【書評】『宇宙に上手にお願いする人々』(ピエール・フランク)

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 お薦めの本の紹介です。
 ピエール・フランクさんの『宇宙に上手にお願いする人々』です。

 ピエール・フランク(Pierre Franckh)さんは、ドイツの俳優、映画監督、脚本家です。

「成功談」を聞くと、自分の願いもかなう


 自分が発する願いのエネルギーがどんなものであるか。
 その感触をつかむと、意識的にエネルギーを利用できるようになります。

 大切なことは、願いには一つとして同じものはなく、私たちがいかに意識的に正しく願ったか、ということです。

 フランクさんは、他人の体験談は、自らの願いを実現するのに役立つと指摘します。

 他人の成功談を読むことは、私たちが思っているよりもはるかに大きな効果があります。脳科学の分野では、驚くような事実が発見されています。私たちが見たり聞いたり読んだりしていることは、心の中で実行されていて、自ら体験した「知識」として記憶され、のちに似たようなことができるようになります。そのことを実行しようとすると、その(観察によって記憶された)ことが、まったく練習していなくても、また自分では経験していなくてもできるのです。どのように行動すればいいのか、私たちにはわかっているということです。
 この驚くような事実は、「ミラーニューロン」と呼ばれる脳の中の特別な神経細胞の働きによるものです。この神経細胞は、自分が何か行動を起こすときに活発になるばかりではなく、たとえば、誰かが綱の上でバランスをとるなど変わったことをしているのをただ見たり聞いたり読んだりしているだけでも、活発になることがわかっています。
 つまり、ミラーニューロンは、他人を観察しているときに、その人の行動を心の中で追体験する能力を授けてくれるのです。自分ではまったく経験していなくても、脳はそのことを自分の体験として記憶するのです。

 『宇宙に上手にお願いする人々』 プロローグ より ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 本書は、フランクさんに寄せられた数多くの「成功談」の中から拾い集めたトピックスをテーマ別にまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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奇跡は、いつでもどこでも起こる!


 フランクさんも、はじめて願いがかなったときは、驚いているばかりでした。
 しかし、三回、四回と奇跡が起こるにつれて、それは自分が引き起こしている、自分には願いをかなえる力がある、と自覚するようになったとのこと。

 奇跡は毎日起こります。ヒマラヤの聖地や、地球の裏側の人里離れた村でしか起こらない神秘の世界の特別な体験ではありません。奇跡は、私たちのふだんの生活の中で起こるものです。奇跡を起こすには、私たちがただそれを受け入れればいいのです。奇跡の存在を受け入れられるようになれば、奇跡が起こったことを自覚できるようになり、さらに、自ら奇跡を起こせるようになります。本書では、夢の仕事に就く、思いがけないお金を手にする、旅行に行かれるようになる、健康になるといった、大小さまざまな奇跡の体験談を紹介しています。人生には、自分が信じていることしか起こりません。

 人生にはどんなことでも引き起こせます。そのことを理解するために、本書では多くの人々がぜひともかなえたいと思っている願いの成功談を紹介します。不可能なことはないということを証明するために、寄せられたたくさんの体験談の中からさまざまな分野の成功談を選び出しました。奇跡は起こります。ときに、願いはさっとかなってしまうことがあります。大きな願い、小さな願い、絶対にできないとか思い上がりだと思われるような願い、子どもじみた願い、魅力的な願い、壮大で果てしない夢と思われるような願い。どんな願いであっても関係ありません。願いはかなう、とただ信じていればいいのです。この、願いはかなうと信じる力、すなわち私たちの信念の強さが、願いがかなうかかなわないかの決め手になるのです。

 あなたは何を信じていますか? どんなことに信念を抱いていますか?
 日常生活に起こる奇跡を受け入れる準備はできています。
 成功を収めた人々は、心の準備をしていました。その人たちの体験が本書に収められています。いわば、成功者たちがあなたのために書いてくれた本なのです。

 『宇宙に上手にお願いする人々』  第一章 より ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 人生には、自分が信じていることしか起こりません。
「願いはかなわない」と思えば、その通りのことが現実に起こります。

 願いがかなうのを邪魔しているのは、自分自身の「疑いの心」です。

 いかに、純粋に「願いはかなう」と信じることができるか。
 それが、宇宙に上手にお願いするための秘訣です。

お願い言葉に「否定形」は使わない


 願いごとをするときに気をつけるべきことの一つが、「否定形を用いないこと」です。
 否定形を使うと、避けようとしていることをすべて反対に引き寄せてしまいます。

 例えば、「病気にならないように」と願うと、病気を引き寄せることです。
 逆に「健康でありますように」と願うと、健康を引き寄せます。

 以下は、肯定的なお願い言葉を使うことの重要性を示す、アランさんの例です。

 ピエールさん、こんにちは
 数年前のことですが、私は一時期、「願いの力」を信じ、積極的に取り組んでいました。そのときの私は、“ポジティブ”の意味を取り違えて、お願い言葉のリストを作成していました。あなたの本のおかげで今ならよくわかりますが、そのとき自分で考えたお願い言葉にはまちがった表現がたくさん含まれていたのです。「私は病気ではない」「私には問題がない」といった、否定形のお願い言葉です。そのころ、私はたくさんの問題を抱えており、しばしば病気にもなっていました。そんな状態が何年も続いていました。
 当時のもっもと大きな願いごとの一つは、自分は兵役には就かない、兵役不適格者になる、ということでした。実際、私は心臓に問題がありました。しかし、のちにわかったことですが、それは心身症の表れでした。当時、その心臓のために、私は強い薬を飲まなければなりませんでした。けれども兵役補充局は、不適格者に値する十分な理由ではない、と兵役免除を認めてくれませんでした。そして、数年にわたる役所との戦いが始まりました。
 私は、思いの力で自分の目的を達せると思っていました。そして、願いのリストに「兵役に就かない」と書きました。
 私は、兵役不適格者になるために必要な診断書を手に入れようと、病院を渡り歩きました。精神病のふりをしたこともありました。それでもどうにもなりませんでした。そのときの私は、自分は正しい方向にエネルギーを送っていると思い込んでいました。
 やがて、私は自分の願っていることを思い描くようになりました。そして、郵便配達人から、不適格者であることを知らせる手紙を受け取るシーンを想像してみました。それも、クリスマス前に願いが届くシーンです。
 そして、十二月二十四日。一通の手紙が届きました。長い説明が記されたあとに、短く不合格と書かれていました。成功しました。私が思い描いていたとおりの手紙が届きました。これ以上すてきなクリスマスプレゼントはありません。
                                 アラン

 『宇宙に上手にお願いする人々』 第二章 より ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 引き寄せの法則は、似たもの同士が互いを引き寄せ合うという原理です。

 否定的な言葉は、否定的なエネルギーを持っています。
 それを口にするということは、否定的なことを引き寄せているということ。
 気をつけたいですね。

願いごとの「理由探し」はしない


 この世の中には、説明のつかない不思議な出来事がたくさんあります。
 そんなとき理性は、「どうしてそうなったのか」と原因を探ろうとします。

 願いごとがかなったとき、成功した理由を説明することは重要ではありません。
 フランクさんは、願いがかなった理由探しをやめる努力をするばかりでなく、自らどんどんお願いし、成功させることが大切だと述べています。

 親愛なるフランクさん
 十七歳になる継娘(ままむすめ)クリスティーナに起こった小さな奇跡を紹介します。あまりにも信じられないような話なので、私もとても驚いています。
 クリスティーナは、クリスマスプレゼントに携帯オーディオプレーヤーiPodを欲しがっていました。そこで、夫と私でプレゼントしたところ、とても喜んでくれました。
 クリスティーナは実母の暮らす地域の病院の従業員食堂で、早朝アルバイトをしていました。そのため、大晦日(おおみそか)は実母の家で過ごすことになりました。仕事が終わり、実母の家へ向かう途中、彼女は音楽を聴いていました。そして家に着くと、プレーヤーをコートのポケットに入れました。やがて真夜中の十二時になり年が明けました。そのとき、花火を打ち上げるに夢中で、iPodのことはすっかり忘れていました。そしてiPodはそのままあとかたもなく消えてしまいました! クリスティーナは、大声で泣きわめきました。私は電話口でなぐさめました。「そんなに興奮しなさんな、落ち着きなさい、そのうち見つかるわよ」と。そして私は「懐中電灯で道を照らしてみなさい、コートかけの下に落ちているかもしれないわ」などと捜す場所をアドバイスしました。
 クリスティーナは外に置いてある隣家のゴミ容器までチェックしました。落としたiPodが他のゴミといっしょに掃き集められてしまったのではないか、と考えたようです。けれども、プレーヤーは出てきませんでした。

 一月二日の夜。クリスティーナはふたたび実母の家にいました。みな寝静まり、家の中はしんと静まり返っていました。午前一時半ころでしょうか。クリスティーナはベッドの中で本を読んでいると、トイレに行きたくなりました。
 ベッドから起き出し、掛け布団を折り返し、本をその上に置いてトイレに行きました。みんなが眠っていることを知っていたので、ドアを開けたまま用を足していました。そのとき、彼女は腰を下ろしたまま考えていました。
「親愛なる宇宙よ。私はiPodを取り戻します。何でもいいとうわけではありません。父とザビーネがクリスマスに贈ってくれた、あのiPodです」
 彼女は手を洗い、ベッドに戻りました。すると、掛け布団の上に置いてあった本の横に、なくなったはずのiPodがあったのです。彼女の部屋に入るには、必ずトイレの前を通らなければなりません。それに、誰かが来れば静かな家の中では物音が聞こえるはずです。

 彼女は、私が宵っぱりなのを知っていたので、夜中にもかかわらず電話でこの不思議な体験を語ってくれました。彼女の声は興奮していましたが、とてもうれしそうでした。
                                ザビーネ

 『宇宙に上手にお願いする人々』 第四章 より ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 願いごとのがかなわないのは、実現するまでのプロセスを考えてしまうから。
「どうやって」という手段は、宇宙が勝手に創り出してくれます。
 私たちは、ただ願いごとを純粋に強く望めばいいということです。

願いごとはすぐにかなう!


 願いごとがかなうのにかかる時間は、願いの大小は関係ありません。
 フランクさんは、あなたが心の底から願いを受け入れる準備をしているか、自分には贈り物をもらう資格があると信じられるかどうかがカギだと述べています。
 つまり、願いはかなうと信じていれば、すぐにかなう」ということです。

 親愛なるピエールさん
 私は子どもたちと遊園地に行く約束をしていました。ところが残念なことに思わぬ出費が発生してしまい、銀行口座が空っぽになってしまいました。私はがっくりと肩を落とし、悲しみに暮れていました。

 あまりにもしょんぼりしていたので、何かあったのか、と子どもたちにたずねられました。私は、遊園地には行かれなくなってしまった、と悲しい報告をしました。
 ふたりの息子は私を抱きしめ、言ってくれました。
「ママ、大好きだよ。遊園地に行かれなくてもどうってことないさ。別のことをして楽しい週末を過ごそうよ」
 息子のやさしさに誇りを感じる一方で、私はいつまでも落ち込んでいました。

 その日の昼ごろ、私はボーイフレンドと車で外出しました。踏切まで来ると遮断機が下りていました。列車が通過するのを待っている間、頭の中では「どうやったらお金が手に入るだろう?」という言葉だけがぐるぐる回っていました。
 そのとき、私はあなたの著書『宇宙に気軽にお願いする法』に書いてあったことを思い出し、遊園地で遊ぶためのお金をお願いすることにしました。そして、頭の中を整理しようとすると、二台先に止まっている車の横の歩道に、丸い小さな紙のかたまりが転がっているのに気づきました。小さな紙のかたまりは風に吹かれて行ったり来たりコロコロ転がっていました。その瞬間、「ハロー、私が見える? 私をつかまえて!」と呼ばれたような気がしました。
 ちょうどそのとき、遮断機が上がりはじめました。車が発進する前に、私は慌てて降りると、歩道に転がる紙に向かって走りました。そして、紙を拾うと、車に飛び乗りました。ボーイフレンドはあきれたように首を横に振っていました。私は紙を広げてみました。すると、なんと百ユーロ札だったのです。ふたりでびっくりしました。
 私は喜びのあまり「ありがとう、ありがとう、ありがとう!」と叫ぶばかりでした。
 私の願いは、光の速さのごとく、あっという間にかなってしまいました!
 おかげで、私たち四人は遊園地でとても楽しい一日を過ごすことができました。
                               ウルリーケ

 『宇宙に上手にお願いする人々』 第十章 より ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 大きい願いがかなうのに時間がかかるのは、無意識に「この願いごとは難しいから、時間がかかる」と考えてしまうからです。

 いつ、願いがかなうか。それを決めているのも、結局は自分自身です。
 人間の意識には、それだけ強い力があるということですね。

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 私たちは、思いがけず願いがかなうと、ただ「偶然」として片づけてしまいがちです。
 しかし、この世の中に偶然はなく、起こる出来ごとには、すべて原因があります。
 自分に振りかかったことは、すべて自分の意識が呼び寄せたことです。

 私たちは誰でも、どんな現実を創り出す力を秘めています。
 “宇宙に上手にお願いする”人たちは、その力を意識的に活用する方法を学んだ人たちのこと。
 私たちも、本書の「成功談」を見習って、“宇宙に上手にお願いする”人の仲間入りしたいですね。


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