【書評】『一生折れない 自信のつくり方』( 青木仁志)
お薦めの本の紹介です。
青木仁志さんの「一生折れない 自信のつくり方」です。
青木仁志(あおき・さとし)さんは、実業家です。
自信のなさは、他者への依存である
青木さんは、自信のなさというのは、他者への依存に他ならない
と断言します。
自己愛は自分を信じることにつながります。自分の力を信じるということは、他者に依存しない、自立した人生の始まりを意味します。
生きていくためには、自信は欠かせません。それは「自信」を「自己信頼感」という言葉に置き換えてみるとわかりやすいでしょう。
自分を信じられない人間が、充実した毎日や人生を送ることができるのでしょうか。
私は難しいと思います。「自信」の反対が「自己不信」であることを考えればより一層はっきりするでしょう。
人は自己信頼感があるからこそ自立した豊かな人生を送れます。「自分を信じられる人間=自己信頼感の高い人間」は、自分の言動に責任を持ち、言い訳をせず、自分の役割を強い責任感で果たそうとします。
「一生折れない 自信のつくり方」 第1章より 青木仁志:著 アチーブメント出版:刊
自信を持つには、「自己イメージ」を良くする必要があります。
そのためには、小さな成功体験”を積み重ねる
しかありません。
今の自分にとって、無理なく出来る目標を、やり続けること。
小さいことでも、「自分は出来る!」という体験が、自信につながります。
[ad#kiji-naka-1]
“失敗を恐れない勇気”を持て!
「なぜ、できないのか?」ではなく、「どうすればできるようになるのか?」「コントロールできないことに焦点を当てていないか?」を確認してください。
もし、あなたの目指しているものが、コントロールできないものであれば、目的・目標が初めから現実的であったかを見直す必要があります。目的や目標に誤りがなければ、あなたの真価が試されるときです。苦しい状況に立ち向かっていくのか、それとも逃げ出してしまうのか。勇気を振り絞って取り組んでみてください。人は苦しみの中でこそ成長を遂げます。困難に立ち向かう心構えをこの本で身に付けていただきたいのです。
うまくいかなくても失敗ではありません。経験による学習です。
「一生折れない 自信のつくり方」 第3章より 青木仁志:著 アチーブメント出版:刊
ここでも、必要なのは、”失敗を恐れない勇気”です。
うまくいかなかったことは、”失敗”ではありません。
貴重な”経験”です。
小さな目標を積み重ねる
小さな目標として、「早起き」は、とても有効です。
「小さな成功を積み上げて大きな自信をつくり上げる」
「誰でもできることを誰よりも熱心にやる」
「自分だけの成功パターンをつくり上げる」
これら3つの要素を満たす課題として、私がお薦めするのは早起きです。
自分が決めたことを自分の力で達成することによって自信は形成されるので、自己訓練の課題は何でも構いませんが、「早起きに勝るものはない」と私は考えています。
朝の30分、1時間は本当に重要です。1日のリズムになるのが朝。
1日の質を大きく左右します。
「一生折れない 自信のつくり方」 第3章より 青木仁志:著 アチーブメント出版:刊
自分の人生は、自分が全て責任を持て!
青木さんは、自分の人生は、自分が全て責任を持て!
と強調します。
私たちは、何でも、「誰かがやってくれる、誰かがどうにかしてくれる」と考えがちです。
しかし、それは、依存です。
自分に降りかかった出来事は、すべて自分が引き起こしたこと。
そういう意識を、習慣づけたいですね。
自分の弱さも強さも全部含めて自分が大好きと言える人生をまっとうしていきましょう。
自分の人生は誰のものでもない。
自分自身のものである。
だから、誰のせいにもしない。
すべて自分の生み出した結果である。
こう考えられれば「もう、やるしかない」はずです。私も、そのことを自覚したときに初めて自分自身に対して全責任が持てる人間になりました。
「自分の運命は自分持ち」どう考えようが自分の人生なのですから。
「一生折れない 自信のつくり方」 第2章より 青木仁志:著 アチーブメント出版:刊
[ad#kiji-shita-1]
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
青木さんは、震災の後遺症にあえぐ日本人へ、以下のようなエールを送られています。
また倒れる。立ち上がる。また倒れる。また立ち上がる。
結局、ネバーギブアップ。
人生とは、この繰り返しです。あきらめない人生に終わりはありません。
たった一度の人生。二度とない人生。とにかくやり抜くことです。
山登りと同じ。自分の足で登らない限り、頂上立った感動は味わえません。
多くの先人たちが、私たちに多くの模範を示してくれています。彼らから、よい知恵、よい習慣、よい考え方などを、学び、真似て、1つずつ自分の力で乗り越えてく。
最後まであきらめなかった人だけが、一生折れない大きな自信を手に入れ、物心ともに豊かな人生を送ることができます。
「一生折れない 自信のつくり方」 エピローグ より 青木仁志:著 アチーブメント出版:刊
転んでも、転んでも、立ち上がって、前に進む。
結局は、そういう人が栄光を掴みます。
女子サッカーの「なでしこジャパン」のようにですね。
彼女たちの不屈の精神を見習って、私たちも頑張りましょう。
負けるな、ニッポン!
(↓気に入ってもらえたら、下のボタンを押して頂けると嬉しいです)
【書評】『脳からストレスを消す技術』(有田秀穂) 【書評】『バカになれる人はバカじゃない』(小宮一慶)