【書評】『百発百中』(斎藤一人、柴村恵美子)

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 お薦めの本の紹介です。
 斎藤一人さんと柴村恵美子さんの『百発百中』です。

 斎藤一人(さいとう・ひとり)さんは、「銀座まるかん」の創業者で、“納税額日本一の実業家”として有名な方です。
 93年から納税額12年連続ベスト10に入るという快挙を成し遂げられています。

 柴村恵美子(しばむら・えみこ)さん(@shibamura_emiko)は、斎藤一人さんの一番弟子です。
 銀座まるかん柴村グループ代表を務められ、一人さんの教えを自ら実践されています。

ひとり流「百発百中」の引き寄せの法則


 柴村さんは、最近、私自身の、必要なことや願ったことを“引き寄せるエネルギー”が強くなったと感じています。

 生れつき強かったわけではありません。
 18歳で師匠である一人さんと出会い、さまざまな教えや経験を通して身につけたからです。

 自分のほしいものを引き寄せる人とそうでない人の差は、どこにあるのか。

 柴村さんは、検証を重ねた結果、「引寄せの法則は間違いなく存在する」という結論に達します。
 それどころか、一人さんのいう引き寄せの法則は、“百発百中”で想ったものを引き寄せることがわかりました。

 本書は、一人さん流「引き寄せの法則」を解説し、それを身につける方法をまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「引寄せの法則」とはなにか


 一人さんは、「引き寄せの法則」とはどのようなものか、以下のように説明しています。

「泣きっ面に蜂」とか「弱り目に祟(たた)り目」ということわざがあるように、不幸そうな人にはなぜか不幸なことが続きます。
 逆に、いつも笑顔でしあわせそうな人に不幸は似合わないし、まわりに対していつも感謝している人には、なぜかまた感謝したくなるようなことが起こります。
「類は友を呼ぶ」とも言いますが、この世の中には、同じ性質のものが引き寄せ合うという法則があります。
 性質が同じということは、同じ波動を持っているということなんだよね。
 波動というとなにか特別なもののように思うかもしれませんが、波動とは振動数なんです。すべてのものには固有の振動数というものがあるのです。
 あらゆる物質の最小単位である原子は、原子核と電子で構成されています。この原子核は原子の約10万分の1の大きさです。
 つまり原子とは、原子核と電子の塊ではなく、原子核のまわりを飛び交う電子の空間であり、その電子の数や動きから固有の振動数が生まれます。
 だから、この同じ振動数を持つもの同士が共鳴し合うわけです。
 楽器の調律に使う音叉(おんさ)を二つ用意し、片方を鳴らしてもう片方に近づけると、そのもう片方の音叉はなにもしていないのに音が鳴りだします。これが共鳴です。
 遠く離れたテレビ局からアンテナが電波をキャッチしてテレビが観られるのも、これと同じ理論。どれだけ遠く離れていても、同じ振動数のものは互いに共鳴しあい、引き寄せられるのです。
 物質は自らその振動数を変えることはできません。
 金には金の振動数があり、銀には銀の振動数があります。だから、金がいつの間にか銀に変わることはありませんし、銀が金に変わることもないのです。
 でも実は、人間だけはこの振動数を変えることができる存在なんだよね。
 だから、不幸な人が自分の振動数を変えることでしあわせになることができるし、悪い運勢を持っている人が振動数を変えることで、その運勢を変えることだってできるんです。

 『百発百中』 第一章 より 斎藤一人、柴村恵美子:著 サンマーク出版:刊

 この世の中の物質はすべて、固有の波動・振動数を持っている。
 それは、量子力学的に受け入れられている普遍の真理です。

 人間も、他のモノと同じ物質でできています。
 だから、固有の波動を持っていると考えるのは当然といえば当然です。

 しあわせになるためには、まず、自分の波動を「しあわせの波動」に変える必要があります。

「圧」が高いところにエネルギーは流れる


 いいエネルギーを引き寄せられない人、引き寄せてもすぐに抜けてしまう人には 、特徴があります。
 その特徴とは、『「圧」が弱いこと』です。

 エネルギーは圧が強いほうに流れます。また、圧が弱いとエネルギーを放出します。胃腸が弱い、腰が悪いなど、身体の一部が悪いと、そこからエネルギーが抜けていくんです。
 指圧で肩こりや腰痛の症状が緩和されます。このとき、指の先から薬が出ているわけではありません。それなのになぜ緩和されるのかというと、押すと圧がかかるからなんですよね。そうするとその押したところは圧が強くなるんです。
 圧が強いとそこにエネルギーが引き寄せられます。だから薬を使ったわけでもないのに指圧で治るっていうのは、圧が上がってエネルギーが強くなった結果なのです。
 それで、身体に悪いところはないけどなぜかうまくいかないという人は、「心の圧」が弱いんです。
 私はよく「押し出しが大事だよ」と言います。
 その“押し出し”ってなんですかっていうと、「よし、やるぞ!」っていう心の圧なんですよね。
 たとえば、着る服やカバンや時計でも豪華に見えるものを身に着けていると、それだけで自分の心の圧も上がりますし、相手に対しても押し出しが効くようになります。
 圧が低い人というのは「放出体質」になっているからです。だからうまくいかないんだよ。なにをやっても抜けていくから、その状態で仕事をしてもうまくいかないし、お金を持っても身につきません。
 そういう人はまず「よし、やるぞ!」と決めたら、「強気、強気、強気・・・・」とか、「圧、圧、圧・・・・」と口で言うと心の圧が上がります。さらに明るい服を着たり、高そうに見えるものを身に着けたりしていると、自分の心も明るくなりますし、相手にも一目おいて見られるようになりますよ。

 『百発百中』 第二章 より 斎藤一人、柴村恵美子:著 サンマーク出版:刊

「押し出し」を毎日やっていると、体質が変わり、成功体質に変わります。
 自分の体から放出する波動が変わるということですね。

 そのためには、「外見から入る」のも、ひとつの方法です。

 ちょっと見栄を張って、服装などにお金をかけてみる。
「心の圧」を上げるためには、それもありですね。

「大我」はみんながしあわせになることを考える


「引き寄せ」とは、その人の考え方が起こすものです。
 そして、その考え方のもとになるのが“我”です。

 “我”には、「小我」「大我」の二種類あります。

 小我とは、個人の我のことをいい、自分のことしか考えないとか、他人のことより自分のことをまず優先的に考えるという、狭い生き方のこと。
 大我とは、「真我」、つまり「本当の自分」であり、神様とつながっている我のことです。

 大我と小我ではなにが違うかっていうと、大きく分けて二つの違いがあります。
 一つ目は、自分を優先するか、みんなを優先するかということ。
 大我というのは、みんながしあわせになることを考えるんです。でも小我というのは自分さえ良ければいいと考えます。
 自分さえ良ければいいっていう考えだけで商売をすると、必ず失敗します。短期的にうまくいっても、必ず長続きしません。
「悪いことをしてビルを建てました」っていう人はいませんから。だから、自分だけのことを考えるのではなく、お客さんや従業員や、さらに世間の人たちのことを考えて初めて、商売の成功の道は開かれるんですよね。
 それともう一つは、“みんな”の中に自分を入れるか、入れないか。
 私のお姉さんはとてもやさしい人なんです。それで昔から、「私はいいから、あんたがしあわせになりな」ってオレに言うんです。
 これって一見、大我のように見えるけど、実は違います。これは小我なんです。
 しあわせになるのって、まんじゅうを分け合うようなことではありません。だれかのしあわせが、他のだれかの犠牲のもとに成り立っているのだとしたら、それは本当のしあわせではないのです。
 神様は「自己犠牲」を嫌います。なにより、みんな神の子なのです。神様はみんなにしあわせになってほしいのです。
 だから、「みんなのしあわせ」を考えるときに、その中に自分も入れないとダメなんです。みんなというのは、自分も入れて“みんな”なんだよ。
 自分のことしか考えないのは「エゴ」です。だけど、自分のことを考えないのも「エゴ」なんです。
 なぜかって言うと、神様から見れば等しくみな“我が子”なんだから、どの人が不幸になっていいなんていう考え方はないのです。

 『百発百中』 第二章 より 斎藤一人、柴村恵美子:著 サンマーク出版:刊

 自分のことしか考えないのも「エゴ」。
 自分のことを考えないのも「エゴ」。

 自分だけではなく、周りの人も社会もしあわせになることを考える。
 それが、「引き寄せ」を生む秘訣です。

しあわせになるための「道具」をくれる


 私たちは、神社を参拝するときに、両手を合わせながら心の中で「どうか、しあわせになりますように・・・・」とお願いごとをします。
 しかしそれでは、しあわせを引き寄せるどころか、不幸を呼び込みます。

 柴村さんは、その理由を、「しあわせになりたいです」とお願いするということは、「今の私はしあわせじゃないんです。不幸なんです」と言っているのと同じこと。だから、注文した「不幸」をさらに引き寄せてしまうからと述べています。

 では「しあわせ」を願いたいのならどうすればいいかというと、
「私は今、すごくしあわせです。ありがとうございます」
 そうやって今のしあわせに感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。すると、そんなあなたに「もっとしあわせ」になるための道具が引き寄せられます。
「お金がほしい」と言ったら、神様はお金をくれるのではありません。お金に変えるための材料や道具をくれるのです。
 つまり、神様はしあわせそのものをくれるわけではないのです。「しあわせに変えるためのもの」を私たちに与えてくださるのです。神様はつねに、「私たちの魂を成長させるためのもの」を与えてくれるのです。
 一見この「道具」はしあわせそのものには見えない、自分にとって試練としか思えないようなこともあります。ですが「こんな試練は注文してません」と言うと、キャッチし損ねてしまいます。
 でも本当は、その「道具」をうまく使いこなせたとき宝になり、初めて真の願いを勝ち取れるのだと私は思っています。
 よく宝くじで大きなお金を手にした人が、そのお金を一瞬にして使ってしまうばかりか、借金までつくってしまったり、家族不和や離婚につながったり、しまいには自殺してしまう人もいるという、話を聞いたことがありませんか。
 宝くじで大金を当てたのちに、不幸になった方は多いようです。
 一人さんは「お金はその人の器の分しか持てないようになっているんだよ」と言いますが、私も六畳一間木造アパートからここに来るまでに、一人さんの行を一つ一つやりながら、お金を持てる器を少しずつ広げてきて、今があります。その過程は、まるでゲームそのものでした。
「もっとお金があったらほしい物が買えるのに」とか、「もうこれだけ稼いだから、休んでもいいんじゃないか」とか、「自分さえ良ければいい」という小我に合わせたとき、神様は決まって「はい、わかったよ。小我のご注文ね」と受け取ってくれました(笑)。
 それは、みごとに売上が伸び悩むことだったり、スタッフとの関係がうまく行かなくなることだったり、なぜか身体の調子が悪くなることだったり。
「なにかが間違っているよ」というお知らせを引き寄せました。
 そのたびに小我の自分が出ていたことに気づき、大我の発想ができるまで考えました。
 それを何度も経験するうちに、なにか困難なことや試練があるたびに、「これをどうやったら大我の思いにできるだろう」「そしてこの道具をどんな宝に変えることができるんだろう」と、楽しむことができるようになったのです。

 『百発百中』 第三章 より 斎藤一人、柴村恵美子:著 サンマーク出版:刊

 しあわせは、起こった出来事そのものではありません。
 起こった出来事をどう捉えるか、つまり、「心の状態」のこと。

 まったく同じ状況に置かれた人でも、ある人はしあわせに感じて、ある人は不幸に感じることは、往々にしてあります。
 しあわせを引き寄せるには、まず、「自分はしあわせなんだ」と気づくことが大切です。

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 よく知られている法則に、「因果の法則」というものがあります。
 起こった“結果”には、必ず“原因”がある、という考え方のことです。

 自分の身に起こったことは、すべて、自分が招いたことである、という意味も含んでいます。
 一人さんは、自分が発している“波動”が、似たものを引き寄せてしまうとおっしゃっています。

 無意識のうちに、しあわせを呼びこむことができるし、不幸を呼び込んでしまうこともある。
 それらは、すべて「自分が原因」である。

 一人さんの「百発百中」の引き寄せの法則は、このことを明快に解説してくれます。
 
 人間が発する波動は、自分で変えることができるとのこと。
 私たちも、「しあわせの波動」を身につけ、素敵なことをたくさん引き寄せたいですね。

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