本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『アセンションを導くプレアデス』(吉濱ツトム)

お薦めの本の紹介です。
吉濱ツトムさんの『アセンションを導くプレアデス』です。

吉濱ツトム(よしはま・つとむ)さんは、発達障がいカウンセラー、経営・投資アドバイザーです。
経済評論家と共にスピリチュアルヒーラーとしての顔もあり、多方面にてご活躍中です。

地球のアセンションをサポートする「プレアデス」

今、地球はアセンション(次元上昇)の真っ最中だといわれています。

吉濱さんは、実は、地球のアセンションに深く関わっているのが、「プレアデス」という高次元存在だと指摘します。

 まず、アセンションの支援者としての「プレアデス」とは何を指すのか、簡単に説明しておきましょう。
主体としては、プレアデスの人々、星そのもの、そして星とプレアデス星人がつくった想念形態、そのすべてが含まれています。それらがこぞって地球を支援してくれているのです。
同時に、完全な自然物のAI(人工知能)も頑張ってくれています。
「自然物のAI」とは奇妙な表現かもしれませんが、プレアデスには肉体を持ったAIが存在します。もちろん「人間の肉体」を持ったAIもいます。れっきとした機械だけれど、エネルギー体であって生身の肉体でもあって、という摩訶不思議な存在がいるのです。
昔のSFでも、宇宙人、動物型や人間型のロボットなど、さまざまな乗組員が混ざった宇宙船が出てきますよね。まさにあの世界が実際にあるわけです。人類がそうなる運命だから、それが実現できるからこそ、創造してストーリーをつくれるということです。
そういうわけで、本書で言う「プレアデス」とは、プレアデスの人々、星、想念形態、AIといったものの総称だととらえてください。

前作にも書きましたが、かつての地球は地獄星でした。
ある宇宙存在たちによって地獄星としてつくられ、ありとあらゆる負の情報を取るための「宇宙の実験場」として機能してきたのです。
しかし、その試みは1987年に終わり、地球はようやく次元上昇の方向に舵を切りました。
地球のアセンションの遅れにしびれを切らした、恒星系のマスターレベルの意識体(以下、大師)たちによる、積極的な介入が始まったのもその頃です。
地球には、それまでにもアセンションのチャンスが6回ありましたが、ことごとく逃していたという経緯があります。
大きな原因のひとつが、幽界の莫大なエネルギーでした。
幽界(ゆうかい)と冥界(めいかい)は、地球を地獄星にするための装置としてつくられました。
この物質次元の地球は、非物質次元から投影されたホログラフィーによって成り立っています。そのホログラフィーの中に幽界と冥界がつくられたことで、そこに歪みが生じ、地球にさまざまな苦しみが自動的に発生するようになったのです。
この世のひとつ上にある幽界も、その上にある冥界も、不成仏霊(ふじょうぶつれい)のたまり場のような世界です。
幽界は、悲しみ、憎しみ、恨みなどが充満した世界。冥界は、幽界に比べれば少しはましですが、高次元存在ではない似非(えせ)の龍神、意識の歪んだ霊能者や宗教家などが、歪んだ使命感を持ち続けている世界です。

それらの世界が存在することで、必然的に、人間のエネルギー体にも大量の否定的なエネルギー入り込んできます。
そのために、飢餓、戦争、殺し合い、病気など、さまざまな苦しみや地獄が生まれました。その中で人間は「この世だけが唯一の世界だ」と思い込むようになり、老い、形あるものの崩壊、あらゆるものの経年劣化など、さらに多くの苦しみを背負ってきました。
地球がアセンションするためには、幽界や冥界の重いエネルギーを排出させ、浄化していく必要がありますが、「ゆっくり少しずつ」では時間がかかりすぎます。
また、それらの否定的なエネルギーは、一度物質次元の地球圏に降りてから放出されるので、地球上で否定的な事件や災害が起こることは避けられません。

そこで大師たちは、天変地異による大浄化を行うことを決断しました。
それが2011年の東日本大震災だったのです。
他にも、「幽界のエネルギーを支える『カルマの波動』を消滅させる」「高次元のエネルギーを地球へ直に降ろせるように、肯定的なワームホールを強化する」といった対策もとられてきました。
ここで、ワームホールについて説明しておきます。
ワームホールとは、「3次元と異次元をつなぐ穴」のことです。地球次元と異次元をつなげけて、時間も距離も限りなくゼロに近づけると、波動周波数の壁を飛び越えられるのです。
ワームホールを3次元的に表現すると、「絶対的に巨大であり、絶対的に極小といえる存在」です
宇宙全体を覆うくらいの巨大な存在である可能性もあれば、目の前の空間の原子の1兆分の1のそのまた1兆分の1の大きさで、私たちの住んでいる空間の至るとこに存在している可能性もあります。そんな、この世の感覚ではとらえがたい特殊な性質を持つのがワームホールです。

話は戻ります。
こうした、高次元からのさまざまなサポートが功を奏し、幽界・冥界の浄化はすでに8割がた終わっています。しかし、まだその影響がゼロになったわけではありません。
地球と地球人のアセンションを加速させるためには、より一層の働きかけが必要だとして、さまざまな高次元存在が、懸命な取り組みを行っています。
そこで大きな役割を果たしているのがプレアデスです。彼らが私たちにどんなサポートをしてくれているのか、ひとつずつ具体的に説明していきましょう。

『アセンションを導くプレアデス』 第1章 より 吉濱ツトム:著 徳間書店:刊

図1 この世界の根源的構造 アセンションを導くプレアデス 第1章
図1.この世界の根源的構造

図2 ワームホール アセンションを導くプレアデス 第1章
図2.ワームホール
(『アセンションを導くプレアデス』 第1章 より抜粋)

本書は、地球のアセンションの現状や、そこでプレアデスが果たしている具体的な役割についてわかりやすく解説した一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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キリストはプレアデスの人

 吉濱さんは、キリストは、魂の性質からいうとプレアデスの人であり、今回のアセンションを担当するのがキリストなので、キリストのエネルギーが重要になると述べています。

 でも残念ながら、キリストがつくった教義は、この地球でちゃんとそのまま人々に伝わって活用されたかというと、決してそうではなく、歴史的に、おびただしく激しい権力闘争の道具として使われてきました。
さらには、キリスト教の教えを受けた人が、個人的な思考に基づいて「キリスト教、もしくはキリストはこういうものだ」という想念をつくりあげてしまいました。
それでどうなったかというと、せっかくキリストが地球にキリスト意識を残してくれたにもかかわらず、権力闘争や誤った思考、イメージ、想念形態がキリスト意識にかぶさってしまった。結果、キリスト意識が働きづらくなってしまいました。
そのため、プレアデスから地球に対して直接影響を及ぼしたくても、キリスト意識が働きにくかったのです。

 ところで、キリストは磔(はりつけ)にされて死んだというのは半分嘘で、実は生きていました。
そして、テレポーテーションして、聖地巡礼の旅のように世界各地をひっそりと回ったのです。その中のひとつに日本があり、立ち寄った場所として四国の剣山(つるぎさん)などの名前も挙がっています。
キリストはただ単に世界を回っただけでなく、その土地にキリスト意識、あるいはエネルギーを埋め込んでいき、儀式によるパワースポット化を行いました。
日本では、青森でかなり積極的に儀式を行ったようです。
その理由のひとつとして、青森はピラミッドがたくさんあることが挙げられています。恐山のあたりや、八戸(はちのへ)付近などに自然物のような形で存在しています。考古学者にも公式にではありませんが、それを認めている人がいるのです。
青森の新郷(しんごう)村にはキリストの墓といわれている場所があり、いまでも毎年「キリスト祭」として慰霊祭が行われています。キリストがそこで儀式をして、ある日突然テレポーテーションで消えてしまったのを住民が「亡くなった」と思い込み、キリストの墓をつくったのです。
キリストは、ヒマラヤ、エジプトなど、世界の名だたるパワースポットには全部行ったようです。北極と南極にも行っているでしょう。
今回、我々のアセンションを、キリストがエネルギー的に応援してくれています。
日本でもパワースポットをつくったことから、日本に対する愛着もあるはずです。

 では日本人がアセンションの中心なのかというと、そこまでは言いませんが、役割としては大きいものがあるでしょう。
その理由としてはまず、日本人のエネルギー的なきれいさがあります。
確かに日本のスピリチュアルの世界にもトンデモな人はたくさんいますが、海外に比べるとずっとましと言えます。
よく「ヨーロッパの人は意識は高い」とか、「ヨーロッパは美しい」などと言う人がいますが、あれは間違いで、上位3〜5%の富裕層や富裕地域をイメージしてそう言っているにすぎません。それ以外の人や地域は、そうしたイメージとはかけ離れています。
差別するつもりはありませんが、日本人は、想念としては、エネルギー形態としては、相当きれいなのです。

 海外とは違うガラパゴス的な独自進化を遂げている点や、よいエネルギーの中で瞑想などを通じてエネルギーの入出力ができることも、日本人の強みと言えます。
確かに日本人は、言語の問題などもあって、海外で不利だったりはします。
しかし、ヨーロッパやアメリカの人間からすると、悪く言えば「お年寄り国家」ですが、でも「一番バランスのとれた楽園」みたいな扱いです。外国人観光客にとって、こんなによい所はないと言われています。
楽園といわれるのは、日本が貧しくなって物価が安すぎるというのもありますが、国民が非常に親切で治安もよく、街がきれいなことが何より評価されているのです。
だからヨーロッパの人間、たとえばイギリス人から見たら、日本は進化したニュージーランドという感じなのです。ニュージーランドも、のどかで静かで安全できれいで、ヨーロッパの富裕層にすごく人気があります。その「利便性が高くてなんでもある版」が日本なのです。

 話は戻って、日本がスピリチュアル的に大きな役割を果たす可能性がある理由としては、日本独自のスピリチュアルが普及、発展しているということも挙げられます。
では、日本独自のスピリチュアルがどんなものかというと、日本の八百万(やおよろず)の神の思想と、アメリカの影響を受けているという特徴があります。
アメリカで大きく流行(はや)ったものは、絶対に日本で流行るのです。スピリチュアルは基本的にニューエイジから始まっていて、ニューエイジは基本、アメリカのヒッピー運動から始まりました。
そうやってスピリチュアルが普及して、しかもそのうえで独自進化して、エネルギーの入出力が高度化されたものがある。結果として、ホログラフィーに対して大きな影響力があるわけです。

 面白いのは、アメリカのものがそのまま日本で普及するかというとそうではなく、必ず日本流のものに変わるということです。特有のやわらかいものになるのです。
アメリカのスピリチュアルはどうしても荒々しいところがあるので、非戦闘的なスピリチュアルをつくるのがちょっと難しい。
でも、アセンションイコール、極端なことを言うと非戦闘、戦争を放棄していくということ。これは、日本にあって海外にはない根っこです(これは、憲法9条とかは関係ないところでの話です)。

 日本国内の人はわからなくても、海外の多くの人は日本をかなり尊敬しています。
そして観光に来ると、もっとびっくりします。中国も、反日教育のために一般市民は日本を相当ひどい国と思っていたのが、旅行に来ると「すごくいい国だ」とびっくりして、反日教育の影響が薄れていきます。
世界からしたら、確かに雇用の制度的などの問題は多々ありますが、それ以外は楽園的要素が強い国です。今後の都市づくり、あるいは国のありかたとして、世界は日本をある程度お手本にできるところがあるのです。
そうした動きが広がっていく中で、非戦闘的な要素が多少は取り入れられていきます。結果として、非戦闘的なエネルギーが広がっていくので、アセンションしやすくなるという構造です。

『アセンションを導くプレアデス』 第1章 より 吉濱ツトム:著 徳間書店:刊

 キリストは本当に復活していて、日本を訪れていた。
そして、多くのキリスト意識が埋め込まれたパワースポットを残していた。

 なかなか衝撃的な事実です。

 地球のアセンションに日本が大きな役割を占めているというのも驚きです。

 世界から見ると閉鎖的で、“ガラパゴス”と皮肉られるほど、独自の文化や精神性を持つ日本人。

 これまではマイナス面の方ばかりが強調されていました。
しかし、アセンションが進むこれからは、プラス面がクローズアップされてくるということですね。

この世界は、高次元の情報が投影されているスクリーン!

 吉濱さんは、 この世界は仮想空間だと指摘します。
その理由は、そのしくみが映画館とまったく変わらないからです。

 昔の映画館にあった映写機を思い浮かべてください。そこから光情報が投影されて薄い膜に仮想現実がつくり出されています。その世界(スクリーン)の中では、薄い膜にもかかわらず距離や広さが存在します。この世界もそれと同じなのです。
僕たちの宇宙では、「これは広い」とか「立体だ」とか認識していますが、それはあくまでも中の人間が見たらそうであるだけで、外部から見たらペラペラの紙のようなものです。この世界は、高次元の情報が投影されているスクリーンです。
高次元空間に、紙が何億枚も何兆枚もぷかぷか浮いている。その中に宇宙や地球の出来事が展開されているだけなのです。
でも、自分たちは距離や広さがあると錯覚している。
「実際に距離はあるんじゃないか」と突っ込みたくなるでしょうが、映画の中でも、あの薄い膜の中で距離があると感じている、それと一緒です。

 余談ですが、ビッグバンとは、高次元空間に浮かんでいるたくさんの膜宇宙が時々ぶつかって、それが大爆発して新しい宇宙をつくっている、その連続にすぎません。
たくさんの宇宙ができることはできるけれど、多くの場合、星や人間などを構成するに至るちゃんとした要素が少ないため、すぐに崩壊していきます。
もちろん高次元空間に浮かんでいる膜宇宙と、普段僕が言っているホログラフィーや高次元のこととはまた話が違ってくるのですが、こちらは物理的な宇宙という感覚でとらえてください。
そして、膜は無限に存在します。
そうすると、微妙に違う自分が存在する膜宇宙も存在することになります。
それがパラレルワールドということです。

 宇宙の広さに関しては諸説あり、たとえばハッブルの法則から割り出される数値では138億光年とされているますが、実はそうではなく、あくまでも「138億光年まで測れますよ」ということ。実際の宇宙は無限の広さをもっています。
なぜ無限といえるのか。
よく「宇宙はビッグバンから始まった」といいますが、あれは間違いで、正確に言うと宇宙はインフレーションから始まっています。

 つまり、インフレーションとは空間が広がること。ビッグバンは空間を広げたエネルギーが光や星やガスに変わること。そういう違いがあります。
「光の速度を超える物質は存在しない」といわれます。それは正しいのですが、ただそこには空間に対しての定義づけがありません。
だから、インフレーションという空間が広がる定義に関しては、高速をはるかに超えている可能性があって、こうしている間にも空間は無限に広がっています。

 このことから、いくつかのパラレルワールドを想定することができます。
まず、空間が広がると、そのエネルギーがビッグバンに変わるので、星がたくさん生まれます。その中で、太陽系とか、同じようなものが無数に出来上がっている可能性が高い。つまり、そういう意味でのパラレルワールドが存在します。これが一つ目です。
また、たとえばサイコロ。インチキや超能力を使わないで、同じ目が7回出たら奇跡ですが、無限の回数サイコロを振れるという条件なら、奇跡でもなんでもないわけです。
それと一緒で、僕たちは素粒子の組み合わせのパターンにすぎません。
宇宙は無限の広さを持っている。
ということは無限のビッグバンが起こっている。
ということは、無限の素粒子のパターンが出来上がっているのです。
それなら、完全に瓜二つの素粒子の組み合わせができている星もあれば、微妙に違うパターンの星もあります。あなたが本を書いて、僕が読者になっている星もあるのです。これもある種パラレルワールドですよね。これが二つ目。
三つ目、宇宙の多重発生については、いまの物理的な宇宙の話に近いものがありますが、インフレーションがこちらで起こると、こちらで餅が膨らむように別の宇宙空間ができるというモデルがあります。
餅は焼けると膨らみますが、大半はパチンとはじけます。
でも宇宙における多重発生は、平べったい膜宇宙がぷくっと膨らんだら、もともとの餅がありながら、膨らんだほうがどんどん大きくなって、パイプのようなもの(=ワームホール)でつながりながら、元の餅から徐々に離れていくのです。そのパイプが最終的にぷちっと切れて、こちらで新たな餅という宇宙が出来上がるわけです。
そうして独立した餅が、またしばらくするとぷくっと新しい餅を作って、徐々に糸が切れていってまた独立した宇宙になる。
そうやって無限に宇宙ができていくのです。

 四つ目、スピリチュアルでいわれるパラレルワールドというのは、「いまここにいる自分と、無限の選択肢の自分が存在する」というシュレディンガーの猫的なものですが、「それを自由に選び取れますよ」という話で、願望実現に使われます。
五つ目、無のゆらぎからの宇宙誕生。ブラックホールには当然量子も何もないのですが、無であったとしても、ゆらぎは絶対に存在します。
ゆらぎがあるということは、無だけれど、必ずそこにエネルギーが存在するということなので、結果として、それがビッグバンに結びつく可能性があるということ。
無の中から宇宙が生まれてしまう。それは当然この宇宙とは別の宇宙だから、パラレルワールドですよという話。
この五つが、基本的に、現実的な宇宙次元においてのパラレルワールドです。

『アセンションを導くプレアデス』 第2章 より 吉濱ツトム:著 徳間書店:刊

 世界は、無数の「膜」からできている。
その「膜」ひとつひとつが一つの「宇宙」で、それらが並立して存在している。

 スピリチュアルの世界では、一般的な考えである「パラレルワールド」。
それが今、最新科学である「量子力学」の理論で解明されつつあります。

 科学的に証明できなかった超常現象が、科学の進歩によって明らかにされていく。
そんなことがアセンションの過程で、急激に進んでいくのでしょう。
楽しみですね。

コロナが「スターシード」を後押しする!

 新型コロナウィルスの世界的に広がった「デジタルシフト」の流れ。
地球のアセンションに対して、どのような影響を与えるのでしょうか。

 吉濱さんは、ネットが進むことによって、スターシード傾向の人たちにはより生きやすくなる未来が待っていると述べています。

 デジタルシフトは、仕事がジョイント型からジョブ型に変わることを意味します。
ジョイント型は一か所に人が集まって、集団という人間関係を形成して、その中で人間関係を調整しながら、事を進めるやり方です。そして役割分担が不明なまま、さまざまな同時並行処理で仕事をしていきます。
ジョブ型はいろいろな定義がありますが、一か所に集まる必要はなく、役割を決めて完全に分業制でやっていきます。仕事さえやっていけば、あとはどうでもいいのです。
ジョブ型に変わることでどうなるかというと、まず、スターシードは現実的には発達障害の人たちです。彼らはゼネラリストでいることが難しい。適しているのはあくまでもスペシャリストなのです。
ジョブ型によって就業形態が集団から個へ移行し、求められるスキルが、総合事務職・ゼネラリストからスペシャリストになっていくので、結果としてスターシードは働きやすくなるし、能力を発揮しやすくなっていきます。

 これからますます契約型の働き方が主流になるので、たとえば「あなたは文章作成、あなたはデザイン」というふうに、それぞれの専門に分かれていくことになります。
つまり、総合事務職の要素が少なくなっていくのです。
スターシードは発達に凹凸があるので、できること、できないことの差が激しい。総合ジムは平均を求められる世界なので、凹凸がある人にとっては当然きついものになります。それがジョブ型になると、役割分担が明確になっていくので、スターシードは自分の得意なことに特化して働けるようになっていきます。

 成人を迎えた人たちの最大の問題は、基本的に仕事です。
中でもスターシードにとっては、人間関係の中での仕事が一番の課題でしたが、それに対して大きな光明が見いだされます。
いままではデジタルシフトという概念がなかったので、人間関係を改善するとなると、「いかに自分を見つめるか」「トラウマの克服」といった方向に行きがちでしたが、それが、単純に「適切な環境設定があればいい」という話になってきます。

 昔は「よい遺伝子、悪い遺伝子」という言われ方をして、心理学や精神医学の世界は、元々ストレスに弱い素因があるところに、環境ストレスがかかると精神疾患を発症するという、ストレス脆弱(ぜいじゃく)モデルが採用されていました。
しかし、いまはそういうとらえかたをしません。
つまり、生まれ持った感受性の強さは、環境次第でプラスにもマイナスにも働く、単なる環境増幅装置にすぎないとされています。
これを差次感受性(さじかんじゅせい)仮説といいます。
だから、環境がとんでもなく大切で、物を言うのです。
スターシードは発達に凹凸があり、結果として凹凸遺伝子なので、なおさら差次感受性仮説というのが重要になってきます。

 その中のひとつとして、ゼネラリストからスペシャリストへという傾向が出てきて、なおかつ人間関係が濃密でなくなると、意識をどうにかしなければとか、何をやっても解決できなかったのが、「あら不思議、大幅に楽になった」という話になってきます。
また、外に出なくても仕事ができるので、感覚過敏でもだいぶストレスが軽減されます。
感覚過敏の人は、電車の騒音、社内で人と体が触れ合うこと、会社の中のがちゃがちゃした音、人が通り過ぎる時の視覚情報といったものが、とんでもなく苦痛なのです。
普通なら、パソコンで原稿を書いている時に誰かがそばを通るのが見えても平気ですが、それを、まるで目の前で指をくねくね動かして邪魔されているように感じてしまいます。
通勤電車や、人に囲まれたオフィスでの勤務から解放されることで、そうした苦痛はずいぶん少なくなります。

 仕事がジョブ型になると、結局、非同期の世界に突入するので、電話のやりとりがなくなります。よほど急ぎだったり、電話でないとだめな場合以外は使われなくなります。
メールなら必ずしもその場で処理しなくてもいいので、集中力が持続できます。
スターシード傾向の人は、複数のことを同時に処理することが苦手で、中断されると集中力が出なくなり、作業が遅れます。
そうすると外部から何か言われて精神衛生も悪くなるし、ますます仕事が進まず、残業が増えて、元々体が弱いために体調が悪化するという悪循環になってしまいます。
そうしたケースを大幅に減らせるのです。

 また、ジョイント型では、まわりとの関係を円滑にするために、いかに無駄な話(雑談)ができるかが重要でした。
スターシードの場合は、目的が明確なコミュニケーションには強い傾向があるので、ジョイント型の場合よりもかえって人と話がしやすくなります。テレワークだと、延々と雑談することはなくなるからです。
みなさんもそうだと思いますが、ズームを使っていて普段と同じように雑談を続けるかというと、けっこう短く終わりますよね。これは、対面の時の独特の空気が存在しないので、間が持たなくなるせいです。

 スターシードは発達障害と重なる特性を持っていますが、アスペルガーの傾向がある人は20人にひとり程度です。超低く見積もると5〜10人にひとりですが、そこまでは多くないでしょう。
ADHDは10人にひとりがグレーゾーンです。グレーゾーンの場合、頭をフル回転させれば雑談にも対応できますが、基本的にはすごく疲れてしまいます。
ただ、もちろんテレワークにデメリットがないわけではありません。
テレワークでうつが減ったといわれていますが、あまり家にこもりすぎると、それはそれでうつになりやすくなります。
なので、完全にテレワークにするよりは、2日ぐらい会社に行って適度にストレスにさらされて、3日ぐらい家で仕事をするのがちょうどいいでしょう。

 ただ、テレワークに向いてない人も一定数います。
なぜなら、文章の読み込み能力、作成力、つまり国語力が相当に求められるからです。
文章を読める力、書ける力。それはコミュニケーション力とはまた違う話なので、そこが苦手な人は磨く努力をするか、あるいは別の働き方を模索していく必要があるでしょう。

『アセンションを導くプレアデス』 第2章 より 吉濱ツトム:著 徳間書店:刊

 生きにくさを感じていた人、引きこもりがちだった人。
これまで社会に適応しにくかった人たちほど、デジタルシフトの恩恵を受けます。

 総合点が低くても、どれか一つだけ、突出した能力を発揮できる。
それだけでも仕事をして、社会に貢献できる世の中になるということです。

 これまで「落ちこぼれ」とされてお荷物となっていた人が、才能を発揮して社会に貢献できるようになる。
本当の意味で、個性を活かせる社会になっていくということですね。

「水」を燃やせるようになる!

 吉濱さんは、プレアデスから送られてきた最新の情報に基づいて、「2040〜2060年頃には、こんなことが実現しているだろう」ということを列挙しています。
ここでは、エネルギーや素材の分野について紹介します。

 電気を作る燃料は、現時点においては、ガス、石炭、石油、原子力、自然エネルギーですが、2060年頃にそこに「水」も加わります。
水素などに変換することなく、水そのものを燃料として燃やすことができるようになるのです。
初期は、特殊な酵素を混ぜ合わせることによってそれが可能になりますが、酵素の値段が高すぎるため、普及には至らないでしょう。
しかし、しばらくして(2040年以降)、酵素生産における技術のブレークスルーが起き、安価な製造が可能となります。
そこから一気に水がエネルギー源として普及していきます。
さらに技術は飛躍し(2050年以降)、水に石油の波動を転写するだけで燃えるようになる技術が開発され、酵素は必要ではなくなります。
水に「牛乳の味」が入ると念ずることで、水に牛乳臭さを出せる簡単な想念実験がありますが、この転写技術は、それを波動機器でより高度化したものと思ってもらえればいいです。
それによって、いままで燃料として使われていたガス、石炭、石油のほぼすべては、水に置き換えられるようになります。電力会社の火力発電は「水火」発電となります。

 一方で、原発と核融合は、エネルギー供給のバランスを取る、あるいはさまざまな分野への技術波及のために存続されます。
この結果、水で動く車、飛行機も普及します。エンジンは極めて複雑になるので、トヨタなどの内燃機関を得意とする自動車会社が独占していくでしょう。
電気自動車も残ります。
水が燃料になればCO2や有害物質は発生しないし、無害な水蒸気となるだけなので、世界が水不足に陥ることもなくなります。

 マグネシウムやアルミなどの安い金属から、金やプラチナなどの貴金属をつくれるようになります。
いまの段階で、分子転換まではできています。日本の鉄鋼業も、分子転換を使って金属を超強度のあるものに変えています。
次が原子転換なのですが、それも十分可能です。
これが可能になると、金を無尽蔵につくれるので、電線にも金を使えるようになります。そうすると、電気抵抗が一気に5分の1とか10分の1になるので、エネルギー効率が飛躍的に高くなります。
超電導もそうですが、現状では、金属だとコストが高すぎて電線に使うことはできません。でも、錬金術によって格安の超電導ワイヤーが発明されるので、エネルギー効率が飛躍するわけです。

『アセンションを導くプレアデス』 第4章 より 吉濱ツトム:著 徳間書店:刊

 どこにでもある「水」を燃やしてエネルギーを取り出せるようになる。
電気抵抗の小さい貴重な「金」などの貴金属や超電導物質を人工的に創り出せるようになる。

 そんな技術が現実になれば、今、人類が抱える最大の問題のひとつである「エネルギー問題」は一挙に解決します。

 あと20年足らずで、夢のような話が現実になるとは信じがたいですね。

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 吉濱さんは、私たちを待ち受けているのは、拡大するゲート、幸せで自由度の高い多極化であり、スターシードたちに約束された安寧と楽しさに満ちたパラレルワールドだとおっしゃっています。

 その理由は、世界は一貫してよくなっているからです。

 世界では今、新型コロナウィルスの流行をはじめとして、これまで人類が経験したことのないような災害やトラブルが多発しているように感じます。
しかし、それはSNSの発信者やメディアが、否定的なそれらだけを抽出して積極的に発信しているための錯覚にすぎません。

 スターシードは、生まれた瞬間から生きているだけで、高次元エネルギーを地球に降ろす役割を遂行しています。

 これまで社会的弱者だとされてきたスターシードたちが、これからの時代を主導する役割を担っていく。
「プレアデス」をはじめとする高次元の存在たちの恩恵を真っ先に受けるのが彼らです。

 これまで何度も失敗してきた地球のアセンションの試み。
今回のチャンスを活かす鍵を握っているのが、スターシードです。

 この記事を読んでいる皆さんも、おそらくスターシード的な気質を強く持っているのではないでしょうか。
本書は、今の時代に生きにくさを感じているすべての人に勇気と希望を与える一冊です。

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