【書評】『宇宙に上手にお願いする法』(ピエール・フランク)

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 お薦めの本の紹介です。
 ピエール・フランクさんの『宇宙に上手にお願いする法』です。

 ピエール・フランク(Pierre Franckh)さんは、ドイツの俳優、映画監督、脚本家です。

「願い」は必ずかなう!


 何をやってもうまくいかない人がいる一方で、幸運ばかりつかむ人がいます。
 願いがかなう人、かなわない人。成功する人、そうでない人。
 両者の違いは、それは単に、自分自身と願いを信じるかどうかの違いだけです。
 つまり、成功する人は疑わず、いつもポジティブな気持ちで目標を見つめているということ。

 望むことを現実にする方法は、「ただ願いさえすればいい」という、いたってシンプルなもの。
「上手にお願い」するためには、いくつかのコツを学ぶ必要があります。

 本書は、フランクさんが経験から学んだ「上手にお願いする方法」を7つの法則に分けて解説した一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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まず、「小さな」お願いから始める


 フランクさんは、「上手に願う」ための最もよい方法は、何はともあれ、まず始めること。それも小さなことからだと述べています。

 どうすれば、もっとも早く成果を得られるでしょうか?
 それは、小さなお願いをすることです。
 では、どうして「小さな」願いごとなのでしょうか?
 なぜなら、何にもとらわれることなく、軽い気持ちで取り組むことができるからです。重要なことでなければ、それだけ不安も少なくてすみます。それに、願いの要点をはっきりさせることができるし、すぐに忘れてしまうこともできます。忘れるということは、思いを手放し、エネルギーの旅に送り出すという意味です。私たちは、ささやかな思いに対しては、願いはかなう、と気楽に信じるものですが、まさしく、この信頼する気持ちこそが、上手に願うポイントなのです。なぜなら、信頼によって信念がもたらされるからです。

 大切なのは、願いごとへの信頼だけだといってもいいでしょう。成功への信念が成功をもたらすのです。信念は、願いごとに絶えずエネルギーを与え、「信仰は山をも動かす」の言葉どおり、超人的なことを成し遂げる力となるのです。

 『宇宙に上手にお願いする法』 第一の法則 より  ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

「大切なのは、願いごとへの信頼だけ」
「願いはかなわない」という、自分自身の想像力(妄想)に邪魔をさせないことが肝心です。

「これくらいの願いならば、かなってもおかしくない」
 そう自分で思えるほどの小さな願いをから始めること。

 うまくいくまで、繰り返しチャレンジしたいですね。

「〜である」の法則


 フランクさんは、よくある過ちとして、言葉の選択が適切でなかったために、意図したこととはまったく違うメッセージを送ってしまうことがあると指摘しています。

 たとえば、お金がたくさん欲しい場合、私たちは、「金持ちになりたい」と祈ります。でも、これは完全にまちがった願い方です。このように願うと、「金持ちになりたい」という状態がもたらされてしまいます。もう、おわかりですね。「〜が欲しい」というのは「〜を持っていない」ということなのです。これをくり返していくうちに、私たちは欠けているものをどんどん増やしていってしまうというわけです。「〜したい」ではなく、「〜である」と願いましょう。この場合、正しい表現は次のようなものです。
「裕福になる心の準備はできています」
「裕福で幸せです」
「私のお金はすでにあって、私のところへくる最良の道を見つけているところです」
 つまり「裕福になりたい」ではなく、「裕福です」というふうに願うべきなのです。

 パートナーとの幸せな関係を築きたいとき、「人生の本当のパートナーが欲しい」「真のパートナーとの出会いが欲しい」などと願ってはなりません。こういう表現をしていると、状況はいつまでたっても変わりません。なぜなら、宇宙は私たちが何かを欲しがっていると理解すると、「欲しい」状態そのものを送ってくるからです。宇宙には、現在と未来の違いがわからないので、私たちが考えたり感じたりしていることが、そのまま運ばれてくるのです。では、私たちはどのように願えばよいのでしょうか?

 未来形ではなく現在形でお願いするのです。「幸せになるつもりです」と願うと、残念ながら「つもり」の状態が続いてしまいます。宇宙は、何かを「欲しい」というのが私たちの願いだと解釈してしまうのです。ですから、「幸せです」と願えば、幸せな状態がもたらされるわけです
「愛を受け入れる準備はできています」と、心の扉を開いてみましょう。そうすれば、もうパートナーを探し回る必要はなくなります。「私に合ったパートナーはすでに存在し、今、私の人生に現れるところです」と願えば、そのとおりの人物が現れるのです。

 『宇宙に上手にお願いする法』 第二の法則 より  ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 私たちは願いごとというと、「〜を手に入れたい」「〜になりたい」と表現します。
 しかし、その言葉の裏には「〜を手に入れていてない」「〜になっていない」という思考が無意識に入り込んでいます。

「〜を手に入れたい」という願いは、「〜を手に入れたい」という状態(つまり、「〜が手に入っていない」状態)を引き寄せているということです。

 “現在形”でお願いすること。
「今、まさに願いが叶いつつある」という強い信念を持つこと。

 それが、願いごとを引き寄せるカギになります。

願いを引き寄せる「共鳴の法則」


 宇宙は気まぐれに願いをかなえているわけではありません。
 願いがかなうメカニズムは、厳密に例外なく働く法則によって成り立っています。

 フランクさんは、そのなかの一つとして「共鳴の法則」を挙げています。

 同じものは常に引かれ合う、といわれています。一方、異なるものは常に反発し合います。同じものが引かれ合うと、それによってエネルギーが強まります。つまり、共鳴するのです。
 共鳴については、身近なところではピアノの弦がよく知られています。1本の弦が叩(たた)かれると、同じ調子に調律された弦がいっしょに振動するのに対し、他の振動数に合わせてある弦は微動だにしません。

 私たちの思いのエネルギーも、ピアノの弦と同じように、一定の周波数で振動しています。ですから、私たちが何かを考えると、その考えと同じ波動をもつものを動かすことになります。
 当然のことながら、これと逆のことも起こります。つまり、私たちは自分の思いと同じような波動をもつ、世の中のすべてのものに動かされているわけです。私たちの思いは、似ているものを何でも引きつけてしまう、見えない磁石のようなものなのです。

 さて、すでに裕福な人ばかりが、さらなる富を手に入れるのはなぜでしょう? それは彼らが、裕福になることだけを考えているからです。彼らの考えの中には、それ以外のことは存在しません。彼らは富という波動の中で暮らしているのです。成功は成功を引き寄せ、不幸はさらなる不幸を引き寄せるのです。

 私たちは恋をすると、愛することの幸福感に包まれ、すべてがうまくいくようになります。それは、世の中をポジティブな目で眺めるようになるためです。ポジティブな思いは、ポジティブな世界をつくり上げます。すると、「私、とっても幸せ」「世界は私の思うがまま」「何もかもがうまくいく」と考えるようになるのです。
 実際に、世界はあなたの思うままです。なぜなら、宇宙がこの言葉を受け止め、そのとおりに処理するからです。

 『宇宙に上手にお願いする法』 第四の法則 より  ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 同じ波長を持つもの同士は引きつけ合う、それが「共鳴の法則」です。
「類は友を呼ぶ」ともいいます。
 幸せを引き寄せたいのなら、幸せな波動を送り続けることが必要です。
 まさに、「現実は、自分が考えたとおりのことが起こる」ということですね。

「疑い」から抜け出す方法


 私たちの中にある「疑い」は、願いにとてもネガティブな影響をもたらします。
「信じない」と言ったり、思ったりすることは、願いと逆のことが起こると考えるのと同じこと。
 成功を信じていない人は、「成功できない」という願いを現実化させていることになります。

 では、疑いをなくすにはどうしたらよいのでしょう? 自分には起こりえない、どうせうまくいきっこないさ、と常に耳元でささやく小さな声を、どうすればよいのでしょう?
 その声を聞かないようにしたり、考えないにようにする方法は、あるのでしょうか?
 これは、ダイエットをしている人が、考えてはいけないチョコレートのことを考えてしまうようなものです。私たちは、チョコレートのことを意識的にまったく「考えない」ようにすると、ますます考えてしまいます。あることを「考えない」ということはできません。なぜなら、考えないという行為によって、すでにそのことを考えているからです。
 ですから、何かをしないようにするのは、よい作戦ではありません。それによって、観念をつくり上げてしまうからです。

 一番よい方法は、観念を受け入れて、評価しないことです。存在する観念が、ぶくぶくと泡を立てて上昇していくところを観察するのです――観念に、さらなる力や意味を与えようとしてはいけません。何も言わず、消えてなくなるまで放っておきます。
 すると、新しい観念がやってきます。日常的な出来事から生まれた観念もあれば、過去の出来事による観念もあります。でも、それ自体はただの観念ですから、害はありません。ところが、私たちが観念に対してネガティブな感情を抱いたときから、邪魔をしはじめるのです。それを防ごうとすると、逆に観念に力を与えてしまいます。「私にはやっぱりできない」とか、「絶えず観念が邪魔して願いをダメにする」と思い込むことによって、観念にマイナスの力が与えられ、失敗へのシナリオができあがってしまうのです。
 つまり観念は、受け入れて評価しないようにするしかないのです。観念は、私たちの元にやってきては立ち去りますが、「上手に願う」邪魔はしません。自分の願いを信頼していれば、それを邪魔しようとする観念は力をもちません。なぜなら、私たちはそこにエネルギーを注がないからです。
 さて、私たちはさらにもう一歩進み、疑いを逆手にとることもできます。悪いことが起こるのを疑うのです。
 ネガティブな考えのほうを疑ってみましょう。そうすると、願いの妨げとなる観念が現れないよう、ブレーキをかけることもできるのです。

 『宇宙に上手にお願いする法』 第五の法則 より  ピエール・フランク:著 中村智子:訳 サンマーク出版:刊

 頭に湧き上がってくる思い(観念)それ自体には、現実を変える力はありません。
 観念に力を与えているのは、私たち自身。
「考えないようにしよう」と強く思えば思うほど、そのことを考えてしまいます。

 願いの妨げになる観念が浮かんできたら、それが消えてなくなるまで放っておくこと。
 余計なことを考えたり評価もせず、ただ観察すること。

 願いの妨げになるネガティブな考えや感情をうまく逃してやることが、上手にお願いするコツです。

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「思考は現実化する」
 それは、すべての人に例外なく働いているルールです。

 すべての人の「願い」はかなえられているということ。
 願いがかなう人は「願いはかなう」という信念を持っています。

 一方、願いがかなわない人は「願いはかなわない」という信念を無意識のうちに持っています。
 正反対にみえて、実際には、どちらの願いも「かなっている」わけですね。

 願いをかなえる力は、すべての人がすでに持っています。
 あとは、「上手にお願いする」方法を知ればいいだけ。

 本書は、「上手にお願いする」ための、まさに“教科書”のような一冊です。

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