【書評】『生きるのが楽しくなる15の習慣』(日野原重明)

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 お薦めの本の紹介です。
 日野原重明先生の『生きるのが楽しくなる15の習慣』です。

 日野原重明(ひのはら・しげあき)先生は、医師です。
 半世紀以上に渡って日本の医学に携わり、終末期医療の普及などに大きく貢献されました。
 昨年の10月に100歳になられましたが、今なお現役で、講演や診察などのボランティアで日本中を飛び回ってらっしゃいます。

健康的に歳を重ねる秘訣は?


 これから世界でも例を見ない、高齢化社会を迎える日本。
 日野原先生の生き方は、多くの方にとって、まさに「憧れの生き方」です。

 日野原先生は、若い頃から生活スタイルは、ほとんど変わっていません。
 健康的に歳を重ねた一番の理由は、そこにありそうですね。

 日野原先生は、以下のように述べています。

 今も、特別な健康法を実践しているわけでもありませんし、特殊な薬を飲むこともありません。忙しいときには徹夜もしてしまう私の生活は、お世辞にも規則正しいとはいえず、人に自慢できるものではありません。
 しかし、元気で楽しく生きる私が、健康の秘訣として唯一自慢できるのは、良い習慣だと思っています。90年をかけて培い、続けてきた習慣は、今となっては私の財産です。

   「生きるのが楽しくなる15の習慣」 まえがき より  日野原重明:著  講談社:刊

 何気ない1日の生活習慣が、日々の健康を支えているということですね。
 
 本書は、日野原先生の気になる普段実践する習慣をまとめた一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「良くなろう」と思う心を持つ


 日野原先生は、良くなろうという気持ちさえあれば、どんな問題でも克服できるという信念を持っています。
 その信念が、日々の活力となり、張りのある生活の原動力となっています。

 日野原先生が、強調していること。
 それは、「自分の人生は自分が選び取るもの」という覚悟を決めなさいということです。 

 ですから、私は自分の人生はすべて自分が選び取るもの、と覚悟を決めて歩んでいきたいと、いつもそう心に決めています。
 この覚悟がいかに重要かというと、それは、日々自分が繰り返す選択や行動が、知らないうちに積み重なって、習慣的パターンとなっていくからです。選択や行動が、習慣としていったん身についてしまえば、それが良い習慣であろうと、悪い習慣であろうと頭で考えるより早く、体のほうがいつも決まったパターンを示すようになります。

   「生きるのが楽しくなる15の習慣」 第一章 より  日野原重明:著  講談社:刊

 悪いとは思っていても、ついやってしまうことが多いです。
 しかし、その積み重ねが「悪い習慣」となります。

新しいことにチャレンジする


 日野原先生は、88歳でミュージカルの脚本を書かれるなど、日々新しい挑戦の機会を探しています。

 新しいことに対してつねに興味を抱くのが若さの象徴なら、人間の老いは、年齢でははかれません。歳をとった人でも、新しいことに興味を持てる人は、体は老いても、本質的に若い人です。
 しかし、反対に若くてもものごとに興味を持てない人は、心はもう老人だということもできるでしょう。
(中略)
 いつまでも若い心でありたいと願うなら、まず、どんなことにでも興味を持ってみること。そして何にでも挑戦してみること。その気持ちがある限り、老いと無関係だと思うと、がんばる勇気がわいてきませんか。

   「生きるのが楽しくなる15の習慣」 第二章 より  日野原重明:著  講談社:刊

 気持ちの老いは、実際の年齢とは、関係ない。
 そのことを、日野原先生自身が示しています。

 私たちも、本当に見習わないといけないですね。

腹八分目より少なく食べる


「腹八分目より少なく食べる」

 これも、分かってはいても、なかなか出来ないことです。 

 私もこの「腹八分目」を長いこと実践しています。90歳を越えた私の場合は、「八分」までもいかず、「六分」くらいでしょうか。
 それがどのくらいの分量かというと、「空腹感が消えたな」と思うころが、六分くらいではないでしょうか。若い人なら、「もう少し食べたいな」と思うくらいです。

   「生きるのが楽しくなる15の習慣」 第五章 より  日野原重明:著  講談社:刊

 100歳まで健康に生きたいなら、多少の食欲は、我慢ですね。
 食費が減らせる、というメリットもあります。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 最後に、日野原先生は、以下の言葉で締めくくられています。 

 鳥は飛び方を変えることはできない。
 動物は、這い方、走り方を変えることはできない。
 しかし、人間は生き方を変えることができる。
 繰り返す毎日の行動を変えることにより、
 新しい習慣形成により、
 新しい習慣の選択を人間は決意できる。
 人間には選択の自由がある。
 そして、意思と努力により、
 新しい自己を形成することができる。
 それは、人間と動物を根本的に区別するものといえよう。

 この言葉には、この本を通して私が伝えたいすべての内容が詰まっています。
(中略)
 こうしたことを忘れずに、習慣と上手につきあい、体と心の可能性を最大限に生かしながら大切に育てることが、与えられた人生を豊かに、そして楽しく生ききる術ではないかと思います。

   「生きるのが楽しくなる15の習慣」 第七章 より  日野原重明:著  講談社:刊

 人間だけは、自分の意思で、自分の人生を変えていける。

 すべては自分の気持ち次第、ですね。

 一寸先が闇の、不安定な今のご時世。
 最後に頼るべきは、自分自身しかありません。

 一つだけ分かっていること。
 それは、最終的に「生き残る」のは、健康な人だということ。

 皆さんも、本書を手に、健康的で長生きする習慣を身に付けましょう。

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