本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『新しい地球の歩き方』(並木良和)

お薦めの本の紹介です。
並木良和さんの『新しい地球の歩き方』です。

新しい地球の歩き方 自分史上、最高の自分に出会う旅

新品価格
¥1,188から
(2023/4/1 09:05時点)

並木良和(なみき・よしかず)さんは、スピリチュアルカウンセラー、作家、ライフメンターです。
宇宙の叡智や高次の存在と協働しながら「本当の自分」に一致して生きるための「統合(LDLA)」を伝え、本来の人間が持っている能力や生き方、そして、目醒めた状態で人生を謳歌する「在り方」を、自らの体験を通して国内外を問わず世界に教示されています。

「新しい地球」のルールを理解し、最高の人生を生きる!

並木さんは、今あなたがどのような状況にあっても、「目醒め」を選択し、「新しい地球」へ完全移行するプロセスを歩んでいることは事実だと述べています。

「目醒め」とは、魂の源とつながった「本当の自分」を思い出すことです。

そのためには、地球人として体験したネガティブな意識を、そこに向かって「統合」することが必要です。

「統合」とは、言い換えれば「人類特有のネガティブな感情を手放して、僕たちの本質の光に戻るよ!」ということです。

 僕たちの本質である「本当の自分」とは、肉体ではなく「光」の存在です。なので、本来はネガティブな感情というものは持ち合わせていない存在でした。ですから、この地球で肉体を持つことを選び、怒りや不安といったネガティブな感情を体験し、時間やお金に支配されて生きるということは、自分の意志で選んだとはいえ、とても苦しいことだったのです。そこで、「もうネガティブな経験は十分積んだのだから、本質に還りましょう」となりました。
それは、「重たい感情や時間やお金に支配される生き方から抜けていきましょう」ということ。僕たちは今、その大転換期の真(ま)っ只中(ただなか)にいるのです。

僕たちが暮らすこの地球は、宇宙に数多(あまた)存在する惑星の一つであり、宇宙の動きと連動したサイクルを生きています。
簡単にいうと、地球は宇宙と連動した「目醒め」と「眠り」という二つのサイクルを、約1万3000年ずつ、行ったり来たり、順番に繰り返しています。
大きな意味では、物質社会から精神世界へ、また物質社会へと意識の変容を促すサイクルが繰り返されています。そして、地球で生きている人類も、太陽が東から昇り西へ沈むことや、季節の移り変わりが目に見える形で人の生活に影響しているように、もれなくそのサイクルに従って生きています。
これは宇宙の自然な進化のプロセスといえるもので、信じる・信じないの問題ではありません。

2012年から始まった「目醒め」のプロセスは、2017年以降、流れを本格化させました。ただ、「目醒め」へと向かうゲートは、いつまでも開いていたわけではありません。約1年前の2021年の冬至12月22日に完全に閉じられました。
つまり、現在この地球には、「目醒め」を選んだ人と、選ばなかった人、すなわち「眠り」の意識でいることを選んだ人がいるということです。

そして、この本を手にしてくれたあなたは、間違いなく「目醒め」を選んだ人です。
仮に本屋さんでふと立ち止まって、それとなくページをめくってみただけであっても、この本に出会ったということは、あなたの魂が深いところで、今世このタイミングで目醒めることを決めて生まれてきたからにほかなりません。そうでなければ、たまたまこの情報に触れることなどあり得ないからです。

とりわけ、2022年から2025年の4年間は、「古い地球」から「新しい地球」へ移行するために、さまざまな“揺らぎ”を体験していく期間です。
それは、既存のシステムが崩壊し、再構築がなされる中で、あなたが本当に目醒めて生きていく覚悟があるのかどうかを、宇宙が試すテスト期間とも言い換えられます。
このタイミングで何を手放し、何を選択するか。自分自身の取捨選択を、今一度見直す場面が目白押しでやってくるのです。

完全に目醒めた意識で、「新しい地球」を生きるということは、何でもやりたいことができ、何にでもなれるということ。もちろんそこに、「古い地球」の周波数である不安や心配、嫉妬や比較といったネガティブな感情はありません。
波長の合う仲間と繋がり、ワクワク楽しい毎日になります。「愛と調和」の意識をベースにしたつながりの中で生きるようになります。それが僕たち「光」の本質だからです。

現在、「新しい地球」へのシフトが上手くいっていて、簡単にいえば、以前より格段に生きやすさを感じている人もいるでしょう。
一方で、そのような現実が追いついてこないことに焦りを感じている人も少なくないようです。
「新しい地球に降り立ったはずなのに、不安すぎる。実は降りていないのかも?」
「“目醒め”を選択したつもりだったけど、何も変わっていない気がする」
「今日もクヨクヨ悩んでばかり・・・・・・。目醒めてないのかな。ちっとも楽しくない」
このように「目醒め」を選択したことに対して、確信が持てない人が増えているのです。このタイミングで本書を記した理由もそこにあります。「新しい地球」のルールを理解し、自分史上、最高の人生を生きるガイドとなる一冊が必要だと考えたのです。

安心してください。「目醒め」について真剣に考えれば考えるほど、「目醒め」を理解しようとすればするほど、今、たくさんの気づきや学びがやってきているだけです。
日常で起こる現象に一喜一憂しながらも、そこから気づきや学びを得る。
かけがえのない大事なものを失って、そこから自分の本当の望みを知る。
そのように、今体験するネガティブな感情のすべては、「目醒め」を加速させ、新しい地球へと次元上昇していく足掛かりになります。

いろいろな方から、よく「〇〇しても大丈夫ですか?」「〇〇したら、目醒めはストップしますか?」という旨の質問をいただくことがありますが、基本的にこの宇宙は、何をしても自由! してはいけないことなんてありません。
あなたはあなたの人生を生きるために、この地球に生まれて来たわけですから、「あなたの好きにすればよい」のです。

大変容時代の残り3年余り、大事になってくるポイントは、あなたの「在り方」です。
・自分の心の声に従って行動する
・結果には執着しない
・自分にとってのYES、NOを明確にする
・周りの人や世間などのせいにしない
・すべて自分の意識が創り上げていることを腑に落とす
・自分しか自分を幸せにすることはできないことを知る
・自分の人生に100%責任を持つ
このように、自立した「在り方」に一致して生きることが大切になります。
自立=自分軸で生きる人が増えれば増えるほど、自由で明るい未来が待っています。逆であれば、不自由で暗い未来を経ることもあるでしょう。

今、社会で起こっている現象は、あなたの目に、まるでカオスのように映っているかもしれません。しかし、窮屈になることはありません。
「新しい地球」のステージに立ち、スポットライトを浴びるため、まさに「日の目を見る」ためのテストを受けているだけ。いずれにしてもポジティブな変化なのだと知ってください。
この本の目的は、そのための試験勉強のようなもの。これからどんな変化が起こるのか、あなたがどんな体験をしていくのか。予習することで、あなたは具体的に「何をしたらいいか」がわかるようになるでしょう。
この期間を抜けると、今まで古い地球でまかり通っていた支配やコントロールから抜けて、本当の意味で自由なあなたに戻ることができます。そして自分らしい人生を謳歌(おうか)できます。それくらい、今は大切な分岐点です。

「あなた一人が変わることは、世の中に大きく影響する」ことを忘れないでください。今という大切な時期、ぜひ自分の生き方を振り返り、自分軸に一致する生き方に意識を向けましょう。
人類全体が新たなステージを迎えようとしている今、この本が、あなたがその舞台に上がるための一助となりますように。

『新しい地球の歩き方』 はじめに より 並木良和:著 フォレスト出版:刊

本書は、ついに始まった「新しい地球」のルールを解説し、最高の自分を生きるための方法についてわかりやすく解説した一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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目醒めて生きることを選択した人に「テスト期間」が始まる!

なぜ、人類が「眠り」と「目醒め」という意識のサイクルを繰り返しているのか。
並木さんは、その理由を以下のように説明しています。

 僕たち人類はこれまで地球とともに、1万3000年ほどかけて、「眠り」のサイクルを体験し続けてきました。
「眠り」のサイクルに入る前は、完全に目醒めた状態、すなわち本質の「光」の意識を持った存在として、1万3000年間暮らしてきたのです。完全に目醒めた状態で暮らしていた人類は、望みさえすれば「何でもできる」「何でも手に入る」「何でもなれる」という自由を謳歌していました。そこは、不安や恐怖や罪悪感や、嫉妬や焦り、無価値感、罪悪感といったネガティブな感情が一切ない世界。目醒めて生きている人類は、そもそもネガティブな感情そのものを感じません。そういった意識を持ち合わせていないからです。何しろ自由で、争いや、国境のような隔たりもありませんから、暮らす惑星も選びたい放題。ですから、地球に限らず、宇宙のさまざまな惑星で思い思いに幸せに暮らしていたのです。

しかし人類は、そんな自由すぎる状態に、いつしか飽き飽きしてしまったのです。
「何でもできちゃう、やれちゃう」、そんな自分がつまらなくなって、真逆の「不自由な状態を体験してみたい!」となった。そして、「できない」「やれない」「難しい」という制限満載で、ネガティブな感情がオンパレードの地球というテーマパークに、自分たちの意志で、遊びにやって来たのです。
つまり、僕たちにとって制限やそれに伴うネガティブな感情の体験というのは、悲劇的な映画にどっぷりハマり、感情を揺さぶられることを楽しむような、とてもエキサイティングな体験だったのですね。

しかし、眠りの状態に1万3000年もの長い間のめり込んだ結果、「ここには遊びに来ただけ」ということを忘れてしまった。不可能や絶望、孤独感、無価値感などさまざまなネガティブな意識を体験する中で、自分の本質が自由であり、何でもできて、何にでもなれることを忘れてしまったのです。そして、ネガティブな「眠り」の意識こそが自分の本質だと思い込むようになってしまいました。それが、今までの僕たちでした。
でも十分に「眠り」をやり尽くした地球、そして僕たちに、宇宙からこう呼びかけました。
「何でもできる『本当の自分』に意識を戻すタイミングを迎えていますよ。”眠り”から目醒めたい人は手を挙げて!」

それが前述した2012年頃。地球がいち早く「目醒め」のサイクルへと入り始め、人類の意識に対して目醒めのゲートが開きました。それから約10年の時を経て、2021年の冬至にそのゲートは完全に閉じられたのです。

2021年の冬至は、「目醒め」の方向に向かうか、「眠り」の状態のままでゆくかの最後の分岐点でした。個人レベルの魂の選択によって本格的に道が分かれたのです。

「目醒め」を選択した人の魂は、魂の故郷である源に帰還し、光の存在として、これからの「新しい地球」を生きると決めています。
ただ、「目醒め」を選択しただけでは、まだ完全に目醒めたことにはなりません。
「完全な目醒め」を目指して宇宙からの試験が始まります。それが、2022年から2025年の激動の4年間です。
つまり、「目醒め」を選択した僕たちは、「完全な目醒め」という志望校に受験を決めて、スタートラインに立ったということ。そして、地球が5次元へと安定化する2032年を越えて2038年頃、アセンションの状態へと意識が到達できるかどうかが、受験本番となります。

「目醒め」を選択しなかった人は、これまでと変わらない「眠り」の世界を生き続けることになります。次のタイミングである2万6千年後に「目醒め」を選ぼうと、魂が決めている場合もあります。

両者は、この瞬間も、エネルギー的に真逆へと進んでいます。
これまでどんなに仲がよかったとしても、「噛み合わない」と感じることが増えていくでしょう。意見も合わない、一緒にいても楽しくない、同じ言語を話しているはずなのに意味が通じない、ということが増えていきます。ほどなくして、物理的にも交流が途絶え、お互いに認識すらできなくなっていくでしょう。

『新しい地球の歩き方』 第1章 より 並木良和:著 フォレスト出版:刊

私たちは、地球というテーマパークに遊びにきているだけ。

例えば、お化け屋敷も、それと知っているのと、そうでないのでは、怖さの質がまったく違います。
作り物で、完全に安全であることを知っているから、楽しめるのですね。

その”カラクリ”に気づくことが「目醒め」だということです。

「ニュートラルな在り方」が目醒めのポイント!

「新しい地球」を生きる。

そんな私たちのスタンダードな意識として理解すべきが、ニュートラルな在り方です。

 ニュートラルというのは、「善・悪」などのすべての二極を清濁併せ呑んだ意識のことです。ポジティブにも、偏りがない、今より容量の大きな意識になることがニュートラルな立ち位置であり、目醒めのスタンスです。
まさにこれが、釈迦が説いた中道という教えです。ポジティブでもネガティブでもなく、中道に立つ。ニュートラルに存在する「在り方」が、目醒めた意識の在り方そのものになります。
ニュートラルな状態とは、別の言い方をすると、自分の中心に一致した状態ということになります。つまり「自分軸に一致している」ということです。「過去や未来ではなく、『今この瞬間』に存在する」と意図するだけでも、ニュートラルなポイントに立ちやすくなります。

「ダイヤモンドの位置」や「100の位置」というのは、僕が統合ワークをする時によく使うニュートラルなポイントを表す言葉です。これは物理的に決まった場所があるわけでなく、自分のいる空間の中で、「自分の意識のニュートラルなポイントを探す」という意図を持って、「何となく、この辺りに惹(ひ)かれる」とか「あの辺りに立つと、しっくり来るような感じがする」といった感覚を感じる所に、イメージで、あるいは実際に歩いて行き、その上に立つことで、自分の中心を感じることもできるのです。

僕たちは、普通に生活しているだけでも、そうとは気がつかないうちに心のバランスを崩していたりするものです。そうなると、前のめりになりすぎたり、後ろ向きになったり、素直になれずにやさぐれたりします。
「人間だもの。それが普通よ」と思っているとしたら、未(いま)だに3次元の「古い地球」の世界観に浸っていることになります。
自分がそうなっていることを自覚したら、すぐにニュートラルな状態に戻ることが、この時期とても大切です。

ニュートラルな意識になってはじめて、根源とも呼ばれる「源」の光とハイヤーセルフ、そして自分とが一直線にアラインメント(並列)されることになります。それにより、僕たちは常にエネルギーが供給され、必要な情報やメッセージを直感的に受け取ることができるようになるのです。
たとえば、「仕事を続けるか辞めるか」「この人間関係を手放したほうがよいか」「どうすれば本来の自分らしく、豊かな人生を送ることができるのか」。つまり、ニュートラルな意識でいることで、「本来の自分」であるハイヤーセルフにつながり、「どうすればよいかがわかる」状態になるのです。

ニュートラルな状態というのは、心身ともにバランスの取れた状態です。
外ばかりに意識を向けているので、自分軸がブレる、揺れるということが起こります。
だから、僕たちは自分の内側に意識を向け、ニュートラルなポイントを見つけることで、現実に一喜一憂しなくなることが大切なのです。

統合の視点からいえば、ニュートラルな視点というのは、ジャッジのない視点です。つまり、批判や非難をするという意識が一ミリもありません。
僕たちは、誰もが「正義の物差し」というものを持っています。それで人や物事を計り、自分の物差しと合致するものはOK、合致しないものはNOとします。
NOの時は、瞬間湯沸かし器のように、即座に反応し、「人としてどうなのか」「非常識よね」「人の気持ちを考えてないわ」と批判や非難が始まります。「古い地球」においては、「正しい」ということが非常に価値のあることだったので、どうしても使ってしまうのです。

ジャッジは日常、意識的に手放していく必要があります。
「よい・悪い」「正しい・間違い」とジャッジしている自分に気づいたら、「ジャッジ」という周波数を使っていることを認めて、淡々と根気よく手放していきましょう。
そして、ジャッジをしていない自分を感じてみてください。
自分の中に繰り広げられていた、「内なる戦い」が終わりを告げ、静けさや穏やかさが満ちた、真の調和を感じられるようになるでしょう。

カオスを生き抜く中で、ニュートラルな「在り方」を保つためには、「恐怖」や「不安」という周波数を意識的に手放していくことが役に立ちます。
恐怖や不安は、非常に根深いバイブレーションです。しかも現在は、戦争、天変地異、テロ、食糧難、経済危機などか、次々に並行して起こっているので、「この先どうなっていくのか」と、それらを感じやすくなっています。

恐怖や不安を手放そうと思った時、「地震に対する恐怖」「お金に関する不安」というように、感情を事柄にくっつけて考えがちですが、実際、僕たちが使っているのは「恐れ」や「不安」という周波数だけです。だから、その周波数そのものを手放せば、地震もお金も「恐怖や不安の対象」ではなくなります。

たとえば、地震が起きたとします。その際、棚から物が落ちてきたり、タンスが倒れたりするかもしれません。それに恐怖を感じる人も多いでしょう。でも、実際に起こっているのは、「恐い事」ではなく、ただ、「棚から物が落ちて来た」のですし、「タンスが倒れた」だけです。または、道に人が倒れているとします。それを見て「大変だ!」と気が動転する人もいます。でも、「大変な事」が起こっているのではなく、事実はただ「人が倒れている」だけなのです。

何がいいたいかというと、起こる出来事はどんな時もニュートラルだということです。悪いことが起きているのでも、いいことが起きているのでもありません。
僕たちは、目の前で展開している現実に「ネガティブなことが起きている」「ポジティブなことが起きている」と勝手に意味付けをして体験しているだけなのです。しかし、いつまでもそれをやっていたら、ニュートラルな「在り方」を保つことはできません。
現実をありのままに見ることを習慣にして、感情という周波数を現実にくっつけないようにすることで、恐怖や不安のドラマに巻き込まれづらくなるでしょう。

「現実は、どんな時もニュートラルで、ただ自分が持っている感情を、目の前の現実にくっつけて体験しているだけなのだ」といわれても、「やっぱり、どう考えても天変地異は恐い」と思う人もいるでしょう。
ここで大切なのは、「私は苦しみや恐れを体験したいのだろうか?」という問いかけです。
すでに「目醒め」のサイクルに入っていますが、「これからもネガティブな体験をし続けたい!」という場合は、現実が本当はイリュージョンであることも、宇宙のサイクルについても、知る必要はありません。知らないほうが、臨場感たっぷりに苦しみや恐れを体験できるからです。
しかし、これ以上ネガティブな体験はいらない、というのであれば、「ネガティブな体験を選択しない」と決めることです。
そして、あらゆる事柄にくっつけていたネガティブな感情をすべて手放して、イリュージョンから抜け出しましょう。すると、そこに費やしていた意識とエネルギーが自分に戻り、目醒めは加速していくことになります。

『新しい地球の歩き方』 第3章 より 並木良和:著 フォレスト出版:刊

事実は、事実であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
それに意味付けしているのは、私たち一人一人だということ。

人の数だけ「正しさ」があり「間違い」があります。
世の中の争いのすべては、それらがぶつかり合うことで起こっています。

「ジャッジ」をなくすこと。
それが、一人一人の「内なる戦い」を終わらせ、ひいては、世の中の争いを終わらせます。

波動は「高い」だけでなく「強く」する必要がある

私たちは、目を醒ますことを選択しました。

目醒めのプロセスを加速させるには、意識が放つ波動(周波数)を高めていくことが重要となります。

 この「波動が高い、低い」というのは、振動数、すなわち周波数の違いのことを指していて、優劣ではありません。「波動が高い」というのは統合へ向かうことでありません。「波動が低い」というのは分離へ向かうという意味で使っています。波動が「上がる・下がる」という時も同様です。また一般的に、ポジティブは明るくてよいこと、ネガティブは暗くてよくないこと、という使われ方をすることがありますが、これらの言葉も同じ意味であり、そこに「よい・悪い」という二極の意味はありません。

ここでのポイントは、僕たちの本質の意識であり、特有の波動を放っているということです。そして、波動には同じ性質のものが引き合うという特性があるので、ポジティブな波動を放つことで、肯定的な変化をもたらすことができるのです。
また、波動を高めることが大事である、ということはよく聞くかもしれませんが、実は強くすることも大切で、それによって現実が大きく動き出すことになるのです。そのためには「行動すること」が鍵になります。
この地球は行動の惑星です。僕たちがなぜ肉体を持っているかといえば、行動するために必要だからです。
そして、波動を強くするためには、「自分の心に一致した行動を取る」こと。それによって、波動を高め、さらに強くしていくことができるのです。

たとえば、「こうしたほうがいいな」と感じているのに、「やらない」という状態は、自分と一致していないということです。その状態のままでいるとどうなるかといえば、波動が弱くなります。波動が弱くなると、現実に対する影響力も弱くなっていきます。つまり、望む変化を起こすことができなくなるのです。
100%、やりたくないことをする必要はもちろんありません。ただ、「運動したほうがいいことはわかっているけど、できないんです」というように、頭ではわかっているんだけど、行動が伴わないんです、と嘆く人が多いのも事実です。
でも、「頭ではわかっているけど、行動できない」というのは、「本当には理解していない」ということを知ることです。その、モヤモヤした状態から抜け出したいのなら、「私は本当にはわかっていない。わかった気でいただけなんだ」と認めることがとても大切になります。
なぜわかっていないのに、わかったふうを装うかといえば、「頭で理解していること」「知っていること」がすごいことだと思っているからです。それは、無価値感や劣等感を持っていることの裏返しです。だから、「自分をよく見せたい」「ちゃんとわかっている人だと思われたい」「バカにされたくない」となった時、「頭ではわかっているんですけど・・・・・」という表現になることがあるのです。
それだけではなく、「やりたいけど、できない」というモヤモヤを抱え続けることで、自分と不協和音を起こし、どんどん自分軸からズレていくことになります。さらに、そんな自分を責めたりすることがあれば、魂はどんどん萎縮してしまうでしょう。つまり、「自分を責める」「自分を卑下する」「自己否定する」というのは、魂が力をなくしていくということ。自分の本質の力が弱まるということですから、その状態で満足のいく人生を生きられるわけがありません。
だからこそ、「頭では理解しているんだけど・・・・・」が出てきたら、まずは理解していないことを認め、「自分は本当にはどうしたいのか?」に向き合うことで、再スタートすることが大切なのです。

直感というのは、簡単にいえば、ハイヤーセルフからやってきます。ハイヤーセルフは、あなたに関しては全知全能。すべてをお見通しの存在です。
わかりやすくいうと、自分がいて、その頭上にハイヤーセルフがいて、そのまたはるか上のほうに源が燦然(さんぜん)と輝いている。3者が常に一直線にアラインメント(並列)されている状態が、「本当の自分」とつながっている状態です。なので、「本当の自分」=ハイヤーセルフといえますし、「本当の自分」は、源とも常につながっている状態といえるでしょう。
つまり、「本当の自分」と一致していれば、自然と直感に従って行動できるようになるので、結果的に自分に必要なことがわかるようにもなります。そうなれば、人生が楽しくなって、もっといろいろチャレンジしたいと意欲的にもなるでしょう。

今という時代を生きる僕たちは、肉体を持ちながら、ハイヤーセルフの意識そのもので存在し、次元上昇していくという、いまだかつてない奇跡的な体験をしているのです!

『新しい地球の歩き方』 第4章 より 並木良和:著 フォレスト出版:刊

ハイヤーセルフとつながり、直感を受け取ること。
その直感を行動に移すことが、波動(周波数)を高め、強めるのに最も重要になります。

直感を行動に変えていく。
並木さんは、そのためにはサインが来たら、72時間以内に行動しましょうと述べています。

「統合」ワークで「本当の自分」に目醒めていく!

「目醒め」のプロセスを進め、「新しい地球」を自分らしく生きる。

並木さんが、そのための方法として提案しているのが「統合」のワークです。

「統合」ワークとは、「地球の重たい周波数を手放して、『本当の自分』に目醒めていくためのワーク」のことです。

図 プラチナシルバーフィールド 新しい地球の歩き方 第5章
図.プラチナシルバーフィールド
(『新しい地球の歩き方』 第5章 より抜粋)

 一つだけルールがあります。最初に、「プラチナシルバーのフィールド」と僕が呼んでいる磁場の上に立ち、周りが宇宙空間になっているのをイメージして行うこと(上の図を参照)。
プラチナシルバーのフィールドは地球のネガティブな波動の影響を受けないニュートラルな地場です。
この磁場は地球を取り巻くように存在するフィールドのため、地球のネガティブな周波数の影響を受けないのです。そしてプラチナシルバーのフィールドの周りには宇宙空間が広がっていることになります。
プラチナシルバーのフィールドの上でワークをするのとしないのとでは、統合の質に雲泥の差が出てきます。ワークをする際には必要不可欠なものと理解して、意識するようにしてください。

また、プラチナシルバーのフィールドは、目を醒ます意識たちが使う磁場なので、日常生活でもプラチナシルバーのフィールドを意識することで、ネガティブな周波数と自分の間に隙間ができ、外しやすくなるのです。
仕事をしている時、電車に乗っている時、食事をしている時、友だちと話している時、お風呂に入っている時など、どんな時も24時間、プラチナシルバーのフィールドの上にいることを意図しましょう。ずっと色をイメージし続ける必要はなく、「ただ、そう思えばよい」のです。すると、日常、自分の中の周波数と共鳴し、増幅して、手放しづらくなってしまうのです。
これまでは、ネガティブな周波数がべたべたとあなたの身体に張り付いていたとしたら、プラチナシルバーのフィールドの上で生活するイメージを習慣にすることで、その張り付いていた周波数が、スッと浮き上がってくるような感じになるので、ベタつき感が少なく、サラッと外しやすくなるような、そんなイメージです。

また、ワークでは、よく「意図する」という言葉を使います。
「意図する」というのは、たとえイメージがうまくできなくても、「こうなっている」と思うことで、エネルギーはその意図に従って流れ、実際に動くことになります。なので、安心してワークについて来ていただけたらと思います。

「ネガティブな感情を手放す」ワークは、モヤッとしたらすぐ行う。条件反射になるくらいまでやってください。僕にとっては、今では呼吸をするくらいナチュラルになっています。
まず、自問自答形式で行う「基本の手放し法」をお伝えします。そして、さまざまな方向性からのワークもご紹介していきたいと思います。

【基本の手放し法】
座っていても、立っていてもかまいません。静かに目を閉じ、プラチナシルバーのフィールドに立ち、周囲に宇宙空間をイメージします。
① ネガティブな感情を使っていたことを認めます。
例:「不安なニュースばっかりで、これから世界はどうなっていくんだろう」と思う時、あなたは「不安」の周波数を使っています。まず、それを認めない限り、「手放す」という選択肢が出てきませんので、とりあえず、使っていることを認めます。自問自答なので、「不安という周波数を使っているのを認められる?」と自分に聞き、「イエス」と答えます。そして、両手で拳を作り、その中に「不安」を握っているのをイメージします。
② 次に、そのネガティブな感情を手放す許可を自分に与えます。使っていることを認めたら、後は、それを使い続けるか、手放すかという選択肢が出てくるからです。
例:その「不安」を手放したいと思って、このワークをするのですから、当然手放すことはOKなはずですが、こう自分に問いかけてください。「この不安を手放すこと、OK?」。そしたら「OK」と答えましょう。
③ 許可を出したら、あとは「手放す」だけです。OKと答えたら、「じゃあ手放そう、今!」と言って、握っていた拳をパッと開きます。その時、不安の塊がポトっと、下に落ちていくのをイメージするとよいでしょう。そして、深呼吸。
この①〜③のプロセスを二回ほど繰り返します。まだ残っている感じがしたら、少しでもスッキリ感を得られるまで①〜③を繰り返してください。あとは、自然に扉が開くように、ポロポロと外れていくようになります。

【意図を使った「手放し」の方法】
プラチナシルバーのフィールドに立っているのをイメージして、胸や胃の辺りなど、ネガティブな感情を感じている部分に意識を向けながら、
「今この瞬間、この不安を手放します」
「今この瞬間、この恐怖を手放します」
と意図することで手放すこともできます。
「意図する」というのは、宇宙に対する宣言です。もしイメージが上手くできなかったとしても、意図することで、宇宙にはしっかり伝わりますので、安心してください。
意図した後は、一度、深呼吸をします。そうすることで波動調整されて、ネガティブな周波数が外れていきます。

この揺らぎの期間において、自分軸を確かなものにしていくためにも、習慣にしてほしいのがグラウンディングでちゃんとグラウンディングされていれば、周りで何が起きようとも安心感に満ち、落ち着いて、リラックスしています。
たとえば、小さなエネルギーで、大きなことを起こそうとしても、それは大変でしょう。でも、地球とのつながりが確立され、その大きなエネルギーが後ろ盾になってくれると、楽に物事を動かしていくことができるようになります。つまり、あらゆることが簡単になるので、疲れなくもなります。グラウンディングでしっかりアースされると、アンテナも高く立つので、高次の存在からのメッセージやアイディアも受け取りやすくなります。

目醒めを選択している人であっても、まだ古い地球にグラウンディングコードをつないだままでいる人も多く見受けられます。その場合は、古いグラウンディングコードを意識的に引き抜いて、新しい地球に差し直すことがとても大切になります。

【新しい地球にコードを差し直し、
自身に溜まったネガティブなエネルギーを浄化するワーク】

① 椅子に座り、手はももの上に置き、軽く目を閉じ、軽く顎を引き、背筋を自然に伸ばします。肩を上にグッと上げて、肩に力を入れてから、ストーンと下ろし、肩と肘の力を抜きましょう。
② あなたの足元にはプラチナシルバーのフィールドが、そして周りには宇宙空間が広がっています。
③ プラチナシルバーのフィールドの下には、真っ黒い古い地球があります。あなたの尾てい骨からグラウンディングコードが伸びていて、真っ黒い地球の中心とつながっているのをイメージしてください。
④ 「私はこの古い地球からグラウンディングコードを抜きます」と意図します。
自分で、古い地球の中心とつながっているコードをつかんで、グッと抜きます。そして、自分の尾てい骨につながっている部分も抜いたら、それを上手く丸めて、両手の上に置くイメージをしてください。
手に持っている切断されたコードに、宇宙からホワイトゴールドの光が降り注ぎ、全部溶けて消えていくイメージをします。消えたら、深呼吸します。手にまだエネルギーが残っている感じがしたらその部分にフッと息を吹きかけて、残りカスも綺麗に吹き飛ばしてしまいましょう。
⑤ 一度深呼吸して、波動調整します。次は、新しい地球にグランディングコードをつなぎます。まず、あなたの足元の古い地球を、横に動かすイメージをすると、足元にはスッと黄金色の新しい地球がスライドして入ってきます。
⑥ 「黄金色の新しい地球の中心に私のグラウンディングコードを接続し直します」と意図し、自分の尾てい骨から新しい黄金のコードを伸ばし、地球の中心に船の錨(いかり)を下ろすようにつなげます。プラグを差し込むイメージでも、地球の核にコードをぐるぐる巻き付けるようイメージしてもかまいません。
⑦ 深呼吸しながら、「私はこの瞬間から、新しい地球に存在する」と意図しましょう。
⑧ 最後に、つながったコードを通して、自分のネガティブな感情やストレス、緊張、疲労などを身体中に充満した真っ黒い煙で見て、それを呼吸とともに地球の中心に送ります。すると、それがすぐさま浄化され、純白のパワフルなエネルギーになって、呼吸と共に、再びコードを通じて身体中に満たされるのをイメージします。この流れを数回、あるいは好きなだけ行ってみてください。そして、もう十分と感じたら、地球に感謝し、ゆっくりと目を開けましょう。

⑧のワークで行ったエネルギーの循環は、グラウンディングコードが繋がっている間は、意識しなくても、自動的に行われることになりますが最初のうちは、精神的にショックな出来事に遭遇したり、地震が起きたりすると、プラグが「新しい地球」から外れることもあります。そして無意識に、馴染みのある「古い地球」にプラグをつなげてしまうのです。やたらソワソワするなど、自分が「眠り」の意識を使っていると感じた時は、十分だと思えるまで、毎日新しい地球にコードをつなぎ直すことをおすすめします。

『新しい地球の歩き方』 第5章 より 並木良和:著 フォレスト出版:刊

並木さんの「統合」ワークは、いつでもどこでもできます。
習慣にして、どんどん地球の周波数を手放していきましょう。

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私たちは、大転換を迎えているこの地球を選んでやってきました。
そして、何世紀にもわたって輪廻を繰り返しながら「目を醒ます」ための準備をしてきました。

並木さんは、これから地球が、どのような変化を辿ろうとも、目醒めを決めたあなたは、魂の目的に沿って生きているのであり、「大丈夫」であることを知ってくださいとおっしゃっています。

アセンションが終わり、完全な「新しい地球」に移行するのが、2038年頃です。
そのとき、自分が本当に望む幸せな人生をエンジョイしているか。
それは、2022年から2025年の「激動の4年間」をどう過ごすかにかかっています。

この4年間は「テスト期間」ですから、様々な出来事が降りかかってくるでしょう。
ただ、それは手放すべき地球の周波数をあぶり出すために、自ら引き寄せたものです。

必要のなくなったものは、すべて捨て去って、新しい地球に羽ばたいていく。
そんな目醒めることを決めたあなたにとって、まさに入門書ともいえる一冊です。

新しい地球の歩き方 自分史上、最高の自分に出会う旅

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