本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『「龍使い」になれる本』(大杉日香理)

 お薦めの本の紹介です。
 大杉日香理さんの『「龍使い」になれる本』です。

 大杉日香理(おおすぎ・ひかり)さんは、会社経営者・コンサルタントです。
 幼少期より、龍や妖精など見えない世界の存在や、他人の思考が見えてしまうという優れた感覚をお持ちです。
 現在は、自ら立ち上げた、神社を参拝するツアーを事業化した会社「神旅(かみたび)」を経営されるなど、ご活躍中です。

「龍使い」に名乗りを上げよう!

 大杉さんと龍とのコンタクトは、30年前に始まりました。
 家族で東北に旅行したとき、「大きな帯状の物体」が動いているのを見たとのこと。

 大杉さんは、その「巨大なエネルギーのかたまり」を「龍」だと直感します。

 当時小学生だった私は、直感的に龍だと思いました。
 幼いころから、自然の中にいる精霊や神様、妖精など、目には見えない存在たちと交流していたので、すぐにわかったのです。
 その後、折に触れて龍とのご縁はあったのですが、大きく関わるようになったのは、2011年5月の出雲(いずも)旅行がきっかけでした。
 すでに、神様と人間とのご縁つなぎを仕事としていた私は、有志の方たちとのプライベートな旅行で出雲を訪れ、出雲のある神社にお参りをしました。
 そのとき、龍が現れ、「これから、私の背に乗るか?」と尋ねたのです。
「龍の背に乗る」とは比喩的な表現です。龍と個別に契約を結び、人生を後押ししてもらうことを指します。
 龍の背に乗った状態になると、それまでの何倍もの早さで物事が展開し、願いがかなっていきます。「奇跡だ!」と言いたくなるようなことも、たびたび起こります。
 このとき、私は龍のオファーを受けました。
 そこから怒涛(どとう)のようにさまざまなことが起こり、株式会社を設立。売上は右肩上がりで伸びつづけています。
 龍の背に乗って以来、出会う人の質が変わり、次にやるべきことが明確にわかるようになりました。
 また、行動の結果が確実に積み上がっていくのを、実感できるようになり、セレンディピティ(幸せな偶然やラッキーな出来事)が次々に起こりはじめました。
 いまも、1年ごとに新しい龍に乗り換えながらおつきあいを続けています。

 『「龍使い」になれる本』 Chapter 1 より 大杉日香理:著 サンマーク出版:刊

 このような体験は、大杉さんにだけ起こる特別な話ではありません。
 誰の身にも、起こり得ることです。

 龍の背に乗った人、「龍使い」とは、世のため人のために自分を生かすことを目的として、龍の力を借りる人のこと。

 本書は、「龍使い」となり、龍と良好な関係を結び、幸せに生きるための方法をまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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あなたの知らない「龍」の役割

大杉さんは、「龍」という存在を、以下のように説明しています。

 龍は、一言で言えば「地球を守る存在」。
 龍というひとつの「種族」です。
 彼らは、地球という生命体を維持するために働き、その一環として、人間に対しても惜しみない後押しを与えてくれます。
 彼らの動きの特徴は、とてもダイナミックなこと。
 たとえば、人間が本州の端から端まで徒歩で移動しようと思ったら大変ですね。
 でも龍にとっては、そのくらい朝飯前、一瞬で移動します。圧倒的な速さで移動しながら、地球や私たちを守っている。それが龍たちです。
 では、龍はどんな姿をしていると思いますか?
 じつは、彼らの姿形を私たちはすでに目にしています。
 お寺の仏道や神社の社殿で、アニメやファンタジー映画などで、龍の絵や彫刻をよく見かけますね。
 実際に存在する龍は、あの龍たちと、とても似た姿をしているのです。
 そのエネルギーはもっと強烈で大きいのですが、基本的なビジュアルはほぼ同じ。
 そんな龍たちが、エネルギッシュに地球上を動き回り、自分たちにできることはないかと探しています。その気持ちを表現するなら、「人間に手を貸したくて仕方ない×100」くらいです(笑)。
 それって、とても心強くありませんか?
 いつでもその背中に乗っていいのなら、頼もしくありませんか?
(中略)
 龍には、さまざまな格や種類、得意分野があります。
「龍神」と呼ばれる格の高い存在から、本当に身近にいて人間を助けてくれる龍まで。
 大きさも色も存在感も、千差万別です。
 もっとも格の高い龍神は、地球を取り巻いて覆うほどの大きさです。人間がその目でとらえることは、とうていできません。
 でも、数十メートルくらいの大きさで人間が親しみやすい龍もたくさんいます。
 天に拡散するエネルギーをもつ龍、地のエネルギーを管轄する龍、水を司(つかさど)る龍、風をあやつる龍、光を自由に使う龍・・・・・。
 龍はさまざまな自然現象と関わり、地球のエネルギーを調整しています。地球は火・風・土・水など、いろいろな要素によって成り立っているので、生き物の命を守り育むために、さまざまな要素を司っているのです。
 龍の放つエネルギーは、らせん状に放出されます。
 2本の線が絡み合った人間のDNAの形を思い出してください。ちょうどあのような、らせん状です。
 神社の拝殿などにかけられている注連縄(しめなわ)も、らせん状ですね。「らせん」という形は、物事や生命の根源に働きかけ、人や運をどんどん発展させていくエネルギーをもっています。
 龍は、その螺旋パワーで地球を守り、私たちを成長させ発展させる力を生み出しているのです。
 地球を維持できるくらいの力が個人に向くので、物事や状況を変えていくスピードもジェット機並みに速いというわけです。

 『「龍使い」になれる本』 Chapter 1 より 大杉日香理:著 サンマーク出版:刊

 龍は、人間と同じ「生き物」ですが、本来、地球とは別次元にいる生命体です。
 地球という星を守る手伝いをするために、次元と次元の境界線を超えてやってきます。

 龍のエネルギーは、人間と比べてあまりにも強大です。
 そのため、地震や噴火などの天災を起こす「悪者」にされることも多いです。
 しかし、大杉さんは、それをはっきり言って、それは「冤罪」だと否定します。

龍とコンタクトをとる3つの方法

 では、どうすれば、龍と会うことができるのでしょうか。
 大杉さんは、龍とファーストコンタクトをとるときに役立つ、3つのポイントを挙げています。

①意識を向ける
 基本の「キ」は、龍に関心をもつことです。
 龍は、人間を後押ししたいと地球にやってきています。そんな龍にとって、何がもっともこたえるかといえば、「無視されること」なのです。
 私たちだって、関心をもっている相手に無視されたら、がっくりきますよね。ですから、日常の中で龍を意識すること、龍に関心を向けること。これが第一歩です。
 もちろん、四六時中意識する必要はありません。
 たとえば、神社や自然の中に行ったら、「龍がいるかもしれない」と注意してあたりを見る。普段の生活でも、龍のサインが来ていないか意識してみる。日常の中で、ふと思い立ったときに龍に思いを向けてみる。そんな感じでいいのです。
 そうすると、磁石のN極とS極が引き合うように、お互いのエネルギーが引かれ合い、龍とあなたが接近します。

②陽気さ・気楽さが好き
 Chapter 1でもお話したように、龍はあなたに頼ってほしくて仕方がありません。
 だから、ピンチのときや、かなえたい願いがあるときに、「どうぞ助けてください」とどんどんすがってOKです。人間を助け成長させることは、龍自身にとってもプラスになります。遠慮なく龍に助けを求めてください。
 その代わり、人間からもちゃんとお返しをする必要があります。感謝するのはもちろんですが、龍の大好きなエネルギーを返してあげるのです。
 それは何かというと、「陽気さ」と「気楽さ」。5歳の子どものようなほがらささです。
 小さな子どものころってなんの心配もなく、ただ気楽に毎日を楽しんでいましたよね。あの無邪気な明るさを思い出してください。
  あの明るさを意識することが、2つ目のポイントになります。
 なぜなら、明るいエネルギーは、龍にとっては栄養たっぷりの「ご飯」になるからです。人間がごきげんに生きていると、龍は「ここにおいしいご飯がある」と気づいて、寄って来てくれます。
(中略)
③コンタクトスポットに行く
 龍と仲良くなりたかったら、やはり「龍のいるところ」に行くのがベストです。
 もちろん、私たちのまわりにも龍はいます。くわしいやり方はChapter 5でお伝えしますが、部屋にいてもイメージを使って龍とコンタクトすることはできます。
 でも、「龍に会いたい」と願い、こちらから出かけていく行為そのものに意味があるのです。わざわざ時間をかけて訪ねてきてくれた人は、大切にしたいと思いますよね。
 無理のない範囲で行ける場所、「ここに行ってみたいな」と感じる場所に、足を運んでみましょう。
 このとき大事なのは、日常でやるべき仕事や、優先してやりたいと思っている物事を犠牲にしないことです。龍は人間の事情をよくわかっています。ですから、「行けるときに行ける範囲の場所」で大丈夫なのです。
 Chapter 5で龍がいる聖地を挙げています(下図を参照)が、それ以外にも、「ここには、龍がいそうだな」と感じる地元の神社や聖地を探してもかまいません。
 自分のセンサーを使って、行きたい場所を探してみてください。あなたが訪ねてくるのを、龍は楽しみに待っていますよ!

 『「龍使い」になれる本』 Chapter 2 より 大杉日香理:著 サンマーク出版:刊

龍 スポット CHAPTER5 P199 龍 スポット CHAPTER5 P198
図.全国主要「龍」スポット
(『「龍使い」になれる本』Chapter 5 より抜粋)

 龍は、私たち人間と、交流したがっています。

 私たちの方から、龍に関心を持ち、日々、明るく楽しく生きること。
 それが、「龍使い」の道への第一歩です。

あなたはどっち? 龍の「好きな人」と「嫌いな人」

 龍の背に乗るためには、自分自身も努力し、人間として成長しようとする姿勢が大切です。
 龍が望むのは、私たちの人間性や生き方、つまり、「心のあり方」です。

 龍が好きな人、嫌いな人のタイプは、以下のようになります。

 龍が好きな人リスト
 自立した人、いつでもフラットな状態でいられる人、常にイキイキとしている人、自分らしさとは何かを知っている人、変化することを怖(おそ)れない人、成長したいと願う人、明るく朗らかな人、いいことも悪いことも自分の責任として受け入れられる人、自分を大切にしながら相手も尊重できる人、目の前にあることを地道にやれる人

 龍が嫌いな人リスト
 他人の足をひっぱる人、嫉妬やねたみから行動する人、寂しさに耐えられない人、傲慢な人、卑屈な人、感情的になって当たり散らす人、過去や現在にしがみつく人、自分は特別だと勘違いしている人、物事に固執する人、利益に目がくらむ人、すべて自分の力だと思う人、自分の成長を自分で止めてしまう人

 もしかして、「龍が嫌いな人リスト」を見て、「私、龍に嫌われるかも!」と焦りませんでしたか?
 でも龍は、完璧な人を求めているわけではありません。人間がネガティブな心をすべてなくすことを望んでいるわけでもありません。それは、ロボットになれといっているのと同じです。
 願い事をするときに「私なんか無理」と尻込みするのはもったいない。「成長したい」という意欲があれば、迷わず龍に自分をドンとゆだねていいのです。
 あなたが「いまの自分はダメだ」と思っていてもOK。これから、よりよく生きようとする姿勢をもっていることが大切なのです。
 リストを見て少し考えていただければ、「龍の好きな人」の行動は、周囲の人からも好かれ、「龍の嫌いな人」のパターンはその逆だとわかりますね。
 別の見方をすると、龍に好かれる生き方をしていると周囲から信頼されるので自然に運気が上がり、嫌われる生き方をしていると、運を落としてしまうともいえます。

 『「龍使い」になれる本』 Chapter 3 より 大杉日香理:著 サンマーク出版:刊

 龍から愛されるために最も必要なのは、「成長し続けようとする覚悟」です。
 現時点でどのレベルか、よりも、さらに上のレベルを目指しているかが重要だということですね。

「8」を使って、龍を呼ぶテクニック

 日々の生活から龍の好む環境をつくること、龍のエネルギーを感じること。
 それが、龍とのコンタクトが取りやすくなります。
「数字」を意識することも、そのひとつです。

 神道には、「数霊(かずだま)」という考え方があります。
 言葉に「言霊(ことだま)」という力があることは有名ですが、私たちの先祖は、「数」にも力が宿ると考えていたのです。
 その中で「龍神の数字」といわれるのが「8」です。この数字は永遠に止まらない循環を表し、新しいエネルギーを呼び込みます。
 龍は、胴を無限大「∞」の形に曲げ、時空をワープします。これを縦にすると、「8」ですね。
 また、龍が口を大きく開けたとき、口腔(こうこう)の形をしたエネルギーの渦巻きが現れます。
 この「8」が、ひんぱんに登場するようになったら、龍が近くにいるというサイン。あるいは、龍があなたの運命に関わり出したというメッセージてす。
 逆に、「8」を意識することで、龍との関わりを深めることもできます。
 たとえば、神社参拝は8月8日(この日は龍の日と呼ばれています)に行く。8時8分に龍への願い事をする。8つのお願い事をする。指定席で8番を取る。八角形の皿や入れ物を使う。料理する際には8種類の材料を使う。食材を8個に切る・・・・・など、日常のいろんなシーンで「8」を利用して、龍の力を借りていきましょう。
 数の力を借りれば、龍が働きやすい環境が整い、その効力がより現実に現れやすくなります。

 『「龍使い」になれる本』 Chapter 4 より 大杉日香理:著 サンマーク出版:刊

 私たちが龍の存在を意識して生活すると、龍は必ず、それに気づいてくれます。

「8」の数字を見るたびに、龍をイメージする。
 そんな小さな習慣から、龍とのコンタクトが始まるのでしょう。

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 大杉さんは、いまは、これまで5年の努力が必要だったところを1年の努力で達成できる龍の時代だとおっしゃっています。

 龍の時代になって、一番変わったこと。
 それは、「見える世界」と「見えない世界」の距離が縮まっていることです。

 願いや夢を叶えるためには、もちろん、自分で努力することも必要です。
 それに加えて、見えない世界の存在、つまり、「龍」の手助けを得ることが重要になります。
 龍は、決して恐れるべき存在ではなく、私たち人間を手助けしてくれる「友人」のような存在です。

 世のため、人のため、そして、自分のために生きる。
 私たちも、龍の背に乗って、そんな有意義な人生を思う存分飛び回りましょう。

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One thought on “【書評】『「龍使い」になれる本』(大杉日香理)
  • 恩田 真理 より:

     はじめまして。

    最近、「龍」について検索したり、書店で龍について書いてある書籍に目がいくのです。
    今までの私には全く興味がなく、なんなのかと意識をすることはありませんでした。
    しかし、先日夢に白い龍がパッと出て何のストーリーもないのですが、目が覚めてもその龍が残り、何だったのかな?としばらく気にしていたのです。
    それで、私の人生に新しい何かが始まる知らせかしら?なんて思ったり。それに「8」のナンバーの車がやたら目につき8888のときには、くじ運が良いのかも!と、ウキウキしたりしていました。
    去年から、自分の心を監視して、出来る限り気分良くしていく取り組みを始めたのですが、何度も何度もデキナイ!と挫折を繰り返しながらも現実の小さな変化に気づき、日々実践しかないなと、止まっては歩くをチビチビやってます。
    この記事を拝読いたしまして、なんだか、勇気がわき、お願いしてもいいのね~と、気が楽になりました。
    素敵なお話をありがとうございます(*゚▽゚)ノ

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