【書評】『運のよさは「瞑想」でつくる』(渡邊愛子)

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 お薦めの本の紹介です。
 渡邊愛子さんの『運のよさは「瞑想」でつくる』です。

 渡邊愛子(わたなべ・あいこ)さんは、日本初の米国チョプラセンター認定の瞑想ティーチャーです。

「運の良さ」は、瞑想でつくることができる!


 ストレスの軽減、平穏な心が備わる、集中力アップ、創造性や直感力が研ぎ澄まされる。
 瞑想には、さまざまな効果があることが知られています。

 渡邊さんは、瞑想をすることで得られる効果のうち、最もパワフルで特徴的なものは、「シンクロニシティ」だと述べています。
 シンクロニシティとは、「共時性」、または「意味のある偶然の一致」という意味です。

 シンクロニシティの効果が最も発揮される分野は、「願望実現」「引き寄せ」です。

 あり得ないような偶然の一致を次々と起こしながら自分の願望を叶えるために必要な人物に出会ったり、情報や物質やお金がもたらされたり、状況や環境が整ったり、ということを経験していくことが多いでしょう。
 具体例を少し挙げると、連絡がほしいと思う人から即電話が来たり、ダブルブッキングが自然解消されたり、こちらからのリクエストなしに、必要な作業を部下や同僚がタイミングよく行っておいてくれたり、といった具合です。
 もっと日常的な便利さでいえば、電車の乗り継ぎが良い、電車やバスなどで座れる確率が高くなる、駐車場などが空きやすい、青信号が続いて早く移動できるといった交通機関のタイミングの良さに現れたりします。
 とにかく、すべての人々や物質や出来事などとタイミングが合ってくるので、すべてがスムーズに流れていくのです。逆に、スムーズにいかない時や、何かしらの障害が立ちはだかった場合は、それが必ずと言っていいほど自分の願望を叶えるために必要な出来事だったり、トラブルを回避するための調整だったり、導きだったり、ということがほとんどなので、そのメッセージに気づいて方向修正すればいいだけ。結局「すべてはうまくいっている」という状態になってきます。

 『運のよさは「瞑想」でつくる』 INTRODUCTION より 渡邊愛子:著 PHP研究所:刊

 瞑想を続けると、さまざまなシンクロニシティが日常的に起こってきます。
 渡辺さんは、その状況を、「偶然をマネジメントする」と表現しています。

 本書は、偶然をマネジメントし、願望を叶えるための瞑想法を解説した一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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瞑想の秘訣は「マントラ」にあり!


 瞑想がなぜ、シンクロニシティを起こりやすくするのか。
 その大きな理由のひとつが、「マントラ」にあります。

 まず「マントラって何?」という方にご説明しておきましょう。先ほど少し触れましたが、マントラとは瞑想中に使う、非言語の意味のない音(純粋な振動として存在しているもの)です。
 たとえば原初音瞑想用のマントラは、3音節でできている短めの音で、音楽ではありません。その音はCDで聞いたり声に出したりするのではなく、瞑想中に心の中で静かに繰り返し唱えるものです。

 なぜ瞑想中に非言語の意味のない音であるマントラを心の中で唱えるかというと、それは自分の考えと考えの隙間に入っていくための最も効率的な方法だからです。呼吸を使った瞑想法でも、瞑想中に心が静まっていき、日常でもある程度の瞑想効果を味わえると思いますが、原初音瞑想などの呼吸を意識しなくてもよいタイプのマントラは、より考えと考えの隙間に入っていきやすいのです。
 どうして自分の考えと考えの隙間に入っていきたいのかというと、その隙間に無限のパワーが潜んでいるからです。
 チョプラ博士はその隙間を解説する際に「無限の可能性」「純粋な潜在力」「純粋意識」「超越意識」「創造の源」「スピリット」「宇宙」というようにさまざまな表現を使いますが、仏教でいうところの「無」とか「空(くう)」だったり、潜在意識も無の中に含まれているでしょう。

 その「考えと考えの隙間」では、すべての人々や生まれてきていない魂たち、すべての物質やまだ物質化されていないもの、すべての出来事やまだ起こっていない出来事、過去も未来も現在も、すべてのことが同時に起こっていてお互いに関連しているそうなのです。
 そういった場に瞑想という時間とマントラというツールを使ってアクセスしていくと、その場に対して影響をあたえることができ、その恩恵を日常に持ち帰ってくることができるわけです。
 そして、現実に恩恵を受け取る時に経験すること、または受け取るためのヒントや気づきがシンクロニシティ(共時性、または意味のある偶然の一致)なのです。
 考えと考えの隙間の特性のうち「すべてのことが同時に起こっていてお互いに関連している」というのがまさに「共時性」を言い表しています。それは、日常で、「意味のある偶然の一致」として体験するのです。

 『運のよさは「瞑想」でつくる』 第1章 より 渡邊愛子:著 PHP研究所:刊

 マントラには、考えと考えの隙間、潜在意識にアクセスする力があるということですね。

 本書で取り上げているのは、一般的なマントラである、「ソーハム」
 息を吸うときに「ソー」、吐くときに「ハム」と心の中で唱えるやり方です。

ほしい金額は「〜円以上」と設定する


 瞑想で願望を実現するための事前準備のひとつが、「意図と願望のリスト」の作成です。

 意図と願望リストの作成方法にはコツがあります。まずはよく言われていることですが、願望は明確に、詳細に、断定的に書きます。「〜になりますように」よりも「〜になる」「〜になっている」といった形です。たとえば、収入や売上などのお金に関する願望であれば、「◯十万円以上」というように「以上」をつけるのを忘れないでください(設定すると設定した通りになってしまうことが多いので、せっかくですから少し欲ばりになってみましょう)。
(中略)
 そして、単なる「願望リスト」ではなく「意図と願望リスト」となっていることが大事です。
 願望を叶えるために「意図」を上手に使っていくのですが、やり方は簡単です。意図と願望リストを作成する際に、自分の願望と並列で良いので意図も書き出していきます。意図というのは、たとえば願望が「月々◯十万円以上の収入がほしい」だとしたら「なぜそう願っているのか」という理由のことです。その意図は「家族全員で不自由なく暮らしたいから」かも知れませんし、「自己実現のために生活費だけでなくセミナーに参加したりしてスキルを身につけたいから」かも知れません。何にせよ、願望が物質的なものだったとしても、意図は自分や周りの人の幸せにつながる良いものであることが多いのですが、「良い意図」は全体からの応援を得やすい、つまり叶いやすくなります(考えと考えの隙間は「すべてがつながっている場」でしたね。全体とはその場のことを言っています)。

 また、意図を明確にしておくと、願望としても設定していなかった思いもよらない方法で叶うということも多々あります。頭で考えることには限界があって、それまでの自分の知識や経験の中から「これが実現したら、この意図が叶うだろう」と想定して願望を抱くわけですが、無限の可能性の場を活用していくと自分の想像の域を超えて、あり得ない方法で意図が叶っていくのです。

 『運のよさは「瞑想」でつくる』 第2章 より 渡邊愛子:著 PHP研究所:刊

 大切なのは、願望を具体的に書き出し、「意図」も同時に書き出すこと。
 渡邊さんは、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という軽い気持ちで、思いつく願望はすべてリストアップしておく良いと述べています。

 願望を書き出すだけなら、誰かに遠慮をする必要もありませんね。
 自由に想像をめぐらせて、思いつく限りの願望をリストアップしましょう。

願望実現のカギは、「手放す」こと


 瞑想で願望を実現していく。
 そのために重要なのが、願望を「手放す」ことです。

 それでも「手放す」ことがとても難しいと多くの方からよく相談を受けます。あることを強く願っていると、なかなかその願望を手放すことができないものですね。多くの方が勘違いしているのは、「願望」そのものを手放すと考えていることです。願望はしっかり持ち続けつつも、それがどう叶ってほしいとか、どういうふうになるだろうと予想するといった、プロセス・過程を手放すのです。

 私たちはあることが叶ってほしいと願うと、それを実現するには「こうやって、こうなって、こういう方法で」と想像したり計画したりしがちです。ただそれは自分が想像し得る範囲内のことであって、かなり制限されたものである可能性が高いのです。そのように制限された願望実現の過程(自分で想像した範囲の願望実現に向けたステップ)に固執してしまっていると、それ以外のことが起こっていても気づかずに見過ごしてしまいます。

 ですので、その願望がどのように叶うのか、その方法や過程について手放してしまうことが賢明です。いうなれば全体が手配してくれることに対して「お任せ」状態でいいのです。自分はゴールだけを設定しておき、その道のりは起こる偶然の一致をガイド役にして辿っていくと、自分の想像をはるかに超えた思いがけない方法で達成することでしょう。

 『運のよさは「瞑想」でつくる』 第2章 より 渡邊愛子:著 PHP研究所:刊

 願望を「手放す」ことができない。
 論理的に物ごとを考える人ほど、陥りやすいワナです。

 この世の中には、私たちが知らない世界があり、私たちの理解できない力が働いています。
 サムシンググレート(偉大なる何か)の存在を信じ、完全に手放して委ねる。
 そんな謙虚な気持ちを持っていたいですね。

瞑想前に「3つの質問」を投げかける


「偶然をマネジメントして現実に結果を出す瞑想」実践は、以下のとおりです。

 渡邊さんは、この一連の流れを、1日に2回行なうことを勧めています。

①意図と願望リストに目を通す
    ↓
②瞑想前に3つの質問を投げかける
    ↓
③瞑想開始(一般的なマントラ「ソーハム」や「アイアム」を使った瞑想)20分
    ↓
④瞑想が終わったら・・・・・
    ↓
⑤現実に結果を出す!


 ②にある「3つの質問」とは、以下の三つの質問のことです。

  • 「私は誰?」
  • 「私が本当に望んでいるものは何?」
  • 「私の人生の目的は何?」
 渡邊さんは、「3つの質問」を投げかける意図を以下のように説明しています。

 瞑想を始める準備ができたら、楽に座り、目を閉じて、一度大きく深呼吸をしましょう。
 ここで真の自分に向かって、3つの質問を投げかけます。

 自分は何者でしょう。
「私は誰?」
 すぐに答えを求める必要はありません。瞑想前に質問を投げかけておくと、瞑想後の日常において自分の気づきとして訪れたり、メッセージや出来事として現れてくることでしょう。

 自分が本当にほしいものは何でしょう。
「私が本当に望んでいるものは何?」
 その答えは、物質的あるいは身体的なことかも知れませんし、心の状態や感情的なこと、あるいは精神性に関することかも知れません。瞑想後の日常において自分が本当に望んでいるものが、気づきとして訪れたり、メッセージや出来事として現れたりするでしょう。

 自分が生まれてきた目的は何でしょう。
「私の人生の目的は何?」
 何を学び、経験するためにやってきたのでしょうか。どんな独自の才能を発揮するために生まれてきたのでしょうか。どうすれば役に立てるでしょうか。どうしたら出会う人々すべての助けになるでしょうか。

 『運のよさは「瞑想」でつくる』 第3章 より 渡邊愛子:著 PHP研究所:刊

 ここでも重要なのは、「手放す」こと。
 答えを自分の頭で考えるのではなく、自然と浮かび上がってくるのを待ちます。

「真の自分」とつながることで見えてくる、3つの根源的な問いかけ。
 どんなメッセージが届くのか、楽しみでもあります。
 瞑想を毎日続けるモチベーションにもつながりますね。

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 瞑想と聞くと、神秘的な、何か得体のしれないものというイメージを持つ人は多いでしょう。
 しかし、実際はそうではありません。
 瞑想は、現実を変えることができる大きな力を秘めたツールです。
 科学的にも、その効果は認められています。

 1日2回、20分ずつの瞑想する。
 それを続けるだけで、シンクロニシティが次々と起こり、願望が実現します。

 これまでの常識を覆す、驚異の願望実現法。
 ぜひ、皆さんもお試しください。


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