【書評】『宇宙に気軽にお願いする法』(ピエール・フランク)

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 お薦めの本の紹介です。
 ピエール・フランクさんの『宇宙に気軽にお願いする法』です。

 ピエール・フランク(Pierre Franckh)さんは、ドイツの俳優、映画監督、脚本家です。

「小さな願いごと」から始めよう!


 どんな思いや考えも、「エネルギー」でできています。
 そして、このエネルギーは、物事を実現するのに大きな役割を果たしています。

 エネルギーは、同じ波動、すなわち、私たちの思いと共鳴するエネルギーを探し出して結びつきます。
 私たちは、考えることで、宇宙に対して命令を発しているということです。

 宇宙にとっては、願いの大きい、小さいも関係ありません。
 願いごとに、大きい、小さいといった価値をつけているのは、私たち自身だからです。

 とはいっても、最初から、人生を一瞬で変えるような大きな願いごとをするのは、心理的な抵抗が大きすぎますね。

 心から「できる」と信じて願わないことが現実になることはありません。
「願いはかなわない」という信念を強めるだけに終わります。

「宇宙に上手にお願いする方法」を効果的に身につけるには、「小さな願いごと」から始めることです。

 フランクさんは、小さな奇跡が「願いはかなう」という信念を強め、日常生活に継続的に安らぎをもたらしてくれると述べています。

 思いの力を信じ、毎日お願いしながら生活していると、危機に陥り、最悪の状態になってからあわてて願って何とか変えようとするより、はるかに快適で穏やかに暮らせるようになり、人生そのものが楽になります。
 気楽で和やかな人生に導かれる。それは誰もが望む、究極の目標ではないでしょうか? ですから、日々の生活に関係している小さな願いごとはとても重要です。小さな願いごとは、自分の思いの力に対する信頼を大きく成長させる手助けをしてくれるからです。
 私たちは、まず、気軽にお願いすることを学ばなければなりません。気軽にお願いしてもいいと信じられるようになれば、すべてが変化します。人生は急変し、はっとするようなことを体験します。つまり、奇跡が起こるのです。私たちは、自らの力で真の奇跡を起こせるのです。

 『宇宙に気軽にお願いする法』 第一章 より ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 本書は、日々の生活のなかの「小さな願いごと」を、“気軽に”宇宙にお願いする方法を具体例を交えてまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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信頼し、気軽にお願いする


 フランクさんは、「小さな願いごと」から始めるメリットを以下のように説明しています。

 どうして小さく願ったほうかいいのでしょうか? それは、願いごとが比較的容易にかなうからです。大きなことを願うとき、私たちは余裕を失いがちです。なぜなら、大きな願いごとは特別だからです。願いが私たちにとって重要であるため、力が入り、深刻になりすぎてしまうのです。「気軽にお願いすること」は成功の鍵です。
 気軽にお願いしているとき、私たちはポジティブなエネルギーを放っています。のんびりしていると、疑いや無意識な不安が大きくなることはありません。
 願いに対し難しさを感じたり、深刻になりすぎてしまうときには、気軽に楽しみながら願うことを思い出してください。簡単な願いごとの成功体験積み重ねていくうちに、大きな願いごとでもたやすく引き寄せられるようになります。それも、小さなことを引き寄せるのとまったく同じように、気軽にできるのです。
 また、小さな願いがかなったことで大きな喜びを引き起こすことがありますから、小さな願いは価値が低い、とは考えないほうがいいです。幸せな日々を送れるようになるための大切な道、ととらえましょう。

 『宇宙に気軽にお願いする法』 第一章 より ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 願いごとが現実になるかどうかに、願いの大小は関係ありません。
 重要なのは、どれだけポジティブなエネルギーを込めてお願いするかです。
 小さな願いごとは、あまり深刻にならず、気軽にできるから叶いやすいのですね。

「お金」にポジティブなイメージを持つ


 願いごとが「お金」であっても、上手くいくための原理は同じです。
 フランクさんは、私たちがお金をポジティブなものと評価すれば、十分に手に入ると述べています。

 どうやら、お金を願うのは、とても簡単なようです。それどころか細かい金額まで指定できるのです。それなのに、お願いしても誰も成功するわけではありません。どうしてでしょうか? 答えはとても簡単です。誰にでもお金を手に入れる権利があります。それなのに、私たちはそれを受け入れていないのです。

 ためしに、「私には裕福になる権利があります」と何回か声に出してみましょう。そして、あなたは心の中でこの言葉にひそかに抵抗を感じていないか探ってみるのです。
 たいていの人は、自分にはお金を手に入れる権利がある、と心から信じていません。私たちの多くは、お金がありあまった状態で育ったわけではないので、足りない状態のことばかり考えてしまいます。こうして、しっかり刻み込まれた「貧しい」という観念が、実際にたくさんのお金が現れるのを邪魔しているのてす。そうとは気づかず、お金と縁がない状態が続いている人はたくさんいます。誰もがお金は必要なのに、実際にはお金のことを肯定的にとらえていません。多くの人たちにとって、お金は汚いものであり、忌まわしい存在なのです。お金のために努力するのはけしからん、と思い込んでいるのです。
 お金を欲しがるのは道徳に反する、信仰の教えに背く、あるいは、まったくのエゴだと考えている人もいます。しかし、このような考えに縛られているかぎり、人生にお金は現れません。なぜなら、こうした考えがお金の流れを完全に遮断してしまうからです。お金は欲しいものを手に入れるための道具で、まったく中立な存在です。お金は、私たちがお金に対してとっている態度と同じように反応します。

 『宇宙に気軽にお願いする法』 第三章 より ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 お金に対して抱くネガティブな感情が、お金が自分の元に流れ込んでくるのを妨げています。
 例えば、「お金が足りない」「お金は汚い」「お金は人を不幸にする」などです。

 お金を引き寄せるためには、まず、お金に対するイメージをポジティブなものに変えること。
 そのためにも、小さな願いごとから始めるのは効果的ですね。

 フランクさんは、「お金をもたらすお願い言葉」として、以下のようなものを挙げています。

  • 私は、お金を求める権利があります。
  • 私は、お金は物を手に入れるための正当な道具だと思っています。
  • 私は、お金を歓迎します
 参考にしましょう。

「健康」であることに焦点を合わせる


 フランクさんが、かないにくいと思われがちな願いごととして挙げているのが、「健康」です。
 病気のときには、どうしても、病気自体に焦点を合わせてしまうからです。

 いくら「健康です」と言ったところで、病気であるという事実は変わりません。錯覚ではないのです。病気は私たちを邪魔し、場合によっては苦痛を与え、私たちから生きる喜びを奪ってしまいます。
 願うという行為は、病気を否定することではありません。願うことで、私たちに備わっている自然治癒力の働きを少しでも早く活発にしようとすることです。
「宇宙に上手にお願い」したら、輝きに満ちた健康な自分の姿をイメージしましょう。このときに生まれるポジティブなエネルギーを体に作用させるのです。これまでのように「なんだか調子が変だぞ」と、何度も体に確認するようなことはやめましょう。これまで思ってきたことが、今の私たちの状態です。そして、今思っていることは、これから私たちが導かれる状態なのです。
「私は健康です」と考えるのは、病気を否定していることではありません。ただちにすべての自然治癒力が活発になるよう、体に命令しているのです。自らの健康を願うということは、エネルギーを遠くにあるものに向かって放つのではなく、自分自身、すなわち自分の体に直接働きかけることです。筋肉、臓器、細胞の一つひとつが願いのエネルギーと情報を受け止め、病気を治すために目標を設定するのです。
 体と精神がどれほど影響し合っているか、自律訓練法を取り入れるとよくわかります。自律訓練法とは、命令することによって体の機能を調節する、一種の自己催眠(自己暗示)で、ストレス緩和に役立つとされています。自律訓練法に取り組んでいると、純粋な思いの力だけで体に影響を与えられるようになります。体をリラックスさせたり、なかには、心臓の動きまで調整できる人もいます。
(中略)
 私たちの体は正直に、刺激に反応します。私たちが与える刺激、すなわち、ほんのささいな思いが、筋肉を緊張させ、重いものを持ち上げ、車を運転し、泳ぎ、穴を飛び越える、といった動きを指示しています。ちょっと何かを考えるだけで、筋肉と腱(けん)と関節の果てしなく複雑な共同作業が生じるのです。体のすぐれた機能は、すべて目に見えないエネルギーの刺激に脳が反応することによって引き起こされます。まさしくこの思いの力で、健康が取り戻せるのです。医学の世界でも、思いの力を利用しています。それがかの有名なプラシーボ効果です。

 『宇宙に気軽にお願いする法』 第四章 より ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

「病気である自分」を考えるということは、まさに、その病気を自分に引き寄せています。
 深刻に考えれば考えるほど、病気は長期間にわたって居座り続けるということ。

 病気を遠ざけるにはそれとは逆の考え、「健康である自分」をイメージする必要があります。

 病気のときに、病気のことを考えずに「私は健康です」と考える。
 最初は大変かもしれませんが、まずは、小さなことから、気軽に、お願いしてみましょう。

「喜び」を感じながら仕事をする


 自分のしたい仕事を手に入れるときには、自分の能力をただ他人のために使うことが大切です。

 フランクさんは、何かを受け取りたければ、与えることが一番です。それによってエネルギー交換の流れに乗れるのですからと述べています。

 仕事がうまくいくためのポイントは、「喜びを感じながら仕事をすること」です。

 かつて私が買い物をしていたスーパーマーケットには、いつも長蛇の列ができるレジがありました。はじめ、他のレジより仕事が遅いのだ、と思い、私はその列に並ぶのを避けていました。どうしてみんなそこに並ぶのか不思議でなりませんでした。私は好奇心にかられ、あるときその列に並んでみました。
 私の順番になりました。商品をコンベアーの上に並べていると、レジの女性は私にニコニコしながら挨拶(あいさつ)をしました。そして、「今日一日、いかがでした? ご機嫌いかがですか?」と尋ねました。私は笑いながら、ここにはいつも他のレジよりたくさんの人が並んでいますね、と話しかけました。彼女はいたずらっぽくうなずき、「私はただ愛想がいいだけなんですよ」と言いました。それから、自分の言葉の誤りに気づいたかのように首を振ると、「いいえ、ここにいるのが好きなんです。ここで働くのが楽しいのです」と答えました。
 それから彼女は私の買ったものに目をやると、袋が必要かと尋ねました。そして、自分で家から持ってきた袋があるので、必要ならばこれをあげますよ、お金はいりません、と言ってくれたのです。
 この女性は、仕事で立派な成果を収めているといえます。彼女は誰からも好かれています。彼女のレジではみんなが笑い、明るい言葉が交わされています。彼女は、長い失業期間を経て手に入れたこの仕事が大好きで、人の手助けをすることに喜びを感じているのです。これに勝る成功のレシピはありません。

 『宇宙に気軽にお願いする法』 第五章 より ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 自分のやりたい仕事ではないからといってイヤイヤやっていると、ネガティブなエネルギーをまき散らして状況をますます悪化させてしまいます。
 良い方向に変えたいのなら、喜びながら、今の状況を楽しんで仕事することが大切だということですね。

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 小さな成功体験を積み重ねながらコツをつかみ、「できる!」という自信を手に入れる。
 そして、少しずつ大きなことにチャレンジしていく。
 それが、新しいことを始めて上達させるためのポイントです。

「宇宙に上手にお願いする」ことも、例外ではありません。
 何より重要なのは、「できっこない」という否定的な考えを、潜在意識の中から一掃することです。

「ものは試し」ですね。
 まずは「小さな願いごと」から「気軽に」お願いすることから始めてみましょう。


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