本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『目醒めへのファイナルメッセージ』(並木良和)

お薦めの本の紹介です。
並木良和さんの『目醒めへのファイナルメッセージ』です。

並木良和(なみき・よしかず)さんは、スピリチュアル・カウンセラー・作家です。
宇宙の叡智やスピリットガイドたちと協働しながら「本来の自分」に一致して生きるための「統合(LDLA)」を伝え、本来の人間が持っている能力や生き方、そして目醒めた状態で人生を謳歌する「在り方」を、自らの体験を通して国内外を問わず世界に教示されています。

あなたの目醒めは、順調に進んでいますか?

今、たくさんの人々が「目醒め」に興味と関心を持つようになっています。

並木さんが、目醒めへの扉が完全に閉じるといわれる2021年の冬至に向けて、私たちに呼びかけたいこと。
それは「あなたの目醒めは、順調に進んでいますか?」ということに尽きると述べています。

 2018年に出版した拙著、『本当のあなたを憶い出す、5つの統合ワーク 目醒めへのパスポート』(ビオ・マガジン)では、僕たちがこの時代において、深い眠りから目を醒ますべき大きな転換期に直面していることをお伝えしながら、本当の自分を憶い出すために、自らを「統合」していく大切さとその方法についてお話しました。

「目醒める」とは、「僕たちは、本来誰もが神であることを憶い出し、そのパワフルな自分で自由自在生きていく」という意味でもあるのですが、の本はまさに、あなたか深い眠りから目醒めて、新たな世界へ旅立つための“パスポート”でもあったのです。

次に、2019年に出版した続編の『新しい地球で楽しく生きるための目醒めのレッスン29』(ビオ・マガジン)は、目醒めのパスポートを手にした人たちが、新しい自分を生きるための“チケット”の役割を果たす本となりました。
この本では、目醒めへのエントリーを決めた人たちが、どのように日常生活の中で目醒めを実践していけばいいのかについて、新しい時代を生きるための習慣や考え方、そして、日々の暮らしの中で実践できる簡単なワークなどをご紹介しました。

目醒めとは、ただ単に、「こんな世界がやってくるんだ。目醒めたいな〜!」などとイメージをするだけで叶うものではなく、あなたが実際に日々のレッスンを通して、肉体と精神と魂の波動を上げながら目醒めていく必要があるからです。

そして、今回の『目醒めへのファイナルメッセージ』では、2021年冬至に向けて、いよいよゲートが閉じようとしている、そんな大切な1年を迎えている今、まっすぐ目醒めへのプロセスが進んでいるかを確認し、軌道修正しながら、ゲートを潜り抜けた先、つまり、“アフターゲート”に備えていくための本になります。

さて、昨年は新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、世界中に大激震が走りました。
けれども、時代の大きな転換期にある今、これからも、大激震とも呼べるような出来事が次々と形を変えて起きてくるでしょう。
でも、もし、あなたが本当の意味で目を醒ましていくなら、外で起きている出来事に左右されることなく、ネガティブな影響を受けることもないのです。

この本では、そのための心の持ち方や在り方についてもお話していきたいと思います。
さて、すでに何度もお伝えしているように、2021年の冬至には、目醒めへの扉が完全に閉じることになります。
今、あなた自身も目醒めへの旅路を歩んでいるからこそ、そのプロセスにおいて、時には迷路に迷い込んだりすることもあるかもしれません。

でも、安心してください。
本書を読み終えたあなたは、目醒めの目的地に向けて、厚い雲に覆われた乱気流から飛び出し、視界の開けた大きな滑走路が続くルートに降り立てるように導かれるはずです。

新たな自分を生きるためのパスポートと、目醒めへのチケットを手にしたあなたの旅路が心躍るワクワクしたものでありますように。

『目醒めへのファイナルメッセージ』 はじめに より 並木良和:著 ビオ・マガジン:刊

本書は、私たちを「目醒め」という最終目的地に導くガイドブックとなる一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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意識改革を促すために起きた「パンデミック」

2020年に世界中を巻き込んだ「新型コロナウイルス」というパンデミック。
その意味は、自分たちではどうにもできない、という状況の中で、自らに眠る才能や資質を発揮して、より強くなりなさい!」という宇宙からのメッセージでした。

並木さんは、それは、つまり、「これまでの古い価値観はもう通用しなくなるので、新しい価値観を見出して生きていきなさい」、という予告でもあったと指摘します。

 スピリチュアルに関心のある人は、「新しい自分になりたい!」「自分を変えたい!」と、これまで関連する本を何冊も呼んだり、セミナーに通ったりして、“知識”は十分に得られていることでしょう。
でも、そうした人たちの中にも、まだ先述のように「この騒動が落ち着いたら、スピリチュアルな生活に戻ろう!」などと考えている人がいます。
でも、どんなシチュエーションであったとしても、学んだ知識を日々の生き方に落とし込み、日常でそれを使えないのなら、実際のところ何の意味もありません。

僕からすると、そんな人たちは“目醒めをイメージだけで捉えていた人”に他なりません。
でも、そのことに今、気づけた人はまだ間に合うのです!
スピリチュアルはリアルに落とし込んでこそ、価値があるものとなるのです。それができなければ、ただの“スピリチュアルごっこ”で終わってしまうことになるでしょう。
だからこそ、僕たちは今ここから本当の意味で現実に向き合い、「目を醒ましていこう!」という意識になることで、この現状を目醒めのチャンスと捉えて大きく飛躍できるのです。

まさに今、人類は、「自分たちにはどうにもできない」ことを集合意識から起こし、それを超えることで、今まで体験したことのない意識へと進化しようとしているのです。

「私たちは、そんなに大きな変容のタイミングを迎えているんだ」と認識した人から、目醒めのプロセスが開始することになるでしょう。

すでにご存じの方もいるように、僕は目醒めについてお話するときに、これまでずっと一貫してタイムリミットを設定して語ってきました。

なぜでしょうか?
それは、タイムリミットという、「いついつまでに!」という明確なインプットがあってこそ初めて、僕たちの脳は本格的に始動するようになっているからです。

学生時代の夏休みの宿題を思い出してみてください。
ある人は、夏休みの開始とともに9月1日の新学期に提出する宿題をスタートし、すでに8月の中旬には余裕をもって終え、後は思いっきり楽しく遊ぶ毎日を過ごしていた人もいたでしょう。
その一方で、頭の隅ではいつも宿題のことを気にかけながらも、ついつい誘惑に負けて遊んでしまうタイプの人もいたはずです。
つまり、母親に「はやく宿題やらなくちゃダメよ!」と言われても、「わかった!」と答えながら、「まだまだ夏休みは残っているのだから、なんとかなるさ」、とたかをくくっていたのです。
でも、そんな呑気(のんき)な人も、8月25日あたりから焦りはじめます。そして結局、休みが終わる数日前から家族に手伝ってもらいながら、なんとか徹夜で宿題を仕上げて、新学期に間に合わせていたのではないでしょうか。
そして、当然ですが、きちんと計画を立てて宿題を進めていた人と比べて、後者の場合は、付け焼き刃であるため、宿題の内容も自分の血肉にはなっていなかったはずです。

目醒めに関しても、同じことが言えます。
「今、この惑星は次元上昇の時を迎えているので、目を醒ましていきましょう」とだけお伝えしていたら、「なるほど、そうなんですね・・・・・。了解! いつかそのうちね!」で終わってしまう人がほとんどでしょう。
だからこそ僕は、数年前から「2021年の冬至に目醒めのサイクルのゲートが閉じます。だから、そのための準備をしていきましょう」と、目醒めのサイクルにおけるタイムリミットをお伝えしてきたのです。

そして、いよいよゲートが閉じようとする直前に、現実の世界で「さあ、本当にもうすぐですよ!」と最終コールを促すように起きたのが、新型コロナウイルスによるパンデミックという出来事だったのです。

でも、この予想外の出来事が、ショック療法のような役割を果たした人も多いはずです。
そして、「今こそ目を醒ましたい!」と思えるようになった人もいるのではないでしょうか。
なぜなら、人は予想もつかないような出来事に直面することで、もともと潜在的に持っていた火事場の馬鹿力のようなパワーを発揮するからです。
この出来事を通して大きく意識を変えた人は、後で思い起こしたとき、「あのコロナのタイミングがターニングポイントだったんだ」と、きっと気づくことでしょう。

だからこそ、僕はこれからも、“締め切り”のように、あえてタイムリミットをお伝えしながら、皆さんに目醒めを促していくことになります。
人は締め切りがあるからこそ、その目標に向かって動いていけるからです。
逆に言えば、期限がないと人間は、なかなか動かないし動けない生き物なのです。

そもそも、僕たちはどうして「時間」というものが存在するこの惑星にやってきたのでしょうか?
それは、時間があるからこそ、自分たちの成長を加速させることができる、ということをすでに知っているからです。
ぜひ、そのことを思い出してください。僕たちは、時間を上手に利用することで、今は想像もつかない大きな変容を遂げることも可能になるのですから。

「あなたのペースでいいですよ。その気になったら目を醒ましてくださいね!」と、この時期になってまで、やさしくお伝えしていたら、あなたは、おそらく永遠に目醒めることはないでしょう。

『目醒めへのファイナルメッセージ』 第1章 より 並木良和:著 ビオ・マガジン:刊

締切が近づいても、なかなか本気を出そうとしない私たちに警鐘を鳴らす出来事。
それが「コロナ」だったということですね。

目醒めへの導火線に火がつくか、つかないか。
それは私たちの受け止め方、意識の変化次第だということです。

「ワクワクしない」裏に何が潜んでいるかを探る

目醒めワークを習慣にしているけれど、いまいち効果が感じられない。
そんな人は、目醒めの意味や理解を少し取り違えているのかもしれません。

例えば、次のような質問に対して、どう感じるでしょうか。

「今の仕事は苦手でワクワクしないので辞めた。これからは好きなことだけをやっていこうと思う」

 この質問は、少しトリッキーだったかもしれませんね。
「勤めている会社がワクワクしないので辞めた」というのは、「統合」という観点から見たときに、決して間違いではありません。

でも、あなたが「ワクワクしない」ということの裏には、きっと何か理由が隠れているはずです。
それは、「仕事がつまらないので嫌だ」とか、「会社の上司がどうも苦手」とか、「残業ばかりでキツいわりには、お給料が低い」などという、それぞれの状況に対するマイナスの感情があるはずです。
そして、そういった現状から逃げるために、「ワクワクしない」という言葉でごまかしていることもあるのです。

まず、あなたがその会社を「辞めたい!」と思う理由はいろいろあるにしても、シンプルに「居心地の好くない感覚」があるはずです。
そしてその感覚は、まさにあなたのハイヤーセルフから、「それはあなたの周波数ではなく、地球の周波数ですよ」というメッセージがやって来ているということなのです。

ですから、その感覚を捉えたら、そこから目を逸(そ)らさずに丁寧に外していきましょう。
目醒めるということは、地球の周波数を外し続けていくことでもあるので、居心地の好くない感覚に気づいたら、その感覚がなくなるまで、何度でも手放していくのです。

そして、手放した後に、もう一度自分に向き合ってみてください。
居心地の好くない感覚を手放して波動が上がると、あなたの目醒めは加速し、新たな周波数で構成された世界に存在することになるのです。
その上で、改めて自分の仕事に思いを巡らせてみるのです。
それでも、「この場所は、やっぱりもう、自分のいる場所ではない」と明確に感じるのであれば、その判断は、あなたにとって正しいでしょう。
でも、手放した後に自分と向き合うと、「この仕事をこんな視点で捉えたら、面白くなるかもしれない」と思えるかもしれません。
波動が上がることで、高い視点を持つ新しいあなたになれたら、辞めようとしていた会社は、意外にも理想的な職場になり得ることだってあるのです。そのことを、きちんと見極めることが大切です。

「ワクワクする生き方」が自己啓発をはじめ、さまざまな分野で推奨されるようになった今、僕たちはワクワクという言葉を乱用しがちです。
でも、嫌なものから逃げるため、もしくは、ただネガティブな感情を感じたくないために「ワクワクしないから会社を辞める」、というのはまったく意味合いが違います。

繰り返しになりますが、ワクワクの感覚が、自分にとって正しいものかどうかを判断するには、まずは、会社や人間関係など外側の現実や対象物を見たときに感じる、居心地の好くない感覚を手放し、本来の自分とより深くつながることで、改めて自分の感覚を捉え直してみるのです。

常々お伝えしているように、「外側で起きていることは、すべてイリュージョン」なので、自分の外の世界がワクワクしないなら、そこから逃げるのではなく、自分にとって望まない感覚をどんどん手放しながら、本来の自分につながるのです。
そうすれば、僕たちの本質であるワクワクの周波数がフィルムとなり、望む現実が外界に反映されるようになるわけです。

そのことを本当の意味で理解したとき、あなたは自分の外側にワクワクを見るのではなく、自分自身がワクワクそのもので存在する、つまり、目を醒まして生きることになるのです。

『目醒めへのファイナルメッセージ』 第3章 より 並木良和:著 ビオ・マガジン:刊

現実は、私たちの意識が創り出したものです。
原因である意識を変えることなく、結果である現実を変えようとするのは、本末転倒です。

私たちがすべきなのは、意識の波動を上げていくこと。
つまり、地球の周波数を外していくことです。

自分の外側にワクワクを見るのではなく、自分自身がワクワクそのもので存在する。

いつも忘れないようにしたいですね。

日々のアファメーションで徹底的に「闇」を手放す!

ゲートが閉じようとしている今の時期、エネルギーが追い風のように強くなっています。

並木さんは、そのエネルギーを上手に使って、目醒めを一気に加速させることもできると指摘します。

そのために役立つのが、「日々のアファメーション」です。

 アファメーションと聞くと、一見、誰もができる簡単なワークのように思われるかもしれません。
でも、アファメーションは、毎日意識的に行うことでよりパワーを発揮し、着々と統合が進んでいくという意味では、最も簡単でパワフルなワークと言えるでしょう。

闇を手放すワーク

毎日、プラチナシルバーのフィールドに立っていることを意識し、その上で「私は、地球の周波数を捉えるたびに、軽やかにそれを手放して目を醒まします!」と宣言します。

「地球の周波数」とは、ご存じのように「不安」「怖れ」「悲しみ」「嫉妬」「罪悪感」「無価値感」など、いわゆる「人間らしい感情(眠りの意識から生まれたもの)」です。
そこで、自分の中に「不安」や「怖れ」などの感情が湧き上がってきた瞬間に、その感情をいつまでも感じ続ける代わりに、アファメーションを行うのです。
また、夜寝る前のリラックスしているときや、朝起きて間もない、まだ潜在意識がオープンになっているときなどにアファメーションするのもいいでしょう。

ちなみに、「喜び」「ワクワク」「幸せ」「豊かさ」「安らぎ」などのポジティブな感情は、僕たち本来の高次の意識の性質そのものです。
もし、あなたが目を醒ましたいのであれば、もう「不安」や「怖れ」などの「いわゆる人間らしい感情」を味わっている場合ではありません。
自分の中にそれらの感情を捉えたら、その瞬間にさっと手放すという習慣をつけるのです。
これまでは、つらいことがあれば悲しみや苦しみにどっぷりと浸かっていたかもしれません。

でも、新たな時代に向けてすべてが加速しているこの時期に、そのような体験を続けていると、この先もずっとその在り方から抜けられなくなってしまいます。
つまり、今までのように現実に対して、「条件反射的に一喜一憂する生き方を続けるか」、もしくは、あなた自身が人生の主人公となり、「現実にどう反応するかを意識的に決めて、行動する生き方にシフトするか」という選択肢が、僕たちの前に提示されているのです。
前者は、これまでと同様に現実に支配される生き方あり、後者は自分が主導権を握り望む現実を創る生き方と言い換えることができるでしょう。
でも、「泣いたり、愚痴を言ったりすることですっきりして、浄化されることもありますよね?」と思われる方もいるかもしれません。確かに、そうしたやり方が役に立った時期もあります。
何かあると、ひとしきり泣いて周囲に愚痴を言い、すっきりして、そして立ち上がる、というやり方でつらい感情を昇華してきたと感じる人もいるでしょう。
でも、そのやり方を続けていても、ネガティブな感情がいったん落ち着くだけで、手放しができているわけではありません。再びその周波数によって、泣いたり愚痴を言ったりしたくなるような現実を引き寄せるなど、エンドレスになってしまうのです。
だからもし、本当に目を醒ましたいのであれば、そうした眠りの在り方や、目を醒ますためにたまに手放しをするという、行ったり来たりを終わりにする必要があります。
そうでなければ、目醒めるのに何世紀もかかってしまうでしょう。

このようなことをお伝えすると、「なんだかロボットみたい」とか、「そんなの人間らしくない」と思われるかもしれません。
でも、これまでの在り方が「人間らしい」と表現するなら、目を醒ますというのは、「何世紀も十分に体験し尽くした古い時代(眠り)の人間らしさを手放す」ことでもあるのです。

僕たちは、高い意識では体験することのできない、一般的にネガティブと呼ばれる感情を体験したくて、わざわざ波動を落として地球にやって来ました。
本来なら、まさに「恋い慕うわよ(こ・ひ・し・た・ふ・わ・よ)」というポジティブな感覚や感情そのもので存在していたので、目醒めとは、ネガティブな感情を体験する在り方を終わりにすることで波動を上げて、もともとの軽やかな意識に戻るだけなのです。

そんな話を聞くと、「もう悲しみを味わえないんだ」と、今まで避けたいと思っていた感情を体験できなくなると知ると、寂しいとさえ思う人もいるのです。
つまり、「嫌だ嫌だと言いながら、実はそのネガティブな感情を自ら選んで体験していたんだ」、ということに今こそ気づく瞬間なのです。

今まで「現実」とは、体験するためのものでした。
僕たちは現実を体験して、喜んだり悲しんだりしてきましたよね?
でもこれからは、目を醒ますために地球の周波数を捉えて手放す必要があるので、「現実を体験に使うのではなく、現実を見たときにどんな感情を感じているのかを捉えること」が優先事項になります。
そして、「捉えた地球の周波数をいつまでも味わうのではなく、軽やかに手放していくことを宣言する」のがこのアファメーションです。

日本には“言霊”という言葉がありますが、僕たちが心を込めて意識的に何度も繰り返し唱えるとき、その言葉は潜在意識に浸透し、やがて習慣となって行動に現れるようになるのです。
このような目を醒ますあり方を習慣にすることが、これからは何より大切になるでしょう。

『目醒めへのファイナルメッセージ』 第4章 より 並木良和:著 ビオ・マガジン:刊

「不安」「怖れ」「悲しみ」「嫉妬」「罪悪感」「無価値感」。

私たちが「人間らしい」と思っていた、それらの感情は「地球の周波数」です。
つまり、もともと「自分ではないもの」であり、目醒めのためには「手放すべきもの」だということ。

目醒めのタイムリミットは、もう目の前に迫っています。
グズグズしている暇はありませんね。

これらのアファメーションも上手に活用しながら、波動を上げていきましょう。

アセンションする地球のタイムラインで起こること

目醒めを選択した私たちが生きる「アセンションした地球」とは、具体的にどうなっているのでしょうか。

並木さんは、100年間でアセンションする地球は、革新的な進化を遂げ、それはレムリア・アトランティス以上の高い周波数に上がっていくことだと述べ、その大まかなスケジュールを以下の表にまとめています。

図1 アセンションしていく地球で起こること 目醒めへのファイナルメッセージ 第5章

図1.アセンションしていく地球で起こること
(『目醒めへのファイナルメッセージ』 第5章 より抜粋)

並木さんは、2023年にも起こるであろう「第1のフェーズ」について、以下のように解説しています。

 まず、現在の「ブレ・アセンション(アセンションの前段階)」の時期から、一番早い段階で変化が見られるのが、経済・金融のシステムの変化や、人々のお金に対する意識の変化でしょう。
早ければ今後2〜3年後には、人々の豊かさの概念に対する変化の兆しもすでに見えてくるはずです。

そのための前段階として、世界的な経済危機や大不況が訪れることで大きなリセットが行われるのではないかと言う人もいるのですが、現在の流れから視ると、経済の状態は決して良い状態とは言えませんが、今いわれているような“派手な変化”ではないように思われます。

それよりも、資本主義にもとづく世界経済のシステムは、まだ何段階か経る必要がありますが、新しいバランスの取れた形へとシフトしていくでしょう。
その一環として、世界のほとんどの富を独占する一部のエリート層とその他大勢という二極化現象も次第に薄れてくることで、富裕層と貧困層の区別がなくなっていくはずです。
このようにして、豊かさが平均化していくと、各国で新たな経済のシステムも実験的に導入されることになります。

今の段階においても、すでに世界的にキャッシュレス化、電子マネー化が進みつつあり、同時に仮想通貨(暗号資産)の登場なども含め、お金を取り巻く変化が起きているように、お金自体も物質的な通貨という形からさらにデジタル化が進んでいくはずです。

また、豊かさが平均化していくことについて、第2章でも述べたように、現段階では「ネサラ・ゲサラ」的なものや「ベーシックインカム(最低限所得保障の制度)」のような制度が望まれる形で導入されることは難しいでしょう。
けれども今後は、働くということの意義やキャリアに対する考え方、給与の仕組みなども変化していくので、人々の「お金を稼ぐ」という意識も次第に変化していくことになります。
やはり、お金の仕組みが変わる最も大きな要因は、人々の豊かさに対する意識の変化なのです。

新しい時代では、お金持ち=成功者という概念は古いものになり、お金があればあるほど幸せ、という考え方も少しずつ薄れていきます。
アセンションしていく地球で暮らす人々は、「本当の幸せとは何か」を知っているハートとつながって生きる人々です。
すでに満ち足りた状態で生きている人々にとって、物理的なものを所有することへの執着もなくなるので、お金はさほど重要視されなくなってくるのです。

近未来においては、お金自体は消滅しないまでも、「お金は生活を便利にするための1つのツールにすぎず、豊かさの1つの現われである」という意識から、お金自体に重きを置くという在り方は、どんどんなくなっていくでしょう。

『目醒めへのファイナルメッセージ』 第5章 より 並木良和:著 ビオ・マガジン:刊

アセンションに向けた社会的な変化は、まず経済の分野で顕著になってくるということですね。

確かに、これまでの経済システムは、至るところで綻んでいて、機能不全に陥りつつあります。
新型コロナウィルスの大流行が、その状況に拍車をかけた感じです。

お金という、私たちを心理的にも物理的にも縛りつけていた鎖。
それが取り払われたとき、人類の目醒めへの歩みは、急激に加速していくのでしょう。

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目を醒ますとは、「できない」「やれない」「難しい」というあらゆる制限からの解放であり、同時に、「不安」「怖れ」「心配」「罪の意識」「自信がない」というネガティブな感情からの解放
です。

並木さんは、それを「本来の自分の完全さを憶い出し、才能や資質を発揮しながら、今世における最高の可能性を生きる」ということであり、「自分が神であることを憶い出す」ことに他ならないとおっしゃっています。

私たち人間は、もともと「神」つまり、完全な存在でした。
ですが、あまりに肉体を持った不自由な地球の生き方に染まったため、そのことを忘れてしまいました。

そんな眠ったような生き方から目を醒まし、私たち本来の姿を取り戻して生きよう。
それが並木さんの伝えたいメッセージです。

このまま眠ったまま生きるのか、目を醒まして生きるのか。
それを決めるのは、私たち自身です。

ただ、目を醒ましたいのなら、時間はあまりありません。
2021年の冬至までに決心しなければ、手遅れになります。

目醒めたいけど、もうちょっと惰眠を貪っていたい気もする。
本書は、そんな迷える人たちに強烈な一撃を加える、まさに「ファイナルメッセージ」です。

ぜひ、多くの人に受けとってもらいたいですね。

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