【書評】『宇宙にもっと上手にお願いする法』(ピエール・フランク)

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 お薦めの本の紹介です。
 ピエール・フランクさんの『宇宙にもっと上手にお願いする法』です。

 ピエール・フランク(Pierre Franckh)さんは、ドイツの俳優、映画監督、脚本家です。

「願いのエネルギー」が奇跡を起こす!


 強く願ったことや感じたことは、必ず、現実のものとなる。
 この宇宙には、「引き寄せの法則」が存在し、例外なくすべての人に働いています。

 しかし現実には、自分の思いどおりの人生を歩んでいる人もいれば、そうでない人もいます。
 その違いは、自分の中にある「現実をつくり出すエネルギー」を有効に使う方法を知っているか、知っていないかの差です。

 人は自分の発する願いのエネルギーがどんなものであるかの感触をつかむと、意識的にエネルギーを利用できるようになります。すると、それによって人生に変化が訪れ、自分の生活の中にも奇跡が起こるのです。そこでは、年齢も収入も出身も職業も関係ありません。難しい仕事をしていようが、単純な仕事をしていようが、自分で事業を営んでいようが、雇われていようが、失業していようが、忙しかろうが、暇であろうが、まったく関係ありません。さらに、かなえたい夢が大きいか小さいかも重要ではありません。大切なことは、願いには一つとして同じものはなく、私たちがいかに意識的に正しく願ったか、ということだけです。
 私はここ数年、大勢の人が自分の中にある願いの力を見いだし、上手に願えるようになっていった様子を見てきました。そして、どのように経済的な問題から抜け出したのか、どのように新しい友人を獲得したのか、どのように人生のパートナーを引き寄せたのか、どのように賞賛や尊敬のまなざしを得て、さらには名声や富を手に入れていったのかという体験談を聞かせてもらいました。
 こうした体験に共通する驚くべき点は、すべてが偶然ではない、ということです。それは、私たちの誰もが引き起こすことができるものです。誰もが、実り多い幸せな人生をつくり出せるのです。それには、ただ、願えばいいのですから。私たちの中には、願いどおりの人生をつくり出せるすばらしい力が眠っています。それは、あなたの中にもあるのです。

 『宇宙にもっと上手にお願いする法』 第三章 より  ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 フランクさんは、願いの力は、私たちの中に眠っているだけで、それを呼び起こすには、小さな刺激を与えるだけで十分なのだと指摘しています。

 本書は、宇宙に「上手に願う」方法を、さまざまな体験談を交えて、具体的に解説した一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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あなたはどんな願い方が得意ですか?


 私たちは、それぞれ得意なことが違います。
「お願いの仕方」も、人によって得意な方法が異なります。

 人によって、願いを効果的に表す方法は異なります。思い描くことが得意な人もいれば、願いはかなう、とひたすら信じるほうがたやすいという人もいます。また、疑いをもたないようにすることが上手な人もいれば、言葉で表現するのが得意だという人もいます。
 そろって車を手に入れたお母さんと娘さんの得意な願い方は、言葉で表現したり、願ったことを忘れるという方法ではありませんでした。ふたりとも、手に入れたときの状況を想像することによって、もっとも強い力が発揮されたのです。願った状況を具体的に思い描くことの長所は、手に入れる前の段階で、喜びがすでに大きく育っているということです。喜びはとてつもなく大きなエネルギーを発し、私たちの願いを実現してくれます。
 どんな願い方が自分にあっているのかよくわからないときには、いろいろな方法で試してみましょう。大切なことは、違和感がない、ということです。「上手に願う」ことを始めたばかりの段階では、まだ自分の中に願うことへの勘が十分に働かず、何十年もかけて培ってきてしまった疑いがしょっちゅう顔を出し、願いがかなえられる邪魔をするかもしれません。
 このような場合にもっとも効果的なのが、“アファメーション(自分を肯定すること――宇宙へのお願いの言葉)”です。アファメーションはポジティブに働きかけてくれる固定観念のようなもので、潜在意識だけでなく、私たちを取り巻く状況にも影響を及ぼしてくれる、自分を肯定する言葉です。アファメーションは、一種の自己暗示ですが、実際に使ってみるといかに効果があるかわかります。自分に欠けているものが補え、いかに自分の人生が好転するか、すぐに確認できるはずです。アファメーションのポジティブなエネルギーが、私たちの人生への考え方を変化させるのです。 
 あなたはどんな願い方が得意でしょうか。信頼することでしょうか。願ったことを忘れることでしょうか? それとも、願いがかなったときの状況を感じることでしょうか? あるいは言葉で表現する、疑いを持たないようにする、または、願いを繰り返し唱える方法でしょうか。はじめは、自分にとって簡単だと思える方法でお願いしましょう。
 大切なことは、願ったときに違和感がなく、自然に力と喜びがわき起こってくることです。ポジティブな感情がわき起こるようになれば、気軽に他の方法で願うこともできるようになるでしょう。
 うまくいかないからといって、ショックを受けないでください。自分の考え方を一瞬にして根本から改めることなどできないのですから。理性に対し、寛大になってください。理性もはじめは困惑していることでしょうから、ポジティブな考えに切り替える時間を与えてあげましょう。

 『宇宙にもっと上手にお願いする法』 第三章 より  ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 願いを現実にするために大切なことは、その願いを妨げている否定的な考えを取り除くことです。
 そのための手段は、ひとつではありません。
 それこそ、願いごとをする人の数だけ存在します。

 自分に合ったやり方をみつけて、毎日ちょっとずつでも続けていきたいですね。

「アファメーション」とは宇宙に命令するお願い言葉


 願いは一つひとつまったく違うものです。
 しかし、広い範囲で効果を発揮する包括的なお願いの言葉が存在します。
 それが、「アファメーション」と呼ばれているものです。

 フランクさんは、アファメーションをくり返し唱える効果について、以下のように説明しています。

 アファメーションとは、自分自身を肯定することであり、宇宙へ命令する「お願い言葉」です。アファメーションは、私たちを特定のエネルギーの流れの中へ導き、私たちが招き入れたいすべてのことを実現します。アファメーションは、一見、物事をポジティブに表現した言葉にすぎませんが、実際には大きな効果があります。アファメーションにより、私たちは、ネガティブな固定観念(いつでもわき上がってきては幸せを断ち切ってしまう疑い)を見きわめ、意識的に自己を肯定することによって、自分に欠けている点を補います。それによって、私たちの人生は変化するのです。つまり、何度も思いめぐらし、唱えられたアファメーションは、私たちの意識の深いところへ潜り込み、私たちの根本的な考え方を変化させ、ついにはポジティブな信念をもてるようにしてくれるのです。私たちが信じていることは、常に実現されます。ですから、私たちの信念がポジティブな方向に変化すれば、願いごとが人生に引き寄せられます。そのためには、アファメーションを耐えずくり返すことが一番の近道です。アファメーションを口にするときは、目標に向けてエネルギーを集中します。実際、アファメーションは私たちの人生に奇跡を起こすための鍵(かぎ)なのです。
(中略)
 お願い言葉を心の中で静かに、あるいは声に出して唱えてみましょう。そして、あなたの中に芽生える自信を感じ取りましょう。この願いの言葉を呪文(じゅもん)のようにくり返してもいいですし、願いに十分力が備わったと思えれば、一度だけでもかまいません。ただし、疑いに支配されているときには、力と安らぎを感じるようになるまで、お願い言葉をくり返します。
 肝心なのは、願いを妨害するエネルギーを発信しない、ということです。疑いは、私たちの本来望んでいることを逆方向へ導いてしまうような、とても強い感情のこもった願いですから、本来の願いの言葉をくり返し唱え、自分の行くべき方向を確認したほうがいいでしょう。このような方法で、本来の願いに波動を合わせ、疑いが入り込むすきを与えないようにします。ポジティブなことを考えていれば、他の考えが入り込む余地はないものです。

 あなたが言葉で表した願いは、はっきりとした命令です。一番いい方法は、寝る前と、目覚めたときに願いごとをくり返し唱えることです。願いごとを唱えながら眠りにつくと、潜在意識があなたの願いを夜通し支えてくれます。夢に出てくるかもしれません。このとき、願いがかなうというあなたの思いは、多くの場合、解放され、不安を感じることもなく、安らぎを与えてくれます。起きているときのように、さまざまな考えに影響を受けることもなく、あなたの体の隅々までスムーズに、願いの情報が行き渡ります。一度試してみてください。すぐに違いがわかるはずです。こうすると、目覚めることが心地よく感じられるようになり、自分の願いがかなえられるために準備が進んでいることがどんなにすばらしいかに気づくことでしょう。さらに1日の始まりに1、2分、静かに自分の願いに集中し、ふさわしいお願い言葉を唱えてみましょう。それによって、ポジティブなエネルギーが1日中あなたに寄り添ってくれることでしょう。こうして、あなたはほとんどの時間を願いの波動とともに過ごし、安定したエネルギーを発信することになるのです。

 『宇宙にもっと上手にお願いする法』 第四章 より  ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

「お願い言葉」は、肯定する内容で、現在形にすること。
 唱えるときに集中すればするほど、くり返えせばくり返すほど強力になります。
 また、願いが鮮明に描写されているほど、喜びにあふれているほど、願いがかないやすくなります。

 寝る前と朝起きたときの1日2回、願いがかなったシーンを頭に描きながら「お願い言葉」を唱える。
 ぜひ、習慣にしたいですね。

できることもあれば、できないこともある。


 宇宙に「上手にお願いする方法」でもかなわない願い、それは「他人の人生を動かすこと」です。
 人生をつくり出しているのは、自らの意志であり、そこに他人の願いが入り込む余地はありません。

「あの人の考えを変えたい」
「あの人を思い通りにしたい」
 そのような願いは、基本的に、かなうことはありません。

 願うことによって、私たちはエネルギーを発信しています。このエネルギーは、同じ波動をもつもの、つまり、発信されたエネルギーと一致するものを探しています。あなたが考え出した夢のパートナーがあなたに共鳴しないのであれば、エネルギーはそのままさまよいつづけます。あなたの憧れの人は、そのようなエネルギーが自分のそばをかすめていったことさえ、気づいていないかもしれません。これは、ピアノの弦と似ています。ピアノの鍵盤(けんばん)をたたくと、たたかれた弦に共鳴する弦が振動します。しかし、共鳴しない弦は、微動だにしません。
 私たちの発信したエネルギーが同じ波動をもつものにしか共鳴しないということは、私たちにとっても大きなメリットをもたらしてくれます。憧れの人と自分の波動が調和しないとわかったとき、理性はその状況を受け入れられないかもしれません。しかし、実際にはその人がいないほうが、自分にとってはうまくいきます。ですから、同じ波動でないとわかったことを心から喜ぶべきなのです。他にもメリットがあります。私たちは、自分の思いどおりのことを何でも望むことができます。しかし、お願いしても、他人の人生設計や運命に勝手に影響を及ぼすことは、けっしてできません。その人がしていることはすべて、その人の自由な意志で行われています。なぜなら、その人がそうしたいと決めたからです。それでいいのです。お願いによって自分のことを無理やり好きにさせることができる、という状況を想像してみてください。このような愛の中に見いだせる価値は何でしょうか? その人が、自らの意思であなたの元にいてくれるのでないとしたら、どう思いますか? その人は、囚(とら)われの身であり、操り人形のようなものなのです。「そこにいなさい」と命令されているからあなたのそばにいるのであって、あなたのことを心から愛しているわけではありません。これと似たような状況にあるのが仕事です。仮に、上手に願って雇用者をうまく操った結果、雇ってもらえることになったとしましょう。しかし、私たちは無理やり採用されただけで、望まれていたわけではありません。このような状況では、雇用者への感謝の気持ちや忠誠心が芽生えることは、けっしてないでしょう。
 このように、願いのエネルギーで、他人を自分の幸せに無理やり引きずり込もうとしてもそれは不可能だということに、まずは喜ぶべきなのです。

 『宇宙にもっと上手にお願いする法』 第八章 より  ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 
 私たちの発信するエネルギーは同じ波動をもつものにしか共鳴しない。
 フランクさんは、これを「共鳴の法則」と呼んでいます。

 相手にも自由意志が存在するので、発する波動をコントロールすることはできません。
 同じ波動をもった人同士は、何もしなくても引き合います。
 逆に違う波動をもった人同士は、何をしても引き合いません。

 自分の発するエネルギーをポジティブに保ち、波動が共鳴する人が現れるのを待つ。
 それが、理想のパートナーとの“運命的な出会い”を生み出す秘訣です。

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「願いは必ずかなう」

 フランクさんが本書のなかで、くり返し強調されている言葉です。
 いつも何かを願っているのに、「願いがかなった」という実感がないという人は多いです。
 フランクさんの言葉を借りると、それは「気づかぬうちに、望まぬことまで願い、かなえてしまっている」だけです。

 宇宙は、私たちの願いをそのまま現実のものとする“コピー機”のようなものです。
 コピー機は機械ですから、いちいち願いの善し悪しを判断することはありませんね。

 自分にとって好ましい願いだけを「上手にお願い」する。
 それには、それなりの知識とコツが必要です。

 多くの人が気づき始めている、「願いを現実にする方法」。
 私たちも、その素晴らしい効果を実感したいですね。

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