本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『魂の洗い方』(越智啓子)

お薦めの本の紹介です。
越智啓子さんの『新しい自分に生まれ変わる! 魂の洗い方』です。

新しい自分に生まれ変わる! 魂の洗い方

越智啓子(おち・けいこ)さんは、精神科医です。
過去生療法、アロマセラピー、クリスタルヒーリング、ハンド&ヴォイスヒーリングなどを取り入れた新しいカウンセリング治療を行っておられます。

魂を「洗う」とは?

本書のタイトルは「魂の洗い方」です。

魂は、もちろん目には見えないものです。
その魂を「洗う」とは、どういう意味なのでしょうか。

 魂を洗う方法は、意外にも香りやクリスタルなど、自然界のものや、手からあふれ出る愛のエネルギーを使います。
これがまさに魂にとっての手洗いになるのです。

目を閉じて、自分の内なる世界に集中する瞑想が、魂を洗う方法として素晴らしい力を発揮します。
とてもシンプルな方法で魂を洗うと、魂は今まで以上にキラキラと輝いて、内なる光がまぶしくなることで、あなたの波動がびっくりするほど上がってくるのです。
波動が上がると、自然に悩まなくなります。今まで悩んでいたことも、びっくりするほど気にならなくなります。
人生が楽しくてしかたなくなるほど、笑いがあふれてくるのです。だから、あなたの魂を洗うことを、ぜひおすすめします。

“魂科医(たましいかい)”を自称している私にとっても、実に面白いこの本を書くことになり、とてもわくわくして、2か月足らずのすごいスピードで書くことができました。
そのわくわく感とスピードを感じてくださると嬉しいです。
私は、魂科医を自称しているだけあって、薬を使わないユニークな精神科医をしています。もし、精神安定剤の名前を記入するだけの普通の精神科医をやっていたら、退屈でやめてしまったかもしれません。
薬を使わない治療法を探求して、愛と笑いの過去生(かこせい)療法というユニークな方法にたどりついて、それが面白くてやめられない状態を今でも続けることができています。
それも、自然界のアロマ(香り)、クリスタルを使って、さらにいつでも使える口と手を使って、ヴォイスヒーリングとハンドヒーリングを組み合わせたら、不思議なエネルギー治療になって、自然にその方の症状に関係する過去生(過去の人生、前世)のイメージが出てきて、感じられるようになりました。
私にとっては、とても自然な流れで始まったのです。まるで天からの授かりもののように。天から授かったものは、面白くてやめられません。
それで、ずっと、この治療法を続けてきました。これがそのまま魂の洗い方になっていたことに、今回本を書くことで気づきました。
今まで、いろんな人の魂を洗ってきたのだと、気づいたら感無量でした。
だから魂科医を自称してきたのだと、自分のことにいろいろ気づいた大切な本になりました。
目には見えない魂を洗って、すっきりキラキラに輝くのを見るのが、生きがいです。その体験をもとに、クリニックで行われているユニークな治療法を詳しく解説していますので、初めて私の本を読む方にも、ずっとファンでいてくださっている方にも面白く読めると思います。
魂をじゃぶじゃぶ気持ちよく洗って、爽(さわ)やかに、同じようにお洗濯されたピカピカの新しい地球へと移っていきましょう。
魂のクリーニングをずっと楽しくつとめてきた私がご案内します。
ぜひ、最後まで楽しんで読んでください。

『魂の洗い方』 はじめに より 越智啓子:著 青春出版社:刊

本書は、自称“魂科医”の越智さんが勧める「魂のクリーニング」についてわかりやすくまとめた一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「瞑想」で魂とつながる!

魂とは、固まりではなく、個人の思い、体験、個性が伴っている意識、波動、エネルギーで、光そのものです。

越智さんは、ハートに手を置くと、魂を直接感じることができると述べています。

 最近、みなさんにすすめているワークで、最強なのが、「中今(なかいま)ごきげんのワーク」です。
中今とは、今、ここです。
ハートのところです。魂を強く感じられる場所です。
神道(しんとう)で、自分の魂の中心を意味します。
ここで、さっそく、「中今ごきげんのワーク」をしましょう!
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魂のクリーニングワーク①
●中今ごきげんワーク
両手で、ハートに手をおいて、「中今〜」と言ったあとに、
45度に開くポーズをしながら、「ごきげ〜ん」と言ってみましょう!
これを3回繰り返します。
「中今〜ごきげ〜ん」
「中今〜ごきげ〜ん」
「中今〜ごきげ〜ん」
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実は、いろんな過去生のやり残しや解放の途中で、一時的に波動が下がって汚れたように感じることがあります。
でも、解放のとき汚れも落ちるので、心配ないのです。

愛ですべてを溶かすことができます。その中に自分への愛も含まれています。
胸の中心の中今のところに手を当てて、中今ごきげんにすると、ハートから愛のピンク光線がピカーッとあふれ出てきて、その光が身体とオーラを包んで、魂も美しく輝きます。
このワークをすることで、ハートから愛のピンク光線があふれ出して、あっという間に、自分がキラキラ輝けるようになるのです。
なんて、シンプルで分かりやすい方法でしょう!
さらに愛に包まれると、その波動と宇宙の波動が共鳴するので、宇宙とつながって、どんどん波動が上がり、魂が喜びに包まれます。
魂が喜びに包まれると、一気に波動が上がるので、まさに洗われた気持ちになります。
(中略)
瞑想状態が、実は、魂とつながる、とても大切なシンプルな方法なのです。
瞑想とは、ただ目を閉じて自分の中に意識が入ることです。
これだけで、いつでも自分の魂とつながります。
なんて簡単なことと思うでしょうが、忙しい毎日の中では、結構意識しないとできないのです。
人によって、意識が集中できる瞑想状態が違います。
好きなことなら、続けて集中できるので、瞑想状態を作ることができます。
あなたにとって、好きで続けてできることは何でしょうか?
私の場合は、本を書くこと、絵を描くこと、映画を見ること、動画を見ているとき、猫と戯れているときなど、自然に瞑想状態になります。

肉体の目を閉じると、おでこの真ん中の第三の目が開きます。
いわゆる第三の目も魂に含まれます。
魂は、塊ではなく、意識、波動、エネルギー、光など形はなく、自由自在に動けて、本体は、広大無辺な宇宙にあります。
しかも、宇宙は外にはなく自分の中にあるのです。
それを体感したのが、仏教を開いたゴータマ・ブッダです。
深く瞑想して、意識が宇宙に飛んだときに、宇宙の果まで見たいと思ってどんどん深く意識を飛ばしたら、なんと自分の体の中に戻ってきたのです。
そこで、肉体が宇宙の一部で、とても大切であることを悟るのです。
この話はとても衝撃的で、感動しました。肉体は、悟ることに邪魔な存在ではなく、この世でいろんな体験をするために絶対に必要な器で、しかも宇宙の一部なのです。それも無造作に作られたものではなく、ちゃんと「宇宙のしくみ」を表している相似象になっています。

ゴータマ・ブッダのエネルギーをたくさん持っていて、瞑想指導に人生をかけておられる素晴らしい魂さんに今生(こんじょう)で出会いました。上江洲義秀(うえずよしひで)先生です。
毎晩4時間を14年間続けて瞑想したら、とうとう自分の魂としっかりつながって覚醒されました。それからひたすら日本各地と世界各地で光話(こうわ)会をされて、瞑想が大切であると説かれています。
ちょうど上江洲先生が瞑想された場所が、天(てん)の舞(まい)のすぐ近くの真栄田岬(まえだみさき)の岩のところなのです。
天の舞とは、2011年10月10日に沖縄本島恩納村(おんなそん)真栄田に作った木造の建物で、1階がクリニックとショップと海が見えるカフェ、2階が自宅になっています。
自然にこの場所が選ばれたのですが、あとから上江洲先生が覚醒された大切な場所だと分かって、宇宙の計らいと直感の素晴らしさに感動しました。
2016年10月10日、天の舞の隣に海(うみ)の舞(まい)という宿泊型の研修施設ができて、竣工式のときに、上江洲先生との対談記念講演会を海の舞ですることができました。100人方に来ていただました。
逆に、上江洲先生が天の舞と海の舞を見て、びっくりされて、沖縄に研修センターを創ることになりました。やっと土地が見つかり、北部の本部(もとぶ)にでき上がりました。ちょうど、この本を書き始めた頃、2021年12月22日でした。
一人の夢が次の人の夢実現につながっていくのは、わくわくします。これは魂の躍動があって、それ自体が「魂の洗濯」になります。
夢実現の連鎖が面白くつながると、たくさんの魂の躍動感が大きくなって、魂のクリーニングが壮大になってきます。
パワーが大きくなると、一気にクリーニング力も増して、その影響力が大きくなり、社会や国自体にも影響を与え、国境を越えて、素晴らしいプロジェクトに発展していきます。
それこそが、上江洲先生や私が魂の奥からずっと思ってきたユートピアという大いなる夢です。そのために、たくさんの人々の意識が大きく変わる必要があって、このような本を書き続けています。
この本もその一環として、みなさんが自分らしく楽しく生きていけるヒントが提供できたらという思いで書いています。
私自身も、瞑想が習慣になってから、より一層見えない世界と見える世界の境界が分かるようになってきました。小さい頃から、「不思議ちゃん」として、見えない世界の天使、妖精、龍、精霊、霊ちゃんなどが見えていたので、それが当たり前になってしまって、この世に慣れるのが難しかったのですが、瞑想を知ることによって、この世とあの世のしくみの理解が深まりました。

『魂の洗い方』 第1章 より 越智啓子:著 青春出版社:刊

魂を洗濯するには、まず、魂を自覚してつながる必要があります。
そのための方法として、瞑想がとても有効だということです。

ただじっと目を閉じて、座っているだけが瞑想ではありません。
そのことだけに夢中になれることは、すべて瞑想といえます。

瞑想の目的は、「中今」の状態になること。
私たちは「今、ここ」に意識があるときだけ、魂とつながっています。

感情と思考は「潜在意識」に残る

私たちの意識は、大きく「表面意識(顕在意識)」「潜在意識」の2つに分けることができます。

表面意識は、私たちが生まれてから今まで意識で、記憶に残っている部分の意識のことです。
一方、潜在意識は、今回の人生よりも前にたくさん生まれ変わっている意識の集まりのことです。

 初めて会うのに懐かしく感じたり、初めて訪れる場所なのに懐かしく感じるのは、今回人生ではなく、以前どこかの人生で会ったり、訪れたりしたことがあるのです。
その懐かしさが、潜在意識に感情として残っています。
初めて会う人なのに、すぐに「この人と結婚するんだわ!」と分かるのも、以前は何かの事情で結婚できなかったけど、今回はできると魂が知っていて、感じるのを直感といいます。
逆に、初めて会うのに近づきたくないときは、過去生で何かつらい体験があって、つらい、苦しいという感情が潜在意識に残っているので、近づきたくないと反応するのです。

潜在意識に残っているのは、思考と感情です。
感情が、いろんな今世の場面に反応します。
特に、異常反応するときは、確実に過去生の感情です。潜在意識からわき上がってきて、解放されます。そのとき、なんとも言えないスッキリ感があります
そこまで怒らなくてもいいでしょう? という場面で10倍くらいの怒りが爆発されるときには、きっと昔、今の自分ではない過去生の自分がとても怒っていたけど、そのときは我慢して表現できなかったのです。
その怒りが噴き出て、潜在意識から解放されたとときに、魂の選択がかなりできたことになります。おめでとうございます!
悲しみの解放も、スッキリの感情のお洗濯になります。それまで泣けなかったのに、ふとしたことで泣けたら、それは、悲しみという涙のシミが洗えたことになります。
怒りも悲しみもエネルギーです。悪いものありません。体験したときにあふれ出た感情がそのとき、つい我慢して潜在意識にためてしまったのです。
そのときの状況でも同じ悲しみの感情でも、色合いが少し違います。
怒りは、赤い色で表現されます。
英語で、red whth angerと言います。怒っているときに、顔が赤くなるのも同じかもしれません。同じく赤い色の肝臓に親和性があって、肝臓の後ろ側、右側の背中にたまります。
古くなると怒りの感情のエネルギーは、赤黒くなっていきます。怒りの感情が解放されるとき、赤色のエネルギーが出るかと思ったら、右側の背中と頭頂部から白い煙が出ます。大量にたまっていると、シューシューと勢いよく出ていきます。
悲しみはブルーの色で表現されます。
マリッジブルーとか、マタニティブルーとか、本来は喜びのことなのに、悲しみが加わることで、ブルーな気持ちになるのは、そのときではなくて、昔、過去生で悲しい体験をしたから思い出しているのです。
悲しみは、エネルギーとして、できたてほやほやのときは青色ですが、解放されるときは白い煙のような感じで、左の背中から、そして頭頂部からもやもやと出ていきます。
怒りと悲しみ、それぞれの感情が生み出されるときには、美しい赤色と青色のエネルギーだったのに、それが潜在意識にため込まれるとどんどん黒っぽくなって、やがて解放されるときには、白い煙になって出てくるなんて本当に面白いです。
魂のシミ、汚れはしばらくたつと、色合いも変わって、最後には、白くなって煙になるのかと感慨深かったです。
これは、クリニックでの診療やセミナーでヒーリングによって解放されたときの様子を見て、しみじみと思いました。

怒りと悲しみのほかにも、解放したい感情があります。
自己否定です。これはとても特異な感情で、左の脇にある脾臓(ひぞう)にたまります。
脾臓は、あまり話題にされない、でもスピリチュアルには、とても大切な臓器と親和性があって、そこにたまります。脾臓という漢字に気づかれましたか。
月の隣に、卑屈の卑という字が入っています。ズバリ、卑屈になっている臓器です。あまり話題にされないから、すねているのです。
「臓器がすねるのですか?」と質問が来そうですが、あらゆるものは、注目されないと簡単にすねます。
自分の脾臓さんと対話したことがあります。
ちょうど自著『人生の癒し』(徳間書店)を書いているときに、初めて脾臓について解説していて、自然にインタビューしました。
「ねぇ、脾臓さん、あまり話題にされないからすねてるの?」と聞いてみました。
「うぉぅ、啓子がインタビューに来るかもと思ったら、来ましたね〜気にかけて話しかけててくれて嬉しいですよ〜普通の人は、脾臓という臓器があることすら知りませんからね〜私の存在を紹介してくれて、本当にありがとう! 自己否定の感情を引き寄せてますので、解放されるととても楽です。本来の仕事がやりやすいので、ぜひ、どんどん自己否定を解放してくださいね〜」
と脾臓さんに喜んでもらえました。
自己否定の解放に素晴らしい応援をしてくれるアロマは、クラリセージです。
ちょっと日本茶に似た香りがします。
ちょっとさかのぼって、怒りの解放にいいアロマは、ヤロウ、グレープフルーツ、イランイランです。
悲しみの解放にいいアロマは、ベルガモット、ローズ、グレープフルーツです。

もう一つ、大切な解放してほしい感情があります。
不必要な罪悪感です。なんと、罪悪感が一番波動を下げる感情なのです。
ダントツに罪悪感の解放にいいアロマが沖縄の伊集(いじゅ)ぬ花(はな)です。罪悪感をごそっと解放してくれるだけでなく、リセットや再生パワーを引き出してくれるお気に入りのアロマです。
そして、オレンジの花のネロリです。もちろん、ベルガモットでも大丈夫です。
アロマは、潜在意識の浄化に欠かせない素晴らしい癒しの方法です。

『魂の洗い方』 第1章 より 越智啓子:著 青春出版社:刊

魂の汚れとは、過去生でのネガティブな感情や思考のことです。

潜在意識に溜め込まれた、それらの感情や思考を解放してあげること。
それが「魂を洗う」ということです。

悲しみや怒り、罪悪感、自己否定。
それらのネガティブな感情は、解放されたくて表面意識に浮かび上がってきます。

魂の汚れは「ネガティブな感情」

魂を汚す感情、波動を下げる感情。
それは「罪悪感」「悲しみ」「自己否定」「孤独感」などのネガティブな感情です。

 それでは、罪悪感について解説していきましょう!
罪悪感とは、自分のせいだ、すべて自分が悪いと思ってしまう感情、気持ちです。どこにたまるかというと、大切なハートを覆ってしまうのです。
ハートが閉じてしまうと、大切な人間関係がうまくいかなくなります。

ハートから大切な愛のエネルギーが、ピンク光線で、螺旋状(らせんじょう)に手のひらから出てきます。それが罪悪感でふさがれてしまうと、せっかく愛を表現して、配りたくなっても、それができなくなります。
罪悪感という魂の汚れは、ハートをふさぐので、一番困るのです。早く洗濯が必要です。しかも手から出る愛のピンク光線が上手に洗い流してくれます。
つまり、手洗いが可能なのです。

罪悪感を解放するアロマは、ネロリと伊集(いじゅ)ぬ花(はな)です。
ネロリは、オレンジの花です。ミカン畑で花が咲く頃のいい香りです。
伊集ぬ花は、沖縄の木の花です。ツバキ科で白いつぼみが球体で、結構固いです。白い花びらは、小ぶりです。
ネロリと伊集の花の香りを嗅ぐと、ハートから罪悪感の感情がべりっとはがれるので、ベリーグッドです。すてきな解放感と幸福感にルンルンしてきます。
まわりの人々から、なぜかバッシングを受ける人は、ハートに罪悪感がてんこ盛りなので、自然にハートが重くなって、猫背になってしまいます。
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魂のクリーニングワーク③
●ハートを癒す猫体操

猫体操といって、ゲンコツで優しくハートをぐりぐりとマッサージすると、罪悪感がたまっていたら“痛(いた)気持ちいい”感じがして、ゆっくりと解放されます。
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これは自分でもできるので、さっそくやってみてください。

猫の手、肉球を作って、ぐりぐり、優しくぐりぐり。
いらない罪悪感の大解放〜ぐりぐり〜ぐりぐり〜すっきり解放!
にゃんだフル!
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魂のクリーニングワーク④
●罪悪感の解放ワーク

罪悪感の解放ワークは、ハートに手を当てて、「私は悪くない、私は悪くない、仕事として、役割としてやったこと、私は悪くない〜」と声に出して言いながら、首を横に振ることです。
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これをワーク&講演会やセミナーのときに紹介して行うと、笑いとともに、安堵感の優しい波動に包まれて、幸せになります。日常で、心では思っていてもなかなか、「私は悪くない〜」と言わないからです。だからこそ声に出して言うと効果的です。ハートに貼りついていた罪悪感がべり〜っとはがれます。

10年も仲良し夫婦なのですが、ラブラブができなくて、子どももいなくて、離婚したほうがいいのかしら? という相談がありました。
過去生で鎌倉時代に、ご主人が武将で、奥様が白拍子(しらびょうし)でした。武将はあいにく戦死して、白拍子は、一度の逢瀬(おうせ)で子どもができて、とても苦労して育てました。今生で、やっと再会して結婚したのに、ラブラブすると夫は亡くなって、一人で子どもを苦労して育てなくてはならないのかと不安になり、今の状態でした。
二人鎌倉に行きましょう〜ちょうどタイミングよく、とても面白い大河ドラマも鎌倉時代でしたので、一緒に見るようにすすめました。
「離婚の前に、ちゃんと結婚しましょう!」とアドバイスしたら、「えっ、まだちゃんと結婚してなかったのですね〜」と大爆笑になりました。まさに、「いざ鎌倉」です。
愛と笑いの過去生療法をしていると、人生において、被害者は誰もいないことが分かるのです。
その体験をしたくて、人生のシナリオに書いているのです。
人生のしくみが分かってくると、同情することがなくなり、代わりにチャレンジャーとして尊敬するようになります。

罪悪感が大量にあって、なかなか前に進めない男性が来院されたことがありました。原因になっていた過去生は、高野山(こうやさん)時代でした。
空海(くうかい)のあとを継いで高野山をまとめていた弟子の泰範(たいはん)という僧でした。
泰範は、もともと天台宗(てんだいしゅう)の最澄(さいちょう)の一番弟子でしたが、最澄とともに、高野山で空海から教えを受けにきて、唐から空海が持ち帰った理趣経(りしゅきょう)(男女の性の教え)を、ぜひ見せてほしいと最澄が懇願したのです。
それはできないと空海が断り続けて、とうとうしびれを切らした最澄が比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)に戻ろうとしたとき、泰範が「必ず戻るので、もう少し学ばせてほしい」と言って、結局は帰らなかったのです。
泰範は、空海さんにはまって、空海さんの十大弟子のトップになりました。
「比叡山に戻らなかった」という罪悪感が大量にハートにたまっていました。
「ぜひ、比叡山に行ってみてください」とアドバイスしたら、さっそく訪れて、すっきりしたそうす。
過去生でできなかったことを今世ですることも、罪悪感の解放になり、魂の洗濯になります。
泰範のエネルギーを持った魂さんが、何人もいてクリニックにいらして、不必要な罪悪感を解放されています。
私自身が、空海さんの甥の智泉(ちせん)のエネルギーを持っているので、当時は病死して高野山のあとを継げなかったので、泰範が代わりに継いでくれた恩もあって、罪悪感の解放のお手伝いをしているのだと思います。
魂に縁があると、解放しやすいのです。
(中略)
怒りは、自分を不当に扱われたときに出る自然な感情です。出たときのホヤホヤの怒りは、綺麗な赤い光線です。できたてホヤホヤのときに、すぐに怒りを表現すれば、そのまま相手に伝わって、潜在意識にためることはありません。
「頭にきた〜〜」と声に出して、表現すればいいのです。
「怒ってるわよ〜」と分かりやすく言えば、対象となった相手にその場で伝わります。すぐ前の言動に反応していることが分かるからです。
たとえ目上の人に対しても、
「ちょっと待ってください。それはあまりにも理不尽です。困ります。なんとかしてください!」としっかり表現するほど、その怒りは活用される方向に向かえます。流れが変わったり、整えられたりします。
怒りをすぐに表現することで、相手や家庭や職場の在り方が変わるチャンスなのです。
個人の怒りを上手に活用すれば、社会を変えることができます。
何に怒っているのか、なぜ怒っているのかを分かりやすく話すと、さらにいい方向性に変化していきます。表現することをあきらめないことです。

怒りを爆発させることをすすめているのではありません。上手に表現することで相手の魂に深くしみ込むことが可能です。
あるホテルのレストランが、自然を売りにしているのでオープンのときに期待して行ったら、冷凍物や揚げ物が多くて、がっかりしました。勇気を出して支配人を呼んで、「期待していたのに、冷凍物と揚げ物ばかりでがっかりです。こちらのヘルシーなレストランを参考にして改善してください」と訴えたら、それから素晴らしく変身して、すてきなヘルシーで美味(おい)しいレストランになりました。
しっかり表現してよかったです。くれぐれも、そこでのトップの人を選んで表現してください。下の人に言っても体制は変わりません。

つい我慢して怒っていることを表現しないで、ため込むと、まず親和性のある肝臓にたまってきます。
時間がたつと、どんどん赤かった怒りのエネルギーが黒っぽくなってきます。
今生で表現しないで持ち越すと、潜在意識にプールされます。
過去生くらいに古くなると、エネルギーの色合いは、赤黒くこげ茶色になってしまいます。古くなった過去生の怒りは、本人も相手も覚えていないので、何かに異常反応して、突然爆発すると、まわりがびっくりします。
セミナーでは、感情を表現しないでため込むのは、「感情の便秘」と解説しています。
怒りがたまりすぎると、結晶化して石になります。胆石です。
胆石を溶かすアロマがあります。グレープフルーツです。
グレープフルーツの香りは、怒り、くやしさ、ストレス、嫉妬(しっと)を解放します。さらに自分の中のいろんな時代の自分を統合するパワーまで持っています。
(中略)
ここで、怒りと悲しみの解放のお笑いワークも伝授します。
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魂のクリーニングワーク⑦
●火山噴火ドカーンで怒りの解放

両手の頭のつむじに置いてから、ドカーンと言いながら、両手を広げて、火山を噴火させます。3回以上やってみてください。
頭にきた怒りが見事に解放されて、スッキリポンです。
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魂のクリーニングワーク⑧
●鯨の潮吹きシュワ〜で悲しみの解放

同じポーズで、クジラの潮吹きをします。シュワ〜と言いながら、両手を広げて、悲しみの解放です。やはり3回以上やってみてください。
これもびっくりするほど、スッキリします。
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さて、悲しみの解放の次は、自己否定の感情の解放です。
自己否定の感情も、潜在意識にたまると、かなり足を引っ張ります。
臓器で、親和性のあるのは、脾臓です。卑屈の卑が月についているので、脾臓自体があまり話題にされずに卑屈になっています。それで、自己否定の感情がたまるところなのです。
自己否定の感情がたまっている人は、ちょうど脾臓がある場所の左脇が膨れています。
ぜひ、自己否定の感情を解放して。魂の洗濯をしたいです。
それには、アロマは、クラリセージがおすすめです。
クラリセージのアロマを嗅ぐと、すっとその腫れが引いて、スッキリします。前向きになったり、行動を起こせたり、自己否定の解放で、楽に前に進めます。
じわっと、また、ほどよい自信が戻ってきて、とても心地よくなります。
第1章で紹介したインナーチャイルドの癒しのワークもおすすめです。
クラリセージの香りがすぐに手に入らない人のために、何がなくても身体一つでできるので、とても便利です。
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魂のクリーニングワーク⑨
●自己否定を解放して自分を認めるワーク

自分を抱きしめて、「大好き! よく頑張ったね!」を3回唱えてみてください。
お腹にいる幼心のインナーチャイルドがとても喜んで、自信を取り戻して、元気になって前に進めます。
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(中略)
さて、自己否定の感情に次に登場するのが、孤独感です。
孤独感は、自分は独りぼっちという寂しい感情です。
あなたにも、孤独感がありますか?
時々、孤独を感じますか?
寂しくなると、つい甘い物を食べたくなります。
もちろん、寂しくなくても、甘い物を食べたくなる人もいます。
孤独感がたまるのは、胃の神経が迷走神経から分かれるところ、ちょうど背中の真ん中です。そこにヒヤッと冷たい感じがするのが、孤独感のたまり場所です。
孤独感を解放するのが、食べることです。
好きなものを食べることが、孤独感を満たしています。
この世は、食べることが喜びの一つなので、とても大切な行為です。
ということは、過食は孤独感を解放しているのです。
クリニックに来られる過食症のケースは、ほとんどが戦争孤児の過去生を持っています。私自身も中国の時代に13歳の男の子で、花巻(肉まんの外側だけの蒸しパン)を盗んでつかまり、獄中死しています。そのなごりで、どうしても食べ方がガツガツしていて、恥ずかしくなるときがあります。
せっかく会席料理の立派なお膳が出ても、ゆっくり食べられなくて、ガツガツ早く食べてしまいます。品のいい席では、はっと気づくと、恥ずかしくなります。
もし、あなたにも同じような思いがあったら、もしかしたら、過去生で戦争孤児の体験があったかもしれません。
自分を責めないて、「ゆっくり食べていいのよ〜」と、なだめてあげてください。
だんだんお腹のインナーチャイルドが安心して、ゆっくり噛み締めて食べられるようになります。

戦争孤児には、単にお腹が空いていただけでなく、家族と離れた悲しみと孤独感があります。
ちょうど、背中の肩甲骨(けんこうこつ)の下のラインで、背骨と十字に重なるところが、胃に行く迷走神経が分かれるところです。そこに冷たくて固いエネルギーを感じたら、そこが孤独感がたまっている場所です。
冷たくて固いところに手を当てて、温めるように、手から出る愛のエネルギーを注ぐと、それだけでも暖かくなって、ほぐれて解放されます。
これが手洗いと同じ魂の洗濯です。
さらに、アロマのベルガモット、オレンジ、グレープフルーツなど、柑橘系の香りやローズの香りを嗅ぐと、相乗効果で、解放が進みます。
アロマだけでなく、クリスタルも解放の助っ人として素晴らしいです。クリスタルについては、第3章で紹介します。
過食で来院された20代の女性は、高校生のときから始まって、食べては吐きを繰り返していました。過去生は、やはり、第一次世界大戦のフランス時代に家族とはぐれて、戦争孤児になった女の子でした。
同じ戦争孤児グループの子どもたちと、なんとかその日暮らしの生活をしていました。古い映画ですが、ギターの主題歌で有名な『禁じられた遊び』を勧めたら、すぐに見て、はまって、号泣して大解放ができました。
過食と孤独感が一緒に解放できて、とても楽になりました。
孤独感があまりにもたまりすぎると、うつに移行します。
日常の行動がゆっくりになって、止まってしまうのです。

うつの状態は、自己否定の感情と孤独感がてんこ盛りです。自信もなくなり、生きていく希望も失います。
私も何度も体験したので、どん底の動けない感じがよく分かります。重いうつのときは、本当に何もできないです。
そんなときは、じたばたしないで、瞑想です。
眠れないときもあります。ただ目を閉じて、内なる世界にどんどん入っていきます。たとえ、空想の世界、白昼夢であっても、妄想の世界でも、かまわないのです。自分の内側に入って、せっかくのチャンスなので、自分の中の世界にはまってみてください。
私は、ウルトラ長い瞑想状態になって、異次元世界を旅しました。
それが、かえって、その後の自分の意識の広がりや深さ、思いによる創造の世界を堪能することができました。
忙しくて、自分の内側を感じる暇がない人が、うつの状態になって、初めて精神世界の深い部分に触れることができます。
人生一切無駄なしです。うつになったら、その貴重なチャンスを生かして、瞑想に入っていきましょう!
うつになったらチャンスの歌を作ってみました。

うつになったら、チャンスなの〜
自分の内側のぞく〜自分の世界に浸る〜
目を閉じて、瞑想してみよう〜

うつになってもめげないで〜
うつになっても大丈夫〜
目を閉じて、瞑想してみよう〜

内なる世界にようこそ〜
そのうち瞑想の達人〜
内なる光があふれ出る〜

結局、孤独感は、自分の内側と、つまり魂とつながるチャンスを与えます。
なぜ孤独を感じるのか? まわりの人々と世界観が合わないからです。
自分が浮いて見えるからです。それだけ個性的なのです。
自分らしく生きようと決めると、孤独ではなくなります。
これでいいのだと思えたら、すぐに孤独感も自己否定の感情も消えていきます。
みんなと同じにしなくていい、自分は自分でいいと思えたら、とても元気になります。自分の中から思いがけない光があふれ出てきて、いのちが輝いてきます。だから、孤独感は、あってもいいのです。

魂の汚れと思っていたものも、自分を知るきっかけになっています。
いろんな感情があふれ出て、それをすぐに表現すれば、魂の洗濯は必要なくなります。感情を表現できずに、我慢したり、先延ばしにしたりしていると、いつの間にか潜在意識にたまってきます。
潜在意識を洗濯すれば、またスッキリの自分に戻れます。戻るどころか、もっと輝きが増すのです。
私たちは、ただでは転びません。

『魂の洗い方』 第2章 より 越智啓子:著 青春出版社:刊

過去生も含めて、表現されずに我慢してきた感情たち。
それらが「汚れ」として、魂にこびりついています。

もし、それらの感情に苦しんでいるのなら、それはチャンスです。
潜在意識に隠れていた感情が、表面意識に浮かび上がって顕在化しているということだからです。

正面から向き合って、解放してあげること。
それ以外に、その感情から生じる苦しみから逃れる方法はありません。

歌って踊って、魂を響かせる!

魂の洗濯には、いくつかのルール・作法があります。
その中の一つが「歌うこと」「踊ること」です。

 踊り、そして、舞は、古来、原初から文明の中にちゃんと位置つけられています。
踊りの中でも、舞は、時空を整える働きがあります。
だから宗教的にも聖なる儀式として必ず取り入れられています。神道にも巫女舞(みこまい)があります。
キリスト教は、舞よりも、賛美歌のように、歌が主流です。
仏教も、舞よりもお経を歌い上げる声明(しょうみょう)が主流です。
イスラム教は、コーランが高らかに歌って、美しいです。イスラム教神秘主義スーフィーの舞は、白いプリーツのワンピースを男性が着て、くるくるとまわって舞います。実際にイスラエルまで見に行って、感動しました。旋回は、動く瞑想です。スーフィーを作ったルーミーにとても心惹かれます。過去生で縁があると感じます。くるくるまわるのは、スピンといって、宇宙の根源の動きです。
宇宙とつながる松果体は、クリスタルでできていて、くるくるまわるほど活性化します。
大体の舞や踊りは、スピンします。まわります。宇宙を表現しています。

自閉症の子どもたちが、ハンカチをくるくるまわすのも、そのほうが落ち着くからです。チベットの人々がくるくるとマニ車をまわしているのも似ています。
マニ車を一回まわすと、長いお経を唱えたのと同じ利益があるそうです。
しかも、「オンマニベメフン」と言いながら、まわしています。
なんと、その意味が、「すべてはうまくいっている!」なのです。
直感で思いついた、「カニ踊り」の言霊(ことだま)「すべてはうまくいっている!」と全く同じなのです。「すべてはうまくいっている!」は、最強の言霊です。
「宇宙の真理」を一言で言うと、「すべてはうまくいっている!」です。
チベットでのマニ車をまわすときの言葉と全く一緒なので、直感は、ドンピシャ当たると確信しました。
クリニックの診療のときも、ワークショップ、講演会、セミナーのときも、最後に必ず「カニ踊り」をします。
両手でピースサインをしながら、それを「カニの爪です」と解説しています。
「すべてはうまくいっている!」を声に出して唱えて、右2回、左2回と横歩きしながら、4回唱えて、ラストは右腕を下ろして、パワーをためてから、「エイ、エイ、エ〜〜〜イ」と3回、天に向かって高らかに突き上げます。
この「カニ踊り」は、最強の言霊パワーと一緒に、踊りの楽しい要素が入って、最高の魂の洗濯になります。
1999年の3月末、沖縄に移住して、海辺でカニを見て思いついた踊りです。
それが、「魂の洗濯」になる最強の踊りになって、全国でずっと広めてきました。
もう23年もたちました。あと何年、続けられるのか、いのちの限りに「宇宙の真理」の言霊を唱え続けていきたいと思っています。
そして、もう一つ、歌の流れで、ヴォイスヒーリングがあります。
これも、衝動的に、診療中に歌いたくなって、歌ってしまったのが始まりです。普通、医師は診療中に歌いません。私も初めて歌ったときは、「これでクリニックを閉じることになるかもしれない」という一抹の不安がよぎりました。
でも、この患者さんのために、愛を込めて即興で歌いたいと強く思ったので、衝動的に歌ってしまいました。「ハ〜ア〜ウ〜ウ〜、ハ〜ア〜ウ〜フウ〜フウ」という意味のない音霊(おとだま)とゆったりとしたメロディーだけの歌です。
それでも思いのほか、その患者さんが感動して泣いてくださったので、安心しました。そして、一言「まるで魂の子守歌みたい〜」とつぶやいてくださったのです。本当にありがたかったです。
その「魂の子守歌」というフレーズが忘れられなくて、初めての自著『生命(いのち)の子守歌』(PHP研究所)のタイトルを「魂の子守歌」と提案してみたのですが、編集会議で、せっかく西洋医学を学んだ医師なので、あやしい「魂」という響きはやめて、「生命」にしましょうと言われて、変えられてしまいました。今だったら、そのまま通用したかもしれません。
1999年頃は、まだ「魂」という言葉は、とてもあやしかったのです。
ところが、この衝撃的に歌ったヴォイスヒーリングが素晴らしい魂を癒す方法でした。ヴォイスヒーリングをすることで、潜在意識にたまっている感情が自然に引き出されて、解放されていきました。そのときに、感情のエネルギーが関連する過去生のイメージを患者さんの目の前に立体映像として見せてくれるのです。最初は何が起きたのかわからずびっくりでしたが、その内容を患者さんに伝えることで、なぜ、今こんな状態にあるのかが謎解きできて、相手が腑(ふ)に落ちてスッキリするのです。
これは便利とばかりに、そのイメージを読み取って解説することになりました。
魂が音、響きなので、相手の魂の響きを感じたままヴォイスヒーリングで音声化すると、あまりにも美しい声の響きに、それが自分の魂から出てきた響きなのに、最初はびっくりされます。
ここで、みなさんにしっかりと伝えたいです。
本当にあなたの魂の響きは、素晴らしく美しいのです。
実際にここで、ワークとして、ヴォイスヒーリングをして感じてみましょう!
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魂のクリーニングワーク⑬
●ヴォイスヒーリングのワーク

自分が偉大なる魂さんを称えるヴォイスヒーリングをします。即興なので、メロディーは決まっていません。なんとなく直感で感じるままに歌ってみましょう。「ハ〜ウフ〜フウ〜ハ〜アア〜」という感じです。
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相手の魂の響きを感じて即興出会いを込めて歌うのが、ヴォイスヒーリングの真髄です。
「愛を込めて」が大事なポイントです。
愛を込めて歌うと、相手の魂からも愛を引き出すので、とても気持ちいいのです。
自分は音痴だからと思い込んでいる人ほど、恍惚(こうこつ)状態でヴォイスヒーリングを楽しんでいます。自分の声にうっとりするからです。
瞑想を習慣にしていないと、どうしても自分の魂さんから意識が離れてしまいます。そんな人ほど、ヴォイスヒーリングで自分の魂の響きを聞くと、うっとりと涙が出るほどの感動です。
自分の魂はこんなに美しい響きを持っていたのだと、改めて自分に感動できるからです。
目から鱗です。
自分の魂の響きをヴォイスヒーリングで感じることができる貴重な体験です。
この体験自体が、魂の洗濯です。自分の魂の美しさに目覚めるからです。
私自身、最初に衝動行為でヴォイスヒーリングを体験したとき、思わず天井を見上げました。普段話している声よりも高い美しい声が天から降ってきたかのような衝撃でした。
講演会の瞑想のときに、ヴォイスヒーリングを披露するようになってから、あるとき、「先ほどの瞑想のときの若い女性の歌声のCDをください」と青年から言われて大爆笑したこともありました。それからは、瞑想の前に目を開けているときにヴォイスヒーリングをするようにしています。
セミナーツアーで海外に行ったとき、南米ペルーのマチュピチュで、参加者全員で、ヴォイスヒーリングを歌ったら、いろんな鳥やアルパカたちが集まってきてびっくりしました。そして、文化庁の人から、「マチュピチュでも女性たちがチャンティング(詠唱)するよ〜」と嬉しそうに話してくれました。
あちこちで、ヴォイスヒーリングをしていたら、ガイドの人たちや文化庁の人たちが、しきりに私たちのヴォイスヒーリングを「I love」と呼んでいることに気づいて感動しました。ちゃんと、愛を込めて歌っていることが伝わったのです。
ドイツのリーデスハイムまで、スピリチュアルなヒルデガルドというシスターの修道院を訪ねたことがありました。ヒルデガルドが作詞作曲した賛美歌を11人のシスターたちが歌っていて、邪魔しないように、自然な流れでヴォイスヒーリングをしたら、シスターの一人が飛んできて、どんなグループですか? と聞かれて、とっさに「日本から来た、エンジェルコーラスグループです」と答えてしまいました。
本当に天使のような歌声と言われます。
世界中で、ヴォイスヒーリングをしてきましたが、いろんな人々が感動して一緒に歌ってくれます。関心を持ってくれます。民族を超えた、言葉の壁のない交流ができるのです。
ヴォイスヒーリングには、見えない世界とこの世をつなぐ響きが含まれているのかもしれません。
私たちの声は、魂の歴史が含まれています。
声が懐かしいときは、その人の魂との縁が濃いのでしょう。
だからこそ、歌声は、人々を癒す力を持っています。
ヴォイスヒーリングを自然に楽しめるようになると、あなたの魂の響きがいろんな場所や人々を癒していきます。

魂の洗い方のルールの最後に、まさかのヴォイスヒーリングが登場しました。
魂を洗うのは、美しい魂の響きそのものかもしれません。
あなたの魂の響きが、大切な誰かを癒します。
まずは、あなた自身の魂の響きがあなたの潜在意識を浄化して、気持ちよくなりますように〜。
あなたの魂は、とても美しい響きを奏でています。
生きていてくれて、本当にありがとう! 美しい響きをありがとう!

『魂の洗い方』 第3章 より 越智啓子:著 青春出版社:刊

人間は、嬉しいときや楽しいとき、自然と踊りたくなったり、歌いたくなったりしますね。
踊りや歌は、世界共通の喜びの表現となっていますが、それも偶然ではありません。

踊ることも歌うことも、人間の根源的な欲求であり、直接、魂とつながる行為です。

歌って踊って、魂を響かせる。
それが魂自身を癒し、周りの人も癒やすのですね。

ピカピカの自分になる!

魂の洗濯を続けていくと、どうなるのでしょうか。

越智さんは、ピカピカの自分になると述べ、以下のように解説しています。

 もともと、私たちは、光なのです。意識です。波動です。エネルギーなのです。
巨大な光だったのですが、光が自分を知りたくて、個々の私たちに分光しました。それが、138億年前のビッグバンと言われています。
宇宙の大イベントです。バ〜ンと飛び散るのは、とっても気持ちよかったです。飛び散るというか膨張するというか、とにかくすごいエネルギーが光として広がったのです。

えっ、そんな昔の記憶があるの?
もちろん、私だけでなく、誰にでもあります。
しつこく瞑想すると、感じられるようになります。
まるで、昨日のことのように思い出すことができます。
宇宙には時間はないからです。すてきな錯覚です。
だから、瞑想をおすすめしているのです。
瞑想で、自分の奥深く、内なる宇宙の根源にまで向かって、私たち魂の歴史をひもといていくことができるからです。
素晴らしいのは、飛び散った小さな個々の光に、ちゃんと七色の光がそろっていることです。まるで、光の絵の具のように、ちゃんともれなくそろっているのです。
巨大な創造主(サムシンググレイトとも呼ばれる)が飛び散って分光して、小さな創造主になったのです。
それから、虹の七色と同じように、好きな色の特徴を知るために、いろんな体験をプログラムして、それぞれに、探求してきています。
壮大なプログラムとして、七色の七階乗ずつ、その色を感じる体験を悠久の昔より、ずっとアットランダムに好きなように体験してきました。

戦いの体験は、赤色です。勇気や決断や男性的なリーダーシップも含まれています。
リラックス、平和、安らぎの体験は、青色です。優しさや育てるなど、女性的なエネルギーは、水色で味わいます。聖母マリアのイメージが白と水色なのも象徴的です。
洋裁が上手な方に、聖母マリアの衣装を作ってもらって、イスラエルに行きました。ミニマリアの格好で、聖母マリアが毎日汲んでいた湧き水のあったところを歩いたら、いろんな国の人々に写真を撮られました。身長が142cmで、ちょこちょこ歩くミニマリアに、優しく微笑んでくれました。
癒しの色は、緑色です。木々や森や芝生を見ると、それだけでも癒やされます。
花畑は、癒しの緑に、いろんな花の色合いが加わって、さらに嫌されます。
特に、ピンク色は、ハートから出る愛の光線と同じ色なので、愛を感じて愛に包まれます。愛を学ぶときは、淡いピンク色を選んで、それをいろいろ感じられるシナリオを書いて体験します。
天の舞の庭の沖縄原産のピンクのバラは、とても優しい甘い香りがします。植えてから11年たっても咲き誇っています。
ピンク紫=マゼンタ色を体験したいときは、おめでたい体験になるので、人生の内容がかなりハードになります。それでもめでたく笑えるかどうかの体験だからです。
波乱万丈マゼンタコースです。私の今生がまさにマゼンタコースの真っ最中です。十数年前から、髪の毛まで、マニキュアでマゼンタ色にしました。
髪を洗う度に、マゼンタ色の汗が出てきて、自分はピンク星人だったと自覚するのです。私たちが、マゼンタ色をしっかり学ぶと、どんな状況にあっても落ち込まずににこにこと穏やかにおめでたくすごす人生の達人になります。
自然界の色、日常の色、感情の色、人生いろいろ〜体験もいろいろ〜人生いろいろな色に囲まれています。
それぞれの色を体験しながら、自分の中の光の探求をしているのです。
あなたは、今、どの色が気になりますか? 好きな色はどの色ですか?
赤ですか?
青ですか?
それともピンク?
どの色もそれぞれに働きがあって、すてきです。
いろんな色をカラフルな人生を楽しみましょうね。

潜在意識は、エーテル体です。そこから、表現されずにたまっていた感情が解放されると、白い煙が出ていくとともに、穴があいて、内なる光が漏れ出るようになります。中から光がどんどん出てきて、輝き出すのです。
実は、かなり強烈な物理現象が起きているのです。
これは、あまり知られていません。この本で紹介できてとても嬉しいです。もちろん、たくさん生まれ変わって人生の達人に到達した魂さんは、なんとなく気づいています。
つまり、いろんな体験をして、潜在意識にできた薄い膜、ベール、霞のようなものが、汚れ・穢れとして、たまっていたのを拭い取ることが、魂を洗うと表現されてきたのです。
クリニックで、「魂の洗濯」のヒーリングをすると、霞が晴れたように明るくなって、患者さんも、
「わ〜〜明るくなった、すべてがクリアに見える〜視力がよくなったみたい〜不思議〜」と叫ぶことが多いです。
眼科ではなく、精神科なのですが、なぜか視力がよくなった感じがしてきます(笑)。
視力検査したいとお願いされたこともあります。本当に解放後によくなっているのかもしれません。
一度でも愛と笑いの過去生療法を受けると、ものごとの捉え方が変わって、悩まなくなります。「人生のしくみ」が分かるようになるからです。
そして、潜在意識に穴があいて、内なる光があふれ出てきて、キラキラ、ピカピカの自分になります。それまでの人生の流れが、ガラッと変わってしまうほどの変化が起きてきます。
自分が心地よい「魂の洗濯」を選んで、どんどん潜在意識をクリアにすると、私たちは、どんどんベールがはがれて、明るく内なる光があふれ出てきます。
この現象がどんどん起きると、私たちは、光り輝くピカピカの存在になって地球のアセンションという次元上昇のイベントに間に合って、新しい地球に移行できます。
ちょうど、この本が、ベストタイミングに世に出るので、新地球の誕生にぴったり間に合います。本当に「すべてはうまくいっている!」のです。

『魂の洗い方』 第4章 より 越智啓子:著 青春出版社:刊

私たち人間は、経験できるあらゆる感情を体験するために、何度も何度もこの地球上に生まれてきました。

すべての感情には、それに対応した色があります。
多くの感情を体験するほど、つまり多くの色が合わさるほど、完全な七色の光に戻ることができます。

そう考えると、どんなネガティブな感情も、経験すべくして経験したことがわかります。
問題は、それらを魂の汚れとして抱え込んでしまっていること。

私たちが再び、巨大な創造主(サムシンググレート)という全体に戻る。
そのためには、不要なものをすべて手放し、魂をピカピカに磨く必要があるということですね。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

2020年12月の冬至、西洋占星学の視点から見て、「地の時代」から「風の時代」へ移行しました。

地の時代は、地に足をつけて、地道に努力する体験が大切でした。
一方、風の時代は、その通り風のように軽やかに飛ぶことが求められます。

大空を軽やかに飛ぶためのに、これまで地に足をつけるために身につけていた“重し”は邪魔になります。

私たちの魂が羽ばたくのを妨げているもの。
それらが、魂の汚れ、つまり潜在意識に眠るネガティブな感情です。

私たちは、何度も生まれ変わりながら、たくさんの人生を生きてきました。
人生を繰り返すたびに、潜在意識の中に汚れをためこんでいき、それがそのまま“重し”になっているわけですね。

今こそ、魂の大掃除が必要なとき。
私たちも、本書を読んで、魂の洗い方をマスターし、ピッカピカに磨いて、新たな時代に飛び立ちましょう。

新しい自分に生まれ変わる! 魂の洗い方


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