【書評】『人生が劇的に変わる マインドの法則』(久瑠あさ美)

LINEで送る
Pocket

 お薦めの本の紹介です。
 久瑠あさ美さんの『人生が劇的に変わる マインドの法則』です。

 久瑠あさ美(くる・あさみ)さんは、メンタルトレーナーです。
 多くの一流アスリートや企業経営者、アーティストのメンタルトレーニングやカウンセリングを行い、絶大な信頼を得られています。

「心」=「マインド」は創れる!


 久瑠さんは、最初に、以下のように述べています。

「性格なんて変えることはできない」
 あなたはこう考えているかもしれません。

 けれど、あなたの性格を構成する「心」は変えられます。
 心を支配する「マインド」は創り上げることができるからです。

 それを実現するのがメンタルトレーニングです。

 肉体をトレーニングすることで、筋肉や運動神経を鍛え、必要な能力を創りだすことができます。同じように、メンタルトレーニングによって心も創ることができます。
 これにより、自分でも予想もしなかった力を発揮することができるのです。

  「人生が劇的に変わる マインドの法則」 はじめに より  久瑠あさ美:著  日本文芸社:刊

 久瑠さんは、[心」=[マインド]は創り上げられると言い切ります。
 その理由は、誰でもある法則に従うことにより、心の在り方を変えることが出来るからです。

 久瑠さんは、その法則を≪マインドの法則≫と名付けています。
 
 ≪マインドの法則≫は、三つのプロセスから成り立っています。

 このようにあなたを突き動かす「~したい」といった意志のことを、≪マインドの法則≫では[want]と呼んでいます。この原動力となる[want]を見いだすことが、≪マインドの法則≫の三つのプロセスの一つです。
 この他、≪マインドの法則≫には二つの重要なプロセスがあります。一つは[イマジネーション]を駆使することであり、二つ目が[マインド・ビューポイント]を高くとることです。この二つのプロセスが稼働することで、高次の潜在意識にアクセスできます。そして≪マインドの法則≫が機能すると、人々の心に変革=[マインドのパラダイムシフト]が起きます。
(中略)
 この三つのうち一つが動きはじめると、それぞれが相互作用し合うことで中央の潜在意識が自己発電を始めます。そして互いが加速し合うことで、さらに高次の意識にアクセスできるのです。

  「人生が劇的に変わる マインドの法則」 プロローグ より  久瑠あさ美:著  日本文芸社:刊

 今までとまったく違ったモノの捉え方や考え方をする、意識の状態。
 そこへ、自分の心の在り方を、180度変えられるか。

 つまり、[マインドのパラダイムシフト]を起こすことができるか。
 それがすべてです。

 本書は、久瑠さん自らの経験や解説を交え、≪マインドの法則≫の三つのプロセスを稼働させる方法をまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

スポンサーリンク

[want]を見いだすこと


 行動動機には、「私はこう在りたい」という内的動機[want]と、外から強いられて「しなければならない」という外的動機「have to」があります。そしてもう一つ、同じ「しなければならない」と自分で思い込んでいる動機「must」があります。
 その人がどの動機で行動を起こしているかはきわめて重要です。なぜなら「have to」や「must」のような外的動機で行動を起こしていると、いくら努力したところで結果につながりにくいからです。
(中略)
 人間の脳は、潜在意識が約90%を占めています。通常のマインドの使い方では、これをフルに活用するすることは難しく、普段私たちが意識している顕在意識は、約3~10%以下にも満たないといわれています。
 ところが、この普段は眠っている潜在意識にアクセスし、その能力を引きだすのが、強い願望である[want]なのです。[want]の原動力が眠っていた潜在意識を稼働させるため、これまで使っていたマインドに潜在意識が加担して能力を発揮できるようになります。フルに活用できれば、今までの9倍速で進むイメージです。

  「人生が劇的に変わる マインドの法則」 第三章 より  久瑠あさ美:著  日本文芸社:刊

 自分の能力を、最大限に発揮する。
 そのためには、やりたいことをやるのが一番ということですね。

 何ごとも、嫌々やっていたら、上達しません。
 当然、結果にもつながりません。

[イマジネーション]を駆使すること


 久瑠さんは、[イマジネーション]によって、より輝いたセルフイメージ(自分自身の持つ自分のイメージ)を持つことが大事だと述べています。

 ここであなたに一つ質問します。

 あなたは今、一流ですか?
 そして、あなたは未来、一流でありたいですか?

 この質問は、メンタルトレーニングに訪れるアスリートの方に、最初に必ず伺っている大切な問いです。
 人は、現在や未来の自分の姿を、これまでの自分の姿に照らし合わせて評価してしまいがちです。でも、ここで「自分はまだまだ一流ではない、二流に過ぎない」と、あなたがあなた自身の限界を設け、評価を決めてしまうと、未来のあなたもまた一流になることはできません。なぜなら、あなたが決断を下す自分への評価が、あなたの未来を創っていくからです。あなたが「自分は一流である」と意志決定することで、潜在意識はそれに従って動いていくからです。
(中略)
 あなたが未来に一流であるかどうか。それはあなた以外には決められないことであり、他の誰かに決められるものでもありません。自分の未来は、自分自身で意志決定し、創り上げていくものなのです。
(中略)
 あなたの過去が未来を決めるわけでは決してなく、あなたの今現在の意志があなたの未来を決めるのです。

  「人生が劇的に変わる マインドの法則」 第二章 より  久瑠あさ美:著  日本文芸社:刊

 つまり、「根拠のない自信」を持て、ということです。

「自分は二流だ」

 そう思っている間は、二流以上には、なれません。
 限界は、自分自身が決めるものです。

 あなたの今現在の意志があなたの未来を決める

 頭に刻み込みたい言葉です。

〔マインド・ビューポイント〕を高めること


 人が苦しい状況になるのは、自分の〔マインド・ビューポイント〕、つまり心の視点を上げられず、感情の波に呑まれてしまうからだということを。

 強い〔want〕によって、〔マインド・ビューポイント〕が高く引き上がったとき、人は困難な状況にも果敢に飛び込みます。心の視点が上がり、自分を高みから可視化できると、一切の迷いや恐れの感情は消えていきます。人にどう思われるか、失敗するのではないか、そんなことはどうでもいいことなのです。
(中略)
 内的エネルギーが沸き起こり〔マインドのパラダイムシフト〕が起きます。

  「人生が劇的に変わる マインドの法則」 第一章 より  久瑠あさ美:著  日本文芸社:刊

 より高い位置から、ものごとを眺める。
 すると、「今自分が置かれている困難な状況が、自分を高めるチャンス」と前向きに捉えられます。

 理不尽な相手に、イライラしない。
 理不尽な振る舞いをしなければならない、背景まで眺める。

 そんな心の視点が必要だということです。

スポンサーリンク

☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 久瑠さんは、日本人は東日本大震災という、悲惨で衝撃的な体験により、カタチあるものは有限であり、その一方で人間の内に在る心の世界は無限であるということを知ったとおっしゃっています。

 潜在意識の中で生まれるあなたの内なる勇気が、あなたの存在理由を見いだしてくれます。あなたの存在理由は、あなたの社会的ミッションを生み出してくれることでしょう。そうして高められたあなたの想いで社会とつながっていくこと。そして、あなたの存在が、また別の誰かの存在を輝かせていくこと。
 その高まった想いで、あなたは何をするか、社会にどう機能していくのか。それこそが私たち人間に与えられた、人生からの問いなのではないでしょうか。その問いに答えていくことに人生の意味があるのではないでしょうか。
 そして、そこに私たち人間の本質的な価値と、存在する意味があるのだと信じています。

  「人生が劇的に変わる マインドの法則」 おわりに より  久瑠あさ美:著  日本文芸社:刊

「内なる勇気」が人を輝かせます。
 その勇気とは、「自分自身を信じる勇気」です。

 新しい季節、本書を読んで、心のトレーニングを始めてみませんか。

(↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)
 にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 15

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA