたり、気分がふさぎ込んでしまっている人は少なくないでしょう。

Neburaさんは、じつはこの未曾有(みぞう)の事態は偶然ではなく、必然的に起こっていると指摘します。

 地球では2万6千年に1度のアセンション(次元上昇)のチャンスが、今まさに巡ってきている。
30年以上前から私たちに「ワクワク生きること」の大切さを伝え続けている、日本でも有名な宇宙人の「バシャール」が言っているように、2023年の終わりに、私たちは「針の目」(針の穴)を抜ける。
今はその「針の目」を通っている真っ最中で、私たちは「針の目」を抜けるまでに、「目覚める」か「眠ったままでいる」かを決定するんだ。
「針の目」をくぐり抜けた先は、「ポジティブな世界」と「ネガティブな世界」に分岐する。「目覚め」を選択した人は「ポジティブな世界」へ、「眠り続けること」を選択した人は「ネガティブな世界」に進むんだ。

「ポジティブな世界」では、願いがよりスピーディーに叶うようになる。
これまて「種→発芽→成長→実」という経過をたどっていたのが、「種→成長→実」という感じで、ステップが少なくなるからだ。
一方、「ネガティブな世界」ではこれまで以上に、不安と恐怖が増幅されてスピードアップして展開されていく。

「じゃあ、どうやったらポジティブな世界に行けるの?」
この本にはその答えがはっきり書いてあるから安心して。
「針の目」ではさまざまな環境の変化や一見するとつらい出来事が起きる。
それは、「ありのままの自分らしくいるのに不要な考え」を徹底的にそぎ落とすために起きるんだ。
今の時期に自分の内面をしっかり見つめ、「不要な考え」を手放すことで、「ポジティブな世界」に移行することができる。
この「手放し」に必要なのが、バシャールも言っている、次の5つのステップだ。

①すべてを赦す
②自分を赦す
③過去の自分を断ち切る
④未来の自分にリンクする
⑤この4つを実践して、「今ここ」をワクワクで生きる

この5つのステップを経過すると、古いエネルギーを手放して身軽な自分になることができる。古いエネルギーを手放して身軽な自分になるには、自分に誠実な「自分軸」で内観し、“必要のないエネルギー”を見つけて手放していくことが重要なんだ。

「針の目」のタイミングは史上最高、絶好の「手放し」タイムだ。
自分にとって不要なものが、はっきりと浮かび上がってくるからだ。
しかし、この時期を過ぎると、手放したいエネルギーも自分の周波数に組み込まれてしまうので、引っ張り出せなくなる。
引っ張り出せなくなると、それらが自分自身の体験として引き寄せられてくるになるんだ。
じつはこの「手放し」には簡単なコツがある。
それはあなた自身のバイブレーション(波動)を上げること、つまり「バイブレーションを下げることをしない」のが正解になる。
これだけでバイブレーションは自動的に上昇するんだ。具体的には次のような行動が「バイブレーションを下げないこと」になる。

 ・気分が上がることに意識的にフォーカスし、気分が下がることに意識を向けない
・嫌な気持ちになるニュースを見るよりも、今安全に暮らしている自分に意識を向ける
・他人に支配されていると考えるのではなく、自分がコントロールできるパワーがあることに意識を向ける
・悲しみや怒りなどにフォーカスせず、喜びや豊かさの光にフォーカスする

自分の人生で「うまくいっていないこと」からフォーカスを外し、「うまくいっていること」にフォーカスしよう。
たとえ、あなたの人生で100の項目があって、99個がうまくいっていなかったとしても、たったひとつのうまく運んでいることにフォーカスすれば、残りの99個も「うまく運ぶよう」改善されていくようになる。
なぜなら、あなたのフォーカスがポジティブに合わさるからだ。
ポジティブにダイヤルが合わされると、ポジティブな体験か引き寄せられてくることになる。ちょうど、水が高いところから低いところへ流れる性質があるように、ポジディブな視点はポジティブな体験を引っ張ってくる性質があるんだ。
だから、ポジティブな視点で物事をながめることができるようになると、あなたの人生のすべてが、ポジティブにシフトして“いかざるをえなく”なる。
これは重力のように避けられないメカニズムなんだ。
(中略)
この本は私と、私のガイドである宇宙人の物語だ。
と同時に、あなた自身の物語でもある。
この本を読み進めるうちに、あなたのバイブレーションは自然と上がっていき、自分にとっての「不要な考え」が見えてくるはずだ。
「内側の自分」に意識のフォーカスが必要だと実感できるようになると、そこから新しいステップが展開されていくようになる。
そして、「古いエネルギー」から「新しいエネルギー」へとシフトする道を選んでいけるようになるんだ。

「生きること」をもっと楽しもう。「好きなこと」や「やりたいこと」にどんどん挑戦していこう。

そして、あなたが心の底から叶えたい「夢」に焦点を合わせて、「ドリーマー」になるんだ。
「夢」をどんどん語って、自分の人生に落とし込んで、あなたが自分の力で道を開いていくんだ。あなたがワクワクを語れば語るほど、夢の実現に拍車がかかる。
冒険を怖がらないで!
あなたは地球に冒険しにやってきているのだから。

『宇宙人が教える ポジティブな地球の過ごし方』 はじめに より the Planet from Nebula:著 ダイヤモンド社:刊

本書は、Neburaさんが、バシャールをはじめとする高次元の存在たちからのアドバイスをもとに、「ポジティブな世界の住民」になるための方法をまとめた一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「手放し」に必要な5つのステップ

Neburaさんのガイド(この世を生きるために導く霊的な存在のこと)であるアイシスは、「針の目」はちがう次元へ抜けるトンネルのような、通路のようなものだと指摘します。

アイシス 「針の目」は、ちがう次元へ抜けるトンネルのような、通路のようなものなの。
「針の目」を抜けると、「目覚めて生きる選択をした人」と、「眠ったまま生きる選択をした人」のリアリティに分岐していくようになるわ。
でも、2つだけの世界ではなく、複数の「目覚めて生きる世界」と「眠って生きる世界」に分かれていくようになるのよ。
バシャールも言っているように、私たちが「針の目」を抜けるタイミングは2023年だから、今から自分の内面を見つめて、「不要な考え」を手放して、「自分らしい自分」になっておく必要があるの。
それは、「向こう側の世界」に何を持っていくかによって、それが強調されて実現されることなるから。

たとえば、「陰謀説」を信じる人は、陰謀説が本当になる世界を体験するようになるし、喜びとワクワクの世界を信じる人は、本当に喜びいっぱいのワクワクする世界を体験することになるのよ。

ネブラ あっ、それで、「『自分ではないエネルギー』を手放しなさい」って言っているわけか!

アイシス そう。そして、この「手放し」にはバシャールも言っている、次の5つのステップが必要になるの。

①すべてを赦す
②自分を赦す
③過去の自分を断ち切る
④未来の自分にリンクする
⑤この4つを実践して、「今ここ」をワクワクで生きる

この5つのステップを経過すると、古いエネルギーを手放して身軽な自分になることができるのよ。
古いエネルギーを手放して身軽な自分になるには、自分に誠実な「自分軸」で内観し、“必要のないエネルギー”を見つけて手放していくことが重要なの。

ネブラ 言うのは簡単なんだけど、やるとなると大変じゃない?

アイシス それはまったくの思い込みよ。あなたが変化しようとしたとたん、ネガティブな思いがどんどん湧いて出てくるでしょ?
それは、「ネガティブな信念」そのものが、あなたに変わってもらいたくないからなの。
たとえば、やってみたいことがあっても、自分の実力じゃまだ無理だと思って、挑戦する前にあきらめてしまうこともあるわよね。それはネガティブな信念があなたに変わってしまわないように仕向けているからなのよ。
ネガティブな信念にとって、「手放し」って、「死」を意味しているの。「自我の死に値する」って思い込んでいるからよ。
たとえば、本当は孤独が嫌なのに、一歩踏み出すのが怖かったりすることってあるでしょう?
それは、ネガティブな信念が「もしも新しい自分になっちゃったら、古い自分が消えちゃう」と考えているから、「変化したら今よりもっとひどい状態になるよ」と私たちを脅して、新しい自分になるのを食い止めようとするの。
人間って、「変化」を嫌って、「現状維持」に安心するでしょ?
それってネガティブな信念が、「君が変わったら怖いことになるぞ」ってすり込みをしているからなの。でも、これみんなウソよ。もちろん、このウソを本気にしたら本当になっちゃうんだけどね。
「ネガティブな信念」はあなたに執着しているエネルギーなの。
あなたなしでは生きられないって、エネルギー自体が思っているのよ。
だからあなたに変わってほしくないの。

ネブラ じゃあネガティブな信念を完全に手放せばいいってことだよね?

アイシス まあそうなんだけど、実際にはネガティブな信念を捨ててしまうことは不可能なの。なぜなら「存在しているもの」を「存在しなくすること」は不可能だから。
それよりも「あってもなくてもよし」の状態にして、それを選ばないでいればいいって感じ。
嫌なやつはいるし嫌な仕事もある。不安もあるし、恐怖もある。だけどそれを見続けないことはできるでしょ?
ようは、おいしい食事がいっぱい並ぶバイキングに出かけて、食べたくない食事はお皿に取らなければいいの。

ネブラ なるほど。「手放し」の意味がようやくわかった気がするよ!
体験したくないエネルギーに集中しないってことだね。

アイシス そういうことよ。

ネブラ ちなみに、この「針の目」のタイミングでみんな手放しして、アセンションできるの?

アイシス そういうわけではないわ。「アセンション」はみんなに平等に与えられている機会なの。でも、それを選ぶかどうかはあなたたち次第。
さっきバイキングの話しをしたでしょう? それと同じで、今世で目覚めること、つまりアセンションを選ばない選択をする人もいるの。「眠り」を選択する人たちはいっぱいいるわ。
でも、それは別に悪いことじゃないの。次の機会でもいいわけだし、あなたたちには選択の自由があるからね。

『宇宙人が教える ポジティブな地球の過ごし方』 第1章 より the Planet from Nebula:著 ダイヤモンド社:刊

私たちは、本来、「喜び」そのものであり、「幸せ」そのものです。
そうであることを妨げているネガティブな考えや感情は、すべて「自分ではないもの」。

必要のない、ネガティブなエネルギーを手放す。
そうすれば自然と、自分本来に備わっているポジティブな周波数が溢れ出し、同じポジティブなエネルギーを引き寄せます。

ネガティブな信念もまま眠っているか、ポジティブな信念で目覚めるか。
それは私たちの選択に完全に委ねられているということですね。

「泥棒」と「盗まれたくない人」は引き寄せ合う

ネブラさんの別のガイド、シャライーは、ポジティブな考え方をする人は、その思いに停滞せず、新しいポジティブな考えに切り替えることができると指摘します。

つまり、起こっている現実に決まった意味はなく、私たちがそれに意味づけしているということです。

 2児を育てている女性の友人から、「今日あなたに会って話がしたいの。じつはいろいろ悩んでいて・・・・・」と連絡があった。
彼女は子育てが落ち着いて、職場復帰したばかりだった。

「ごめんくださーい」
友人がスイーツをたくさん持って現れた。
友人はソファに座るや否や、「ママ友にどう思われているのかってことばかり考えてしまって、このままだと病んでしまいそう・・・・・」と打ち明けてくれた。
家事やお料理、子どもたちの服装までもが評価の対象になっている気がして、気が気でないと言う。
「もう誰とも会いたくないわ。学校の説明会には仕事で参加できないし、体操着や上履きも清潔に洗って用意してあげなくちゃいけない。でも、いつもそれができるわけではないし」
あるときは、あなたの息子の水筒が汚れている、とわざわざママ友から連絡があったそうだ。
「水筒の外側にシールが貼ってあって、そこが少しカビていたの。でも、中はキレイなのよ」
おまけに、「あなたが子どもを厳しくしかりすぎだって、Aさんが言ってたわよ」って、別のママ友から報告を受けたりもするらしい。
「あまりにもいろいろ言われるから、自分のやっていることは変じゃないかしら、ママ友にどう思われるかしら、って何もかも心配になってきちゃって・・・・・」

彼女の話を聞いていると、一瞬、頭の中でバシャールのマントラ「それがどうした?/So what?」のフレーズが見えた。
マントラのはじっこでシャライーが手を振っているのが見える。
このフレーズはさすがに言えない。
トイレに立ったついでにシャライーにフォーカスすると、シャライーがプラカードを持って立っているのが見える。
先ほどの「それがどうした?/So what?」をサッと消して、代わりに「自分がどう思うかが大切」と書いてくれた。
「こっちだったら伝えられそうだ。ありがとう、シャライー!」

トイレから戻って、先ほどもらったメッセージをこう伝えた。
「人がどう思うかではなく、自分がどう思うかにフォーカスを移して。
今の君は他人軸になっていて、人の目線で自分をジャッジしてしまっている。
そうじゃなくて、軸を自分に戻してあげるといい。
そうすると、自分の目線で周りを見ることができるようになって、よけいな気負いをしなくてすむ」

メッセージを聞いた瞬間、彼女はハッとした顔になって、
「たしかに、私は他人の目で自分をジャッジしていた気がする。私自身の気持ちをゆっくり見つめてみるわ」
と答えた。その表情には本来の彼女らしい、穏やかさが戻っていた。
彼女の様子を見ていたら、バシャールの言う、手放しに必要な2番目のステップ、「自分を赦す」が理解できた気がした。彼女が帰ったあと、気がつくと家の前に見事な虹が出ていた。
しばらくぼんやり虹をながめていると、頭の中でシャライーが話し始めた。

シャライー 「自分軸」で物事をながめると、必ず虹のような美しい輝きを見つけることができるんだ。なぜかというと、自分の光がベースになっているから、光を見つけるのはたやすいのさ。
でも、「他人軸」だとそうはいかない。美しい光はどこからも見えてこない。逆に影ばかりが気になってしまうから、光がどこにあるかわからなくなるんだ。つまり、混乱してしまう。

そもそも、誰かに何か嫌なことを言われたとしても、気に病むだけムダなんだ。なぜなら、君をよく知る友人や家族でさえ、君のことを君ほどちゃんと理解できている人はいないから。大して親しくもない相手なら、なおさら君をことをわかっていない。ここまで君にフォーカスできる人は、君以外に誰ひとりといないのさ。
みんなそれぞれ自分の人生を生きているわけだから、彼らに君の人生の文句を言われる筋合いはないんだ。
しかも、彼らが君に向かって話しているように見えることでも、じつは彼らは自分自身について話しているだけなんだ。
「分離している視線」で君にではなく、自分にダメ出しをしているわけだから、何を言われても気にすることはない
のさ。

ネブラ でも、ダメ出しするママ友を引き寄せているのは彼女自身でしょ?

シャライー そのとおり! 彼女は自分が良い母親じゃないかもしれないという、うしろめたさがあるだろう?
だからこそ、ダメ出しするママ友が引き寄せられているんだ。つまり、彼女の思い込みをママ友が代弁してくれているのさ。
でも、勘違いしないでほしいのは、これが真実だと言ってるんじゃない。あくまで、君の友人が信じていることが物質化されているにすぎない。
宇宙は絶対にムダなことをしない。
ダメ出しする人がいたら、受け取る人も必ずいるんだ。ちょうど、君の友人とママ友の関係みたいにね。

ネブラ なんだか磁石みたいだな。

シャライー まさに磁石だよ。
泥棒を働く人がいたら、盗まれるかもしれないと恐れる人とペアになる。人が怖いと恐れる人に、嫌がらせをする人が引き寄せられてくる。
出す側がいたら、必ず受け取り側がいるのさ。
だからこそ、自分のフォーカスを「喜び」に設定することが重要になる。
すると、喜びが引き寄せられる磁石が活性化するから、もっと大きな喜びが引っ張られてくるようになるんだ!

『宇宙人が教える ポジティブな地球の過ごし方』 第2章 より the Planet from Nebula:著 ダイヤモンド社:刊

ネガティブな現実は、ネガティブな周波数(考え方)の現れ。
それに対して、ネガティブな反応をしていたら、再びネガティブな現実が繰り返されます。

この悪循環を断ち切るには、現実に対する意味づけを変えるしかありません。

ポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるか。
「自分軸」で捉えるか、「他人軸」で捉えるか。

どちらの現実を引き寄せる“磁石”になるか、しっかり意識して選択したいですね。

「お金は特別」という意識をリセット!

ネブラさんの別のガイド、シリウスくんは、「引き寄せの法則」について宇宙はすべて「足し算」で、「引き算」ではなく、「嫌いなものをなくす」ことができない世界だと指摘します。

つまり、「あれが嫌い」と言ったら、“嫌いなんですね。ではもっと嫌いなものをどうぞ”という具合に、宇宙は君が思っているものと同じものを返すということです。

例えば、「お金」を引き寄せたいなら、お金があって豊かな暮らしをしている、その豊かさの感覚を持っていることが大切です。

 ワシントン州の秋は本当に美しい。1年を通して一番好きな季節だ。秋が深まる頃、木々の葉っぱが鮮やかな黄色と赤色に変わるので、まるで何かをお祝いしているみたいだ。
そんな紅葉が深まる頃に、友人と森へハイキングに出かけることになった。この日は少し風があったけれど、一点のくもりもない青空の日だった。
こちらでは、秋晴れのことを「インディアン・サマー」と呼ぶ。
紅葉のまっただなかの森の中を歩くのは、なんとも幻想的だ。
葉っぱが黄金に光って風で舞い上がっている。すると友人が、「まるで黄金の紙吹雪が舞ってるみたいだね」と言う。
「もしこの葉っぱが本物の黄金の紙切れだったら、君はどうする?」
「全部かき集めるに決まってるじゃないか」と友人が即答した。
私たちは黄金色に染まる葉っぱの上に腰を下ろし、まるで本物のゴールドを手にしているように、何枚かの葉っぱをそっと手にとった。
「本当にきれいに光ってる。何かご利益がありそうだよ」
私は数枚の黄金に光る葉っぱを、家に持ち帰ることにした。
家に戻ってから、持ち帰った数枚の黄金の葉っぱを、何か深い意図があったわけでもなく、財布の上に乗せておいた。
すると数日後、不思議なシンクロが起こった。郵便で小切手が送られてきたのだ。
「うわ! 300ドルの小切手だ。昔使っていた車の保険会社からだ」
おそらく、新しい保険会社に変えたときに払い戻しがあったんだけど、それが手違いで払い戻しされていなかったらしい。
でも、払い戻しを受け取った記憶があったので、実際のところ「なぜお金がやってきたんだろう」という感じだ。

「やぁ! 僕を呼んだかい?」
シリウスくんだ!

シリウスくん 君のところに300ドルの小切手がやってきたのは偶然じゃないよ。君と友人が話してたとき、一瞬、葉っぱが本物のゴールドに見えただろう? つまり、本物の黄金の紙が舞っていると、一瞬だけでも信じることができたんだ。
お金はエネルギーなんだ。豊かさもエネルギーで、君たちの思考も思いも机も何もかもが同じエネルギーでできているのさ。
だから、お金が特別で葉っぱが特別じゃないっていうのは、君たちの思考(エネルギー)がそうさせちゃっているだけなんだ。
それとね、エネルギーは流れやすいところに流れていく性質がある。
水の性質みたいにね。だから、ブロックのある、急な坂道を逆流してくるなんてことはなかなか難しいんだよ。

ネブラ じゃあ、お金がやってきやすくするにはどうすりゃいいんだい?

シリウスくん まず、君たちにとってお金は特別な思いがあるから、その思いをリセットする必要がある。
よく考えてみて。お金はただの紙切れだ。コインはただの金属の塊。これだけ見ていたって何の特別感もないはずだよ。
でも、君たちはこれらを特別視しているから、気持ちのブロックを大きくしちゃっているのさ。
さっきも言ったけど、お金はエネルギーだ。エネルギーは流れやすいところに流れる性質があるのさ。たとえば、君は一瞬でも黄金色の葉っぱを価値ある紙幣のように思っただろう?
そこにはなんのブロックもない、ただ純粋にお金のエネルギーを葉っぱにすり替えて受け取っていたんた。

ネブラ 葉っぱが引き寄せられてくるのではなく、お金が引き寄せられてきたのは、あの一瞬の思いがあったからなんだね。

シリウスくん その通りだ。お金はもともと感謝の意を表すひとつのツールだったんだ。感謝の物質化がお金だったのさ。
そして、さっきの君は美しい黄金色の葉っぱを美しいお金に見立てていた瞬間、感謝の気持ちでいたのさ。
でも、最近の君たちはお金をサバイバルのツールにしちゃってる。
お金がないと生きていけないって考えている。
これでは、エネルギーの流れを悪くしちゃうだけなんだよ。
さっきも言ったけど、エネルギーは水の性質みたいにブロックがあるところを避けて通るからね。

ネブラ お金に対する思いを感謝に戻してあげるんだね。でも、それだけでは足りない気がするなぁ。

シリウスくん 君たちは物事を難しくする傾向があるから、手応えがあるほうがいいんだね。よし、わかった。次のワークをするといいよ。
自分宛てに「10万円」と書いた小切手のようなメモをつくって、これをいつも財布に入れておく。そして、ネットショッピングでもいいし、ウインドーショッピングでもかまわないからから、イメージで10万円を使うんだ。
次の日は10万円増やして20万円、また次の日はさらに10万円増やして30万円。これを毎日続けると、1年後には3650万円使える小切手のイメージになる。
日に日に買える規模が増えるし、お金に対する思いが軽やかになってくるはずだ。別に毎日続ける必要はないけど、お金に対する思いを軽やかにしてエネルギーの流れをよくしてあげるんだ。

『宇宙人が教える ポジティブな地球の過ごし方』 第3章 より the Planet from Nebula:著 ダイヤモンド社:刊

お金も、他の物質と同様「エネルギー」です。

お金を引き寄せる「豊かさ」の周波数(意識、考え方)を手に入れること。
お金の流れを悪くする「ブロック」を取り除くこと。

それがお金というエネルギーの流れの循環させ、より大きな流れへ広げていく秘訣だということですね。

「ゾロ目」は高次元の存在からのメッセージ

「8888」のような同じ数の並び、いわゆる「ゾロ目」と呼ばれる数字。
ゾロ目をよく見るようになることは、スピリチュアル的に意味のあることです。

バシャールは、ゾロ目は標識みたいなものだといい、「バイブレーションがチューニングされて、こっちに向かってる」ってことを教えてくれているのだと指摘します。

ネブラ シャライー、こんにちは!

シャライー 来てくれてありがとう。夢の世界のほうが説明しやすいからね。
ところで、シンクロ番号について知りたいんだったね。

ネブラ そうそう! もっとくわしく知りたいんだ。

シャライー オッケー! シンクロ番号のことを君たちは「ゾロ目」って言ったり、「エンジェルナンバー」って呼んだりするけど、これらはみんな高次元からの「サイン」なんだ。バシャールが言っていたみたいにね。それぞれに意味があるんだよ。
たとえば、数字の「8」は「インフィニティ」、「非物質界と物質界」を表してていたり、「豊かさ」を表していたりする。
あと、「8」はバランスがいい番号として認識されていて、構造的にも「安定」を意味しているのさ。

ネブラ でもさ、みんながみんなゾロ目の意味を知っているわけじゃないし、見ても何も感じない人も多いと思うんだけど?

シャライー ゾロ目も「許可証」のひとつなんだ。だから、それを受け取るか受け取らないかは君たち次第になる。
ちょうど、お化け屋敷を本気で怖がる人と、まったく意に介さない人がいるのと同じさ。

ネブラ 「許可証」って何を許可するの?

シャライー 「許可証」は、「ありのままの自分になる許可」を自分自身に与えてくれるものなんだ。宗教だってヒーリングだってタロットだって運動だって、みんな「許可証」だ。
だから、君がワクワクすることであれば、なんだって「許可証」になり得る。「ありのままの自分になる許可証」として発揮させることができるのさ。

ネブラ そういえば、最近よく「1111」も見かけるんだ。
これはどんな意味なの?

シャライー 11、22、33のゾロ目は「マスターナンバー」って呼ばれている。
とくに「1111」は“覚醒”に関する番号で、「光り輝くことがやってくる」っていう意味になるんだ。
君たちの多くが「1111」を見たりしていると思うけど、この番号に気づいたときの自分のバイブレーションと、そのときの感覚を覚えておくといいよ。
このときの「あり方」が、覚醒を認識できる意識の状態だ、ってことを教えてくれているんだ。

ネブラ 誰が教えてくれているんだい?

シャライー 君自身だよ。君のハイヤーマインドさ。
君のハイヤーマインドが、君はちゃんと進みたい道を歩んでいるよって物質界の君に教えてくれているのさ。

ネブラ バシャールが言っている「標識」のことだね。
それとね、「1112」とか、「8889」とか、もうちょっとでゾロ目になりそうなのもよく見かけるんだけど、これはどういうこと?

シャライー それは僕がやってるんだ。君の悔しがる顔がおもしろくってさ。人間の感情の動きって、僕たちにはエイリアンすぎておもしろいんだ。

ネブラ ぬ〜! それは君の仕業だったのか! この間も「4444」だと思ったら、「AA44」だったんだ。

シャライー ごめんよ。でも僕たちササニ人にとって、君たちの感情の動きはとっても勉強になるし、最高のエンターテインメントなんだよ。また楽しませてもらうよ! じゃあね。

夢から目覚めたとき、時計がちょうど3時33分を指していた。「333」はササニ文明と関係の深いナンバーなんだ。

『宇宙人が教える ポジティブな地球の過ごし方』 第4章 より the Planet from Nebula:著 ダイヤモンド社:刊

数字に限らず、私たちが日常で何気なく目にするものにも、ハイヤーセルフからのメッセージが込められています。

「この世界には、偶然はない」
「世の中の出来事には、すべて何かの意味がある」

そんな意識で日々過ごすことが、ポジティブな波動を呼び込み、アセンションへの道を切り開いてくれるのですね。

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私たちは今、新しい平行世界へ続く廊下を通っている最中です。

ネブラさんは、あと数年後に廊下を抜けて、自分の「あり方」に沿った世界を体験するようになるとおっしゃっています。

そのためにすべきは、あと少しの間に手放しと統合をすませ、できるかぎり、「ありのまま」でクリアな自分になることです。

そうすることで、今の自分では考えつかないような素晴らしい世界を体験することになります。

これまでと同じように、眠ったまま「ネガティブな世界」を生きるか。
これまでと正反対の、目醒めた「ポジティブな世界」を生きるか。

まさに、今この瞬間が、その分かれ目だということですね。

「針の目」を抜け、生まれ変わったポジティブな地球を過ごす。
2万6千年に一度の大チャンスを手に入れるための秘訣が、本書には散りばめられています。

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