本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『パラレルワールドの歩き方』(ケルマデック)

お薦めの本の紹介です。
ケルマデックさんの『パラレルワールドの歩き方 認識が変われば未来が変わる!?』です。

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パラレルワールドの歩き方 認識が変われば未来が変わる!? [ ケルマデック ]
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ケルマデックさんは、超常現象や宇宙など、世界のあらゆる不思議な出来事を愛する超常戦士です。
心理学や物理学などを取り入れたさまざまなアプローチによって、人々が「自分自身で奇跡を起こす」ためのサポートをされています。

今、「人類の意識」に大変化が起こっている!

ケルマデックさんは、人類は今、とんでもない進化のタイムテーブルに突入し、人の意識には大きな変化が起こりつつあると指摘します。

意識の大きな変化とは、社会不安や逃避からではなく、目に見えない世界や常識を超えた出来事を理解したり受け入れたりする人々が多くなりつつあることです。

ケルマデックさんは、具体例として、以下のようなケースを挙げています。

ケース❶

Aさんという女性が赤ちゃんを産んだのですがね。赤ちゃんの体には問題があり、内臓が機能していなかったのです。医師たちは、「生存は不可能だろう」と言いましたが、Aさんは、常に赤ちゃんに話しかけたのですよ。
「あなたはまだ体をつくっている最中なのよ。大丈夫だよ」
やがて時がたち、赤ちゃんの内臓は機能し始めたのですな。
医師たちはびっくり仰天しましたが、速やかに現実を受け入れ、処置しました。今この子はすっかり健康体ですよ。

ケース❷

B美さんが10年付き合ってきた彼から、突然別れを告げられました。彼が他の女性に心を奪われてしまったのですな。ショックのあまり生きる気力をなくしたB美さんに、祖母のトシ子さん(82歳)が咆哮しました。
「ヒメ様んとこに、行くんぢゃああっ!」
ヒメ様というのは、近所にある神社で、そこには恋愛の神様がまつられているのです。ヒメ様の神社で詣でた後、B美さんの心はとても安らぎ、不思議な自信が出てきたそうですよ。
その直後、離れていった彼が戻ってきました。彼が言うには、突然B美さんに対する想いでいっぱいになり、後悔と自責の念で苦しんだというのですな。
「僕は、あの女に魔法をかけられていただけなのだよっ!」
そう、彼は語ったそうです。
「いつの時代の話よ!? ほんとにこの男で良いのか!?」と突っ込みたいのを、私は懸命にこらえましたね。
おそらくね、すべての恋愛は、ファンタジーかもしれませんな。

ケース❸

ちーちゃんという女性は、幼い頃から「妖精さん」と話ができると主張しているのです。普段から天然みたいなコなので、周りの友人も「そういうキャラだ」と捉えていました。ある日、ちーちゃんと友人3人が車に乗り、60キロほど離れた町に行こうとしたのですよ。車で1時間ちょっとの距離ですな。走り出してすぐに、ちーちゃんが言いました。
「『次の信号を右に曲がって!』って、妖精さんが言っているよ」
友人たちはなぜかわからないけど、なんとなくちーちゃんの言葉に従ってみました。
「『次はその道に入って!』って、妖精さんが言っているよ」
それからたった15分ほどで町に着いてしまい、友人たちは驚きましたね。
「ぇえ〜っ! どうして!?」
ちーちゃんが言いました。
「『こういうことが、本当に起こるということを伝えたかった』って、妖精さんが言っているよ」
その日から、友人たちのちーちゃんの印象は激しく変わったのですよ。しかし便利ですな。私もぜひ、妖精さんに教えてもらいたいですよ。

ケース❹

K子さんという若い女性が子宮がんと診断され、ドクターから子宮摘出を勧められました。まだ20代前半だったK子さんは、絶望的な気分に陥ってしまったのですよ。さらに追い討ちをかけるように、彼女の自宅に空き巣が入り、20万円を盗まれました。K子さんは、怒りと悲しみでいっぱいになったのですね。
すると、K子さんの曾祖母、春子さん(89歳)が叫んだのです。
「お陰様やっ! 良かった、良かった!」
K子さんは呆然としましたね。曾祖母が何を言っているのか、理解できなかったのですよ。さらに曾祖母は言いました。
「良かったな、K子! お金を取られたことで、大難が少難に変わったんや! 良かった、良かったっ!」
その後の検査で、K子さんの子宮がんは収縮することが判明しました。
これらの話から考えると、どうやら世界(時空)というのは、今私たちが存在する世界の他にも無数に存在し、その上、私たちは自分が生きる世界を自由に選べるようなのです。パラレルワールドや多次元宇宙などいろいろな呼び方がありますね。
目に見えない未知なる世界の存在を知ることで、みなさんの人生の選択の幅はどんどん広がっていくのですよ。

『パラレルワールドの歩き方』 はじめに より ゲルマデック:著 総合法令出版:刊

本書は、無数に存在する多次元世界(パラレルワールド)から自分が望む世界を選びながら、人生を劇的に改善していくための方法をわかりやすくまとめた一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「パラレルワールド」の仕組みとは?

ケルマさんは、典型的なパラレルワールドの体験として、「時空移動」を挙げています。

時空移動が起こる理由は、この世界は、観察者の認識によって成り立っているからです。
つまり、ある人の認識が急に大きく変わった場合、それまでとつながりのない「別の世界」へと移ってしまうことがあるということです。

ただ、ケルマさんは、「世界はたくさんある」という認識がない場合、パラレルワールドに関する現象が起こっても、単なる錯覚や勘違いとして、忘却処理されてしまうと指摘します。

 ある日私は、時空に関するワークショップを行いました。参加されたCさんという男性が、私にこう言ったのです。
「ケルマさんのパラレルワールドの話を聞いて、やっと16歳から続いてきた苦しみが消えました。ありがとう」
Cさんは16歳のとき、工事のバイト中に、頭上から落ちてきたトラックに巻き込まれて、崖下に転落したのです。仕事仲間も、落下していくCさんを見たのですよ。
しかし、気づいたら、

Cさんはもといた崖の下に立っていたのでした。

確かに、トラックに巻き込まれて崖下に落ちたはずなのに・・・・・。仕事仲間たちが言ったそうです。
「お前、宇宙人じゃないのか? 宇宙人だろ!」
工事現場でバイトしている高校生の宇宙人って、いないと思いますけどね。
Cさんは一体何が起こったのかわからず、自分の人生はあのときから歪んでしまったのではないかと、ずっと悩んでいたのです。
ちなみに、Cさんは数年前に脳梗塞で倒れ、脳の大部分にダメージを受けて「回復の見込みはない」という宣告を受けました。しかし、その後すっかり回復してしまったのですよ。

さて、こんなエピソードもあります。
D子さんは脳腫瘍だったのですよ。しかし、生きるか死ぬかの手術を乗り越え、奇跡的に後遺症もなく回復しました。退院してすぐ、D子さんは付き合っている彼に会いに行ったのですな。彼の車に乗せてもらって彼の自宅へ向かったのですがね。
「あれれっ?」
着いてみると、彼の自宅はアパートでした。D子さんが手術する前の記憶では、彼は一軒家に住んでいたはずなのに、ですよ。
「へぇ〜、引っ越したんだね」
彼が怪訝そうな顔をしましたね。
「えっ? どういう意味?」
「前の家から、いつ引っ越したの?」
「えっ? 前の家って?」
「???」
混乱しながらもお互いの話をよく聞いたところ、D子さんと彼の記憶には、とんでもない食い違いがあったのです。D子さんの記憶では、彼は一軒家に住んでいました。しかし、彼によると、D子さんは付き合う前からこのアパートに住んでいるというのですよ。
「脳の手術の影響じゃないかな?」
彼はそう言ったのですが、D子さんはずっと納得できなかったのです。
ところがある日、スマホで撮った写真を見ていたら、ある写真が出てきたのですよ。どこかのリビングで、タジン鍋をしているD子さんと彼の姿が写っていたのですな。室内の様子も、D子さんの記憶にある彼の自宅です。D子さんは確信しました。
「やっぱり! 私は間違ってない!」
その後、彼らは結婚して家を建てました。すると、D子さんがこう言ったのですよ。
「家を建てて気づいたんだけど、

リビングの様子があの写真と同じなんですよ!

これって、どういうことなんでしょうかね?」
この話を聞いたビー坊が、言いました。
「ケルマさん、こりゃなんですかね?」
「うむ、もしかすると彼女は、パラレルワールドを体験したのかもしれない」
「パ、パラレルワールドですかい?」
「うむ、この世界はみんなが思っているほど、安定したものではないかもしれないのだ。とくにD子さんのように、生きるか死ぬかという体験をした人は、このような体験をよくしているように、私は思うのだ。彼らのほとんどが、その体験を理解できず、人知れず悩むことが多いのだよ」
「そういえば、前にケルマさんから聞いたことありますよ。末期がんだった男性が山登りした後、元気になっちゃって、病院で診てもらったらがんが消えていたって話。それで、びっくりしたドクターが、履歴を引っ張り出して見たら、過去のレントゲンやCTからもがんが消えていたってやつですよね!」
「うむ、それと同じ現象かしれないのだよ」
「時空を変える、何かのヒントがあるんじゃないですかね?」
「うむ、D子さんの場合、ヒントはタジン鍋にあったのかもしれぬ!」
「タ、タジン鍋〜?」
時空の謎に、市民レベルでじわじわと迫りつつあるケルマさんです。

私の友人アベッハ皇帝に、時空がたくさんあることで起こる、ある現象について聞いてみました。
「アニメ『アルプスの少女ハイジ』で、クララの車椅子を壊したのは誰か覚えています?」
「ペーターだよね。ハイジとクララの仲が良いのに嫉妬して、車椅子を壊しちゃうんだよ。結構、陰湿なシーンだと思ったけどね」
アベッハ皇帝の答えに、私は戦慄しましたね。アベッハ皇帝がDVDを観たのは、たった3年ほど前のはずです。私は言いました。
「私も同じ答えですよ。私の記憶でも、やはり車椅子を壊したのはペーターなのです。

しかし、現実には、そんなシーンはないのですよ。

今の時空において、アニメの中でクララの車椅子を壊したのは、クララ自身だったということに変わっているのです!」
「ええっ!」
幼いときにハイジを観た私の記憶では、クララの車椅子を壊したことを、ペーターはすごく後悔し、おばあさんに告白するのです。すると、おばあさんはこう言ったのですな。
「ペーターや、神様はね。どんな悪いことも、良いことに変えてしまうんだよ」
ところが、現在DVDではそんなシーンがないのですよ。放送時の内容をつくり替えたのかなと思いネットで調べましたが、そんな改変は行われていないというのです。
しかし、同じ主張をする人が他にもたくさんいます。みなさんも、やはり記憶のズレに混乱されているようですね。確かに、原作ではペーターが車椅子を壊します。アニメ放送時には、原作と同じ内容のアニメ絵本も出版されているので、「絵本に載っていたイラストや原作の影響で、間違った記憶がつくられたのだろう」と、ネットで語っている方もおられましたね。
世界的な出来事に関しても、このような記憶のズレが起こることがあります。
南アフリカ元大統領ネルソン・マンデラは、2013年に亡くなりました。ところが、その訃報が報道された途端、世界中で多くの人が混乱したのですな。
実にたくさんの人が、「ネルソン・マンデラは、1990年に亡くなった」という記憶を持っていたのですよ。社会心理学者の多くは「錯覚によって捏造された記憶である」と考え、このような現象を「マンデラ効果」と名付けました
しかし、一部の科学者たちは、「パラレルワールドではないか?」と考えたのですよ。なぜなら、「葬儀での、マンデラ大統領の奥さんのスピーチが感動的だった」「国を挙げての立派な国葬だった」などのリアルな記憶を持っている人が多くいたからですな。
ある日、私は知り合いの実業家にマンデラ効果について語ったら、彼は唖然とした顔でこう言ったのです。
「え〜ッ! まさかそんな! だって私、1994年にネルソン・マンデラ大統領の妹さんにお会いして紅茶を贈ったんです! そのとき彼女は

『亡き兄の意思を、私は受け継いでいく』って、言ったんですよ!

確かに聞いたんですよっ! マンデラさん亡くなられてましたよっ! そんなバカなっ!」
2018年、天才理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士は、亡くなる直前に発表した論文の中で、パラレルワールドの存在を認めました。博士は、パラレルワールドを検証する実験方法を提唱したのです。それ以降、マンデラ効果は、「多次元宇宙の記憶である」という認識に変わりつつあるのですよ。
数百年前、この世界は平面だと考えられていました。つまり、二次元ですな。しかしそれから、この世界は地球という丸いものだという認識ができたのですよ。奥行きや高さ、幅のある世界です。つまり、三次元ですよ。やがて、この地球は回転し、動いているという認識ができて、時間という概念が加わりました。これが四次元、つまり、みなさんが認識しているこの世界です。時空は、時間と空間で構成されてるのですな。
そして今、物理学の理論上、宇宙やあらゆる現象が成り立つためには、11次元以上の時空が必要だということがわかってきました。では、四次元以上はどういう状態かというと、「世界がたくさんある」ということが考えられるのですよ。つまり、「宇宙はたくさん存在する」という、多次元宇宙ですな
「時空がたくさんある」と認識することで時空を超えて、現実を「こうありたい」と望む時空へ変えることができるのです。

『パラレルワールドの歩き方』 第1章 より ゲルマデック:著 総合法令出版:刊

「宇宙はたくさん存在する」という多次元宇宙
(『パラレルワールドの歩き方』 第1章 より抜粋)

私たちが「勘違い」や「気のせい」ですましてしまっている不可解な出来事。
それらも、実は「パラレルワールド」の移動で説明できるということ。

現在の世界が、タイムラインが異なる別のパラレルに移動したため、過去の記憶まで置き換わってしまった。
それが「マンデラ効果」のトリックです。

うまくいかないときは「ゆらぎ」をつくる!

D子さんは、経済的に行き詰まっており、生活するのがやっとで、未来が全然見えないという悩みを抱えていました。

さらには、仕事も経済的な理由でやっているだけで、あまり意味を見出せないそうで、長くお付き合いしている男性がいるのですが、彼もお金がなくて、結婚して子どもを持つなんてとても無理だとのこと。

 こんな毎日の繰り返しだと、何のために生きているか、だんだんわからなくなってきますな。「意味飽和」といってね。たとえば「スイカ」という文字を、何十回も書き続けると、脳の認識機能が飽和状態になり、言葉が持つ本来の意味がわからなくなるのですよ。「スイカって、なんだって?」なんてことになってしまうのです。
D子さんは生活の意味飽和状態に突入しつつあったのですな。やりたいことが、見つからないというのです。
「私、何のために生きてるんだろ?」
末期症状ですな。私はD子さんに、こう言いましたね。
「タコスはつくったことありますか?」
「タコスですか? 食べたことはあるけど、つくったことはないです」
「では、タコスをつくるのだ!」
「えっ! なんでタコスですか?」
「君は今、意味飽和状態なのだよ! 毎日同じことの繰り返しで、何がしたいか、わからなくなっている状態なのだ。しかし、やりたいことがわからないのではなく、やったことがないだけなのだよ」
「た、確かにそうですが」
繰り返しの時空から脱出する方法の一つは、やったことがないことをすることなのだ! メキシコでは、お母さんが毎日タコスをつくるのだよっ!」
「で、でも、毎日タコスですか?」
「毎日ではなくて、週に一度くらいで良いのだよ。タコスの次はスイス料理のチーズフォンデュ。その次はロシア料理のビーフストロガノフ、モロッコ料理のタジン鍋と、料理で世界一周するのだよっ!」
D子さんはネットで調べて、毎週世界の料理をつくりました。今週はスペイン料理、次はフランス料理というふうにね。初めは付き合っている彼と料理を楽しんでいたのですが、やがて、友人たちも招いてホームパーティーもするようになりました。
そして状況が変化し始めたのですよ。

突然、D子さんは勤め先を解雇されました。
しかし、すぐに新しい仕事が見つかったのです。

その仕事は、D子さんにマッチしていたのですよ。
「今の仕事、めちゃくちゃ楽しいです。給料も以前とは段違いですよ」
面白いことに、彼氏も突然仕事を辞めました。その後さまざまな体験を経て、独立しましたね。そしてやはり、D子さんと同じように言うのです。
「いやほんと、前の仕事辞めて独立して良かったですよ」
さらに興味深いのは、

「世界の料理」パーティーに参加した友人たちにも、人生で嬉しい変化が起こったのです。

世界の料理パーティーは、周囲にも影響を与えたのですよ。
ほとんどの人は、「毎日同じことの繰り返し」の時空にはまっています。なぜ、子どもたちが生き生きしているかというと、彼らにはしたことがないことがたくさんあるからなのですな。
物理化学者のイリヤ・ブリゴジンは、宇宙が自ら自然にシステムをつくり出し、安定させていることを発見しました。この現象を「自己組織化」といいます。
しかし発生したシステムは、ある程度成長して安定すると、それ以上の進化をしなくなってしまうのです。そして停滞し、活力がなくなります。つまり、意味飽和みたいな状態になるのですよ。
そこで、「ゆらぎ」と言う現象が発生します。つまり、日常に「今までにないもの」を投入することで世界が不安定になり、新しい活路が開かれるのですよ(下の図2を参照)。

なかなか変化しようとしない日常に対して、無意識が強制的な「ゆらぎ」を発動させることもあります。いわゆる病気やトラブルですな。これらは本人の無意識が、新しい状態に向かうことを渇望することで起きるのかもしれません。
「つまりだな、ビー坊よ。病気やトラブルも、新しい時空へジャンプするチャンスなのだ」
「ふ〜っ、チャンスかあ! でもなかなかハードですよね?」
「うむ、ハード過ぎて心が折れそうになる場合もあるがね。凝り固まってしなやかさを失ってしまった時空で問題を解決できない場合、新しい時空を選ぶしかないのだ。新しい時空に向かうには、同じ日常を繰り返していてうまくはいかない。日常から少しだけ、逸脱する必要があるのだよ
「そのために、D子さんみたいに世界の料理をつくったりするわけですね」
「うむ、時空を変える習慣が必要なのだ。日常の時空から逸脱する方法は、いろいろあるのだよ。たとえば、パワースポットを訪れたり、山に登って瞑想したり、いつもと違うジャンルの本を読んだり、別のブランドの服を着たり、まじないや祈願などの儀式をしたり。とにかく今までやったことがないことをして、意識的に日常から抜け出してみるのだ。つまり、好奇心なのだよ! 花見や祭りも、日常から外れる作業なのだ。霊能者やヒーラーを名乗る人を訪れても良いだろう。ただし、お金がかかり過ぎたり、人をコントロールしようとするような連中と関わったりするのはダメだ!」
「時空が変わったときって、何かサインがあるのですかい?」
「そうだな。よくあるのは電気製品や車など、いつも使っているものが壊れたり、なくなったりすることだ。お金を無くしたり、盗まれたりすることで安全な時空に変わるケースもあるね。小さなケガをすることで、大きなケガを防いでいる場合もある」
「なるほど、大きな問題を小さなトラブルが変換しているんですね」
「そして、ゆらぎが起こった後は、ステキな出会いが発生したり、新しい情報が飛び込んできたり、今までにないミラクルな出来事が発生することが多いのだ」
Eさんという女性は突然ご主人を亡くされて、ショックのあまり寝たきりになってしまいました。毎日「死にたい」と言っていたら、急に体に異変が起きたのです。病院で診てもらったところ、病気が発覚しました。そんなEさんのところに、ある男性の営業マンが訪れるようになったのですな。この営業マンは親身になって、何かと優しくしてくれたのです。
あるとき、この営業マンは、「干し柿をつくるマシンをアメリカから輸入し、事業をスタートしたいのだが資金が足りない」と言いました。Eさんは彼に心を許していたので、お金を貸してあげたのですな。
案の定といいますかね。その後、彼は音信不通になってしまいました。亡くなった旦那さんの保険金を渡してしまったEさんは、娘さんと一緒に弁護士さんや警察に相談しましたが、事態は解決しなかったのです。
私はこう聞きました。
「ところで、病気はどうなりました?」
Eさんは一緒に来ていた娘さんと顔を見合わせました。娘さんが言いました。

「そういえばお母さんの病気、いつの間にか消えちゃったんだよね・・・・・」

「うん、消えちゃった・・・・・」
「ケルマさん、うちのお母さんは今働いていて、めっちゃ生き生きしているんですよ。ねっ、お母さん?」
「う、うん・・・・・」
「新しい彼もできたんだよねっ? お母さん!」
「う、うん・・・・・」
私はこう言いましたね。
「つまりですな。これで良いのですよ」
そう思いながらも、干し柿マシンのことが気になるケルマさんです。病気や災難自体が、時空の大きな変化なのかもしれません
また、ある男性は今まで3回も大きな病気をしたそうです。

しかし、毎回ひどい風邪をひいて高熱を出し、さんざん臭い汗をかいた後、病状は改善しました。

別の男性は「ひどいインフルエンザにかかったけど、治ったら他の病気が消えてしまった」と言っていました。
もしかすると、彼らのように体力と免疫力がある人なら、初期の病気が高熱で消えることもあるのかもしれません。しかし、命取りになる場合もあるわけですからね。彼らの場合は「俺ジナル(=その人独自のオリジナル)」なケースです。一般の方にも通用するとは限りませんよ。
しかし、私自身は、風邪は時空を変える現象の一つだと考えています。私の体験では、風邪をひくことでマイナスのエネルギーが安全に昇華されてしまうことが多いのです。風邪をひいたときは、さまざまな病気を消すチャンス! 風邪は結構役に立つのですよ。

『パラレルワールドの歩き方』 第2章 より ゲルマデック:著 総合法令出版:刊

図2.「ゆらぎ」で活力のない世界から新しい世界へ!!
(『パラレルワールドの歩き方』 第2章 より抜粋)

人生に行き詰りを感じたり、絶望感を持っている。
そんなときは、あえて「ゆらぎ」をつくる、つまり、これまで自分がやったことがないことをすること。

また、不幸といえるような出来事やトラブルも、天が与えてくれた「ゆらぎ」といえますね。
人生が好転するサイン、そう前向きに捉えることで、一気に望むパラレルへシフトすることができます。

「阪神対巨人戦」が世界を平和にする?

ケルマさんは、神話は、単なるおとぎ話ではなく、民族的集合無意識を動かし、国や世界をも動かす力を持っていると述べています。

 歴史の中にも神話の世界が現れています。たとえば、第二次世界大戦中のナチス・ドイツです。ユダヤ人の大虐殺を行ったヒトラーとナチスの暴虐非道は決して許してはなりません。しかし、ナチスを指導したヒトラーの演説が、大衆に熱狂的影響を与えたというのは、歴史的な周知の事実です。
ヒトラーは、演説に異常な才能を示したのですね。
メディアの分野においても、ヒトラーは才能を発揮しました。その一つが、映画やラジオなどを使った大衆のコントロールですよ。ラジオの宣伝にはヨーゼフ・ゲッベルスという、非常に良い声を持つ人物を用いました。大衆は彼のナレーションに感化されていったのですな。彼の声紋は、ジョン・レノンと同じだったという説もあります。
演説時にヒトラーは、サーチライトで光の柱を建てて並べ、さながら神殿のような演出をしたのですよ。さらには勇壮なワーグナーの音楽を演奏し、激しい口調の演説で国民を熱狂の渦に巻き込んでいきましたね。どっかのミュージシャンのライブ状態です。
この状態を観察した心理学者のユングは、こう語ったのです。
「ヒトラーは、ヴォータンに取り憑かれているのだ」
ヴォータンは、北欧神話の主神にして戦争と死を司る神です。非常に高度な知識や魔術を持っています。狂気や激怒の性格を持ち、詩人の守護者でもあるのですよ。
神話の中で、ヴォータンは叫びます。
「神々の血を汚そうとする下等な巨人族を根絶やしにし、神々の純血を守のだ!」
ヴォータンの言葉は聞くものの心を揺さぶり、破滅の戦争へと駆り立てるのです。
神々と巨人は最終戦争を行い、どちらも滅んで世界は再生するのですな。
ユダヤ人を排除し、ゲルマン民族の純血を守るというヒトラーの演説は、ドイツ国民を陶酔させ、ユダヤ人の大虐殺という悲劇を生みました。ユングは、ドイツ国民全体がヒトラーを中心として、ヴォータンの神話を表現していたのだと考えたのですよ。

ビー坊が言いました。
「いつかまた、ヴォータンが暴れだすなんてことがあるんですかね?」
「実はビー坊よ。ヴォータンの力を安全に解放するための仕掛けが、この日本にあるかもしれないのだよ」
「えっ!」
「日本は、すべての神話を吸収し、調和させる力があるのだ。荒ぶるゲルマンの神ヴォータンの神話は、この日本ではみんなに愛されるドラマとなっているのだ
「そりゃなんですかい?」
「うむ、ヴォータンの神話は、神と巨人の最終戦争だ。つまり、阪神タイガースと巨人の試合なのだ!
阪神対巨人戦が行われることで、世界は最終戦争を回避しているのだよ。
熱狂的なファンたちのエネルギーが、安全な時空を選んでいるのだ! 彼らが熱狂的なのは、スポーツが争いの神話劇だからだ!」
「・・・・・・まじ?」
「ふざけていると思われるかもだが、日本神話に登場するタケミナカタとタケミカヅチの戦いを再現したものだというのが定説になっているな。相撲は、日本全体のバランスを調和するのだよ。だから、相撲界に問題が起これば、日本全体に影響するのだ。
それから野球チームの多くは、動物の名前がついているだろ。タイガー、バッファロー、スワロー、ホーク、ドラゴン、カープ・・・・・・。これらはみな神話世界に登場する聖霊や神なのだよ。彼らは荒々しい戦争や平和を司るファクターなのだ。
たとえば、広島東洋カープのカープとは、『鯉』という意味だ。鯉は、大地と水を浄化し、再生させる精霊なのだ!」
戦争もスポーツも同じく、荒々しい神々の神話劇なのですよ。人類をダイナミックに進化させてきたエネルギーです。しかし、人類が存続不可能になるようなレベルの大きなリスクがあります。
だから核兵器が誕生したとき、アインシュタインはこう言いましたね。
「未来の戦争は、お互いに棍棒を持って戦うようになるだろう」
つまり、これからの戦争はスポーツに代わっていくのですよ。軍のためのお金は、別のことに向けられるようになると思います。戦争はエンターテインメントへ進化するのですよ。
「すでに、予兆はあるのだよ。最近、eスポーツの世界大会が頻繁に開催されている」
「eスポーツって、ビデオゲームですよね。そんなにスゴいんですかい?」
「うむ、ビデオゲームの世界は、神話劇に満ちあふれているのだよ。アニメから派生したゲームも多いからね」
野球やサッカーなど、すべてのスポーツには神話が隠れています。あなたがスポーツ観戦したり、応援したりすることで、破壊的な戦争に向かうエネルギーは安全なものに昇華され、世界とあなたの活力となるのですよ

私はビー坊に言いました。
「日本は実に不思議な国なのだよ。世界中の伝承や神話と同じものが、日本にはあるのだ
ギリシャ神話に登場する豊穣(ほうじょう)の女神デメテルには、海を支配する神である、ポセイドンという弟がいるのです。彼は姉に恋心を抱き、つけ狙うのですよ。そのことに気づいたデメテルは牝馬に変身して逃げるのですが、追いつかれて襲われてしまうのですな。
怒り狂った女神は、岩の洞窟に閉じ籠り、世界は真っ暗闇に包まれてしまいました。そこに、牧神パンの娘イアンべが現れて、性器を出して踊りだしたのです。デメテルは思わず笑いだし、世界に光が戻るのですよ。デメテルさんの笑いのツボがどこにあったか、ちょっと気になりますがね。
日本神話にも、まったく同じ神話がありますね。天の岩戸開きですよ。
太陽神アマテラスには、スサノオという弟がいます。スサノオも海を支配する神です。彼はさんざん乱暴狼藉を働いて高天ヶ原を混乱させ、ついに、アマテラスが大事にしている機織り小屋に、馬の生皮を剥いで投げ入れました。驚いた機織りの乙女が、機織りに使う梭(ひ)で性器を傷つけ、死んでしまうのですな。
アマテラスは怒って岩戸に閉じこもり、世界は真っ暗闇になってしまいます。そこへ、アメノウズメが現れて、性器を出して踊ったので、神々は大爆笑の渦に巻き込まれたのです。笑い声が気になったアマテラスは岩戸を開けて外をのぞき、その隙に、神々はアマテラスをひっぱり出すことに成功します。そして世界に光が戻るのです。

ビー坊が言いました。
「やっぱり、海を渡って日本に伝わったんですかね?」
「さあて、どうだろう? 騎馬民族とともに大陸から伝わったという説もあるのだがね。もしかすると、違うかもだよ」
「ぇえっ!」
「インドのラーマーヤナも、同じような神話が日本にあるのだ」
古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』には、ラーマ王子とシータ姫のエピソードが登場します。妻のシータ姫を、魔王にさらわれたラーマ王子は、猿の国でハヌマーンという猿の将軍に出会うのです。
「ラーマ王子、私はハヌマーンと申します。ともに魔王と戦いましょう」
ラーマ王子とハヌマーンは、空飛ぶ船・ヴィマーナに乗り、空を駆け回るのですな。そして、ついに妻のシータ姫を助け出すのです。しかし、ラーマ王子は疑うのですよ。
「まさか、魔王に貞操を汚されたのではないか?」
すると、シータ姫はこう言ったのです。
「私は潔白です。それを証明するために、火を放った林を通り抜けましょう。私が潔白でないのなら、アグニ(火の神)が私を焼き殺すでしょう」
シータ姫は無事に炎をくぐり抜け、潔白を証明するのですよ。その後シータ姫は、ラーマ王子の子どもを身籠り、出産するのです。
日本では、ニニギとコノハナノサクヤヒメの話がありますな。
ニニギも天から地上にやって来るのです。天孫降臨ですな。すると、猿の顔をした男が現れて、ともに国をつくろうと言います。
やがて妻のコノハナノサクヤヒメが妊娠しますが、ニニギは自分の子どもかどうか疑うのですよ。そしてコノハナノサクヤヒメは自分の潔白を証明するために、出産のとき産屋に産屋に火をつけるように言い、無事子どもを出産します。
ちなみに、ラーマーヤナでは、ヴィマーナという船、日本神話では天の岩船が登場しますが、実は、岩船(イワフナ)がヴィマーナに転じたという説もあるのですよ。
それにしても、子どもがある程度大きくなったら、離婚しそうなケースですな。実際、女性が離婚する理由にかなりの割合で、「妊娠時や出産後、手助けしてくれなかったから」というのが多いのですよ。しかし、自分の奥さんに、よくこんな出産をさせたと思いますね。手錠をかけられて金庫に閉じ込められたプリンセス天功が、ダイナマイトが爆発する前に、脱出するレベルですな。プリンセス天功の原型は、ここにあると考えているゲルマさんです。
「ビー坊よ、このエピソードから理解できる真実があるのだよ」
「そ、そりゃいったい?」
「出産のときは、奥さんをいたわってあげなければならんということだ!」
「た、確かに!」
「それはさておき、先ほど話したケースは、ほんの氷山の一角なのだ。日本人はすべての情報を吸収し、自らの文化として昇華してしまうのだよ

「ケルマさん、神話やアニメが現実世界に大きな影響を与えているのは、わかりやすいがね。どうして日本には、世界中の神話があるんですかい? それに、阪神と巨人が戦ったら、本当に世界に影響が起こるもんなんですかね?」
「うむ、それは日本がホロンだからなのだ。世界で起こることは日本で起こるし、日本で起こることは世界で起こるのだよ

ホロンとは、科学ジャーナリストのアーサー・ケストラーが提唱した概念ですな。
ギリシャ語で、全体を「ホロ」といい、部分を「ン」というのです。全体と部分を兼ね備えた状態を、ホロン(全体子)というのですよ。たとえば、DNAやホロスコープですね。部分に全体の情報が含まれているのですよ。
実は世界の大陸をすべてつなげると、日本列島の形になるのですな。北海道は北アメリカに、ヨーロッパは本州に、オーストラリアは四国に、アフリカは九州になるのです。そして、それぞれの土地の文化や歴史、気質、特産品から鉱山資源にいたるまで、リンクしているのですよ。
北アメリカのネイティブ・アメリカンは、北海道のアイヌとリンクします。オーストラリアでは、原住民のアボリジニたちが昔から、「ウォークアバウト」という儀式を行ってきました。これは、祖先の旅した聖地をたどって巡礼する儀式なのですよ。四国にも同じように、88カ所の霊場を巡る「お遍路」があります。
また、オーストラリアはオレンジに代表される柑橘類の産地として有名ですな。日本産のミカンや柚子などは、実は多くが四国産です。
他にも、アフリカには、活動中の火山帯が多くあり、九州の火山帯とリンクします。日本の富士山に相当する場所には、世界最高峰のエベレストがあります。
日本人は、世界中の宗教や神話、文化、思想、学問、料理に至るまで、すべてを吸収し統合してしまうのですな。あるいは、すべてが日本に存在し、世界に反映されているのかもしれません

私はさらにビー坊に言いましたね。
「ビー坊よ。この世界には、 奇妙なからくりがあるかもしれないのだよ。その一つが、神といわれる存在についてだね。イエス・キリストの母親はマリアで、洗礼したのはヨハネなのだよ。仏陀の母親はマーヤという名で、父親はジョヴァンノゥというのだ。ちなみに、ヨハネはイタリア語読みで、ジョヴァンニなのだよ」
「えっ! どういうことですか?」
「そもそも、仏陀の本名であるゴータマ・シッダールタとは、『立派な牛飼い』という意味なのだ。イエス・キリストも、自分自身のことを『主の立派な羊飼い』と言っているのだよ」
「つまり、同一人物ですかい?」
「さてどうだろうね。こんな話は他にもあるのだよ。日本で大工の神といえば、誰かわかるかね?」
「そんな人がいるんですかい?」
「いるのだよ。聖徳太子だ。聖徳太子は、大工さんが使う規(コンパス)と矩(直角定規)を広めたとされているのだよ。大工さんたちは、聖徳太子の命に従い、その道具で寺を建てたのた。規と矩は、ある有名な秘密結社のシンボル・マークにもなっているよ。彼らは寺院をつくる職人の集団だったのだ」
「ケケッ! 陰謀論者の間で有名なフリーメイソンですかい!」
「うむ、フリーメイソンは、『調和と友愛』をスローガンにして、階級制度を持っているのだよ。聖徳太子も『和をもって尊しとなす』と語り、冠位十二階という制度をつくっている」
「ちょっと待ってくださいよ! それじゃ、フリーメイソンの元祖は聖徳太子ってことになるんですかい?」
「ひゃっひゃっひゃっ! いくらなんでもそれはないかもだな。年代が違うからね。さらに、聖徳太子は馬小屋で生まれたので厩戸皇子という名前なのだが、イエス・キリストも、家畜小屋で生まれたと伝わっているのだよ。どちらも動物を飼う場所で生まれたというシチュエーションは同じだな。これは、尊い存在が動物的で野蛮な世界に生まれてきたという暗示なのかもしれん」
「おいら、だんだんわかんなくなってきましたよ! どういうこと」
「聖徳太子は実在の人物ではなく、イエス・キリストの伝説が伝わったものだと考える研究者もいるね。イエス・キリストも、ほんとにいたかどうかは怪しい。イギリスでは、イエス・キリストが実在したと考える人は、少数らしいよ」
「本当はどうなんです?」
「これらは、インテリといわれる人たちから、鼻で笑われるような内容なのだよ。彼らは、真実を知っていると思い込んでいるからね。
歴史とはすべて多次元世界の幻想みたいなものかもしれないのだよ。過去もたくさん存在するのかもしれない。とにかく、この世界はわからないことだらけなのだよ! とりあえずわかっているのは、法隆寺をつくったのが大工さんということだな!」

『パラレルワールドの歩き方』 第3章 より ゲルマデック:著 総合法令出版:刊

図3.日本にはすべてがある!!
(『パラレルワールドの歩き方』 第1章 より抜粋)

神話は、過去の人類の歴史や思想を反映したものであり、まったくのでっち上げではないということですね。
神話を読み解くと、この世界の成り立ちや歴史の流れがある程度、理解できます。

日本は世界のホロン(全体子)、つまり世界の縮図。
クリスマスも、盆も正月も、すべて祝ってしまえる文化的な受容性の高さも、そんなところから来ているでしょう。

理想の未来を選ぶには「直感」に従うこと

ケルマさんは、理想の未来が存在する時空を選ぶのは、結構簡単で、直感に従えば良いと指摘します。

直感とは、無意識のさらに奥からやって来る情報のことで、心理学者のユングによる高次の自我(ハイヤーセルフ)、あるいはスピリチュアル系の方が語る、宇宙意識や超意識からのメッセージのことです。

 宗教ではこの状態を、キリスト意識やブッダ(目覚めた者)、悟りとかいいますね。ブッダは、サンスクリット語の「目覚める」を意味する「ブドゥ」の過去形です。ブッダの名称は、中国に伝えられたとき「浮屠(ふと)」「浮図(ふと)」と発音されたのです。
日常生活でも「ふと、思いついた」なんてことがありますね。根拠も脈絡もないことが多いですが、実はこれが「直感」なのですよ。これに従って動けば良いのです。
ふと、「いやなこと」を思いついてしまったときは,溜め息をつきながら、「この話はなかったことに」と小さな声で呟いてキャンセルしてください。それだけで、ネガティブな時空はチャラになります。

ーーーーーーーーケルマ劇場遠い花火①ーーーーーーーー

団出茂夫(44才)は、ゼネコン勤務の中間管理職である。帰宅途中の人々が行き交う、会社から帰宅する電車の中で、茂夫は娘の大学受験のことを考えていた。
ーー負担をかけたくないから、絶対国立行くよ! がんばるからね!
「あいつ、親に気を遣いやがって・・・・・バカだなあ)
妻は、娘の愛美が幼いときに亡くなっている。それ以来茂夫は、娘が成人するまではと、がむしゃらに働いてきたのだった。不登校で大変なときもあったが、本当に素直な娘に育ってくれたと思う。
突然キリっと胃のあたりに、痛みが走った。
最近、夜になると胃や胸のあたりが苦しくなる。ふと、いやな考えがよぎった。
(何か、悪い病気なのか)
なんともいえない不安が体の奥深くから湧き上がり、茂夫の中に少しずつ蓄積しつつあった。
(もし、オレに何があっても死亡保険がおりるから、大学を出してやることはできるさ・・・・・。いや、何バカなことを考えてんだ。病気になっているヒマなんかないんだよ。とりあえずは、怖いけど病院に行っとくか)
「はぁあ〜」と溜め息を吐きながら、彼は小声で呟いた。
「この話はなかったことに・・・・・」

ふと、帰りにTSUTAYAで
DVDを借りて行こうかというアイデアが湧いた。

友人のゲルマさんも言っていたではないか。「ダンディーよ!『宇宙戦艦ヤマト2199』のDVDレンタルがスタートしたのだ!」
(借りて帰ろうかな)
その行動が後に茂夫の人生を大きく変えることになるのだが、このときの彼には知るよしもなかったのである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

時空を超える試みを行っていくと、周りにさまざまなサインが発生していることに気づき始めるのですよ。そのサインに従って行動するとき、心の底から望む状態に向かうことができます

ーーーーーーーーケルマ劇場遠い花火②ーーーーーーーー

店舗の中は、大型液晶ディスプレイに映し出されるDVDの紹介映像でにぎやかだった。限られた時間でインパクトを与えようとする映像と音響が、こちらの気持ちなどお構いなしに流れている。
涼子はDVDの陳列棚をぼんやりとのぞきながら、昼間の会話を思い出していた。
「ダメだこりゃ! 次、行ってみよう!」
ケルマさんと話していて、心のどこかで、去っていった男が帰ってくることはないだろうと、わかってはいた。しかし、過去の恩讐が亡霊のように浮かび上がり、涼子の心を過去へと止めていたのだった。涼子はふと呟いた。
「ダメだこりゃ・・・・・」
ふと途方に暮れた、いかりや長介さんの顔が脳裏に浮かび上がった。
(ごめんね長介さん、涼子はそんなに強くないの・・・・・)

しかしそのとき、店内のスピーカーから発せられた声は、彼女を未来へと誘ったのだった。

「次、行ってみよう!」
店内の液晶ディスプレイには、いかりや長介さんが写し出されていた。いつの間にか、ドリフ大爆笑のDVD紹介が始まっていたのだ。
(長介さん・・・・・!)
すると、そばにいた誰かが呟いた。
「あ〜、ダメだこりゃ」
「えっ!」
驚いて思わず声を出した涼子は、呟いた男性をジッと見つめてしまった。失礼だと思ったが、そのときの涼子には目を逸らすゆとりがなかったのだ。DVDのパッケージを手に取って眺めていた男性は、涼子の視線に気づくと戸惑ったように、照れ笑いしながらこう言った。
「あ・・・・・いえ、新しい新作のDVDが全部借りられちゃっていて・・・・・」
「・・・・・・ヤマトの新作、ですか?」
「ええ、ここにはないみたいだから、他の店にあるかもですね」
男の照れた笑顔に、涼子は自分の心がなだらかになっていくのを感じていた。涼子自身、なぜそんな言葉が出たのかわからない。だが次の瞬間、涼子はこう言っていた。
「私も観たいです。ヤマト・・・・・」
男は穏やかに笑いながら、こう言った。
「良かったら、一緒に探しに行ってみますか?」
何か胸の奥で弾けた音がしたようだった。涼子の中で静かに、遠い花火の音が鳴り響いていた。

ババンババンバンバンババンババンバンバン・・・・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※この物語は、82パーセント実話です。

『パラレルワールドの歩き方』 第4章 より ゲルマデック:著 総合法令出版:刊

私たちの世界で起こることに、意味のないことはありません。
すべては神様からのメッセージです。

そのメッセージを受け取れるかどうかは、私たち次第です。
直感を信じて鍛えて、理想の人生を手に入れたいですね。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

今、占星学的にも、生物学的にも、有史以来の大変革期に入りつつあると言われています。

それは、過去数千年間、人類の意識は「物質」に囚われていたけれど、これからは、まったく違う価値観へと変わっていき、人類の進化が起こりつつあるということです。

ケルマさんは、今の世界の大混乱は、変化のための「生みの苦しみ」でありやがては、消えていくとおっしゃっています。

私たちの生きている世界は、ただ一つではなく、無数の可能性(パラレルワールド)が存在している。
しかも、私たちが望めば、意識的にどんなパラレルも自由に選ぶことができる。

そんな衝撃的な真実が浸透していき、世の中の常識が180度変わっていくのでしょう。
本書は、そんな新しい時代の開幕を告げるファンファーレといえます。

皆さんも、ぜひ、お手にとって、来るべき新時代の先導者を目指してみませんか?

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