本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『真実の引き寄せの法則』(錦織新)

 お薦めの本の紹介です。
 錦織新さんの『真実の引き寄せの法則』です。

 錦織新(にしきおり・しん)さんは、編集者です。
 現在は、『「宇宙の法則」エバンジェリスト にしき』として、オンラインコースやワークショップなどを通して、「引き寄せの法則」の法則をわかりやすく、実践的に使えるようにする活動をされています。

引き寄せ本の多くは説明不足!

 ここ数年、日本は空前の「引き寄せブーム」となっています。
 しかし、「引き寄せの法則」への理解が本当に進んだかというと、疑問も残ります。

 いろいろな方法を実践しても、なかなか結果が出ない。
 そんな「引き寄せ迷子」と呼ばれるような人たちも、数多く存在しているのが実情です。

 錦織さんは、そんな状況を見て、ブームの陰で、引き寄せの法則で本当に大切なものが抜け落ちてしまっているように感じると指摘します。

「もっとお金がほしい」
「もっと素敵な人と出会いた」
「結婚したい」
「もっと健康になりたい」
「生まれた意味にしたがって生きたい」

 こんなことが実現したらステキですよね。
 本書も、読者のみなさんが願いを叶える方向へ向かうことを応援しています。
 しかし・・・・・実際に願いが叶っていくプロセスや、そのときの意識の状態は、これまで引き寄せ本で言われているのとはかなり異なる、というのが本当のところです。
 間違っている、とまでは言いませんが、かなり言葉足らずで、願いを叶えるための肝心のところが説明されておらず、誤解がたくさんあるのです。

 たしかに、自然と引き寄せられる方はいますし、引き寄せの法則の講師や著者として活躍されている方も多くいます。
 でも、自然と引き寄せられる方が、引き寄せられない方に手取り足取り教えるのが得意かと言うと、そうでもないようです。
 自然とできてしまうぶん、言葉にならなかったり、無意識のうちに行われてしまったりして、引き寄せの法則を学びたい方には不十分だったりするのです。
 そのため、引き寄せの法則を理解するには、体験論だけでなく、原理も必要になります。
 そして、原理で引き寄せの法則を考えていくと、引き寄せとして言われていることが、ほとんど誤解だと気づきます。

 これから引き寄せの法則の誤解、そして正解をお伝えしていきますが、引き寄せの法則の固定概念にとらわれている方には、少しショッキングな内容かもしれません。
 これまで信じていた引き寄せの法則像が、ガラガラと崩れていくように感じる方もいると思います。
「だいたいこんな感じかな」と、抵抗なく受け入れられる方はどんどん先に進んで、引き寄せの法則の本当の姿を腑に落としていただきたいと思います。

 引き寄せの法則が意図していのは、願望実現だけではなく、願望実現を入り口とした「魂の成長」です。引き寄せの法則には、こういうプロセスがもともと入っていたのですが、流行する過程で本質的な部分が抜け落ちてしまっているようです。
 もし、何か叶えたい夢があるのであれば、その願望は自分を超えた力や存在とも関係があるんだと、願望を今より少し広がりのあるものだと思ってくださると、理解が進むでしょう。 『真実の引き寄せの法則』 第1章 より 錦織新:著 すばる舎:刊
 本書は、引き寄せの法則の誤解を指摘・修正し、日本人に合った引き寄せの法則である「真実の引き寄せの法則」をわかりやすくまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

スポンサーリンク
[ad#kiji-naka-1]

自分の「周波数」に合った出来事を体験している

 錦織さんは、「引き寄せの法則」を「波動の共鳴するものが寄り集まる」という宇宙の法則であると定義しています。

 引き寄せの法則を理解するうえで一番大事な概念。
 それは「波動(vibration)」です。

 錦織さんは、「波動」について以下のように解説しています。

 波動とは、モノ、人、出来事、アイデアなど万物に備わる性質で、エネルギーの周波数のことです。
 万物には固有の波動があり、その波動に引き寄せの法則が働いて、寄り集まったり、離れたりしています。昔のラジオを想像するといいと思います。

 ラジオには「ダイヤル」がついていて、そのダイヤルを回しているうちに「ガー、ザザザ」といったノイズが少なくなって、放送局の番組が聞こえてきました。
 放送局には954kHzといった「周波数」が割り当てられていて、ダイヤルが954kHzを指して周波数が一致すると、番組が聞こえてきました。
 テレビも基本はこんなしくみになっていて、周波数を合わせると番組を見ることができるんです。この周波数のことを「波動」と思ってかまいません。

 つまり、わたしたちにも固有の周波数があるのですが、その周波数に合致する出来事が引き寄せられ、わたしたちは体験しているのです。
 わたしたちは気づかないうちに、電波を身体から放射していて、その周波数に合致する出来事が見えたり、聞こえたり、経験できたりすると思うといいでしょう。
 そしてわたしたちは、この波動を変えることができます。
 だからシンプルに言ってしまうと、「自分が放出している周波数である波動を変化させれば、体験する出来事も変わってきますよ」ということになるのです。

「ニュース番組に飽きたから、次はお笑い番組を見よう」
 と思ったときは、別の放送局の選局ボタンを押しますが、それとほとんど同じで、
「現状に飽きたから、次はワクワクするストーリーを体験するか」
 と思って、波動を変えれば、それにマッチする出来事を経験できるようになる、ということなのです。

 波動を高さは「感情」によって知ることができます。
 感情は、次の図のように低い波動の感情(怒り、嫉妬、無気力など)から、高い波動の感情(愛、喜び、感謝など)に向かって並べることができます(下の図1を参照)。

「無気力」だと、どよーんとしてエネルギーがない感覚ですよね。感情はネガティブです。けれども、波動を上げていくと、だんだんエネルギーが増えて元気になる感じがするのがわかると思います。感情はポジティブになっていきます。
 つまり、引き寄せの法則を使って、人生を変えるとか、ハッピーな体験をしたいのであれば、ただ「波動」を変えればいいだけなのです。

 波動を上げていくと、感情はネガティブからポジティブ系に変わってきます。
 わたしたちは波動に共鳴する出来事を経験するので、喜びの波動を持っていたら、喜びを感じる出来事を経験します。愛の波動であったら、愛を経験します。
 逆に、憎しみの波動を持っていたら、周りには憎しみを持った人が集まってきます。
 そういうわけで、引き寄せ実践は、自分が感じている感情に注意しながら、波動を上げていくのが目的となります。 『真実の引き寄せの法則』 第1章 より 錦織新:著 すばる舎:刊
図1 波動の高さと感情のスケール 真実の引き寄せの法則 第1章
図1.波動の高さと感情のスケール
(『真実の引き寄せの法則』 第1章 より抜粋)
 本来、引き寄せの法則は、万有引力の法則のような物理法則に近いものです。
 意識していようがいまいが、すべての人に「引き寄せの法則」は働いているのですね。

 引き寄せの法則を意識して実践するための鍵となるのが「波動」です。
 波動の高い感情を保つことがどれだけ大切か、よくわかりますね。

「愛の波動」に近づくほど、願いが叶いやすくなる!

 私たちは、考え、食べ、寝る、そしてまた起きて活動する有機体、というだけでなく、「見えないけれど大きな力」とつながっている存在です。

 そして、その「見えないけれど大きな力」のことを「ソース(souce)」と呼びます。

 ソースが意味するのは、「源」ということ。
「スピリット」「魂」「ハイヤーセルフ」などと呼ぶこともあります。

 錦織さんは、あなたがソースの波動とピッタリ同調するとき、願望が叶うと指摘します。

 わたしたちはいつもソースとつながっていて、ソースエネルギーがわたしたちに流れ込んでいます。それは疑いがありません。
 しかし、その流れ込み方はさまざまで、愛、感謝、喜び、悟り、平和・・・・・の波動にあなたが近づくほど、たくさんのエネルギーが流れ込んできますが、波動が低くなると、エネルギーの流れが悪くなって、願いが実現するどころか、顔が青ざめて、元気がなくなり、病気がちになります。
 つまり、願望を実現したいのであれば、あなたの波動を上げて、愛、感謝、喜び、悟り、平和・・・・・の波動になるようにするのがいいのです。このとき、もっとも短期間のうちに、願望が実現してくるでしょう。

 ソースと自分の関係を別の言い方で表現すれば、わたしたちにはいつも2人の自分がいると言えます。ちょうど69ページの図のような感じです(下の図2を参照)。
肉体を持った自分」と「本当の自分」はソース、ハイヤーセルフ、魂のことです。

 2人の自分の関係はさまざまです。
 波動的に同調しているとき、すなわちポジティブな感情を感じるときは、この2人がピッタリ重なり合っています。
 しかし、自分を責めたり、「自分には価値がない」「わたしは勝ち組だ」などと思ったりすると、「本当の自分」から波動的に離れてしまいます。
 このズレがなくなるように波動を整えていくのが、引き寄せ実践であり、人生の目的だと言えます。

 つまり、あなたが「本当の自分」に戻ったとき、素晴らしい出会いがあったり、やりたいことが見つかってそれが大成功したり、インスピレーションが湧いてきたり、病気が癒やされたりするのです。
「本当の自分」はソースであり、ソースは無限の叡智や想像力、豊かさ・・・・・なのだから、外を見て誰かのまねをするよりも、自分らしくしているほうが、うまくいくようにできているのです。

 そして、「本当の自分」に戻ることは、ソースにつながることと同じなので、自分の波動が上がっています。ポジティブな感情という意味での「いい気分」になっています。
 理想のパートナーに出会いたいなら、波動を上げてソースにつながる。
 仕事のアイデアを生かして成功したいなら、波動を上げてソースにつながる。
 使命を見つけたいなら、波動を上げてソースにつながる。
 健康になりたいなら、波動を上げてソースにつながる。

 つまり、願望を実現したいなら、波動を上げてソースにつながる、ということでいいのです。 『真実の引き寄せの法則』 第2章 より 錦織新:著 すばる舎:刊
図2 本当の自分 と 肉体の自分 真実の引き寄せの法則 第2章
図2.「本当の自分」と「肉体の自分」
(『真実の引き寄せの法則』 第2章 より抜粋)
 波動を上げてソースにつながる。
 錦織さんは、そのための方法のひとつとして、自分ひとりでなんでもやろうとせず、宇宙やソースのパワーも働いていることに意識を向けることを挙げています。

「自分だけでどうにかしよう」と力むのは、逆効果です。

 反対に、力を少し緩めて「あとはソース(宇宙)におまかせ」くらいの楽な気持ちでいたほうがうまくいくということですね。

「アタマで考える引き寄せ」から「ハートで感じる引き寄せ」へ

 願望がなかなか叶わない。
 錦織さんは、そんな人のためにアタマで考える引き寄せから、ハートで感じる引き寄せへの転換を勧めています。

 アタマで考えると、悲観的になったり、不安になったり、心配したり、「できない」と思ったりしがちです。

 その点、ハートは直観(論理や理由によらない知恵)、さらには宇宙にもつながっているので、アタマ、大脳とはちがう物事の見方、感じ方ができます。

 ハートに意識を向けるのは、スピリチュアルにかぎったことではありません。
 心臓は生物で最初にできあがる器官です。心臓がドクドク動いて血液が流れるから、ほかの器官も生まれるし、生物は成長するのです。
 ところが、科学界には長年謎がありました。
心臓の鼓動をスタートさせるのは何だろうか」という疑問です。
 科学界での長年の難問でしたが、1991年にアンドリュー・アルモア博士(Dr.J.Andrew Armour)によって「ハート・ブレイン」の概念が提唱され、その謎が解けました。
 それによると、心臓には4万個のニューロンが存在し、ホルモンや神経伝達物質、脈拍や血圧をもモニターしていることが判明しました。
 4万個のニューロンは小さな脳と言えるもので、この小さな脳が心臓を動かし始めるのです。
 さらにおもしろいことに、心臓の小さな脳は、神経系を通じて大脳とつながっていて、相互に情報・メッセージのやり取りを行っていることがわかったのです。
 しかも、それはどちらかの脳が片方の動きを支配するようなものではなく、相互に自律して動いています。
 心臓に脳があるというのも驚きですが、それが大脳とつながってやり取りしているというのはさらに驚きです。

 そして、心臓が伝達するメッセージによって、大脳の機能が大きく左右されることがわかってきました。
 心臓が伝達するメッセージは、心拍のリズムによって決まってきます。

 心拍のリズムは、そのときの感情によって一定だったり、乱れたりします。
 心拍の変化の波が、サインカーブのように規則正しく整っているとき「コヒーレント」と呼び、「コヒーレント」の状態のとき、大脳にいいメッセージが心臓から伝わります。
 その結果、心が明晰で、意思決定が正確、創造性が高まります。一定時間にどれだけ計算や仕事をこなせるかといったパフォーマンスも最大化します。
 さらに、ポジティブな感情を感じる傾向があります。
 つまり、心拍のリズム、パターンを整えることが大事なのです。
 心臓からいいメッセージを送ると、大脳もそれに応えていい反応を起こす。こんなしくみなのです。

「感情がネガティブ」で悩んている方は多いのですが、改善するためには頭で思考を変えようとしても、なかなかうまくいかないものです。
 こういうときは、見方を変えて、心臓からアプローチすることもできるのです。
 心臓の鼓動のリズムを整える方法をお伝えしましょう。
 次のエクササイズを数分行うと、心臓の鼓動のリズムが整ってきます。

 ハートの呼吸
①イスに座って、背筋を伸ばして、手の平は上にして膝の上に置いてください。
②深呼吸をします。鼻からゆっくり息を吸い込んで、一度止め、口からゆっくり吐き出していきましょう。あなた好みの呼吸法があればそれでけっこうです。ゆっくり深呼吸を続けます。
③今、意識は普通にアタマのなかにあると思います。注意がそれている人は、まずアタマの中心に意識があるようにしてください。これが通常の状態です。
④では、この意識をだんだんと下げていって、心臓に移してください。そして、深呼吸をするとき、心臓から息を吸ったり吐いたりするのをイメージしてください。意識は、心臓の動きを感じたときのように、心臓に置きます。心臓から息を吸ったり吐いたりしているのをイメージしながら、深呼吸をしばらく続けてください。
⑤ポジティブな感情を蘇らせます。子供を目の前にしたときに感じる「大切にしたいな」「守ってあげたいな」という気持ちや、あなたを気遣ってくれた方へ「ありがたいな」と思う気持ち、雄大な景色を見たときの、神を前にしたような厳かな気持ちなど、ポジティブな感情ならどんなものでもけっこうです。
⑥ポジティブ感情を感じている状態を数分維持します。 『真実の引き寄せの法則』 第3章 より 錦織新:著 すばる舎:刊
図3 心臓にある4万個のニューロン 真実の引き寄せの法則 第3章
図3.心臓にある4万個のニューロン
(『真実の引き寄せの法則』 第3章 より抜粋)
「考えるのをやめて、感じるように」

 そう言われても、すぐには切り替えるのは難しいですね。

 そんなときにアプローチするべきが、感情を司る臓器「心臓」です。

「単にやるべきこと」に落とし込んだら、必ず実現する!

 錦織さんは、引き寄せている人には、期待がないとか、実現にこだわってないとか、どこかしら手放した感覚があると述べています。

 手放しとは、あなたの心のなかから何かをなくしていくことです。

 通常、願望や夢を持つのはいいこととされていますが、願望や夢は「実現は今ではない、いつか実現したい」というものです。願望や夢を質的に変えて、「単にやるべきこと」にまで落とし込んだら、実現します。この質的な変化の切り札が、手放しなのです。

 願望が生まれる元になっている「〇〇がない」という現状について見てみましょう。「〇〇がない」という現状は、あなたのなかに何か理由があるから、つくり出されています。例えば、こんな理由があるかもしれません。
  • 「わたしはモテない」と思っている
  • 「もっといい人がいるはずだ」と思っている
  • そもそも人間関係が苦手
  • 異性が苦手。異性が怖い
  • 素の自分を見せるのが怖い
  • 仕事が忙しくてそれどころではない
  • 正直、今の安穏な生活を壊したくない
  • 面倒くさい
  • お金がない
  • 時間がない
 これは例ですが、あなたがパートナーと出会いたいのに出会っていないのであれば、あなたに何か理由あるはずです。現状の問題をつくっている理由はしばしば潜在的で、意識できるとはかぎりませんが、何かがあるから現状の問題が生まれています。これは間違いありません。
 そして、そこから願望が生まれています。「理由→現状→願望」がループしているわけです。
「今の安穏な生活を壊したくない」と本当は思っているなら、「結婚したい」という願望は実現しにくいですよね。
 こんなときは、あなたの現状の問題を生み出してしまっている理由を探します。
 そして、その理由を手放して、「現状よりも結婚生活のほうがいい」という意識になる必要があります。このとき、単なる願望から、実現の波動へとあなたは変化しつつあるのです。
 現状をつくり出している理由を手放す。それによって、願望の実現が近づく。このように手放しを受け取ることもできます。

 では実際に、手放しのエクササイズをやってみましょう。
 手放しは「手放しの方法」にしたがって行うと効果的です。「手放しの方法」にはさまざまなものがあり、トラウマの除去に使われるようなパワフルなものもあります。
 ここでは、イメージを使って手放す方法をお伝えします。
 次のように想像してみてください。
 あなたは手の平で何かを握っています。指をゆっくり開いていけば、握っていたものが引力で地面に向かって落ちていきます。まさにこれをイメージしながら行うと、手放すことができます。

拳を開く手放し法
①拳を軽く握りながら、自分のなかの手放したい感情を感じてみます。
②拳で握っているこの感情を手放します。小指、薬指、中指、人差し指・・・・・と開いていけば、その感情も地面に向かって砂のようにサラサラと落ちていきます。それと同じように、握りしめていた感情を、可能なかぎりでいいので、心の内側から少しなくしてみてください。指を開くイメージをしても、しなくてもいいです。「この感情を手放そう」と思って実際なくしてみてください。
③①に戻って感情を感じてみます。少し、感情が薄くなったことがわかると思います。そして同様に、①②の手放しを行ってみてください。
④このプロセスを3、4回繰り返してください。完全になくならなくてもOK。それでもずいぶんラクになっているはずです。

 これが最強の方法というわけではありませんが、手放しを体験するには十分だと思います。
 また、この手放しはハートに意識をシフトし、今の感情を感じられる状態を前提としています。感情を感じにくい方は今の感情を感じる練習を1ヵ月程度やってから、手放しへと進むとスムーズでしょう。 『真実の引き寄せの法則』 第5章 より 錦織新:著 すばる舎:刊
図4 手放しの方法のイメージ 真実の引き寄せの法則 第5章
図4.拳を開く手放し法
(『真実の引き寄せの法則』 第5章 より抜粋)
 願望が叶わないのは、それを妨げている原因が、自分自身の心の中にあるからです。

 その原因を探し出し、手放してあげること。
 それが願望実現の近道だということです。

 この「拳を開く手放し法」も、ぜひ試してみたいですね。

スポンサーリンク
[ad#kiji-shita-1]
☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 錦織さんは、目の前に繰り広げられている現実は、本物というよりは、スクリーンに映った映画や影絵のようなものあるいは一時だけ没入するゲームのようなものだとおっしゃっています。

 観ている映画や、やっているゲームは、意識しているかどうかは別として、自分で選んでいます。
 だから、「別のゲームをする」と決意して、その選択をすれば、そうなるのですね。

 引き寄せの法則、つまり「人生」というゲームのルール。
 それは、「願望が叶わないから、現実を楽しめない」じゃなくて、何はなくとも今を楽しむことです。

 頭(思考)よりも心臓(感情)を大切にする、真実の引き寄せの法則。
 私たちも、その本質を本書から学び、“引き寄せの達人”を目指したいですね。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ(←気に入ってもらえたら、左のボタンを押して頂けると嬉しいです)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です