本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『人生を変える目醒めのワーク』(並木良和)

お薦めの本の紹介です。
並木良和さんの『ずっと「自分探し」をしてきたあなたへ 人生を変える目醒めのワーク』です。

ずっと「自分探し」をしてきたあなたへ 人生を変える目醒めのワーク

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並木良和(なみき・よしかず)さんは、スピリチュアルカウンセラー、作家、ライフメンターです。
宇宙の叡智や高次の存在と協働しながら「本当の自分」に一致して生きるための「統合(LDLA)」を伝え、本来の人間が持っている能力や生き方、そして、目醒めた状態で人生を謳歌する「在り方」を、自らの体験を通して国内外を問わず世界に教示されています。

人生は、どうとでも変えられる!

「人生を変えたい」

そう願っている人は多いですが、実現できた人は多くはないでしょう。

その根本の理由は、人は「変化する」ことに、大なり小なり、抵抗を感じるからです。

 多くの人が毎日を無難に過ごしたいと思っています。でも、無難というのは何の変哲もない、変化がないという意味でもあります。
もちろん、無理に変化しようとする必要はありません。
ただ、変化とは僕たち人間の本質なのです。人間には、赤ちゃんから子供になって、大人になって、老いて、やがて死を迎えるというプロセスがあります。それも一つの変化。変わらないものなど、この世界に一つも存在しないのです。
変化というのは生きていく上で避けられないものです。であるなら、どう変化を受け入れ、その流れにスムーズに乗っていくことができるのか、に意識を向けた方が良いですよね。
これから、僕たちは「銀河人類」と呼ぶにふさわしいほどに、これまでの人類の在り方とは、まったく違う状態へとシフトしようとしています。現在、地球は、この大きな変容のプロセスの真っ最中なので、変化に積極的になるほど、人生はスムーズに進んでいくことになるでしょう。そこで、このパートでは、変化に順応するためのコツについてお伝えしていきたいと思います。
自分も人生も、変化させていきたいのは山々だけど、どこから手をつけて良いのかわからない、という人も多いでしょう。でも、コツがつかめるようになると、変化を楽しむことができるようになります。
コツとしては、顕在意識と、潜在意識の解離を調和することをが挙げられます。つまり、表面的には変化したいと言いながら、深いところでは変化を拒んでいることがあるので、その意識のギャップを埋めることが大切なのです。しかも、拮抗した状態を続けていると、病気や事故、または人間関係のトラブルなどとして、人生に現れてくることになります。
大事なことは、「〜しなきゃ」という意識を使わないことです。つまり、「変化しなきゃ」という強いる意識でいるうちは、それが執着となり、かえって変化の妨げになってしまうことを理解してください。どんなことに対しても、執着のエネルギーは、望むことを遠ざけてしまうのです。たとえば、妊活をしているのに、なかなか赤ちゃんを授からないと、「何がなんでも!」と、さらに頑張ることになります。でも、万事休(ばんじきゅう)すとなった時、「子供がいなくても、二人で楽しんだら良いじゃない」と、良い意味で開き直ったあとに、少ししてから妊娠したことがわかった、というような話を聞いたことがあると思います。それは、執着が手放されたために、望んでいたことが、ストンと降ってきた状態なのです。つまり、強いるエネルギーこそが、一番の抵抗になっていたということです。

『人生を変える目醒めのワーク』 パート1 より 並木良和:著 青林堂:刊

並木さんは、人生を大きく変えるポイントとして、次の3つを挙げています。

・環境を変える
・人間関係を変える
・習慣を変える

本書は、 これらをポジティブに変化させ、パラレルワールド(並行世界)を移行することで、人生を激変させるためのノウハウをわかりやすくまとめた一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「変化に対する抵抗を手放す」ことで銀河人類になる!

並木さんは、特に意識してもらいたいポイントは、「変化に対する抵抗を手放す」ということだと述べています。

それは、仮に3つのポイントを整えようと思っても、変化に抵抗していたら、集中できないでしょうし、思い切って行動したとしても、長続きしないからです。

 まずは抵抗を手放して、変化に対して柔軟になることを心がけてください。そのための方法を次の頁でお伝えします。
変化に対する抵抗というのも「周波数」なのです。もっと言えば、周波数でないものはありません。そして、もう一度頭に入れておいていただきたいのは、「変化は僕たちにとって自然なことである」ということです。
これから、僕たちは新人類、あるいは銀河人類へと進化しようとしています。にもかかわらず「生活環境を変えるのはちょっと・・・・・」「人間関係を変えるって言っても・・・・・・」「習慣を変えるのは・・・・・・」という思いを持っていれば、進化は父として進まなくなるでしょう。変化を拒むというのは、「何事も起きませんように・・・・・・」という、古い地球を覆っていた、日和見(ひよりみ)主義的な在り方に他なりません。

だから、もし、あなたが新しい地球と調和し、変化を喜んで受け入れ、日々、新たな自分を発見しながら人生を謳歌したいなら、変化への抵抗を手放してください。すると、いつの間にか、あなたは人生を自由自在に楽しんでいる自分に気づくことになるのです。

宇宙空間を見て変化に対する抵抗を手放すためのワーク

 変化に対する抵抗を手放すワークを紹介します。

①まず、プラチナシルバーのフィールドに立っているのをイメージしてください。水平線、地平線まで広がる雄大なフィールドを、高いところから、遠くまで見渡すように(ハイヤーセルフの視点で)眺め、周りには宇宙空間(満点の星空)が広がっているのを想像しましょう。

②次に、「100の位置(本当の自分とつながるポイント)」に立ちましょう。利き手の指先を胸の中央部や、みぞおちに添えて、「私は自分の使っている周波数だけに100集中する」と、心の中、あるいは声に出して言ってください。そして、指先を当てている箇所を三回、トントントンと叩き、ここに意識を向けながら一つ大きな深呼吸をしましょう。この瞬間、あなたは磁場の上の100の位置に立っています。

③そうしたら、上から下に、下から上にと手を菱形に動かしながら、あるいは、ただイメージすることで、超巨大なダイヤモンド製のオクタヒドロン(正八面体)を目の前に用意してください。そして、変化に対する抵抗をバイブレーションビルディング(目に見えない感情を視覚化することで、扱える物として捉えること)します。手放したい感覚に意識を向けて、「この感覚を形にするとしたら?」と自分に質問することで、スタートさせましょう。

④どんな形でも良いので、抵抗を形にしてみてください。立方体でもピラミッドでも構いません。次に形にした物の材質を決めます。鉄やブロンズなど、硬くて重たい素材にします。さらに大きさを決めましょう。なるべく大きなサイズにしてみてください。最後に、重さを決めます。何トン級の重さです。このプロセスを自問自答しながら、心の中で、あるいは声に出して、具体的に表現してください。そうすると、そのバイブレーションビルディングした、ここでは変化への抵抗が、あなたの体を取り囲むように、ガチッと固まって取り巻いている状態になります。それを、両手で挟み込むように持つイメージをして、硬さと重量感を想像しながら、スコンと前に押し出し、自分から切り離して、そのまま目の前のオクタヒドロンの中に押し入れましょう。

⑤ダイヤモンド製のオクタヒドロンですので、形にした物が透けて見えると思います。そのダイヤモンドごと持ち上げて、硬さと重量感を感じたら、それを前にグッと押し出し、自分と物体の間に、腕を伸ばした分だけの隙間が空いているのを確認してください。これによって脳が、「自分の内ではなく外にあるもの」と認識し、「自分とは別もの」と判断することで、手放すことを許可する状態になるのです。そうしたら、ダイヤモンドをポンとさらに前に押し出し、手放しましょう。すると、右回転で螺旋を描きながら飛んでいき、その先に太陽のように輝く源(みなもと=根源のエネルギー)の光にズボッと吸い込まれますので、それを見届けたら、一つ深呼吸をします。

⑥今、手放したのは「蓋」とも言える、大きな部分なので、その下(潜在意識)に、まだまだ残っている抵抗の周波数にアクセスすることが可能になります。それも外しておく必要がありますので、便宜上、潜在意識をあなたの背後に漆黒の宇宙空間のようにみてください。そこに、先ほどの、バイブレーションビルディングした抵抗が入っているダイヤモンドのミニチュアバージョンが、数えきれないほど、まるで隕石のように浮かんでいるのを想像します。そこにアクセスするためには、潜在意識につながる扉を開ける必要があるので、あなたの体が二枚扉になっているのをイメージし、両手をその取手にかけて、勢いよく前方にパカーンと開きます。そして手を後ろから前に動かしましょう。すると、その開いた扉からシュッとすべてのダイヤモンドが、一気に流れ出るように前に出てきて、目の前にガチッと、ものすごい巨大なダイヤモンドを形成します。それは、見上げても見上げきれないほどの大きさ、想像を超えた重さです。それを⑤と同様に手放してください。そして、源に吸い込まれるところまで見届けたら、一つ深呼吸をしましょう。

⑦すると、源で統合された光が、あなたの足元に集まり始め、濃密な光の上昇気流を作り出します。それはまるで光の竜巻のように見えるかもしれません。それが下から突き上げるように、あなたを、ブラチナシルバーの磁場ごと押し上げてくれますので、深呼吸をしながら、まるでエレベーターで上がっていくように、上空に広がる宇宙空間に向けて、上へ上へと気持ち良く上がっていきましょう。ここまで上がると気持ち良いなと感じるところまで、あるいは、上がりきれるところまで上がっていってください。そうしたら、周りを取り巻く時空間を感じてみます。「静けさ」「調和」「安らぎ」「広がり」「軽やかさ」などが感じられるかもしれません。そして、周りを取り巻く宇宙空間に浮かぶ、星や惑星は、あなたの「無限の可能性や情報」を表していて、あなたはこれだけの豊かさを既に持っているだけではなく、これこそが、あなたの本当の意識であり、こうして統合が進めば進むほど、本来の自分を取り戻し、この無限の意識を使って、人生をクリエイトすることができるようになるのです。それに思いを馳せてみてください。では、そこまで上昇してきたあなたが、クリスタルの体になっているのを想像します。余計なものが削ぎ落とされ、透明感のあるきれいなクリスタルになっています。つまり、生まれ変わったのです。その足元が、磁場に、まるで木が根を張るように、グググッと結晶化しながら、グラウンディング(地に足をつけること)するのを見るか、感じたら、一つ深呼吸をしてください。

⑧最後に眉間に意識を向けて、心の中で「新しい次元、新しい自分で目を醒ます」と意図しながら、ゆっくりと目を開けましょう。そのあとは一度体をぐーッと背伸びをするように伸ばし、拳で腕や足を軽く叩くなどして、肉体を意識することで、再度グラウンディングしましょう。

『人生を変える目醒めのワーク』 パート1 より 並木良和:著 青林堂:刊

こんな簡単な方法で「変化への抵抗」というやっかいな障害物を取り除けます。

それだけではありません。
並木さんは、このステップを踏むことで、不安や恐れなど、あらゆる感情を同様に手放すことができると指摘します。

必要ないものは、すべて手放す。
このワークを習慣にして、身軽になって「銀河人類」の仲間入りをしましょう。

「ガネーシャ」から祝福を受け取るワーク

ヒンドゥー教に、ガネーシャと呼ばれる神がいます。

ガネーシャは、人間の赤ちゃんの体にゾウの頭を持つ姿をしており、商売繁盛や、目の前に立ちはだかる障害を退ける力を持つとされています。

図1 ガネーシャ 人生を変える目醒めのワーク パート2
図1.ガネーシャ
(『人生を変える目醒めのワーク』 パート2 より抜粋)

 ガネーシャには商売繁盛の功徳があると言われていますが、これは「豊穣(ほうじょう)」という意味です。豊穣とは、お金など物質的な豊かさだけではな、仕事の成功や人間関係の拡大、必要な情報の入手など、多くの意味を含んでいます。
たとえばガネーシャは、芸術的才能をサポートする力を持っています。一見、商売と芸術は無関係に思えますが、本来、僕たちは自分の持ち合わせている才能や資質を発揮することで、仕事を始め、あらゆる面で自然に豊かになれるようになっています。それらをどう表現するかに、実は芸術的な資質が関わっているのです。つまり、感性が重要なのです。特に新人類へと進化していこうとしている僕たちには、新しい地球における、新たなルールを作り出すためにも、高いレベルのクリエイティブ性が求められていますから、ぜひガネーシャにサポートを求めましょう。芸術性は、もはや芸術家だけに必要なものではなくなるのです。
特に文章を書く場合、パワフルなサポートを受けられるでしょう。最近はSNSを利用している人も多いですが、自分が伝えたいことを上手に表現したい、内容をわかりやすい文章でアップしたいと思ったら、書く前に「ガネーシャ、私の思いが多くの人に伝わるよう、わかりやすい文章で表現できますように。ありがとう」と、祈ります。
そうして書き始めると、今まで、なかなか進まなかった箇所で、急に手が動いて書けるようになったり、アイディアが湧いてくるようになります。
また、ガネーシャは家庭を守る神でもありますので、夫婦の仲が悪い、子供が反抗期など、家庭内が不調和になっている人は、ガネーシャに、家族の関係性における障害を取り除き、調和をもたらして欲しいと祈るのです。
さて、新しい地球への大きな変動期に、これから皆さんは、さまざまな障害と感じる出来事に遭遇するかもしれませんが、ガネーシャは障害を取り除いてくれる非常に頼もしい存在です。
ガネーシャのようなマスターと共同していると、何が起きても大丈夫という気持ちになります。パワフルなサポーターがついているという絶対的な安心感を得るからです。
さらに言うと、ガネーシャはとにかく頭が良い神です。何か問題が起きた際の解決策や、自分が進むべき方向がわからなくなった時は、「道を開く知恵を授けてください」とガネーシャに依頼してみましょう。すると、それまで沸いてこなかった新しいアイディアが、突然湧いてくるかもしれません。
普段の仕事をスムーズに行いたい、目の前のプロジェクトを成功させたいなど、知恵や力を借りたい時は、ガネーシャを呼ぶと良いでしょう。その他、さまざまな場面で、物事が複雑になる前に、ガネーシャを呼ぶ習慣をつければ、人生はよりスムーズになります。
そうして、みなさんが多くの豊かさを受け取るようになれば、周囲の人たちにも、より多くの豊かさを与えてあげることができることを、ぜひ覚えておいてください。だからこそ、豊かになることを躊躇するのではなく、感謝の気持ちで受け取ってくださいね。
(中略)
ガネーシャから祝福を受け取るワーク(ガネーシャ)

ガネーシャから祝福を受けることができます。それを受けることで、自身のカルマや、あらゆるネガティブな周波数の中でも、今、手放す準備のできている物が外れていくことになります。

①両手のひらを上にして太ももの上に置き、軽く目を閉じ、軽くあごを引いて背筋を自然に伸ばします。下腹部に意識を向けて自分のペースで深く呼吸してください。

②足元に広がるプラチナシルバーのフィールドに見渡す限りの花畑が広がる様子をイメージしてください(花の種類は、あなたが思いつくもので大丈夫です)。頭の上には青空が広がっています。

③次に「ガネーシャ、どうぞ私の元へ来てください」と、心の中で呼びかけましょう。すると、目の前に人間の赤ちゃんの体と像の顔を持ったガネーシャが姿を現します。もし姿が見えなくても「光の存在」として認識していれば構いません。

④ガネーシャに意識を向けると、幸福感や楽しい気持ちが溢れてきたり、笑いたくなるような感覚が湧いてくるかもしれません。ガネーシャが手に持つ壺には、祝福するためのアイテムが入っています。最初にガネーシャはツボの中に手を入れて美しく光り輝く水を振りかけてくるのですが、これは神社の禊(みそぎ)のような働きをする聖水で、あらゆるネガティブなエネルギーを祓(はら)ってくれますので、これを光のシャワーを浴びるように、感謝の気持ちで受け取りましょう。

⑤水の清めが終わると、ガネーシャは壺をポーンと投げ捨て、その手には新たな壺を持って立っています。新しい壺の中には、マゼンダピンク、ロイヤルブルー、紫がかったブルー、黄色、オレンジ、グリーン、赤と、色とりどりの花が入っていて、ガネーシャが花を振りまくことで、自身の持つ「辞めたいのにやめられない習慣」など不要な思考パターンが取り除かれていきます。なので、それらが浄化されていくことを意図しながら、花のシャワーを存分に受け取ってください。

花を用いた浄化を終えて、空の壺をガネーシャが投げ捨てると、米の入った壺が新たに出現します。この米は、豊かさを受け取ることを妨げている観念や概念を取り除いてくれますので、ガネーシャからのライスシャワーを、しばらく浴びていましょう。彼が降らせる米をかぶるたびに、あなたの中にある「豊かになることを妨げているエネルギー」が、どんどん取り除かれていきます。

⑥壺から米がなくなると、最後に「神の光」が入った壺が出現します。神の光は砂金のような黄金の光の粒子で、ガネーシャがそれを降らせると、黄金のシャワーのように、あなたの周囲を取り巻きますので、感謝の気持ちで、リラックスしながら受け取ってください。この光は、まさに神の祝福そのものです。あなたの存在が最大限に尊重され、讃えられ、愛されているのを感じましょう。これによって、波動が上昇することになります。そして、もう十分と感じたら、一度深呼吸をしましょう。

⑦神の光の粒子が空になると、ガネーシャは壺を空中に放ります。ガネーシャからプージャを受け取ったら、「ありがとう」と、ガネーシャがしてくれたことのすべてに感謝して、ゆっくりと目を開けましょう。そして、グーッと背伸びをして、拳で両腕や両足を軽く叩くことで、グランウンディングしてください。

ネガティブな周波数には、不安、心配、怖れ、嫉妬など、さまざまなものがありますが、それらはガネーシャの聖水によって祓われます。
たとえば、は喫煙や飲酒など、やめたいと思っているのになかなかやめられない習慣も、その行動に駆り立てるエネルギーを、ガネーシャの振りまく花々が吸い取ってくれるのです。
さらに、ライスシャワーは、豊かさをバックアップしてくれますし、神の光の粒子は、僕たちの霊的成長を妨げるエネルギーを除去します。その中には、憑依霊と呼ばれる存在や生き霊も含まれていて、そうしたものも浄化されるほどパワフルな光なのです。

『人生を変える目醒めのワーク』 パート2 より 並木良和:著 青林堂:刊

私たちは、本来「豊かさそのもの」です。
それを妨げているのは、私たち自身の中にあるネガティブな感情やメンタルブロックです。

ガネーシャは、それらをゾウのごとく踏み潰して、取り除いてくれます。
日常のあらゆる場面で活躍してくれそうですね。

「呼吸」を活用したヒーリング

並木さんは、ヒーリングを行うことで自分にとってのトラウマ(心の傷)が癒されれば、今までネガティブの反応していた事柄を、ポジティブに捉えることができるようになると述べています。

 さまさまなヒーリングの手法が存在しますが、僕がお勧めする方法はシンプルなもので、主に呼吸を意識したものです。
ヒーリングをする際には、同じリズムで呼吸を続け、決して止めたりしない、と言うことが大切です。息を止めることで、ヒーリー(ヒーリングを受ける人)のネガティブなエネルギーを受けてしまうことがありますが、連続的な呼吸を続けることで、エネルギーが循環しますので、ネガティブな影響を避けることができるからです。ちなみに、ここで扱うヒーリングエネルギーというのは、僕たちの周りに存在する「プラーナ」という生命エネルギーそのものです。だから、あなた自身のエネルギーが枯渇するようなことはありませんし、無尽蔵に使うことができますので、ポイントさえ抑えておけば、疲れるようなことはない、ということも知っておてください。

①先ず、両足の指先か足裏を意識してください。足から息を吸いましょう・・・・。もちろん、息は鼻から吸いますが、足を意識しながら吸うことで、エネルギー的には息を吸うことになります。呼吸は「4秒で吸って4秒で吐く」というリズムを守ってください。では、息を完全に吐き出したあと、4秒で頭のてっぺんまで息を吸います。その際、「1、2、3、4・・・・・・」と、心の中でカウントしながら行い、光のエネルギーが、足を通り体を通って頭のてっぺんまで吸い上げられるのをイメージします。

②次に息を吐く時にも4秒で吐き切りますが、エネルギーの流れは両手ひらに移ります。頭のてっぺんまで吸い上げたエネルギーを、息を吐きながら、首元にまで下ろし、そのまま両腕、両手のひらへと流し、最後に放出しましょう。この一連の流れを続けることで、多くの人が、両手が熱くなったり、冷たくなったり、あるいはチクチクしたりと、何らかの体感の違いを感じられるでしょう。それは、上手にエネルギーが流れている反応の一つです。それを数分くり返すことで、エネルキーを流す回路をクリアにし、ヒーリングエネルギーが、より多く流れる条件を作ることができます。何より、これだけでも、あなたは癒されることになります。

③では、このエネルギーを特定の領域に流してみましょう・・・・・。と言っても簡単です。あなたの調子の悪いところに手を当てながら、呼吸法だけを続けるだけです。足からエネルギーを吸い上げ、手からエネルギーを流す・・・・・・。この繰り返しです。楽になったり、もう十分だと感じたら終えるか、次に気になる部分へと移ります。もし、手が届かない場所であれば、「気持ちの手」がそこにあると思って、そこから流れていくのをイメージすれば大丈夫です。

手の感覚が分かりづらければ、手のひらを軽く擦り合わせることで、感覚を敏感にすることができますので、試してみてください。特に手のひらの真ん中辺りの「労宮(ろうきゅう)」というツボからエネルギーが強く放たれていますので、暖かくなるまで擦ったら、両手のひらを合わせるように構え、離したり近づけたりすると、何らかの違いを手のひらで感じられるでしょう。それが、目に見えないエネルギーです。さて、ヒーリングをする際のポイントとして、痛い場所をサンドイッチのように挟むというのがあります。たとえば、膝が痛ければ、膝を両手で挟むように構えるということです。手は不調を感じる場所に直接当てても、少し離しても構いません。もし、小さいお子さんやペット、もしくはピンポイントで痛む場所がある、というような場合には、親指と人差し指、そして中指の先をくっ付け、指先を気になる場所に当てると効果的にエネルギーを流すことができるでしょう。簡単に言うと、どこか調子が悪いというのは、その場所の波動が落ちているのです。なので、ヒーリングエネルギーという高い波動のエネルギーを流す事で、その箇所の波動が共鳴を起こして高まり、活性化され、正常な状態を取り戻すわけです。なぜなら、「本来の僕たちは、完全に癒された、健康な存在そのもの」だからです。

人体には、体全体を癒すために押さえておくべきポイントが6箇所存在します。特にどこの調子が悪いというわけではなく、体全体を整えたいとか、より高いレベルで機能するためのメンテナンスがしたいという場合は、このポイントにヒーリングをしてみましょう。
6箇所の部位とは、「頭頂」「眉間」「のど」「ハート(胸の真ん中)」「心臓」「みぞおち」です。これらのポイントには特にネガティブなエネルギーがたまりやすいので、バランスを取るため、定期的にヒーリングをすることをおすすめします。
まず、頭頂にソフトボールくらいの光の球体をイメージし、それを両手で包むようにしながら、基本のヒーリング法を使って、エネルギーを流します。数分、あるいは直感的に、もう大丈夫と感じたら、次は眉間に手を移します。各ポイントには、頭頂と同じように、光の球体をイメージし、手のひらを眉間に向けながら、エネルギーを送りましょう。
あとは、のど、ハート、心臓、みぞおちの順にヒーリングをしていきます。すべてのポイントを癒したら、通常の呼吸に戻してください。
六つのポイントを活性化させると、波動が上がり肉体と精神両面のバランスが整うようになります。
眠る前に行えば、翌朝はリフレッシュされた状態で起きられますし、ヒーリングを習慣にすることで、疲労回復や、肉体及び精神の健康に役立てることができるでしょう。

『人生を変える目醒めのワーク』 パート4 より 並木良和:著 青林堂:刊

ヒーリングは、自分自身だけでなく、家族や周りの人にも行うことができます。
それだけでなく、ペットにも、食べ物や飲み物などにも使うことができます。

とはいえ、まずは自分自身からです。
この呼吸を意識したヒーリング法をマスターして習慣化しましょう。

「過去」を清算すると「今」が変化する!

一般的な解釈として、過去とは、「すでに終わったこと」を指します。
しかし、パラレルの世界では、過去の出来事が、いまだに展開中とのこと。

並木さんは、過去を精算すると、今の自分の意識が変わり意識が変わると過去も変化すると指摘します。

(前略)「過去は変わらない」と言われますが、「過去も変わる」というのが真実です。
過去を精算することで、今が変化することになります。
たとえば罪悪感を抱きながら生き続けていれば、どうしても自分が幸せになる許可を与えることができず、自ら望まない人生の流れを選択してしまう結果になりがちです。でも、意識を変えることで過去の影響から解放されると、自己肯定感が増し、自由に望ましい現実を選ぶこともできるようになるのです。
それには、ネガティブな影響を受けている過去を精算するためのワークが役に立つのです。
まず、ワークを理解するために、時間の概念について説明したいと思います。
僕たちは、この物理次元を体験するにあたって、プロセスを楽しみたかったため、「過去」「現在」「未来」という「時間軸」の概念を生み出しました。
でも、本来「時間」というものは存在しません。僕たちには「マスターソウル」(オーバーソウル)という、魂の親とも呼べる意識が存在し、そこから分離してたくさんの人間が存在するという形ができあがりました。
そのオーバーソウルの視点につながると、過去、現在、未来という既存の時間軸を使うことが不可能になります。なぜなら、オーバーソウルには時間の概念がないからです。
つまり、僕たちが時間と認識しているものは、「幻想(イリュージョン)」であり、毎瞬毎瞬はつながっておらず、独立して存在しているのです。それはまるで、映画のフィルムのようであり、一コマ一コマ独立したシーンを、一気に回すことで、まるで「連続してつながっているように見える」のが、僕たちが認識している「時間の流れ」であるというわけです。僕たちは意識を深く眠らせる中、本当は知っていたこの事実を忘れ、「時間という概念で遊ぶことに、皆で同意した」んですね。なぜかって? 何かことを成し遂げる際に、「プロセス」というものを体験し、それを通じて、達成感を感じたかったというのも、その一つです。なので、「過去」「現在」「未来」も存在せず、「すべての瞬間が、今この瞬間に同時に存在している」のです。これは、僕たちが過去世や未来世と呼ぶものも、今世の「今この瞬間に同時進行している」ことを意味しています。
さて、僕たちの今の意識では通常、一つの生、つまり「今世」しか認識することができませんが、オーバーソウルは多次元にまたがって存在していますので、あらゆるフィルム(人生)を同時に観ることが可能です。つまり、僕たちは一度に一つのフィルムしか集中できないので、たとえばあなたが②のフィルムを見ている時は、①のフィルムを過去、③のフィルムを未来と表現するわけです。
人生のフィルムが①から②に移行した際、①の出来事は終了したという認識になりますが、実際には引き続き上映されているのです。そして、特筆すべきは、先ほどもお話ししたように、すべてのコマが独立して存在しているため「つながっていない」ということです。にもかかわらず、僕たちは、「毎瞬つながっていると思い込んでいる」ため、次の瞬間も次の瞬間も、同じような状況を、「無意識レベル」で選択してしまうので、人生に大きな変化を起こせないでいるんですね。ということは、本当につながっていないことを理解すれば、今どんな状況であったとしても、次の瞬間には、「これまでとはまったく別の状況を選ぶこともできる」ということです。つまり、過去を精算するというのは、その後の選択の幅を大きく広げ、「これをしてしまったから、このようにしかならない・・・・・」という思い込みからくる限定的な結果から抜け出すことを可能にするのです。
菊理媛(くくりひめ)との共同で、今もなお存在し続ける過去を精算し、望む新たな状況を選択し直していきましょう。

過去を精算するワーク(菊理媛)

①静かに座り、軽く目を閉じ、軽くあごを引き、背筋は自然に伸ばします。手のひらは上にして膝の上に静かに置いてください。意識は眉間に置きながら、深呼吸をくり返し、リラックスします。そうしたら「私はこれから、私のすべてのネガティブな過去を精算する」と意図してください。

②次に、心の中で「菊理媛、どうぞ私の元に来てください」と呼びかけます。すると、美しく光り輝く菊理姫が目の前に現れます。菊理媛は、さまざまな色がまざりあった磁場を足元に作り出し、それは地平線のかなたにまで広がっていきます。

③どこまでも広がる、その色とりどりの磁場を眺めていると、菊理媛があなたの後方を指差し、「後ろを見なさい」という合図を送ってきます。後ろを向くと、真っ黒い球体に入った精算すべきネガティブな過去と金色に光り輝く球体に入ったポジティブな過去が、幾つも混在して浮いています。過去を表す球体は磁場の上を弾むように動いていますので、真っ黒い球体のみを選んで回収してください。重ねてしまえば幾つでも持つことができますので、一つ残らず集めたら、それを菊理媛の前に降ろしましょう。そして、彼女がその真っ黒い球体に両手を当てるのを視てください。

④次に、あなたも両手で球体に触れながら、謝罪する必要があると感じる人たちやわだかまりが残っている人たちを思い描いてください。コツとしては、この球体の中に、許せなかった時のことや、後悔している事柄を視るような感じです。

⑤最後に、「私が忘れてしまっていたとしても、これからの人生の発展性を阻害する可能性のある、過去のシーンのすべてを映し出す」と意図し、深呼吸を続けてください。そして直感的に十分だと感じたら、その手を離しましょう。すると菊理媛が近寄り、直径三、四センチほどの太さの赤いロープを手渡してくれますので、それを感謝して受け取り、真っ黒い球体の中央部にロープをぐるっと一周させながら巻きつけます。そして、「ネガティブな過去のすべてを精算する」と明確に意図し、ロープの端と端を結びましょう。

⑥ロープを結び、3メートルほど後ろに下がって、菊理媛と肩を並べて眺めていると、彼女が今度は、黄金に輝く弓と真紅の矢を渡してくれますので、「ネガティブな過去のすべてを精算する」と、もう一度意図して、球体にめがけて矢を放ってください。矢がしっかりと刺さった瞬間、球体がパーンと弾け、それと同時に弓と矢は消滅します。

⑦そして、弾けた球体からは、ホワイトゴールドの光の粒子が溢れ出し、ちょうどあなたが入れるくらいの大きさの光の球体ができあがるのを見てください。そうしたら、菊理媛と厳(おごそ)かに近づき、あなただけが、その光の中に入りましょう。

⑧ホワイトゴールドの光に包まれながら、深い呼吸を通して、光の粒子が全身に行き渡る様子をイメージしてください。取り入れたその光は、細胞の一つひとつに満たされ、刻まれていたネガティブなエネルギーをすべて浄化してくれます。しばらくホワイトゴールドを呼吸し続けてください。

⑨リラックスしたところで、光の球体の中からは外を視ることができるのですが、菊理媛が光の側面に両手を当てているのが視えます。彼女が目を閉じ、言霊のようなものを発すると、菊理媛の美しい玉虫色のオーラがさらに輝きを増し、その光があなたのいる空間に流れ込んで来ます。このオーラには、今の自分に影響している過去を、すべて精算する力が宿っているのです。

⑩すべての浄化が終わると、菊理媛が球体から手を放し、それを指先でツンと突く仕草をします。すると、シャボン玉のように弾けて、色とりどりの光の粒子に変化するので、深呼吸をしながら、その光を体全体に満たしましょう。「私は過去を精算し、ネカティブなエネルギーから完全に解放された」と、しっかり意図したら、菊理媛に感謝の気持ちを伝え、ゆっくり目を開けましょう。そして、グーッと背を伸ばし、拳で軽くトントンと、腕や足を叩き、体を意識することでグラウンディングしてください。

僕たちは無意識のうちに過去から影響を受けることで、自らの可能性を狭め、結果、望む変化を果たせないでいるのです。
新人類・銀河人類になるためには、過去を精算することが不可欠であると言えるでしょう。

『人生を変える目醒めのワーク』 パート6 より 並木良和:著 青林堂:刊

図2 菊理媛 人生を変える目醒めのワーク パート6
図2.菊理媛
(『人生を変える目醒めのワーク』 パート6 より抜粋)
「過去」も「未来」も「現在」も、すべての瞬間は同時に存在している。
それぞれが映画のフィルムのコマみたいなもので、コマから次のコマの移動を私たちは「時間」と認識しています。

コマは、知覚できないほど高速で連続して移動しています。
そのため、私たちは時間を、あたかも過去から未来に一方向へ直線的に進んでいるように感じます。

コマのつながりを「タイムライン」といいます。
タイムラインが変わると、過去が変わり、未来も変わります。

菊理媛のワークを行うと、ネガティブな過去を精算することで、過去のコマの選択が変わります。
過去のコマが変わることで、コマのつながり、つまり「タイムライン」も変わります。

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ネガティブな感情を私たちの中に留め、手放すことを阻んでいるエネルギー。
それは「執着」です。

ある事柄に恐怖を感じているとき、私たちはその事柄に執着しているということです。

並木さんは、表層的には気にしないと言いつつも、その出来事や、それにまつわる記憶をつかんでいるからこそ、いつまでもとらわれて、恐怖を感じ続けていて、それこそが執着であると、まずは気づいてほしいとおっしゃっています。

「恐怖」の感情を嫌っていると言いつつ、実は、それを手放さないという信念を持ち続けているということです。

おそらく何千年、何万年前も前に身につけたであろうネガティブな感情。
それらを今の今まで、眠りの状態を続けるため、大事に抱え込んできました。

私たちは、今、眠りから目覚めて「銀河人類」へと飛翔の時を迎えています。

執着という“重り”を手放して、本来の自分を解放する。
私たちも、本書を片手に目醒めのワークを続けて「想像を超えた自分」を目指しましましょう。

ずっと「自分探し」をしてきたあなたへ 人生を変える目醒めのワーク

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